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▶ 萩野 武義の特許一覧

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  • 特開-飛散防止カバー及び草刈機 図1
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  • 特開-飛散防止カバー及び草刈機 図4
  • 特開-飛散防止カバー及び草刈機 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022119244
(43)【公開日】2022-08-17
(54)【発明の名称】飛散防止カバー及び草刈機
(51)【国際特許分類】
   A01D 34/90 20060101AFI20220809BHJP
【FI】
A01D34/90 C
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021016216
(22)【出願日】2021-02-04
(71)【出願人】
【識別番号】305009603
【氏名又は名称】萩野 武義
(74)【代理人】
【識別番号】100098936
【弁理士】
【氏名又は名称】吉川 晃司
(74)【代理人】
【識別番号】100098888
【弁理士】
【氏名又は名称】吉川 明子
(72)【発明者】
【氏名】萩野 武義
【テーマコード(参考)】
2B083
【Fターム(参考)】
2B083AA02
2B083BA02
2B083CA09
2B083CA27
2B083DA02
2B083EA08
2B083GA03
(57)【要約】
【課題】小石等の硬物の飛散を防止して安全性を高めることができる飛散防止カバー及びこれを有する草刈機を提供する。
【解決手段】草刈機の操作桿の先端部に取り付けられる飛散防止カバー9は、刈刃の上面側を覆う基板25と、基板25に備えられ、刈刃の背面側と側面側を覆う周壁27を有し且つ下面が開放されたカバー本体23と、周壁27の前方側に形成された切り欠き部27aと、刈刃7aの刃部の一部が切り欠き部27aから露出する状態にカバー本体23を操作桿3に固定する固定手段19とを有している。基板25は硬質性の材料によって構成され、周壁27は柔軟性を有し、且つ弾性変形可能な材料によって構成されている。切り欠き部27aは周壁27の高さが徐々に小さくなることで形成されている。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作桿の先端部に回転可能に支持された刈刃を前記操作桿に一体に設けられた駆動源により回転させ、前記刈刃に設けられた刃部が刈取り対象物に接触して切断を行う草刈機に用いられる飛散防止カバーであって、
前記刈刃の上面側を覆う基板と、前記基板に備えられ、前記刈刃の背面側と左右の側面側を覆う周壁を有し且つ下面が開放されたカバー本体と、前記周壁の前方側に形成された切り欠き部と、前記刈刃の刃部の一部が前記切り欠き部から露出する状態に前記カバー本体を前記操作桿に固定する固定手段とを有していることを特徴とする飛散防止カバー。
【請求項2】
請求項1に記載した飛散防止カバーにおいて、
前記基板は硬質性の材料によって構成され、前記周壁は柔軟性を有し、且つ弾性変形可能な材料によって構成されていることを特徴とする飛散防止カバー。
【請求項3】
請求項1または2に記載した飛散防止カバーにおいて、
前記切り欠き部は前記周壁の高さが徐々に小さくなることで形成されていることを特徴とする飛散防止カバー。
【請求項4】
請求項2または3に記載した飛散防止カバーにおいて、
前記基板が金属で形成され、前記周壁が合成ゴムで形成されていることを特徴とする飛散防止カバー。
【請求項5】
操作桿の先端部に回転可能に支持され刈刃を前記操作桿に一体に設けられた駆動源により回転させ、前記刈刃に設けられた刃部が被切断物に接触して切断を行う構成を有しているとともに、前記操作桿に固定される飛散防止カバーを有する草刈機であって、
前記飛散防止カバーが、請求項1から4のいずれかに記載した飛散防止カバーであることを特徴とする草刈機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、雑草や蔦、小木等を刈り取る携帯式の草刈機に用いられる飛散防止カバー及びこれを有する草刈機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
敷地や公園、田畑、山林等における雑草や蔦、小木等を刈り取る手段として、従来より、手で持って操作する携帯式の草刈機が用いられている。
この種の草刈機は、例えば特許文献1の図11に記載されているように、中空状の操作桿304の後端部に駆動源としての小型エンジン310が一体に設けられた構成を有しており、操作桿304内には小型エンジン310で回転駆動される駆動軸が配置されている。操作桿304の先端部には駆動軸の回転を伝達しながら軸心向きを略垂直に変えるギヤ部10が設けられており、ギヤ部10には円盤状の刈刃60が回転可能に支持されている。
