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特開2022-119824SUB-PRB送信のためのサブキャリアを選択するためのシステムと方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022119824
(43)【公開日】2022-08-17
(54)【発明の名称】SUB-PRB送信のためのサブキャリアを選択するためのシステムと方法
(51)【国際特許分類】
   H04L 27/26 20060101AFI20220809BHJP
   H04W 72/04 20090101ALI20220809BHJP
【FI】
H04L27/26 113
H04L27/26 114
H04L27/26 313
H04W72/04 133
H04W72/04 136
【審査請求】有
【請求項の数】18
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022079676
(22)【出願日】2022-05-13
(62)【分割の表示】P 2020537655の分割
【原出願日】2018-10-30
(31)【優先権主張番号】62/625,185
(32)【優先日】2018-02-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン, イ-ピン エリック
(72)【発明者】
【氏名】ベルイマン, ヨハン
(72)【発明者】
【氏名】エリクソン, アンデシュ ケー
(72)【発明者】
【氏名】メディナ アコスタ, ジェラルド アグニ
(72)【発明者】
【氏名】チャン, チュンフイ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】サブ物理リソースブロック(PRB)送信に使用されるサブキャリアを選択し、選択されたサブキャリア上のリソースに復調参照信号(DMRS)をマッピングする方法及び無線ノードを提供する。
【解決手段】サブPRB送信を提供するための無線ノードの動作方法は、離散フーリエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの2つのみを使用するシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)Pi/2 2値位相シフトキーイング(BPSK)変調を使用するサブPRB送信のために割り当てられた、3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接サブキャリアを選択することと、選択された隣接サブキャリアに対するDMRSマッピングを決定することと、選択された隣接サブキャリアを使用してタスクを実行することと、を含む。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するための無線ノード(102、106、112)の動作方法であって、
離散フーリエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうち、2つの隣接サブキャリアのみを使用する、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA) Pi/2 2値位相シフトキーイング(BPSK)変調を使用する、サブPRB送信のために割り当てられた3つのサブキャリアのセットから、2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、方法。
【請求項2】
前記サブPRB送信に関連する1つ以上のタスクを実行することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上のタスクを実行することは、DFT拡散長が2の前記3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの前記2つの選択された隣接サブキャリアのみを使用する、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を使用して前記サブPRB送信を実行することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上のタスクを実行することは、前記2つの選択された隣接サブキャリアを示す情報を別のノードに送信することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記3つの割り当てられたサブキャリアのセットから前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、前記サブPRB送信を割り当てたセルのセル識別子(ID)に基づいて前記2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記サブPRB送信を割り当てた前記セルの前記セルIDに基づいて前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、前記セルIDモジュロ2演算から得られる値に基づいて前記2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記2つの隣接サブキャリアは、前記値が「0」である場合には、前記3つの割り当てられたサブキャリアのセットの中で最も低いインデックスを有する2つのサブキャリアであり、前記値が「1」である場合には、前記3つの割り当てられたサブキャリアのセットの中で最も高いインデックスを有する2つのサブキャリアである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記セルIDは、0から503までの範囲の値である、請求項5から7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記3つの割り当てられたサブキャリアのセットから前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、前記サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」であるか、または「奇数」であるかに基づいて、前記2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記3つの割り当てられたサブキャリアのセットから前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、セルごとに前記2つの隣接サブキャリアをランダムに選択することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
復調参照信号(DMRS)が、交互のパターンに従って、前記2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項12】
復調参照信号(DMRS)が、決定論的の交互のパターンに従って、前記2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項13】
復調参照信号(DMRS)が、所定のパターンに従って、前記2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
前記所定のパターンは、前記2つの選択された隣接サブキャリアの間で前記DMRSのマッピングを交互にする周期的パターンである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記所定のパターンは、前記2つの選択された隣接サブキャリアの間でDMRSをマッピングする擬似ランダムパターンある、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
復調参照信号(DMRS)は、所定の方法で、前記2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つのみにマッピングされる、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
DMRSがマッピングされる前記2つの選択された隣接サブキャリアのうちの前記1つは、前記3つの割り当てられたサブキャリアのセットの中心サブキャリアである、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」か「奇数」かに基づいて、DMRSがマッピングされる前記2つの選択された隣接サブキャリアのうちの前記1つを選択することをさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
復調参照信号(DMRS)が、所定の方法で前記2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、請求項1から10のいずれか1項に記載の方法。
【請求項20】
前記無線ノード(102、106、112)は、無線デバイス(112)である、請求項1から19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
ユーザデータを提供することと、
前記基地局への送信を介して前記ユーザデータをホストコンピュータに転送すること、
を更に含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記無線ノード(102、106、112)は、基地局(102、106)である、請求項1から19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
ユーザデータを取得することと、
ホストコンピュータまたは無線デバイスへ前記ユーザデータを転送すること。
を更に含む、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
サブ物理リソースブロック、PRB(送信)を提供する無線ノード(102、106、112)であって、
前記無線ノード(102、106、112)に、離散フーリエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットの中から2つの隣接サブキャリアのみを使用する、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA) Pi/2 2値位相シフトキーイング(BPSK)変調を使用する、サブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てられたサブキャリアのセットから、2つの隣接サブキャリアを選択させるように構成された処理回路(904、1004、1202)を備える、無線ノード(102、106、112)。
【請求項25】
前記処理回路(904、1004、1202)は、前記無線ノード(102、106、112)に請求項2から23のいずれか1項に記載の方法を実行させるようにさらに構成される、請求項24に記載の無線ノード(102、106、112)。
【請求項26】
サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するための無線ノード(102、106、112)であって、
離散フーリエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットの中から2つの隣接サブキャリアのみを使用する、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA) Pi/2 2値位相シフトキーイング(BPSK)変調を使用する、サブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てられたサブキャリアのセットから、2つの隣接サブキャリアを選択するように適合された無線ノード(102、106、112)。
【請求項27】
請求項2から23のいずれか1項に記載の方法を実行するようにさらに適合される、請求項26に記載の無線ノード(102、106、112)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連する出願
本出願は、2018年2月1日に出願された仮特許出願第62/625,185号の利益を主張し、その開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、無線通信ネットワークにおけるサブ物理リソースブロック(PRB)送信に関する。
【背景技術】
【0003】
3GPP(Third Generation Partnership Project)RAN(Radio Access Network)プレナリ#75では、LTE(Long Term Evolution)のためのefeMTC(Enhanced Machine Type Communication)における新しいWI(Work Item)が承認された[1]。WI説明(WID)[2]によれば、さらに拡張されるべきエリアの1つは、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)スペクトル効率を増加させることを指す。
・PUSCHスペクトル効率の増加[RAN1リ-ド、RAN2、RAN4]
〇例えば、サブ物理リソースブロック(PRB)リソース割当て、サブPRB割当て内に3つ以上のサブキャリアなし。
【0004】
RAN1 #88bisでは、いくつかの企業がPUSCHのスペクトル効率を高めるためにどの技術を使用すべきかについて予備的なシミュレ-ション結果とその見解を提供した。RAN1 #89では、一般的なシミュレ-ション仮定を使用した追加の結果、ならびに候補技術間の技術的比較が議論された。RAN1 #90ではPUSCHスペクトル効率を高めるサブPRB技法を指定することに合意したが、RAN1 #90bisでは企業がPUSCH上のサブPRBのサポ-トの一部であるべき基本設計要素について議論し始めた。近年、RAN1 #91では、サブPRB送信によってサポートされるサブキャリアの数がカバレッジ拡張(CE)モ-ドAおよびBの両方に対するそれらのサポ-ト、ならびにいくつかの他の合意とともに合意された。
【0005】
技術的背景として、サブPRB技術は、180キロヘルツ(kHz)で作られたPRB内のサブキャリア割り当て粒度を増加させることによって、カバレッジ制限された(帯域幅制限されていない)ユーザ装置デバイス(UE)のスペクトル効率を改善する。例えば、サブPRB技術を使用することにより、2つの帯域制限低複雑性(BL)/CEデバイスは、それらの各々が6つのサブキャリアで割り当てられた時、PRB内に共存することができ、これは100%のスペクトル効率改善であることを表す。同様に、4つのBL/CEデバイスをそれぞれ3つのサブキャリアで割り当てることができ、300%のスペクトル効率改善をもたらした。
【0006】
RAN1は、近年、サブPRB送信が3つのタイプのサブキャリア割り当てをサポートすることに合意した:
・シングル(単一)キャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)直交位相シフトキーイング(QPSK)変調を用いる6つのサブキャリア
・SC-FDMA QPSK変調を用いる3つのサブキャリア
・SC-FDMA Pi/2 2値(バイナリ)位相シフトキーイング(BPSK)変調を用いる3つのサブキャリア。
【0007】
上に挙げた最初の2つの割り当ては、他の3GPP技術である狭帯域インタ-ネットオブシングス(NB-IoT)では対応する事例があり、一方、3番目の割り当ては、NB-IoTに比べて新しいものであり、その代わりにシングルサブキャリアのケースがある。
【0008】
周波数領域におけるリソース利用の低減は、典型的には時間領域におけるリソース利用を拡張することによって補償される。この原理は、基本送信持続時間(すなわち、リソースユニット(RU)長)が、割り当てられたサブキャリアの数の関数として決定される、PUSCHへのサブPRBのサポ-トのために採用されている。PUSCH上のサブPRB送信のためのサブキャリアの数は、3および6であることが合意されているが、正確なRU長はまだ決定されていない。
【0009】
1つのPRBを介した通常のPUSCH送信では、1ミリ秒(ms) の間に各15kHzの12 個のサブキャリア(つまり180kHz)にわたってトランスポ-トブロック(TB) がマッピングされる(1msに14個のSC-FDMAシンボルがあるため、合計12×14 = 168 個のリソースエレメント(RE) が占有される)。サブPRB送信において、フル(完全)PRB割り当てで使用可能な同じ数のREを保存することを目的として、「SC-FDMA QPSK変調を用いる6サブキャリア」と「SC-FDMA QPSK変調を用いる3サブキャリア」に対するRU長は、{6,3}サブキャリアに対してそれぞれ{2ms,4ms}に等しいべきである。
【0010】
一方、「SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いた3つのサブキャリア」については、3つの割り当てられたサブキャリアのうち2つしか使用しないことが決定されているため、使用可能なREの数が減少する。この点に関して、従来の3つのサブキャリア割り当てに関して使用可能なREの数を制限されないように維持することは、6msに等しいRU長を使用することを必要とする。しかしながら、6msに等しいRU長は、サブPRB送信に使用される(有効である)サブフレ-ムの最大総数(すなわち、32および2048)にあまり適しておらず、したがって、この場合のRU長は代わりに、4msまたは8msのいずれかであり得る。4msに等しいRU長は原則として必要とされるRU長(すなわち、6ms)未満であり、したがって、8msに等しいRU長はより良い選択である(たとえば、より良いコードレートを提供し、したがって、より大きなTBをサポートすることを可能にする)。
【0011】
さらに、「SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリア」に対して、このタイプの割り当てが有するべきある特性を定義する一組の合意がある[3]:
【0012】
「SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3サブキャリア」の割当ては、シングル(単一)トーンとしても知られるシングルサブキャリアの送信と同じピ-ク対平均電力比(PAPR)性能を提供するその能力により、PUSCH上のサブPRB送信に対してサポートされることが合意された。これが機能するためには3つの割り当てられたサブキャリアのうち2つを使用する必要がある。そのため、トランシーバではN-高速フ-リエ変換(FFT)の出力が2トーンBPSKをシングルトーンBPSKに変換する。
【0013】
言い換えると、レガシ-ベースバンドLTE SC-FDMAトランシ-バチェーンは本質的に変わらない。つまり、唯一の変更はQPSK モジュ-ルをBPSK モジュ-ルで「置き換える」ということである。「SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリア」の使用の背後にあるハイレベルの動作原理を以下に示す。ここでは、利用されるサブキャリアの数N = 2 である。
0 0 → BPSK変調器 → {1; 1} → N-FFT → {2;0} → ...
