(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022118297
(43)【公開日】2022-08-15
(54)【発明の名称】化粧料用組成物
(51)【国際特許分類】
A61K 8/34 20060101AFI20220805BHJP
A61K 8/85 20060101ALI20220805BHJP
A61Q 5/00 20060101ALI20220805BHJP
A61K 8/37 20060101ALI20220805BHJP
A61K 8/36 20060101ALI20220805BHJP
A61K 8/39 20060101ALI20220805BHJP
【FI】
A61K8/34
A61K8/85
A61Q5/00
A61K8/37
A61K8/36
A61K8/39
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021014716
(22)【出願日】2021-02-02
(71)【出願人】
【識別番号】000231497
【氏名又は名称】日本精化株式会社
(72)【発明者】
【氏名】清川 真吾
(72)【発明者】
【氏名】清水 透
(72)【発明者】
【氏名】大橋 幸浩
【テーマコード(参考)】
4C083
【Fターム(参考)】
4C083AA112
4C083AA121
4C083AA122
4C083AB012
4C083AB032
4C083AC012
4C083AC022
4C083AC061
4C083AC071
4C083AC072
4C083AC082
4C083AC092
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC152
4C083AC172
4C083AC181
4C083AC182
4C083AC242
4C083AC251
4C083AC252
4C083AC261
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4C083AC302
4C083AC312
4C083AC331
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4C083AC341
4C083AC351
4C083AC352
4C083AC372
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4C083AC392
4C083AC401
4C083AC402
4C083AC421
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC441
4C083AC482
4C083AC532
4C083AC642
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4C083AC692
4C083AC712
4C083AC782
4C083AC792
4C083AC892
4C083AC902
4C083AD042
4C083AD091
4C083AD092
4C083AD132
4C083AD152
4C083AD162
4C083AD172
4C083AD202
4C083AD212
4C083AD352
4C083AD412
4C083AD432
4C083AD492
4C083AD512
4C083AD532
4C083AD632
4C083AD642
4C083AD662
4C083BB13
4C083CC33
4C083CC38
4C083CC39
4C083DD27
4C083DD30
4C083DD31
4C083EE03
4C083EE06
4C083EE28
(57)【要約】
【課題】毛髪の感触を大きく改善することができ、洗髪を繰り返してもその効果を長期間持続させることができ、溶融温度が低い化粧料用組成物を提供する。
【解決手段】下記の成分(A)及び(B)を含有する化粧料用組成物を用いる。
(A)下記一般式(1)で表される化合物又はその塩
【化1】
(式中、R1は炭素数11~23の直鎖飽和炭化水素基であり、nは1~10の整数を表す。)
(B)下記の成分(B1)及び(B2)から選択される1種又は2種以上
(B1)25℃で液状のエステル油、分岐高級アルコール、分岐高級脂肪酸、及び、不飽和高級脂肪酸
(B2)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、及び、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の成分(A)及び(B)を含有する化粧料用組成物。
(A)下記一般式(1)で表される化合物又はその塩
【化1】
(式中、R1は炭素数11~23の直鎖飽和炭化水素基であり、nは1~10の整数を表す。)
(B)下記の成分(B1)及び(B2)から選択される1種又は2種以上
(B1)25℃で液状のエステル油、分岐高級アルコール、分岐高級脂肪酸、及び、不飽和高級脂肪酸
(B2)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、及び、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
【請求項2】
成分(B1)が、コハク酸ジエチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジエチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、オレイン酸エチル、トリエチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、オレイン酸ポリグリセリル-2、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、オレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ホホバ油、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、イソステアリン酸及びオレイン酸から選択されることを特徴とする請求項1に記載の化粧料用組成物。
【請求項3】
成分(B2)が、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノパルミテート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル及びポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルから選択されることを特徴とする請求項1又は2に記載の化粧料用組成物。
【請求項4】
成分(A)の含有量が10~90質量%、成分(B)の含有量が10~90質量%であることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の化粧料用組成物。
【請求項5】
成分(B1)及び(B2)の両方を含有することを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の化粧料用組成物。
【請求項6】
成分(B1)と(B2)の配合比率が、質量比で8:2~2:8であることを特徴とする請求項5に記載の化粧料用組成物。
【請求項7】
毛髪化粧料用であることを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の組成物。
【請求項8】
請求項1~7のいずれかに記載の組成物を含有する毛髪化粧料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料用組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
毛髪はパーマ、ブリーチ、ヘアカラーなどの化学処理、日光による紫外線、ドライヤーによる熱、ブラッシングなどにより日常的に損傷(ダメージ)を継続的に受けている。毛髪がこのようなダメージを受けると、キューティクル表面の長鎖脂肪酸が脱離してしまうことが分かってきており、このキューティクル表面の損傷が、毛髪のすべり感や指通り性を悪くし、毛髪のダメージを感じさせる要因の一つとなっている。このような毛髪ダメージを改善する方法として、長鎖脂肪酸や長鎖脂肪酸の四級化物を使用する方法が試みられている(特許文献1、2)。しかしながら、これらの方法では、日々行われる洗髪等により成分が洗い流され、その効果を長期間持続することは難しい。
【0003】
乳酸脂肪酸エステル(アシル乳酸)は、古くから化粧品原料として主に毛髪化粧料用途に利用されており、界面活性剤として洗浄力を付与するのみならず、毛髪の感触を改善する成分としても利用されている(例えば特許文献3~5)。しかしながら、その改善効果は必ずしも十分とは言えない。特許文献6には、オリゴ乳酸脂肪酸エステルが洗浄剤の界面活性剤として利用できることが記載されているが、この化合物について毛髪を改善する効果は記載されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009-126851号
【特許文献2】特開平10-139620号
【特許文献3】特開平09-104896号
【特許文献4】特開平10-036230号
【特許文献5】特開2009-242271号
【特許文献6】国際公開2004/092314号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の課題としては、毛髪に対して優れた感触改善効果を有し、かつ、その効果を長期間発揮させることができる化粧料用組成物を提供することにある。
【0006】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、下記一般式(1)で表される化合物が毛髪に対して優れた感触改善効果を有し、かつ、洗髪を繰り返してもその効果を長期間持続させることができることを見出した。
【化1】
(式中、R1は炭素数11~23の直鎖飽和炭化水素基であり、nは1~10の整数を表す。)
【0007】
しかしながら、一般式(1)で表される化合物は融点が高いことが分かった。このような高融点の化合物を化粧品の原料として流通させる場合、ハンドリング性を高めるためにフレークやペレットに加工する方法が用いられているが、フレークやペレットの加工の際には、高温かつ比表面積が大きい状態で空気に晒されるため、着色や変臭が起こる懸念があり、また、新たに加工設備を導入する必要があるためコスト面で負担になる。一方で、このような高融点の化合物を製造後の溶融状態のまま釜から一斗缶やドラム缶に充填して流通させる方が、着色や変臭はなく、コスト面でメリットがある。しかしながら、この場合は一斗缶やドラム缶に充填した原料を再度加温溶融して取り出すことが必要となる。このため、一斗缶やドラム缶を融点よりも十分に高い温度で加温させる設備が必要であり、そのような設備を有しない化粧品製造業者においては使用することできないという問題がある。したがって、本願発明のもう一つの課題は、一般式(1)で表される化合物を化粧品の原料として一斗缶やドラム缶に充填して流通するにあたって、化粧品製造業者において高温で溶融させる設備の必要がない化粧料用組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、以下の成分(A)及び(B)を含有する化粧料用組成物が本発明の課題を解決しうることを見出し、本発明を完成させた。
(A)下記一般式(1)で表される化合物又はその塩
【化2】
(式中、R1は炭素数11~23の直鎖飽和炭化水素基であり、nは1~10の整数を表す。)
(B)下記の成分(B1)及び(B2)から選択される1種又は2種以上
(B1)25℃で液状のエステル油、分岐高級アルコール、分岐高級脂肪酸、及び、不飽和高級脂肪酸
(B2)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、及び、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
【発明の効果】
【0009】
本発明の化粧料用組成物は、毛髪に対して優れた感触改善効果を有し、かつ、その効果を長期間発揮させることができる。また、成分(A)のみに比較して、より低い温度で溶融することができ、化粧品の原料として一斗缶やドラム缶に充填して流通するにあたって、高温で溶融させる設備の必要がない。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の化粧料用組成物は、以下の成分(A)及び(B)を含有するものである。
(A)下記一般式(1)で表される化合物又はその塩
【化3】
(式中、R1は炭素数11~23の直鎖飽和炭化水素基であり、nは1~10の整数を表す。)
(B)下記の成分(B1)及び(B2)から選択される1種又は2種以上
(B1)25℃で液状のエステル油、分岐高級アルコール、分岐高級脂肪酸、及び、不飽和高級脂肪酸
(B2)ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、及び、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
【0011】
本発明で使用される成分(A)の上記一般式(1)で表される化合物は、高級脂肪酸と乳酸とのエステル化反応により合成される。
【0012】
本発明の一般式(1)で表される化合物の合成に使用される乳酸としては、L-乳酸、D-乳酸、及びDL-乳酸のいずれも使用することができるが、入手性、経済性の観点からL-乳酸が好ましく使用できる。また、乳酸を重合して得られるオリゴ乳酸を出発原料としてもよい。オリゴ乳酸は乳酸を100~180℃、より好ましくは130~170℃に加熱し生成する水を留去しながら重縮合することにより製造することができる。
【0013】
本発明の一般式(1)で表される化合物のR1は、高級脂肪酸の残基を表すものであり、すなわち高級脂肪酸のカルボキシル基部分を除いた炭化水素基を表すものである。本発明の一般式(1)で表される化合物の合成に使用される高級脂肪酸としては、炭素数11~23の直鎖飽和炭化水素基を有する高級脂肪酸を使用することができ、炭素数としては15~21がより好ましい。高級脂肪酸の具体例としては、ドデカン酸、テトラデカン酸、ペンタデカン酸、ヘキサデカン酸、ヘプタデカン酸、オクタデカン酸、ノナデカン酸、イコサン酸、ドコサン酸等が挙げられる。これらは単独で使用してもよいし、2種以上を混合して使用してもよい。これらのうち、入手性及び毛髪感触改善効果をより発揮させる観点から、ヘキサデカン酸、オクタデカン酸、イコサン酸、ドコサン酸が好ましく、オクタデカン酸が最も好ましい。
【0014】
