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特開2022-118700回転機械、これを含むガスタービン、回転機械の組立方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022118700
(43)【公開日】2022-08-15
(54)【発明の名称】回転機械、これを含むガスタービン、回転機械の組立方法
(51)【国際特許分類】
   F01D 5/32 20060101AFI20220805BHJP
【FI】
F01D5/32
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022000446
(22)【出願日】2022-01-05
(31)【優先権主張番号】10-2021-0015040
(32)【優先日】2021-02-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】507002918
【氏名又は名称】ドゥサン エナービリティー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ゴロシャク、イリイ
(72)【発明者】
【氏名】ハ、ジン ボン
【テーマコード(参考)】
3G202
【Fターム(参考)】
3G202FA03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ブレードを安定的に固定できる回転機械、およびこれを含むガスタービン、回転機械の組立方法を提供する。
【解決手段】本発明の一側面による回転機械は、ブレード1320が挿入される複数のスロット1312が形成されたロータディスク1310と、前記スロットに挿入されるルート部を有する複数のブレードと、前記ブレードの軸方向移動を抑制するリテーナ1400とを含み、前記リテーナは、前記スロットの底に挿入される内側固定部材1410と、前記ルート部の下部に挿入され前記内側固定部材と当接する外側固定部材と、前記外側固定部材と前記スロットの底との間に挿入されて前記外側固定部材の離脱を防止するスペーサ1430とを含むことができる。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータディスクと、前記ロータディスクの外周面に設けられた複数のブレードとを含む回転機械であって、
前記複数のブレードが挿入される複数のスロットが形成されたロータディスクと、
前記複数のスロットに挿入されるルート部を有する複数のブレードと、
前記複数のブレードの軸方向移動を抑制するリテーナと
を含み、
前記リテーナは、前記複数のスロットの底に挿入される内側固定部材と、前記ルート部の下部に挿入され前記内側固定部材と当接する外側固定部材と、前記外側固定部材と前記複数のスロットの底との間に挿入されて前記外側固定部材の離脱を防止するスペーサとを含む回転機械。
【請求項2】
前記外側固定部材は、前記ルート部に挿入されるボディ部と、前記ボディ部から側方向に突出しかつ折曲げられて前記スペーサの端部と当接する支持板とを含む、請求項1に記載の回転機械。
【請求項3】
前記複数のスロットの底には、前記内側固定部材が挿入される内側溝と、前記内側溝の上部に連結され、前記内側溝から前記ロータディスクの側端まで延びた設置溝とが形成された、請求項2に記載の回転機械。
【請求項4】
前記ルート部の下面には、前記内側固定部材が挿入される第1溝と、前記外側固定部材が挿入され前記第1溝よりも深く形成された第2溝と、前記第2溝から前記ルート部の側端まで延びた第3溝とが形成された、請求項3に記載の回転機械。
【請求項5】
前記内側固定部材は、柱形状からなり、前記内側溝および前記第1溝に挿入される、請求項4に記載の回転機械。
【請求項6】
前記スペーサは、前記外側固定部材を支持する支持ブロックと、前記支持ブロックから前記複数のブレードに向かって突出して前記第3溝に挿入される突出部とを含む、請求項4又は5に記載の回転機械。
【請求項7】
2つの前記突出部は離隔し、前記突出部の間にはミドル溝が形成され、前記支持ブロックには突出した支持段が形成された、請求項6に記載の回転機械。
【請求項8】
前記支持板は、前記ボディ部から側方向に突出し前記第3溝の底と当接する第1部分と、前記第1部分から折曲げられて前記スペーサと当接する第2部分とを含む、請求項4から7のいずれか一項に記載の回転機械。
【請求項9】
前記スペーサの端部には収容溝が形成され、前記支持板は、前記第2部分から折曲げられて前記収容溝に挿入される第3部分をさらに含む、請求項8に記載の回転機械。
【請求項10】
前記スペーサの外面には結合突起が形成され、前記支持板には前記結合突起と嵌合される結合ホールが形成された、請求項2から9のいずれか一項に記載の回転機械。
【請求項11】
外部から流入した空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された圧縮空気と燃料とを混合して燃焼する燃焼器と、前記燃焼器で燃焼された燃焼ガスによって回転する複数のブレードを含む回転機械とを含むガスタービンであって、
