(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022117006
(43)【公開日】2022-08-10
(54)【発明の名称】収納袋付きエコバッグ
(51)【国際特許分類】
A45C 13/26 20060101AFI20220803BHJP
A45C 7/00 20060101ALI20220803BHJP
【FI】
A45C13/26 U
A45C7/00 D
A45C13/26 T
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021013462
(22)【出願日】2021-01-29
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.エコバック
(71)【出願人】
【識別番号】303020347
【氏名又は名称】梅野 薫
(72)【発明者】
【氏名】梅野 薫
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA53
3B045CB05
3B045CE01
3B045CE07
3B045CE09
3B045EA02
3B045EB12
3B045GA01
3B045GB01
3B045GC01
3B045GD01
3B045HB07
3B045LA00
3B045LB06
(57)【要約】 (修正有)
【課題】重たい荷物を入れて把手を持った際に、持ち手が痛くなりにくい収納袋付きエコバッグを提供する。
【解決手段】エコバッグ30の把手31の一部が収納袋20内部に固定された収納袋付きエコバッグ1aであり、収納袋の中にエコバッグを内包することができる。エコバッグの把手の下部に収納袋を配置させて持つことにより荷物を持っても手が痛くならない。更に、収納袋の生地は折り込み部を有しており、収納袋の生地が4層になることで、重たい荷物を持っても手が痛くなりにくい。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エコバッグと前記エコバッグを収納可能な収納袋を有する収納袋付きエコバッグであって、前記収納袋は開閉部を備えており、前記収納袋の生地が短軸方向内側向きに両端部より折り込まれた折り込み部を有しており、前記折り込み部の長さがそれぞれ短軸方向の全長の3分の1以上であり、前記エコバッグの2つある把手の一方の把手の一部が前記収納袋の内部に固定されていることを特徴とする収納袋付きエコバッグ
【請求項2】
前記収納袋の内部と前記把手に着脱手段を有し、前記把手が前記収納袋内部へ着脱自在に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の収納袋付きエコバッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
重たい荷物を入れて把手を持った際に、持ち手が痛くなりにくい収納袋付きエコバッグに関するものである。
【背景技術】
【0002】
(エコバッグと収納袋の一体型1)
エコバッグの把手上部に収納袋を有しており、エコバッグを折り畳むとその収納袋の中に納めることのできる収納袋と一体型のエコバッグがあった。これはエコバッグと一体化した収納手段が収納袋である(例えば非特許文献1)。
【0003】
(エコバッグとゴム帯の一体型2)
また、エコバッグの上部(把手の付け根の間部分)に伸縮する環状のゴム帯がついており、エコバッグを折り畳んだ状態にしてゴム帯で締着することのできるエコバッグがあった。エコバッグと一体化した収納手段がゴム帯のエコバッグである(例えば非特許文献2)。
【0004】
(エコバッグの持ち手カバー)
革製で展開することのできる円筒形の持ち手カバーであって、ボタンを外して展開した後にエコバッグの把手の部分を囲って円筒形を形成してボタンで留めて持ち手カバーとすることで、重たい荷物をエコバッグに入れた際にも手が痛くならない。また、エコバッグを小さくたたんで円筒形内部に格納して携行することができる持ち手カバーがあった(例えば非特許文献3)。