0 1 → BPSK変調器 → {1; -1} → N-FFT → {0;2}→...
1 0 → BPSK変調器 → {-1; 1} → N-FFT → {0;-2}→...
1 1 → BPSK変調器 → {-1;-1} → N-FFT → {-2;0}→...
【0014】
上の図から、「SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリア」は、すべての場合にシングルトーンベースバンド信号をN-FFTの出力として提供することがわかる。
【0015】
「SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリア」が「離散フーリエ変換(DFT)拡散長(スプレッド長)が2の3つの割り当てられたサブキャリアのうち、2つの隣接サブキャリアのみ」を使用する理由が一旦記述されると、解決すべき他の技術的側面が存在する。
【発明の概要】
【0016】
サブ物理リソースブロック(PRB)送信に使用されるサブキャリアを選択し、いくつかの実施形態では、選択されたサブキャリア上のリソースに復調参照信号(DMRS)をマッピングするためのシステムおよび方法が開示される。いくつかの実施形態では、サブPRB送信を提供するための無線ノードの動作方法は、離散フーリエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの2つのみを使用するシングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)Pi/2二値位相シフトキーイング(BPSK)変調を用いるサブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接サブキャリアを選択することを含む。いくつかの実施形態では、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つのサブキャリアの選択が、選択された隣接サブキャリアが例えば、1つのセルから別のセルへと変化するようなものである。その際、干渉が分散される。
【0017】
いくつかの実施形態では、方法は、サブPRB送信に関連する1つ以上のタスクを実行することをさらに含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のタスクを実行することは、DFT拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの2つの選択された隣接サブキャリアのみを使用する、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を使用してサブPRB送信を実行することを含む。いくつかの他の実施形態では、1つ以上のタスクを実行することは、2つの選択された隣接サブキャリアを示す情報を別のノードに送信することを含む。
【0018】
いくつかの実施形態では、3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接するサブキャリアを選択することは、サブPRB送信を割り当てたセルのセル識別子(ID)に基づいて2つの隣接するサブキャリアを選択することを含む。さらに、いくつかの実施形態では、サブPRB送信を割り当てたセルのセルIDに基づいて2つの隣接サブキャリアを選択することは、セルIDモジュロ2に等しい値に基づいて2つの隣接サブキャリアを選択することを含む。また、いくつかの実施態様において、セルIDモジュロ2動作から得られる値が「0」であれば、隣接する2つのサブキャリアは割り当てられた3つのサブキャリアのセットの中で最も低いインデックスを有する2つのサブキャリアであり、セルIDモジュロ2動作から得られる値が「1」であれば、隣接する2つのサブキャリアは、割り当てられた3つのサブキャリアのセットの中で最も高いインデックスを有する2つのサブキャリアである。いくつかの実施形態では、セルIDが0~503の範囲の値である。
【0019】
いくつかの実施形態では、3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接するサブキャリアを選択することは、サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」であるか、または「奇数」であるかに基づいて、2つの隣接するサブキャリアを選択することを含む。
【0020】
いくつかの実施形態では、3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接するサブキャリアを選択することは、セルごとに2つの隣接するサブキャリアをランダムに選択することを備える。
【0021】
いくつかの実施形態では、DMRSが交互のパターンに従って、2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる。いくつかの実施形態では、交互のパターンは決定論的(deterministic)である。
【0022】
いくつかの実施形態では、DMRSが所定のパターンに従って、2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる。いくつかの実施形態では、所定のパターンは、2つの選択された隣接サブキャリアの間でDMRSのマッピングを交互にする周期的パターンである。いくつかの他の実施形態では、所定のパターンは、2つの選択された隣接サブキャリアの間でDMRSをマッピングする擬似ランダムパターンである。
【0023】
いくつかの実施形態では、DMRSが所定の方法で、2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つのみにマッピングされる。いくつかの実施形態では、DMRSがマッピングされる2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つは、3つの割り当てられたサブキャリアのセットの中心サブキャリアである。いくつかの他の実施形態では、方法は、サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」であるか、または「奇数」であるかに基づいて、DMRSがマッピングされる2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つを選択することをさらに含む。
【0024】
いくつかの実施形態では、DMRSは、所定の方法で2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる。
【0025】
いくつかの実施形態では、無線ノードは無線デバイスである。いくつかの実施形態では、方法がユーザデータを提供することと、基地局への送信を介してユーザデータをホストコンピュータに転送することとをさらに含む。
【0026】
いくつかの他の実施形態では、無線ノードは基地局である。いくつかの実施形態では、方法はさらに、ユーザデータを取得し、ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスに転送することを含む。
【0027】
無線ノードの実施形態も開示される。いくつかの実施形態では、サブPRB送信を提供するための無線ノードは、DFT拡散長が2の(2の拡散長を有する/2の拡散長を用いる)3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの2つの隣接するサブキャリアのみを使用するSC-FDMA Pi/2 BPSK変調を使用するサブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接するサブキャリアを無線ノードに選択させるように構成された処理回路を含む。
【0028】
いくつかの実施形態では、サブPRB送信を提供するための無線ノードが、DFT拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの2つの隣接するサブキャリアのみを使用するSC-FDMA Pi/2 BPSK変調を使用するサブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接するサブキャリアを選択するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【0029】
本明細書に組み込まれ、その一部を形成する添付の図面は本開示のいくつかの態様を示し、説明とともに本開示の原理を説明するのに役立つ。
図1図1は、本開示の実施形態を実施することができるセルラー通信ネットワークの一例を示す。
図2図2は、本開示のいくつかの実施形態による、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)Pi/2 2値位相シフトキーイング(BPSK)変調を使用してサブ物理リソースブロック(PRB)送信のための3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つの選択の一例を示す。
図3】、
図4】、
図5】、
図6】、
図7図3図7は、本開示の様々な実施形態による、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いるサブPRB送信のために3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを使用する場合の復調参照信号(DMRS)マッピングの例を示す。
図8】本開示のいくつかの実施形態による、SC-FDMA/2 BPSK変調を用いるサブPRB送信のための無線ノードの動作を図示するフローチャートである。
図9図9は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノードの概略ブロック図である。
図10図10は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノードの仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。
図11図11は、本開示のいくつかの他の実施形態による無線アクセスノードの概略ブロック図である。
図12図12は、本開示のいくつかの実施形態によるユーザ装置(UE)の概略ブロック図である。
図13図13は、本開示のいくつかの他の実施形態によるUEの概略ブロック図である。
図14図14は、本開示のいくつかの実施形態による通信システムを示す。
図15図15は本開示のいくつかの実施形態によるUE、基地局、およびホストコンピュータを示す。
図16】、
図17】、
図18】、
図19図16から図19は、本開示の様々な実施形態による通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に記載される実施形態は当業者が実施形態を実施し、実施形態を実施する最良の形態を示すことを可能にする情報を表す。添付の図面に照らして以下の説明を読むと、当業者は本開示の概念を理解し、本明細書で特に対処されないこれらの概念の適用を認識するのであろう。これらの概念およびアプリケーションは、本開示の範囲内にあることを理解されたい。
【0031】
一般に、本明細書で使用されるすべての用語は異なる意味が明確に与えられ、かつ/またはそれが使用される文脈から暗示されない限り、関連する技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。a/an/the要素、装置、コンポ-ネント、手段、ステップなどへの言及はすべて、特に明記しない限り、要素、装置、コンポ-ネント、手段、ステップなどの少なくとも1つのインスタンスを指すものとして開放的に解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法のステップはステップが別のステップの後または前として明示的に記載されていない限り、および/またはステップが別のステップの後または前になければならないことが暗黙的である場合、開示される正確な順序で実行される必要はない。本明細書に開示される実施形態のいずれかの任意の特徴は、適切な場合には任意の他の実施形態に適用されてもよい。同様に、任意の実施形態の任意の利点は任意の他の実施形態に適用することができ、その逆も同様である。添付の実施形態の他の目的、特徴、および利点は、以下の説明から明らかになるのであろう。
【0032】
ここで、本明細書で企図される実施形態のいくつかを、添付の図面を参照してより完全に説明する。しかしながら、他の実施形態は本明細書に開示された主題の範囲内に含まれ、開示された主題は本明細書に記載された実施形態のみに限定されると解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は主題の範囲を当業者に伝えるために例として提供される。
【0033】
無線ノード:本明細書で使用されるように、「無線ノード」は無線アクセスノードまたは無線デバイスのいずれかである。
【0034】
無線アクセスノード:本明細書で使用されるように、「無線アクセスノード」または「無線ネットワークノード」は、信号を無線で送信および/または受信するように動作するセルラー通信ネットワークの無線アクセスネットワークにおける任意のノードである。無線アクセスノードのいくつかの例は基地局(例えば、3GPP(Third Generation Partnership Project)5G(Fifth Generation)New Radio(NR)ネットワークにおけるNR基地局(gNB)、または3GPP LTE(Long Term Evolution)ネットワークにおける拡張または進化型ノードB(eNB))、高電力またはマクロ基地局、低電力基地局(例えば、マイクロ基地局、ピコ基地局、ホ-ムeNBなど)、およびリレ-(中継)ノードを含むが、これらに限定されない。
【0035】
コアネットワークノード:本明細書で使用されるように、「コアネットワークノード」は、コアネットワークにおける任意のタイプのノードである。コアネットワークノードの例としては、例えば、モビリティ・マネジメント・エンティティ(MME)、パケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW)、サ-ビス能力露出機能(SCEF)等が挙げられる。
【0036】
無線デバイス:本明細書で使用されるように、「無線デバイス」は(1つまたは複数の)無線アクセスノードに信号を無線に送信および/または受信することによって、セルラー通信ネットワークにアクセスする(すなわち、セルラー通信ネットワークによってサ-ビスされる)任意のタイプのデバイスである。無線デバイスのいくつかの例は、3GPPネットワークにおけるユーザ装置(UE)およびマシンタイプ通信(MTC)装置を含むが、これらに限定されない。
