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▶ サナダ精工株式会社の特許一覧

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  • 特開-眼鏡くもり止めシート 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022118682
(43)【公開日】2022-08-15
(54)【発明の名称】眼鏡くもり止めシート
(51)【国際特許分類】
   G02C 13/00 20060101AFI20220805BHJP
【FI】
G02C13/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021054305
(22)【出願日】2021-02-02
(71)【出願人】
【識別番号】390007858
【氏名又は名称】サナダ精工株式会社
(72)【発明者】
【氏名】眞田 和義
【テーマコード(参考)】
2H006
【Fターム(参考)】
2H006DA00
2H006DA07
(57)【要約】
【課題】携帯性が高く、簡単に眼鏡のくもり止め処理を行う事ができる技術が求められている。
【解決手段】布、又は不織布、又は合成樹脂製のシートに界面活性剤を含浸後、乾燥させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
布、又は不織布、又は合成樹脂製シートに、界面活性剤、又は界面活性剤を含む薬品を塗布、又は含浸させ、その後、乾燥させた事を特徴とする、眼鏡くもり止めシート。
【請求項2】
以下のいずれか、又はいずれか複数の特徴を有する、請求項1に記載の、眼鏡くもり止めシート。
1、界面活性剤、又は界面活性剤を含む薬品を、飽和状態まで含浸させた。
2、合成樹脂製シートを、ポリエステル繊維素材、又はポリエステルを含む繊維素材とした。
3、布、又は不織布、又は合成樹脂製シートを、円形、又は正方形、又は長方形、又は楕円形、又は長円形とした。
4、布、又は不織布、又は合成樹脂製シートのサイズを、5cm×5cmから50cm×50cmの範囲とした。
5、布、又は不織布、又は合成樹脂製シートにミシン目を入れ、切り離し可能とした。
6、界面活性剤、又は界面活性剤を含む薬品を、布、又は不織布、又は合成樹脂製シートの面積に対して20%から80%の範囲のみに塗布又は含浸させた。
7、布、又は不織布、又は合成樹脂製シートを着色した、又は識別用のマーク又は商品名又は広告を印刷した。
8、布、又は不織布、又は合成樹脂製シートの外縁の裁断部を、波形又は凹凸形状にした。
9、布、又は不織布、又は合成樹脂製シートを半乾燥状態とし、乾燥を防ぐ容器に密閉した。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、眼鏡のレンズなどのくもりを防止する為のシートに関する。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルスへの対策でマスクの着用が一般的となっているが、その際、自分が吐く息で眼鏡がくもるが、これを防止する好適な手段が無かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
無し。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
眼鏡のくもりを防止する為には、専用の薬剤などをレンズに塗布する必要があったが、液が垂れて作業性が悪い上、適量を塗布するのが難しく、また、塗布後にふき取る作業が必要で、非常に面倒なので、この解決が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述の課題を解決し、簡単に眼鏡のくもり止めを実現する為には、本発明の請求項1から請求項2のいずれかに記載された構成を1つ、又は複数選択して採用すればよい。
【発明の効果】
【0006】
本発明の、請求項1から請求項2のいずれかに記載された構成を1つ、又は複数採用すれば、前述の課題を全て解決する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】ポリエステル繊維で作られた、本発明の眼鏡くもり止めシートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明を実施し、課題を解決する為の形態や構成は、請求項1から請求項2に詳述された通りであり、そのいずれか、又はいずれか複数を選択すれば良い。その構成の一例を、図を使用して説明する。
【実施例0009】
図1は、ポリエステル繊維で織られたシートであり、界面活性剤を含む薬剤を含浸させた後、乾燥させてある。
くもりを防止したい眼鏡のレンズに息を吹きかけ、呼気に含まれる水分でレンズを僅かにくもらせる。この状態で、本発明のくもり止めシートを使用してレンズを拭くと、乾燥している薬剤が微量の水分によって溶け出し、適量がレンズに塗布され、くもり防止効果を発揮する。
【0010】
また、本発明の眼鏡くもり止めシートは、乾燥している布地なので携帯性が良く、含浸された薬剤は、1回の使用で微量しか消費されないので、数十回の使用が可能となり、極めて利便性が高い。
【産業上の利用可能性】
【0011】
本発明の、請求項1から請求項2の、いずれかに記載された構成を1つ又は複数選択して採用すれば、前述の課題を全て解決する事が可能で、高機能の商品を廉価で市場に提供できる。
【符号の説明】
【0012】
1、薬剤を含浸させた、ポリエステル繊維素材のシート
図1