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特開2022-120714情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022120714
(43)【公開日】2022-08-18
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220810BHJP
【FI】
G06Q30/06
【審査請求】有
【請求項の数】9
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021017796
(22)【出願日】2021-02-05
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-05-26
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】517170454
【氏名又は名称】株式会社HataLuck and Person
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】染谷 剛史
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB72
(57)【要約】
【課題】店舗の売上に影響を与える運営方法を把握することを可能とする技術を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを実行するように構成される。受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付ける。店舗情報は、店舗の運営情報と、店舗の売上情報とを含む。運営情報は、店舗の運営状況を示すテキスト又は画像を含む。特定ステップでは、運営情報と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼすテキスト又は画像を特定する。生成ステップでは、特定されたテキスト又は画像を含む視覚情報を生成する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを実行するように構成され、
前記受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付け、
前記店舗情報は、店舗の運営情報と、前記店舗の売上情報とを含み、
前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示すテキスト又は画像を含み、
前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記テキスト又は前記画像を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記テキスト又は前記画像を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上向上に影響を及ぼす前記テキスト又は前記画像を特定する、
もの。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置において、
分類ステップをさらに実行するように構成され、
前記分類ステップでは、前記画像に含まれる商品に基づき、前記画像を部門別に分類し、
前記特定ステップでは、分類された前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像を特定する、
もの。
【請求項4】
請求項1~請求項3の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記画像には、POP広告を含み、
前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記POP広告を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置において、
前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告の展示方法を特定し、
前記展示方法とは、商品の陳列棚における前記POP広告の展示位置と、展示数と、広告内容との少なくとも一つを含み、
前記生成ステップでは、特定された前記展示方法を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項6】
請求項1~請求項5の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示す前記テキストを含み、
前記テキストは、前記店舗の運営に係る業務指示情報及び業務報告情報のうち、少なくとも一つに関するもので、
前記特定ステップでは、前記テキストと、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記テキストを特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記テキストを含む視覚情報を生成する、もの。
【請求項7】

請求項1~請求項6の何れか1つに記載の情報処理装置において、
画像処理ステップをさらに実行するように構成され、
前記運営情報は、所定の位置を継続的に撮像された複数の前記画像を含み、
前記画像処理ステップでは、前記画像の画像領域から、第1の領域を検出し、
前記第1の領域は、商品の補充が必要な場所を示し、
前記第1の領域において前記商品の補充を検出した場合、商品補充情報として取得し、
前記特定ステップでは、前記商品補充情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像領域を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記画像領域を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項8】
請求項7に記載の情報処理装置において、
前記生成ステップでは、前記商品補充情報を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項9】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項8の何れか1つに記載の情報処理装置の各ステップを実行させる、
もの。
