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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022117441
(43)【公開日】2022-08-10
(54)【発明の名称】イヤリング
(51)【国際特許分類】
   A44C 7/00 20060101AFI20220803BHJP
【FI】
A44C7/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021209358
(22)【出願日】2021-12-23
(31)【優先権主張番号】P 2021013991
(32)【優先日】2021-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】591274668
【氏名又は名称】株式会社セベル・ピコ
(72)【発明者】
【氏名】二宮 朝保
【テーマコード(参考)】
3B114
【Fターム(参考)】
3B114AA02
3B114AA03
3B114AA11
3B114AA14
3B114AA21
3B114EA04
3B114EA13
(57)【要約】
【課題】耳たぶを挟持する間隔が不意に広がりイヤリングが脱落することが発生しないように、挟着部材の回動を抑止することのできるイヤリングを提供する。
【解決手段】耳たぶを挟持するための第1挟持部111を一端に有する第1部材110と、前記第1挟持部111に対向して前記耳たぶを挟持するための第2挟持部121を一端に有する第2部材120と、前記第2部材120を支持する第1サポート部材130と、を有して成るイヤリングであって、前記第1サポート部材130は、前記第2部材120における第1部材110とは反対側に配置されており、前記第2部材120の他端は、前記第1部材110と回動可能に連結されており、第1サポート部材130は、前記第1部材110と回動可能に連結されており、第1サポート部材130の一端は、前記第2部材120に当接して、当該第2部材120における前記第1挟持部111と第2挟持部121との間隔が広がる方向への前記回動を抑制するように当該第2部材120を支持している。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
耳たぶを挟持するための第1挟持部111を一端に有する第1部材110と、
前記第1挟持部111に対向して前記耳たぶを挟持するための第2挟持部121を一端に有する第2部材120と、
前記第2部材120に当接する当接部131を有する第1サポート部材130と、
を有して成るイヤリングであって、
前記第1サポート部材130は、前記第1部材110と回動可能に連結され、
前記第1部材110は、前記第2部材120の他端と回動可能に連結されており、
前記第1サポート部材130は、
前記第1挟持部111と第2挟持部121との間隔が広がる方向への前記回動を抑制するように前記第2部材120を支持する
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項2】
請求項1に記載のイヤリングにおいて、
2つ以上の前記第1サポート部材130を具備しており、
各々の前記第1サポート部材130が同軸で連結されている
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のイヤリングにおいて、
前記第1部材110と前記第2部材120の連結軸と、
前記第2部材120と前記第1サポート部材130の連結軸が同軸である
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のイヤリングにおいて、
前記第1サポート部材130の前記当接部131が前記第2部材120に接近する方向に当該第1サポート部材130を付勢する付勢部を有している
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載のイヤリングにおいて、
前記第1サポート部材130の前記当接部131は、
前記第2部材120の被当接部126に対して略垂直の状態で当接することが可能である
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれかに記載のイヤリングにおいて、
前記第1サポート部材130には、前記第1部材110と前記第2部材120との間の内部空間Sに延在して、
前記第2部材120の内面と接触可能な押当部136が設けられている
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載のイヤリングにおいて、
前記第1サポート部材130における前記第2部材120とは反対側の面に当接して、
前記第1サポート部材130の前記当接部131が前記第2部材120から離隔することを抑制する第2サポート部材180が、
前記第1部材110と回動可能に連結されている
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれかに記載のイヤリングにおいて、
前記第2部材120の前記被当接部126が前記第1サポート部材130に接近する方向に当該第2部材120を付勢する付勢部を有している
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれかに記載のイヤリングにおいて、