また、エコバッグの把手の部位が帯状のケース兼用把持部となっており、帯状のケースを開閉することで、帯状のケースにエコバッグを収納することができ、エコバッグ使用時に帯状のケースを把手にすることで、重たい荷物を入れた際にも手が痛くならない携帯用買い物具があった(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】トクバイニュース、大人気のカルディエコバッグ、[online]、[令和2年11月17日検索]、インターネット、<https://tokubai.co.jp/news/articles/3816>
【非特許文献2】SHOPLIST.com、モッテル MOTTERU クルリト、[online]、[令和2年12月21日検索]、インターネット、<https://shop-list.com/women/outletruckruck/zkhstr1038/>
【非特許文献3】デテログ、皮の持ち手カバー、[online]、[令和2年12月21日検索]、インターネット、<https://dete-diary.com/9556/>
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
エコバッグは携行しやすいように折り畳み式になっているものが多く、折り畳み式エコバッグは何等かの収納手段を有しており、多くの場合は別の収納袋を付属しているが、エコバッグと収納袋が別々の場合、収納袋を紛失してしまうという問題があった。
この問題に対し、例えば非特許文献1および非特許文献2の従来技術では、エコバッグと一体化した収納手段が収納袋のものあるいはゴム帯のものがあり、エコバッグを折り畳んだ状態で保持することができ、エコバッグと収納手段が一体化しているため、収納手段を紛失するという問題を解決することができた。しかしながら、エコバッグは携行しやすいように薄手の生地のものが多く、エコバッグの持ち手も薄く作られているために重たい荷物をエコバッグに入れて手で持った際に手にエコバッグの把手が食い込んで痛くなるという傾向があった。
【0008】
一方、非特許文献3のエコバッグの持ち手カバーは生地の薄いエコバッグの把手を厚い皮で覆うことで、エコバッグの中身が荷物で重くなった場合でも持ち手が痛くなりにくいという機能があった。しかしながら、エコバッグと一体化していないため、持ち手カバーとエコバッグが別々になりどちらか一方を紛失したり、持ち手カバーにエコバッグを入れ忘れることがあった。例えば、使用者は持ち手カバーを携行していても、肝心のエコバッグが携行されていないという事があった。また、持ち手カバーの両サイドから畳んだエコバッグが見えるために不格好であるという不具合があった。特に、エコバッグを雑に畳むと、持ち手カバーの両サイドからエコバッグの生地が乱れた状態ではみ出して不格好であった。
更に、エコバッグを内包した持ち手カバーをバッグ類に吊下げて移動する際、不意な雨などに打たれると持ち手カバーの開放した両端から水が入り込みエコバッグが濡れてしまうことがあった。
【0009】
特許文献1では帯状の持ち手カバーとエコバッグが一体化しており、帯状の持ち手カバーを丸めた内部にエコバッグが収納できるようになっている。この場合、持ち手カバーがあるためエコバッグに重量物を入れた場合でも持ち手が痛くなりにくく、エコバッグと持ち手カバーが一体化しているために、エコバッグあるいは持ち手カバー片方の紛失がない。
しかしながら、帯状のシートカバーによるクッション作用を十分に得るためには素材の厚みを厚くする必要があった。また、買い物の状況に応じてエコバッグのサイズを変更することはできない。また、持ち手カバーの両サイドから畳んだエコバッグが見えるために不格好であるという不具合があった。特に、エコバッグを雑に畳むと、持ち手カバーの両サイドからエコバッグの生地が乱れた状態ではみ出して不格好であった。
更に、エコバッグを内包した持ち手カバーをバッグ類に吊下げて使用する際、不意な雨などに打たれると持ち手カバーの開放した両端から水が入り込みエコバッグが濡れてしまうことがあった。
【0010】
