(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022121016
(43)【公開日】2022-08-19
(54)【発明の名称】情報提供システム、情報端末、及び情報提供方法
(51)【国際特許分類】
G08B 23/00 20060101AFI20220812BHJP
G06F 3/16 20060101ALI20220812BHJP
H04R 1/00 20060101ALI20220812BHJP
G10L 13/00 20060101ALI20220812BHJP
【FI】
G08B23/00 520D
G06F3/16 680
H04R1/00 317
G10L13/00 100C
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021018136
(22)【出願日】2021-02-08
(71)【出願人】
【識別番号】000002299
【氏名又は名称】清水建設株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000157278
【氏名又は名称】丸五ゴム工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100161506
【弁理士】
【氏名又は名称】川渕 健一
(74)【代理人】
【識別番号】100161207
【弁理士】
【氏名又は名称】西澤 和純
(72)【発明者】
【氏名】宇野 昌利
(72)【発明者】
【氏名】飛田 悠樹
(72)【発明者】
【氏名】藤原 泰明
【テーマコード(参考)】
5C087
5D017
【Fターム(参考)】
5C087AA02
5C087AA37
5C087BB20
5C087DD02
5C087DD04
5C087DD07
5C087DD20
5C087EE08
5C087EE18
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF03
5C087FF04
5C087FF16
5C087GG08
5C087GG83
5D017AB13
(57)【要約】 (修正有)
【課題】作業性に影響を与えず、必要な情報を確実に伝達できる情報提供システムを提供する。
【解決手段】情報提供システム1は、管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を提供する。環境の変化を検出する検出部2と、検出部2により検出された検出結果に基づいて、環境の変化が基準を超えたか否かを判定し、判定結果に応じた情報を生成する情報生成部6及び情報を含む信号を送信する送信部8を備える情報提供装置3と、管理対象領域に設けられ、送信部8から送信された信号を受信し、信号を管理対象領域内に送信するビーコン10と、、ビーコン10から送信される信号を受信する通信部22、信号に基づいて情報を音声情報に変換する変換部24及び音声情報を骨伝導により利用者に伝達する伝達部26を備える情報端末20と、で構成される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を提供する情報提供システムであって、
前記環境の変化を検出する検出部と、
前記検出部により検出された検出結果に基づいて、前記環境の変化が基準を超えたか否かを判定し、判定結果に応じた情報を生成する情報生成部と、前記情報を含む信号を送信する送信部と、を備える情報提供装置と、
管理対象領域に設けられ、前記送信部から送信された前記信号を受信し、前記信号を前記管理対象領域内に送信するビーコンと、
前記ビーコンから送信される信号を受信する通信部と、前記信号に基づいて前記情報を音声情報に変換する変換部と、前記音声情報を骨伝導により利用者に伝達する伝達部とを備える情報端末と、を備えることを特徴とする、
情報提供システム。
【請求項2】
前記情報端末は、前記伝達部から伝達される前記音声情報の言語を選択する操作部を備える、
請求項1に記載の情報提供システム。
【請求項3】
管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を受信する情報端末であって、
情報提供装置から送信された前記環境の変化に関する情報を含む信号をビーコンから受信する通信部と、
前記信号に基づいて前記情報を音声情報に変換する変換部と、
前記音声情報を骨伝導により利用者に伝達する伝達部と、を備えることを特徴とする情報端末。
【請求項4】
管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を提供する情報提供方法であって、
前記環境の変化を検出し、
検出された検出結果に基づいて、前記環境の変化が基準を超えたか否かを判定し、
判定結果に応じた情報を生成し、
前記情報を含む信号を送信し、
送信された前記信号を受信し、
前記信号を前記管理対象領域内に送信し、
ビーコンから送信される信号を受信し、
前記信号に基づいて前記情報を音声情報に変換し、
前記音声情報を骨伝導により利用者に伝達することを特徴とする、
情報提供方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、利用者に情報をリアルタイムで提供する情報提供システム、情報端末、及び情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