前記第1サポート部材130の前記当接部131が前記第2部材120に当接する位置を調節する調節機構が、
前記第2部材120の前記被当接部126に設けられている
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれかに記載のイヤリングにおいて、
第1サポート部材130の内面に中空空間128を有しており、
前記第2部材120の他端を前記中空空間128に収容可能である
ことを特徴とするイヤリング。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれかに記載のイヤリングにおいて、
前記第2部材120の中間部と前記第1サポート部材130の中間部が交差している
ことを特徴とするイヤリング。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の耳たぶを挟持することによって、耳に装着するイヤリングに関する。
【背景技術】
【0002】
使用者の耳たぶを2点で挟んで使用するイヤリングとしては、ネジ式の耳たぶを直接押圧する押圧手段を有するもの、バネ等の付勢力を利用するもの、ネジ式の押圧手段とバネ等の付勢力を利用する方式を組み合わせたものなどが知られている。
【0003】
特許文献1に記載のイヤリングは、一方の主装飾体と他方の挟着部材が一対の取付脚部と取付基部とを有しており、取付脚部と取付基部との間に円形金属板材を介装させて軸着することで、一方の主装飾体と他方の挟着部材が回動する際に、当該回動を制御する抵抗力を生じさせる構造になっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3158448号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のイヤリングは、一方の主装飾体と他方の挟着部材が回動する際に、当該回動を制御する抵抗力が生じる機構を1つしか有しておらず、経年劣化等により、摩擦力が低下した際には、使用者の意図しない力により、一方の主装飾体と他方の挟着部材が回動してしまい、イヤリングが脱落してしまう恐れがある。
【0006】
本発明のイヤリングは、従来のイヤリングの前記欠点を改良するものであり、長期間の使用による劣化や故障などにより、一方の主装飾体と他方の挟着部材が回動し耳たぶを挟持する間隔が不意に広がりイヤリングが脱落してしまうことがないように、挟着部材の回動を抑止することのできるイヤリングを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記のような課題を解決するために本発明のイヤリングは、耳たぶを挟持するための第1挟持部111を一端に有する第1部材110と、前記第1挟持部111に対向して前記耳たぶを挟持するための第2挟持部121を一端に有する第2部材120と、前記第2部材120を支持する第1サポート部材130と、を有して成るイヤリングであって、前記第1サポート部材130は、前記第2部材120における第1部材110とは反対側に配置されており、前記第2部材120の他端は、前記第1部材110と回動可能に連結されており、第1サポート部材130は、前記第1部材110と回動可能に連結されており、第1サポート部材130の一端は、前記第2部材120に当接して、当該第2部材120における前記第1挟持部111と第2挟持部121との間隔が広がる方向への前記回動を抑制するように当該第2部材120を支持していることを特徴とする。
【0008】
前記第1部材110と前記第2部材120との連結部である第1連結軸(P1)において摩擦抵抗の劣化が発生した場合でも、前記第1部材110と前記第1サポート部材130との連結部である第2連結軸(P2)において摩擦抵抗が生じる為、前記第1挟持部111と前記第2挟持部121との間隔を保持することが出来、イヤリングの耐久性を高めることが可能である。
【0009】
好ましくは、本発明のイヤリングは、2つ以上の前記第1サポート部材130を具備しており、各々の前記第1サポート部材130が同軸で連結されても良い。
【0010】
第1サポート部材130が2つあることで、摩擦抵抗の大きさを分散化させることが出来る為、相対的に少ない力でそれぞれの第1サポート部材130を操作することが可能であり、イヤリングの着脱における操作性が向上する。
【0011】
また好ましくは、本発明のイヤリングは、前記第1部材110と前記第2部材120の連結軸と、前記第2部材120と前記第1サポート部材130の連結軸とが同軸になっていても良い。
【0012】
1軸である為、製造する上での組み立てが容易となり、コンパクトな大きさのイヤリングを提供することが可能となる。
【0013】
また好ましくは、本発明のイヤリングは、前記第1サポート部材130の一端が前記第2部材120に接近する方向に当該第2部材120を付勢する付勢部を具備しても良い。
【0014】
この付勢部によって、前記第1サポート部材130は、前記第2部材120を前記第1部材110に近づける方向に付勢する為、前記第1挟持部111と前記第2挟持部121との間隔が広がる方向へ前記第2部材120が回動することを抑制する力を高めることが出来る。
【0015】
