(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022118635
(43)【公開日】2022-08-15
(54)【発明の名称】通信装置、通信方法及びコンピュータープログラム
(51)【国際特許分類】
H04M 11/00 20060101AFI20220805BHJP
【FI】
H04M11/00 302
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021015302
(22)【出願日】2021-02-02
(71)【出願人】
【識別番号】593197271
【氏名又は名称】株式会社ジンテック
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100181788
【弁理士】
【氏名又は名称】角田 実華
(72)【発明者】
【氏名】小林 紀嗣
(72)【発明者】
【氏名】比留間 茂晴
【テーマコード(参考)】
5K201
【Fターム(参考)】
5K201AA09
5K201CA09
5K201CB05
5K201CB12
5K201EC06
5K201ED05
5K201EE05
(57)【要約】
【課題】電話番号が割り当てられた端末装置に対してデータ通信を用いて情報を提供する技術において、不正利用を目的として使用されている端末装置への情報の送信を抑止すること。
【解決手段】処理対象の電話番号が、音声通話が可能ではない通信装置であるデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号である場合には、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定する制御部、を備える通信装置である。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理対象の電話番号が、音声通話が可能ではない通信装置であるデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号である場合には、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定する制御部、
を備える通信装置。
【請求項2】
前記制御部は、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定された場合には、前記電話番号に対応付けられた情報を送信せず、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定されない場合には、前記電話番号に対応付けられた情報を送信する、請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
コンピューターが行う通信方法であって、
処理対象の電話番号が、音声通話が可能ではない通信装置であるデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号である場合には、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定するステップ、を有する通信方法。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の通信装置としてコンピューターを動作させるためのコンピュータープログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、正当なユーザーに対して情報を送信するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、様々な業種において本人確認の重要性が増している。そのため、さまざまな形で本人確認を行うための技術が提案されている。例えば、電話番号が割り当てられた端末装置に対してデータ通信を用いて認証情報や認証後の情報を提供する技術が提案されている。例えば特許文献1には、電話番号が割り当てられた端末装置に対するデータ通信の一具体例として、ショートメッセージサービス(short message service:SMS)を用いた技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年は、不正利用を目的として端末装置が用いられてしまうケースが生じている。そのため、電話番号が割り当てられた端末装置に対して情報を提供する技術において、不正利用を目的として使用されている端末装置への情報の送信を抑止することについて要求が高まっている。
【0005】
上記事情に鑑み、本発明は、電話番号が割り当てられた端末装置に対してデータ通信を用いて情報を提供する技術において、不正利用を目的として使用されている端末装置への情報の送信を抑止することができる技術の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、処理対象の電話番号が、音声通話が可能ではない通信装置であるデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号である場合には、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定する制御部、を備える通信装置である。
【0007】
本発明の一態様は、上記の通信装置であって、前記制御部は、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定された場合には、前記電話番号に対応付けられた情報を送信せず、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定されない場合には、前記電話番号に対応付けられた情報を送信する。
【0008】