【請求項10】
情報処理方法であって、
受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを備え、
前記受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付け、
前記店舗情報は、店舗の運営情報と、前記店舗の売上情報とを含み、
前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示すテキスト又は画像を含み、
前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記テキスト又は前記画像を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記テキスト又は前記画像を含む視覚情報を生成する、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
スーパーマーケット等の小売店では、本部からの指示に基づき、各店舗の店長と店員がコミュニケーションを取りながら店舗運営が行われるのが一般的である。特許文献1には、店舗の業務を支援するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2020-204990号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、運営方法は、経験則や、勘等に基づいて行われる場合が多く、どのような運営方法が売上を左右するのか、といった判断が店舗運営者の主観に左右されるとともに、適切な運営方法が各店舗のノウハウとして他店舗に共有されにくいという問題が生じていた。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、店舗の売上に影響を与える運営方法を把握することを可能とする技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを実行するように構成される。受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付ける。店舗情報は、店舗の運営情報と、店舗の売上情報とを含む。運営情報は、店舗の運営状況を示すテキスト又は画像を含む。特定ステップでは、運営情報と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼすテキスト又は画像を特定する。生成ステップでは、特定されたテキスト又は画像を含む視覚情報を生成する。
【0007】
これにより、店舗の売上に影響を与える運営方法を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態に係るシステム1の構成概要を示す図である。
図2】情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3】情報処理装置3の機能を示す機能ブロック図である。
図4】業務指示情報711の一例を示す図である。
図5】業務報告情報712の一例を示す図である。
図6】業務指示情報711の一例を示す図である。
図7】画像72の一例を示す図である。
図8】撮像装置5によって撮像された画像72の一例を示す図である。
図9】撮像装置5によって撮像された画像72の一例を示す図である。
図10】情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
本節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。図1は、本実施形態に係るシステム1の構成概要を示す図である。
【0014】
1.1 システム1
システム1は、本部端末2と、情報処理装置3と、店舗端末4と店員端末6とを備え、これらが電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。店舗端末4は、複数の撮像装置5(撮像装置5-1~撮像装置5-N)と、のそれぞれと、インターネット等のネットワークを介して相互に通信可能となっている。これらの構成要素についてさらに説明する。
【0015】
1.2 本部端末2
本部端末2は、複数の店舗を統括する本部のマネージャー等が操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置3及び店舗端末4にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
【0016】
本部端末2は、表示部と、入力部と、通信部と、記憶部と、制御部とを有し、これらの構成要素が本部端末2の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。
【0017】
表示部及び入力部は、例えば、本部端末2の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。入力部は、表示部と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。
【0018】
通信部、記憶部及び制御部の具体的な説明については、次に説明する情報処理装置3における通信部31、記憶部32及び制御部33の記載を参照されたい。
【0019】
1.3 情報処理装置3
図2は、情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを有し、これらの構成要素が情報処理装置3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
【0020】
(通信部31)
通信部31は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。
【0021】
(記憶部32)
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。
【0022】
特に、記憶部32は、店舗情報7、運営情報70、テキスト71、画像72、動画73、視覚情報8、店舗の売上情報等を記憶する。
【0023】
(制御部33)