前記回転機械は、
前記複数のブレードが挿入される複数のスロットが形成されたロータディスクと、
前記複数のスロットに挿入されるルート部を有する複数のブレードと、
前記複数のブレードの軸方向移動を抑制するリテーナと
を含み、
前記リテーナは、前記複数のスロットの底に挿入される内側固定部材と、前記ルート部の下部に挿入され前記内側固定部材と当接する外側固定部材と、前記外側固定部材と前記複数のスロットの底との間に挿入されて前記外側固定部材の離脱を防止するスペーサとを含む、ガスタービン。
【請求項12】
前記外側固定部材は、前記ルート部に挿入されるボディ部と、前記ボディ部から側方向に突出しかつ折曲げられて前記スペーサの端部と当接する支持板とを含む、請求項11に記載のガスタービン。
【請求項13】
前記複数のスロットの底には、前記内側固定部材が挿入される内側溝と、前記内側溝の上部に連結され、前記内側溝から前記ロータディスクの側端まで延びた設置溝とが形成された、請求項12に記載のガスタービン。
【請求項14】
前記ルート部の下面には、前記内側固定部材が挿入される第1溝と、前記外側固定部材が挿入され前記第1溝よりも深く形成された第2溝と、前記第2溝から前記ルート部の側端まで延びた第3溝とが形成された、請求項13に記載のガスタービン。
【請求項15】
前記スペーサは、前記外側固定部材を支持する支持ブロックと、前記支持ブロックから前記複数のブレードに向かって突出して前記第3溝に挿入される突出部とを含む、請求項14に記載のガスタービン。
【請求項16】
2つの前記突出部は離隔し、前記突出部の間にはミドル溝が形成され、前記支持ブロックには突出した支持段が形成された、請求項15に記載のガスタービン。
【請求項17】
前記支持板は、前記ボディ部から側方向に突出し前記第3溝の底と当接する第1部分と、前記第1部分から折曲げられて前記スペーサと当接する第2部分とを含む、請求項14から16のいずれか一項に記載のガスタービン。
【請求項18】
前記スペーサの端部には収容溝が形成され、前記支持板は、前記第2部分から折曲げられて前記収容溝に挿入される第3部分をさらに含む、請求項17に記載のガスタービン。
【請求項19】
前記スペーサの外面には結合突起が形成され、前記支持板には前記結合突起と嵌合される結合ホールが形成された、請求項12から18のいずれか一項に記載のガスタービン。
【請求項20】
ロータディスクと、ブレードとを含む回転機械の組立方法において、
前記ロータディスクのスロットの底に形成された内側溝に柱形状の内側固定部材を挿入する内側固定部材設置ステップと、
前記スロットに前記ブレードを結合するブレード結合ステップと、
前記ブレードのルート部の下面に形成された第2溝に前記ブレードを支持する外側固定部材を挿入する外側固定部材設置ステップと、
前記外側固定部材の内側に前記外側固定部材を支持するスペーサを挿入するスペーサ設置ステップと、
前記外側固定部材に形成された支持板を折曲げて前記支持板を前記スペーサの端部と当接させる支持板曲げステップと
を含む回転機械の組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転機械、これを含むガスタービン、回転機械の組立方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ガスタービンは、圧縮機で圧縮された圧縮空気と燃料とを混合して燃焼させ、燃焼で発生した高温のガスでタービンを回転させる動力機関である。ガスタービンは、発電機、航空機、船舶、列車などを駆動するのに用いられる。
【0003】
一般的に、ガスタービンは、圧縮機と、燃焼器と、タービンとを含む。圧縮機は、外部の空気を吸入して圧縮した後、燃焼器に伝達する。圧縮機で圧縮された空気は高圧および高温の状態になる。燃焼器は、圧縮機から流入した圧縮空気と燃料とを混合して燃焼させる。燃焼によって発生した燃焼ガスはタービンに排出される。燃焼ガスによってタービン内部のブレードが回転し、これにより動力が発生する。発生した動力は、発電、機械装置の駆動など多様な分野に使用される。
【0004】
圧縮機、燃焼器などの回転運動をする回転機械は、ロータディスクと、ロータディスクに結合されたブレードとを含む。ブレードはロータディスクに安定的に固定されなければならないが、回転過程でブレードが軸方向に移動する問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の技術的背景に基づき、本発明は、ブレードを安定的に固定できる回転機械、およびこれを含むガスタービン、回転機械の組立方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面による回転機械は、ブレードが挿入される複数のスロットが形成されたロータディスクと、前記スロットに挿入されるルート部を有する複数のブレードと、前記ブレードの軸方向移動を抑制するリテーナとを含み、前記リテーナは、前記スロットの底に挿入される内側固定部材と、前記ルート部の下部に挿入され前記内側固定部材と当接する外側固定部材と、前記外側固定部材と前記スロットの底との間に挿入されて前記外側固定部材の離脱を防止するスペーサとを含むことができる。