本発明の一般式(1)の化合物の製造方法について述べる。まず、原料の高級脂肪酸と乳酸の仕込み比率は、モル比で1.0:1.0~1.0:10.0とすればよく、1.0:1.1~1.0:8.0が好ましく、1.0:1.2~1.0:7.0がより好ましく、1.0:1.5~1.0:6.0が最も好ましい。触媒としては塩基性触媒を使用するとよく、具体的には、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等の金属水酸化物;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム等の炭酸金属塩;カリウムメトキシド、ナトリウムメトキシド、カリウムエトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム-t-ブトキシド、ナトリウム-t-ブトキシド等の金属アルコキシドなどが挙げられ、これらのうち、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、カリウムメトキシド、ナトリウムメトキシドが好ましいものとして挙げられる。触媒量は、脂肪酸1モルに対して0.1~2.0モル使用するとよく、0.2~1.5モル使用することがより好ましい。反応温度は100~260℃、好ましくは150~220℃で行うとよい。反応時間としては0.5~10時間、好ましくは0.5~3時間行うとよい。このような条件で得られる反応生成物はそのまま本発明の化合物として使用することができるが、中和して塩の形態として使用してもよいし、さらに、抽出、脱酸、水洗、再結晶、吸着精製、蒸留、カラム精製等により適宜精製して使用してもよい。
【0015】
本発明の一般式(1)の化合物中のnは乳酸の重合度を表すが、本発明ではnが1~10の範囲のものを使用することができ、1~8の範囲のものがより好ましく使用できる。本発明では一般式(1)の化合物として重合度が単一の化合物を使用することもできるが、前述の製法によれば、重合度の異なる化合物の混合物として得られるため、本発明ではこのような混合物を使用することが好ましい。また、本発明では重合度が2以上の化合物を含有するものであることが好ましい。重合度が2以上の化合物を含有することで、本発明の効果をより向上させることができる。このような観点から乳酸の重合度の平均は、1.0よりも大きいことが好ましい。具体的には乳酸の重合度の平均が1.05以上であることが好ましく、1.1以上がより好ましく、1.2以上が最も好ましい。重合度の平均がこれよりも小さいと重合度が2以上の化合物の含有量が少なくなるため、本発明の効果が十分に発揮されない場合がある。また、乳酸の重合度の平均の上限としては、6.0以下であることが好ましく、4.0以下であることがより好ましく、3.0以下であることが最も好ましい。重合度の平均がこれよりも大きいと重合度の高い化合物の含有量が多くなりすぎ、本発明の効果が十分に発揮されない場合がある。なお、前記製造方法では、脂肪酸1.0モルに対して乳酸の仕込み比が1.0モルに近いほど、nが1の化合物が多く生成し、脂肪酸1.0モルに対して乳酸の仕込み比が1.0モルよりも大きくなるにつれて、nが1よりも大きい化合物がより多く生成する。したがって、仕込み比を変化させることで、乳酸の重合度の平均を調整することが可能である。また、前述の製法によれば、その反応生成物には一般式(1)で表される化合物の他に、反応原料の高級脂肪酸や乳酸が未反応物として残存し、また乳酸の重合物(オリゴ乳酸)が副生成物として含有するが、本発明ではこのような成分を含んだものをそのまま使用することができる。
【0016】
本発明の一般式(1)で表される化合物は、末端がカルボン酸の構造を有し、酸の形態であるが、本発明ではカルボン酸の塩の形態のものも使用することもできる。塩としては、特に制限はないが、具体的には、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;アルミニウム、鉄、亜鉛等の金属塩;リジン、アルギニン、グアニジン、ヒスチジン、オルニチン等の塩基性アミノ酸塩;アンモニウム、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ステアリルアミン等の有機アミン塩等が挙げられる。本発明の毛髪改善効果は、酸の形態及び塩の形態のいずれの形態でもその効果を発揮することができる。
【0017】
本発明で使用される成分(B1)は25℃で液状のエステル油、分岐高級アルコール、分岐高級脂肪酸、及び、不飽和高級脂肪酸であり、これらに該当する化合物であれば特に制限はないが、具体例を記載すると、25℃で液状のエスエル油としては、コハク酸ジエチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジイソブチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、パルミチン酸オクチルドデシル、エチルヘキサン酸セチル、エチルヘキサン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸イソデシル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸エチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸イソプロピル、イソステアリン酸オクチルドデシル、エルカ酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、トリエチルヘキサン酸グリセリル、トリカプリル酸グリセリル、トリカプリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、オレイン酸ポリグリセリル-2、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ジネオペンタン酸3-メチル-1,5-ペンタンジオール、ジネオペンタン酸2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール、オレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、クエン酸トリエチル、リンゴ酸ジイソステアリル、炭酸ジカプリリル、ホホバ油等の植物油等が例示される。
25℃で液状の分岐高級アルコールとしては、2-エチルヘキサノール、6-メチル-2-ヘプタノール、イソノニルアルコール、イソデシルアルコール、イソウンデシルアルコール、イソドデシルアルコール、2-ブチルオクタノール、イソトリデシルアルコール、イソテトラデシルアルコール、イソペンタデシルアルコール、イソヘキサデシルアルコール、2-ヘキシルデカノール、イソヘプタデシルアルコール、イソステアリルアルコール、イソノナデシルアルコール、イソエイコサノール、2-オクチルドデカノール、イソヘンエイコサノール、18-メチルエイコサノール、イソドコサノール、2-デシルテトラデカノール等が例示される。
25℃で液状の分岐高級脂肪酸としては、イソノナン酸、イソデカン酸、ジメチルオクタン酸、イソウンデカン酸、イソドデカン酸、イソトリデカン酸、イソテトラデカン酸、イソペンタデカン酸、イソヘキサデカン酸、イソヘプタデカン酸、イソステアリン酸、イソノナデカン酸、イソイコサン酸、2-エチルヘキサン酸、2-ブチルオクタン酸、2-ヘキシルデカン酸、2-オクチルドデカン酸、2-デシルテトラデカン酸、2-ドデシルヘキサデカン酸、2-テトラデシルオクタデカン酸、2-ヘキサデシルイコサン酸等が例示される。
25℃で液状の不飽和高級脂肪酸としては、ウンデセン酸、ミリストオレイン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エライジン酸、ガドレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、アラキドン酸等が例示される。
【0018】
これらのうち、入手性及び発明の効果をより発揮させる観点から、コハク酸ジエチルヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、アジピン酸ジエチルヘキシル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジエチルヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸エチルヘキシル、エチルヘキサン酸セチル、オレイン酸エチル、トリエチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、オレイン酸ポリグリセリル-2、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、オレイン酸ソルビタン、イソステアリン酸ソルビタン、ヒドロキシステアリン酸エチルヘキシル、リンゴ酸ジイソステアリル、ホホバ油、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール、イソステアリン酸、オレイン酸が好ましいものとして挙げられる。
【0019】
本発明で使用される成分(B2)のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、及び、ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、これらに該当する化合物であれば特に制限はないが、具体例を記載すると、ポリオキシエチレン脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレンモノカプレート、ポリオキシエチレンモノカプリレート、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノミリスチレート、ポリオキシエチレンモノパルミテート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンモノベヘネート、ポリオキシエチレンジカプレート、ポリオキシエチレンジカプリレート、ポリオキシエチレンジラウレート、ポリオキシエチレンジミリスチレート、ポリオキシエチレンジパルミテート、ポリオキシエチレンジステアレート、ポリオキシエチレンジオレエート、ポリオキシエチレンジイソステアレート、ポリオキシエチレジベヘネート等が例示される。
ポリオキシエチレンアルキルエーテルとしては、ポリオキシエチレンカプリルエーテル、ポリオキシエチレンカプリリルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンミリスチルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル、ポリオキシエチレンコレステロールエーテル、ポリオキシエチレンフィトステロールエーテル等が例示される。
【0020】
これらのうち、入手性及び発明の効果をより発揮させる観点から、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノパルミテート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンモノイソステアレート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテルが好ましいものとして挙げられる。
【0021】
本発明で使用される成分(B)は、上記の成分(B1)及び(B2)から選択される1種又は2種以上から選択されるものである。本発明の化粧料用組成物は、成分(A)と(B)を溶融温度以上で混合溶解させることにより得られる。そうすることによって、成分(A)のみの場合に比較して、溶融温度を低下させることができる。
【0022】
本発明の化粧料用組成物における成分(A)と(B)の配合量は、特に制限はないが、本発明の毛髪改善効果の有効成分である成分(A)の配合量が多い方が、化粧料原料としてより少ない添加量で効果を発揮させることできる点で好ましいが、一方で、成分(A)の配合量が多いと溶融温度を十分に低下させることができない場合がある。このような観点から、成分(A)の配合量としては、10~90質量%、好ましくは30~90質量%、より好ましくは50~85質量%である。成分(A)の配合量から鑑みて、成分(B)の配合量としては、10~90質量%、好ましくは10~70質量%、より好ましくは15~50質量%である。
【0023】
本発明で使用される成分(B)は、上記の成分(B1)及び(B2)から選択される1種又は2種以上から選択されるものであるが、本発明の化粧料用組成物の溶融温度をより低下させる観点から、成分(B1)と(B2)の両方を含有することがより好ましい。この場合、成分(B1)と(B2)の配合比率としては、質量比で8:2~2:8、好ましくは7:3~3:7である。
【0024】
本発明の化粧料用組成物は、毛髪に塗布することで毛髪の感触改善させることができるものである。塗布する方法としては均一に毛髪に塗布できればよく、特に制限はないが、そのまま毛髪に塗布する、或いは、エタノール等の溶媒に溶解又は分散させてから毛髪に塗布する等の方法が用いられる。本発明の化粧料用組成物は、毛髪に塗布した後、毛髪に熱処理を施すことによりその効果が向上し、さらにその効果を持続的に発揮させることができる。熱処理する場合は、ヘアアイロン(ストレートアイロン、カールアイロン、ブラシアイロン等)、ドライヤーなどの機器を使用することができる。或いは、デジタルパーマ、ホットパーマなどの加熱を伴うパーマ処理と同時に行うこともできる。熱処理の条件としては、ヘアアイロンであれば設定温度を60~180℃として1~10回程度、デジタルパーマであれば60~120℃で1~60分程度、ドライヤーであれば熱風で1分~10分程度処理すればよい。
【0025】
本発明の化粧料用組成物を毛髪に塗布する方法としては、前述の方法の他、公知の一般的な毛髪化粧料へ配合して使用することで毛髪に塗布することもできる。本発明の化粧料用組成物を毛髪化粧料へ配合する場合、その配合量は特に限定されないが、0.001~50重量%が好ましく、より好ましくは0.005~20重量%である。
【0026】
本発明の化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料には、必要に応じて一般的に毛髪化粧料に配合される添加成分、例えば油性基剤、界面活性剤、アルコール類、保湿剤、高分子・増粘・ゲル化剤、酸化防止剤、防腐剤、殺菌剤、キレート剤、pH調整剤・酸・アルカリ、紫外線吸収剤、美白剤、溶剤、角質剥離・溶解剤、鎮痒剤、消炎剤、制汗剤、清涼剤、抗ヒスタミン剤、収れん剤、刺激剤、育毛用薬剤・血行促進剤、還元剤・酸化剤、高分子粉体、ヒドロキシ酸、ビタミン類及びその誘導体類、糖類及びその誘導体類、有機酸類、酵素類、核酸類、ホルモン類、無機粉体類、香料、色素等を本発明の効果を損なわない程度で含有していてもよい。
【0027】
