(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022117519
(43)【公開日】2022-08-12
(54)【発明の名称】薄型画像表示装置用窓取付具
(51)【国際特許分類】
H04N 5/64 20060101AFI20220804BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20220804BHJP
E06B 7/28 20060101ALI20220804BHJP
【FI】
H04N5/64 581A
G09F9/00 351
G09F9/00 362
E06B7/28 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021014031
(22)【出願日】2021-01-30
(71)【出願人】
【識別番号】395011377
【氏名又は名称】有限会社新興製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100161285
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 正彦
(72)【発明者】
【氏名】藪中 和利
【テーマコード(参考)】
5G435
【Fターム(参考)】
5G435AA00
5G435EE50
5G435LL18
(57)【要約】 (修正有)
【課題】薄型画像表示装置を窓の額縁内に取り付けることができる取付具を提供する。
【解決手段】薄型画像表示装置用窓取付具は、窓側取付具30と、装置側取付具20とで構成される。窓側取付具30は、室内側の窓の周囲に設けた額縁の内側に取り付けられ、額縁の室内側の端部から所定の間隔で額縁の内側に入り込む略垂直な面を備える。装置側取付具20は、薄型画像表示装置8の背面に取り付けて窓側取付具30の上側近傍で引掛け、下側で、蝶ナット56によりオネジ55にネジ止めされる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内側の窓の周囲に設けた額縁の内側に取り付けられ、前記額縁の室内側の端部から所定の間隔前記額縁の内側に入り込む略垂直面を備えた窓側取付具と、
薄型画像表示装置の背面に取り付けて前記窓側取付具の上側近傍で引掛け、下側でネジ止めする装置側取付具とで構成されている
薄型画像表示装置用窓取付具。
【請求項2】
前記窓側取付具の全部または一部は、前記額縁の内側の大きさに合わせて伸縮可能な構造に形成されている請求項1記載の薄型画像表示装置用窓取付具。
【請求項3】
前記窓側取付具の全部または一部は、前記室内側の窓の周囲に設けた額縁の対向する内面に取り付けられている請求項1または請求項2記載の薄型画像表示装置用窓取付具。
【請求項4】
前記額縁の内部に取り付けられた前記薄型画像表示装置の前記額縁との隙間を覆う塞ぎ板を備えた請求項1~3何れかの一項の薄型画像表示装置用窓取付具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液晶、プラズマや有機ELの薄型テレビや、液晶、プラズマや有機ELの有コンピュータ用ディスプレイ(以下、薄型画像表示装置と呼ぶ。)を室内側の窓の周囲に設けた額縁に取り付けるための薄型画像表示装置用窓取付具に関する。
【背景技術】
【0002】
薄型画像表示装置については、画素数の増加に対応した細部の見やすさや臨場感が得られる等の理由により大型化している。しかしながら、薄型画像表示装置が大型化した場合には、最適視聴距離は当然長くする必要があり壁際に設置することになった。また、壁際に設置した方が、部屋を広く使用できることになる。
【0003】
しかしながら、薄型画像表示装置を壁に設置するにしても、家具を置くことも考慮しなければならず、壁には設置できない場合もあった。
【0004】
壁に設置できない場合であっても、部屋の壁の一部に窓がある場合があり、その窓が全部採光や換気に利用しているとは限らない場合があった。
【0005】
特に、都市部においては建物が近接若しくは密接している場合も多く、採光が難しい場合や、近所の住人との関係でプライバシーを守りたいために、窓からの採光や換気には使用したくない場合も発生する。そして、締め切られた窓の代わりに薄型画像表示装置で適当な景色を表示させて屋外に近接した開放感得られる場合や、薄型画像表示装置による明かりが採光に代替できる場合があった。
【0006】
薄型画像表示装置の取付具としては、壁や机に取り付けるものはあったが、室内側の窓の周囲に設けた額縁に取り付けるものはなかった。なお、壁への薄型画像表示装置の取付具としては特許文献1が、壁状の家具を作成し室内に設置する薄型画像表示装置の取付具としては特許文献2が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2009-071711号公報
