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特開2022-117369人力で組み立てられるドローン用ケージ組み立て方法
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  • 特開-人力で組み立てられるドローン用ケージ組み立て方法 図1
  • 特開-人力で組み立てられるドローン用ケージ組み立て方法 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022117369
(43)【公開日】2022-08-10
(54)【発明の名称】人力で組み立てられるドローン用ケージ組み立て方法
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/343 20060101AFI20220803BHJP
【FI】
E04B1/343 U
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021049268
(22)【出願日】2021-01-29
(71)【出願人】
【識別番号】597087044
【氏名又は名称】テクノ株式会社
(72)【発明者】
【氏名】武藤 正志
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ドローンは趣味、農業、建設、運輸その他いろいろな分野での期待が盛り上がっているが、今必要とされているのが趣味、訓練、競技等のためのケージである。4m以上の高いケージは建設足場のような足場が必要となる為、人力で簡単に組み立てが出来るケージを提供する。
【解決手段】コーナー金具4中間金具5カーボンパイプで作られた梁と桁3で天井枠を平地で組み立て、これに全体を覆う軽いネットの覆いと小物部品を取り付ける。柱6は適切な長さに分割されそれぞれに雄ジョイントと雌ジョイントを持つ分割柱とする。人力で天井枠のコーナー金具4中間金具5の各雌ジョイントに分割柱の雄ジョイントを差し込み組み立て、更にこれらの分割柱を一斉に持ち上げ新たな分割柱を横一段分組み立てる。同様に順次組み上げて行くことにより、4m以上の高いケージもある高さまで人力で簡単に組み上げる事ができる。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドローン用等ゲージの組み立てに関し、天井枠の組み立て及び付属小物部品と覆いネットの部分取り付けを平地の適切な高さで行い、適切なカーボンパイプを適切な長さに分割しその両端におのおの雄ジョイント雌ジョイントを設けた分割柱の雄ジョイントを天井枠に設けた各雌ジョイントに差し込み組み立て、これらを一斉に人力で持ち上げながら横一段分ずつを順次組立てることを特徴とする組み立て方法
【請求項2】
一方の側面の柱を一斉に持ち上げた時の他方の側面部分の強度を十分な値に取ることにより片側面ずつ交互に一斉に組み立てることにより、より少人数で組み立てができることを特徴とする組み立て方法
【請求項3】
分割柱の長さと梁桁の弾性を適切に選定することにより柱部一箇所ずつを適切な高さまで持ち上げることで組み立てが出来、更に少人数で組み立てができることを特徴とする組み立て方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は組み立て設置が簡単にできる高さの高いドローン用等ケージに関するものである。
【背景技術】
【0002】
一例として日本に於けるあるドローンサッカー競技団体のケージの規格は高さ5m×幅7m×長さ17mとなっている。即ち社会的要望としてドローンの性質上高さ5m以上が求められている。これに対する従来のドローン用ケージは鋼材やアルミ材で作られ非常に重くて扱い難いもので組み立て費が高価であった。この様な場合は組み立てには建設足場を組むか高所作業車を使用する必要があった。また建設業における労働安全衛生法では2m以上の高さの作業は高所作業となり作業床を有する足場の使用が規定されており脚立の使用は想定されていません。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
建設足場はスペースとコストと時間に問題があり高所作業車は現場状況とスペースに問題がある。これらの問題から解放しコストを少なくすること。併せてケージの軽量化と組み立て易さの実現することが望まれている。
【課題を解決する為の手段】
【0004】
柱6や梁2や桁3の材質は適応する強度と軽さのカーボンパイプとする。コーナー金具4は三方に雌ジョイント8を有する。中間金具5は四方に雌ジョイント8を有する。これらの金具と梁2や桁3で天井枠1を平地で組み立てる。これに付属小物部品と軽量のネットを取り付ける。柱6は適切な長さに分割し端に夫々に雄ジョイント7と雌ジョイント8を設けた分割柱6Aで組み付ける構成とする。
【0005】
各柱6部に組み立て作業員を配し人力で天井枠1に設けたコーナー金具4中間金具5の雌ジョイント8に分割柱6Aの雄ジョイント7を差し込みながら一段分を組み立てる。更にこれらの分割柱6Aを一斉に持ち上げ新たな分割柱6Aで一段分を組み立てる。同様に順次組み上げて行く。これにより4m以上の高いケージもある高さまで人力で簡単に組み上げる事ができる。
【0006】
分割柱6Aの雌ジョイント8に対応する雄ジョイント7を設けたベース9を別途用意しておき更に持ち上げこれに組みつける。残り作業をおこなう。
【0007】
一方の側面の柱を一斉に持ち上げた時の他方の側面部分の強度を十分な値に取ることにより片側面ずつ交互に一斉に組み立てることにより、より少人数で組み立てができる。
【0008】
分割柱6Aの長さと梁2桁3の弾性を適切に選定することにより柱6部一箇所ずつを適切な高さまで持ち上げることができ次々に組み立てが出来、更に少人数で組み立てができる
【0009】
この様に組み立ての時に作業員が柱を持ち上げることができるケージとなり人力で組み立てる事ができる。以上は現在の技術で十分可能である。
【発明の効果】
【0010】
人力での組み立てが出来ることにより設置に必要なスペースも組み立て時間も労力も非常に節約できる。重大事故の予防にもなる。
【実施例0011】
以下本発明の一実施例を図面で説明する.
ドローン用ケージの柱6や梁2や桁3を適応する強度と軽さのカーボンパイプとする。コーナー金具4中間金具5カーボンパイプで作られた梁2桁3で天井枠1を平地で組み立てこれに付属小物部品と軽量のネットを取り付ける。柱6は適切な長さに分割し端に夫々に雄ジョイント7と雌ジョイント8を設けた分割柱6Aで組み付ける構成とする。各柱6部分に組み立て作業員を配し一斉に持ち上げ新な分割柱6Aで横一段分ずつ組み上げて行く。これを繰り返しくみ上げて行く。別途用意したベース枠9には分割柱6Aに対応をした適切な雌ジョイントを設けておく。その後ベースに組み付ける。
【0012】
一方の側面の柱を一斉に持ち上げた時の他方の側面部分の強度を十分な値に取ることにより片側面ずつ交互に一斉に組み立てることにより、より少人数で組み立てができる。
【0013】
梁2桁3のカーボンパイプの弾性と分割柱6Aの長さを適切に選定することにより組付け途中の柱6を1本ずつを持ち上げ順次組み上げて行くことができる。更に少人数で組み立てができる。
【0014】
ブレスワイヤーの設置ネット端の処理等小さな仕事で完成となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】本発明のケージ平面図
図2】本発明のケージの側面図
図3】本発明のケージの正面図
図4】分割柱6Aの詳細拡大図
【符号の説明】
【0016】
1 天井枠
2 梁
3 桁
4 コーナー金具
5 中間金具
6 柱
6A 分割柱
7 雄ジョイント
8 雌ジョイント
9 ベース枠
図1
図2
図3
図4