操作桿304の後端寄りにはハンドル308が取り付けられており、作業者はハンドル308を両手で持ってスロットルレバー307の操作で刈刃60を回転させながら移動したり操作桿304を左右に振ることにより刈り取り領域を拡大させることができる。
【0003】
操作桿304の先端側には、刈刃60の回転によって刈り取られた草屑等が作業者に向かって飛散するのを抑制するための防護カバー313が取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2017-212905号公報
【特許文献2】特開2016-135108号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、この種の草刈機では草等の刈取り対象物を切断する際、刈刃が小石等の硬物に当たり、これらを飛散させることがしばしば生じる。上記のように、従来の草刈機では草屑等が作業者に飛散しないようにすることを主眼に、防護カバー313が部分的に設けられているが、飛散方向は作業者側だけでなく刈刃60のほぼ全周に亘る。
このため、小石等の硬物が飛散して作業現場近辺の通行人や建物に当たる危険性があった。
【0006】
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、小石等の硬物の飛散を防止して安全性を高めることができる飛散防止カバー及びこれを有する草刈機の提供を、その主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、請求項1の発明は、操作桿の先端部に回転可能に支持された刈刃を前記操作桿に一体に設けられた駆動源により回転させ、前記刈刃に設けられた刃部が刈取り対象物に接触して切断を行う草刈機に用いられる飛散防止カバーであって、前記刈刃の上面側を覆う基板と、前記基板に備えられ、前記刈刃の背面側と左右の側面側を覆う周壁を有し且つ下面が開放されたカバー本体と、前記周壁の前方側に形成された切り欠き部と、前記刈刃の刃部の一部が前記切り欠き部から露出する状態に前記カバー本体を前記操作桿に固定する固定手段とを有していることを特徴とする飛散防止カバーである。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載した飛散防止カバーにおいて、前記基板は硬質性の材料によって構成され、前記周壁は柔軟性を有し、且つ弾性変形可能な材料によって構成されていることを特徴とする飛散防止カバーである。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した飛散防止カバーにおいて、前記切り欠き部は前記周壁の高さが徐々に小さくなることで形成されていることを特徴とする飛散防止カバーである。
【0010】
請求項4の発明は、請求項2または3に記載した飛散防止カバーにおいて、前記基板が金属で形成され、前記周壁が合成ゴムで形成されていることを特徴とする飛散防止カバーである。
【0011】
請求項5の発明は、操作桿の先端部に回転可能に支持され刈刃を前記操作桿に一体に設けられた駆動源により回転させ、前記刈刃に設けられた刃部が被切断物に接触して切断を行う構成を有しているとともに、前記操作桿に固定される飛散防止カバーを有する草刈機であって、前記飛散防止カバーが、請求項1から4のいずれかに記載した飛散防止カバーであることを特徴とする草刈機である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、草等の刈取り対象物の飛散を防止できるとともに、小石等の硬物の飛散を防止して安全性を高めることができる。
周壁が柔軟性を有する材料で構成されている場合には、小石等の硬物の当たり音を低減でき、騒音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明の実施の形態に係る飛散防止カバーの分解斜視図である。
図2図1で示した飛散防止カバーの草刈機への取り付け状態を示す概要断面図である。
図3図2で示した飛散防止カバーを下面側から見た一部省略の図である。
図4図2で示した飛散防止カバーの使用時の状態を示す概要断面図である。
図5図1で示した飛散防止カバーを有する草刈機の使用状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施の形態に係る飛散防止カバー及び草刈機について図面を参照して説明する。
【0015】
まず、図5を参照して、本実施の形態に係る飛散防止カバーを有する草刈機1の全体構成について説明する。図5は作業現場での草刈機1の使用状態を示している。
草刈機1は、操作桿3の先端部に回転可能に支持された刈刃7を操作桿3に一体に設けられた駆動源により回転させ、刈刃7に設けられた刃部7aが草等の刈取り対象物に接触して切断を行う構成を有している。
