(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022119366
(43)【公開日】2022-08-17
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 3/00 20060101AFI20220809BHJP
【FI】
G06F3/00 A
G06F3/00 W
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021016438
(22)【出願日】2021-02-04
(71)【出願人】
【識別番号】000232483
【氏名又は名称】日本電波工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100166006
【弁理士】
【氏名又は名称】泉 通博
(74)【代理人】
【識別番号】100154070
【弁理士】
【氏名又は名称】久恒 京範
(74)【代理人】
【識別番号】100153280
【弁理士】
【氏名又は名称】寺川 賢祐
(72)【発明者】
【氏名】竹岸 滋
(57)【要約】
【課題】スイッチを切り替える制御をした後にスイッチが切り替わったことを確認できる。
【解決手段】電子機器100は、第1基板10と、第2基板20と、第1基板10と第2基板20とを接続する接続部30とを備え、第1基板10は、第2基板20が有する回路を制御する制御回路13を有し、第2基板20は、スイッチ22と、制御部の制御に基づいてスイッチを制御するIOエキスパンダ23と、を有し、スイッチ22は、IOエキスパンダ23が出力する切替信号に基づいて状態が切り替わるスイッチであり、IOエキスパンダ23は、スイッチ22を切り替えさせるために制御回路13が出力したスイッチ切替命令に対応する切替信号を出力する第1出力ポートと、切替信号が入力される入力ポートと、入力ポートに切替信号が入力されたことに応じて、制御回路13に対する割込み信号を出力する第2出力ポートと、を有する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1基板と、第2基板と、前記第1基板と前記第2基板とを接続する接続部とを備え、
前記第1基板は、前記第2基板が有する回路を制御する制御部を有し、
前記第2基板は、スイッチと、前記制御部の制御に基づいて前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を有し、
前記スイッチは、前記スイッチ制御部が出力する切替信号に基づいて状態が切り替わるスイッチであり、
前記スイッチ制御部は、
前記スイッチを切り替えさせるために前記制御部が出力したスイッチ切替命令に対応する前記切替信号を出力する第1出力ポートと、
前記切替信号が入力される入力ポートと、
前記入力ポートに前記切替信号が入力されたことに応じて、前記制御部に対する割込み信号を出力する第2出力ポートと、
を有する、
電子機器。
【請求項2】
前記制御部は、前記割込み信号を取得した場合、前記スイッチが切り替わった状態を確認するためのスイッチ確認命令を前記スイッチ制御部に出力し、
前記スイッチ制御部は、前記スイッチ確認命令を取得した場合、前記入力ポートに入力された前記切替信号が示すレベルに対応するデータを前記制御部に出力する、
請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御部は、前記スイッチ切替命令に対応する前記切替信号が示すレベルと、前記スイッチ確認命令を出力したことにより取得した前記切替信号が示すレベルとが異なる場合、前記スイッチ切替命令を再送信する、
請求項2に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気信号の出力又は電力の供給を遮断するか否かを切り替えるスイッチが知られている。特許文献1には、ポート出力信号に基づいて電力の供給と遮断とを切り替える入力装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術を用いてスイッチを切り替える場合、ポート出力信号を出力した後にスイッチの状態が切り替わったことを確認することができない。したがって、スイッチの状態が適切に切り替わらなかった場合に、スイッチが搭載された装置が誤って動作するという問題が生じていた。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、スイッチを制御する装置が、スイッチを切り替える制御をした後にスイッチが切り替わったことを確認できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る電子機器は、第1基板と、第2基板と、前記第1基板と前記第2基板とを接続する接続部とを備え、前記第1基板は、前記第2基板が有する回路を制御する制御部を有し、前記第2基板は、スイッチと、前記制御部の制御に基づいて前記スイッチを制御するスイッチ制御部と、を有し、前記スイッチは、前記スイッチ制御部が出力する切替信号に基づいて状態が切り替わるスイッチであり、前記スイッチ制御部は、前記スイッチを切り替えさせるために前記制御部が出力したスイッチ切替命令に対応する前記切替信号を出力する第1出力ポートと、前記切替信号が入力される入力ポートと、前記入力ポートに前記切替信号が入力されたことに応じて、前記制御部に対する割込み信号を出力する第2出力ポートと、を有する。