【0037】
ネットワークノード:本明細書で使用されるように、「ネットワークノード」は、無線アクセスネットワークの一部であるか、またはセルラー通信ネットワーク/システムのコアネットワークである任意のノードである。
【0038】
本明細書で与えられる説明は、3GPPセルラー通信システムに焦点を当てており、したがって、3GPP用語または3GPP用語に類似する用語がしばしば使用されることに留意されたい。しかしながら、本明細書で開示される概念は、3GPPシステムに限定されない。
【0039】
本明細書の説明では、「セル」という用語を参照することができるが、特に5G NR概念に関してはセルの代わりにビームを使用することができ、したがって、本明細書で説明する概念がセルおよびビームの両方に等しく適用可能であることに留意することが重要であることに留意されたい。
【0040】
シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)Pi/2 2値位相シフトキーイング(BPSK)変調を用いる3つのサブキャリアがサブ物理リソースブロック(PRB)送信のために割り当てられる場合、3つの割り当てられたサブキャリアのうち、どの2つのサブキャリアがサブPRB送信のために使用されるべきかを選択するための機構が必要である。また、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリアに対して、3つのサブキャリアを割り当てる場合に、狭帯域モノのインタ-ネット(NB-IoT)用に設計された復調参照信号(DMRS)は、割り当てられた3つのサブキャリアのうち2つしか使用できないため、再使用できない。さらに、3つのサブキャリアのうち2つにわたるDMRSのサブキャリアマッピングは、(瞬時の)シングルトーン送信をもたらすはずである。
【0041】
本開示およびそれらの実施形態の特定の態様は、上記または他の課題に対する解決策を提供することができる。
・「SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリア」に対して、「長さ2のDFT拡散を用いた3つの割り当てられたサブキャリアのうち、隣接する2つのサブキャリアのみ」の選択は、以下の代替のいずれかを介して行うことができる:
〇3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つのサブキャリアの選択は、サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」セルであるか、「奇数」セルであるかに基づく。
〇0~503の範囲の物理セル識別子(PCI)は、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択する方法として使用することができる。
〇3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つのサブキャリアの選択は、セル毎にランダムである。
・DMRSは、以下の代替案のうちの少なくとも1つを考慮することによって、2つの使用されるサブキャリアの帯域幅内のリソース要素にマッピングされ得る:
〇DMRSは常に、2つの使用可能なサブキャリアのうちの1つのみに、所定の方法でマッピングされる。
〇DMRSは、サブPRB送信を割り当てたセルが偶数セルであるか奇数セルであるかに基づいて、2つの使用可能なサブキャリアのうちの1つのみにマッピングされる。
〇DMRSは、使用される2つのサブキャリア間でDMRSのマッピングを交互にする周期的パターンを有する。
〇DMRSパターンは、使用される2つのサブキャリアの間で交代する擬似ランダムシ-ケンスである。
【0042】
物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)を介したサブPRB伝送の導入のために、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリアが割り当てられ、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つのみが使用される場合、本開示は、PUSCHを介したサブPRB送信のためのデータおよび復調参照信号を選択およびマッピングするための方法を提供する。3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択するための提案された方法は、セルが偶数セルとして分類されるか奇数セルとして分類されるかに依存する決定に基づくこと、使用可能なサブキャリアを決定するためにPCIを使用すること、またはセルごとに乱数発生器を使用することを含む、干渉をランダム化することを目的とする。他方、DMRSのマッピングを実行するための方法は、2つの使用可能なトーンのうちの1つについての良好な推定値を得るために使用されることができ(例えば、DMRSを搬送するリソース要素(RE)を予め決定すること)、またはいくつかの他の方法(例えば、交互DMRSパターン、またはランダムDMRSのマッピング)は両方の使用可能なトーンについての推定値を得るために使用されることができる。
【0043】
特定の実施形態は、以下の技術的利点のうちの1つまたは複数を提供することができる。
・所与のネットワークの展開セルの中で、離散フーリエ変換(DFT)-拡散長2を有する3つの割り当てられたサブキャリアの中から、2つの隣接(隣接する)サブキャリアのみの選択を変えるために使用できるメカニズムを使用することは、干渉を分散させるのに役立つだろう。
・DMRSの場合、利点は、解決策(ソリュ-ション)によって異なる。
〇DMRSが予め定義された方法で、またはサブPRB送信を割り当てたセルが偶数セルであるか奇数セルであるかに基づいて、2つの使用可能なサブキャリアのうちの1つのみに常にマッピングされる場合、トーンのうちの1つのアップリンクチャネルの推定は、ベースラインと同じくらい良好である。
・予め定義された解決策では、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの中心にあるサブキャリアが中心にあるサブキャリアが常に使用されるので、どの2つの隣接サブキャリアが使用されるかを知ることにかかわらず、DMRSを搬送するために使用されることができる。
〇DMRSが2つの使用されるサブキャリアの間でDMRSのマッピングを交互にする決定論的のパターンを有する場合、トーン当たりのチャネル推定値の数はベースラインと比較して半分になるが、それでも、両方のトーンについてアップリンクチャネルの推定値を取得することが可能である。
〇DMRSのマッピングが、2つの使用されたサブキャリアの間でランダムに交換(commute)する場合、各トーンのチャネル推定値の数は(すなわち、ランダム性のために)不均衡になる可能性があるが、それでも、両方のトーンのアップリンクチャネルの推定値を取得することが可能である。
【0044】
図1は、本開示のいくつかの実施形態によるセルラー通信ネットワーク100の一例を示す。本明細書で説明する実施形態では、セルラー通信ネットワーク100は、5G NRネットワークまたはLTEネットワークである。この例では、セルラー通信ネットワーク100が基地局102-1および102-2を含み、LTEではeNBと呼ばれ、5G NRではgNBと呼ばれ、対応するマクロセル104-1および104-2を制御する。基地局102-1および102-2は本明細書では一般に、集合的に基地局102と呼ばれ、個別に基地局102と呼ばれる。同様に、マクロセル104-1および104-2は本明細書では一般に、集合的にマクロセル104と呼ばれ、個別にマクロセル104と呼ばれる。セルラー通信ネットワーク100はまた、対応する小セル108-1~108-4を制御する多数の低電力ノード106-1~106-4を含む。低電力ノード106-1~106-4は、小型(スモール)基地局(ピコまたはフェムト基地局など)または遠隔無線ヘッド(RRH)などとすることができる。特に、図示されていないが、スモールセル108-1~108-4のうちの1つ以上は代替的に、基地局102によって提供されてもよい。低電力ノード106-1~106-4は一般に、本明細書では総称して低電力ノード106と呼び、個々に低電力ノード106と呼ぶ。同様に、スモールセル108-1~108-4は、本明細書では全体としてスモールセル108と呼ばれ、個々にスモールセル108と呼ばれる。基地局102(および任意選択で低電力ノード106)は、コアネットワーク110に接続される。
【0045】
基地局102および低電力ノード106は、対応するセル104および108における無線デバイス112-1~112-5にサ-ビスを提供する。無線デバイス112-1~112-5は、本明細書では全体として無線デバイス112と呼ばれ、個別に無線デバイス112と呼ばれる。無線デバイス112は、本明細書ではUEとも呼ばれることがある。
【0046】
本開示は、一組のNの割り当てれらたサブキャリア(Nの割り当てれらたサブキャリアのセット)が割り当てられ、Nの割り当てられたサブキャリアのNの隣接サブキャリアのみを使用する変調を使用するサブPRB送信に関する。ここで、N<Nである。本明細書で説明される好ましい実施形態では、変調は、2のDFT拡散長を有する3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つの隣り合うサブキャリアのみを使用するSC-FDMA Pi/2 BPSK変調である(すなわち、N = 2およびN = 3)。しかしながら、本明細書に記載される実施形態は、それに限定されない。Nの割り当てられたサブキャリアからNの隣接サブキャリアを選択するための実施形態が本明細書で開示される(例えば、以下のセクションI(A)~I(C)を参照されたい)。DMRSを、選択された隣接サブキャリアにマッピングするための実施形態も開示される(例えば、以下のセクションII(A)~II(D)を参照されたい)。
【0047】
I.3つのサブキャリアのうち2つのサブキャリアの選択

SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリアに対して、拡散長が2のDFTを用いる3つの割り当てられたサブキャリアのうち、隣接する2つのサブキャリアのみの選択は、以下のサブセクションA、B、およびCに記載される任意の代替案を通して実行可能である。
【0048】
図2は、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つの隣接サブキャリアがPUSCHを介してサブPRB送信を行うために選択された1つの例を示す。特に、図2は、3つのうちの2つのみが使用される場合の、3つのサブキャリアからなるサブキャリア割り当ての例を示し、ここで、リソースユニット(RU)長が8ミリ秒(ms)である。「データを搬送するために使用可能なリソース要素」では、シングルトーン状の送信が2つの使用可能なトーンのいずれかに現れることができ、これはN高速フーリエ変換(FFT)の出力において、サブキャリアのいずれか(すなわち、{2;0}または{0;2}または{0;-2}または{-2;0})上のシングルトーン送信を生成するトランシ-バチェーンの入力において与えられるビットに依存することに留意されたい。
【0049】
したがって、DMRSのマッピングを実行するための唯一の考慮事項は、送信がシングルトーン送信であることを確認することである。
【0050】
A.3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つの選択は、サブPRB送信が割り当てられたセルが偶数セルであるか奇数セルであるかに基づく

例えば、セルの識別子の手段によって、偶数または奇数セルのいずれかに分類されたセルは、3つの割り当てられたサブキャリアのうちノードの2つの隣り合うサブキャリアが利用されるかを決定するために、そのような分類を利用することができる。
【0051】
例えば、「偶数セル」として分類されたセルについては、最も低いインデックスを有するサブキャリアは利用されず、「奇数セル」として分類されたセルについては、最も高いインデックスを有するサブキャリアは利用されない。すなわち:
・所与のデバイスにサブキャリア#0、#1、および#2を割り当てた「偶数セル」は、サブキャリア#0を破棄するため、使用可能な3つのサブキャリアのうちの2つは、サブキャリア#1および#2になる。
・逆に、所与のデバイスにサブキャリア#0、#1、#2を割り当てた「奇数セル」は、サブキャリア#2を破棄するため、使用可能な3つのサブキャリアのうちの2つは、サブキャリア#0、#1となる。
【0052】
上記は一例にすぎない。2つの使用可能なサブキャリアが互いに隣接したままである限り、異なる解釈は排除されない。例えば、以下の解釈は等しく有効である:「偶数セル」として分類されたセルについては、割り当てられたサブキャリアの中で最も低いのインデックスを有する2つのサブキャリアが利用され、「奇数セル」として分類されたセルについては、割り当てられたサブキャリアの中で最も高いインデックスを有するサブキャリアが利用される。
【0053】
B.例えば、0から503までの範囲のPCIは、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択する方法として使用されることができる

3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択する別の方法は、例えば、0から503までの範囲のPCIに基づくことができる。PCIを使用して、使用されないサブキャリア(例えば、Non_used_allocated_subcarrier = mod(PCI,2))を決定するために、モジュロ(モジュラス)演算を適用することができる。
【0054】
一見すると、「3」はモジュロ演算で使用される数(すなわち、mod(PCI,3))であるべきであるが、それは時には中間にサブキャリアを使用しないことにつながるが、合意は2つの選択されたサブキャリアが隣接すべきであると述べている。したがって、mod(PCI,2)が使用されるべきであり、例えば、「0」はサブキャリア#0が使用できないことを意味し、「1」はサブキャリア番号#2が使用できないことを意味することができる。
【0055】
さらにまた、他の解釈も排除されない。mod(PCI,2)動作の結果についての別の解釈は、例えば、「0」は割り当てられたサブキャリアの中で最も低いインデックスを有する2つのサブキャリアが利用されることを意味することができ、「1」は、3つの割り当てられたサブキャリアの中で最も高いインデックスを有する2つのサブキャリアが利用されることを意味することができる。
【0056】
C.割り当てられた3つのサブキャリアのうちの2つのサブキャリアの選択は、セルごとにランダムである

