(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022120861
(43)【公開日】2022-08-19
(54)【発明の名称】構築物用基礎構造
(51)【国際特許分類】
E02D 27/01 20060101AFI20220812BHJP
E02D 27/34 20060101ALI20220812BHJP
【FI】
E02D27/01 A
E02D27/34 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021017883
(22)【出願日】2021-02-07
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-10-06
(71)【出願人】
【識別番号】399076460
【氏名又は名称】株式会社ピーエルジー
(74)【代理人】
【識別番号】100095717
【弁理士】
【氏名又は名称】水野 博文
(72)【発明者】
【氏名】小林 俊明
(72)【発明者】
【氏名】赤石 洋平
【テーマコード(参考)】
2D046
【Fターム(参考)】
2D046BA01
2D046DA18
(57)【要約】 (修正有)
【課題】建物計画の整地面上に発泡樹脂ブロックを敷設して発泡樹脂基盤を形成し、その上面にベタ基礎を一体的に施工して成る基礎構造において、有機溶剤などの薬品液の侵入を防止する構築物用基礎構造を提供する。
【解決手段】構築物計画の地面を掘削排土して整地した調整面上に発泡樹脂ブロック31を敷設して形成した発泡樹脂基盤3と、発泡樹脂基盤3の上面に一体的に構築したベタ基礎6と、から成る構築物用基礎構造において、発泡樹脂基盤3の外周部に発泡樹脂材の溶融を阻止する耐溶融性材からなる防護部材4を、閉ループ状に連続して取り囲むように配設したことを特徴とする。防護部材4は、耐溶融性材からなる発泡樹脂ブロックを用いており、当該耐溶融材は、灯油やガソリンなどの有機溶剤などの薬品等との接触による溶融を阻止する部材から成る。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構築物計画の地面を整地した面上に、又は掘削排土して形成した凹部底面を整地した面上に発泡樹脂材を敷設して形成した発泡樹脂基盤と、
該発泡樹脂基盤の上面に一体的に構築したベタ基礎と、
から成る構築物用基礎構造において、
前記発泡樹脂基盤の外周に発泡樹脂材の溶融を阻止する耐溶融性材から成る防護部材を、閉ループ状に連続して取り囲むように配設したことを特徴とする構築物用基礎構造。
【請求項2】
前記防護部材の配設が、
前記発泡樹脂基盤の外周の端面に当接させて、又は該外周の端面から所定寸法だけ前記発泡樹脂基盤の内側に入り込んだ位置で前記外周端面に沿って配置させていることを特徴とする請求項1記載の構築物用基礎構造。
【請求項3】
前記耐溶融性材が、
耐溶融性を有する発泡樹脂ブロック又は樹脂板であることを特徴とする請求項1、又は2記載の構築物用基礎構造。
【請求項4】
前記耐溶融性材が、
所定厚さに塗布して成る耐溶融性の塗布材であることを特徴とする請求項1、又は2記載の構築物用基礎構造。
【請求項5】
前記耐溶融性材が、
灯油、ガソリン、等の薬品、並びにこれらを含有する液状体に対して耐溶融性を有するものであることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の構築物用基礎構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願に係る発明(以下、「本発明」と称する。)は、構築物計画の地面を整地して、又は掘削排土して形成した凹部底面を整地して施工する構築物用基礎構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、住宅や低層建屋の基礎構築において、建物計画の整地面上に発泡樹脂ブロックを敷設して発泡樹脂基盤を形成し、その上面にベタ基礎を一体的に施工して成る基礎構造が知られている。かかる構造は、軟弱地盤における支持強度維持、不同沈下の防止、及び地震振動の低減、などに有効な効果を発揮するものである。
【0003】
しかし、上記の発泡樹脂基盤を構成する発泡樹脂材の多くは、灯油やガソリンや有機溶剤などの薬品を含有の液体(以下、「薬品液」と称する。)に触れると溶融するという物性を持っている。そのため、地震や経年変化により建物に付設した貯留タンク、又は近隣に埋設した貯留槽が損傷して、貯留していた薬品液が漏れ出して建物基礎に浸入してきた場合に、上記発泡樹脂材が溶解して基礎の支持力が低下して、状況によっては建物の傾きを招く問題があった。