使用者の多くは、手に多くの荷物を持ちたくない傾向にある。携行している収納袋付きエコバッグのエコバッグを出すまでもない小物(例えばブルートゥース(登録商標)イヤホンの充電ボックス)を携行しているエコバッグの収納袋に入れることができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明である収納袋付きエコバッグは、エコバッグと収納袋で構成されている。エコバッグは2つの把手を備えており、その一方の把手の一部(把手の中央を含む部位が望ましい)が収納袋内部に固定されることで、収納袋とエコバッグが一体化している。
収納袋はファスナー、ボタン、面ファスナーおよびスナップボタンなどの開閉手段を備えた開閉部を有する。収納袋内部にエコバッグを完全に収納することができる。仮にエコバッグを収納する際に乱雑に畳んでも収納袋内部に収まるために外観上不格好になることがない。
開閉部をあけることで一方の把手が収納袋内部に固定された状態でエコバッグを保持部付き収納袋から出し入れすることができる。エコバッグに荷物を入れて持つ際に、収納袋およびエコバッグの2つの把手に手を掛けた状態となる。この時、収納袋を2つの把手と手の間に位置することで収納袋がクッション材となり、重い荷物をエコバッグに入れて持った時でも収納袋によるクッション作用で持ち手が痛くなりにくいという効果がある。
【0012】
把手の持ち手が痛くならないようクッション性を高めるためには、手と把手の間に位置する収納袋の生地が幾層にもなることが望ましい。収納袋は生地が短軸方向内側向きに折りこまれた折り込み部を有することにより生地が4層になる部位を有する。エコバッグに荷物を入れて使用する際、把手と持ち手の間に挟まれた収納袋の生地が4層になっていることで、クッション性が高くなり持ち手が痛くなりにくい。
【0013】
収納袋付きエコバッグの収納袋の一部にカラビナなどの係止手段を設けることで、使用機会の多くまた携行することを忘れがちなエコバッグを鞄類やズボンのベルトループなどへ取り付けて携行することができる。
【0014】
収納袋はコンパクトでかつ収容量を大きくするに際して、全方向に伸縮性を有する生地が望ましい。このことで、収納袋のサイズは小さくても収納するエコバッグのサイズを大きくしたり、エコバッグの折りたたみ方が雑であっても収納袋に入れることができる。更に、収納袋の中にエコバッグを納めるだけではなく、例えばブルートゥース(登録商標)イヤホンの充電ボックスなどの小物などをエコバッグと同時に収納することができ、更に収納袋の伸縮性によりブルートゥース(登録商標)イヤホンの充電ボックスなどの小物を生地がホールドして収納袋内部での物品移動を抑制することができる。
【0015】
収納袋はエコバッグを収納するため、エコバッグを風雨から守ることができる。収納袋の生地は防水性あるいは撥水性のある生地が望ましい。
【0016】
尚、エコバッグの把手は収納袋の内部と着脱できるようにしても良い。着脱の手段として面ファスナー、ボタン、ハトメおよび紐などがあるが、着脱手段はこれに限らない。着脱できると汚れやすいエコバッグのみを取り外して洗濯することもできる。使用者の好みや気分に合わせてエコバッグと収納袋の組み合わせを変えることもできる。サイズの異なるエコバッグを収納袋にいれることもでき、例えば小さなサイズのエコバッグを収納袋に取付け、エコバッグと同時に収納袋に入れる事の出来る小物の大きさを大きくすることもできる。携帯エコバッグの一方の把手を固定したまま内蔵する保持部付き収納袋の内部において仕切りがあり、携帯エコバッグとは別に小物を収納できるようにしても良い。
【0017】
本発明は、エコバッグの把手の一部が収納袋の内部で固定されていることでエコバッグと収納袋が一体化しており、収納袋の中にエコバッグを完全に納めることができ、収納袋は収納生地が短軸方向内側向きに折りこまれた折り込み部を有することにより生地が4層になる部位を有し、収納袋を小物入れとしても使用することができ、更にエコバッグの把手の一部と収納袋内部の固定方法が着脱自在にすることもできる。
【発明の効果】
【0018】