3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択するための別の代替案は、セルごとに異なるシ-ドを使用する乱数発生器を使用することに基づくことができる。例えば、
・発生器が離散分布に等しい「0」および「1」に等しい整数値を返す場合、上記のセクションである、、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つの選択は、サブPRB送信が割り当てられたセルが偶数セルであるか奇数セルであるかに基づく、のセクションに記載された方法論は、「0」および「1」が偶数セルまたは奇数セルのいずれかの役割を果たす場合に従うことができる。
・他方、発生器が離散分布から引き出された擬似乱数整数値を返す場合、上記のセクションである、0から503までの範囲のPCIは、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択する方法として使用されることができる、のセクションに記載された方法論は、乱数がPCIの役割を果たす場合に従うことができる。
【0057】
II.2つの使用可能なサブキャリアのうちの1つにおけるDMRSのマッピング

DMRSは、以下のサブセクションで説明される代替案のいずれかに従うことによって、2つの使用されるサブキャリアの帯域幅内のREにマッピングされることができる。

A.DMRSは、所定の方法で使用可能な2つのサブキャリアにマッピングされる
このアプロ-チでは、DMRSが予め定義された方法で2つの使用可能なサブキャリアに常にマッピングされ、これは2つのトーンのうちの1つに対するアップリンクチャネルの推定値がベースラインと同じくらい良好であることを意味する。図3は、3つの割り当てられたもの中の中心のサブキャリアが常に使用されるので、データを搬送するために、2つの隣接サブキャリア(図示の例ではサブキャリア#0及び#1)のどちらが使用されるのであろうかを知ることにかかわらず、DMRSが中心のたサブキャリア(すなわち、サブキャリア#1)にマッピングされることが予め定められていた例を示す。具体的には、図3は、RUの長さが8msである3つのうち2つのみを使用する場合と、DMRSを所定の方法で1つのサブキャリアのみにマッピングする場合の、3つのサブキャリアからなるサブキャリア割り当ての例を示している。
【0058】
別の例が図4に示されており、ここで、DMRSは常に、使用されるサブキャリアの中のエッジに位置するサブキャリア、すなわち、図示された例ではサブキャリア#0にマッピングされる。代わりに、使用可能なサブキャリアがサブキャリア#1および#2であった場合、DMRSがマッピングされるエッジにおけるキャリアは、サブキャリア#2であったことに留意されたい。より具体的には、図4は、3つのうち2つしか使用しない場合、RUの長さが8msである場合、および使用可能なサブキャリアの中で最もインデックスの低いサブキャリアにDMRSをマッピングする場合の、3つのサブキャリアで構成されるサブキャリア割り当ての例を示している。
【0059】
DMRSを所定の方法で2つの使用可能なサブキャリアにマッピングする方法は、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択するために、上記のセクションである、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つのサブキャリアの選択のセクションに記載された方法のうちのいずれかと組み合わせることができる。
【0060】
B.DMRSは、サブPRB送信を割り当てたセルが偶数セルであるか奇数セルであるかに基づいて、2つの使用可能なサブキャリアのうちの1つだけにマッピングされる

例えば、セルの識別子の手段によって、偶数セルまたは奇数セルのいずれかに分類されたセルは、どの2つの隣り合うサブキャリアがDMRSを搬送するために使用されるかを決定するために、そのような分類を利用することができる。
【0061】
例えば、「偶数セル」に分類されたセルに対して、隣接する2つのサブキャリアの中で最も低いインデックスを有するサブキャリアをDMRSの搬送に用いることができる一方、「奇数セル」に分類されたセルに対して、隣接する2つのサブキャリアの中で最も高いインデックスを有するサブキャリアをDMRSの搬送に用いることができる。一例を図5に示す。図5は、3つのサブキャリアのうち2つしか使用されない場合、RUの長さが8msであり、かつ、そのセルが「偶数セル」に分類された場合、利用可能なサブキャリアの中で最も低いインデックスを有するサブキャリアにDMRSがマッピングされる場合、3つのサブキャリアからなるサブキャリアの割り当ての例を示している。
【0062】
さらに、この解決策は、上述の3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択するための方法のいずれかと組み合わせることができる。一例では、セルが「偶数セル」として分類される場合、最も低いインデックスを有するサブキャリア(すなわち、サブキャリア#0)は利用されず、次いで、DMRSを搬送するサブキャリアは残りの使用可能なサブキャリア(すなわち、サブキャリア#1)の中で最も低いインデックスを有するサブキャリアであるように選択され得、一方、セルが「奇数セル」として分類される場合、最も高いインデックスを有するサブキャリア(すなわち、サブキャリア#2)は利用されず、次いで、DMRSを搬送するサブキャリアは残りの使用可能なサブキャリア(すなわち、サブキャリア#1)の中で最も高いインデックスを有するサブキャリアであるように選択され得る。この例ではサブキャリア#1が偶数セルおよび奇数セルの両方でDMRSに使用されることになるが、他の組合せは排除されない。
【0063】
C.DMRSは、2つの使用されるサブキャリア間のDMRSのマッピングを交互にする決定論的パターンを有する

DMRSは、図6に示されるように、2つの使用されるサブキャリアの間でDMRSのマッピングを交互にする決定論的のパターンで構成することができる。この場合、トーン当たりのチャネル推定値の数は、ベースラインのチャネル推定値と比較して半分になるが、依然として、両方のトーンに対するアップリンクチャネルの推定値を得ることが可能である。より具体的には、図6は、3つのうち2つのみが使用される場合、RU長が8msである場合、及びDMRSが2つの使用可能なサブキャリアの間で交互にマッピングされる場合の、3つのサブキャリアからなるサブキャリアの割り当ての例を示す。
【0064】
他の交互のパターンは排除されず、この解決策は、上述の3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択するための方法のいずれかと組み合わせることができる。
【0065】
いくつかの実施形態では、2つの使用されるサブキャリアがセル識別子(ID)に基づいて3つの割り当てられたサブキャリアから選択されるので、DMRSのマッピングも、セルIDに基づいていると言うことができることに留意されたい。なぜならば、それらの実施形態では、DMRSがマッピングされる2つのサブキャリアがセルIDに基づいて選択されるからである。
【0066】
D.DMRSのマッピングは、2つの使用されたサブキャリア間の擬似ランダムシ-ケンスに従って交換する

DMRSのマッピングは、図7に示されるように、2つの使用されるサブキャリアの間の擬似ランダムシ-ケンスに従って交換(commute)させることができる。この場合、各トーンに対するチャネル推定値の数は不均衡になる可能性があるが(すなわち、ランダム値を取り出すために使用される分布に依存して、ランダム性のために)、依然として、両方のトーンに対するアップリンクチャネルの推定値を得ることが可能である。より具体的には、図7は、3つのうち2つのみが使用される場合、RU長が8msである場合、及びDMRSが使用可能な2つのサブキャリアの中でランダムにマッピングされる場合の、3つのサブキャリアからなるサブキャリア割り当ての例を示す。
【0067】
DMRSのマッピングは変化し、サブキャリアマッピングを実行するために使用されるREを決定するランダム値を生成するために使用される分布に依存する。さらに、この解決策は、上記で説明した3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択するための方法のいずれかと組み合わせることができる。
【0068】
図8は、本開示のいくつかの実施形態による、無線ノード(例えば、基地局102、低電力ノード106、または無線デバイス112)の動作を示すフローチャートである。動作のステップ(工程)は、破線によって表される。図示されているように、無線ノードは、Nの割り当てられたサブキャリアの中からNの隣接サブキャリアのみを使用する変調を用いるサブPRB送信に対して割り当てられたN割り当てサブキャリアのセットから、隣接サブキャリアの数のNを選択し、ここで、N>Nである(ステップ800)。言い換えると、無線ノードは、Nの割り当てられたサブキャリアのセットからNの隣接サブキャリアを選択する。対応するデータは、SC-FDMA Pi/2BPSK変調と2のDFT拡散長を経験(通過)する。上述のように、いくつかの好ましい実施形態では、3つの割り当てられたサブキャリア(すなわち、N = 3)があり、変調は、DFT拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つ(すなわち、N = 2)のみを使用するSC-FDMA Pi/2 BPSK変調である。したがって、ステップ800のいくつかの実施形態では、無線ノードは、DFT拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つの隣接サブキャリアのみを使用してSC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いるサブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てられたサブキャリアのセットから、2つの隣接サブキャリアを選択する(ステップ800A)。無線ノードは、割り当てられたサブキャリアから、上述した実施形態のいずれかに従って、N(例えば、2)の隣接サブキャリアを選択する。
【0069】
任意選択で、無線ノードは、選択された隣接サブキャリアのDMRSのマッピングを決定する(ステップ802)。DMRSのマッピングは、上述の実施形態のいずれかに従って決定されてもよい。任意選択で、無線ノードは、選択された隣接サブキャリア、および任意選択で、決定されたDMRSのマッピングを使用して1つ以上のタスクを実行する(ステップ804)。例えば、いくつかの実施形態では、無線ノードは、無線デバイス112であり、無線デバイス112は、選択された隣接サブキャリアを使用してサブPRB送信を実行する。サブPRB送信を実行するとき、無線デバイス112は、決定されたDMRSのマッピングに従って、選択された隣接サブキャリアにDMRSをマッピングする。別の例として、いくつかの実施形態では、無線ノードは、無線アクセスノード(例えば、基地局102または低電力ノード106)であり、無線アクセスノードは、選択された隣接サブキャリアの指標(インジケータ)、および任意選択で、DMRSのマッピングを、別のノード(例えば、サブPRB送信が割り当てられる無線デバイス112)に送信する。
【0070】
いくつかの例示的な実施形態は、以下の通りである。一実施形態では、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリアに対して、長さ2のDFT拡散を有する3つの割り当てられたサブキャリアのうち、隣接する2つのサブキャリアのみの選択は、サブキャリアを割り当てたセルが偶数セルであるか奇数セルであるかに基づいて行われる(例えば、所与のデバイスにサブキャリア#0、#1、#2を割り当てた「偶数セル」は、サブキャリア#0を破棄し、従って、3つの使用可能なサブキャリアのうちの2つはサブキャリア#1と#2である)。
【0071】
一実施形態では、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリアに対して、長さ2のDFT拡散を有する3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つの隣接サブキャリアのみの選択は、使用されないサブキャリアを決定するためのモジュロ演算(例えば、Non_used_allocated_subcarrier = mod(PCI,2))と共にPCIに基づく。
【0072】
一実施形態では、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いる3つのサブキャリアに対して、長さ2のDFT拡散を有する3つの割り当てられたサブキャリアの中から隣接する2つのサブキャリアのみの選択は、セルごとに異なるシ-ドを使用する乱数発生器の利用に基づいている。
【0073】
一実施形態では、DMRSは、2つの使用可能なトーンのうちの1つについて正確なチャネル推定値を得ることを目的として、所定の方法で2つの使用可能なサブキャリアのうちの1つのみに常にマッピングされる。この実施形態に関連して、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの中心のサブキャリアは、中心のサブキャリアが常に使用されるので、どの2つの隣接サブキャリアが使用されるかを知ることにかかわらず、DMRSを搬送するために使用することができる。
【0074】
一実施形態では、DMRSは、2つの使用可能なトーンのうちの1つに対する正確なチャネル推定値を取得することを目的として、サブPRB送信を割り当てたセルが偶数セルであるか奇数セルであるかに基づいて、2つの使用可能なサブキャリアのうちの1つのみにマッピングされる。
【0075】
一実施形態では、DMRSは、2つの使用可能なトーンに対するチャネル推定値を得ることを目的として、2つの使用されるサブキャリア間でDMRSのマッピングを交互にする決定論的のパターンを使用してマッピングされる。
【0076】
一実施形態では、DMRSは、2つの使用可能なトーンに対するチャネル推定値を得ることを目的として、2つの使用されるサブキャリア間で交換する擬似ランダム交互シ-ケンスを使用することによってマッピングされる。
【0077】
一実施形態では、2つの使用可能なサブキャリアのRE上にDMRSをマッピングするための方法は、3つの割り当てられたサブキャリアのうちの2つを選択するための方法を説明する実施形態と互換性がある。
【0078】