【0007】
前記制御部は、前記割込み信号を取得した場合、前記スイッチが切り替わった状態を確認するためのスイッチ確認命令を前記スイッチ制御部に出力し、前記スイッチ制御部は、前記スイッチ確認命令を取得した場合、前記入力ポートに入力された前記切替信号が示すレベルに対応するデータを前記制御部に出力してもよい。
【0008】
前記制御部は、前記スイッチ切替命令に対応する前記切替信号が示すレベルと、前記スイッチ確認命令を出力したことにより取得した前記切替信号が示すレベルとが異なる場合、前記スイッチ切替命令を再送信してもよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、スイッチを切り替える制御をした後にスイッチが切り替わったことを確認できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本実施形態に係る電子機器100の構成を示す図である。
【
図2】制御回路13がスイッチ22の切り替わりの状態を確認する動作を説明するための図である。
【
図3】制御回路13における動作の流れを示すフローチャートである。
【
図4】変形例に係る電子機器100の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[電子機器100の構成]
図1は、本実施形態に係る電子機器100の構成を示す図である。電子機器100は、例えば切替装置であり、受け付けた入力信号を出力するか否かを切り替えるスイッチング機能を有する。電子機器100は、第1基板10と、第2基板20と、接続部30とを備える。第1基板10は、第2基板20が有する回路を制御する制御部を有する基板である。第1基板10は、I2C(Inter-Integrated Circuit)ドライバ11と、IO(Input Output)レジスタ12と、制御回路13とを有する。
【0012】
第2基板20は、I2Cドライバ21と、スイッチ22と、IO(Input Output)エキスパンダ23とを有する。接続部30は、例えばフレキシブルケーブルであり、第1基板10と第2基板20とを接続する。第1基板10と第2基板20との通信は、例えばI2Cバス等のシリアル通信又は割込み信号等の信号が用いられる。
【0013】
I2Cドライバ11は、I2Cインターフェースを介してデータを送受信するためのI2Cコントローラを有しており、接続部30を介して第2基板20とデータを送受信する。I2Cドライバ11は、制御回路13が出力したデータを第2基板20に送信し、第2基板20が出力したデータを制御回路13に入力する。
【0014】
IOレジスタ12は、記憶回路を有する。IOレジスタ12は、制御回路13の制御に基づいて、制御回路13が生成したデータ又は制御回路13が取得したデータを記憶する。IOレジスタ12は、例えば制御回路13が第2基板20に送信したデータ又は制御回路13が第2基板20から取得したデータの少なくともいずれかのデータを記憶する。
【0015】
制御回路13は、例えばCPU(Central Processing Unit)を含む回路であり、CPUがプログラムを実行することで、第2基板20が有する回路を制御する。制御回路13は、スイッチ22を切り替えさせるための制御部として機能する。制御回路13は、スイッチ22の状態を切り替えさせるためのスイッチ切替命令を、I2Cドライバ11、I2Cバス、I2Cドライバ21を介して、スイッチ制御部として機能するIOエキスパンダ23に出力する。
【0016】
制御回路13は、IOエキスパンダ23が出力した割込み信号を取得するための端子gを備える。割込み信号は、例えばIOエキスパンダ23が発生させた信号であり、端子gに入力される。制御回路13は、割込み信号を取得した場合、スイッチ22が切り替わった状態を確認するためのスイッチ確認命令を、I2Cドライバ11、I2Cバス、I2Cドライバ21を介して、IOエキスパンダ23に出力してもよい。制御回路13は、スイッチ確認命令をIOエキスパンダ23に出力することにより、IOエキスパンダ23がスイッチ22の状態を制御するために出力する切替信号のレベルを示す切替値を取得する。
【0017】
このように、制御回路13は、IOエキスパンダ23が発生させた割込み信号を取得したことに基づいて切替値を取得することで、スイッチ22が適切に切り替わったか否かを速やかに確認することができる。
【0018】