具体的に説明すると、草刈機1は、直線状に延びる中空の操作桿3と、操作桿3の先端部3aに連結されたギヤユニット5と、ギヤユニット5の下端側に回転可能に取り付けられた円盤状の刈刃7と、操作桿3の先端部3aに刈刃7を覆うように固定された飛散防止カバー9と、操作桿3の後端側に操作桿3と一体に設けられた駆動源である小型のエンジン11と、操作桿3の後端寄りに固定されたハンドル13と、ハンドル13の一方の把持部に設けられたスロットルレバー15と、肩掛けベルト17等を有している。
【0016】
操作桿3の内部には、エンジン11の回転をギヤユニット5に伝達して刈刃7を回転させるための駆動軸21(図2参照)が配置されている。
スロットルレバー15の操作により刈刃7を回転させるとともに、その握り込み量によって回転量を調整することができるようになっている。
作業者Wが草刈機1を持って前方に移動することにより、刈刃7を前進させることができ、操作桿3を左右に振ることにより刈り取り領域を拡大させることができる。
図5に示す使用状態の飛散防止カバー9の構成において、矢印Fで示す方向を前方側、矢印Lで示す方向を左側、矢印Rで示す方向を右側、矢印Kで示す方向を背面側、矢印Z1で示す側を上面側、矢印Z2で示す側を下面側とする。
【0017】
図1に示すように、飛散防止カバー9は、刈刃7の上面側を覆う基板25と、該基板25に備えられ、刈刃7の背面側と左右の側面側を覆う周壁27を有し且つ下面が開放されたカバー本体23と、周壁27の前方側に形成された切り欠き部27aと、刈刃7の刃部7a(図3参照)の一部が切り欠き部27aから露出する状態にカバー本体23を操作桿3に固定する固定手段19とを有している。
【0018】
基板25は硬質性の材料によって構成され、ここでは金属材料、具体的にはステンレス合金で構成されている。周壁27は柔軟性を有し、且つ弾性変形可能な材料によって構成され、ここでは合成ゴムであるウレタンゴムで構成されている。
【0019】
基板25は円形の天板25aと、該天板25aの周囲に沿って立ち下がる側面25bとを有する容器状に形成されている。天板25aには、ギヤユニット5の上端部を基板25の上面側に露出させる挿入穴29が形成されている。
【0020】
周壁27は、ウレタンゴム製のシート材で形成され、基板25の周囲に沿って設けられている。具体的には、基板25の側面25bに巻き付けた状態で接着により固定されている。
刈刃7の刃部7aの一部を周壁27の外側に露出させる切り欠き部27aは、周壁27の高さが操作桿3側から前方側に向かって徐々に小さくなることにより構成されている。換言すれば、周壁27は、刈刃7の刃部7aが露出する側から操作桿3側に向かって刈刃7の側面側を覆う高さが増加する形状を有している。
また、周壁27は、操作桿3側に向かうにつれて刈刃7を支持する構成の最下端、すなわち、図2におけるナットカバー71の下端よりも下方に長く延びる高さとなる形状を有している。
【0021】
図1に示すように、固定手段19は、基板25の天板25aの上面にゴム製の敷板31を介してボルトナットによる複数の締結部材33で固定された金属製のベースプレート35と、ベースプレート35の上面に締結部材33で固定された添え当て部材37と、添え当て部材37に着脱自在に取り付けられるクランパ39等を有している。
基板25の天板25aにゴム製の敷板31を介してベースプレート35を固定することにより、金属製の部材同士を隙間なく密着固定でき、経時的な緩みによる振動音等の発生を抑制できる。
【0022】
添え当て部材37は、金属製の角パイプ材を操作桿3の傾斜に合わせてカットした傾斜部37aを有しており、添え当て部材37の両側面にはそれぞれ一対のボルト挿通孔37bが形成されている。添え当て部材37の後端部はプラスチック製のキャップ41で封止されている。
【0023】
クランパ39は、上端を軸ピン43に回動自在に連結された一対のクランプ片45、45を有しており、各クランプ片45は、操作桿3の外周面にフィットする円弧部45aと、固定部45bとを有している。各固定部45bには、添え当て部材37のボルト挿通孔37bに対応するボルト挿通孔45cが形成されている。
操作桿3に対する飛散防止カバー9の取り付け前の状態において、クランパ39は、ボルト47a、ワッシャ47b、ナット47cによる締結部材47で添え当て部材37に仮止めされている。すなわち、クランプ片45、45間をボルト47aで締め付けない状態で取り付けられている。
【0024】
図2に基づいて、操作桿3への飛散防止カバー9の取り付け動作及びギヤユニット5の構成を説明する。なお、図2及び図4では断面表示を一部省略している。
刈刃7を一体に有するギヤユニット5を基板25の下面側から挿入穴29に挿入し、その上部を基板25の上面側に露出させる。その状態で、仮止め状態のクランパ39に操作桿3の先端部3aを通し、ギヤユニット5に駆動軸21が連結された状態で締結部材47によりクランパ39を締め付ける。
これにより、飛散防止カバー9は添え当て部材37の傾斜部37aが操作桿3の先端部3aの外面に沿った安定した状態で固定される。
【0025】
ギヤユニット5は、操作桿3の先端部3aが挿入される操作桿連結部49と、刈刃支持部51とを有している。