【0004】
この薬品液の浸入を積極的に防止することを目的としたものではないが、例えば、特許文献1に記載の建造物の基礎構造に係る発明が提案されている。
【0005】
この特許文献1に開示の発明は、発泡樹脂基盤と、該発泡樹脂基盤上に形成された基礎構造基盤と、及び該基礎構造基盤を支持すると共に前記発泡樹脂基盤の外周側に配置される外周支持構造部と、を具備する基礎構造であって、前記外周支持構造部は、下方の接地面が前記発泡樹脂基盤の外周に沿った軸線を備えた凸円筒面状に形成されるとともに上部に支持面を有し、該支持面が前記基礎構造基盤の底部を下方より支持することを特徴としていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、特許文献1に開示した基礎構造では、基盤上の発泡樹脂材の周囲には砂利や枠材等を設置しているものの、薬品液の浸入を防止し目的とする材質及び構造を形成するものではなかった。このため、発泡樹脂基盤内に上記溶融起因となる薬品液が浸透した場合に発泡樹脂材の溶解が発生し、基礎構造の不同沈下や、建物の傾きや崩壊が生じる課題を解決するものではなかった。
【0008】
一方で、上記課題解決の一案として、広範囲に敷設する上記発泡樹脂材そのものを、耐溶融性を有する発泡樹脂材とすれば良いが、材料コストが高価になり、ひいては施工費が上昇してしまうという問題があった。
【0009】
そこで、本願発明は、施工費をできるだけ抑えて、上記課題の解決を目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明にかかる構築物用基礎構造は、構築物計画の地面を整地した面上に、又は掘削排土して整地した面上に発泡樹脂材を敷設して形成した発泡樹脂基盤と、該発泡樹脂基盤の上面に一体的に構築したベタ基礎と、から成る構築物用基礎構造において、前記発泡樹脂基盤の外周部に発泡樹脂材の溶融を阻止する耐溶融性材からなる防護部材を、閉ループ状に連続して取り囲むように配設したことを特徴とする。
【0011】
ここで、閉ループ状に配設とは、少なくとも発泡樹脂を溶融させる薬品液が、何れの箇所からも防護部材の囲み内に進入しない程度に閉じた状態を意味する。
【0012】
上記防護部材の配設は、前記発泡樹脂基盤の外周端面に当接するように配置する他に、該外周端部から所定寸法だけ前記発泡樹脂基盤の内側に入り込んだ位置で前記外周端面に沿って配置するようにしてもよい。
【0013】
また、前記防護部材は、耐溶融性材からなる発泡樹脂ブロック又は非発泡性の樹脂板を用いており、当該耐溶融材は、灯油やガソリンなどの薬品液との接触による溶融を阻止する部材から成ることを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
上記構成により本発明は、以下に列挙した効果を奏する。
(1)構築物に付設した貯留タンクや地下埋設の貯留槽の亀裂などから浸出した薬品液の外部からの浸入を阻止して、発泡樹脂材の溶融を防止することができる。その結果、基礎崩壊による不同沈下による構築物の傾斜などを抑止できる。
(2)発泡樹脂基盤の外周のみの配設であるため、高価な防護部材を基礎全面に敷設することなく、外周部のみを囲むように配設しているため、施工費の低減を図ることができる。
(3)防護部材には、ブロック状の発泡樹脂材だけでなく所定厚さの非発泡性の樹脂板も選択できることにより、多様な構築物の基礎構造に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の構築物用基礎構造を示す一部切り欠き斜視図である。
【
図2】本発明の構築物用基礎構造の発泡樹脂基盤の敷設及び防護部材の配設状況を示す平面図(A)と要部の断面図(B)である。
【
図3】本発明の構築物用基礎構造の作用説明図(A)、(B)である。
【
図4】本発明の構築物用基礎構造のバリエーションを示す平面図(A)、(B)、(C)である。
【
図5】本発明の構築物用基礎構造のその他の実施例のバリエーションを示す断面図(A)、(B)、(C)、(D)である。
【
図6】本発明の構築物用基礎構造のその他の実施例における発泡樹脂基盤の敷設及び防護部材の配設状況を示す平面図(A)と要部の断面図(B)である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本発明の実施例に係る構築物用基礎構造(以下、「本構造」と称する。)をその施工法と併せて図面に基づき詳細に説明する。
【0017】