制御回路13は、スイッチ切替命令に対応する切替信号が示すレベルと、スイッチ確認命令を出力したことにより取得した切替信号が示すレベルとが異なる場合、スイッチ切替命令を再送信してもよい。制御回路13は、スイッチ切替命令が示す切替信号のレベルと、スイッチ確認命令を出力したことにより取得した切替値が示すレベルとが異なる場合、スイッチ22の切り替わりの状態が適切ではないと判定する。制御回路13は、スイッチ22の状態が適切ではないと判定した場合に、スイッチ切替命令を再送信する。このように、制御回路13がスイッチ22の切り替わりの状態が適切ではないと判定した場合にスイッチ切替命令を再送信することで、スイッチ22が不適切な状態に維持されることを防げる。
【0019】
I2Cドライバ21は、I2Cインターフェースを介してデータを送受信するためのI2Cコントローラを有しており、接続部30を介して第1基板10とデータを送受信する。I2Cドライバ21は、例えば第1基板10が出力したデータをIOエキスパンダ23に送信し、IOエキスパンダ23が出力したデータを第1基板10に送信する。
【0020】
スイッチ22は、スイッチ制御部が出力する切替信号に基づいて状態が切り替わるスイッチである。スイッチ22は、IOエキスパンダ23が出力した切替信号が示すレベルに基づいて入力信号を出力するか否かを切り替える。スイッチ22は、入力信号を受け付ける端子aと、受け付けた入力信号を出力する端子bと、終端抵抗に接続された端子cとを有する。スイッチ22は、入力信号を出力する場合、端子aと端子bとを接続し、入力信号を出力しない場合、端子aと端子cとを接続する。
【0021】
IOエキスパンダ23は、第1基板10が有する制御回路13の制御に基づいてスイッチ22を制御するスイッチ制御部として機能する。IOエキスパンダ23は、第1基板10及び第2基板20が有する複数の回路それぞれと電気信号を送受信する回路である。IOエキスパンダ23は、端子dと、端子eと、端子fとを備える。
【0022】
端子dは、制御回路13が出力したスイッチ切替命令に対応する切替信号を出力する第1出力ポートである。端子eは、第1出力ポートである端子dが出力した切替信号が入力される入力ポートである。端子fは、入力ポートである端子eに切替信号が入力されたことに応じて、制御回路13に対する割込み信号を出力する第2出力ポートである。端子fが出力する割込み信号は、接続部30を介して制御回路13が備える端子gに入力される。
【0023】
IOエキスパンダ23は、制御回路13が出力したスイッチ切替命令を取得した場合、スイッチ切替命令に対応する切替信号を端子dから出力することで、スイッチ22を切り替える。例えば、IOエキスパンダ23がハイレベルの切替信号を出力した場合、スイッチ22は、端子aと端子bとを接続することで、入力信号を出力する。一方、IOエキスパンダ23がロウレベルの切替信号を出力した場合、スイッチ22は、端子aと端子cとを接続することで、入力信号を出力しない。
【0024】
IOエキスパンダ23は、端子dから出力した切替信号が端子eに入力されたことに応じて、制御回路13に対する割込み信号を端子fから出力する。IOエキスパンダ23がこのように動作することで、第2基板20は、制御回路13が出力したスイッチ切替命令に対応する切替信号を出力したタイミングを制御回路13に通知できる。その結果、制御回路13は、スイッチ切替命令を出力したことによりスイッチ22が適切に切り替わったか否かを速やかに確認することができる。
【0025】
IOエキスパンダ23は、制御回路13が出力したスイッチ確認命令を取得した場合、入力ポートである端子eに入力された切替信号が示すレベルに対応するデータを制御回路13に出力する。このように、IOエキスパンダ23が出力した切替信号が示すレベルを制御回路13に通知することで、制御回路13は、スイッチ22の状態を確認することができる。
【0026】
図2は、制御回路13がスイッチ22の切り替わりの状態を確認する動作を説明するための図である。バス信号は、制御回路13とIOエキスパンダ23とがI2Cバスを用いて送受信する命令又はデータである。切替信号は、IOエキスパンダ23がスイッチ22に出力する電気信号である。割込み信号は、IOエキスパンダ23が制御回路13に出力する電気信号である。
【0027】
時刻T1において、制御回路13は、スイッチ22を切り替えさせるためにスイッチ切替命令をIOエキスパンダ23に出力する。時刻T2において、IOエキスパンダ23は、制御回路13が出力したスイッチ切替命令に対応する切替信号を出力する。IOエキスパンダ23は、端子dが出力する切替信号をロウレベルからハイレベルに変化させる。
【0028】
時刻T3において、IOエキスパンダ23は、ロウレベルからハイレベルに変化した切替信号が端子eに入力されたことに応じて、制御回路13に割込み信号を出力する。IOエキスパンダ23は、端子fが出力する割込み信号をハイレベルからロウレベルに変化させる。
【0029】
時刻T4において、制御回路13は、割込み信号が端子gに入力されたことに応じて、スイッチ22の切り替わりの状態を確認するためにスイッチ確認命令をIOエキスパンダ23に出力する。時刻T5において、IOエキスパンダ23は、端子eに入力された切替信号のレベルを示す切替値を制御回路13に出力するとともに、端子fが出力する割込み信号をロウレベルからハイレベルに変化させる。
【0030】
[制御回路13の動作フローチャート]