【特許文献2】実用新案登録第3202483号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1と特許文献2の取付具では窓の周囲の額縁の内側に取り付けることはできなかった。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
【0010】
第1発明の薄型画像表示装置用窓取付具は、室内側の窓の周囲に設けた額縁の内側に取り付けられ、前記額縁の室内側の端部から所定の間隔前記額縁の内側に入り込む略垂直面を備えた窓側取付具と、薄型画像表示装置の背面に取り付けて前記窓側取付具の上側近傍で引掛け、下側でネジ止めする装置側取付具とで構成されている。
第2発明の薄型画像表示装置用窓取付具は、請求項1記載の発明において、前記窓側取付具の全部または一部は、前記額縁の内側の大きさに合わせて伸縮可能な構造に形成されている。
第3発明の薄型画像表示装置用窓取付具は、請求項1または請求項2記載の発明において前記窓側取付具の全部または一部は、前記室内側の窓の周囲に設けた額縁の対向する内面に取り付けられている
第4発明の薄型画像表示装置用窓取付具は、請求項1~3記載の何れか一つの発明において、前記額縁の内部に取り付けられた前記薄型画像表示装置の前記額縁との隙間を覆う塞ぎ板を備えている。
としている。
【発明の効果】
【0011】
以上のような、技術的手段を有することにより、以下の効果を有する。
【0012】
特許文献1や特許文献2と異なり、室内側の窓の周囲に設けた額縁に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明に係る実施形態の薄型画像表示装置用窓取付具を取り付ける場所についての説明図である。
【
図2】本発明に係る第1の実施形態の装置側取付具についての説明図である。
【
図3】本発明に係る第1の実施形態の窓側取付具についての説明図である。
【
図4】本発明に係る第1の実施形態の装置側取付具と窓側取付具の関係に関する説明図である。
【
図5】本発明に係る第1の実施形態の
図4についてのA-A断面図である。
【
図6】本発明に係る第1の実施形態に塞ぎ板を付けた場合の説明図である。
【
図7】本発明に係る第2の実施形態の説明図である。
【
図8】本発明に係る第3の実施形態の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明に係る薄型画像表示装置用窓取付具の実施の形態について
図1乃至
図8に基づき説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0015】
(第1の実施形態)
第1の実施形態について、
図1乃至
図6に基づき説明する。まず、本発明の薄型画像表示装置用窓取付具1を取り付ける窓及び、その窓に取り付ける薄型画像表示装置について説明する。なお、以下の図の説明において水平方向や垂直方向と説明する箇所があるが、図に図示されている対象物の向きを基準として説明している。また、上と下の語を附して図を説明している箇所については、図の方向から見た上と下を意味する語として説明している。同様に、右や左の語を附して図を説明している箇所についても、図に向かって右と、図に向かって左を意味する語として説明している。
【0016】
窓は、採光及び換気目的のため、枠材に取り付けられた窓ガラスが、開閉自在の構造、例えば、引き違い式、縦滑り出し式(回転式)等の方式で、建物の外壁と面一(外壁面と同一の面)になる様に外壁側に取り付けられている。このため、壁の厚み程度の額縁が窓の枠材の室内側の周囲に取り付けられている。なお、額縁とは、枠材の周囲に取り付ける付け縁のことであり、特に下枠に付けるものを膳板と呼ばれている。なお、額縁を別に設けない場合もあるが、壁に厚みがあるので、額縁と同様の平面が窓の周囲が設けられている。そのため、額縁の場合には、木材が一般的な材質となるが、建物の種類によっては、窓の周囲の材質は、金属やコンクリート等になる場合がある。
【0017】
図1において、建物の室内壁6に設けられた窓の一例として、床よりも高い位置に設ける腰高窓で、引き違い式のガラス窓7を図示している。また、ガラス窓7の周囲には額縁10が取り付けられており、額縁10を構成する部材の上側の部材を上額縁11、向かって右側の部材を右額縁12、下側の部材を下額縁13、向かって左側の部材を左額縁14と呼び、説明する。
【0018】
窓の大きさについては、建物の構造によって様々であるが、木造軸組工法の場合は、建物の軸組となる柱と梁との関係で、取り付けられる窓の大きさは決まって来る。そして、木造軸組工法の場合は、管柱の間に、窓台と窓まぐさを取り付けて、この管柱、窓台と窓まぐさから、やや室内側に食み出すようにして額縁10が取り付けられることが一般的である。よって、額縁10については、管柱、窓台や窓まぐさの厚みよりも厚くなることになる。