本発明の一態様は、コンピューターが行う通信方法であって、処理対象の電話番号が、音声通話が可能ではない通信装置であるデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号である場合には、情報を送信する対象の電話番号ではないと判定するステップ、を有する通信方法である。
【0009】
本発明の一態様は、上記の通信装置としてコンピューターを動作させるためのコンピュータープログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、電話番号が割り当てられた端末装置に対してデータ通信を用いて情報を提供する技術において、不正利用を目的として使用されている端末装置への情報の送信を抑止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の通信システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。
【
図2】情報取得装置20の機能構成を示す概略ブロック図である。
【
図3】電話番号情報記憶部221が記憶する情報の具体例を示す図である。
【
図4】通信装置30の機能構成を示す概略ブロック図である。
【
図5】通知情報記憶部322が記憶する情報の具体例を示す図である。
【
図6】通信装置30の処理の具体例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の具体的な構成例について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の通信システム100のシステム構成を示す概略ブロック図である。通信システム100は、1又は複数の端末装置10(10_1~10_n:nは1以上の整数)と、情報取得装置20と、通信装置30とを含む。端末装置10と情報取得装置20と通信装置30は、ネットワーク40を介して通信する。ネットワーク40は、無線通信を用いたネットワークであってもよいし、有線通信を用いたネットワークであってもよい。ネットワーク40は、複数のネットワークが組み合わされて構成されてもよい。ネットワーク40は、移動体通信網を用いて構成されてもよい。
【0013】
端末装置10は、通信可能な情報処理装置である。端末装置10には、固有の電話番号が割り当てられている。端末装置10に割り当てられる電話番号は、例えば携帯電話番号の番号体系に則った11桁の番号であってもよい。端末装置10は、固有の電話番号が割り当てられたSIM(Subscriber Identity Module)カードを備えた通信装置であってもよい。このような端末装置10には、大きく分けて2種類の装置が存在する。一方は、携帯電話機のように、割り当てられた電話番号を用いて音声通話を行うことが可能な通信装置である。他方は、割り当てられた電話番号を用いて音声通話を行うことはできず、データ通信を行うことが可能な通信装置(以下「データ通信専用端末」という。)である。データ通信専用端末は、音声通話を行うことはできないが、割り当てられた電話番号を用いたデータ通信(例えばSMS)を行うことが可能である。
【0014】
情報取得装置20は、パーソナルコンピューターやサーバー機器などの情報機器である。
図2は、情報取得装置20の機能構成を示す概略ブロック図である。情報取得装置20は、通信部21、記憶部22及び制御部23を備える。
【0015】
通信部21は、通信インターフェースを用いて構成される。通信部21は、ネットワーク40を介して他の装置とデータ通信する。
【0016】
記憶部22は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部22は、例えば電話番号情報記憶部221として機能する。電話番号情報記憶部221は、例えば確認対象となっている各電話番号について、データ通信専用端末に割り当てられた番号か否かを示す情報を記憶する。
【0017】
図3は、電話番号情報記憶部221が記憶する情報の具体例を示す図である。電話番号情報記憶部221は、例えば電話番号情報テーブルを記憶する。電話番号情報テーブルは、複数の電話番号情報レコードを有する。電話番号情報レコードは、例えば電話番号、状態情報及び属性情報の値を含む。
【0018】
電話番号は、確認対象となっている電話番号を示す。電話番号は、例えば少なくとも電話番号情報レコードが登録された時点で有効に実在し、特定の人物(以下「想定使用者」という。)によって使用されていると想定されていた電話番号である。
【0019】
状態情報は、所定のタイミングにおける電話番号の利用状況を表す。状態情報は、例えば、有効、無効、移転、局預又は都合停止の5つの状態のいずれかとして表されてもよい。例えば、有効の場合“1”、無効の場合“2”、移転の場合“3”、局預の場合“4”、都合停止の場合“5”の値が保持されてもよい。有効は、対象となる電話番号を想定使用者である加入者が使用しており、発着信できる状態であることを表す。無効は、対象となる電話番号が使用されておらず発着信できない状態であることを表す。移転は、対象となる電話番号の想定使用者が他の電話番号を使用している状態であり、対象となる電話番号そのものでは想定使用者に対して連絡をとることができない状態にあることを表す。例えば、状態が移転である電話番号に発信が行われた場合、発信者の受話器には他の番号に変更されていることを示すアナウンス(移転アナウンス)が流れる。局預は、対象となる電話番号を想定使用者である加入者が使用しているが、発着信できない状態であることを表す。局預の場合、電話番号に発信をしても、発信者の受話器には移転アナウンスは流れない。都合停止は、対象となる電話番号が加入者の事情で発着信できない状態にされている状態を表す。なお、利用状況は上記の5つの状態に限定される必要は無く、他の状態が設けられていてもよいし、より少ない種類の状態で表されてもよい。所定のタイミングとは、例えば、1カ月毎でもよいし、2カ月毎でもよいし、どのようなタイミングであってもよい。