図9は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード900の概略ブロック図である。無線アクセスノード900は例えば、基地局102または106であってもよい。図示のように、無線アクセスノード900は1つまたは複数のプロセッサ904(たとえば、中央演算処理装置(CPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)など)、メモリ906、およびネットワークインターフェース908を含む制御システム902を含む。さらに、無線アクセスノード900は、1つまたは複数のアンテナ916に結合された1つまたは複数の送信機912および1つまたは複数の受信機914をそれぞれ含む1つまたは複数の無線ユニット910を含む。いくつかの実施形態では、無線ユニット910が制御システム902の外部にあり、例えば、有線接続(例えば、光ケ-ブル)を介して制御システム902に接続される。しかしながら、いくつかの他の実施形態では、無線ユニット910および潜在的にアンテナ916が制御システム902と一体化される。1つ以上のプロセッサ904は本明細書に記載するように、無線アクセスノード900の1つ以上の機能を提供するように動作する。ある実施形態では、機能は、例えばメモリ906に記憶され、1つ以上のプロセッサ904によって実行されるソフトウェアで実現される。
【0079】
図10は、本開示のいくつかの実施形態による無線アクセスノード900の仮想化された実施形態を示す概略ブロック図である。この議論は、他のタイプのネットワークノードにも同様に適用可能である。さらに、他のタイプのネットワークノードは、同様の仮想化ア-キテクチャを有することができる。
【0080】
本明細書で使用されるように、「仮想化」無線アクセスノードは、無線アクセスノード900の機能性の少なくとも一部が仮想コンポ-ネントとして(例えば、ネットワーク内の物理処理ノード上で実行される仮想マシンを介して)実装される無線アクセスノード900の実装である。図示のように、この例では、無線アクセスノード900は、上述のように、1つまたは複数のプロセッサ904(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)、メモリ906、およびネットワークインターフェース908を含む制御システム902と、1つまたは複数のアンテナ916に結合された1つまたは複数の送信機(TX)912および1つまたは複数の受信機(RX)914をそれぞれ含む1つまたは複数の無線ユニット910とを含む。制御システム902は、例えば光ケ-ブル等を介して無線ユニット910に接続されている。制御システム902は、ネットワークインターフェース908を介してネットワーク1002に結合されるか、またはその一部として含まれる1つ以上の処理ノード1000に接続される。各処理ノード1000は1つまたは複数のプロセッサ1004(例えば、CPU、ASIC、FPGAなど)、メモリ1006、およびネットワークインターフェース1008を含む。
【0081】
この例では、本明細書に記載する無線アクセスノード900の機能1010は、任意の所望の方法で、制御システム902および1つ以上の処理ノード1000に分散された1つ以上の処理ノード1000で実現される。いくつかの特定の実施形態では、本明細書で説明される無線アクセスノード900の機能1010のいくつかまたはすべては、処理ノード1000によってホストされる仮想環境で実装される1つまたは複数の仮想マシンによって実行される仮想コンポ-ネントとして実装される。当業者には理解されるように、処理ノード1000と制御システム902との間の追加のシグナリングまたは通信は、所望の機能1010の少なくともいくつかを実行するために使用される。特に、いくつかの実施形態では、制御システム902は含まれなくてもよく、その場合、無線ユニット910は適切なネットワークインターフェースを介して処理ノード1000と直接通信する。
【0082】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるとき、本明細書に記載するいずれかの実施形態に従った仮想環境で無線アクセスノード900の1つ以上の機能1010を実装するノード(例えば、処理ノード1000)または無線アクセスノード900の機能を少なくとも1つのプロセッサに実行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態では、前述のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(例えば、メモリなどの非一時的なコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0083】
図11は、本開示のいくつかの他の実施形態による無線アクセスノード900の概略ブロック図である。無線アクセスノード900は、1つ以上のモジュール1100を含み、それぞれがソフトウェアで実装される。モジュ-ル1100は、本明細書で説明する無線アクセスノード900の機能を提供する。この議論は図10の処理ノード1000に等しく適用可能であり、ここで、モジュ-ル1100は処理ノード1000の1つで実装されてもよいし、複数の処理ノード1000に分散されてもよく、および/または処理ノード1000および制御システム902に分散されてもよい。
【0084】
図12は、本開示のいくつかの実施形態によるUE1200の概略ブロック図である。図示のように、UE1200は、1つまたは複数のプロセッサ1202(たとえば、CPU、ASIC、FPGAなど)、メモリ1204、および1つまたは複数のアンテナ1212に結合された1つまたは複数の送信機1208および1つまたは複数の受信機1210をそれぞれ含む1つまたは複数のトランシ-バ1206を含む。いくつかの実施形態では、上述したUE 1200の機能は、例えば、メモリ1204に格納され、プロセッサ1202によって実行されるソフトウェアにおいて、完全にまたは部分的に実装され得る。
【0085】
いくつかの実施形態では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されるときに、本明細書で説明される実施形態のうちのいずれかに従って、少なくとも1つのプロセッサにUE 1200の機能を実行させる命令を含むコンピュータプログラムが提供される。いくつかの実施形態では、前述のコンピュータプログラム製品を含むキャリアが提供される。キャリアは、電子信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体(例えば、メモリなどの非一時的なコンピュータ可読媒体)のうちの1つである。
【0086】
図13は、本開示のいくつかの他の実施形態によるUE1200の概略ブロック図である。UE1200は1つ以上のモジュ-ル1300を含み、それぞれがソフトウェアで実現される。モジュ-ル1300は、本明細書で説明されるUE1200の機能を提供する。
【0087】
図14を参照すると、一実施形態によれば、通信システムは、無線アクセスネットワーク(RAN)などのアクセスネットワーク1402と、コアネットワーク1404とを備える、3GPPタイプのセルラーネットワークなどの電気通信ネットワーク1400を含む。アクセスネットワーク1402はノードB、eNB、gNB、または他のタイプの無線アクセスポイント(AP)などの複数の基地局1406A、1406B、1406Cを備え、それぞれは対応するカバレッジエリア1408A、1408B、1408Cを定義する。各基地局1406A、1406B、1406Cは、有線または無線接続1410を介してコアネットワーク1404に接続可能である。カバレッジエリア1408Cに位置する第1のUE1412は、対応する基地局1406Cと無線で接続されるか、またはページングされるように構成されている。カバレッジエリア1408Aにおける第2のUE1414は、対応する基地局1406Aに無線で接続可能である。この例では複数のUE1412、1414が示されているが、開示された実施形態は単一のUEがカバレッジエリアにある状況、または単一のUEが対応する基地局1406に接続している状況にも等しく適用可能である。
【0088】
電気通信ネットワーク1400は、それ自体がホストコンピュータ1416に接続されており、これは、スタンドアロンサ-バ、クラウド実装サ-バ、分散サ-バ、またはサーバファーム内の処理リソースのハ-ドウェアおよび/またはソフトウェアで実施されてもよい。ホストコンピュータ1416は、サ-ビスプロバイダの所有権または制御下にあってもよく、またはサ-ビスプロバイダによって、またはサ-ビスプロバイダの代わりに運用されてもよい。電気通信ネットワーク1400とホストコンピュータ1416との間のコネクション1418および1420は、コアネットワーク1404からホストコンピュータ1416に直接拡張してもよく、あるいはオプションの中間ネットワーク1422を介してもよい。中間ネットワーク1422はパブリックネットワーク、プライベートネットワーク、またはホストネットワークのうちの1つ、または2つ以上の組合せとすることができ、中間ネットワーク1422はもしあれば、バックボ-ンネットワークまたはインタ-ネットとすることができ、特に、中間ネットワーク1422は、2つ以上のサブネットワーク(図示せず)を含むことができる。
【0089】
図14の通信システム全体は、接続されたUE1412、1414とホストコンピュータ1416との間の接続性を可能にする。コネクション性は、オーバー・ザ・トップ(OTT)コネクション1424として記述されうる。ホストコンピュータ1416および接続されたUE1412、1414は、アクセスネットワーク1402、コアネットワーク1404、任意の中間ネットワーク1422、および可能なさらなるインフラストラクチャ(図示せず)を媒介として使用して、OTTコネクション1424を介してデータおよび/または信号を通信するように構成される。OTTコネクション1424は、OTTコネクション1424が通過する参加通信デバイスがアップリンク通信およびダウンリンク通信のル-ティングに気付かないという意味で、トランスペアレント(透過的)であり得る。例えば、基地局1406は、接続されたUE1412に転送される(例えばハンドオーバされる)ホストコンピュータ1416から発信されるデータをもつ入ってくるダウンリンク通信の過去のル-ティングについて通知される必要があったり、そうでない場合がある。同様に、基地局1406は、UE1412からホストコンピュータ1416に向かう発信アップリンク通信の将来のル-ティングを知っている必要はない。
【0090】
一実施形態による、前の段落で説明したUE、基地局、およびホストコンピュータの例示的な実装を、図15を参照して説明する。通信システム1500では、ホストコンピュータ1502が通信システム1500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するように構成された通信インターフェース1506を含むハ-ドウェア1504を備える。ホストコンピュータ1502は、記憶および/または処理能力を有することができる処理回路1508をさらに備える。特に、処理回路1508は、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を含んでもよい。ホストコンピュータ1502はホストコンピュータ1502に格納されているか、またはホストコンピュータ3310によってアクセス可能であり、処理回路1508によって実行可能なソフトウェア1510をさらに備える。ソフトウェア1510は、ホストアプリケーション1512を含む。ホストアプリケーション1512は、UE1514およびホストコンピュータ1502で終端するOTTコネクション1516を介して接続するUE1514などのリモートユーザにサ-ビスを提供するように動作可能であってもよい。リモートユーザにサ-ビスを提供する際に、ホストアプリケーション1512は、OTTコネクション1516を使用して送信されるユーザデータを提供することができる。
【0091】
通信システム1500はさらに、通信システム内に提供され、ホストコンピュータ1502およびUE1514と通信することを可能にするハードウェア1520を備える基地局1518を含む。ハ-ドウェア1520は、通信システム1500の異なる通信デバイスのインターフェースとの有線または無線接続をセットアップおよび維持するための通信インターフェース1522と、基地局1518によって提供されるカバレッジエリア(図15には示されていない)に配置されたUE1514との無線接続1526をセットアップおよび維持するための無線インターフェース1524とを含んでもよい。通信インターフェース1522は、ホストコンピュータ1502への接続1528を容易にするように構成することができる。接続1528は、直接的であってもよく、電気通信システムのコアネットワーク(図15には示されていない)を通過してもよく、および/または電気通信システムの外部の1つ以上の中間ネットワークを通過してもよい。図示の実施形態では、基地局1518のハ-ドウェア1520が命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる処理回路1530をさらに含む。基地局1518は、内部に格納された、または外部接続を介してアクセス可能なソフトウェア1532をさらに有する。
【0092】
通信システム1500は、既に参照されたUE1514をさらに含む。UEの1514ハ-ドウェア1534は、UE1514が現在配置されているカバレッジエリアにサ-ビスを提供する基地局との無線接続1526をセットアップし維持するように構成された無線インターフェース1536を含んでもよい。UE 1514のハ-ドウェア1534は、命令を実行するように適合された1つまたは複数のプログラマブルプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組合せ(図示せず)を備えることができる処理回路1538をさらに含む。UE1514はUE1514に格納されるか、またはUE3330によってアクセス可能であり、処理回路1538によって実行可能であるソフトウェア1540をさらに備える。ソフトウェア1540は、クライアントアプリケーション1542を含む。クライアントアプリケーション1542は、ホストコンピュータ1502のサポ-トにより、UE1514を介して人間または非人間のユーザにサ-ビスを提供するように動作可能であってもよい。ホストコンピュータ1502において、ホストアプリケーション1512の実行は、UE1514およびホストコンピュータ1502で終端するOTTコネクション1516を介して、実行クライアントアプリケーション1542と通信してもよい。ユーザにサ-ビスを提供する際に、クライアントアプリケーション1542は、ホストアプリケーション1512から要求データを受信し、要求データに応答してユーザデータを提供することができる。OTTコネクション1516は、要求データとユーザデータの両方を転送することができる。クライアントアプリケーション1542は、ユーザと相互作用して、それが提供するユーザデータを生成することができる。