【0019】
図1において、薄型画像表示装置8を引き戸である2枚のガラス窓7の周囲に取り付けられている額縁10の内側に入り込むようにして取り付けるものとする。そのため、薄型画像表示装置8は、額縁10の内面の大きさから周囲を所定の間隔が設けられる大きさを選択することになる。薄型画像表示装置8の背面側(表示面の反対側)には、薄型画像表示装置8の製造企業が標準的な設置する方法以外に取り付けが可能な様に、取り付け用の部材が取り付けるための取付ビスが取り付けられるメネジのネジ穴が設けられている。
【0020】
このネジ穴の薄型画像表示装置8の背面における取り付け位置については、通常薄型画像表示装置8の表示面側の形状である長方形に相対し、薄型画像表示装置8を背面で支えた場合の重量配分が均一になる様に複数個所のネジ穴が設けられている。一般的には、薄型画像表示装置8の背面側の中央付近で、薄型画像表示装置8の表示面側の形状である長方形に相対しする様な正方形又は長方形の頂点の位置や長方形を整数個の分割した途中の位置に設けられている。なお、ネジ穴の配置についてはVESA規格が定められており、最近の多くの薄型画像表示装置8はこの規格に対応するようになっている。
【0021】
本実施形態において、窓の大きさの一例として、一般的な大きさであることを想定し、幅1670cm、高さ970cmで、額縁の奥行12cmであり、この窓(引き違い式の2枚のガラス窓7)の額縁10の内側に、50インチの薄型画像表示装置8を取り付けるものとして説明する。なお、50インチの薄型画像表示装置8の大きさは、幅約115cm、高さ約70cm、厚み約8cmとして想定している。もちん、前述のように窓の種類や大きさは様々であり、薄型画像表示装置8の大きさについても様々であるので、より分かり易い一例としての例示である。また、前述の窓の大きさであれば、70インチの薄型画像表示装置であっても、額縁10の内側に取り付けることは可能であるが、あくまで、一例として説明する。
【0022】
薄型画像表示装置用窓取付具1の構造について、薄型画像表示装置8を引き違い式の2枚のガラス窓7の室内側の周囲に設けられている額縁10の内側に取り付ける手順を説明する。薄型画像表示装置用窓取付具1は、薄型画像表示装置8に取り付ける2個の装置側取付具20と、額縁10に取り付ける2個の窓側取付具30とで構成されている。そのため、額縁10内のどの位置に薄型画像表示装置8を取り付けるかは、薄型画像表示装置8の背面のネジ穴を基準として、2個の装置側取付具20が取り付けられた位置を確認し、2個の装置側取付具20に対応する2個の窓側取付具30の額縁10の取り付け位置を決めることになる。そのため、薄型画像表示装置8に2個の装置側取付具20を仮組して、2個の装置側取付具20の額縁10の内側における2個の窓側取付具30の取り付け位置及び後述する2個の窓側取付具30における中間部材31の位置を調整した後に、本組による薄型画像表示装置8の額縁10内の取り付けを実施することになる。
【0023】
また、薄型画像表示装置8が重く、薄型画像表示装置8を用いた仮組による薄型画像表示装置8の取り付け位置を決めることが難しい場合には、薄型画像表示装置8の大きさと、その大きさにおける背面のネジ穴の位置を記載した型紙を作成すると良い。この場合には、2個の窓側取付具30に、2個の装置側取付具20を仮止めして、2個の窓側取付具30の取り付け位置と後述するこれに対応する窓側取付具30の中間部材31の位置を前記の型紙を用いて、額縁10の内側における薄型画像表示装置8の位置を確認して決定することができる。
【0024】
図2を用いて薄型画像表示装置8に、装置側取付具20を取り付ける方法を説明する。薄型画像表示装置8の背面には前述のように、VESA規格などに定められた複数のネジ穴が設けられている。一般的にネジ穴は薄型画像表示装置8の背面側において垂直方向の中央線に線対称で平行に、縦方向に2個が2列や、縦方向に2個が3列以上に配置されている。本実施形態については、ネジ穴が縦方向に2個が2列で正方形に設けられているものとする。このネジ穴の2列の縦方向の並びに合わせて2個の装置側取付具20を夫々2個ずつの取付ビス51で取り付ける。
【0025】
装置側取付具20は、メッキ鋼鈑やステンレス鋼鈑を断面形状が「コの字状」、言い換えれば、長方形の中央の板の両側から略直角に曲げた形状に形成されている。以下、同様の断面形状のものを「コの字形状」と、コの字形状の中央部の部分を「中央板」、中央板の両側を曲げた部分を「両側板」と呼んで説明する。なお、材質が鋼鈑であることから「板」を「鈑」と記すべきかもしれないが、材質を意味する語としてではなく、形状としての「イタ」と呼ぶ語として「板」の語を附して説明する。また、メッキ鋼鈑やステンレス鋼鈑の厚みについては、薄型画像表示装置8の重量により、1~4mmの適切なもので加工して形成する(以下、同じ)。