油性基剤としては、セタノール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、ラウリルアルコール、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアルコール、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、ダイマージオール等の高級アルコール類;ベンジルアルコール等のアラルキルアルコール及び誘導体;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレイン酸、エルカ酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、イソヘキサデカン酸、アンテイソヘンイコサン酸、長鎖分岐脂肪酸、ダイマー酸、水素添加ダイマー酸等の高級脂肪酸類及びそのアルミニウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、カリウム、ナトリウム塩等の金属石けん類、及びアミド等の含窒素誘導体類;流動パラフィン(ミネラルオイル)、重質流動イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、α-オレフィンオリゴマー、ポリイソブテン、水添ポリイソブテン、ポリブテン、スクワラン、オリーブ由来スクワラン、スクワレン、ワセリン、固形パラフィン等の炭化水素類;キャンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワックス、木ろう、みつろう、モンタンワックス、オゾケライト、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラタム、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、エチレン・プロピレンコポリマー等のワックス類;ヤシ油、パーム油、パーム核油、サフラワー油、オリーブ油、ヒマシ油、アボカド油、ゴマ油、茶油、月見草油、小麦胚芽油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、ククイナッツ油、ローズヒップ油、メドウフォーム油、パーシック油、ティートリー油、ハッカ油、トウモロコシ油、ナタネ油、ヒマワリ油、小麦胚芽油、アマニ油、綿実油、大豆油、落花生油、コメヌカ油、カカオ脂、シア脂、水素添加ヤシ油、水素添加ヒマシ油、ホホバ油、水素添加ホホバ油等の植物油脂類;牛脂、乳脂、馬脂、卵黄油、ミンク油、タートル油等の動物性油脂類;鯨ロウ、ラノリン、オレンジラッフィー油等の動物性ロウ類;液状ラノリン、還元ラノリン、吸着精製ラノリン、酢酸ラノリン、酢酸液状ラノリン、ヒドロキシラノリン、ポリオキシエチレンラノリン、ラノリン脂肪酸、硬質ラノリン脂肪酸、ラノリンアルコール、酢酸ラノリンアルコール、酢酸(セチル・ラノリル)エステル等のラノリン類;レシチン、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、ホスファチジン酸、環状リゾホスファチジン酸またはその塩、リゾレシチン等のリン脂質類;水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質等のリン脂質誘導体類;サポゲニン類;サポニン類;酢酸コレステリル、ノナン酸コレステリル、ステアリン酸コレステリル、イソステアリン酸コレステリル、オレイン酸コレステリル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/ベヘニル/オクチルドデシル)、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)、N-ラウロイルサルコシンイソプロピル等のアシルサルコシンアルキルエステル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル、ヒマワリ種子油脂肪酸フィトステリル、イソステアリン酸フィトステリル、軟質ラノリン脂肪酸コレステリル、硬質ラノリン脂肪酸コレステリル、長鎖分岐脂肪酸コレステリル、長鎖α-ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のステロールエステル類;リン脂質・コレステロール複合体、リン脂質・フィトステロール複合体等の脂質複合体;ミリスチン酸オクチルドデシル、ミリスチン酸ヘキシルデシル、イソステアリン酸オクチルドデシル、パリミチン酸セチル、パルミチン酸オクチルドデシル、オクタン酸セチル、オクタン酸ヘキシルデシル、イソノナン酸イソトリデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸オクチル、イソノナン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソデシル、ネオペンタン酸イソトリデシル、ネオペンタン酸イソステアリル、ネオデカン酸オクチルドデシル、オレイン酸オレイル、オレイン酸オクチルドデシル、リシノレイン酸オクチルドデシル、ラノリン脂肪酸オクチルドデシル、炭酸ジカプリリル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、エルカ酸オクチルドデシル、イソステアリン酸硬化ヒマシ油、オレイン酸エチル、アボカド油脂肪酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、イソステアリン酸イソプロピル、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸メチルヘプチル、ミリスチン酸メチルヘプチル、パルミチン酸メチルヘプチル、イソステアリン酸メチルヘプチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソプロピル、セバシン酸ジブチルオクチル、アジピン酸ジイソブチル、アジピン酸ジオクチル、コハク酸ジオクチル、クエン酸トリエチル等のモノアルコールカルボン酸エステル類;乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、モノイソステアリン酸水添ヒマシ油、γ-エルカラクトン等のオキシ酸エステル類;トリオクタン酸グリセリル、トリオレイン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル、ジイソステアリン酸グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリ(カプリル酸/カプリン酸/ミリスチン酸/ステアリン酸)グリセリル、水添ロジントリグリセリド(水素添加エステルガム)、ロジントリグリセリド(エステルガム)、ベヘン酸エイコサン二酸グリセリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジオクタン酸2-ブチル-2-エチル-1,3-プロパンジオール、ジオレイン酸プロピレングリコール、テトラオクタン酸ペンタエリスリチル、水素添加ロジンペンタエリスリチル、トリエチルヘキサン酸ジトリメチロールプロパン、(イソステアリン酸/セバシン酸)ジトリメチロールプロパン、トリエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル、ノナイソステアリン酸ポリグリセリル-10、デカ(エルカ酸/イソステアリン酸/リシノレイン酸)ポリグリセリル-8、(ヘキシルデカン酸/セバシン酸)ジグリセリルオリゴエステル、ジステアリン酸グリコール(ジステアリン酸エチレングリコール)、ジネオペンタン酸3-メチル-1,5-ペンタンジオール、ジネオペンタン酸2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール等の多価アルコール脂肪酸エステル類;ジカプリリルエーテル等のアルキルエーテル類;ダイマージリノール酸ジイソプロピル、ダイマージリノール酸ジイソステアリル、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、ダイマージリノール酸硬化ヒマシ油、ヒドロキシアルキルダイマージリノレイルエーテル等のダイマー酸若しくはダイマージオールの誘導体;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ジメチコン(ジメチルポリシロキサン)、高重合ジメチコン(高重合ジメチルポリシロキサン)、シクロメチコン(環状ジメチルシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン)、フェニルトリメチコン、ジフェニルジメチコン、フェニルジメチコン、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、ジメチコノール、ジメチコノールクロスポリマー、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン、カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、脂肪酸変性シリコーン、アルキルエーテル変性シリコーン、アミノ酸変性シリコーン、ペプチド変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミドアルキル変性シリコーン、アミノグリコール変性シリコーン、アミノフェニル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体等のシリコーン類;パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類が、好ましいものとして挙げられる。
【0028】
保湿剤・感触向上剤としては、グリセリン、1,3-ブチレングリコール、プロピレングリコール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、1,3-プロパンジオール、2-メチル-1,3-プロパンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ヘキシレングリコール、ジグリセリン、ポリグリセリン、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体等のポリオール類及びその重合体;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル等のグリコールアルキルエーテル類;(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、テトラデカン二酸ポリグリセリル-10、シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール等の水溶性エステル類;ソルビトール、キシリトール、エリスリトール、マンニトール、マルチトール等の糖アルコール類;グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、トレオース、キシロース、アラビノース、フコース、リボース、デオキシリボース、マルトース、トレハロース、ラクトース、ラフィノース、グルコン酸、グルクロン酸、シクロデキストリン類(α-、β-、γ-シクロデキストリン、及び、マルトシル化、ヒドロキシアルキル化等の修飾シクロデキストリン)、β-グルカン、キチン、キトサン、ヘパリン及び誘導体、ペクチン、アラビノガラクタン、デキストリン、デキストラン、グリコーゲン、エチルグルコシド、メタクリル酸グルコシルエチル重合物若しくは共重合物等の糖類及びその誘導体類;ヒアルロン酸、ヒアルロン酸ナトリウム;コンドロイチン硫酸ナトリウム;ムコイチン硫酸、カロニン硫酸、ケラト硫酸、デルマタン硫酸;シロキクラゲ抽出物、シロキクラゲ多糖体;イヌリン、レバン等のフルクタン類;フコイダン;チューベロース多糖体、天然由来多糖体;クエン酸、酒石酸、乳酸等の有機酸及びその塩;尿素;2-ピロリドン-5-カルボン酸及びそのナトリウム等の塩;ベタイン(トリメチルグリシン)、プロリン、ヒドロキシプロリン、アルギニン、リジン、セリン、グリシン、アラニン、フェニルアラニン、チロシン、β-アラニン、スレオニン、グルタミン酸、グルタミン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、シスチン、メチオニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、トリプトファン、ヒスチジン、タウリン等のアミノ酸類及びその塩;コラーゲン、魚由来コラーゲン、アテロコラーゲン、ゼラチン、エラスチン、コラーゲン分解ペプチド、加水分解コラーゲン、塩化ヒドロキシプロピルアンモニウム加水分解コラーゲン、エラスチン分解ペプチド、ケラチン分解ペプチド、加水分解ケラチン、コンキオリン分解ペプチド、加水分解コンキオリン、シルク蛋白分解ペプチド、加水分解シルク、ラウロイル加水分解シルクナトリウム、大豆蛋白分解ペプチド、小麦蛋白分解ペプチド、加水分解小麦蛋白、カゼイン分解ペプチド、アシル化ペプチド等の蛋白ペプチド類及びその誘導体;パルミトイルオリゴペプチド、パルミトイルペンタペプチド、パルミトイルテトラペプチド等のアシル化ペプチド類;シリル化ペプチド類;乳酸菌培養液、酵母抽出液、卵殻膜タンパク、牛顎下腺ムチン、ヒポタウリン、ゴマリグナン配糖体、グルタチオン、アルブミン、乳清;塩化コリン、ホスホリルコリン;胎盤抽出液、エアラスチン、コラーゲン、アロエ抽出物、ハマメリス水、ヘチマ水、カモミラエキス、カンゾウエキス、コンフリーエキス、シルクエキス、イザヨイバラエキス、セイヨウノコギリソウエキス、ユーカリエキス、メリロートエキス等の動物・植物抽出成分、天然型セラミド(タイプ1、2、3、4、5、6)、ヒドロキシセラミド、疑似セラミド、スフィンゴ糖脂質、セラミド及び糖セラミド含有エキス等のセラミド類が好ましいものとして挙げられる。
【0029】