【0007】
本発明の一側面による前記外側固定部材は、前記ルート部に挿入されるボディ部と、前記ボディ部から側方向に突出しかつ折曲げられて前記スペーサの端部と当接する支持板とを含むことができる。
【0008】
本発明の一側面による前記スロットの底には、前記内側固定部材が挿入される内側溝と、前記内側溝の上部に連結され、前記内側溝から前記ロータディスクの側端まで延びた設置溝とが形成される。
【0009】
本発明の一側面による前記ルート部の下面には、前記内側固定部材が挿入される第1溝と、前記外側固定部材が挿入され前記第1溝よりも深く形成された第2溝と、前記第2溝から前記ルート部の側端まで延びた第3溝とが形成される。
【0010】
本発明の一側面による前記内側固定部材は、柱形状からなり、前記内側溝および前記第1溝に挿入される。
【0011】
本発明の一側面による前記スペーサは、前記外側固定部材を支持する支持ブロックと、前記支持ブロックから前記ブレードに向かって突出して前記第3溝に挿入される突出部とを含むことができる。
【0012】
本発明の一側面による2つの前記突出部は離隔し、前記突出部の間にはミドル溝が形成され、前記支持ブロックには突出した支持段が形成される。
【0013】
本発明の一側面による前記支持板は、前記ボディ部から側方向に突出し前記第3溝の底と当接する第1部分と、前記第1部分から折曲げられて前記スペーサと当接する第2部分とを含むことができる。
【0014】
本発明の一側面による前記スペーサの端部には収容溝が形成され、前記支持板は、前記第2部分から折曲げられて前記収容溝に挿入される第3部分をさらに含むことができる。
本発明の一側面による前記スペーサの外面には結合突起が形成され、前記支持板には前記結合突起と嵌合される結合ホールが形成される。
【0015】
本発明の他の側面によるガスタービンは、外部から流入した空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された圧縮空気と燃料とを混合して燃焼する燃焼器と、前記燃焼器で燃焼された燃焼ガスによって回転する複数のブレードを含む回転機械とを含み、前記回転機械は、前記ブレードが挿入される複数のスロットが形成されたロータディスクと、前記スロットに挿入されるルート部を有する複数のブレードと、前記ブレードの軸方向移動を抑制するリテーナとを含み、前記リテーナは、前記スロットの底に挿入される内側固定部材と、前記ルート部の下部に挿入され前記内側固定部材と当接する外側固定部材と、前記外側固定部材と前記スロットの底との間に挿入されて前記外側固定部材の離脱を防止するスペーサとを含むことができる。
【0016】
本発明の他の側面による前記外側固定部材は、前記ルート部に挿入されるボディ部と、前記ボディ部から側方向に突出しかつ折曲げられて前記スペーサの端部と当接する支持板とを含むことができる。
【0017】
本発明の他の側面による前記スロットの底には、前記内側固定部材が挿入される内側溝と、前記内側溝の上部に連結され、前記内側溝から前記ロータディスクの側端まで延びた設置溝とが形成される。
【0018】
本発明の他の側面による前記ルート部の下面には、前記内側固定部材が挿入される第1溝と、前記外側固定部材が挿入され前記第1溝よりも深く形成された第2溝と、前記第2溝から前記ルート部の側端まで延びた第3溝とが形成される。
【0019】
本発明の他の側面による前記スペーサは、前記外側固定部材を支持する支持ブロックと、前記支持ブロックから前記ブレードに向かって突出して前記第3溝に挿入される突出部とを含むことができる。
【0020】
本発明の他の側面による2つの前記突出部は離隔し、前記突出部の間にはミドル溝が形成され、前記支持ブロックには突出した支持段が形成される。
【0021】
本発明の他の側面による前記支持板は、前記ボディ部から側方向に突出し前記第3溝の底と当接する第1部分と、前記第1部分から折曲げられて前記スペーサと当接する第2部分とを含むことができる。
【0022】
本発明の他の側面による前記スペーサの端部には収容溝が形成され、前記支持板は、前記第2部分から折曲げられて前記収容溝に挿入される第3部分をさらに含むことができる。
【0023】
本発明の他の側面による前記スペーサの外面には結合突起が形成され、前記支持板には前記結合突起と嵌合される結合ホールが形成される。
【0024】
本発明のさらに他の側面によるロータディスクと、ブレードとを含む回転機械の組立方法は、前記ロータディスクのスロットの底に形成された内側溝に柱形状の内側固定部材を挿入する内側固定部材設置ステップと、前記スロットに前記ブレードを結合するブレード結合ステップと、前記ブレードのルート部の下面に形成された第2溝に前記ブレードを支持する外側固定部材を挿入する外側固定部材設置ステップと、前記外側固定部材の内側に前記外側固定部材を支持するスペーサを挿入するスペーサ設置ステップと、前記外側固定部材に形成された支持板を折曲げて前記支持板を前記スペーサの端部と当接させる支持板曲げステップとを含むことができる。