【0026】
装置側取付具20は、「コの字状」断面が、上下になるように薄型画像表示装置8に取り付けて使用する。そして、装置側取付具20の中央板の下端近傍は、断面「コの字」状の窪み部分が徐々に浅くなるように形成され、両側板の端(コの字状の両端)まで斜めにし、装置側取付具20の下端には所定の広さで、両側板の端と同じで中央板と平行になる部分には固定面22が設けられている。装置側取付具20の中央板にはで、薄型画像表示装置8の背面側のネジ穴に対応する取付孔21が設けられている。装置側取付具20の下側の固定面22の略中央には、固定孔24が設けられている。また、装置側取付具20の両側板の上側の両方には水平方向の幅が広げられると共に、下方に向かって張り出し「逆Jの字状」引掛け部23が形成されている。詳しくは、
図4と
図5を用いて説明する。
【0027】
なお、本実施形態においては、装置側取付具20の中央板には、取付孔21が複数設けられている。なお、複数で数が多ければ利便性が向上するので、図中においてこのような個数についてはn個として図中に記載する(以下、同様)。そのため、前述の薄型画像表示装置8の額縁10の内側での高さ方向の調整や、薄型画像表示装置8の大きさや、薄型画像表示装置8の背面のネジ穴の各種のピッチに対応することができる。複数の取付孔21の例としては、例えば2~5センチピッチで多数の穴を設ける方法である。
【0028】
そして、薄型画像表示装置8の背面のネジ穴2個ずつに2個の装置側取付具20を夫々2個の取付ビス51で取り付ける。この場合に、装置側取付具20の取付孔21については、薄型画像表示装置8に装置側取付具20を取り付けた際に薄型画像表示装置8の下面よりも下側に出るようにした方が良い。後述する固定具54と蝶ナット56での固定作業が容易にできるからである。
図2において、薄型画像表示装置8の背面に取り付けられた2個の装置側取付具20を破線で図示している。
【0029】
図3を用いて窓側取付具30を説明する。窓側取付具30は、装置側取付具20の形状に対応した取付面を有する中間部材31と、中間部材31の上側で中間部材31の内側に差し込まれた上部部材32と、中間部材31の下側で中間部材31の内側に差し込まれた下部部材33から構成されている。
【0030】
中間部材31は、メッキ鋼鈑やステンレス鋼鈑を断面形状が「コの字」状に曲げて、さらに両端を内側に曲げた形状、言い換えれば、長方形の中央の板の両側から略直角に曲げて、長方形の中央の板から略直角の曲げ板を設け、さらにその先端を内側に直角に曲げた形状に形成されている。なお、この断面形状の鋼材を、リップ溝形鋼とも呼ばれているので、以下、同様の断面形状のものを「リップ溝形状」と、リップ溝形状の中央部の部分を「中央板」、中央板の両側を曲げた部分を「両側板」、両側板からさらに内側に曲げた部分を「リップ板」と呼んで説明する。もちろん、この様なリップ溝形鋼により、中間部材31を作成しても良い。ここで、リップ溝とは通常の溝の両側から唇状の張り出し部が設けられていることから、リップ溝と呼ばれている。
【0031】
中間部材31が前述のリップ溝形状で、リップ溝の断面が上下の面になるようにして使用されるので、上部部材32と下部部材33は中間部材31の内側でガタツキが少なく上下に滑らかに移動させることができ、窓側取付具30の全体として曲げに強い構造にすることができる共に、作業性が向上する。そして、この上部部材32と下部部材33が伸縮させることができることで、額縁10の略垂直方向の内側の面に合わせることができ、上額縁11に上部部材32を、下額縁13に下部部材33を木ネジで取り付けることができる。詳しくは、
図4と
図5を用いて後述する。なお、薄型画像表示装置8の大きさと額縁10の大きさは前述のように、各種存在するので、これらの大きさの範囲のグループにより、装置側取付具20とこれに対応させる窓側取付具30を数種類用意すると良い。
【0032】
図4と
図5を用いて、窓側取付具30の構造及び、窓側取付具30と装置側取付具20との取り付け関係について説明する。なお、
図5は、中間部材31の内側における、装置側取付具20、上部部材32と下部部材33との関係が判るように図示した、
図4におけるA-A断面図である。
【0033】
中間部材31は前述のように、リップ溝形状に加工されている。中間部材31の中央板の上側には、装置側取付具20の引掛け部23に対応する2か所の第1の長円の孔41が設けられている。また、第1の長円の孔41の下側で夫々の第1の長円の孔41から所定の間隔を明けた箇所に、第2の長円の孔42が設けられている。また、中間部材31の中央板の下側の水平方向における略中央には、下部固定孔43が1か所設けられている。中間部材31の両側板の上側で両側板の水平方向における略中央には、垂直方向所定の間隔を明けて複数の上部固定孔44が設けられている。