【0093】
図15に示されるホストコンピュータ1502、基地局1518、およびUE 1514は、それぞれ、ホストコンピュータ1416、基地局1406A、1406B、1406Cのうちの1つ、および図14のUE1412、1414のうちの1つと類似または同一であり得ることに留意されたい。すなわち、これらのエンティティの内部動作は図15に示されるようなものであってもよく、独立して、周囲のネットワークトポロジは図14のものであってもよい。
【0094】
図15では、OTTコネクション1516は、いかなる中間デバイスも明示的に参照することなく、基地局1518を介したホストコンピュータ1502とUE1514との間の通信、およびこれらのデバイスを介したメッセージの正確なル-ティングを示すために抽象的に描かれている。ネットワークインフラストラクチャはUE1514から、またはホストコンピュータ1502を操作するサ-ビスプロバイダから、あるいはその両方から隠すように構成されていてもよい、ル-ティングを決定してもよい。OTTコネクション1516がアクティブである間、ネットワークインフラストラクチャは、(例えば、負荷分散の考慮またはネットワークの再構成に基づいて)ル-ティングを動的に変更する決定をさらに行うことができる。
【0095】
UE1514と基地局1518との間の無線接続1526は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従う。様々な実施形態のうちの1つまたは複数は、無線接続1526が最後のセグメントを形成するOTTコネクション1516を使用して、UE1514に提供されるOTTサ-ビスの性能を改善する。より正確には、これらの実施形態の教示は、例えば、データ速度、レイテンシ(待ち時間)、および/または電力消費を改善することができ、それによって、例えば、ユーザ待ち時間の短縮、ファイルサイズの緩和された制限、より良好な応答性、および/またはバッテリ寿命の延長などの利点を提供することができる。
【0096】
測定手順は、データ速度、待ち時間、および1つまたは複数の実施形態が改善する他の要因を監視する目的で提供され得る。さらに、測定結果の変動に応答して、ホストコンピュータ1502とUE 1514との間のOTTコネクション1516を再構成するためのオプションのネットワーク機能があってもよい。OTTコネクション1516を再構成するための測定手順および/またはネットワーク機能は、ホストコンピュータ1502のソフトウェア1510およびハ-ドウェア1504、あるいはUE1514のソフトウェア1540およびハ-ドウェア1534、あるいはその両方で実現することができる。いくつかの実施形態では、センサ(図示せず)が、OTTコネクション1516が通過する通信デバイスに配備されるか、またはそれに関連して配備されてもよく、センサは上記で例示した監視量の値を供給することによって、またはソフトウェア1510、1540が監視量を計算または推定することができる他の物理量の値を供給することによって、測定手順に参加することができる。OTTコネクション1516の再構成は、メッセージフォーマット、再送信設定、好ましいル-ティングなどを含むことができ、再構成は、基地局1514に影響を及ぼす必要はなく、基地局1514には知られていないか、または知覚できないことがある。このような手順および機能性は当技術分野で公知であり、実践され得る。特定の実施形態では、測定がホストコンピュータ1502のスループット、伝搬時間、待ち時間などの測定を容易にする独自のUEシグナリングを含むことができる。測定は、ソフトウェア1510および1540が伝搬時間、エラーなどを監視しながら、OTTコネクション1516を使用して、メッセージ、特に空または「ダミー」メッセージを送信させることによって実施することができる。
【0097】
図16は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムは、ホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図14および図15を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図16に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1600において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。ステップ1600のサブステップ1602(オプションであってもよい)において、ホストコンピュータは、ホストアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1604において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。ステップ1606(任意であってもよい)において、基地局は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、ホストコンピュータが開始した送信において搬送されたユーザデータをUEに送信する。ステップ1608(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって実行されるホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行する。
【0098】
図17は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムはホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図14および図15を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図17に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。本方法のステップ1700において、ホストコンピュータはユーザデータを提供する。オプションのサブステップ(図示せず)では、ホストコンピュータはホストアプリケーションを実行することによってユーザデータを提供する。ステップ1702において、ホストコンピュータは、ユーザデータをUEに搬送する送信を開始する。送信は、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局を介して渡され得る。ステップ1704(任意であってもよい)において、UEは、送信において搬送されるユーザデータを受信する。
【0099】
図18は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムはホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図14および図15を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図18に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1800(任意選択であってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された入力データを受信する。さらに、または代替的に、ステップ1802で、UEはユーザデータを提供する。ステップ1800のサブステップ1804(オプションであってもよい)において、UEは、クライアントアプリケーションを実行することによって、ユーザデータを提供する。ステップ1802のサブステップ1806(オプションであってもよい)において、UEは、ホストコンピュータによって提供された受信入力データに反応してユーザデータを提供するクライアントアプリケーションを実行する。ユーザデータを提供する際に、実行されるクライアントアプリケーションは、ユーザから受け取ったユーザ入力をさらに考慮することができる。ユーザデータが提供された特定の方法にかかわらず、UEは、サブステップ1808で、ユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。本方法のステップ1810において、ホストコンピュータは、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、UEから送信されたユーザデータを受信する。
【0100】
図19は、一実施形態による、通信システムにおいて実施される方法を示すフローチャートである。通信システムはホストコンピュータと、基地局と、UEとを含み、UEは、図14および図15を参照して説明したものとすることができる。本開示を簡単にするために、図19に対する図面参照のみがこのセクションに含まれる。ステップ1900(オプションであってもよい)において、本開示全体にわたって説明される実施形態の教示に従って、基地局は、UEからユーザデータを受信する。ステップ1902(オプションであってもよい)において、基地局は、受信されたユーザデータのホストコンピュータへの送信を開始する。ステップ1904(任意であってもよい)において、ホストコンピュータは、基地局によって開始された送信において搬送されるユーザデータを受信する。
【0101】
本明細書で開示される任意の適切なステップ、方法、特徴、機能、または利益は、1つまたは複数の仮想装置の1つまたは複数の機能ユニットまたはモジュ-ルを介して実行され得る。各仮想装置は、いくつかのこれらの機能ユニットを備えることができる。これらの機能ユニットは、1つまたは複数のマイクロプロセッサまたはマイクロコントロ-ラを含むことができる処理回路、ならびにデジタルシグナルプロセッサ(DSP)、専用デジタルロジックを含むことができる他のデジタルハ-ドウェアを介して実装することができる。処理回路は、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリデバイス、光記憶デバイスなどの1つまたは複数のタイプのメモリを含むことができる、メモリに格納されたプログラムコ-ドを実行するように構成することができる。メモリに格納されたプログラムコ-ドは、1つまたは複数の電気通信および/またはデータ通信プロトコルを実行するためのプログラム命令、ならびに本明細書で説明される技法のうちの1つまたは複数を実行するための命令を含む。いくつかの実装形態では、処理回路がそれぞれの機能ユニットに、本開示の1つまたは複数の実施形態による対応する機能を実行させるために使用され得る。
【0102】
図中のプロセスは本開示の特定の実施形態によって実行される動作の特定の順序を示してもよいが、そのような順序は例示的であることを理解されたい(例えば、代替の実施形態は異なる順序で動作を実行してもよく、特定の動作を組み合わせてもよく、特定の動作をオーバーラップしてもよいなど)。
【0103】
本開示のいくつかの例示的な実施形態は、以下の通りである:

グル-プAの実施形態
【0104】
実施形態1:サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するための無線ノード(例えば、ユーザ装置デバイス(UE)(112)、または基地局(102、106))の動作方法であって、離散フ-リエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアの(1つの)セットのうちの2つの隣接サブキャリアのみを使用する(使用して)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA) Pi/2 二値位相シフトキーイング(BPSK)変調を用いるサブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、方法。
【0105】
実施形態2:サブPRB送信を使用して1つ以上のタスクを実行することをさらに含む、実施形態1の方法。
【0106】
実施形態3:1つ以上のタスクを実行することは、DFT拡散長が2の3つの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの2つの選択された隣接サブキャリアのみを使用する、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を用いてサブPRB送信を実行することを含む、実施形態2の方法。
【0107】
実施形態4:1つ以上のタスクを実行することは、2つの選択された隣接サブキャリアを示す情報を別のノードに送信することを含む、実施形態2の方法。
【0108】
実施形態5:3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接サブキャリアを選択することは、サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」であるか、または「奇数」であるかに基づいて、2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、実施形態1から4のいずれかの方法。
【0109】
実施形態6:3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接サブキャリアを選択することは、サブPRB送信を割り当てたセルのセル識別子(ID)に基づいて2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、実施形態1から4のいずれかの方法。
【0110】
実施形態7:3つの割り当てられたサブキャリアのセットから2つの隣接サブキャリアを選択することは、セルごとに2つの隣接サブキャリアをランダムに選択することを含む、実施形態1から4のいずれかの方法。
【0111】
実施形態8:復調参照信号(DMRS)は、所定の方法で、2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つのみにマッピングされる、実施形態1から7のいずれかの方法。
【0112】
実施形態9:DMRSがマッピングされる2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つは、3つの割り当てられたサブキャリアのセットの中心サブキャリアである、実施形態8の方法。
【0113】
実施形態10;サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」か「奇数」かに基づいて、DMRSがマッピングされる2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つを選択することをさらに含む、実施形態8の方法。
【0114】