【発明の効果】
【0025】
本発明の一側面による回転機械によれば、リテーナが内側固定部材と、外側固定部材と、スペーサとを含むので、ブレードを安定的に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の第1実施形態に係るガスタービンの内部が示された図である。
図2図1のガスタービンの一部を切断した縦断面図である。
図3】本発明の第1実施形態に係るブレードとロータディスクを示す斜視図である。
図4】本発明の第1実施形態に係るルート部を示す部分斜視図である。
図5】本発明の第1実施形態に係るロータディスクを示す部分斜視図である。
図6】本発明の第1実施形態に係るリテーナがロータディスクおよびブレードに結合された状態を示す断面図である。
図7】本発明の第1実施形態に係る内側固定部材を示す斜視図である。
図8】本発明の第1実施形態に係る外側固定部材を示す斜視図である。
図9】本発明の第1実施形態に係るスペーサを示す斜視図である。
図10A】内側固定部材を挿入する過程を示す図である。
図10B】ブレードをロータディスクに結合する過程を示す図である。
図10C】外側固定部材を設ける過程を示す図である。
図10D】スペーサを設ける過程を示す図である。
図10E】支持板を屈曲してスペーサを固定する過程を示す図である。
図11】本発明の第1実施形態に係る回転機械の組立方法を説明するためのフローチャートである。
図12】本発明の第2実施形態に係るリテーナがロータディスクおよびブレードに結合された状態を示す断面図である。
図13】本発明の第2実施形態に係る外側固定部材を示す斜視図である。
図14】本発明の第2実施形態に係るスペーサを示す斜視図である。
図15】本発明の第3実施形態に係るリテーナがロータディスクおよびブレードに結合された状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明は多様な変換が加えられて様々な実施例を有することができるが、特定の実施例を例示し詳細な説明に詳しく説明する。しかし、これは本発明を特定の実施形態について限定しようとするものではなく、本発明の思想および技術範囲に含まれるあらゆる変換、均等物又は代替物を含むことが理解されなければならない。
【0028】
本発明で使った用語は単に特定の実施例を説明するために使われたものであり、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なって意味しない限り、複数の表現を含む。本発明において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しないことが理解されなければならない。
【0029】
以下、添付した図面を参照して、本発明の望ましい実施例を詳しく説明する。この時、添付した図面において同一の構成要素は、できる限り同一の符号で表していることに留意する。また、本発明の要旨をあいまいにしうる公知の機能および構成に関する詳細な説明は省略する。同様の理由から、添付図面において一部の構成要素は誇張または省略されるか、概略的に示された。
【0030】
以下、本発明の第1実施形態に係るガスタービンについて説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態に係るガスタービンの内部が示された図であり、図2は、図1のガスタービンの一部を切断した縦断面図である。
【0032】
本実施形態に係るガスタービン1000の熱力学的サイクルは、理想的にはブレイトンサイクル(Brayton cycle)によることができる。ブレイトンサイクルは、等エントロピー圧縮(断熱圧縮)、定圧給熱、等エントロピー膨張(断熱膨張)、定圧放熱につながる4つの過程からなる。すなわち、大気の空気を吸入して高圧に圧縮した後、定圧環境で燃料を燃焼して熱エネルギーを放出し、この高温の燃焼ガスを膨張させて運動エネルギーに変換させた後に、残留エネルギーを含む排気ガスを大気中に放出することができる。すなわち、圧縮、加熱、膨張、放熱の4過程でサイクルが行われる。
【0033】
このようなブレイトンサイクルを実現するガスタービン1000は、図1に示されるように、圧縮機1100と、燃焼器1200と、タービン1300とを含むことができる。以下の説明は図1を参照するが、本発明の説明は、図1に例示的に示されたガスタービン1000と同等の構成を有するタービン機関に対しても幅広く適用可能である。
【0034】
図1を参照すれば、ガスタービン1000の圧縮機1100は、外部から空気を吸入して圧縮することができる。圧縮機1100は、圧縮機ブレード1130によって圧縮された圧縮空気を燃焼器1200に供給し、また、ガスタービン1000で冷却が必要な高温領域に冷却用空気を供給することができる。この時、吸入された空気は圧縮機1100で断熱圧縮過程を経るので、圧縮機1100を通過した空気の圧力と温度は上昇する。