本発明である収納袋付きエコバッグは、収納袋とエコバッグが一体化しているためにどちらか片方を紛失することがない。
また、収納袋付きエコバッグを鞄類に吊下げて携行する際に雨にあってもエコバッグが収納袋に納められるためにエコバッグが水滴から守られる。
【0019】
一般的に携帯エコバッグは薄手の生地を用いており、また把手の生地も薄いために重たい荷物を入れた際には持ち手が痛くなる。
エコバッグに荷物を入れて持つときは、手とエコバッグの把手の間に収納袋を挟んだ状態で使用することで、重い荷物をエコバッグに入れた場合であっても収納袋がクッションとなり手が痛くなりにくい。
さらに収納袋は収納生地が短軸方向内側向きに折りこまれた折り込み部を有することにより生地が4層になる部位を有しており、把手と持ち手の間に挟まれた収納袋の生地が4層になることでクッション性が非常に高く、持ち手が痛くなりにくい。
【0020】
また本発明である収納袋付きエコバッグは収納袋の余分のスペースに、頻繁に出し入れするような小物(例えば、ブルートゥース(登録商標)イヤホン充電器など)を収納袋に入れる事も可能である。この時、収納袋の生地を全方向に伸縮性のある生地を用いれば収納袋のサイズが小さくても、エコバッグと同時に小物を収納しやすくなる。
【0021】
また、収納袋付きエコバッグの収納袋とエコバッグを着脱自在とすることで、エコバッグのサイズや色、素材を変えることが容易にでき、使用者の状況や気分により携行するエコバッグを変えることができる。また、汚れやすいエコバッグが洗濯しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図6】エコバッグが入っていない状態の収納袋を表す図
【0023】
(第一実施形態:概観)
図5に示すとおり、本発明の第一実施形態である収納袋付きエコバッグ1aは、収納袋20とエコバッグ30で構成されている。
図1乃至
図4に示すとおりエコバッグ30は収納袋20の内部に納めることができ、出し入れできる。また、収納袋20の一部に係止手段10を設けて、鞄類などに収納袋付きエコバッグ1aを取り付けることもできる。
【0024】
(収納袋)
図5乃至
図7に記載のとおり、収納袋20はエコバッグ30を出し入れするための開閉手段21を有しており、開閉手段21はファスナー、ボタン、面ファスナー、紐およびスナップボタンなどの機構により構成されている。尚、本図面では開閉手段21としてファスナー21aを用いている。
収納袋20の生地25は内部に入れるエコバッグ30の大きさや用途に合わせて適宜定めればよいが、収納袋20のサイズをコンパクトにし、収納袋20内部にエコバッグ30とは別の小物を同時に収納するためには全方向に伸縮性のある素材であることが有効である。
また、生地25は防水性或いは撥水性を有することで、不意な雨による収納袋内部への浸水を防ぐことができる。
【0025】
(エコバッグ)
図5に示す通り、収納袋20に入れるエコバッグ30は把手31を2つ有している。一方の把手31の一部が収納袋20の内部に固定されている。尚、固定される把手の一部の位置については把手31の中央部(エコバッグが空の状態において一本の指に把手を掛けた際に指が当たる位置)を含むことが望ましい。
一方の把手31の一部が収納袋20の内部に固定されていることにより、エコバッグ30に荷物を入れて手に持つ際には、
図8に示す通り収納袋20とエコバッグ30の把手31を一緒に手を掛けた状態となる。具体的には2つの把手31と指の間に収納袋20が位置する関係となる(尚この時、収納袋20は開閉手段21のある面が上面になる)。このことは収納袋20が把手31のクッション材として機能することを意味しており、エコバッグ30に重たい荷物を入れて手に持った際に、把手31が手に食い込むことが軽減され持ち手が痛くなりにくい。
エコバッグ30として用いるバッグは携行を目的としていることから薄くて軽い素材が望ましく、そのため把手31の生地も薄い場合が多く、重量のある荷物を入れた場合に把手を握った手に食い込んでしまう傾向にあるが、収納袋20が把手31を握る際のクッション材の役割を果たして把手31が持ち手に食い込むことを軽減することができる。