また好ましくは、本発明のイヤリングは、前記第2サポート部材120における前記第1サポート部材との被当接部126には凹部と凸部が形成されており、前記第1サポート部材130の端部は、前記第2部材120の被当接部126における前記凹部に対して略垂直の状態で当接しても良い。
【0016】
前記第1サポート部材130が、つっかえ棒の役割をして、前記第1挟持部111と前記第2挟持部121との間隔が広がる方向へ前記第2部材120が回動することを抑止する力を高めることが出来る。
【0017】
また好ましくは、本発明のイヤリングは、前記第1サポート部材130は、装飾体Aを具備しても良い。
【0018】
イヤリングを装着する際に、前記第1サポート部材130を前方へ向けても良く、前記第1サポート部材130に埋め込まれたこの装飾体Mにより、デザインの自由度を高めることが可能である。
【0019】
また好ましくは、本発明のイヤリングは、前記第1サポート部材130の他端には、前記第1部材110と前記第2部材120との間の内部空間Sに延在して、前記第2部材120の内面と接触可能な押当部136が設けられても良い。
【0020】
前記第1サポート部材130を回動させると、前記第1サポート部材130の押当部136が前記第2部材120の内面に接するようになり、その後さらに前記第1サポート部材130を回動させると、当該先端部が前記第2部材120の内面を押圧して、前記第1サポート部材130と前記第2部材120が連動して回動するようになる為、ワンステップでの取り外しが可能となる。
【0021】
また好ましくは、本発明のイヤリングは、前記第1サポート部材130における前記第2部材120とは反対側の面に当接して、当該第1サポート部材130の一端が前記第2部材120から離接することを抑制する第2サポート部材180が、前記第1部材110と回動可能に連結されても良い。
【0022】
前記第1部材110と前記第2サポート部材180との連結軸である第3連結軸(P3)における摩擦抵抗が生じて、イヤリングの脱落を防止する機能を高めることが可能である。
【発明の効果】
【0023】
耳たぶを挟持する間隔が不意に広がりイヤリングが脱落することが発生しないように、挟着部材の回動を抑止することが可能になる。
【0024】
また、抵抗力を生み出す機構を複数設けることで、一つの機構が劣化や故障をしても、その他の機構が補う為、耐久性を高めることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の第1実施例であるイヤリングを示す図である。
図2図1で示すイヤリングの分解斜視図である。
図3】本発明の第2実施例であるイヤリングを示す図である。
図4図3で示すイヤリングの分解斜視図である。
図5】本発明の第3実施例であるイヤリングを示す図である。
図6図5で示すイヤリングの分解斜視図である。
図7】本発明の第4実施例であるイヤリングを示す図である。
図8】本発明の第4実施例であるイヤリングの変形例1を示す図である。
図9】本発明の第4実施例であるイヤリングの変形例2を示す図である。
図10図9で示すイヤリングの分解斜視図である。
図11】本発明の第5実施例であるイヤリングを示す図である。
図12】本発明の第6実施例であるイヤリングを示す図である。
図13】本発明の第7実施例であるイヤリングを示す図である。
図14】本発明の第8実施例であるイヤリングを示す図である。
図15】本発明の第9実施例であるイヤリングを示す図である。
図16】本発明の第10実施例であるイヤリングを示す図である。
図17】本発明の第11実施例であるイヤリングを示す図である。
図18】本発明の第12実施例であるイヤリングを示す図である。
図19】本発明の第13実施例であるイヤリングを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
各図において、(A)はイヤリングを装着した状態を示し、(B)はイヤリングを装着する前の状態、またはイヤリングを取り外した状態を示している。また、点線は隠れ線を示している。
【0027】
[第1実施例]
図1および図2は、第1実施例を示している。これらの図で示すように、本発明の第1実施例に係わるイヤリング100は、第1部材110と、第2部材120と、第1サポート部材130と、軸ピン140と、摩擦抵抗部材150と、を備えている。
【0028】
第1部材110と第2部材120は、互いに回動可能に連結されており、当該第1部材110と第1サポート部材130は互いに回動可能に連結されている。また、第1サポート部材130は、第2部材120における第1部材110とは反対側に配置されている。
【0029】
本実施例のイヤリングが耳たぶに装着された際には、第1サポート部材130の一端は、第2部材120に当接して、第1部材110と第2部材120との開放端の間隔が広がる方向(後述する第1挟持部111と第2挟持部121との間隔が広がる方向)への回動を抑制するように第2部材120を支持する。
【0030】
なお、本発明において、特定の方向への回動を抑制するとは、その方向への回動をさせないように保持すること、その方向へ回動する動きを抑止させること、その方向へ回動しないように付勢力をかけることも包括した意味である。各部材の特徴を下記に記載する。
【0031】
[第1部材110]
第1部材110はその一端において、耳たぶを挟持するための第1挟持部111を有し、その他端において、第1サポート部材130と連結する為の軸孔113が形成されている。
【0032】