【0034】
上部部材32は、上端側に水平方向に延びる額縁取付板34が設けられ、中間部材31の両側板の内面に対応するように、額縁取付板34の両側から垂直下方向に曲げられた2か所のスライド板35が設けられている。よって、上部部材32は、全体として開口部を下にした「コの字状」に形成されている。スライド板35の下端近傍には2か所ナット52が溶接されており、中間部材31の上部固定孔31dからボルト53を差し込み、ナット52に締結することで、中間部材31に上部部材32を固定することができる。額縁取付板34には、複数の額縁取付孔45が設けられ、額縁取付板34を上額縁11に木ネジで固定できるようになっている。なお、ナット52やボルト53のサイズについては、薄型画像表示装置8の重量により、M5~10の適切なものを使用する(以下、同じ)。
【0035】
下部部材33は、中間部材31の内側の形状にガタツキが少少なくかつスライドが容易な所定のクリアランスを設けたリップ溝形状に形成されている。リップ溝形状の中央板の下端で、前記リップ溝形状の中央板から、略90度に水平方向に曲げられた額縁取付板36が設けられている。また、下部部材33の中央板には、中間部材31の中央の長方形の下端に設けられた下部固定孔31cに対応する「略U字状」に切り切欠いたU字切り欠き47が設けられている。
【0036】
下部部材33のリップ溝形状の内側に、固定具54を差し込み、固定具54の取り付けられたオネジ55をU字切り欠き47と中間部材31の下部固定孔31cに差し込み、さらに装置側取付具20の固定孔2に差し込み蝶ナット56で、下部部材33、中間部材31と装置側取付具20を締結することができる。これにより、下部部材33の中間部材31から下方に延ばす長さを調節して、固定することができる。額縁取付板36には、複数の額縁取付孔45が設けられ、額縁取付板36を下額縁13に木ネジで固定できるようになっている。なお、オネジ55や蝶ナット56のサイズについては、薄型画像表示装置8の重量により、M5~10の適切なものを使用する(以下、同じ)。
【0037】
固定具54の形状については、リップ溝形状で形成されており、中央板の略中央にオネジ55が取り付けられている。このオネジ55をU字切り欠き47と下部固定孔43に差し込むのであるから、固定具54のリップ溝断面を上下にした場合に、下部部材33のリップ板の間の隙間から下部部材33の内側に差し込むことができ、固定具54のオネジ55を中心にして固定具54を約90度回転させると、下部部材33のリップ溝形状の内側の断面と固定具54の両側板の大きさがほぼ等しくなるように形成されている。固定具54を下部部材33の内側に装着した場合に、固定具54が下部部材33から脱落し難くなり、作業性が向上するからである。
【0038】
本実施形態においては、額縁取付板34、36の額縁取付孔45については、本実施形態では6個としているが、薄型画像表示装置8の重量、上額縁11や下額縁13の材質、木ネジの種類によって2個以上の適当な個数にしても良い。さらに、額縁10の材質が木材以外の場合には、材料に合わせて、下穴を加工して、材料に合わせたコンクリートネジや、タッピングネジを用いて取り付ける。
【0039】
中間部材31の上部にある2か所の第1の長円の孔41については、装置側取付具20の2か所の引掛け部23に対応する位置及び形状に形成されている。つまり、2か所の第1の長円の孔41は、引掛け部23の水平方向に張り出した部分の厚みと張り出した上下方向の長さに合わせて、引掛け部23を差し込むことができる大きさに加工されている。
【0040】
また、2か所の引掛け部23で、「逆Jの字」状の内側の部分は、引掛け部23の水平方向に延ばす方向に従って垂直方向に上向く、傾斜角25となっており、引掛け部23が、2か所の第1の長円の孔41の内側に差し込まれた場合に、薄型画像表示装置8の重量によって、引掛け部23が、外側(薄型画像表示装置8取り付けられたが装置側取付具20が窓側取付具30から離れる方向)に移動するようになっている。
【0041】
そして、引掛け部23が外側に移動すると、引掛け部23の突起26が中間部材31の第2の長円の孔42に嵌まり込むようになる。これにより、引掛け部23を2か所の第1長円の孔41に差し込むと、装置側取付具20は、下側方向に移動し、単に薄型画像表示装置8取り付けられた装置側取付具20を上方に移動させるだけではなく、薄型画像表示装置8取り付けられた装置側取付具20を中間部材31の方向に押し込むようにししながら、薄型画像表示装置8取り付けられた装置側取付具20を上方向に持ち上げないと外れなくなる。
【0042】
これにより、薄型画像表示装置8取り付けられた装置側取付具20が簡単に外れないことになり、安全性が向上する。なお、第2の長円の孔42の大きさについては、引掛け部23の突起26の大きさに合わせて形成されている。
【0043】