【0020】
属性情報は、所定のタイミングにおける電話番号の属性情報を表す。属性情報は、例えば“音声通話”及び“データ通信専用”のいずれかの値を有する。“音声通話”は、その属性情報の電話番号が割り当てられた端末装置10において、音声通話が可能であることを示す。“データ通信専用”は、その属性情報の電話番号が割り当てられた端末装置10において、音声通話が可能ではなく、データ通信が可能であることを示す。
【0021】
図2に戻って制御部23の説明を行う。制御部23は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部23は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、電話番号情報取得部231として機能する。なお、制御部23の各機能の全て又は一部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やPLD(Programmable Logic Device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD:Solid State Drive)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0022】
電話番号情報取得部231は、電話番号情報記憶部221に記憶される各電話番号について、状態情報と属性情報とを取得する。状態情報の取得と属性情報の取得とでは、どのようなアルゴリズムが適用されてもよい。例えば、属性情報の取得においては、特開2015-142195号公報に開示されている技術が適用されてもよい。電話番号情報取得部231は、取得された情報を電話番号情報記憶部221に記録する。電話番号情報取得部231は、所定のタイミングで通信装置30に対し電話番号情報記憶部221に記録されている情報を送信する。所定のタイミングとは、特定の周期であってもよいし、通信装置30から情報を要求されたタイミングであってもよいし、他のタイミングであってもよい。
【0023】
通信装置30は、パーソナルコンピューターやサーバー機器などの情報機器である。
図4は、通信装置30の機能構成を示す概略ブロック図である。通信装置30は、通信部31、記憶部32及び制御部33を備える。
【0024】
通信部31は、通信インターフェースを用いて構成される。通信部31は、ネットワーク40を介して他の装置とデータ通信する。
【0025】
記憶部32は、磁気ハードディスク装置や半導体記憶装置等の記憶装置を用いて構成される。記憶部32は、例えば電話番号情報記憶部321及び通知情報記憶部322として機能する。電話番号情報記憶部321は、例えば確認対象となっている各電話番号について、データ通信専用端末に割り当てられた番号か否かを示す情報を記憶する。電話番号情報記憶部321は、電話番号情報記憶部221と同様に構成されてもよい。
【0026】
通知情報記憶部322は、端末装置10に対して通知される情報と、通知対象となる端末装置10に割り当てられている電話番号と、を対応付けて記憶する。
図5は、通知情報記憶部322が記憶する情報の具体例を示す図である。通知情報記憶部322は、例えば通知情報テーブルを記憶する。通知情報テーブルは、複数の通知情報レコードを有する。通知情報レコードは、例えば電話番号及び通知情報の値を含む。
【0027】
電話番号は、情報の通知対象となっている電話番号を示す。通知情報は、電話番号が割り当てられている端末装置10へ通知される情報を示す。通知情報は、例えば端末装置10の認証処理に用いられる情報であってもよい。例えば、端末装置10に対して多要素認証が行われる場合には、多要素認証において用いられる認証情報(例えば所定の桁数の数字など)を示す情報が通知情報として登録されていてもよい。通知情報は、例えば端末装置10の認証結果に応じて端末装置10に通知される情報であってもよい。例えば、認証処理によって正当なユーザーによって使用されていると判定された端末装置10に対して提供される情報が通知情報であってもよい。
【0028】
通知情報記憶部322に記憶される情報は、例えば端末装置10に対して情報を送信することを希望する自然人や法人などによって利用される情報処理装置によって通信装置30に提供されてもよい。
【0029】
図4に戻って制御部33の説明を行う。制御部33は、CPU等のプロセッサーとメモリーとを用いて構成される。制御部33は、プロセッサーがプログラムを実行することによって、情報取得部331、通知部332及び判定部333として機能する。なお、制御部33の各機能の全て又は一部は、ASICやPLDやFPGA等のハードウェアを用いて実現されても良い。上記のプログラムは、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されても良い。コンピューター読み取り可能な記録媒体とは、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM、半導体記憶装置(例えばSSD)等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスクや半導体記憶装置等の記憶装置である。上記のプログラムは、電気通信回線を介して送信されてもよい。
【0030】
情報取得部331は、電話番号情報記憶部321に記憶される情報を情報取得装置20から取得し、電話番号情報記憶部321に登録する。情報取得部331は、通知情報記憶部322に記憶される情報を、他の情報処理装置から取得し、通知情報記憶部322に登録する。
【0031】