また、第1部材110はその中間において、湾曲部114を有し、当該湾曲部114と軸孔113の間に、第2部材120と連結する為の軸孔112が形成されている。
【0033】
[第2部材120]
第2部材120はその一端において、第1挟持部111と対向して、耳たぶを挟持するための第2挟持部121を有し、その他端において、2股形状の取付脚部124が形成され、各々の取付脚部124には、第1部材110と連結する為の軸孔122が形成されている。
【0034】
なお、本発明の各実施例においては、第1部材110に対向する面を第2部材120の内面と言い、その反対側の面を第2部材120の外面と言う。
【0035】
[第1サポート部材130]
第1サポート部材130はその一端において、第2部材120の外面に当接することが出来る当接部131を有し、その他端において、2股形状の取付脚部134が形成され、取付脚部134には、第1部材110と連結する為の軸孔132がそれぞれ形成されている。なお、本発明の各実施例においては、第1部材110に対向する面を第1サポート部材130の内面と言い、その反対側の面を第1サポート部材130の外面と言う。
【0036】
[軸ピン140]
軸ピン140は、基本的には、細長く延びた略円柱の形状(棒状)であり、軸着用の軸ピンとして機能するものである。軸孔112と軸孔122に当該軸ピン140を挿通することで、第1部材110と第2部材120を回動可能な状態で連結(軸着)するものである。
【0037】
同様に、軸孔113と軸孔132に当該軸ピン140を挿通することで、第1部材110と第1サポート部材130を回動可能な状態で連結(軸着)するものである。また、軸着後において、軸ピン140は、その端部をかしめ付けて確実に抜け止めしておくことが望ましい。
【0038】
[摩擦抵抗部材150]
摩擦抵抗部材150は、円形の金属部材であり、その略中央に軸ピン140を挿通させることの出来る貫通孔を有している。一例として、丸ワッシャー、スプリングワッシャー、樹脂等非金属製のワッシャーであっても良い。
【0039】
この摩擦抵抗部材150は、軸孔112と軸孔122の間、および軸孔113と軸孔132の間に、軸ピン140が挿通された状態で介装されている。
【0040】
軸孔112と軸孔122の間に介装されている摩擦抵抗部材150は、第1部材110と第2部材120が回動する際に摩擦抵抗を生じさせ、軸孔113と軸孔132の間に介装されている摩擦抵抗部材150は、第1部材110と第1サポート部材130が回動する際に摩擦抵抗を生じさせる。
【0041】
[連結軸]
第1部材110と第2部材120との連結軸を第1連結軸(P1)、第1部材110と第1サポート部材130との連結軸を第2連結軸(P2)とする。
【0042】
なお、本発明における連結軸とは、回動をする中心軸のこと、およびこの連結軸によって連結された状態において回動する際に抵抗摩擦が生じる部位ということも含めている。
【0043】
[着脱方法]
第1部材110の第1挟持部111と、第1サポート部材130の当接部131が狭くなる方向へ第1サポート部材130が第2部材120を押さえることで、第1サポート部材130の当接部131が第2部材120を押し支えて、第1挟持部111と第2挟持部121の間隔を接近させることが出来る。
【0044】
第1挟持部111と第2挟持部121の間隔を、押圧前の使用者の耳たぶの厚さよりも狭くなるところまで接近させれば良いので、ワンステップの操作で行うことが出来る。
【0045】
取り外す場合には、第1部材110の第1挟持部111と、第1サポート部材130の当接部131との間隔が広くなる方向へ第1サポート部材130を回動させ、その後、第1挟持部111と第2挟持部121の間隔を広げる方向へ第2部材120を回動させることで、取り外すことが出来る。
【0046】
上記の操作は、片手でも行うことが可能であり、イヤリング100の着脱の操作性を向上させることが出来る。
【0047】
[第1実施例の効果]
上述した構成に基づき、第1サポート部材130の当接部131が、第2部材120の外面に当接することで、第1部材110の第1挟持部111と第2挟持部121との間隔が広がる方向への回動を抑制することが可能である。
【0048】
また、第1連結軸(P1)において摩擦抵抗の劣化が発生した場合でも、第2連結軸(P2)において摩擦抵抗が生じる為、第1挟持部111と第2挟持部121との間隔を保持することが出来、イヤリング100の耐久性を高めることが可能である。
【0049】
[第2実施例]
図3および図4は、第2実施例を示している。これらの図で示すように、本発明の第2実施例に係わるイヤリング100Aは、第1部材110と、第2部材120と、2つの第1サポート部材130と、軸ピン140と、摩擦抵抗部材150と、を備えている。
【0050】
前述の第1実施例のイヤリング100と同様に、第1部材110と第2部材120は、互いに回動可能に連結されており、当該第1部材110と2つの第1サポート部材130は各々互いに回動可能に同軸で連結されている。
【0051】
前述の第1実施例では第1サポート部材130が1つであったので、当該第1サポート部材130が第2部材120を保持する力を分散させることが出来なかったが、第2実施例では第1サポート部材が2つある為、第2連結軸(P2)における摩擦抵抗の大きさをそれぞれの第1サポート部材130の連結軸(P2)に分散させることが可能である。
【0052】
また、それぞれの第1サポート部材130は操作部133を有している。この操作部133は、第1サポート部材130の基部の一部がC又はUの字状に屈曲して外側(2つの第1サポート部材130の対向の反対側)に延在したものである。この操作部133に指を掛けることで、それぞれの第1サポート部材130を自在に操作することが可能となる。
【0053】
摩擦抵抗部材150は、軸孔112と軸孔122の間、および軸孔113と軸孔132との間に、それぞれ介装されている。第1部材110の一端において第1挟持部111の反対側に突出部が形成されていても良い。
【0054】
[第2実施例の効果]
第1サポート部材130が2つあることで、摩擦抵抗の大きさを分散化させることが可能である。それ故に、第1実施例と比べて少ない力でそれぞれの第1サポート部材130を操作することが可能となり、着脱における操作性が向上する。また、第1部材110の突出部に真珠等の装飾体を付けることで、イヤリングの意匠性を高めることが可能である。
【0055】
また、片方の第1サポート部材130を解除させるとイヤリングの挟持力が減少するので、その後は、そのままイヤリングを引っ張れば、容易に取り外すことが出来る。
【0056】
[第3実施例]
図5および図6は、第3実施例を示している。これらの図で示すように、本発明の第3実施例に係わるイヤリング100Bは、前述の第1実施例と同様の構成であるが、第1部材110の他端は、二股形状の取付脚部115となり、取付脚部115に軸孔112がそれぞれ形成されている。一方、第2部材120の他端は、分岐の無い取付基部123となり、この取付基部123に軸孔122が形成されている。
【0057】
この実施例において、第1連結軸(P1)と第2連結軸(P2)が同軸になっている。これにより、1本の軸ピン140で、第1部材110と第2部材120と第1サポート部材130とを連結させることが可能となる。本発明における同軸とは、軸線が共通であること、または、軸線が略同一であることを意味する。
【0058】
図6で示すように、内側の一対の摩擦抵抗部材150は、第2部材120の軸孔122を挟んで両側に配置されている。換言すれば、内側の一対の摩擦抵抗部材150は、軸孔122と軸孔132の間に挟まって配置されるようになる。
【0059】
一方、外側の一対の摩擦抵抗部材150は、軸孔112と軸孔132との間に挟まって配置されるようになる。そうして、1本の軸ピン140によって、第1部材110と第2部材120と第1サポート部材130とを回動可能に軸着させることが出来る。
【0060】
図示している軸ピン140は、中空のパイプ状になっており、連結軸を鳩目としてカシメても良い。また、第1サポート部材130の一端側には当該一端側から延在して外側に突出させた操作部133が設けられている。これにより、イヤリング100Bの上部に指を掛けることで、第1サポート部材130を回動させる操作を行うことが出来るようになる。
【0061】
[第3実施例の効果]
前述の第1実施例と比べて、部品点数が少なく、コンパクトな大きさのイヤリングを提供することが可能となる。また、1軸である為、製造する上での組み立てが容易となる。
【0062】
[第4実施例]
図7は、第4実施例を示している。この図で示すように、本発明の一実施例に係わるイヤリング100Cは、基本的には前述の第1実施例と同様の構造であるが、第1サポート部材130の当接部131が第2部材120に接近する方向へ当該第1サポート部材130を付勢する付勢部を有している。
【0063】
この付勢部は、第1部材110と第1サポート部材130を連結する第2連結軸(P2)に介装されている弾性部材160であっても良い。図示した例では、弾性部材160はトーションバネである。この弾性部材160の一端は、第1部材110に当接し、弾性部材160の他端は、第1サポート部材130に当接している。
【0064】
図示している例では、第2連結軸(P2)に弾性部材160が介装されている為に、同じ軸部に摩擦抵抗部材150が介装されていないが、弾性部材160と摩擦抵抗部材150が共に介装されている状態であっても良い。
【0065】
[第4実施例の効果]
この付勢部によって、第1サポート部材130は、第2部材120を第1部材110に近づける方向に付勢する為、第1挟持部111と第2挟持部121との間隔が広がる方向へ第2部材120が回動することを抑制する力を高めることが出来る。
【0066】
[第4実施例の変形1]
図8は、第4実施例の変形1を示している。この図で示すように、付勢部は、第1サポート部材130自体が付勢力を有する部材から作られていても良い。
【0067】
図示した例では、折り曲がった形状であり、それぞれの端部に軸部135が形成されており、第1部材110の他端に形成されたそれぞれの軸孔113に回転可能に嵌合されている。換言すれば、第1部材110と第1サポート部材130は枢着された状態になっている。
【0068】
図示する第1サポート部材130は、特定の位置(限界点)を過ぎると、バネ圧(付勢力)が解除される機構になっている。
【0069】
[第4実施例の変形1の効果]
通常のトーションバネの場合には、弾性部材160の持つ付勢力が継続的に付勢された状態であるのに対して、図示する第1サポート部材130は、付勢力が働く範囲を制限させることが可能である。また、第1サポート部材130自体が弾性部材となることで、部品点数を減らすことが出来る。
【0070】
[第4実施例の変形2]