以上のように、薄型画像表示装置用窓取付具1の装置側取付具20と窓側取付具30は形成されていることで、前述の仮組や型紙等を使用する取り付け方法を用いることで、薄型画像表示装置用窓取付具1を用いて、所定の範囲の大きさの薄型画像表示装置8を所定の範囲の大きさの額縁10の内側に簡単に取り付けることができる。なお、より簡単に取り付けられるように、窓側取付具30の上部部材32と下部部材33の中間部材31からの出代が判る目盛りを上部部材32と下部部材33の表面に設けるようにしても良い。また、装置取付具20の表面にも、薄型画像表示装置8に取り付けた場合の薄型画像表示装置8の大きさによる目安寸法についての記載を表面に設けても良い。
【0044】
額縁10の内側に薄型画像表示装置8を取り付ける場合は、以上の方法によって実施できるが、額縁10と薄型画像表示装置8の周囲には、所定の間隔の隙間が生じることになる。額縁10と薄型画像表示装置8の周囲の隙間があると、額縁10の奥側のガラス窓7から、外部の光が入り薄型画像表示装置8の視認性を損なう場合がある。また、薄型画像表示装置8の周囲の隙間から、窓側取付具30の一部が見え建物内装の見栄えを損なうことになる。この場合には、
図6で示した塞ぎ板60(61、62、63、64)で、薄型画像表示装置8の周囲の隙間を塞ぎ、額縁10に塞ぎ板60(61、62、63、64)を木ネジで取り付ける。額縁10に取り付け難い場合には、室内壁6に取り付けても良い。
【0045】
本実施形態においては、塞ぎ板60は、上塞ぎ板61、右塞ぎ板62、下塞ぎ板63と左塞ぎ板64に分割して形成されている。取り付け及び製作が容易で梱包に適した形状になるためであるが、これ以外の形状に分割して製作しても良い。なお、上塞ぎ板61と下塞ぎ板63には、複数のルーバー65が加工されている。薄型画像表示装置8の発熱により、塞ぎ板60で塞がれた額縁10の内部空間の温度上昇を防止するためである。ルーバー65については、熱の籠り易い条件がある場合には、上塞ぎ板61と下塞ぎ板63のルーバー65を2段や3段にして個数を増やしても良い。また、右塞ぎ板62と左塞ぎ板64にルーバー65を設けても良い。
【0046】
(第2の実施形態)
第2の実施形態の薄型画像表示装置用窓取付具2について、
図7に基づき説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態の薄型画像表示装置用窓取付具1のうち、窓側取付具30を窓側取付具70に代えたものであり、その他の部分については、第1の実施形態と同様であるので、窓側取付具70についてのみ説明し、その他の部分については、同一の符号を附して説明を省略する。なお、
図7において見やすくするために、額縁10の上額縁11と右額縁12については、破線により表示している。
【0047】
図7は、額縁10に窓側取付具70を取り付けた場合の説明図である。窓側取付具70は、額縁上部取付具71と額縁下部取付具76で構成されている。さらに、額縁上部取付具71は、横中間部材72と、横中間部材72を左右から支える2個の横伸縮部材73から構成されている。額縁下部取付具76は、横中間部材77と、横中間部材77を左右から支える横伸縮部材78から構成されている。額縁上部取付具71と額縁下部取付具76は、左右対称に形成されている。薄型画像表示装置8の形状も左右対称であるので、額縁10の内側に取り付けた場合に位置決めが容易であるからである。よって、額縁上部取付具71と額縁下部取付具76の夫々の横伸縮部材73、78については横中間部材72、から出代を表示した目盛りを表面の適切な個所に設けても良い。作業性が向上するからである。77構成されている。
【0048】
額縁上部取付具71の横中間部材72と2個の横伸縮部材73は、何れもリップ溝形状で形成されており、装置側取付具20に近接する方向に中央板を配置すると共に、リップ溝の断面が左右方向になるようにして、額縁10の内側に取り付けられる。横中間部材72の中央板の横方向の中央部には、第1の長円孔41と第2の長円孔42が左右に2か所の集合体(図中において一点鎖線が囲った部分)として、1か所の集合体にも複数設けられている。薄型画像表示装置8の背面のネジ穴の配置に対応する装置側取付具20に対応させるためである。また、横中間部材72の中央板の上側と下側には夫々左右2か所第3の長円の孔48が計4個設けられている。
【0049】
額縁上部取付具71の左右の横伸縮部材73の左右の両端側には、横伸縮部材73の中央板から略直角に横伸縮部材73の外側に張り出すように曲げられて額縁取付板74が形成されている。額縁取付板74には、第1の実施形態と同様に、各々6個の額縁取付孔45が設けられている。これにより、右額縁12と左額縁13に木ネジで額縁上部取付具71を取り付けることができる。
【0050】