実施形態11;サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」か「奇数」かに基づいて、DMRSがマッピングされる2つの選択された隣接サブキャリアのうちの1つを選択することをさらに含む、実施形態8の方法。
【0115】
実施形態12:復調参照信号(DMRS)が、所定の方法で、2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、実施形態1から7のいずれかの方法。
【0116】
実施形態13:復調参照信号(DMRS)が、所定のパターンに従って、2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、実施形態1から4のいずれかの方法。
【0117】
実施形態14:所定のパターンは、2つの選択された隣接サブキャリアの間でDMRSのマッピングを交互にする周期的パターンである、実施形態13の方法。
【0118】
実施形態15:所定のパターンは、2つの選択された隣接サブキャリアの間でDMRSのマッピングを交互にする擬似ランダムパターンである、実施形態13の方法。
【0119】
実施形態16:サブ物理リソースブロック(PRB)を提供するための無線ノード(例えば、ユーザ装置(UE)(112)または基地局(102、106))の動作方法であって、Nの割り当てされたサブキャリアのセット中から、Nの隣接サブキャリアのみを使用した変調を用いるサブPRB送信のために割り当てられたNの割り当てサブキャリアのセットから、数Nの隣接サブキャリアを選択することを含み、N<Nである、方法。
【0120】
実施形態17:サブPRB送信を使用して1つ以上のタスクを実行することをさらに含む、実施形態16の方法。
【0121】
実施形態18:1つ以上のタスクを実行することは、Nの割り当てられたサブキャリアのセットのうちのNの選択された隣り合うサブキャリアのみを使用する変調を用いるサブPRB送信を実行することを含む、実施形態17の方法。
【0122】
実施形態19:1つまたは複数のタスクを実行することは、Nのの選択された隣接サブキャリアを示す情報を別のノードに送信することを含む、実施形態17の方法。
【0123】
実施形態20:Nの割り当てられたサブキャリアのセットからNの隣接サブキャリアを選択することは、サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」であるか、または「奇数」であるかに基づいて、2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、実施形態16から19のいずれかの方法。
【0124】
実施形態21:Nの割り当てられたサブキャリアのセットからNの隣接サブキャリアを選択することは、サブPRB送信を割り当てたセルのセル識別子(ID)に基づいてNの隣接サブキャリアを選択することを含む、実施形態16から19のいずれかの方法。
【0125】
実施形態22:Nの割り当てられたサブキャリアのセットからNの隣接サブキャリアを選択することは、セルごとにランダムにNの隣接サブキャリアを選択することを含む、実施形態16から19のいずれかの方法。
【0126】
実施形態23:復調参照信号(DMRS)が、事前定義された方法でNの選択された隣接サブキャリアの(例えば、1つの)サブセットのみにマッピングされる、実施形態16から22のいずれかの方法。
【0127】
実施形態24:DMRSがマッピングされるNの選択された隣接サブキャリアのサブセットは、Nの割り当てられたサブキャリアのセットの中心サブキャリアを含む、実施形態23の方法。
【0128】
実施形態25:サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」か「奇数」かに基づいて、DMRSがマッピングされるNの選択された隣接サブキャリアのうちのサブセット選択することをさらに含む、実施形態23の方法。
【0129】
実施形態26:サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」か「奇数」かに基づいて、DMRSがマッピングされるNの選択された隣接サブキャリアのうちのサブセットを選択することをさらに含む、実施形態23の方法。
【0130】
実施形態27:復調参照信号(DMRS)が、所定の方法で、2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、実施形態16から22のいずれかの方法。
【0131】
実施形態28:復調参照信号(DMRS)が、所定のパターンに従って、2つの選択された隣接サブキャリアにマッピングされる、実施形態16から22のいずれかの方法。
【0132】
実施形態29:所定のパターンは、Nの選択された隣接サブキャリアの間でDMRSのマッピングを交互にする周期的パターンである、実施形態23の方法。
【0133】
実施形態30:所定のパターンは、Nの選択された隣接サブキャリアの間でDMRSのマッピングを交互にする擬似ランダムパターンである、実施形態23の方法。
【0134】
実施形態31:Nの割り当てサブキャリアのセットのうちの隣接するNのサブキャリアのみを使用する変調は、N = 3およびN = 2であるような2の拡散長を有する離散フ-リエ変換(DFT)を有するNの割り当てられたサブキャリアのセットのうちの2つの隣接サブキャリアのみを使用する、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA) Pi/2 二値位相偏移キーイング(BPSK)変調である、実施形態16から30のいずれかの方法。
【0135】
実施形態32:無線ノードは無線デバイスである、実施形態1から31のいずれかの方法。
【0136】
実施形態33:ユーザデータを提供することと、基地局への送信を介してユーザデータをホストコンピュータに転送することをさらに含む、実施形態32に記載の方法。
【0137】
実施形態34:無線ノードは基地局である、実施形態1から31のいずれかの方法。
【0138】
実施形態35:ユーザデータを取得することと、ユーザデータをホストコンピュータまたは無線デバイスに転送することをさらに含む、前述の実施形態のいずれかの方法。

グル-プCの実施形態
【0139】
実施形態36:サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するための無線デバイスであって、実施形態1から33のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成された処理回路と、無線デバイスに電力を供給するように構成された電源回路とを備える、無線デバイス。
【0140】
実施形態37:サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するための基地局であって、実施形態1から31、34、および35のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成された処理回路と、基地局に電力を供給するように構成された電源回路とを備える、基地局。
【0141】
実施形態38:サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するためのユーザ装置(UE)(1200)であって、ユーザ装置(1200)は、無線信号を送受信するように構成されたアンテナ(1212)と、アンテナ(1212)及び処理回路(1202)に接続され、アンテナ(1212)と処理回路(1202)との間で通信される信号を条件付けるように構成された無線フロントエンド回路と、実施形態1から33のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成された処理回路(1202)と、処理回路(1202)に接続され、UE(1200)への情報の入力が処理回路(1202)によって処理されるように構成された入力インターフェースと、処理回路(1202)に接続され、処理回路(1202)によって処理されたUE(1200)からの情報を出力するように構成された出力インターフェースと、処理回路(1202)に接続され、UE(1200)へ電力を供給するように構成されるバッテリとを備える、UE。
【0142】
実施形態39:ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)に送信するためにユーザデータをセルラーネットワークに転送するように構成された通信インターフェースとを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、セルラーネットワークは、無線インターフェースおよび処理回路を有する基地局を備え、基地局の処理回路は、実施形態1から31、34、および35のステップのいずれかを実行するように構成される、通信システム。
【0143】
実施形態40:基地局をさらに含む、前述の実施形態の通信システム。
【0144】
実施形態41:UEをさらに含み、UEは基地局と通信するように構成される、前述の2つの実施形態の通信システム。
【0145】
実施形態42:ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように構成され、UEは、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成された処理回路を備える、前述の3つの実施形態の通信システム。
【0146】
実施形態43:ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置(UE)を含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供し、ホストコンピュータにおいて、基地局を含むセルラーネットワークを介してユーザデータを搬送する送信をUEに開始することを含み、基地局は、実施形態1から31、34、および35のいずれかのステップのいずれかを実行する、方法。
【0147】
実施形態44:基地局において、ユーザデータを送信するステップをさらに含む、前述の実施形態の方法。
【0148】
実施形態45:ユーザデータはホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、方法はUEにおいて、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行することをさらに含む、前述の2つの実施形態の方法。
【0149】
実施形態46:基地局と通信するように構成されたユーザ装置(UE)であって、UEは、前述の3つの実施形態の方法を実行するように構成された無線インターフェースおよび処理回路を備える、UE。
【0150】
実施形態47:ユーザデータを提供するように構成された処理回路と、ユーザ装置(UE)に送信するためにユーザデータをセルラーネットワークに転送するように構成された通信インターフェースとを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、UEは、無線インターフェースおよび処理回路を備え、UEのコンポーネント(構成要素)は実施形態1から31のいずれかのステップを実行するように構成される、通信システム。
【0151】
実施形態48:セルラーネットワークは、UEと通信するように構成された基地局をさらに含む、前述の実施形態の通信システム。
【0152】
実施形態49:ホストコンピュータの処理回路は、ホストアプリケーションを実行し、それによってユーザデータを提供するように構成され、UEの処理回路は、ホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成される、前述の2つの実施形態の通信システム。
【0153】
実施形態50:ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置(UE)を含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、ユーザデータを提供することと、ホストコンピュータにおいて、基地局を含むセルラーネットワークを介してユーザデータを搬送する送信をUEに開始することとを含み、UEは、実施形態1から31のいずれかのステップのいずれかを実行する、方法。
【0154】
実施形態51:UEにおいて、基地局からユーザデータを受信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
【0155】
実施形態52:ユーザ装置(UE)から基地局への送信から生じるユーザデータを受信するように構成された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、UEは無線インターフェースおよび処理回路を備え、UEの処理回路は実施形態1から31のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される、通信システム。
【0156】
実施形態53:UEをさらに含む、前述の実施形態の通信システム。
【0157】
実施形態54:基地局をさらに含み、基地局は、UEと通信するように構成された無線インターフェースと、UEから基地局への送信によって搬送されるユーザデータをホストコンピュータに転送するように構成された通信インターフェースとを備える、前述の2つの実施形態の通信システム。
【0158】
実施形態55:ホストコンピュータの処理回路はホストアプリケーションを実行するように構成され、UEの処理回路はホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成され、それによってユーザデータを提供する、前述の3つの実施形態の通信システム。
【0159】
実施形態56:ホストコンピュータの処理回路はホストアプリケーションを実行し、それによって要求データを提供するように構成され、UEの処理回路はホストアプリケーションに関連するクライアントアプリケーションを実行し、それによって要求データに応答してユーザデータを提供するように構成される、前述の4つの実施形態の通信システム。
【0160】
実施形態57:ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置(UE)を含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、UEから基地局に送信されたユーザデータを受信することを含み、UEは、実施形態1から31のいずれかのステップのいずれかを実行する、方法。
【0161】
実施形態58:UEにおいて、ユーザデータを基地局に提供することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
【0162】
