(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022119128
(43)【公開日】2022-08-16
(54)【発明の名称】取付支持具、ゴルフ用カート、及び、広告方法。
(51)【国際特許分類】
G09F 21/04 20060101AFI20220808BHJP
G09F 7/18 20060101ALI20220808BHJP
B60R 11/00 20060101ALI20220808BHJP
【FI】
G09F21/04 L
G09F7/18 U
B60R11/00
【審査請求】有
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021016152
(22)【出願日】2021-02-03
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-08-18
(71)【出願人】
【識別番号】521052148
【氏名又は名称】関口 典史
(74)【代理人】
【識別番号】100209886
【弁理士】
【氏名又は名称】金森 寛
(72)【発明者】
【氏名】関口 典史
【テーマコード(参考)】
3D020
【Fターム(参考)】
3D020BA04
3D020BC04
3D020BD01
3D020BD02
3D020BD05
3D020BD12
3D020BD14
(57)【要約】 (修正有)
【課題】新たな広告方法を提供する。
【解決手段】広告を含むコンテンツを表示する表示装置を移動体に取り付けるための取付支持具であって、表示装置を取付け可能な主軸25と、移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アーム21a、21bとを含む取付支持具に表示装置を取り付けて、さらに移動体に該取付支持具を取り付けたうえで、該表示装置に広告を含むコンテンツを表示する広告方法。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告を含むコンテンツを表示する表示装置を移動体に取り付けるための取付支持具であって、
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームと
を含む、取付支持具。
【請求項2】
取付支持具が、人間が乗車する側である移動体内側に接触する補助接触部を含む、請求項1に記載の取付支持具。
【請求項3】
前記補助接触部が、取付支持具の主軸に対して着脱可能である、請求項2に記載の取付支持具。
【請求項4】
前記屋根部接触アームの少なくとも一方が、取付支持具の主軸に対して着脱可能である、請求項1~3のいずれかに記載の取付支持具。
【請求項5】
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームとを含む取付支持具を取り付けた、ゴルフ用カート。
【請求項6】
前記主軸に、表示装置を取り付けるための表示装置支持具を取り付け、
カートの運転手の視野内に、表示装置の表示面が含まれないように、表示装置を取り付けた、請求項5に記載のゴルフ用カート。
【請求項7】
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームと
を含む取付支持具に表示装置を取り付けて、さらに移動体に該取付支持具を取り付けたうえで、該表示装置に広告を含むコンテンツを表示する広告方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、取付支持具、ゴルフ用カート、及び、広告方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ゴルフ場にはプレイヤが移動するためのカートがある。また、コースに関する情報を表示するナビを搭載したカートもある。さらに、該ナビに広告を表示するものもある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、ゴルフのプレイヤにとってコースに関する情報は重要な情報である。コース情報を表示するナビに広告を表示することは、ゴルフプレイヤにとって不評であった。その結果、ナビに広告を流すことができず、ゴルフプレイヤに対して効果的な宣伝広告を提供できていなかった。
【0004】
また、カートはメーカごとに仕様が異なり、材質や構造も異なることが多い。そこで、いずれのメーカのカートであっても簡便に使用可能な広告手段が求められていた。
【0005】
本発明の実施の形態における少なくとも1つの目的は、新たな広告方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
非限定的な観点によると、本発明に係る取付支持具は、広告を含むコンテンツを表示する表示装置を移動体に取り付けるための取付支持具であって、表示装置を取付け可能な主軸と、移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームとを含む、取付支持具である。
【0007】
非限定的な観点によると、本発明に係るゴルフ用カートは、表示装置を取付け可能な主軸と、移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームとを含む取付支持具を取り付けた、ゴルフ用カートである。