図9および図10は、第4実施例の変形2を示している。図示した例では、付勢部は、略Ω状の線材であり、それぞれの端部に軸部135が形成されており、第1部材110の他端に形成されたそれぞれの軸孔113に回転可能に嵌合させることが可能である。第4実施例の変形1と同様に、第1部材110と第1サポート部材130は枢着された状態になっている。
【0071】
上記第4実施例の変形1の場合と同様に、図示する第1サポート部材130は、特定の位置(限界点)を過ぎると、バネ圧(付勢力)が解除される機構になっている。
【0072】
[第4実施例の変形2の効果]
第4実施例の変形1と同様に、付勢力が働く範囲を制限することが可能である。また、第1サポート部材130自体が弾性部材となり、かつ略Ω状の線材を使うことで、組み立てが容易になる。
【0073】
[第5実施例]
図11は、第5実施例を示している。この図で示すように、本発明の第5実施例に係わるイヤリング100Dにおける第2部材120の一端側には、耳当部材170が取り付けられている。この耳当て部材170は、柔軟性のあるシリコンゴムで出来ていても良い。
【0074】
[第5実施例の効果]
耳当部材170が耳たぶに当接する際に、耳たぶとの接触面積が増え、摩擦抵抗も増える。これにより、イヤリング100Dの装着状態を安定化させることが出来る。
【0075】
[第6実施例]
図12は、第6実施例を示している。この図で示すように、本発明の一実施例に係わるイヤリング100Eの第1サポート部材130は、第2部材120に対して略垂直で当接することが出来る状態になっている。
【0076】
第2サポート部材120は、第1サポート部材130の当接部131に押し当てられる被当接部126を有しており、この被当接部126には、凹部と凸部が形成されている。第1サポート部材130の端部は、前記第2部材120の被当接部126における凹部に対して、略垂直の状態で当接することが可能である。この被当接部126を、被当接面に置き換えてもよい。
【0077】
換言すれば、図示する第1部材110と第1サポート部材130との連結軸を第2連結軸(P2)は、この第1サポート部材130の略中央にあり、第2連結軸(P2)を中心として2本の腕部が延在している。この腕部は2本に限らず、3本でも、4本でも、それ以上の本数でも良い。
【0078】
この被当接部126は滑りにくくなっていることが望ましく、抵抗が生じるようにざらざらとした面であっても良い。第1サポート部材130が略円盤の形状であり、ラチェット式に一方向(図では反時計回り)のみに回動させる仕組みでも良い。また、第1サポート部材130の各々の端部にゴム等の抵抗を生じる素材を付けても良い。
【0079】
[第6実施例の効果]
第1サポート部材130が、つっかえ棒の役割をして、第1挟持部111と第2挟持部121との間隔が広がる方向へ第2部材120が回動することを抑止する力を高めることが出来る。
【0080】
[第7実施例]
図13は、第7実施例を示している。この図で示すように、本発明の一実施例に係わるイヤリング100Fにおいて、第1サポート部材130には装飾体Mが埋め込まれている。この装飾体Mは、メレーダイヤ等の宝石であっても良い。また、第1サポート部材130自体が、装飾性のある部材であっても良い。
【0081】
[第7実施例の効果]
イヤリング100Fを装着する際に、第1サポート部材130を前方へ向けても良く、第1サポート部材130に埋め込まれた装飾体Mにより、デザインの自由度を高めることが可能である。
【0082】
[第8実施例]
図14は、第8実施例を示している。この図で示すように、本発明の第8実施例に係わるイヤリング100Gにおいて、第1サポート部材130の他端が、第2部材120を越えて、第1部材110と第2部材120によって囲まれた内部空間Sに延在している。
【0083】
この内部空間Sにおいて、第1サポート部材130の他端は、第2部材120の内面と接触可能である押当部136を有しており、この押当部136と第2部材120の内面との間に隙間(遊び)が設けられている。
【0084】
第1サポート部材130の一端には、突出した操作部133が設けられ、この操作部133と当接部131の間は中空となっている。また、第1部材110の基部の外面、および第1サポート部材130の基部の外面には、それぞれ凹凸部が設けられている。これらの凹凸部によって、イヤリング100Gの下方から操作する際に、指を滑りにくくさせることが出来る。
【0085】
[第8実施例の効果]
第1サポート部材130を回動させると、第1サポート部材130の押当部136が第2部材120の内面に接するようになり、その後さらに第1サポート部材130を回動させると、当該先端部が第2部材120の内面を押圧して、第1サポート部材130と第2部材120が連動して回動するようになる。ワンステップでの取り外しが可能となる。
【0086】
[第9実施例]
図15は、第9実施例を示している。この図で示すように、本発明の第9実施例に係わるイヤリング100Hには、第1サポート部材130の回動を抑制する第2サポート部材180が設けられ、この第2サポート部材180は第1部材110と第3連結軸(P3)で連結されている。
【0087】
イヤリング100Hは、第1連結軸(P1)、第2連結軸(P2)、第3連結軸(P3)の3軸を有することになる。第1サポート部材130は、第2サポート部材180の当接部181に押し当てられる被当接部137を有している。この被当接部137は、突出形状でも、凹溝形状でも、突出部と凹溝が合わさった形状でも良い。