界面活性剤としては、陰イオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、高分子界面活性剤等が好ましいものとして挙げられる。界面活性剤のHLBには特に制限はなく、1程度の低いものから20程度の高いものまで使用でき、HLB低いものと高いものを組み合わせることも好ましい。界面活性剤として好ましいものを例示すると、陰イオン性界面活性剤では、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム等の脂肪酸塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸アンモニウム等のアルキル硫酸エステル塩;ラウレス硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸トリエタノールアミン等のポリオキシエチレンアルキル硫酸塩;ココイルメチルタウリンナトリウム、ココイルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルアラニンナトリウム、ラウロイルサルコシンナトリウム、ラウロイルサルコシントリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸メチルアラニンナトリウム等のアシルN-メチルアミノ酸塩;ココイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸トリエタノールアミン、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム、パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、ココイルアラニントリエタノールアミン、ジラウロイルグルタミン酸リシンNa等のアシルアミノ酸塩;ラウレス酢酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム等のコハク酸エステル塩;脂肪酸アルカノールアミドエーテルカルボン酸塩;ポリオキシエチレン脂肪アミン硫酸塩;脂肪酸アルカノールアミド硫酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の脂肪酸グリセリド硫酸塩;アルキルベンゼンポリオキシエチレン硫酸塩;α-オレフィンスルホン酸ナトリウム等のオレフィンスルホン酸塩;スルホコハク酸ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のアルキルスルホコハク酸塩;スルホコハク酸ラウレス2ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のアルキルエーテルスルホコハク酸塩;テトラデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、テトラデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;アルキルナフタレンスルホン酸塩;アルカンスルホン酸塩;α-スルホ脂肪酸メチルエステル塩;アシルイセチオン酸塩;アルキルグリシジルエーテルスルホン酸塩;アルキルスルホ酢酸塩;ラウレスリン酸ナトリウム、ジラウレスリン酸ナトリウム、トリラウレスリン酸ナトリウム、モノオレスリン酸ナトリウム等のアルキルエーテルリン酸エステル塩;ラウリルリン酸カリウム等のアルキルリン酸エステル塩;カゼインナトリウム;アルキルアリールエーテルリン酸塩;脂肪酸アミドエーテルリン酸塩;ホスファチジルグリセロール、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、環状リゾホスファチジン酸またはその塩等のリン脂質類;カルボン酸変性シリコーン、リン酸変性シリコーン、硫酸変性シリコーン等のシリコーン系陰イオン性界面活性剤等;非イオン界面活性剤では、ラウレス(ポリオキシエチレンラウリルエーテル)類、セテス(ポリオキシエチレンセチルエーテル)類、ステアレス(ポリオキシエチレンステアリルエーテル)類、ベヘネス類(ポリオキシエチレンベヘニルエーテル)、イソステアレス(ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル)類、オクチルドデセス(ポリオキシエチレンオクチルドデシルエーテル)類等の種々のポリオキシエチレン付加数のポリオキシエチレンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油マレイン酸等のヒマシ油及び硬化ヒマシ油誘導体;ポリオキシエチレンフィトステロール;ポリオキシエチレンコレステロール;ポリオキシエチレンコレスタノール;ポリオキシエチレンラノリン;ポリオキシエチレン還元ラノリン;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン2-デシルテトラデシルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン水添ラノリン、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリセリンエーテル等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンアルキルエーテル;ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール;PPG-9ジグリセリル等の(ポリ)グリセリンポリオキシプロピレングリコール;ステアリン酸グリセリル、イソステアリン酸グリセリル、パルミチン酸グリセリル、ミリスチン酸グリセリル、オレイン酸グリセリル、ヤシ油脂肪酸グリセリル、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、α,α’-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリン脂肪酸部分エステル類;ステアリン酸ポリグリセリル-2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジステアリン酸ポリグリセリル-6、同10、トリステアリン酸ポリグリセリル-2、デカステアリン酸ポリグリセリル-10、イソステアリン酸ポリグリセリル-2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2(ジイソステアリン酸ジグリセリル)、同3、同10、トリイソステアリン酸ポリグリセリル-2、テトライソステアリン酸ポリグリセリル-2、デカイソステアリン酸ポリグリセリル-10、オレイン酸ポリグリセリル-2、同3、同4、同5、同6、同8、同10、ジオレイン酸ポリグリセリル-6、トリオレイン酸ポリグリセリル-2、デカオレイン酸ポリグリセリル-10等のポリグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸エチレングリコール等のエチレングリコールモノ脂肪酸エステル;モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコールモノ脂肪酸エステル;ペンタエリスリトール部分脂肪酸エステル;ソルビトール部分脂肪酸エステル;マルチトール部分脂肪酸エステル;マルチトールエーテル;ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;ショ糖脂肪酸エステル、メチルグルコシド脂肪酸エステル、ウンデシレン酸トレハロース等の糖誘導体部分エステル;カプリリルグルコシド等のアルキルグルコシド;アルキルポリグリコシド;マンノシルエリスリトールリピッド等の糖脂質;ラノリンアルコール;還元ラノリン;ポリオキシエチレンジステアレート、ポリチレングリコールジイソステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンジオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸モノ及びジエステル;ポリオキシエチレン・プロピレングリコール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレングリセリンモノステアレート、ポリオキシエチレングリセリンモノイソステアレート、ポリオキシエチレングリセリントリイソステアレート等のポリオキシエチレンモノオレエート等のポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレート、ポリオキシエチレンソルビタンテトラオレエート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールペンタオレエート、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンメチルグルコシド脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンアルキルエーテル脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンソルビトールミツロウ等のポリオキシエチレン動植物油脂類;イソステアリルグリセリルエーテル、キミルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等のアルキルグリセリルエーテル類;多価アルコールアルキルエーテル;ポリオキシエチレンアルキルアミン;テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレン-エチレンジアミン縮合物類;サポニン、ソホロリピッド等の天然系界面活性剤;ポリオキシエチレン脂肪酸アミド;ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド(コカミドMEA)、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド(コカミドDEA)、ラウリン酸モノエタノールアミド(ラウラミドMEA)、ラウリン酸ジエタノールアミド(ラウラミドDEA)、ラウリン酸モノイソプロパノールアミド(ラウラミドMIPA)、パルミチン酸モノエタノールアミド(パルタミドMEA)、パルミチン酸ジエタノールアミド(パルタミドDEA)、ヤシ油脂肪酸メチルエタノールアミド(コカミドメチルMEA)等の脂肪酸アルカノールアミド類;ラウラミンオキシド、コカミンオキシド、ステアラミンオキシド、ベヘナミンオキシド等のアルキルジメチルアミンオキシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;ポリオキシエチレンアルキルメルカプタン;ジメチコンコポリオール等のポリエーテル変性シリコーン、ポリシロキサン・オキシアルキレン共重合体、ポリグリセリン変性シリコーン、糖変性シリコーン等のシリコーン系非イオン性界面活性剤等;陽イオン性界面活性剤では、ベヘントリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、セトリモニウムクロリド、ラウリルトリモニウムクロリド等のアルキルトリメチルアンモニウムクロリド;ステアリルトリモニウムブロミド等のアルキルトリメチルアンモニウムブロミド;ジステアリルジモニウムクロリド、ジココジモニウムクロリド等のジアルキルジメチルアンモニウムクロリド;ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン等の脂肪酸アミドアミン及びその塩;ステアロキシプロピルジメチルアミン等のアルキルエーテルアミン及びその塩または四級塩;エチル硫酸長鎖分岐脂肪酸(12~31)アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等の脂肪酸アミド型四級アンモニウム塩;ポリオキシエチレンアルキルアミン及びその塩または四級塩;アルキルアミン塩;脂肪酸アミドグアニジウム塩;アルキルエーテルアミンモニウム塩;アルキルトリアルキレングリコールアンモニウム塩;ベンザルコニウム塩;ベンゼトニウム塩;塩化セチルピリジニウム等のピリジニウム塩;イミダゾリニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミノプロピルジメチコン及びアモジメチコン等のアミノ変性シリコーン、カチオン変性シリコーン、カチオン変性及びポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性及びポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン系陽イオン性界面活性剤等;両性界面活性剤では、ラウリルベタイン(ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン)等のN-アルキル-N,N-ジメチルアミノ酸ベタイン;コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン等の脂肪酸アミドアルキル-N,N-ジメチルアミノ酸ベタイン;ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸ナトリウム等のイミダゾリン型ベタイン;アルキルジメチルタウリン等のアルキルスルホベタイン;アルキルジメチルアミノエタノール硫酸エステル等の硫酸型ベタイン;アルキルジメチルアミノエタノールリン酸エステル等のリン酸型ベタイン;ホスフ
ァチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、スフィンゴミエリン等のスフィンゴリン脂質、リゾレシチン、水素添加大豆リン脂質、部分水素添加大豆リン脂質、水素添加卵黄リン脂質、部分水素添加卵黄リン脂質、水酸化レシチン等のリン脂質類;シリコーン系両性界面活性剤等;高分子界面活性剤では、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、デンプン誘導体、トラガントガム、アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;シリコーン系各種界面活性剤が好ましいものとして挙げられる。
【0030】
高分子・増粘剤・ゲル化剤としては、グアーガム、ローカストビーンガム、クィーンスシード、カラギーナン、ガラクタン、アラビアガム、タラガム、タマリンド、ファーセレラン、カラヤガム、トロロアオイ、キャラガム、トラガントガム、ペクチン、ペクチン酸及びナトリウム塩等の塩、アルギン酸及びナトリウム塩等の塩、マンナン;コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ等のデンプン;キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸及びその塩、ザンサンガム、プルラン、ジェランガム、キチン、キトサン、寒天、カッソウエキス、コンドロイチン硫酸塩、カゼイン、コラーゲン、ゼラチン、アルブミン;メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース及びそのナトリウム等の塩、メチルヒドロキシプロピルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ジアルキルジメチルアンモニウム硫酸セルロース、結晶セルロース、セルロース末等のセルロース及びその誘導体;可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン、メチルデンプン等のデンプン系高分子、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム等のデンプン誘導体;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等アルギン酸誘導体;ポリビニルピドリドン(PVP)、ポリビニルアルコール(PVA)、ビニルピドリドン・ビニルアルコール共重合体、ポリビニルメチルエーテル;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体;(メタクリロイルオキシエチルカルボキシベタイン/メタクリル酸アルキル)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸エチルアミンオキシド)コポリマー等の両性メタクリル酸エステル共重合体;(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマー、(アクリル酸アルキル/ジアセトンアクリルアミド)コポリマーAMP;ポリ酢酸ビニル部分けん化物、マレイン酸共重合体;ビニルピロリドン・メタクリル酸ジアルキルアミノアルキル共重合体;アクリル樹脂アルカノールアミン;ポリエステル、水分散性ポリエステル;ポリアクリルアミド;ポリアクリル酸エチル等のポリアクリル酸エステル共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸及びそのナトリウム塩等の塩、アクリル酸・メタアクリル酸エステル共重合体;アクリル酸・メタアクリル酸アルキル共重合体;ポリクオタニウム-10等のカチオン化セルロース、ポリクオタニウム-7等のジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、ポリクオタニウム-22等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド共重合体、ポリクオタニウム-39等のアクリル酸・ジアリルジメチルアンモニウムクロリド・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸エステル共重合体、アクリル酸・カチオン化メタアクリル酸アミド共重合体、ポリクオタニウム-47等のアクリル酸・アクリル酸メチル・塩化メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム共重合体、塩化メタクリル酸コリンエステル重合体;カチオン化オリゴ糖、カチオン化デキストラン、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド等のカチオン化多糖類;ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;ポリクオタニウム-51等の2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンの重合体及びメタクリル酸ブチル共重合体等との共重合体;アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス、合成ラテックス等の高分子エマルジョン;ニトロセルロース;ポリウレタン類及び各種共重合体;各種シリコーン類;アクリル-シリコーングラフト共重合体等のシリコーン系各種共重合体;各種フッ素系高分子;12-ヒドロキシステアリン酸及びその塩;パルミチン酸デキストリン、ミリスチン酸デキストリン等のデキストリン脂肪酸エステル;無水ケイ酸、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、金属石鹸、ジアルキルリン酸金属塩、ベントナイト、ヘクトライト、有機変性粘土鉱物、ショ糖脂肪酸エステル、フラクトオリゴ糖脂肪酸エステルが好ましいものとして挙げられる。
【0031】
溶剤・噴射剤類としては、エタノール、2-プロパノール(イソプロピルアルコール)、ブタノール、イソブチルアルコール等の低級アルコール類;プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、イソペンチルジオール等のグリコール類;ジエチレングリコールモノエチルエーテル(エトキシジグリコール)、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル等のグリコールエーテル類;エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート等のグリコールエーテルエステル類;コハク酸ジエトキシエチル、エチレングリコールジサクシネート等のグリコールエステル類;ベンジルアルコール、ベンジルオキシエタノール、炭酸プロピレン、炭酸ジアルキル、アセトン、酢酸エチル、N-メチルピロリドン;トルエン;フルオロカーボン、次世代フロン;LPG、ジメチルエーテル、炭酸ガス等の噴射剤が好ましいものとして挙げられる。
【0032】
酸化防止剤としては、トコフェロール(ビタミンE)、酢酸トコフェロール等のトコフェロール誘導体;BHT、BHA;没食子酸プロピル等の没食子酸誘導体;ビタミンC(アスコルビン酸)および/またはその誘導体;エリソルビン酸及びその誘導体;亜硫酸ナトリウム等の亜硫酸塩;亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸水素塩;チオ硫酸ナトリウム等のチオ硫酸塩;メタ亜硫酸水素塩;チオタウリン、ヒポタウリン;チオグリセロール、チオ尿素、チオグリコール酸、システイン塩酸塩が好ましいものとして挙げられる。還元剤としては、チオグリコール酸、システイン、システアミン等が好ましいものとして挙げられる。酸化剤としては、過酸化水素水、過硫酸アンモニウム、臭素酸ナトリウム、過炭酸等が好ましいものとして挙げられる。
【0033】
抗菌剤又は防腐剤としては、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン等のパラベン(ヒドロキシ安息香酸エステル)類;フェノキシエタノール;1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール等の1,2-アルカンジオール類;2-エチルヘキシルグリセリルエーテル(エチルヘキシルグリセリン)等のアルキルグリセリルエーテル類;カプリル酸グリセリル、カプリン酸グリセリル、(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル類;サリチル酸;安息香酸ナトリウム;メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン等のイソチアゾリンオン誘導体;イミダゾリニウムウレア;デヒドロ酢酸及びその塩;フェノール類;トリクロサン等のハロゲン化ビスフェノール類、酸アミド類、四級アンモニウム塩類;トリクロロカルバニド、ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ソルビン酸、クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、ヒノキチオール;フェノール、イソプロピルフェノール、クレゾール、チモール、パラクロロフェノール、フェニルフェノール、フェニルフェノールナトリウム等のその他フェノール類;フェニルエチルアルコール、感光素類、抗菌性ゼオライト、銀イオンが好ましいものとして挙げられるが、防腐を目的とした抗菌剤又は防腐剤として用いる場合は、化粧料又は皮膚外用剤の安全性の観点から、フェノキシエタノール;1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-オクタンジオール等の1,2-アルカンジオール類;2-エチルヘキシルグリセリルエーテル等のアルキルグリセリルエーテル類;カプリル酸グリセリル、カプリン酸グリセリル、(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル類を用いることが、より好ましい。
【0034】
キレート剤としては、EDTA、EDTA2Na、EDTA3Na、EDTA4Na等のエデト酸塩(エチレンジアミン四酢酸塩);HEDTA3Na等のヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸塩;ペンテト酸塩(ジエチレントリアミン五酢酸塩);フィチン酸;エチドロン酸等のホスホン酸及びそのナトリウム塩等の塩類;シュウ酸ナトリウム;ポリアスパラギン酸、ポリグルタミン酸等のポリポリアミノ酸類;ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、リン酸;クエン酸ナトリウム、クエン酸、アラニン、ジヒドロキシエチルグリシン、グルコン酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸が好ましいものとして挙げられる。pH調整剤・酸・アルカリとしては、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、グリコール酸、コハク酸、酢酸、酢酸ナトリウム、リンゴ酸、酒石酸、フマル酸、リン酸、塩酸、硫酸、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、2-アミノ-2-メチル-1,3ープロパンジオール、2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-1,3ープロパンジオール、アルギニン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア水、炭酸グアニジン、炭酸アンモニウムが好ましいものとして挙げられる。
【0035】
粉体類としては、マイカ、タルク、カオリン、セリサイト、モンモリロナイト、カオリナイト、雲母、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、ベントナイト、スメクタイト、粘土、泥、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、炭酸カルシウム、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、紺青、カーボンブラック、酸化チタン、微粒子及び超微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、微粒子及び超微粒子酸化亜鉛、アルミナ、シリカ、煙霧状シリカ(超微粒子無水ケイ酸)、雲母チタン、魚鱗箔、窒化ホウ素、ホトクロミック顔料、合成フッ素金雲母、微粒子複合粉体、金、アルミニウム等の各種の大きさ・形状の無機粉体、及び、これらをハイドロジェンシリコーン、環状ハイドロジェンシリコーン等のシリコーン若しくはその他のシラン若しくはチタンカップリング剤等の各種表面処理剤で処理を行って疎水化若しくは親水化した粉体等の無機粉体;デンプン、セルロース、ナイロンパウダー、ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチル末、ポリスチレン末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ポリエステル末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末等、ウレタン粉末、シリコーン粉末、テフロン(登録商標)粉末等の各種の大きさ・形状の有機系粉体及び表面処理粉体、有機無機複合粉体が好ましいものとして挙げられる。無機塩類としては、食塩、並塩、岩塩、海塩、天然塩等の塩化ナトリウム含有塩類;塩化カリウム、塩化アルミニウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、にがり、塩化亜鉛、塩化アンモニウム;硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウム、硫酸アルミニウム・カリウム(ミョウバン)、硫酸アルミニウム・アンモニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、硫酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸亜鉛、硫酸鉄、硫酸銅;リン酸1Na・2Na・3Na等のリン酸ナトリウム類、リン酸カリウム類、リン酸カルシウム類、リン酸マグネシウム類が好ましいものとして挙げられる。
【0036】
紫外線吸収剤としては、パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸モノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジエトキシパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸ブチルエステル、N,N-ジメチルパラアミノ安息香酸エチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤;ホモメンチル-N-アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸及びそのナトリウム塩、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、2-エチルヘキシルp-メトキシシンナメート(パラメトキシケイヒ酸オクチル)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート(シノキサート)、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシルα-シアノ-β-フェニルシンナメート(オクトクリン)、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート、フェルラ酸及びその誘導体等の桂皮酸系紫外線吸収剤;2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン(オキシベンゾン-3)、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4’-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4’-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;3-(4’-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2’-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン;4-t-ブチルメトキシジベンゾイルメタン等のジベンゾイルメタン誘導体;オクチルトリアゾン;ウロカニン酸及びウロカニン酸エチル等のウロカニン酸誘導体;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、1-(3,4-ジメトキシフェニル)-4,4-ジメチル-1,3-ペンタンジオン、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル等のヒダントイン誘導体、フェニルベンズイミダソゾールスルホン酸、テレフタリリデンジカンフルスルホン酸、ドロメトリゾールトリシロキサン、アントラニル酸メチル、ルチン及びその誘導体、オリザノール及びその誘導体が好ましいものとして挙げられる。
【0037】
美白剤としては、アルブチン、α-アルブチン等のヒドロキノン配糖体及びそのエステル類;アスコルビン酸、アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸-2-グルコシド等のアスコルビン酸グルコシドおよびその脂肪酸エステル類、アスコルビン酸硫酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;コウジ酸、エラグ酸、トラネキサム酸及びその誘導体、フェルラ酸及びその誘導体、プラセンタエキス、グルタチオン、オリザノール、ブチルレゾルシノール、油溶性カモミラエキス、油溶性カンゾウエキス、西河柳エキス、ユキノシタエキス等植物エキスが好ましいものとして挙げられる。