制御部33は、情報処理装置3に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部33は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置3に係る種々の機能を実現する。すなわち、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部(図3参照)として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部33は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0024】
1.4 店舗端末4
店舗端末4は、各店舗の管理者(例えば、店長)が操作するものであり、各店舗に設けられていることが好ましい。店舗端末4は、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置3にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
【0025】
店舗端末4は、表示部と、入力部と、通信部と、記憶部と、制御部とを有し、これらの構成要素が外部の店舗端末4の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。各構成要素の説明は本部端末2及び情報処理装置3の記載を参照されたい。
【0026】
1.5 撮像装置5
撮像装置5は、店舗に設置されるもので、映像を撮影するための光学機器である。撮像装置5は、例えば、撮像素子であるCCD(Charge Couple Devices)イメージセンサー又はCMOS(Completely Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサーを備える。撮像素子は、撮像装置5の有するレンズから入ってきた光を電気信号に変換する電子部品である。撮像装置5の撮像素子の数、大きさ等の技術仕様は、限定されない。
【0027】
特に、撮像装置5は各店舗に複数設置されていることが好ましく、部門(コーナー)ごとに設置されていることがより好ましい。例えば、青果コーナー、精肉コーナー、グロッサリーコーナー、惣菜コーナー、菓子コーナー、酒コーナーごとに設置され、陳列棚に陳列されている全ての商品720を撮像可能な態様で設置されていることがさらに好ましい。
【0028】
1.6 店員端末6
店員端末6は、店舗の店員が操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置3にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
【0029】
店員端末6は、表示部と、入力部と、通信部と、記憶部と、制御部とを有し、これらの構成要素が外部の店員端末6の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。各構成要素の説明は本部端末2及び情報処理装置3の記載を参照されたい。
【0030】
2.機能構成
本節では、本実施形態の機能構成について説明する。図3は、情報処理装置3の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されうる。
【0031】
具体的には、情報処理装置3(制御部33)は、各機能部として受付部331と、分類部332と、画像処理部333と、特定部334と、生成部335とを備える。
【0032】
(受付部331)
受付部331は、通信部31又は記憶部32を介して情報を受け付け、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、受付部331は、店舗端末4及び店員端末6からネットワーク及び通信部31を介して種々の情報を受け付けるように構成される。本実施形態では、受付部331が受け付けた種々の情報は、記憶部32に記憶されるものとして説明する。
【0033】
特に、受付部331は、受付ステップを実行する。具体的には、受付部331は、店舗端末4から店舗情報7を受け付ける。ここで、店舗情報7は、店舗の運営情報70と、店舗の売上情報とを含む。店舗情報7は、複数の店舗に係るものであることが好ましく、店舗の売上情報は、一定時間ごと及び一定期間ごと(時間ごと、日毎、週毎、月毎)の、店舗の部門別、商品720のカテゴリー別、商品720の種類別の売上に係るものであることが好ましいさらに、店舗情報7は、各店舗の所在地における天気が含まれることが好ましく、天気と、売上情報とが関連付けられて記憶部32に記憶されていることが好ましい。さらに、店舗情報7には、クレジットカードの入会数や顧客情報が含まれてもよい。
【0034】
運営情報70は、店舗の運営状況を示すテキスト71又は画像72を含み、所定の位置を継続的に撮像された複数の画像72を含むことが好ましい。テキスト71は、店舗の運営に係る業務指示情報711及び業務報告情報712のうち、少なくとも一つに関するものであることが好ましい。
【0035】
図4は、業務指示情報711の一例を示す図である。図4で示される業務指示は、本部端末2から店舗端末4に送信されるものである。つまり、本部のマネージャーが、各店舗に対して行う店舗運営に関する指示を行う際のテキスト71が示される。
【0036】
図5は、業務報告情報712の一例を示す図である。図5で示される業務報告は、店舗端末4から本部端末2に送信されるものである。つまり、各店舗の運営者が、本部のマネージャーに対して、業務報告を行う際のテキスト71が示される。
【0037】
図6は、業務指示情報711の一例を示す図である。図6で示される業務指示は、店舗端末4から店員端末6に送信されるものである。つまり、各店舗の店長が、店員に対して行う店舗運営に関する指示を行う際のテキスト71が示される。なお、店員端末6から店舗端末4に対して送信された業務報告情報712を、運営情報70に含んでもよい。
【0038】
図7は、画像72の一例を示す図である。図7に示されるように、画像72には、店舗の陳列棚に陳列された複数の商品720が含まれる。また、画像72には、POP広告721が含まれることが好ましい。
【0039】
(分類部332)
分類部332は、分類ステップを実行する。分類部332は、種々の情報を予め設定された条件又は機械学習モデルに基づいて分類する。特に、分類部332は、画像72に含まれる商品720に基づき、画像72を部門別に分類する。分類部332に分類された画像72は、分類された部門と関連付けて記憶部32に記憶される。
【0040】
(画像処理部333)