利用者に周囲の環境の情報を伝える技術として、例えば、特許文献1に記載された装着型の端末装置に関する技術が知られている。この端末装置は、例えば、頭部に装着するフレームと、目前に情報が表示される表示部と、音声情報が提供されるイヤフォンとを備えている。この端末装置を利用者が装着して対象領域に位置している場合、表示部イヤフォンに現在位置の周辺環境に関連する地域広告の情報が提供される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
建設現場において安全管理を目的として、作業者に現場における情報を提供することが検討されている。特許文献1に記載された技術を騒音が大きく粉塵が存在するトンネルなどの建設現場に適用しようとすると、イヤフォンにより利用者が耳栓やマスクを利用しにくく利便性が低下する虞がある。
【0005】
本発明は、作業性に影響を与えず、必要な情報を確実に伝達できる情報提供システム、情報端末、及び情報提供方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達するために、本発明は、管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を提供する情報提供システムであって、前記環境の変化を検出する検出部と、前記検出部により検出された検出結果に基づいて、前記環境の変化が基準を超えたか否かを判定し、判定結果に応じた情報を生成する情報生成部と、前記情報を含む信号を送信する送信部と、を備える情報提供装置と、管理対象領域に設けられ、前記送信部から送信された前記信号を受信し、前記信号を前記管理対象領域内に送信するビーコンと、前記ビーコンから送信される信号を受信する通信部と、前記信号に基づいて前記情報を音声情報に変換する変換部と、前記音声情報を骨伝導により利用者に伝達する伝達部とを備える情報端末と、を備えることを特徴とする情報提供システムである。
【0007】
本発明によれば、検出部が検出した検出結果が異常値であると情報提供装置が判定した場合、監視対象領域内の騒音が大きくても情報端末が利用者に骨伝導で検出結果に応じた情報を確実に伝達でき、安全性を向上することができる。本発明によれば、利用者が耳栓やマスクを装着していても骨伝導により利用者に情報を確実に伝達することができ、作業性に影響を与えず利便性を向上できる。
【0008】
また、本発明の前記情報端末は、前記伝達部から伝達される前記音声情報の言語を選択する操作部を備えていてもよい。
【0009】
本発明によれば、利用者が音声情報の言語を選択することで、利用者に対する利便性や安全性を向上することができる。
【0010】
本発明は、管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を受信する情報端末であって、情報提供装置から送信された前記環境の変化に関する情報を含む信号をビーコンから受信する通信部と、前記信号に基づいて前記情報を音声情報に変換する変換部と、前記音声情報を骨伝導により利用者に伝達する伝達部と、を備えることを特徴とする情報端末である。
【0011】
本発明によれば、監視対象領域内の騒音が大きくても情報端末が利用者に骨伝導で検出結果に応じた情報を確実に伝達でき、安全性を向上することができる。本発明によれば、利用者が耳栓やマスクを装着していても骨伝導により利用者に情報を確実に伝達することができ、作業性に影響を与えず利便性を向上できる。
【0012】
本発明は、管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を提供する情報提供方法であって、前記環境の変化を検出し、検出された検出結果に基づいて、前記環境の変化が基準を超えたか否かを判定し、判定結果に応じた情報を生成し、前記情報を含む信号を送信し、送信された前記信号を受信し、前記信号を前記管理対象領域内に送信し、ビーコンから送信される信号を受信し、前記信号に基づいて前記情報を音声情報に変換し、前記音声情報を骨伝導により利用者に伝達することを特徴とする、情報提供方法である。
【0013】
本発明によれば、検出した検出結果が異常値であると判定した場合、監視対象領域内の騒音が大きくても利用者に骨伝導で検出結果に応じた情報を確実に伝達でき、安全性を向上することができる。本発明によれば、利用者が耳栓やマスクを装着していても骨伝導により利用者に情報を確実に伝達することができ、作業性に影響を与えず利便性を向上できる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、作業性に影響を与えず、必要な情報を確実に伝達できることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の実施形態に係る情報提供システムの構成を示すブロック図である。
【
図3】情報提供システムの処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る情報提供システム、情報端末、及び情報提供方法の実施形態について説明する。情報提供システムは、建設現場等の管理対象領域に生じる環境の変化に基づいて利用者に必要な情報を提供する安全管理を行うものである。情報提供システムは、特に騒音が発生する建設現場において安全管理に関する情報を作業者に確実に伝達するものである。
【0017】
図1に示されるように、情報提供システム1は、管理対象領域の環境の変化を検出する検出部2と、管理対象領域に情報を提供する情報提供装置3と、管理対象領域において信号を送信するビーコン10と、ビーコン10から信号を受信する情報端末20とを備える。
【0018】