【0088】
[第9実施例の効果]
第1部材110と第2サポート部材180との連結軸である第3連結軸(P3)における摩擦抵抗が生じて、イヤリングの脱落を防止する機能を高めることが可能である。
【0089】
[第10実施例]
図16は、第10実施例を示している。この図で示すように、本発明の第10実施例に係わるイヤリング100Iには、第2サポート部材180の回動を抑制する第3サポート部材190が設けられ、この第3サポート部材190は第1部材110と第4連結軸(P4)で連結されている。
【0090】
イヤリング100Iは、第1連結軸(P1)、第2連結軸(P2)、第3連結軸(P3)、第4連結軸(P4)の3軸を有することになる。第2サポート部材180は、第3サポート部材190の当接部191に押し当てられる被当接部183を有している。この被当接部183は、突出形状でも、凹溝形状でも、突出部と凹溝が合わさった形状でも良い。
【0091】
[第10実施例の効果]
第1部材110と第3サポート部材190との連結軸である第4連結軸(P4)における摩擦抵抗が生じて、イヤリングの脱落を防止する機能を高めることが可能である。また、第3サポート部材190があることで、装飾性も高くなる。
【0092】
[第11実施例]
図17は、第11実施例を示している。この図で示すように、本発明の第11実施例に係わるイヤリング100Jは、第1部材110と、第2部材120と、第1サポート部材130と、軸ピン140と、弾性部材165と、を備えている。
【0093】
また、イヤリング100Jは、第2部材120の被当接部126が、第1サポート部材130に接近する方向に第2部材120を付勢する付勢部を有しており、第1部材110と第2部材120との連結軸である第1連結軸(P1)に、この付勢部となる弾性部材165が介装されている。
【0094】
[弾性部材165]
弾性部材165は、第1部材110の第1挟持部111と第2部材120の第2挟持部121との間隔が広がる方向へ付勢する。同時に、弾性部材165によって、第2部材120の被当接部126が、第1サポート部材130の当接部131に接近する方向へ付勢され、第2部材120の被当接部126が、第1サポート部材130の当接部131を押圧するようになる。
【0095】
この押圧のベクトルの方向線と、外力により第1サポート部材130を外向きに回動させる力の方向線との開き角度が、40度程度となっている。この角度は、30度から60度の間であることが好ましい。なお、第1連結軸(P1)と第2連結軸(P2)が水平に配置された状態であれば、理論上では45度の角度が最適である。
【0096】
この角度の開きが存在する為、第1サポート部材130が外向きに回動しにくくなり、ロックが掛かった状態となる。(第1サポート部材130を外向きに回動させるとは、第1挟持部111と当接部131との間隔が広がる方向に回動させることを指す。
【0097】
[調節機構]
第1サポート部材130の当接部131が第2部材120に当接する位置を調節する調節機構が、第2部材120の被当接部126に設けられている。
【0098】
第2部材120の被当接部126に、複数の溝部127が形成されている。溝部127は凹凸状の溝であってもよい。また、第1サポート部材130の当接部131は凸部を有しており、この凸部が溝部127の中に係合することで、第2部材120と第1サポート部材130との位置関係が決まってくる。
【0099】
第1連結軸(P1)に介装された弾性部材165の付勢力により、第2部材120の被当接部126が第1サポート部材130に接近する方向への回動するようになり、第2部材120と第1サポート部材130とは継続的に接触し当接するようになる。
【0100】
図示していないが、調節機構は、被当接部126が凸部となり、当接部131が凹部となり、この凹部と凸部が係合することで、第2部材120とサポート部材130との位置を調節することができる構成であってもよい。
【0101】
[第11実施例の効果]
第1連結軸(P1)における付勢部と調整機構により、第1サポート部材130の当接部131と、第2部材120の被当接部126とが、適度な位置で係合されるようになり、イヤリングの脱落を抑止することが可能となる。
【0102】
[第12実施例]
図18は、第12実施例を示している。この図で示すように、本発明の第12実施例に係わるイヤリング100Kは、第1部材110と、第2部材120と、第1サポート部材130と、軸ピン140と、弾性部材165と、を備えている。
【0103】
第1サポート部材130は、第2部材120側に開口部を有するBOX形状であり、第1サポート部材130の内面には、中空空間128が形成されている。
【0104】
この中空空間128に、第2部材120の他端を収容させることが可能であり、第1連結軸(P1)を覆って、外側から見えなくさせることが出来る。
【0105】
[第12実施例の効果]
イヤリング100Kの第1サポート部材130はBOX形状であるので、イヤリング100Jの第1サポート部材130と比べて強度が増し、第1サポート部材130自体の変形が起こりにくくなる。また、第1サポート部材130を、親指と人差し指の2本の指で把持して回動させることが出来るので、イヤリングの着脱の操作を容易化させることが可能である。
【0106】