図3は、制御回路13における動作の流れを示すフローチャートである。制御回路13は、IOエキスパンダ23にスイッチ切替命令を出力する(S11)。制御回路13は、IOエキスパンダ23が出力する割込み信号を取得した場合(S12のYES)、IOエキスパンダ23にスイッチ確認命令を出力する(S14)。制御回路13は、スイッチ確認命令を出力したことにより、IOエキスパンダ23が出力した切替信号のレベルを示す切替値を取得する(S15)。
【0031】
制御回路13は、出力したスイッチ切替命令に対応する切替信号のレベルと取得した切替値が示すレベルとが異なるか否かを確認する。制御回路13は、切替値が示すレベルとスイッチ切替命令に対応する切替信号のレベルとが同じであることにより切替値が正しいと判定した場合(S16のYES)、スイッチ22の切替が適切であると判定する(S17)。
【0032】
一方、切替値が示すレベルとスイッチ切替命令に対応する切替信号のレベルとが異なることにより切替値が正しくないと判定した場合(S16のNO)、制御回路13は、スイッチ切替命令の再送回数が所定の回数を超えたか否かを確認する。所定の再送回数は、例えば5回であり、制御回路13が有する記憶部(不図示)に記憶されている。所定の再送回数を超えている場合(S18のYES)、制御回路13は、スイッチ22の切替が適切でないと判定する(S19)。所定の再送回数を超えていない場合(S18のNO)、制御回路13は、再送信するためにスイッチ切替命令を出力する(S11)。
【0033】
制御回路13は、IOエキスパンダ23が出力する割込み信号を取得していない場合(S12のNO)、スイッチ切替命令を出力した時刻から所定の時間を経過しているか否かを確認する(S13)。所定の時間は、例えば制御回路13がスイッチ切替命令を出力してからIOエキスパンダ23が切替信号を出力するまでに必要な時間であり、接続部30を介することにより発生するデータの伝送時間とIOエキスパンダ23が切替信号を出力するための時間とを含む。
【0034】
制御回路13がスイッチ切替命令を出力した時刻から所定の時間を経過した場合(S13のYES)、制御回路13は、スイッチ切替命令の再送回数が所定の再送回数を超えたか否かを確認する。再送回数が所定の回数を超えた場合(S18のYES)、制御回路13は、スイッチ22の切替が適切でないと判定する(S19)。一方、再送回数が所定の回数を超えていない場合(S18のNO)、制御回路13は、再送信するためにスイッチ切替命令を出力する(S11)。
【0035】
[変形例]
以上の説明においては、制御回路13が、スイッチ切替命令を出力することによりスイッチ22を切り替えさせた。これに対して、制御回路13は、接続部30を介して電気信号である切替制御信号を出力することによりスイッチ22を切り替えさせてもよい。
図4は、変形例に係る電子機器100の構成を示す図である。
図4に示す電子機器100は、SW(Switch)切替回路24を有する点で
図1に示す電子機器100と異なり、他の点において同じである。
【0036】
SW切替回路24は、例えばトグルフリップフロップを有する回路である。SW切替回路24は、端子jと端子kとを備えており、端子jに入力された信号が示すレベルの変化に対応して端子kに出力させる切替信号が示すレベルを変化させる。端子jに入力された信号は、制御回路13が備える端子hが出力した切替制御信号である。
【0037】
SW切替回路24は、例えば端子jに入力された切替制御信号がロウレベルからハイレベル又はハイレベルからロウレベルに変化したことに対応して、端子kに出力させる切替信号のレベルをロウレベルからハイレベルに変化させる。スイッチ22は、端子kが出力した切替信号に基づいてスイッチの状態を切り替える。このように動作することで、制御回路13は、スイッチ切替命令を出力するよりも短い時間でスイッチ22の状態を切り替えさせることができる。
【0038】
[電子機器100による効果]
以上説明したように、電子機器100は、第1基板10と第2基板20とを備える。第1基板10は、スイッチ22を切り替えさせるためにスイッチ切替命令を出力する制御回路13を有する。第2基板20は、スイッチ22とスイッチ22を切り替える切替信号を出力するIOエキスパンダ23とを有する。
【0039】
そして、IOエキスパンダ23が、入力ポートに切替信号が入力されたことに応じて、制御回路13に割込み信号を出力することで、制御回路13は、IOエキスパンダ23がスイッチ22の状態を切り替えたタイミングを取得することができる。その結果、制御回路13は、スイッチ22が適切に切り替わったか否かを速やかに確認することができるため、電子機器100が誤って動作することを抑制できる。
【0040】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
【符号の説明】
【0041】
10 第1基板
11 I2Cドライバ
12 IOレジスタ
13 制御回路
20 第2基板
21 I2Cドライバ
22 スイッチ
23 IOエキスパンダ
24 SW切替回路
30 接続部
100 電子機器