画像処理部333は、画像処理ステップを実行する。画像処理部333は、記憶部32に記憶された画像72に対して、画像処理を実行可能である。具体的には、画像処理部333は、画像72の画像領域から、第1の領域731を検出する。また、画像処理部333は、前記第1の領域731において前記商品720の補充を検出した場合、商品補充情報として取得する。第1の領域731は、商品720の補充が必要な場所を示す。第2の領域732は、前記商品の補充が行われた場所を示す。つまり、画像処理部333は、第1の領域731が第2の領域732した場合、かかる変化を商品補充情報として取得する。また、画像処理部333は、記憶部32に記憶された各店舗の商品データと照合して、撮像された商品720を認識し、画像72に含まれる商品720を識別可能であることが好ましい。なお、画像処理部333は、機械学習に基づき、画像72に対して画像処理を実行してもよい。
【0041】
所定の位置を継続的に撮像された複数の画像72の例は、図8及び図9で示される。図8は、撮像装置5によって撮像された画像72の一例を示す図である。図8に示される画像72は、2020年11月11日午前8時2分の陳列棚を写したものである。図8に示されるように、画像処理部333は、画像72の画像領域から、商品720の補充が必要な領域を第1の領域731として検出する。また、画像処理部333は、陳列棚に展示されたPOP広告721を認識する。
【0042】
図9は、撮像装置5によって撮像された画像72の一例を示す図である。図9に示される画像72は、2020年11月11日午前9時2分の陳列棚を写したものであり、図8の画像72の一時間後の画像72である。図9に示されるように、画像処理部333は、一時間前に商品720の補充が行われていなかった第1の領域731として認識された場所に商品720が補充されると、第1の領域731を第2の領域732に変更して認識し、これを商品補充情報として取得する。このおき、画像処理部333は、第1の領域731から第2の領域732に変更されるまでにかかった時間、すなわち、商品720が補充されるまでにかかった時間を商品補充情報として認識する。なお、このとき、商品720が客に購入され、商品720の補充が必要な場所が発生した場合、かかる場所を新たに第1の領域731として検出することが好ましい。
【0043】
(特定部334)
特定部334は、特定ステップを実行する。具体的には、特定部334は、運営情報70と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼすテキスト71又は画像72を特定する。より具体的には、特定部334は、運営情報70と、売上情報とに基づき、店舗の売上向上及び売上低下に影響を及ぼすテキスト71又は画像72を特定する。また、分類ステップで画像72が分類されている場合、特定部334は、分類された画像72と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼす画像72を特定する。
【0044】
(生成部335)
生成部335は、画面、画像72、アイコン、メッセージ等を生成し、本部端末2及び店舗端末4の表示部に視覚情報8を表示させる。あるいは、生成部335は、画面、画像72、アイコン、メッセージ等を本部端末2及び店舗端末4に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。例えば、生成部335は、記憶部32に記憶された種々の情報又はこれらを含む画面等を、本部端末2及び店舗端末4で視認可能な態様で表示させる。生成部335は、テキスト71、画像72等を表示させることができる。
【0045】
特に、生成部335は、生成ステップを実行する。生成部335は、特定ステップで特定されたテキスト71又は画像72を含む視覚情報8を生成する。生成部335は、特定ステップで特定されたPOP広告721又はPOP広告721の展示方法を含む視覚情報8を生成してもよい。さらに、生成部335は、特定ステップで特定された画像領域を含む視覚情報8を生成してもよい。生成された視覚情報8は、記憶部32に記憶される。
【0046】
3.情報処理の詳細
第3節では、アクティビティ図を参照しながら、前述した情報処理装置3の情報処理について説明する。図10は、情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【0047】
まず、受付部331は、店舗端末4から送信された店舗情報7を受け付ける(A101)。受け付けた店舗情報7は、記憶部32に記憶される。受付部331は、複数の店舗に係る店舗情報7を受け付けることが好ましく、受付部331は、本部端末2から送信された店舗情報7を受け付けてもよい。また、受付部331は、複数の店舗端末4から送信された店舗情報7を受け付けることが好ましい。
【0048】
次に、分類部332は、画像72に含まれる商品720に基づき、画像72を部門別に分類することが好ましい。具体的には、分類部332は、画像72に含まれる商品720の名称や形状から適切な部門を推定し、画像72を分類する。部門とは、具体的には例えば、青果コーナー、精肉コーナー、グロッサリーコーナー、惣菜コーナー、菓子コーナー、酒コーナーである。
【0049】
なお、画像72が複数の部門に属するものとして分類してもよく、撮像装置5の設置場所が各店舗の部門と関連付けて記憶部32に記憶されている場合、画像72を撮像した撮像装置5の所属部門に基づき、画像72が分類されてもよい。画像72の分類を行わない場合、A102をスキップしてA103へ進む。
【0050】
次に、画像処理部333は、画像72の画像領域から、商品720の補充が必要な場所を示す第1の領域731を検出する。また、画像処理部333は、前記第1の領域731において前記商品720の補充を検出した場合、商品補充情報として取得する(A103)。商品補充情報には、第1の領域731に対応する商品720の種類と、補充が行われるまでの時間と、第1の領域731の検出回数とが含まれることが好ましい。取得された商品補充情報は、記憶部32に記憶される。
【0051】
ここで、画像処理部333は、商品720の種類ごとに第1の領域731を識別可能であることが好ましく、領域ごとの商品720の数を推定し、商品720の種類ごとに、陳列されている商品720の数の合計が参照可能な態様で記憶されることがより好ましい。また、画像処理部333は、画像72に含まれるPOP広告721を認識し、POP広告721と、POP広告721の対象商品を関連付ける処理を実行してもよい。
【0052】