通知部332は、判定部333の判定結果に応じて、通知情報記憶部322に登録されている電話番号が割り当てられた端末装置10に対し、その電話番号に対応付けられた通知情報を送信する。通知部332は、例えばSMSを用いて通知情報を送信する。通知部332は、判定部333において、情報が送信される対象の装置であると判定された場合には通知を行う。通知部332は、判定部333において、情報が送信される対象の装置でないと判定された場合には通知を行わない。
【0032】
判定部333は、処理の対象となっている電話番号が割り当てられた端末装置10が、情報が送信される対象の装置であるか否か判定する。判定部333は、処理の対象となっている電話番号がデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号である場合には、情報が送信される対象の装置ではないと判定する。判定部333は、処理の対象となっている電話番号がデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号で無い場合(例えば音声通話可能な端末装置10に割り当てられた電話番号である場合)には、情報が送信される対象の装置であると判定する。判定部333は、電話番号情報記憶部321に登録されている情報に基づいて判定してもよい。判定部333は、判定結果を所定の機能や装置へ通知する。例えば、判定部333は、判定結果を通知部332に通知する。判定部333は、処理対象の電話番号が割り当てられた端末装置10に情報を送信する他の情報処理装置へ判定結果を通知してもよい。
【0033】
図6は、通信装置30の処理の具体例を示すフローチャートである。まず、通知部332は処理対象の電話番号を取得する(ステップS101)。通知部332は、処理対象の電話番号の端末装置10が、情報が送信される対象の装置であるか否かの判定を判定部333に指示する。判定部333は、通知部332から指示された電話番号(処理対象の電話番号)について、データ通信専用端末に割り当てられた電話番号であるか否か判定する(ステップS102)。
【0034】
判定部333は、処理の対象となっている電話番号がデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号である場合には(ステップS102-YES)、情報が送信される対象の装置ではないと判定する(ステップS103)。判定部333は、処理の対象となっている電話番号がデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号で無い場合には(ステップS102-NO)、情報が送信される対象の装置であると判定する(ステップS104)。この場合、通知部332は、処理対象の電話番号に対応付けられている通知情報を、処理対象の電話番号に応じた送信先に送信する(ステップS105)。例えば、通知部332は、処理対象の電話番号を宛先としたSMSで通知情報を送信する。
【0035】
このように構成された通信システム100によれば、データ通信専用端末に対して割り当てられた電話番号の端末装置10については、情報を送信しないと判定される。一方で、音声通話が可能な端末装置に対して割り当てられた電話番号の端末装置10については、情報を送信すると判定される。現在は、音声通話が可能なSIMカードの取得には、所定の本人確認の手続きが必要となる。一方で、音声通話が可能ではないSIMカード(すなわち、データ通信専用端末として用いられるSIMカード)の取得には、音声通話が可能なSIMカードで要求されるような本人確認の手続きが必要では無い。そのため、データ通信専用端末として用いられるSIMカードの取得は、音声通話が可能なSIMカードに比べて容易である。しかし、SMSなどの技術を用いた情報の送受信において、音声通話が可能なSIMカードであっても、データ通信専用端末として用いられるSIMカードであっても、情報を受信することが可能である。そのため、所定の本人確認の手続きを必要とせずにデータ通信専用端末として用いられるSIMカードを取得し、SMS等のプロトコルで所望の情報を取得することが可能となっている。このような実情により、データ通信専用端末として用いられるSIMカードは、不正利用の目的で取得されてしまう場合がある。本実施形態の通信システム100では、通知情報を送信する際に、判定部333によって情報を送信すべきか否かについてデータ通信専用端末に割り当てられた電話番号であるか否かに応じて判定が行われる。そのため、電話番号が割り当てられた端末装置に対してデータ通信を用いて情報を提供する技術において、不正利用を目的として使用されている端末装置への情報の送信を抑止することが可能となる。
【0036】
(変形例)
判定部333は、さらに状態情報に基づいて送信するか否かを判定しても良い。例えば、判定部333は、状態情報が“1(有効)”である場合であって、且つ、属性情報が“音声通話”である場合には情報を送信する対象であると判定してもよい。一方で、判定部333は、それ以外の場合には情報を送信する対象では無いと判定してもよい。
【0037】
通信装置30は、複数の情報処理装置を用いて通信システムとして構成されてもよい。例えば、通知部332と判定部333とがそれぞれ異なる情報処理装置において実装されてもよい。この場合、各情報処理装置は、通信ケーブルで直接的に接続されてもよいし、LAN等の構内ネットワークを用いて接続されてもよいし、広域網や公衆ネットワークを介して接続されてもよい。
【0038】
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【符号の説明】
【0039】
100…通信システム, 10…端末装置, 20…情報取得装置, 30…通信装置, 40…ネットワーク, 21…通信部, 22…記憶部, 221…電話番号情報記憶部, 23…制御部, 231…電話番号情報取得部, 31…通信部, 32…記憶部, 321…電話番号情報記憶部, 322…通知情報記憶部, 33…制御部, 331…情報取得部, 332…通知部, 333…判定部