横伸縮部材73の額縁取付板74の反対側の端側には、横中間部材72に横伸縮部材73を差し込んで横中間部材72の内側で移動させた際に、横中間部材72の複数の第1の長円孔41と第2の長円孔42の孔を塞がない範囲で、横伸縮部材73の中央材に略長方形の切り欠きが設けられている。また、横伸縮部材73の額縁取付板74の反対側の端部近傍の上下に各2個ずつナットが溶接されており、横中間部材72の第3の長円孔48から、合計8個のボルト53を差し込んで前記の溶接されたナットに締結することで、額縁上部取付具71の横方向の長さ調節し、額縁10の内側の寸法に合わせて取り付けることができる。
図7においては、ナットについては図示してないが、第1の実施形態と同様の構造である。また、第3の長円孔48については、所定のピッチで並べた多数の孔としても良い。
【0051】
額縁下部取付具76の横中間部材77と2個の横伸縮部材78は、何れもリップ溝形状で形成されており、装置側取付具20に近接する方向に中央板を配置すると共に、リップ溝の断面が左右方向になるようにして、額縁10の内側に取り付けられる。横中間部材77の中央板には、2か所第4の長円孔の49が設けられている。薄型画像表示装置8の背面のネジ穴の配置に対応させるためである。
【0052】
額縁下部取付具76の左右の横伸縮部材78の左右の両端側には、横伸縮部材78の中央板から略直角に横伸縮部材78の外側に張り出すように曲げられて額縁取付板74が形成されている。額縁取付板74には、第1の実施形態と同様に、各々6個の額縁取付孔45が設けられている。これにより、右額縁12と左額縁13に木ネジで額縁下部取付具76を取り付けることができる。
【0053】
横伸縮部材78の額縁取付板74の反対側の端側から横方向に横中間部材77の第4の長円孔49に対応する箇所について、U字切り欠き47が設けられている。このU字切り欠き47と、第4の長円孔49にオネジ55が取り付けられた固定具58を、リップ溝形状の左右の横伸縮部材78の2か所のリップ板の隙間から差し込み、横中間部材77と左右の横伸縮部材78を固定具58と蝶ナット56で締結する。これにより、額縁下部取付具76の横方向の長さ調節し、額縁10の内側の寸法に合わせて取り付けることができる。そして、横中間部材77の第4の長円の孔49の中央側に、リップ溝形状の横中間部材77の2か所のリップ板の隙間からオネジ55が取り付けられた固定具59を差し込み、装置側取付具20の固定孔24にも固定具59のオネジ55を通して蝶ナット56により締結する。なお、第4の長円孔49については、額縁上部取付具71の横中間部材72の第1の長円孔41と第2の長円孔42が左右に2か所の集合体に対応する部分については所定のピッチで並べた多数の孔としても良い。
【0054】
固定具58と固定具59の形状については、リップ溝形状で形成されており、中央板の略中央にオネジ55が取り付けられている。また、固定具58と固定具59のリップ溝断面を左右にした場合に、横中間部材77または横伸縮部材78のリップ板の間の隙間から横中間部材77には固定具59が、横伸縮部材78には固定具58がその内側に差し込むことができ、固定具58と固定具59のオネジ55を中心にして固定具58または固定具59を約90度回転させると、横中間部材77には固定具59が、横伸縮部材78には固定具58が、横中間部材77または横伸縮部材78夫々のリップ溝形状の内側の断面と固定具58または固定具59の両側板の大きさがほぼ等しくなるように形成されている。
【0055】
固定具58を横伸縮部材78の内側に、固定具59を横中間部材77の内側に装着した場合に、固定具58または固定具59が対応する横伸縮部材78または横中間部材77から脱落し難くなり、作業性が向上するからである。なお、横中間部材77のリップ溝形状の内側の断面よりも横伸縮部材78のリップ溝形状の内側の断面の方がやや小さくなるが、締結することに関しては固定具58の方が固定具59よりもやや小さくした方が良いが、装置側取付具20の固定孔24での固定具59と蝶ナット56での締結は荷重が加わらない箇所での締結であるので、固定具59の代わりに若干大きさの小さい固定具58を使用して、共通の固定具としても良い。
【0056】
(第3の実施形態)
第3の実施形態の薄型画像表示装置用窓取付具3について、
図8に基づき説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態の窓側取付具70を窓側取付具80に代えたものである。窓側取付具80については、第2の実施形態の窓側取付具70のうち、額縁上部取付具71については、第2の実施形態の額縁上部取付具71と同一であり、額縁下部取付具76を額縁下部取付具86に代えたものであり、その他の部分については、第2の実施形態及び第2の実施形態と同一であり、第2の実施形態のうちの第1の実施形態と同一の部分については、第1の実施形態と同一であるので、額縁下部取付具86についてのみ説明し、その他の部分については、同一の符号を附して説明を省略する。