なお、画像処理部333は、陳列棚以外の領域を、第1の領域731として認識しないことが好ましい。これにより、撮像された時点で商品720が陳列されていないものの、店員によって商品720が補充が行われる予定の場所と、元々商品720を陳列する予定がない領域とを区別することが可能となる。
【0053】
店舗情報7に画像72及び動画73が含まれない場合、A102及びA103をスキップしてA104へ進む。
【0054】
続いて、特定部334は、運営情報70と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼすテキスト71又は画像72を特定する(A104)。店舗情報7に含まれるテキスト71に基づき特定を行う場合、特定部334は、テキスト71と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼすテキスト71を特定する。例えば、ある店舗の業務指示情報711及び業務報告情報712に、特定のクレジットカード名「A」が多く含まれており、「A」を用いたクレジットカード払い利用者の購入金額が他の店舗より多い場合、「A」を売上に影響を及ぼすテキスト71として特定する。また、例えば、ある店舗において、売上の多い月に多用されていたテキスト71を、店舗の売上向上に影響を及ぼすテキスト71として特定する。また、特定部334は、各店舗の所在地における気象情報と、業務指示情報711等を参照して、雨の日の売上の高い日に多く使用されている単語を、売上向上に影響を及ぼすテキスト71として特定する。
【0055】
また、店舗情報7に所定の位置を継続的に撮像された複数の画像72が含まれる場合、特定部334は、商品補充情報と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼす画像領域を特定する。具体的には例えば、精肉コーナーの売上が高い日において、第1の領域731の検出回数、面積、検出継続時間等に共通する要素が見られる場合、かかる画像領域を、店舗の売上に影響を及ぼす画像領域として特定する。
【0056】
画像72にPOP広告721が含まれる場合、特定部334は、画像72と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼすPOP広告721又はPOP広告721の展示方法を特定してもよい。ここで、POP広告721の展示方法とは、商品720の陳列棚におけるPOP広告721の展示位置と、展示数と、広告内容との少なくとも一つを含む。例えば、特定部334は、売上データと、画像処理部333によって認識されたPOP広告721の展示位置とに基づき、売上向上に影響を及ぼす展示位置を特定する。また、特定部334は、POP広告721の対象となる商品720だけでなく、POP広告721が展示された周囲の商品720について売上が向上している場合、かかる商品720の種類を特定してもよい。これにより、POP広告721を展示した商品720の近い場所に、どのような商品720を配置すれば、売上向上が見込まれるのかを把握することが可能となる。なお、特定されたテキスト71、画像72、POP広告721等は、記憶部32に記憶される。
【0057】
その後、生成部335は、特定ステップで特定されたテキスト71又は画像72を含む視覚情報8を生成する(A105)。このようにして、店舗の売上が変動した場合に、売上に影響を与えたと考えられる特徴を特定し、適切な店舗の運営方法が各店舗の関係者に把握可能な態様で示される。
【0058】
4.その他
本実施形態に係るシステム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0059】
(1)特定部334は、画像72に含まれる複数の種類の商品720の相対的な位置関係と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼす商品720の位置関係を特定してもよい。例えば、互いに近い場所に展示した特定の複数種類の商品720の売上がどちらも高い傾向がある場合、かかる商品720同士の展示位置(例えば、隣り合わせに展示した等)と、該当の商品720の種類を特定してもよい。
(2)生成部335は、商品補充情報を含む視覚情報8を生成してもよい。これにより、商品720を補充する店員は、補充が必要な商品名、欠品時間等の把握が可能となり、より効率的に商品720の補充をすることが可能となる。
(3)情報処理装置3は、SaaS(Software as a Service)形態により、本部端末2及び店舗端末4に種々の機能を提供してもよい。
(4)本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。プログラムは、コンピュータに、情報処理装置3の各ステップを実行させる。
(5)本実施形態の態様は、情報処理方法であってもよい。情報処理方法は、受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを備える。受付ステップでは、店舗端末4から店舗情報7を受け付ける。
店舗情報7は、店舗の運営情報70と、店舗の売上情報とを含む。運営情報70は、店舗の運営状況を示すテキスト71又は画像72を含む。特定ステップでは、運営情報70と、売上情報とに基づき、店舗の売上に影響を及ぼすテキスト71又は画像72を特定する。生成ステップでは、特定されたテキスト71又は画像72を含む視覚情報8を生成する。
【0060】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上向上に影響を及ぼす前記テキスト又は前記画像を特定する、もの。
前記情報処理装置において、分類ステップをさらに実行するように構成され、前記分類ステップでは、前記画像に含まれる商品に基づき、前記画像を部門別に分類し、前記特定ステップでは、分類された前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像を特定する、もの。
前記情報処理装置において、前記画像には、POP広告を含み、前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告を特定し、前記生成ステップでは、特定された前記POP広告を含む視覚情報を生成する、もの。
前記情報処理装置において、前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告の展示方法を特定し、前記展示方法とは、商品の陳列棚における前記POP広告の展示位置と、展示数と、広告内容との少なくとも一つを含み、前記生成ステップでは、特定された前記展示方法を含む視覚情報を生成する、もの。