【0038】
ビタミン類及びその誘導体類としては、レチノール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール等のビタミンA類;チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩、リボフラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリドキシンジオクタノエート、ピリドキシンジパルミテート、フラビンアデニンジヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、ニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸類、コリン類等のビタミンB群類;アスコルビン酸及びそのナトリウム等の塩等のビタミンC類;ビタミンD;α、β、γ、δ-トコフェロール等のビタミンE類;パントテン酸、ビオチン等のその他ビタミン類;アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム塩及びアスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩等のアスコルビン酸リン酸エステル塩、アスコルビン酸テトライソパルミチン酸エステル・ステアリン酸アスコルビル・パルミチン酸アスコルビル・ジパルミチン酸アスコルビル等のアスコルビン酸脂肪酸エステル、アスコルビン酸エチルエーテル等のアスコルビン酸アルキルエーテル、アスコルビン酸-2-グルコシド等のアスコルビン酸グルコシド及びその脂肪酸エステル、リン酸トコフェリルアスコルビル等のアスコルビン酸誘導体;ニコチン酸トコフェロール、酢酸トコフェロール、リノール酸トコフェロール、フェルラ酸トコフェロール、トコフェロールリン酸エステル等のトコフェロール誘導体等のビタミン誘導体、トコトリエノール、その他各種ビタミン誘導体類が好ましいものとして挙げられる。
【0039】
消炎剤・抗炎症剤としては、グリチルリチン酸及びその誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、グアイアズレン、アラントイン、インドメタシン、酸化亜鉛、酢酸ヒドロコーチゾン、プレドニゾン、塩酸ジフェドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン;桃葉エキス、蓬葉エキス等の植物エキスが好ましいものとして挙げられる。育毛用薬剤・血行促進剤・刺激剤としては、センブリエキス、トウガラシチンキ、ショウキョウチンキ、ショウキョウエキス、カンタリスチンキ等の植物エキス・チンキ類;カプサイシン、ノニル酸ワレニルアミド、ジンゲロン、イクタモール、タンニン酸、ボルネオール、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ-オリザノール、セファランチン、ビタミンE及びニコチン酸トコフェロール・酢酸トコフェロール等の誘導体、γ-オリザノール、ニコチン酸及びニコチン酸アミド・ニコチン酸ベンジルエステル・イノシトールヘキサニコチネート、ニコチンアルコール等の誘導体、アラントイン、感光素301、感光素401、塩化カプロニウム、ペンタデカン酸モノグリセリド、フラバノノール誘導体、スチグマステロール又はスチグマスタノール及びその配糖体、ミノキシジルが好ましいものとして挙げられる。ホルモン類としては、エストラジオール、エストロン、エチニルエストラジオール、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン等が好ましいものとして挙げられる。抗しわ剤、抗老化剤、ひきしめ剤、冷感剤、温感剤、創傷治癒促進剤、刺激緩和剤、鎮痛剤、細胞賦活剤等のその他の薬効剤としては、レチノール類、レチノイン酸類、レチノイン酸トコフェリル;乳酸、グリコール酸、グルコン酸、フルーツ酸、サリチル酸及びその配糖体・エステル化物等の誘導体、ヒドロキシカプリン酸、長鎖α-ヒドロキシ脂肪酸、長鎖α-ヒドロキシ脂肪酸コレステリル等のα-又はβ-ヒドロキシ酸類及びその誘導体類;γ-アミノ酪酸、γ-アミノ-β-ヒドロキシ酪酸;カルニチン;カルノシン;クレアチン;セラミド類、スフィンゴシン類;カフェイン、キサンチン等及びその誘導体;コエンザイムQ10、カロチン、リコピン、アスタキサンチン、ルテイン、α-リポ酸、白金ナノコロイド、フラーレン類等の抗酸化・活性酸素消去剤;カテキン類;ケルセチン等のフラボン類;イソフラボン類;没食子酸及びエステル糖誘導体;タンニン、セサミン、プロトアントシアニジン、クロロゲン酸、リンゴポリフェノール等のポリフェノール類;ルチン及び配糖体等の誘導体;ヘスペリジン及び配糖体等の誘導体;リグナン配糖体;グラブリジン、グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン等のカンゾウエキス関連物質;ラクトフェリン;ショウガオール、ジンゲロール;メントール、カンファー、セドロール等の香料物質及びその誘導体;カプサイシン、バニリン等及び誘導体;ジエチルトルアミド等の昆虫忌避剤;生理活性物質とシクロデキストリン類との複合体が好ましいものとして挙げられる。
【0040】
植物・動物・微生物エキス類としては、アイリスエキス、アシタバエキス、アスナロエキス、アスパラガスエキス、アボガドエキス、アマチャエキス、アーモンドエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アロエエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、イチョウエキス、インチコウエキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、ウワウルシエキス、エイジツエキス、エチナシ葉エキス、エンメイソウエキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オウレンエキス、オオムギエキス、オタネニンジンエキス、オトギリソウエキス、オドリコソウエキス、オノニスエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、海藻エキス、カキ葉エキス、カキョクエキス、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カッコンエキス、カモミラエキス、油溶性カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、カラスムギエキス、カルカデエキス、カンゾウエキス、油溶性カンゾウエキス、キウイエキス、キオウエキス、キクラゲエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、キリ葉エキス、グアノシン、グアバエキス、クジンエキス、クチナシエキス、クマザサエキス、クララエキス、クルミエキス、クリエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、黒米エキス、黒砂糖抽出物、黒酢、クロレラエキス、クワエキス、ゲンチアナエキス、ゲンノショウコエキス、紅茶エキス、酵母エキス、コウボクエキス、コーヒーエキス、ゴボウエキス、コメエキス、コメ発酵エキス、コメヌカ発酵エキス、コメ胚芽油、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイシンエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サフランエキス、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、サンシャエキス、サンショウエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シソエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、ジャトバエキス、シャクヤクエキス、ショウキュウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、白キクラゲエキス、スギナエキス、ステビアエキス、ステビア発酵物、西河柳エキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、セージエキス、ゼニアオイエキス、センキュウエキス、センブリエキス、ソウハクヒエキス、ダイオウエキス、ダイズエキス、タイソウエキス、タイムエキス、タンポポエキス、地衣類エキス、茶エキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、ティートリー油、甜茶エキス、トウガラシエキス、トウキエキス、トウキンセンカエキス、トウニンエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ニンニクエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、ハスエキス、パセリエキス、バーチエキス、蜂蜜、ハマメリスエキス、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、ヒノキエキス、ビフィズス菌エキス、ビワエキス、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、ブドウ種子エキス、プロポリス、ヘチマエキス、ベニバナエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ボタンエキス、ホップエキス、マイカイカエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、メリッサエキス、モズクエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユキノシタエキス、ユズエキス、ユリエキス、ヨクイニンエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、緑茶エキス、卵殻膜エキス、リンゴエキス、ルイボス茶エキス、レイシエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンギョウエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス、ワレモコウエキス等のエキスが好ましいものとして挙げられる。
【0041】
鎮痒剤としては、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン、カンファー、サブスタンス-P阻害剤等を例示することができる。角質剥離・溶解剤としては、サリチル酸、イオウ、レゾルシン、硫化セレン、ピリドキシン等を例示することができる。制汗剤としては、クロルヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、酸化亜鉛、パラフェノールスルホン酸亜鉛等を例示することができる。清涼剤としては、メントール、サリチル酸メチル等を例示することができる。収れん剤としては、クエン酸、酒石酸、乳酸、硫酸アルミニウム・カリウム、タンニン酸等を例示することができる。酵素類としては、スーパーオキサイドディスムターゼ、カタラーゼ、塩化リゾチーム、リパーゼ、パパイン、パンクレアチン、プロテアーゼ等を例示することができる。核酸類としては、リボ核酸及びその塩、デオキシリボ核酸及びその塩、アデノシン三リン酸二ナトリウムが好ましいものとして挙げられる。
【0042】
香料としては、アセチルセドレン、アミルシンナムアルデヒド、アリルアミルグリコレート、β-イオノン、イソイースーパー、イソブチルキノリン、イリス油、イロン、インドール、イランイラン油、ウンデカナール、ウンデセナール、γ-ウンデカラクトン、エストラゴール、オイゲノール、オークモス、オポポナックスレジノイド、オレンジ油、オイゲノール、オーランチオール、ガラクソリッド、カルバクロール、L-カルボン、カンファー、キャノン、キャロットシード油、クローブ油、ケイヒ酸メチル、ゲラニオール、ゲラニルニトリル、酢酸イソボルニル、酢酸ゲラニル、酢酸ジメチルベンジルカルビニル、酢酸スチラリル、酢酸セドリル、酢酸テレピネル、酢酸p-t-ブチルシクロヘキシル、酢酸ベチベリル、酢酸ベンジル、酢酸リナリル、サリチル酸イソペンチル、サリチル酸ベンジル、サンダルウッド油、サンタロール、シクラメンアルデヒド、シクロペンタデカノリド、ジヒドロジャスモン酸メチル、ジヒドロミルセノール、ジャスミンアブソリュート、ジャスミンラクトン、cis-ジャスモン、シトラール、シトロネノール、シトロネラール、シナモンバーク油、1,8-シネオール、シンナムアルデヒド、スチラックスレジノイド、セダーウッド油、セドレン、セドロール、セロリシード油、タイム油、ダマスコン、ダマセノン、チモール、チュベローズアブソリュート、デカナール、デカラクトン、テルピネオール、γ-テルピネン、トリプラール、ネロール、ノナナール、2,6-ノナジエノール、ノナラクトン、パチョリアルコール、バニラアブソリュート、バニリン、バジル油、パチョリ油、ヒドロキシシトロネラール、α-ピネン、ピペリトン、フェネチルアルコール、フェニルアセトアルデヒド、プチグレン油、ヘキシルシンナムアルデヒド、cis-3-ヘキセノール、ペルーバルサム、ベチバー油、ベチベロール、ペパーミント油、ペパー油、ヘリオトロピン、ベルガモット油、ベンジルベンゾエート、ボルネオール、ミルレジノイド、ムスクケトン、メチルノニルアセトアルデヒド、γ-メチルヨノン、メントール、L-メントール、L-メントン、ユーカリ油、β-ヨノン、ライム油、ラベンダー油、D-リモネン、リナロール、リラール、リリアール、レモン油、ローズアブソリュート、ローズオキシド、ローズ油、ローズマリー油、各種精油等の合成香料及び天然香料並びに各種調合香料が好ましいものとして挙げられる。
【0043】