【0035】
圧縮機1100は、遠心圧縮機(centrifugal compressors)や軸流圧縮機(axial compressor)として設計されるが、小型ガスタービンでは遠心圧縮機が適用されるのに対し、図1に示されるような大型ガスタービン1000は、大量の空気を圧縮しなければならないため、多段軸流圧縮機1100が適用されることが一般的である。この時、多段軸流圧縮機1100では、圧縮機1100のブレード1130は、センタータイロッド1120とロータディスクの回転により回転して、流入した空気を圧縮しながら圧縮された空気を後段のベーン1140に移動させる。空気は多段に形成されたブレード1130を通過しながら次第により高圧に圧縮される。
【0036】
ベーン1140は、ハウジング1150の内部に装着され、複数のベーン1140が段を形成して装着できる。ベーン1140は、前段の圧縮機ブレード1130から移動した圧縮空気を後段のブレード1130側に案内する。一実施形態において、複数のベーン1140の少なくとも一部は、空気の流入量の調節などのために定められた範囲内で回転可能に装着できる。
【0037】
圧縮機1100は、タービン1300から出力される動力の一部を用いて駆動できる。このために、図2に示すように、圧縮機1100の回転軸とタービン1300の回転軸とは、トルクチューブ1170によって直結できる。大型ガスタービン1000の場合、タービン1300で生産される出力のほぼ半分程度が圧縮機1100を駆動させるのに費やされる。
【0038】
一方、燃焼器1200は、圧縮機1100の出口から供給される圧縮空気を燃料と混合して、等圧燃焼させて高いエネルギーの燃焼ガスを作ることができる。燃焼器1200では、流入した圧縮空気を燃料と混合、燃焼させて高いエネルギーの高温、高圧燃焼ガスを作り、等圧燃焼過程で燃焼器およびタービン部品が耐えられる耐熱限度まで燃焼ガスの温度を上昇させる。
【0039】
燃焼器1200は、セル状に形成されるハウジング内に複数配列され、燃料噴射ノズルなどを含むバーナ(Burner)と、燃焼室を形成する燃焼器ライナ(Combustor Liner)と、燃焼器とタービンとの連結部になるトランジションピース(Transition Piece)とを含んで構成される。
【0040】
一方、燃焼器1200から出た高温、高圧の燃焼ガスはタービン1300に供給される。供給された高温高圧の燃焼ガスが膨張しながらタービン1300のブレード1320に衝動、反動力を与えて回転トルクがもたらされ、このように得られた回転トルクは上述したトルクチューブ1170を経て圧縮機1100に伝達され、圧縮機1100の駆動に必要な動力を超える動力は発電機などを駆動するのに用いられる。
【0041】
図3は、本発明の第1実施形態に係るブレードとロータディスクを示す斜視図であり、図4は、本発明の第1実施形態に係るルート部を示す部分斜視図であり、図5は、本発明の第1実施形態に係るロータディスクを示す部分斜視図であり、図6は、本発明の第1実施形態に係るリテーナがロータディスクおよびブレードに結合された状態を示す断面図である。
【0042】
図3図6を参照して、本発明の第1実施形態に係る回転機械について説明する。回転機械は、ロータディスクと、ブレードとを含んで回転する装置であって、圧縮機1100とタービン1300がこれに相当する。本実施形態では、タービン1300を回転機械の一例として説明するが、本発明がこれに限定されるものではなく、回転機械は、圧縮機1100からなってもよい。
【0043】
タービン1300は、複数のロータディスク1310と、ロータディスク1310に放射状に配置される複数のブレード1320と、ブレード1320を固定するリテーナ1400とを含む。ブレード1320は、ダブテールなどの方式でロータディスク1310に結合できる。同時に、ロータディスク1310には、ハウジングに固定されるタービンベーンが備えられ、タービンベーンは、ブレード1320を通過した燃焼ガスの流れ方向を案内する。
【0044】
ロータディスク1310は、略円板形状を有しており、その外周部には複数のスロット1312が形成されている。スロット1312は屈曲面を有するように形成され、スロット1312にブレード1320が挿入される。
【0045】
ブレード1320は、板形状の翼部1321と、翼部1321の下部に結合されたプラットフォーム部1322と、プラットフォーム部1322の下に突出したルート部1325とを含む。翼部1321は、翼形状の曲面板からなってもよいし、翼部1321は、ガスタービン1000の仕様によって最適化された翼形を有するように形成される。翼部1321は、燃焼ガスの流れ方向を基準として上流側に配置されるリーディングエッジおよび下流側に配置されるトレーリングエッジを備えることができる。
【0046】
翼部1321の表面には多数のフィルムクーリングホールが形成されるが、フィルムクーリングホールは、翼部1321の内部に形成される冷却流路と連通して冷却空気を翼部1321の表面に供給する。
【0047】