また、第1連結軸(P1)を外側から見えなくさせることが出来る。これにより、機械的な構造を忌避する傾向のあるユーザーからの好感を得ることの出来るようになる。勿論、イヤリングの全体的な美観を向上させることも可能である。
【0107】
[第13実施例]
図19は、第13実施例を示している。この図で示すように、本発明の第13実施例に係わるイヤリング100Lは、第1部材110と、第2部材120と、第1サポート部材130と、軸ピン140と、弾性部材160と、弾性部材165と、を備えている。
【0108】
第2部材120の中間部に、挿通部125が設けられており、この挿通部125に、第1サポート部材130が挿通されている。この挿通部125により、第2部材120の中間部とサポート部材130の中間部が交差した状態になる。挿通部125は、貫通孔でもよく、スリットでもよい。
【0109】
図示していないが、第1サポート部材130の中間部に、挿通部が設けられており、この挿通部に、第2部材120が挿通されていてもよい。このような場合でも、第2部材120の中間部とサポート部材130の中間部が交差した状態になる。交差とは、略X状にクロスした状態のことを指す。
【0110】
[弾性部材]
弾性部材160は、第1サポート部材130の当接部131が、第2部材120の被当接部126に接近する方向に第1サポート部材130を付勢し、第1サポート部材130の当接部131が第2部材120の被当接部126を押圧する。
【0111】
一方、弾性部材165は、第2部材120の被当接部126が、第1サポート部材130の当接部131に接近する方向に第2部材120を付勢し、第2部材120の被当接部126が第1サポート部材130の当接部131を押圧する。
【0112】
これにより、第2部材120の被当接部126と、第1サポート部材130の当接部131とが、より強い付勢力で互いに接近するようになる。
【0113】
弾性部材160によって第1サポート部材130の当接部131が第2部材120の被当接部126を押圧するベクトルの方向線と、弾性部材165によって第2部材120の被当接部126が第1サポート部材130の当接部131を押圧するベクトルの方向線との開き角度が、30度程度となっている。この角度は、30度から60度の間であることが好ましい。なお、第1連結軸(P1)と第2連結軸(P2)が水平に配置された状態であれば、理論上では45度の角度が最適である。この角度の開きが存在する為、第1サポート部材130が外向きに回動しにくくなり、ロックが掛かった状態となる。
【0114】
[第13実施例の効果]
弾性部材160の付勢力と弾性部材165の付勢力により、第1サポート部材130が外向きに回動することを抑止することが出来る。つまり、第2部材120とサポート部材130が相互に押圧することで、第1サポート部材130がより強固にロックされた状態になり、使用者の耳たぶを安定的に挟持することが可能となる。
【0115】
[素材]
前述した本発明のイヤリングの第1実施例から第13実施例において、第1部材110、第2部材120、第1サポート部材130、第2サポート部材180、第3サポート部材190、摩擦抵抗部材150は、銀・銅・ステンレス・チタン等の金属素材、カーボン等の炭素系素材、セラミック、プラスチック、樹脂、シリコン等の素材から作られている。
【0116】
また、付勢部となる第1サポート部材130または弾性部材160、および弾性部材165は、ステンレスや合金等の金属素材、プラスチック等から作られ、折り曲げられることにより弾性力を有するようになる。もしくは、弾力性を有するゴム素材を用いてもよい。
【0117】
本発明の好ましい実施例について説明をしたが、本実施の形態は、本発明に係るイヤリングの一形態に過ぎない故に、本発明の要旨を変更しない範囲で変更を加えることは可能である。
【0118】
各図において、(A)はイヤリングを装着した状態を示し、(B)はイヤリングを装着する前の状態、またはイヤリングを取り外した状態を示している。また、点線は隠れ線を示している。
【0119】
各図において、同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略している。
【産業上の利用可能性】
【0120】
上述したように、本発明のイヤリングは、高い耐久性を有しており、かつ着脱に係わる操作が容易である為、使用者の利便に資する耳飾り(イヤリング)である。
【符号の説明】
【0121】
100 イヤリング
110 第1部材
111 第1挟持部
112 軸孔
113 軸孔
114 湾曲部
115 取付脚部
120 第2部材
121 第2挟持部
122 軸孔
123 取付基部
124 取付脚部
125 挿通部
126 被当接部
127 溝部
128 中空空間
130 第1サポート部材
131 当接部
132 軸孔
133 操作部
134 取付脚部
135 軸部
136 押当部
137 被当接部
140 軸ピン
150 摩擦抵抗部材
160 弾性部材
165 弾性部材
170 耳当部材
180 第2サポート部材
181 当接部
182 軸孔
183 被当接部
190 第3サポート部材
191 当接部
192 軸孔
P1 第1連結軸
P2 第2連結軸
P3 第3連結軸
P4 第4連結軸
M 装飾体
S 内部空間
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19