色素・着色剤・染料・顔料としては、褐色201号、黒色401号、紫色201号、紫色401号、青色1号、青色2号、青色201号、青色202号、青色203号、青色204号、青色205号、青色403号、青色404号、緑色3号、緑色201号、緑色202号、緑色204号、緑色205号、緑色3号、緑色401号、緑色402号、赤色102号、赤色104-1号、赤色105-1号、赤色106号、赤色2号、赤色3号、赤色201号、赤色202号、赤色203号、赤色204号、赤色205号、赤色206号、赤色207号、赤色208号、赤色213号、赤色214号、赤色215号、赤色218号、赤色219号、赤色220号、赤色221号、赤色223号、赤色225号、赤色226号、赤色227号、赤色228号、赤色230-1号、赤色230-2号、赤色231号、赤色232号、赤色3号、赤色401号、赤色404号、赤色405号、赤色501号、赤色502号、赤色503号、赤色504号、赤色505号、赤色506号、橙色201号、橙色203号、橙色204号、橙色205号、橙色206号、橙色207号、橙色401号、橙色402号、橙色403号、黄色201号、黄色202-1号、黄色202-2号、黄色203号、黄色204号、黄色205号、黄色4号、黄色401号、黄色402号、黄色403-1号、黄色404号、黄色405号、黄色406号、黄色407号、黄色5号等の法定色素;Acid Red 14等のその他酸性染料;Arianor Sienna Brown、Arianor Madder Red、Arianor Steel Blue、Arianor Straw Yellow等の塩基染料;HC Yellow 2、HC Yellow 5、HC Red 3、4-hydoxypropylamino-3-nitrophenol、N,N’-bis(2-hydroxyethyl)-2-nitro-p- phenylenediamine、HC Blue 2、Basic Blue 26等のニトロ染料;分散染料;二酸化チタン、酸化亜鉛等の無機白色顔料;酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等の無機赤色系顔料;γ-酸化鉄等の無機褐色系顔料;黄酸化鉄、黄土等の無機黄色系顔料;黒酸化鉄、低次酸化チタン等の無機黒色系顔料;マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等の無機紫色系顔料;酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等の無機緑色系顔料;群青、紺青等の無機青色系顔料;酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等のパール顔料;アルミニウムパウダー、カッパーパウダー、金等の金属粉末顔料;アスタキサンチン、アリザリン等のアントラキノン類、アントシアニジン、β-カロチン、カテナール、カプサンチン、カルコン、カルサミン、クエルセチン、クロシン、クロロフィル、クルクミン、コチニール、シコニン等のナフトキノン類、ビキシン、フラボン類、ベタシアニジン、ヘナ、ヘモグロビン、リコピン、リボフラビン、ルチン等の天然色素・染料;p-フェニレンジアミン、トルエン-2,5-ジアミン、o-,m-,若しくはp-アミノフェノール、m-フェニレンジアミン、5-アミノ-2-メチルフェノール、レゾルシン、1-ナフトール、2,6-ジアミノピリジン等及びその塩等の酸化染料中間体及びカップラー;インドリン等の自動酸化型染料;ジヒドロキシアセトンが好ましいものとして挙げられる。
【0044】
水としては、常水、精製水の他、硬水、軟水、天然水、海洋深層水、電解アルカリイオン水、電解酸性イオン水、イオン水、クラスター水が好ましいものとして挙げられる。
【0045】
これらの他、化粧品原料基準、化粧品種別配合成分規格、日本化粧品工業連合会成分表示名称リスト、INCI辞書(The International Cosmetic Ingredient Dictionary and Handbook)、医薬部外品原料規格、日本薬局方、医薬品添加物規格、食品添加物公定書等に記載されている成分、及び、国際特許分類IPCがA61K7及びA61K8の分類に属する日本国及び諸外国特許公報及び特許公開公報(公表公報・再公表を含む)に記載されている成分等、公知の化粧料成分、医薬品成分、食品成分などを、公知の組み合わせ及び配合比・配合量で含有させることが可能である。
【0046】
本発明の毛髪化粧料の種類を更に詳細に説明すると、オイルシャンプー、クリームシャンプー、コンディショニングシャンプー、ふけ用シャンプー、ヘアカラー用シャンプー、リンス一体型シャンプー等のシャンプー;リンス、トリートメント、ヘアパック、ヘアフォーム、ヘアムース、ヘアスプレー、ヘアミスト、ヘアワックス、ヘアジェル、ウォーターグリース、セットローション、カラーローション、ヘアトニック、ヘアリキッド、ポマード、チック、ヘアクリーム、ヘアブロー、枝毛コート、ヘアオイル、パーマネントウェーブ用剤、ストレートパーマ剤、酸化染毛剤、ヘアブリーチ、ヘアカラープレトリートメント、ヘアカラーアフタートリートメント、パーマプレトリートメント、パーマアフタートリートメント、ヘアマニキュア、育毛剤が好ましいものとして挙げられる。
【0047】
本発明の毛髪化粧料の剤型としては、水中油(O/W)型、油中水(W/O)型、W/O/W型、O/W/O型等の乳化型化粧料、油性化粧料、固形化粧料、液状化粧料、練状化粧料、スティック状化粧料、揮発性油型化粧料、粉状化粧料、ゼリー状化粧料、ジェル状化粧料、ペースト状化粧料、乳化高分子型化粧料、シート状化粧料、ミスト状化粧料、スプレー型化粧料等の剤型が好ましいものとして挙げられる。
【実施例0048】
以下、本発明につき実施例を用いてより詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでない。
【0049】
合成例1
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた300mLの反応器に、ステアリン酸50.0g(0.176モル)、L-乳酸(90%)42.2g(0.422モル)、48%水酸化ナトリウム水溶液8.8g(0.105モル)を仕込み、生成する水を留去しながら、窒素雰囲気下190℃で1時間反応し、淡黄色の固形物として反応生成物を得た。
【0050】
合成例2
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた300mLの反応器に、ステアリン酸40.0g(0.141モル)、L-乳酸(90%)38.0g(0.380モル)、48%水酸化ナトリウム水溶液11.7g(0.141モル)を仕込み、生成する水を留去しながら、窒素雰囲気下190℃で1時間反応し、淡黄色の固形物として反応生成物を得た。
【0051】
合成例3
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた300mLの反応器に、ステアリン酸30.0g(0.1モル)、L-乳酸(90%)60.0g(0.6モル)、48%水酸化ナトリウム水溶液8.3g(0.1モル)を仕込み、生成する水を留去しながら、窒素雰囲気下190℃で1時間反応し、淡黄色の固形物として反応生成物を得た。
【0052】
合成例4
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた300mLの反応器に、ステアリン酸50.0g(0.176モル)、L-乳酸(90%)42.2g(0.422モル)を仕込み、生成する水を留去しながら、窒素雰囲気下190℃で1時間反応し、淡黄色の固形物として反応生成物を得た。
【0053】
合成例5
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた300mLの反応器に、ベヘン酸45.0g(0.132モル)、L-乳酸(90%)35.7g(0.357モル)、48%水酸化ナトリウム水溶液11.0g(0.132モル)を仕込み、生成する水を留去しながら、窒素雰囲気下190℃で1時間反応し、淡黄色の固形物として反応生成物を得た。
【0054】
比較合成例1
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた300mLの反応器に、ステアリン酸60.0g(0.211モル)、L-乳酸(90%)21.1g(0.211モル)、48%水酸化ナトリウム水溶液15.8g(0.190モル)を仕込み、生成する水を留去しながら、窒素雰囲気下190℃で1時間反応し、淡黄色の固形物として反応生成物を得た。
【0055】
比較合成例2(オリゴ乳酸)
攪拌機、温度計、ガス導入管を備えた300mLの反応器に、L-乳酸(90%)250g(2.5モル)を仕込み、生成する水を留去しながら、窒素雰囲気下190℃で7時間反応し、淡黄色の液状物として反応生成物を得た。
【0056】
合成例1~5及び比較合成例1~2の反応生成物について、トリメチルシリル化処理を行った後、下記の条件でガスクロマトグラフィー(GC)測定を行い、得られた結果より、反応生成物中に含まれる一般式(1)の化合物の乳酸の重合度の範囲、及び乳酸重合度の平均を算出した。得られた結果は表1に示した。
<GC分析条件>
装置:GC-2014(島津製作所)
カラム:CP-SimDist UltiMetal
(内径0.53mm、膜厚0.53μm、長さ10m、Agilent社製)
キャリアガス:He(線速度114.4cm/s)
検出器:水素炎イオン検出器
検出器温度:380℃
注入温度:380℃
測定条件:60℃→10℃/min→380℃(8min)
【0057】
【0058】
表1の結果より、合成例1~5の反応生成物に含まれる一般式(1)の化合物は、乳酸の重合度が1~10の範囲内で、乳酸の重合度の平均が1.05~6.0の範囲内のものであった。
【0059】
<毛髪損傷改善効果の評価1>
表2の組成で、本発明の成分(A)に該当する合成例1の化合物の希釈液を作製した(希釈液1)。また比較として本発明の成分(A)を含有しない液を作製した(比較液1)。これらを毛髪に塗布して毛髪の感触改善効果を評価した。試験方法は以下のように行った。結果は表3に記載した。
(試験方法)
健常黒髪人毛に市販の2剤式ブリーチ剤にてブリーチ処理を1回行い、損傷毛の毛束を作製した。次に損傷毛の毛束4gを希釈液1.6gに浸漬して均一に塗布後、風乾し毛束A1(塗布のみ)とした。毛束A1の一部はヘアアイロンにて140℃で15秒の熱処理を2回施し、毛束B1(熱処理後)とした。また、毛束B1の一部は、さらにラウレス硫酸Na3%水溶液にて洗浄、水洗を5回繰り返した後、風乾し毛束C1(洗髪後)とした。同様に比較液を使用して毛束A2~C2を作製した。作製したそれぞれの毛束について、官能評価(パネラー7名)にて毛髪の感触改善効果を評価した。評価は、つるつる感、指通り感、はりこし感、しっとり感の4点について未処理の毛束(損傷毛)と比較することで行った。
【0060】
【0061】
【0062】
表3の結果より、本発明の成分(A)を配合していない液では改善効果がほとんどなかったのに対して、本発明の成分(A)を配合した希釈液では、毛髪の感触が大きく改善されていることが分かった。その効果は熱処理を施すことによって向上することが確認された。また、熱処理を施した毛束について、ラウレス硫酸Na3%水溶液にて洗浄、水洗を繰り返しても、本発明の成分(A)を配合した希釈液では、改善効果は低減せず、長期間に渡って効果を持続できることが分かった。
【0063】
<毛髪損傷改善効果の評価2>
表4の組成で、本発明の成分(A)に該当する合成例1~5の化合物を配合したヘアコンディショナーを作製した。比較として、比較合成例1又は比較合成例2の化合物を配合したヘアコンディショナーを作製した。また、コントロールとして被験化合物が無配合のヘアコンディショナーを作製した。得られたヘアコンディショナーについて、下記の方法で毛髪の感触改善効果を評価した。結果は表4に併記した。
<評価方法>
健常黒髪人毛に市販の2剤式ブリーチ剤にてブリーチ処理を1回行い、損傷した毛束5gを作製した。作製した毛束に各ヘアコンディショナー0.5gを塗布し、2分間放置後、流水下で30秒間すすぎ流し、タオルドライした後ヘアアイロンにて140℃で15秒の熱処理を2回施した。得られた毛束について、官能評価(パネラー7名)にて感触改善効果を評価した。評価は、つるつる感、指通り感、はりこし感、しっとり感の4点についてコントロールと比較することで行った。また、得られた毛束についてラウレス硫酸Na3%水溶液にて洗浄、水洗を行い、洗髪前後の変化から効果の持続性を評価した。
【0064】
【0065】
表4の結果より、本発明の成分(A)を配合したヘアコンディショナーは、毛髪の感触を改善する効果に優れるとともに、洗髪してもその効果は持続していた。
【0066】
<溶融温度の評価>
表5、6の組成で、本発明の化粧料組成物を作製し、溶融温度を評価した。評価方法は各表の下段に記載した。
【0067】
【0068】
【0069】
表5、6の結果より、本発明の化粧料組成物は、成分(A)のみと比較して、溶融温度が低下していることが確認された。
【0070】
実施例16 ヘアミスト
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
実施例13の化粧料用組成物 0.2
Neosolue-DiSM(日本精化) 0.1
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.1
カプリリルグルゴシド 0.15
ジメチコン 0.1
セトリモニウムクロリド(30%) 6.0
EDTA-4Na 0.1
エタノール 8.0
精製水 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
各成分を均一に撹拌、混合した。
【0071】
実施例17 ヘアエッセンス
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 0.3
Neosolue-DiSM(日本精化) 0.2
Neosolue-Aqulio(日本精化) 1.0
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
セタノール 1.0
ステアルトリモニウムクロリド(63%) 0.8
ジココジモニウムクロリド(75%) 2.8
テトラオレイン酸ソルベス-60 1.0
PEG-40水添ヒマシ油 0.2
B部
メチルパラベン 0.1
エチドロン酸 0.1
精製水 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃に加温して溶解させた。別の容器にB部をとり、約80℃に加温して溶解させた。A部にB部を徐々に加えて均一に混合した。
【0072】
実施例18 ヘアローション
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 0.2
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.2
PEG-4 3.0
メントール 0.05
エタノール 50.0
B部
ピリドキシンHCl 0.1
グリチルリチン酸2K 0.1
甘草エキス 0.05
BG 3.0
アスコルビン酸 0.2
パンテノール 2.0
精製水 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
A部各成分を混合する(A部)。B部各成分を混合する(B部)。A部にB部を加え、均一に混合させる。
【0073】
実施例19 ヘアクリーム
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 5.0
セバシン酸ジエチル(日本精化) 2.0
Plandool-G(日本精化) 1.5
セタノール 4.0
ジメチコン(500cs) 5.0
ジメチコン(10万cs) 1.0
ステアリン酸グリセリル 2.8
オレス-10リン酸 0.8