プラットフォーム部1322は、翼部1321とルート部1325との間に位置し、略四角板または四角柱形状からなってもよい。プラットフォーム部1322は、隣り合うブレード1320のプラットフォーム部1322とその側面とが互いに接してブレード1320間の間隔を維持させる役割を果たす。翼部1321とプラットフォーム部1322とルート部1325の内側には、ロータディスク1310から伝達される冷却空気が移動する冷却流路が形成される。
【0048】
ルート部1325は、屈曲部を有し、これは、ロータディスク1310のスロット1312に形成された屈曲部の形態に対応するように形成される。ルート部1325は、軸方向(ロータディスクの中心軸と平行な方向)にスロット1312に挿入される。
【0049】
リテーナ1400は、スロット1312の底に挿入される内側固定部材1410と、ルート部1325の下部に挿入され内側固定部材1410と当接する外側固定部材1420と、外側固定部材1420とスロット1312の底との間に挿入されて外側固定部材1420の離脱を防止するスペーサ1430とを含むことができる。
【0050】
図7は、本発明の第1実施形態に係る内側固定部材を示す斜視図であり、図8は、本発明の第1実施形態に係る外側固定部材を示す斜視図であり、図9は、本発明の第1実施形態に係るスペーサを示す斜視図である。
【0051】
図5図9を参照して説明すれば、スロット1312の底には、内側固定部材1410が挿入される内側溝1314と、内側溝1314の上部に連結され、内側溝1314からロータディスク1310の側端まで延びた設置溝1315とが形成される。内側溝1314は、円形の断面を有し、設置溝1315よりも深く形成される。
【0052】
一方、ルート部1325の下面には、内側固定部材1410が挿入される第1溝1326と、外側固定部材が挿入され第1溝1326よりも深く形成された第2溝1327と、第2溝1327からルート部1325の側端まで延びた第3溝1328とが形成される。
【0053】
第1溝1326は、内側固定部材1410が挿入できるように円形の横断面を有し、第2溝1327は、第1溝1326および第3溝1328よりも大幅を有するように形成されて、第1溝1326および第2溝1327の側端よりも突出する。第3溝1328は、部品が挿入できるように通路を形成する。
【0054】
内側固定部材1410は、柱形状からなってもよいし、円柱または四角柱からなってもよい。内側固定部材1410は、内側溝1314および第1溝1326に挿入され、内側固定部材1410において内側溝1314の底と当接する長手方向の端部にはテーパ部1412が形成される。
【0055】
外側固定部材1420は、第2溝1327に挿入され、内側固定部材1410および第2溝1327と当接して支持される。外側固定部材1420は、第2溝1327に挿入されるボディ部1421と、ボディ部1421から軸方向に突出した支持板1423とを含む。支持板1423は、ボディ部1421の側面から突出し折曲げられて、スペーサ1430の端部と当接してスペーサ1430を支持する。
【0056】
スペーサ1430は、外側固定部材1420を支持する支持ブロック1431と、支持ブロック1431からブレード1320に向かって突出した突出部1432とを含むことができる。支持ブロック1431は、設置溝1315に挿入され、突出部1432は、第3溝1328に挿入される。
【0057】
支持ブロック1431は、外側固定部材1420の内側端と当接して外側固定部材1420が第2溝1327から離脱するのを防止する。2つの突出部1432は離隔配置され、突出部1432の間に下部に延びたミドル溝1435が形成される。一方、支持ブロック1431には突出した支持段1433が形成されるが、スペーサ1430を分離する時、ミドル溝1435にツールを入れ、支持段1433にツールをかけてスペーサ1430を用いて分離することができる。
【0058】
支持板1423は、スペーサ1430が設けられた状態で折曲げられてスペーサ1430の外側端部と当接し、これにより、支持板1423によってスペーサ1430がブレード1320とロータディスク1310との間から離脱するのを防止することができる。
【0059】
支持板1423は、ボディ部1421から側方向に突出し第3溝1328の底と当接する第1部分1423aと、第1部分1423aから折曲げられてスペーサ1430と当接する第2部分1423bとを含むことができる。第1部分1423aは、突出部1432と当接し、第2部分1423bは、突出部1432および支持ブロック1431と当接することができる。
【0060】
このように、本実施形態によれば、内側固定部材1410と外側固定部材1420が溝に挿入されるだけでなく、互いに当接してブレード1320がロータディスク1310の軸方向に移動するのを防止することができる。また、内側固定部材1410の内側にスペーサ1430が設けられて内側固定部材1410がブレード1320に安定的に固定できる。また、支持板1423によってスペーサ1430が離脱せずに安定的に固定できる。
【0061】