実施形態59:UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行し、それによって、送信されるべきユーザデータを提供し、ホストコンピュータにおいて、クライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することをさらに含む、前述の2つの実施形態の方法。
【0163】
実施形態60:UEにおいて、クライアントアプリケーションを実行することと、UEにおいて、クライアントアプリケーションへの入力データを受信することをさらに含み、入力データはクライアントアプリケーションに関連付けられたホストアプリケーションを実行することによってホストコンピュータにおいて提供され、送信されるべきユーザデータは入力データに応答してクライアントアプリケーションによって提供される、前述の3つの実施形態の方法。
【0164】
実施形態61:ユーザ装置(UE)から基地局への送信から発信されるユーザデータを受信するように構成された通信インターフェースを備えるホストコンピュータを含む通信システムであって、基地局は無線インターフェースおよび処理回路を備え、基地局の処理回路はグル-プAの実施形態のいずれかのステップのいずれかを実行するように構成される、通信システム。
【0165】
実施形態62:基地局をさらに含む、前述の実施形態の通信システム。
【0166】
実施形態63:UEをさらに含み、UEは基地局と通信するように構成される、前述の2つの実施形態の通信システム。
【0167】
実施形態64:ホストコンピュータの処理回路はホストアプリケーションを実行するように構成され、UEはホストアプリケーションに関連付けられたクライアントアプリケーションを実行するように構成され、それによって、ホストコンピュータによって受信されるユーザデータを提供する、前述の3つの実施形態の通信システム。
【0168】
実施形態65:ホストコンピュータ、基地局、およびユーザ装置(UE)を含む通信システムにおいて実施される方法であって、ホストコンピュータにおいて、基地局がUEから受信した送信から生じるユーザデータを基地局から受信することを含み、UEは、実施形態1から31のいずれかのステップのいずれかを実行する、方法。
【0169】
実施形態66:基地局において、UEからユーザデータを受信することをさらに含む、前述の実施形態の方法。
【0170】
実施形態67:基地局において、ホストコンピュータへの受信されたユーザデータの送信を開始することをさらに含む、前述の2つの実施形態に記載の方法。
【0171】
略語
本開示では、以下の略語の少なくともいくつかを使用することができる。略号間に不一致がある場合、それが上記でどのように使用されるかが優先されるべきである。以下に複数回列挙される場合、最初の列挙は、その後の任意の列挙よりも優先されるべきである。
・3GPP Third Generation Partnership Project(第3世代パートナーシッププロジェクト)
・5G Fifth Generation(第5世代)
・AP Access Point(アクセスポイント)
・ASIC Application Specific Integrated Circuit(特定用途向け集積回路)
・BL Bandwidth Limited Low Complexity(帯域制限低複雑性)
・BPSK Binary Phase Shift Keying(二値位相シフトキーイング)
・CE Coverage Enhancement(カバレッジ強化)
・CPU Central Processing Unit(中央処理装置)
・DFT Discrete Fourier Transform(離散フーリエ変換)
・DMRS Demodulation Reference Signal(復調参照信号)
・DSP Digital Signal Processor(デジタル信号プロセッサ)
・efeMTC Even Further Enhanced Machine Type Communication(さらに強化されたマシンタイプの通信)
・eNB Enhanced or Evolved Node B(拡張または進化型ノードB)
・FFT Fast Fourier Transform(高速フーリエ変換)
・FPGA Field Programmable Gate Array(フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ)
・gNB New Radio Base Station(New Radio(新無線)基地局)
・ID Identifier(識別子)
・kHz Kilohertz(キロヘルツ)
・LTE Long Term Evolution(ロングタームエボリューション)
・MME Mobility Management Entity(モビリティマネジメントエンティティ)
・ms Millisecond(ミリ秒)
・MTC Machine Type Communication(マシンタイプ通信)
・NB-IoT Narrowband Internet of Things(狭帯域インターネットオブシングス)
・NR New Radio(新無線)
・OTT Over-the-Top(オーバー・ザ・トップ)
・PAPR Peak-to-Average Power Ratio(ピーク対平均電力比)
・PCI Physical Cell Identifier(物理セル識別子)
・P-GW Packet Data Network Gateway(パケットデータネットワークゲートウェイ)
・PRB Physical Resource Block(物理リソースブロック)
・PUSCH Physical Uplink Shared Channel(物理アップリンク共有チャネル)
・QPSK Quadrature Phase Shift Keying(直交(4値)位相シフトキーイング)
・RAM Random Access Memory(ランダムアクセスメモリ)
・RAN Radio Access Network(無線アクセスネットワーク)
・RE Resource Element(リソース要素)
・ROM Read Only Memory(読み取り専用メモリ)
・RRH Remote Radio Head(リモートラジオヘッド)
・RU Resource Unit(リソースユニット)
・SCEF Service Capability Exposure Function(サービス機能露出機能)
・SC-FDMA Single Carrier Frequency Division Multiple Access(シングルキャリア周波数分割多元接続)
・TB Transport Block(トランスポートブロック)
・UE User Equipment(ユーザ装置)
・WI Work Item(作業項目)
・WID Work Item Description(作業項目の説明)
【0172】
参考文献
[1] Huawei et al., “RP-170309: Revised WID: LTE Advanced inter-band CA Rel-14 for 3DL/1UL,” 3GPP TSG RAN Meeting #75, March 6-9, 2017, Dubrovnik, Croatia.

[2] Ericsson et al., “RP-171427: Revised WID on Even further enhanced MTC for LTE,” 3GPP TSG RAN Meeting #76, June 5-8, 2017, West Palm Beach, USA.

[3] Ad-Hoc chair (NTT DOCOMO, INC.), “R1-1721237: Chairman’s notes of AI 6.2.5 even further enhanced MTC for LTE,” 3GPP TSG RAN WG1 Meeting 91, November 27-December 1, 2017, Reno, USA.
図1
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【手続補正書】
【提出日】2022-08-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するための無線ノード(102、106、112)の動作方法であって、
離散フーリエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当て済みサブキャリアのセットのうち、2つの隣接サブキャリアのみを使用する、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA) π/2 値位相シフトキーイング(BPSK)変調を使用する、サブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当て済みサブキャリアのセットから、2つの隣接サブキャリアを選択することを含み、
前記3つの割り当て済みサブキャリアのセットから前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、前記サブPRB送信を割り当てたセルのセル識別子(ID)に基づいて前記2つの隣接サブキャリアを選択することを含
方法。
【請求項2】
前記サブPRB送信に関連する1つ以上のタスクを実行することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つ以上のタスクを実行することは、DFT拡散長が2の前記3つの割り当て済みサブキャリアのセットのうち選択された前記2つの隣接サブキャリアのみを使用する、SC-FDMA Pi/2 BPSK変調を使用して前記サブPRB送信を実行することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上のタスクを実行することは選択された前記2つの隣接サブキャリアを示す情報を別のノードに送信することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記サブPRB送信を割り当てた前記セルの前記セルIDに基づいて前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、前記セルIDに対するモジュロ2演算から得られる値に基づいて前記2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記2つの隣接サブキャリアは、前記値が「0」である場合には、前記3つの割り当て済みサブキャリアのセットの中で最も低いインデックスを有する2つのサブキャリアであり、前記値が「1」である場合には、前記3つの割り当て済みサブキャリアのセットの中で最も高いインデックスを有する2つのサブキャリアである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記セルIDは、0から503範囲であり、かつ0から503を含む値である、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記3つの割り当て済みサブキャリアのセットから前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、前記サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」セルであるか、または「奇数」セルであるかに基づいて、前記2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
復調参照信号(DMRS)が、交互のパターンに従って選択された前記2つの隣接サブキャリアにマッピングされる、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
復調参照信号(DMRS)が、決定論的の交互のパターンに従って選択された前記2つの隣接サブキャリアにマッピングされる、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
復調参照信号(DMRS)が、所定のパターンに従って選択された前記2つの隣接サブキャリアにマッピングされる、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記所定のパターンは選択された前記2つの隣接サブキャリアの間で前記DMRSのマッピングを交互にする周期的パターンである、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記所定のパターンは選択された前記2つの隣接サブキャリアの間でDMRSをマッピングする擬似ランダムパターンある、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
復調参照信号(DMRS)は、所定の方法で選択された前記2つの隣接サブキャリアのうちの1つのみにマッピングされる、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
DMRSがマッピングされ選択された前記2つの隣接サブキャリアのうちの前記1つは、前記3つの割り当て済みサブキャリアのセットの中心サブキャリアである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記サブPRB送信を割り当てたセルが「偶数」セルか「奇数」セルかに基づいて、DMRSがマッピングされ選択された前記2つの隣接サブキャリアのうちの前記1つを選択することをさらに含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
サブ物理リソースブロック(PRB)送信を提供するための無線ノード(102、106、112)であって、
離散フーリエ変換(DFT)拡散長が2の3つの割り当て済みサブキャリアのセットの中から2つの隣接サブキャリアのみを使用する、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)π/2 値位相シフトキーイング(BPSK)変調を使用する、サブPRB送信のために割り当てられた3つの割り当てら済みサブキャリアのセットから、2つの隣接サブキャリアを選択するように適合された
前記3つの割り当て済みサブキャリアのセットから前記2つの隣接サブキャリアを選択することは、前記サブPRB送信を割り当てたセルのセル識別子(ID)に基づいて前記2つの隣接サブキャリアを選択することを含む、無線ノード(102、106、112)。
【請求項18】
前記無線ノード(102、106、112)は、請求項2乃至16のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに適合される、請求項17に記載の無線ノード(102、106、112)。
【外国語明細書】