ステアリン酸グリセリル(SE) 1.6
B部
1,3-プロパンジオール 10.0
フェノキシエタノール 0.4
メチルパラベン 0.2
10%NaOH 0.6
精製水 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃に加温し、溶解させた。別容器にB部を加え、約80℃に加温し、溶解させた。A部にB部を加え撹拌混合した。
【0074】
実施例20 シャンプー
成 分 配合量(重量%)
--------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 0.5
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.2
ココイルグルタミン酸TEA(30%) 50.0
ラウロイルサルコシンNa(30%) 10.0
テトラデセンスルホン酸Na(36%) 15.0
ジステアリン酸PEG-150 5.0
メチルパラベン 0.2
フェノキシエタノール 0.5
プロピレングリコール 1.0
Inulin-SC(日本精化) 1.0
Neosolue-AquaS(日本精化) 1.5
B部
カチオン化グアーガム 0.2
精製水 合計で100となる量
C部
リン酸(10%) 適量
--------------------------------------
(調製方法)
A部、B部をそれぞれとり、約80℃に加温し、均一に混合した。B部にA部を加え、均一に混合した後、冷却した(D部)。D部にC部を加え、pHを6~6.5に調整した。
【0075】
実施例21 リンスインシャンプー
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 0.5
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
コカミドプロピルベタイン(30%) 20.0
ラウリル硫酸TEA(40%) 15.0
コカミドDEA 2.0
ココイルグルタミン酸TEA(30%) 30.0
ジステアリン酸エチレングリコール 1.2
ポリクオタニウム-10 1.6
ステアリルトリモニウムブロミド(70%) 0.6
フェノキシエタノール 0.2
B部
メチルパラベン 0.2
安息香酸Na 0.4
精製水 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
A部、B部をそれぞれとり、約80℃に加温し、均一に混合した。B部にA部を加え、均一に混合した後、冷却した。
【0076】
実施例22 ヘアカラー用シャンプー
成 分 配合量(重量%)
--------------------------------------
実施例13の化粧料用組成物 0.6
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
ココイルメチルタウリンNa(30%) 15.0
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na(36%) 13.0
ココアンホ酢酸Na(30%) 8.0
PPG-12-PEG-50ラノリン 2.5
ココイルグルタミン酸(30%) 7.0
ポリクオタニウム-10 1.0
ラウラミドプロピルヒドロキシスルタイン/水 4.0
PEG-20水添ヒマシ油 2.0
エチドロン酸 0.2
PG 0.2
ベンジルアルコール 2.0
メチルパラベン 0.2
フェノキシエタノール 0.2
精製水 合計で100となる量
--------------------------------------
(調製方法)
全成分を均とり、80℃に加温し均一に撹拌、混合後冷却した。
【0077】
実施例23 シャンプー
成 分 配合量(重量%)
----------------------------------
A部
実施例15の化粧料用組成物 1.0
PPG-3カプリリルエーテル 0.2
ラウレス硫酸アンモニウム 5.0
ラウレス硫酸Na(25%) 10.0
ラウリルヒドロキシスルタイン(30%) 10.0
ラウリン酸K 1.0
ジステアリン酸グリコール 0.5
トルエンスルホン酸 0.3
ステアロキシプロピルジメチルアミン 0.5
PPG-17 0.3
ジメチコン(6cs) 0.1
PEG-9ジメチコン 0.1
アモジメチコン 0.1
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 0.4
ラノリン脂肪酸 0.3
イソデシルグリセリルエーテル 0.4
コカミドMEA 1.0
ラウレス-4 0.3
ラウレス-16 0.2
ステアレス-6 0.2
フェノキシエタノール 0.3
B部
メチルパラベン 0.2
安息香酸Na 0.3
精製水 合計で100となる量
C部
NanoRepair-CMC(日本精化) 5.0
ポリクオタニウム-10 0.2
グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 0.1
Tremoist-SL(日本精化) 3.0
精製水 6.7
----------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃で均一に混合した。別にとっておいたB部を約60℃に加温、均一にした。A部にB部を攪拌しながら徐々に加え、均一に混合した後、約50℃まで冷却した。さらにC部を加え均一に混合した。
【0078】
実施例24 リンス
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 2.0
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
Neosolue-DiSM(日本精化) 0.5
Plandool-H(日本精化) 0.5
セトリモニウムクロリド(30%) 5.2
オクチルドデカノール 4.7
セタノール 2.8
ステアルトリモニウムクロリド(63%) 0.6
セバシン酸ジエチルヘキシル(日本精化) 0.3
スクワラン 0.3
ミリスチル硫酸Na 0.2
セテス-40 0.1
オレス-5 0.1
セチル硫酸Na 0.1
B部
クエン酸 0.1
グルコノラクトン 0.5
ポリリジン 0.1
ポリアスパラギン酸 0.5
メチルパラベン 0.1
精製水 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃に加温し、溶解させた。B部を約80℃に加温し溶解させた。A部にB部を攪拌しながら、徐々に加え均一に混合し、攪拌した後、急冷した。
【0079】
実施例25 トリートメント
成 分 配合量(重量%)
-------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 2.5
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
プロピレングリコール 1.0
ステアルトリモニウムクロリド(63%) 3.8
ステアルトリモニウムブロミド(70%) 1.0
セテス-18 0.8
オレイルアルコール 3.0
セタノール 4.0
LUSPLAN DD-DA5(日本精化) 0.1
LUSPLAN DD-DHR(日本精化) 0.3
Plandool-ISS(日本精化) 0.2
ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
B部
加水分解コラーゲン 1.0
クエン酸 適量
精製水 合計で100となる量
-------------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃に加温した。別容器にB部を加え、加温し、溶解させた。攪拌しながらB部にA部を徐々に加え、均一に混合し、1分間攪拌後急冷した。
【0080】
実施例26 ノンシリコーンヘアトリートメント
成 分 配合量(重量%)
--------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 2.5
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
Neosolue-DiSM(日本精化) 0.5
Plandool-LG2(日本精化) 0.2
LUSPLAN DD-IS(日本精化) 0.05
Plandool-MAS(日本精化) 0.2
プロパンジオール 3.0
ベヘナミドプロピルジメチルアミン 1.5
セタノール 2.2
ステアリルアルコール 0.8
水添ナタネ油アルコール 0.5
ジエチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 0.8
ホホバ種子油 1.0
ステアリン酸グリセリル 0.4
プロピルパラベン 0.1
コカミドMEA 0.8
カエサルピニアスピノサヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド0.1
コメヌカワックス 0.5
グリセリン 1.0
B部
メチルパラベン 0.1
乳酸 0.4
精製水 合計で100となる量
C部
カプリル酸メチルヘプチル 1.0
PPG-3カプリリルエーテル 1.0
ポリクオタニウム-7 0.15
ミリスチン酸PPG-3ベンジルエーテル 0.5
--------------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃で均一に混合した。別にとっておいたB部を約60℃に加温、均一にした。A部にB部を攪拌しながら徐々に加え、均一に混合した後、約50℃まで冷却した。さらにC部を加え均一に混合した。
【0081】
実施例27 洗い流さないヘアトリートメント
成 分 配合量(重量%)
--------------------------------------
A部
実施例13の化粧料用組成物 0.5
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
Neosolue-DiSM(日本精化) 0.2
Neosolue-Aqulio(日本精化) 2.0
LUSPLAN SR-DM4(日本精化) 0.1
セトリモニウムクロリド(25%) 3.8
カプリリルグルコシド(50%) 0.8
グリセリン 4.0
フェノキシエタノール 0.2
B部
エタノール 20.0
C部
ポリクオタニウム-6 0.6
ポリクオタニウム-7 0.4
Tremoist-TP(日本精化) 0.05
精製水 合計で100となる量
--------------------------------------
(調製方法)
C部を約80℃に加温し、溶解させた。次にA部を約80℃に加温し溶解させた。C部を攪拌しながらA部加え、均一に混合後、約40℃まで冷却させた。次いで、B部を加え、均一に混合させた。
【0082】
実施例28 リーブオントリートメント
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
A部
実施例15の化粧料用組成物 1.0
セバシン酸ジエチル(日本精化) 1.0
Neosolue-DiSM(日本精化) 0.5
パルミチン酸イソプロピル(日本精化) 4.0
Plandool-LG4(日本精化) 0.2
セタノール 5.0
イソステアリン酸 2.0
ステアルトリモニウムクロリド(63%) 3.2
ベヘントリモニウムクロリド(80%) 1.0
スクワラン 1.0
ヒマワリ種子エキス 0.5
グリセリン 1.0
B部
メチルパラベン 0.1
Inulin-SC(日本精化) 1.0
精製水 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
A部を約80℃に加温し、溶解させた。B部を約80℃に加温し、溶解させた。A部にB部を徐々に加えて均一に混合した。
【0083】
実施例29 ヘアオイル
成 分 配合量(重量%)
------------------------------------
実施例13の化粧料用組成物 1.0
セバシン酸ジエチル(日本精化) 0.5
ジメチコン(3000万cps) 5.0
ジメチコン(400万cps) 5.0
エタノール 20.0
オリーブ油 1.0
シア脂油 1.0
Plandool-S(日本精化) 1.0
トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル(日本精化) 1.0
ジメチコノール 1.0
トコフェロール 0.05
シクロペンタシロキサン 合計で100となる量
------------------------------------
(調製方法)
各成分を均一に攪拌混合した。
【0084】
上記処方において、製品名で記載された成分の詳細は下記のとおりである。
〇LUSPLAN DD-IS:ジイソステアリン酸ダイマージリノレイル
〇LUSPLAN DD-DHR:ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物
〇LUSPLAN DD-DA5:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル
〇LUSPLAN SR-DM4:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル
○LUSPLAN DA-R:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイル、水添ロジン酸トリグリセリル
〇Inulin-SC:イヌリン
〇NanoRepair-CMC:クオタニウム-18、クオタニウム-33、コレステロール、セラミド2、セラミド3、セラミド6、PG含有組成物
〇Neosolue-Aqulio:シクロヘキサンジカルボン酸ビスエトキシジグリコール
〇Neosolue-AquaS:(エイコサン二酸/テトラデカン二酸)ポリグリセリル-10、グリセリン
〇Neosolue-DiSM:リンゴ酸ジイソステアリル
〇Plandool-H:ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
〇Plandool-S:ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
〇Plandool-G:ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)
〇Plandool-ISS:イソステアリン酸フィトステリル
〇Plandool-MAS:マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル
〇Plandool-LG2:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)
〇Plandool-LG4:ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル/ベヘニル)
〇Tremoist-TP:シロキクラゲ多糖体
〇Tremoist-SL:シロキクラゲ多糖体水溶液(1%)