以下、本発明の第1実施形態に係る回転機械の組立方法について説明する。
【0062】
図10Aは、内側固定部材を挿入する過程を示す図であり、図10Bは、ブレードをロータディスクに結合する過程を示す図であり、図10Cは、外側固定部材を設ける過程を示す図であり、図10Dは、スペーサを設ける過程を示す図であり、図10Eは、支持板を屈曲してスペーサを固定する過程を示す図であり、図11は、本発明の第1実施形態に係る回転機械の組立方法を説明するためのフローチャートである。
【0063】
図10A図11を参照して説明すれば、本実施形態に係る回転機械の組立方法は、内側固定部材設置ステップS101と、ブレード結合ステップS102と、外側固定部材設置ステップS103と、スペーサ設置ステップS104と、支持板曲げステップS105とを含むことができる。
【0064】
内側固定部材設置ステップS101は、ロータディスク1310のスロット1312の底に形成された内側溝1314に内側固定部材1410を挿入する。ここで、内側固定部材1410は、柱形状からなり、内側固定部材1410の一部分は内側溝1314に挿入され、内側固定部材1410の外側は第1溝1326に挿入される。ブレード結合ステップS102は、ロータディスク1310に形成されたスロット1312にブレード1320のルート部1325を挿入する。
【0065】
外側固定部材設置ステップS103は、ブレード1320のルート部1325の下面に形成された第2溝1327に外側固定部材1320を挿入する。外側固定部材設置ステップS103は、設置溝1315と第3溝1328を通して外側固定部材1420をブレード1320とロータディスク1310との間に移動させた後、外側固定部材1420を押して第2溝1327に挿入する。この時、外側固定部材1420の側面は、内側固定部材1410と当接する。外側固定部材1420設置ステップにおいて、支持板1423は、第3溝1328に挿入された状態を維持する。
【0066】
スペーサ設置ステップS104は、設置溝1315を通してスペーサ1430を外側固定部材1420の内側に挿入して外側固定部材1420が第2溝1327から離脱するのを防止する。スペーサ設置ステップS104は、スペーサ1430を外側固定部材1420とロータディスク1310との間に位置させて外側固定部材1420が設置溝1315へ離脱するのを防止する。
【0067】
支持板曲げステップS105は、外側固定部材1420に形成された支持板1423を折曲げて支持板1423をスペーサ1430の端部と当接させる。これにより、支持板1423によってスペーサ1430が離脱せずに安定的に位置することができる。
【0068】
一方、ブレード1320をロータディスク1310から分離して補修するためには、支持板を真っ直ぐに変形させた後にツールを突出部1432の間に挿入し、支持段1433にかけてスペーサを分離した後に外側固定部材1420を分離した後、ブレード1320をロータディスク1310から分離することができる。
【0069】
以下、本発明の第2実施形態に係る回転機械について説明する。
【0070】
図12は、本発明の第2実施形態に係るリテーナがロータディスクおよびブレードに結合された状態を示す断面図であり、図13は、本発明の第2実施形態に係る外側固定部材を示す斜視図であり、図14は、本発明の第2実施形態に係るスペーサを示す斜視図である。
【0071】
図12図14を参照して説明すれば、本第2実施形態に係る回転機械は、リテーナ1500を除けば、上記の第1実施形態に係る回転機械と同一の構造からなるので、同一の構成に関する重複説明は省略する。
【0072】
リテーナ1500は、スロット1312の底に挿入される内側固定部材1510と、ルート部1325の下部に挿入され内側固定部材1510と当接する外側固定部材1520と、外側固定部材1520とスロット1312の底との間に挿入されて外側固定部材1520の離脱を防止するスペーサ1530とを含むことができる。
【0073】
内側固定部材1510は、円柱形状からなってもよいし、内側溝1314および第1溝1326に挿入される。外側固定部材1520は、第2溝1327に挿入され、内側固定部材1510と当接して支持される。外側固定部材1520は、第2溝1327に挿入されるボディ部1521と、ボディ部1521から軸方向に突出した支持板1523とを含む。支持板1523は、ボディ部1521の側面から突出して折曲げられてスペーサ1530の端部と当接する。
【0074】
スペーサ1530は、外側固定部材1520を支持する支持ブロック1531と、支持ブロック1531からブレード1320に向かって突出した突出部1532とを含むことができる。支持ブロック1531は、設置溝1315に挿入され、突出部1532は、第3溝1328に挿入される。
【0075】
支持ブロック1531は、外側固定部材1520の内側端と当接して外側固定部材1520が第2溝1327から離脱するのを防止する。2つの突出部1532は離隔配置され、突出部1532の間に下部に延びたミドル溝1535が形成される。一方、支持ブロック1531には突出した支持段1533が形成される。