前記情報処理装置において、前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示す前記テキストを含み、前記テキストは、前記店舗の運営に係る業務指示情報及び業務報告情報のうち、少なくとも一つに関するもので、前記特定ステップでは、前記テキストと、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記テキストを特定し、前記生成ステップでは、特定された前記テキストを含む視覚情報を生成する、もの。
前記情報処理装置において、画像処理ステップをさらに実行するように構成され、前記運営情報は、所定の位置を継続的に撮像された複数の前記画像を含み、前記画像処理ステップでは、前記画像の画像領域から、第1の領域を検出し、前記第1の領域は、商品の補充が必要な場所を示し、前記第1の領域において前記商品の補充を検出した場合、商品補充情報として取得し、前記特定ステップでは、前記商品補充情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像領域を特定し、前記生成ステップでは、特定された前記画像領域を含む視覚情報を生成する、もの。
前記情報処理装置において、前記生成ステップでは、前記商品補充情報を含む視覚情報を生成する、もの。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理装置の各ステップを実行させる、もの。
情報処理方法であって、受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを備え、前記受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付け、前記店舗情報は、店舗の運営情報と、前記店舗の売上情報とを含み、前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示すテキスト又は画像を含み、前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記テキスト又は前記画像を特定し、前記生成ステップでは、特定された前記テキスト又は前記画像を含む視覚情報を生成する、方法。
もちろん、この限りではない。
【0061】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0062】
1 :システム
2 :本部端末
3 :情報処理装置
4 :店舗端末
5 :撮像装置
5-1 :撮像装置
5-N :撮像装置
6 :店員端末
7 :店舗情報
8 :視覚情報
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
70 :運営情報
71 :テキスト
72 :画像
73 :動画
331 :受付部
332 :分類部
333 :画像処理部
334 :特定部
335 :生成部
711 :業務指示情報
712 :業務報告情報
720 :商品
721 :POP広告
731 :第1の領域
732 :第2の領域
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【手続補正書】
【提出日】2021-03-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを実行するように構成され、
前記受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付け、
前記店舗情報は、店舗の運営情報と、前記店舗の一定時間ごとの売上情報とを含み、
前記運営情報は、所定の位置を継続的に撮像された複数の画像を含み、
前記画像は、店舗に陳列された商品を撮像したもので、
前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上が向上している期間の前記運営情報に含まれる前記画像を、前記売上向上に影響を及ぼす前記画像として特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記画像を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
分類ステップをさらに実行するように構成され、
前記分類ステップでは、前記画像に含まれる商品に基づき、前記画像を部門別に分類し、
前記特定ステップでは、分類された前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像を特定する、
もの。
【請求項3】
請求項1又は請求項2の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記画像には、POP広告を含み、
前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記POP広告を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告の展示方法を特定し、
前記展示方法とは、商品の陳列棚における前記POP広告の展示位置と、展示数と、広告内容との少なくとも一つを含み、
前記生成ステップでは、特定された前記展示方法を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1つに記載の情報処理装置において
記運営情報は、前記店舗の運営状況を示す前記テキストを含み、
前記テキストは、前記店舗の運営に係る業務指示情報及び業務報告情報のうち、少なくとも一つに関するもので、
前記特定ステップでは、前記テキストと、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記テキストを特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記テキストを含む視覚情報を生成する、もの。
【請求項6】

請求項1~請求項5の何れか1つに記載の情報処理装置において、
画像処理ステップをさらに実行するように構成され、
前記画像処理ステップでは、前記画像の画像領域から、第1の領域を検出し、
前記第1の領域は、商品の補充が必要な場所を示し、
前記第1の領域において前記商品の補充を検出した場合、商品補充情報として取得し、