操作桿連結部49には、操作桿3内に配置された駆動軸21の先端部が連結される連結孔53aを有するベベルギヤ53がベアリング55で回転自在に支持されている。刈刃支持部51には、刈刃7を支持する上下方向に延びる回転軸57と、回転軸57の上端部に固定されてベベルギヤ53に噛み合うベベルギヤ59が設けられ、回転軸57はベアリング61、63で回転自在に支持されている。
ベベルギヤ53とベベルギヤ59の噛み合い構成により、エンジン11で回転駆動される駆動軸21の軸心の向きが垂直に変換されて回転軸57が水平回りに回転駆動される。
【0026】
回転軸57には、刃受け金具65が固定されており、刈刃7は刃受け金具65と該刃受け金具65に嵌合する刃押え金具67との間で挟まれ、回転軸57の下端部に螺合するナット69で金属製のナットカバー71を介して締め付け固定されている。
刃受け金具65、刃押え金具67、刈刃7、ナット69及びナットカバー71は、回転軸57と共に回転する。
作業者Wが草刈機1を持って移動すると、ナットカバー71が地面を摺動する状態で刈刃7が移動する。すなわち、ナットカバー71の高さ分刈刃7が地面から浮いた状態で移動する。図2は、飛散防止カバー9を地面から浮かせた非使用の状態を示している。
【0027】
図3は、飛散防止カバー9を下面側から見た状態を示しており、固定手段19等は省略している。
ギヤユニット5は基板25に対して刈刃7が図中左側にずれるように配置されている。具体的には、刈刃7の刃部7aの刃先が周壁27の外周端から寸法d分突出するように配置されている。寸法dは、例えば15mm~20mm程度である。
図3において、符号Mは刈刃7の回転方向を示している。
【0028】
図4に示すように、刈り取り作業を開始すべく、ナットカバー71が地面Gに接触するように飛散防止カバー9を下すと、柔軟性を有する周壁27が撓んで地面Gとの間に刈刃7の前方側のみが僅かに開口された、刈刃7の周囲を覆う閉塞空間73が形成され、この状態で刈刃7の回転による刈り取りが進行する。
刈刃7で切断された雑草Pの草屑P1や刈刃7に当たった小石S等は遠心力で刈刃7の周方向全体にランダムに高速に飛び散るが、周壁27で刈刃7のほぼ全周に亘って飛散を止められる。
このため、草屑P1等の飛散を高精度に抑制できるとともに、小石S等の硬物が周囲に飛散することを防止でき、安全性を高めることができる。小石S等の硬物が周囲に飛散することへの注意・配慮が不要となるので、作業者の負担を軽減できる。
【0029】
草屑P1等に比べて小石S等の硬物が金属面に当たると高い衝突音が生じ、作業場周辺における騒音を生じさせ易いが、柔軟性を有する周壁27により衝突音が減じられ、騒音を防止できる。
また、作業現場の地面に凹凸があっても柔軟性を有する周壁27より凹凸に追従変形でき、刈刃7の移動が滑らかとなる。
【0030】
このように、本実施の形態に係る飛散防止カバー9によれば、硬質性の材料によって構成された基板25の存在によって操作桿3に対する飛散防止カバー9の十分な取り付け強度を確保でき、柔軟性を有する周壁27を備えたカバー本体23よる密閉性によって飛散防止機能を高めることができる。小石S等の硬物の飛散を防止できることにより、安全性を高めることができるとともに、柔軟性を有する周壁27によって騒音を防止することができる。
また、クランパ構成の固定手段19により操作桿3に対して飛散防止カバー9を着脱自在に固定する構成としたので、周壁27の経時的摩耗や損傷等における飛散防止カバー9の交換も容易となる。
【0031】
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、飛散防止カバー9における基板25の材質は上記に限定されず、操作桿3に対する同等の取り付け強度が得られれば金属以外の硬質性の材料であってもよい。
周壁27の材質も上記に限定されず、ウレタンゴム以外の合成ゴムや柔軟性を有する合成樹脂製のシート材で形成してもよい。
【0032】
また、上記の実施の形態では、操作桿3の先端部にギヤユニット5が設けられ、後端側にエンジン11が設けられる草刈機1を例示したが、操作桿3の後端側に駆動源である電動モータ及び電池パックが設けられている草刈機においても同様に実施することができる。
また、例えば特許文献2に記載されているように、操作桿3の先端部に電動モータが設けられてその回転軸に刈刃が固定され、操作桿の後端側に電池パックが設けられている草刈機においても同様に実施することができる。
また、ナイロンカッターやコードカッター等を備えた草刈機においても同様に実施できる。
また、本発明に係る飛散防止カバーは、刈払機と称されるものにおいても同様に実施することができる。
【符号の説明】
【0033】
1…草刈機 3…操作桿 3a…先端部 5…ギヤユニット 7…刈刃
7a…刃部 9…飛散防止カバー 11…エンジン(駆動源)
13…ハンドル 15…スロットルレバー 19…固定手段 21…駆動軸
23…カバー本体 25…基板 27…周壁 27a…切り欠き部 29…挿入穴
35…ベースプレート 37…添え当て部材 39…クランパ

図1
図2
図3
図4
図5