図8において見やすくするために、額縁10の上額縁11と右額縁12の一部については、破線により表示している。
【0057】
図8は、額縁10に窓側取付具80を取り付けた場合の説明図であり、額縁上部取付具71については、第2の実施形態と同一のものである。窓側取付具80は、2個の額縁下部取付具86で、2個の装置側取付具20の夫々固定孔24に対応させて、薄型画像表示装置8を額縁10の内側に取り付ける。額縁下部取付具86については、第1の実施形態の窓側取付具30の下部部材31と、ほぼ同じ構造をしている。つまり、額縁下部取付具86については、リップ溝形状でリップ溝の断面が上下方向になるようにして取り付けられ、リップ溝形状の中央板の下端で、前記リップ溝形状の中央板から、略90度に水平方向に曲げられた額縁取付板87が設けられている。そして、額縁取付板87には、第1の実施形態と同様に6個の額縁取付孔45が設けられている。
【0058】
また、額縁下部取付具86の中央板には、装置取付具20の固定孔24に対応する「略U字状」に切り切欠いたU字切り欠き47が設けられている。そして、額縁下部取付具86のリップ溝形状の断面が、第1の実施形態の下部部材30と同一であるとして、固定具54を額縁取付板87のリップ溝形状の内側に入れ、固定具54のオネジ55をU字切り欠き47と装置取付具20の固定孔24にオネジ55を通して蝶ナット56を用いて締結する。なお、固定具54については第1の実施形態と同様であるとして説明を省略する。
【0059】
窓側取付具80については、2個の額縁下部取付具86を額縁10の下額縁13に木ネジで取り付ける際に、額縁上部取付具71の取り付け位置を決定した後に、額縁上部取付具71に装置側取付具20を仮組し、2個の額縁下部取付具86の位置決めを行う必要があるが、第2の実施形態の額縁下部取付具76を簡単な構造の額縁下部取付具86にすることができる。
【0060】
なお、以上各種の実施形態を説明したが、実施形態の説明において、材質や構造等については、これに限定するものではなく、薄型画像表示装置8の大きさや重量、額縁の材質厚み等に適度な強度を得られるのであれば、適切な材質及び形状を選択できる。例えば、断面「リップ溝形状」や断面「コの字状」については、「Lの字状」や板状、角パイプ等により形成しても良い。また、実施形態において、腰高窓を例示として説明したが、同様の方法で額縁が設けられている掃き出し窓や、引き違い窓以外回転式窓等にも実施可能である。
【0061】
さらには、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本件出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
[1]付記1は、室内側の窓の周囲に設けた額縁の内側に取り付けられ、前記額縁の室内側の端部から所定の間隔前記額縁の内側に入り込む略垂直面を備えた窓側取付具と、薄型画像表示装置の背面に取り付けて前記窓側取付具の上側近傍で引掛け、下側でネジ止めする装置側取付具とで構成されている
薄型画像表示装置用窓取付具である。
[2]付記2は、前記窓側取付具の全部または一部は、前記額縁の内側の大きさに合わせて伸縮可能な構造に形成されている請求項1記載の薄型画像表示装置用窓取付具である。
[3]付記3は、前記窓側取付具の全部または一部は、前記室内側の窓の周囲に設けた額縁の対向する内面に取り付けられている請求項1または請求項2記載の薄型画像表示装置用窓取付具である。
[4]付記4は、前記額縁の内部に取り付けられた前記薄型画像表示装置の前記額縁との隙間を覆う塞ぎ板を備えた請求項1~3何れかの一項の薄型画像表示装置用窓取付具である。
【産業上の利用可能性】
【0062】
現在多く使用されている薄型画像表示装置を窓の額縁内に取り付けることができる薄型画像表示装置用窓取付具であるので、産業上の利用性がある。
【符号の説明】
【0063】
1、2、3:薄型画像表示装置用窓取付具
6:室内壁
7:ガラス窓
8:薄型画像表示装置
10:額縁
11:上額縁
12:右額縁
13:下額縁
14:左額縁
20:装置側取付具
21:取付孔
22:固定面
23:引掛け部
24:固定孔
25:傾斜面
26:突起
30、70、80:窓側取付具
31:中間部材
32:上部部材
33:下部部材
34、36、74、87:額縁取付板
35:スライド板
41:第1の長円の孔
42:第2の長円の孔
43:下部固定孔
44:上部固定孔
45:額縁取付孔
47:U字切り欠き
48:第3の長円孔
49:第4の長円孔
51:取付ビス
52:ナット
53:ボルト
54、58、59:固定具
55:オネジ
56:蝶ナット
60:塞ぎ板
61:上塞ぎ板
62:右塞ぎ板
63:下塞ぎ板
64:左塞ぎ板
65:ルーバー
71:額縁上部取付具
76、86:額縁下部取付具
72、77:横中間部材
73、78:横伸縮部材