前記特定ステップでは、前記商品補充情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像領域を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記画像領域を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記生成ステップでは、前記商品補充情報を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項8】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項7の何れか1つに記載の情報処理装置の各ステップを実行させる、
もの。
【請求項9】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを備え、
前記受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付け、
前記店舗情報は、店舗の運営情報と、前記店舗の一定時間ごとの売上情報とを含み、
前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示すテキスト又は画像を含み、
前記画像は、店舗に陳列された商品を継続的に撮像したもので、
前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上が向上している期間の前記運営情報に含まれる前記画像を、前記売上に影響を及ぼす前記画としてを特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記画像を含む視覚情報を生成する、
方法。
【手続補正書】
【提出日】2021-03-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを実行するように構成され、
前記受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付け、
前記店舗情報は、店舗の運営情報と、前記店舗の一定時間ごとの売上情報とを含み、
前記運営情報は、所定の位置を継続的に撮像された複数の画像を含み、
前記画像は、店舗に陳列された商品を撮像したもので、
前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上が向上している期間の前記運営情報に含まれる前記画像を、前記売上向上に影響を及ぼす前記画像として特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記画像を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
分類ステップをさらに実行するように構成され、
前記分類ステップでは、前記画像に含まれる商品に基づき、前記画像を部門別に分類し、
前記特定ステップでは、分類された前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像を特定する、
もの。
【請求項3】
請求項1又は請求項2の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記画像には、POP広告を含み、
前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記POP広告を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置において、
前記特定ステップでは、前記画像と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記POP広告の展示方法を特定し、
前記展示方法とは、商品の陳列棚における前記POP広告の展示位置と、展示数と、広告内容との少なくとも一つを含み、
前記生成ステップでは、特定された前記展示方法を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示すテキストを含み、
前記テキストは、前記店舗の運営に係る業務指示情報及び業務報告情報のうち、少なくとも一つに関するもので、
前記特定ステップでは、前記テキストと、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記テキストを特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記テキストを含む視覚情報を生成する、もの。
【請求項6】
求項1~請求項5の何れか1つに記載の情報処理装置において、
画像処理ステップをさらに実行するように構成され、
前記画像処理ステップでは、前記画像の画像領域から、第1の領域を検出し、
前記第1の領域は、商品の補充が必要な場所を示し、
前記第1の領域において前記商品の補充を検出した場合、商品補充情報として取得し、
前記特定ステップでは、前記商品補充情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上に影響を及ぼす前記画像領域を特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記画像領域を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
前記生成ステップでは、前記商品補充情報を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項8】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項7の何れか1つに記載の情報処理装置の各ステップを実行させる、
もの。
【請求項9】
情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
受付ステップと、特定ステップと、生成ステップとを備え、
前記受付ステップでは、店舗端末から店舗情報を受け付け、
前記店舗情報は、店舗の運営情報と、前記店舗の一定時間ごとの売上情報とを含み、
前記運営情報は、前記店舗の運営状況を示すテキスト又は画像を含み、
前記画像は、店舗に陳列された商品を継続的に撮像したもので、
前記特定ステップでは、前記運営情報と、前記売上情報とに基づき、前記店舗の売上が向上している期間の前記運営情報に含まれる前記画像を、前記売上に影響を及ぼす前記画として特定し、
前記生成ステップでは、特定された前記画像を含む視覚情報を生成する、
方法。