【0008】
非限定的な観点によると、本発明に係る広告宣伝方法は、表示装置を取付け可能な主軸と、移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームとを含む取付支持具に表示装置を取り付けて、さらに移動体に該取付支持具を取り付けたうえで、該表示装置に広告を含むコンテンツを表示する広告方法である。
【発明の効果】
【0009】
本発明の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の実施の形態に対応する、ゴルフ用カートを表す図である。
【
図2】本発明の実施の形態に対応する、取付支持具を表す図である。
【
図3】本発明の実施の形態に対応する、移動体に対する取付支持具の取り付けを説明する図である。
【
図4】本発明の実施の形態に対応する、表示装置の取り付けを説明する図である。
【
図5】本発明の実施の形態に対応する、表示装置の取り付けを説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下、効果に関する記載は、本発明の実施の形態の効果の一側面であり、ここに記載するものに限定されない。
【0012】
以下、本発明の実施の形態の一例として、表示装置を設置したゴルフ用カートを挙げて説明する。本発明はこれに限定されるものではなく、設計変更して移動体に適用することを妨げない。「移動体」とは、例えば、自動車等車両をいう。表示装置には、広告を含むコンテンツが表示され得る。
【0013】
[カート概要]
図1は、本発明の実施の形態に対応する、ゴルフ用カートを表す図である。カート本体1は、屋根部11、及び側面部フレーム12a~12dを少なくとも備え得る。
【0014】
屋根部11は、例えば繊維強化プラスチック等により形成される。側面部フレーム12は、例えばスチール、アルミニウム等により形成される。カート本体1は、二人乗りであっても四人又は五人乗りであってもよい。
【0015】
図示していないが、カート本体1は、屋根部フレーム13を備えてもよい。屋根部フレーム13は、カートの進行方向と平行に、屋根部11に沿って設置され得るものである。屋根部フレーム13は、例えばスチール、アルミニウム等により形成される。
【0016】
[取付支持具]
図2は、本発明の実施の形態に対応する、取付支持具を表す図である。取付支持具20は、屋根部接触アーム21a、21b、屋根部接触部22a、22b、補助アーム継手部23、補助接触部24a、24b、及び主軸25を含み得る。
【0017】
屋根部11の耐久性を向上させるために、取付支持具20を軽量化することが好ましい。取付支持具20は、例えば、ステンレス、アルミニウム、繊維強化プラスチック等により形成され得る。屋根部接触アーム21は、屋根部11と接触する部位である。屋根部接触アーム21は、主軸25と接続され得る。屋根部接触アーム21は、主軸25と一体に形成されていてもよい。
【0018】
屋根部接触アーム21の屋根部11との接触部分には、屋根部接触部22が含まれ得る。屋根部接触部22は、屋根部11と接触した場合に摩擦を生じる材質で形成されることが好ましく、例えば、ゴム等で形成されることが好ましい。
【0019】
屋根部接触アーム21は、屋根部11を挟み得る主軸25と屋根部接触部22と距離を調整可能にするための伸縮機構を備えていてもよい。屋根部接触アーム21を伸縮自在にすることで、屋根部11の厚みが異なる場合であっても適切に接触させることができる。
【0020】
補助アーム継手部23の一端は主軸25を通せるように中空に穴が形成されており、他の一端には補助接触部24を含み得る。主軸25を通した一端は、主軸25に対して固定され得る。
【0021】
補助接触部24は、後述する屋根部フレーム13と接触し得る。補助接触部24は、屋根部フレーム13と接触した場合に摩擦を生じる材質で形成されることが好ましい。例えば、ゴム等で形成されることが好ましい。
【0022】
主軸25は、例えば、ステンレス、アルミニウム、繊維強化プラスチック等により形成され得る。図中では一本の軸であるが、複数の軸で形成されてもよい。また、本発明の効果が生じる限り、棒状に限定されるものではない。
【0023】
[取付支持具の取り付け]
図3は、本発明の実施の形態に対応する、移動体に対する取付支持具の取り付けを説明する図である。
図3(A)~(D)は、屋根部11に取付支持具20を取り付けた様子を、水平方向から見た図である。
【0024】
図3(A)は、屋根部11と屋根部フレーム13との間に空間があり、取付支持具20の主軸25を通せる場合を説明する図である。屋根部11と屋根部フレーム13との間に主軸25を通し、屋根部接触アーム21a及び21bを屋根部11と接触させる。また、補助接触部24aを屋根部フレーム13aと、補助接触部24bを屋根部フレーム13bとがそれぞれ接触する位置で補助アーム継手部23を固定する。
【0025】