まず、本構造1は、主に、住宅や低層建屋の構築物Bの構築計画箇所(又は周囲)を所定深さに根切りして凹部を形成し、その凹部底面を整地して所定個数の矩形体状の発泡樹脂材ブロック31を密接に配設して発泡樹脂基盤3を形成する。そして、この上面に配筋工程とコンクリート打設工程を経てベタ基礎6を一体的に形成して構成している。
【0018】
図面に基づいて説明すると、
図1の図符号21は、根切り部である。この根切り部21は、構築物Bの設置領域に適合させて所定深さに地盤2を掘削排土して形成した凹部である。
【0019】
根切り部21の底部には、調整面22を形成している。この調整面22は、根切り部21の底部に、土木シート、砕石、調整砂の順に敷き、転圧してレベル調整して形成されている。
【0020】
ここで、本実施例では、上記したように、排土した凹部となる根切り部21の底部に調整面22を形成しているが、施工場所の環境により根切りをすることなく、地面上に直接的に調整面22を形成してもよい。
【0021】
また、この調整面22の機能としては、その上面側に敷設する発泡樹脂基盤3の支持基盤となって、その敷設後の安定性を確保すると共に、前記土木シートによって地盤内に残留している水分や有害物質の上方への浸出(染み出し)を阻止している。
【0022】
上記調整面22の上面には、発泡樹脂材として、適宜のサイズから成る直方体状の発泡樹脂ブロック31を上下左右に相互に当接させて密接状に敷設して発泡樹脂基盤3を形成している。また、可能であれば、大型盤状の1個の発泡樹脂ブロック31から発泡樹脂基盤3を形成するようにしてもよい。また、上記発泡樹脂ブロック31の配設時においては、後述するベタ基礎6の施工による一体化までの間、仮止め的に接着テープや接着剤、等で固定してもよい。
【0023】
本実施例では、発泡樹脂基盤3の大部分を占める発泡樹脂ブロック31に、難燃剤が添加されているポリスチレン樹脂を原料とした土木用発泡スチロール成形体を採用しており、運搬と現場作業の容易性から、主に縦1000mm、横2000mm、厚さ500mmの長方形体を採用している。また敷設範囲の状況に合わせて適宜に切断加工を施し、密着性と敷設時の保形安定性を確保している。
【0024】
なお、上記発泡樹脂ブロック31の材質としては、上記ポリスチレン系樹脂発泡体の他に、ポリエチレン系樹脂発泡体、ポリプロピレン系樹脂発泡体、等を用いてもよい。さらに、軽量性及び強度性などの確保の点からこれらの組合せとしてもよい。
【0025】
さらに、発泡樹脂基盤3の外周の端面には、ブロック状の防護部材4を連続して一連に取り囲むように(「閉ループ状」)に当接させて配設している。この防護部材4は、灯油、ガソリン、又は有機溶剤を含有する薬品液との接触による溶融を阻止する性能を備えた耐溶融材である。本実施例では、発泡性の無架橋ポリプロピレン型内発泡体、若しくはアクリロニトル-スチレン共重合体を採用している。
【0026】
ここで、防護部材4の配設が、
図1に示したようにベタ基礎6の施工領域から外側に拡張して設置した場合は,その拡張部分の上面に調整コンクリート5を打設している。これにより複数個を連続かつ密着させて配設した防護部材4どうしの連結性と密着性を向上させると共に、後述するベタ基礎6との一体化を図っている。
【0027】
次に、上記発泡樹脂ブロック31の敷設により形成した発泡樹脂基盤3、及び防護部材4の上面には、公知の作業工程である基礎配筋工事、型枠設置工事、設備配管工事、及びコンクリート打設工事、を経てベタ基礎6を構築している。そして、このベタ基礎6と一体化した基礎立ち上がり部分を基礎として構築物Bを構築している。
【0028】
本構造1は、上記したように地盤2に根切り部21を形成しているため、外周位に埋め戻し土Sを配置している。一方、根切り部21を形成しない場合は、埋戻しを行う必要はないが、適宜に盛土工事を行ってもよい。
【0029】
上記構成の本構造1は、
図3に示すように、付設した貯留タンクTから灯油等の薬品液が漏れて構築物周囲の土壌に浸透し、これがベタ基礎6の外周下部からの発泡樹脂基盤3へ浸入しても、防護部材4によって効果的に阻止することができる。
【0030】
ところで、本構造1は、構築物Bに適合させた基礎形状や対象の地盤2の状態に適合させるべく様々なバリエーションに変形可能である。例えば、
図4(A)に示すように、発泡樹脂基盤3及び防護部材4の各厚さを合わせて調整面22を形成した後、両者に調整コンクリート5を打設し、その後にベタ基礎6を構築する形態としてもよい。
【0031】
また、