【0076】
一方、支持ブロック1531において外面には外側に突出した結合突起1536が形成される。結合突起1536は、円形または多角形の断面を有することができる。
【0077】
支持板1523は、スペーサ1530が設けられた状態で折曲げられてスペーサ1530の外側端部と当接し、これにより、支持板1523によってスペーサ1530がブレード1320とロータディスク1310との間から離脱するのを防止することができる。
【0078】
支持板1523は、ボディ部1521から側方向に突出し第3溝の底と当接する第1部分と、第1部分1523aから折曲げられてスペーサ1530と当接する第2部分1523bとを含むことができる。第1部分1523aは、突出部1532と当接し、第2部分1523bは、突出部1532および支持ブロック1531と当接することができる。
【0079】
支持板1523には結合突起と嵌合される結合ホール1523cが形成され、結合ホール1523cは第2部分1523bに形成される。結合突起1536と結合ホール1523cとが結合されると、支持板1523がスペーサ1530をさらに安定的に支持することができる。
【0080】
以下、本発明の第3実施形態に係る回転機械について説明する。
【0081】
図15は、本発明の第3実施形態に係るリテーナがロータディスクおよびブレードに結合された状態を示す断面図である。
【0082】
図15を参照して説明すれば、本第3実施形態に係る回転機械は、リテーナを除けば、上記の第1実施形態に係る回転機械と同一の構造からなるので、同一の構成に関する重複説明は省略する。
【0083】
リテーナ1600は、スロット1312の底に挿入される内側固定部材1610と、ルート部1325の下部に挿入され内側固定部材1610と当接する外側固定部材1620と、外側固定部材1620とスロット1312の底との間に挿入されて外側固定部材1620の離脱を防止するスペーサ1630とを含むことができる。
【0084】
内側固定部材1610は、円柱形状からなってもよい。外側固定部材1620は、ブレード1320のルート部の下面に挿入され、内側固定部材1610と当接して支持される。外側固定部材1620は、ルート部に挿入されるボディ部1621と、ボディ部1621から軸方向に突出した支持板1623とを含む。支持板1623は、ボディ部1621の側面から突出して折曲げられてスペーサ1630の端部と当接する。
【0085】
スペーサ1630は、外側固定部材1620を支持する支持ブロック1631と、支持ブロック1631からブレード1320に向かって突出した突出部1632とを含むことができる。支持ブロック1631の端部には支持板1623が挿入される収容溝1635が形成される。
【0086】
支持板1623は、スペーサ1630が外側固定部材1620の内側に設けられた状態で折曲げられてスペーサ1630の外側端部と当接し、これにより、支持板1623によってスペーサ1630がブレード1320とロータディスク1310との間から離脱するのを防止することができる。
【0087】
支持板1623は、ボディ部1621から側方向に突出した第1部分1623aと、第1部分1623aから折曲げられてスペーサ1630と当接する第2部分1623bと、第2部分1623bから折曲げられて収容溝1635に挿入される第3部分1623cとを含むことができる。第1部分1623aは、突出部1632と当接し、第2部分1623bは、突出部1632および支持ブロック1631と当接することができる。第3部分1623cは、支持ブロック1631の外面に形成された収容溝に挿入されてスペーサ1630を支持する。
【0088】
以上、本発明の一実施例について説明したが、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された本発明の思想を逸脱しない範囲内で、構成要素の付加、変更、削除または追加などによって本発明を多様に修正および変更可能であり、これも本発明の権利範囲内に含まれる。
【符号の説明】
【0089】
1000:ガスタービン
1100:圧縮機
1130:圧縮機ブレード
1140:ベーン
1150:ハウジング
1170:トルクチューブ
1200:燃焼器
1300:タービン
1310:ロータディスク
1312:スロット
1314:内側溝
1315:設置溝
1320:ブレード
1321:翼部
1322:プラットフォーム部
1325:ルート部
1326:第1溝
1327:第2溝
1328:第3溝
1400、1500、1600:リテーナ
1410、1510、1610:内側固定部材
1420、1520、1620:外側固定部材
1421、1521、1621:ボディ部
1423、1523、1623:支持板
1430、1530、1630:スペーサ
1431、1531、1631:支持ブロック
1432、1532、1632:突出部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10A
図10B
図10C
図10D
図10E
図11
図12
図13
図14
図15