図3(B)は、屋根部11と屋根部フレーム13との間の空間が狭く、取付支持具20の主軸25を通せない場合を説明する図である。屋根部フレーム13の下に主軸25を通し、屋根部接触アーム21a及び21bを屋根部11と接触させる。また、補助接触部24aを屋根部フレーム13aと、補助接触部24bを屋根部フレーム13bとがそれぞれ接触する位置で補助アーム継手部23を固定する。このとき、補助アーム継手部23を回転させ、主軸25から見て、屋根部接触アーム21及び補助接触部24が略同一方向に向いて固定される。
【0026】
図3(C)は、屋根部11と屋根部フレーム13との間の空間が狭く、取付支持具20の主軸25を通せない場合であって、屋根部接触アーム21a及び21bを所定の部材で接続した場合を説明する図である。ここでは
図3(B)と共通する部分の説明は省略し、異なる部分のみ説明する。屋根部接触アーム21a及び21bを接続部材26により接続する。これにより、屋根部11の外側面を覆うように取付支持具20が設置される。
【0027】
接続部材26は、屋根部11と摩擦を生じ得る素材で形成されることが好ましく、例えばゴム等により形成されることが好ましい。接続部材26は、屋根部11に対する負荷を分散させるために、網状の素材で形成され、屋根部11と接する面積を大きくするように設置されるようにしてもよい。
【0028】
図3(D)は、屋根部フレーム13が無い場合を説明する図である。屋根部11の下に主軸25を通し、屋根部接触アーム21a及び21bを屋根部11と接触させる。また、補助接触部24a及び補助接触部24bが屋根部11に接触する位置で補助アーム継手部23を固定する。このとき、補助アーム継手部23を回転させ、主軸25から見て、屋根部接触アーム21及び補助接触部24が略同一方向に向いて固定される。
【0029】
[表示装置の取り付け]
図4は、本発明の実施の形態に対応する、表示装置の取り付けを説明する図である。
図4(A)は、取付支持具20に表示装置30を取り付け、表示画面を正面視した場合の図である。表示装置30は、縦置きでも横置きでも良い。
【0030】
図4(B)は、取付支持具20に表示装置30を取り付け、主軸25の中心軸方向から見た場合の図である。表示装置支持具27の一端に主軸25を取り付け、他の一端に表示装置30を取り付ける。表示装置支持具27の表示装置30を取り付ける一端は、表示装置30を挟み込むように把持可能な構造であることが好ましいが、これに限定されない。表示装置30を固定できれば表示装置支持具27の構造は問わない。
【0031】
表示装置支持具27は、主軸25及び表示装置30から着脱が容易でないことが好ましい。例えば、鍵を用いてのみ着脱ができることが好ましい。表示装置30に対するいたずらを防止するためである。
【0032】
[運転手の視野に入らない設置]
図5は、本発明の実施の形態に対応する、表示装置の取り付けを説明する図である。表示装置30は、運転手の視野に含まれないように設置されることが好ましい。表示装置に表示されるコンテンツに運転手が気を取られて起こし得る事故を防止するためである。
【0033】
続いて、運転手の視野内に、表示装置の表示面が含まれないように表示装置を設置する方法について詳述する。
図5(A)は、カートを俯瞰した図である。
図5(B)は、カートをカートの進行方向左側から水平視した図である。
【0034】
カート本体1には四人のプレイヤが乗車している。運転手(図中右上に位置する人物)はカートを運転するため、前方を注視する必要がある。一方、同乗者たちはナビを見たり、周囲の景色を見たりすることができる。
【0035】
表示装置30は、屋根部11に取り付けられた取付支持具20に取り付けられるため、プレイヤたちの頭上に位置することが好ましい。
図5(A)に示すように、運転手の水平方向の有効視野角は120度程度である。また、
図5(B)に示すように、運転手の鉛直方向の有効視野角は40度程度である。つまり、この有効視野角に含まれない範囲に表示装置30の表示面が位置することが好ましい。
【0036】
表示装置30が運転手の視野角に含まれないようにする措置として、例えば、表示装置30の運転手側の面に壁を設けて物理的に視野に含まれないようにしてもよい。あるいは、図示するように、表示装置30の表示面を傾けることにより、視野に含まれないようにしてもよい。表示面を傾ける場合には、表示装置支持具27を取り付ける主軸25の位置に傾斜をつける等工夫をすることで実現するようにしてもよい。
【0037】
[電源]
表示装置30は電源を要する電子機器であり得る。例えば、ナビのようにカート本体1の電源を用いてもよい。あるいは、表示装置30に内蔵される電池によりコンテンツを表示してもよい。
【0038】
[コンテンツの更新]
表示装置30は、無線通信が可能であることが好ましい。このようにすることで、ゴルフをプレイする人の属性に応じたコンテンツを事前に取得して更新したり、プレイ中に更新することが可能となる。
【0039】
また、カート本体1の位置情報を取得可能であることが好ましい。このようにすることで、位置に応じたコンテンツを表示することができ、タイムリーな広告を提供することが可能となる。
【0040】
本発明の実施の形態に示した取付支持具20は、どのような材質、どのような構造のカートであっても簡便に取り付けが可能である。支持具を取り付けるにあたり、既存のカートを改造する必要がなく、経済的に優れた効果を有するものである。
【0041】
上述の説明では、ナビとの関係を示していなかったが、例えばコースの情報等を示すナビとは別に、本発明の実施の形態に示した取付支持具20を取り付けた広告手段を用いるようにしてもよい。
【0042】
実施の形態の一側面として、新たな広告方法を提供することができる。
【0043】
実施の形態の一側面として、補助接触部24を用いることで、屋根部11への負荷を軽減させ、かつ、より強力に取付支持具20を固定することができる。
【0044】
実施の形態の一側面として、補助接触部24が、主軸25に対して着脱可能であることで、取付支持具20の移動体への取り付けが容易となる。
【0045】
実施の形態の一側面として、屋根部接触アーム21の少なくとも一つが、主軸25に対して着脱可能であることで、取付支持具20の移動体への取り付けが容易となる。
【0046】
実施の形態の一側面として、カートの運転手の視野内に、表示装置30の表示面が含まれないように、取付支持具20に表示装置30を取り付けることで、よそ見を防止し、結果として事故を防止する効果がある。
【0047】
実施の形態において、「コンテンツ」とは、例えば、広告を含む情報であって、文字列、静止画、又は動画であってもよい。「表示装置」とは、例えば、記憶装置に記憶された情報、又は通信により受信した情報を表示する装置であって、表示面を備えるものをいう。「屋根部外面」とは、例えば、屋根の上面をいい、移動体に乗車している人間から視認不可能な位置にある領域をいう。「移動体内側」とは、例えば、移動体に乗車している人間から視認可能な位置にある領域をいう。「接触」とは、例えば、物体間において摩擦が生じる程度に接することをいう。
【符号の説明】
【0048】
1 :カート本体
11 :屋根部
12 :側面部フレーム
13 :屋根部フレーム
20 :取付支持具
21 :屋根部接触アーム
22 :屋根部接触部
23 :補助アーム継手部
24 :補助接触部
25 :主軸
26 :接続部材
27 :表示装置支持具
30 :表示装置
【手続補正書】
【提出日】2021-05-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告を含むコンテンツを表示する表示装置を移動体に取り付けるための取付支持具であって、
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームと
を含み、
前記主軸が、人間が乗車する側である移動体内側に位置するように設置される、取付支持具。
【請求項2】
取付支持具が、移動体内側に接触する補助接触部を含む、請求項1に記載の取付支持具。
【請求項3】
前記補助接触部が、取付支持具の主軸に対して着脱可能である、請求項2に記載の取付支持具。
【請求項4】
前記屋根部接触アームの少なくとも一方が、取付支持具の主軸に対して着脱可能である、請求項1~3のいずれかに記載の取付支持具。
【請求項5】
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームとを含む取付支持具を取り付けた、ゴルフ用カート。
【請求項6】
前記主軸に、表示装置を取り付けるための表示装置支持具を取り付け、
カートの運転手の視野内に、表示装置の表示面が含まれないように、表示装置を取り付けた、請求項5に記載のゴルフ用カート。
【請求項7】
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームと
を含み、前記主軸が、人間が乗車する側である移動体内側に位置するように設置された取付支持具に表示装置を取り付けて、さらに移動体に該取付支持具を取り付けたうえで、該表示装置に広告を含むコンテンツを表示する広告方法。
【手続補正書】
【提出日】2021-07-06
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告を含むコンテンツを表示する表示装置を移動体に取り付けるための取付支持具であって、
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームと
を含み、
前記主軸が、人間が乗車する側である移動体内側に位置するように設置される、取付支持具。
【請求項2】
取付支持具が、移動体内側に接触する補助接触部を含む、請求項1に記載の取付支持具。
【請求項3】
前記補助接触部が、取付支持具の主軸に対して着脱可能である、請求項2に記載の取付支持具。
【請求項4】
前記屋根部接触アームの少なくとも一方が、取付支持具の主軸に対して着脱可能である、請求項1~3のいずれかに記載の取付支持具。
【請求項5】
請求項1に記載の取付支持具を取り付けた、ゴルフ用カート。
【請求項6】
前記主軸に、表示装置を取り付けるための表示装置支持具を取り付け、
カートの運転手の視野内に、表示装置の表示面が含まれないように、表示装置を取り付けた、請求項5に記載のゴルフ用カート。
【請求項7】
表示装置を取付け可能な主軸と、
移動体に取り付ける際に移動体の屋根部外面の一部又は全部と接触する、複数の屋根部接触アームと
を含み、前記主軸が、人間が乗車する側である移動体内側に位置するように設置された取付支持具に表示装置を取り付けて、さらに移動体に該取付支持具を取り付けたうえで、該表示装置に広告を含むコンテンツを表示する広告方法。