図4(B)の本構造1は、地盤上面に敷設した発泡樹脂基盤3と外周端部に配設した防護部材4とを一体的にベタ基礎内部に取り込んだ態様としてもよい。この態様では外周端部側のベタ基礎6にクラックが生じた場合には、そのクラックからの浸入する薬品液から基礎内の発泡樹脂基盤3の溶解を阻止することができる。
【0032】
さらに、
図4(C)の本構造1は、上記(A)、(B)の組み合わせであり、敷設した発泡樹脂基盤3とその外周に周回状に配設した防護部材4によって嵩上げした地盤を形成し、その上部に改めて発泡樹脂ブロック31を取り込んだベタ基礎6を構築する態様である。
【0033】
上記の何れの本構造1の態様は、発泡樹脂基盤3を発泡樹脂材から成る防護部材4を周回しつつ密接状に配設して構成している。この態様の場合、発泡樹脂基盤3及び防護部材4が発泡樹脂材どうしの接触のため、付随的に振動低減効果も発揮している。
【0034】
[他の実施例]
上記の本構造1の防護部材4は発泡樹脂材を採用していたが、防護部材4はこれに限定するものではない。例えば、
図5の(A)~(D)に示すように、耐溶融材を塗布材として塗布した樹脂製の防護板材7を採用してもよい。
【0035】
この防護板材7を採用した場合、発泡樹脂ブロック31の外周面だけでなく上面を覆う必要があり、配設は調整コンクリート5までも覆う配設となる。
【0036】
また、防護板材7は、(C)の場合を除き、ベタ基礎6とは別体的に配置しているため、施工後においても防護板材7の交換が容易であり、保守性が向上する効果もある。
【0037】
さらに、
図6に示したように、前記した防護板材7の配設を発泡樹脂基盤3の外周端面への当接配置の他に、該外周端面から発泡樹脂基盤3の内側に所定寸法だけ入り込んだ位置で、前記外周端面に沿って平行に配設してもよい。この場合、防護板材7による閉ループが形成できれば、端部を発泡樹脂基盤の端部に迄延長させ、施工し易い配設としてもよい
【符号の説明】
【0038】
1 本構造
2 地盤
21 根切り部
22 調整面
3 発泡樹脂基盤
31 発泡樹脂ブロック
4 防護部材
5 調整コンクリート
6 ベタ基礎
7 防護板材
B 構築物
S 埋戻し土
T 貯留タンク
【手続補正書】
【提出日】2021-07-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
構築物計画の地面を整地した面上に、又は掘削排土して形成した凹部底面を整地した面上に発泡樹脂材を敷設して形成した発泡樹脂基盤と、
該発泡樹脂基盤の上面に一体的に構築したベタ基礎と、
から成る構築物用基礎構造において、
前記発泡樹脂基盤の外周に発泡樹脂材の溶融を阻止する耐溶融性材から成る防護部材を、前記外周の端面から所定寸法だけ前記発泡樹脂基盤の内側に入り込んだ位置で前記外周端面に沿って平行に配置すると共に、前記防護部材で閉ループ状に連続して取り囲むように配設したことを特徴とする構築物用基礎構造。
【請求項2】
前記閉ループ状を形成する各防護部材を直線状に形成すると共にその両端部を、前記発泡樹脂層の端部まで延長させたことを特徴とする請求項1記載の構築物用基礎構造。
【請求項3】
前記耐溶融性材が、
耐溶融性を有する発泡樹脂ブロック又は樹脂板であることを特徴とする請求項1、又は2記載の構築物用基礎構造。
【請求項4】
前記耐溶融性材が、
所定厚さに塗布して成る耐溶融性の塗布材であることを特徴とする請求項1、又は2記載の構築物用基礎構造。
【請求項5】
前記耐溶融性材が、
灯油、ガソリン、等の薬品、並びにこれらを含有する液状体に対して耐溶融性を有するものであることを特徴とする請求項1、2、3、又は4記載の構築物用基礎構造。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
上記の課題を解決するため、本発明にかかる構築物用基礎構造は、構築物計画の地面を整地した面上に、又は掘削排土して整地した面上に発泡樹脂材を敷設して形成した発泡樹脂基盤と、該発泡樹脂基盤の上面に一体的に構築したベタ基礎と、から成る構築物用基礎構造において、前記発泡樹脂基盤の外周部に発泡樹脂材の溶融を阻止する耐溶融性材からなる防護部材を、前記外周の端面から所定寸法だけ前記発泡樹脂基盤の内側に入り込んだ位置で前記外周端面に沿って平行に配置すると共に、該防護部材で閉ループ状に連続して取り囲むように配設したことを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0012】
さらに、上記防護部材の配設においては、前記閉ループ状を形成する各防護部材を直線状に形成すると共にその両端部を、前記発泡樹脂層の端部まで延長させたことを特徴としている。