【0026】
(収納袋2)
図6はエコバッグ30が入っていない状態の収納袋20を表している。伸縮性ある生地を用いた場合、収納袋20の長軸方向中央部付近は膨らむ傾向があるので長軸方向端部付近で生地の折り込み方を説明すると、
図7は
図6に記載のA‐A‘線の断面図を表している。
図7に記載の通り、収納袋20の生地25が短軸方向内側向きに両端部より折り込まれた折り込み部26を有している。短軸方向の全長をL1、折り込み部26の長さをL2
とした場合L2の長さがL1の長さの3分の1以上ある。折り込み部26を有することにより生地25が4層となる部分が生じる。このことで、エコバッグ30と収納袋20が一体化している把手21を持つ際に、把手21と持ち手の指の間に挟まれた収納袋20の生地25が4層であるためクッション性が非常に高く、持ち手が痛くなりにくくなる。
【0027】
(収納袋3)
収納袋付きエコバッグ1aの収納袋20の内部において、エコバッグ30を入れる領域と他の物品を入れる領域に分かれるよう仕切る手段を設けても良い。例えば、収納袋20の内部に開閉部を有するポケットを設ける方法がある。
また、係止手段10を設けることにより、
図4に示す通りリュック50のショルダーハーネス51に取り付けることができる。また、ズボンのベルトループなどにも取り付けて携行しやすくすることができる。
図1乃至
図6において係止手段10はカラビナを用いているが、係止手段はこれに限らず紐、フックおよびリングなどの方法を使用環境に応じて適宜選択すればよい。
【0028】
(エコバッグの着脱)
図9に記載の収納袋付きエコバッグ1bはエコバッグ30の一方の把手31の一部に着脱手段35aを設けており、収納袋20の内部にも着脱手段35bを有している。エコバッグ20の着脱手段35aと収納袋20も着脱手段35bにより収納袋20とエコバッグ30を着脱することができる。このことにより、複数のデザインやサイズの収納袋20及びエコバッグ30を自在に組み合わせることができる。また、エコバッグ20が汚れた際にエコバッグ20を取り外して洗濯することもできる。
尚、
図9において着脱手段35aおよび着脱手段35bは面ファスナーを用いているが、着脱手段はこれに限らず紐、スナップボタンおよびリングなどの方法を使用環境に応じて適宜選択すればよい。
【実施例0029】
(収納袋付きエコバッグ)
収納袋20の長軸方向の端部において、生地25が短軸方向内側向きに折り込まれた折り込み部26を有する状態で長軸方向端部の生地25を縫合した。収納袋20の生地25には伸縮性素材を用い、長軸方向の長さを14cm、短軸方向の長さを5cmとした。折り込み部26の長さを2.5cmとした。
把手31が2つあるポリエチレン製のエコバッグ30(サイズ40cm×40cm)を用意し、一方の把手31の中央部と収納袋20の内部とを長軸方向3cmに渡って縫合した。上記工程を経ることで、
図6に示す収納袋付きエコバッグ1a形成した。
収納袋付きエコバッグ1aのファスナーによる開閉手段21をあけてエコバッグ30を引き出し、エコバッグ30内に約1キログラムの荷物を入れて、収納袋20の開閉手段21を上向きにした状態で把手31を持ったところ、
図8に示したように2つの把手31の下部に収納袋20を位置させることができ、手に把手31が食い込むことなく持つことができた。この時、収納袋30の生地25は
図7に示すように4層になっていた。そのため、荷物を持っても手触りが柔らかく、手に痛みを感じることが無かった。
収納袋20の生地25を伸縮性生地にすることで、小さな収納袋20であってもエコバッグ30以外の小物(例えばブルートゥース(登録商標)イヤホンの充電ボックスなど)を収納袋20の中に入れることができるため、利便性が高い。
また、収納袋20とエコバッグ30を着脱式にすることで、収納袋20及びエコバッグ30のデザインやサイズを複数揃え、消費者が自由に組み合わせできることにより、商品としての価値が高まる。また、使いすぎて痛んでしまったエコバッグ30のみを交換することもできることから、消費者の利便性が高まる。