検出部2は、管理対象領域に複数設けられた各種センサである。検出部2は、例えば、ガス濃度を検出するガスセンサ、煙を検知する煙センサ、気温を検出する温度センサ、気象の変化を検出する気象センサ、水位を検出する水位センサ、地震を検知する震度計、噴火を検知するセンサ等の管理対象領域において作業者に影響を与える虞がある環境に関する検出値を検出する。検出部2は、検出値を情報提供装置3にネットワークWを通じて送信する。ネットワークは、ローカル通信回線であってもよいし公衆通信回線であってもよい。
【0019】
情報提供装置3は、例えば、パーソナルコンピュータ、タブレット型端末、スマートフォン等の情報処理を行う装置である。情報提供装置3は、ネットワークWに接続されている。情報提供装置3は、ネットワークWを通じて検出部2により検出された検出結果を取得する取得部4と、検出結果に基づいて情報を生成する情報生成部6と、生成した情報を送信する送信部8とを備える。
【0020】
取得部4は、検出部2から送信された検出結果を取得する。検出結果は、情報生成部6に入力される。情報生成部6は、検出結果と予め定められた基準とを比較する。情報生成部6は、検出結果に基づいて、環境の変化が基準を超えたか否かを判定する。情報生成部6は、検出値と基準値との差と、予め定められた閾値とを比較する。情報生成部6は、検出値と基準値との差が予め定められた閾値以上である場合、環境の変化が基準を超えたと判定し、判定結果に応じた情報を生成する。
【0021】
情報生成部6は、例えば、検出部2における各種センサが検出した異常値の内容に応じた情報を生成する。情報生成部6は、例えば、各種センサの検出値の内容に応じて警告、作業指示、退避誘導等に関する情報を生成する。情報生成部6は、時刻や気温の検出値に基づいて、休憩指示に関する情報を生成してもよい。情報生成部6は、オペレータにより入力された入力データ基づいて情報を生成してもよい。情報生成部6は、送信部8を介して生成した情報を含む信号をネットワークWに送信する。
【0022】
信号は、ネットワークWを介して管理対象領域に設けられたビーコン10に送信される。ビーコン10は、近距離の無線通信を行う小型無線基地局である。ビーコン10は、無線LAN,Bluetooth(登録商標)、可視光通信等の通信手段により通信を行う。管理対象領域において通信範囲をカバーする領域毎に複数のビーコン10が設置されている。即ち、管理対象領域内のいずれの位置においても信号が確実に受信できるように複数のビーコン10が設置されている。ビーコン10は、信号を受信すると信号を管理対象領域内に送信する。
【0023】
管理対象領域内に存在する利用者は、情報端末20を身体に装着している。情報端末20は、例えば、ビーコン10から信号を受信する通信部22と、受信した信号に基づいて情報を音声情報に変換する変換部24と、音声情報を骨伝導により利用者に伝達する伝達部26と、各種データを記憶する記憶部28を備える。
【0024】
通信部22により受信された信号は、変換部24に入力される。変換部24は、信号に基づいて情報を復号化する。変換部24は、例えば、復号化した情報を音声情報に変換する。復号される情報は、例えば、音声ファイルである。復号される情報は、テキストデータであってもよいし、記憶部28に予め記憶されたデータに対応したIDであってもよい。変換部24は、情報がテキストデータである場合、テキストデータを音声ファイルに変換する。変換部24は、情報がIDである場合、IDに基づいて記憶部28からIDに対応した音声ファイルを読み出す。変換部24は、伝達部26を介して変換した音声情報を利用者に伝達する。変換部24は、利用者が予め行った操作に基づいて利用者が選択した言語により音声情報を生成する。変換部24は、情報がIDである場合、IDに基づいて記憶部28からIDに対応し、且つ、選択された言語の音声ファイルを読み出す。
【0025】
次に、情報端末20の構成について説明する。
【0026】
図2に示されるように、情報端末20は、利用者の頭部に保持するためのバンド部Bと、各種機能部が収容された一対の収容部21と、バンド部Bに設けられ一対の伝達部26を備える。バンド部Bは、弾性部材によりU字状に形成されている。バンド部Bは、利用者の後頭部を迂回するように形成されている。バンド部Bの両端には、一対の収容部21が設けられている。収容部21には、通信部22、変換部24、記憶部28等の機能部や、二次電池等の電源部(不図示)等が収容されている。収容部21には、利用者が操作を行うための操作部23が設けられている。操作部23は、例えば、電源ボタン、言語選択ボタン等が備えられている。言語選択ボタンを操作した場合、選択された言語により言語の名称が伝達部26からアナウンスされてもよい。
【0027】
一対の収容部21の先端からは、逆U字状に形成された一対の耳掛け部25がそれぞれ突出して形成されている。耳掛け部25は、利用者の耳に載置されるように形成されている。一対の耳掛け部25の先端には、一対の伝達部26がそれぞれ設けられている。伝達部26は、例えば、骨伝導デバイスを備える。伝達部26は、利用者のこめかみに当接するように形成されている。伝達部26は、バンド部Bの弾性力により、こめかみに確実に当接する。伝達部26は、音声情報を利用者のこめかみから頭蓋骨から聴覚神経に直接的に伝達させる。
【0028】
上記構成により、情報端末20は、骨伝導を用いて利用者の耳を塞ぐことなく音声情報を利用者に確実に伝達することができる。情報端末20によれば、騒音が大きく、粉塵が存在するトンネル等の建設現場において利用者が耳栓やマスクを支障なく利用でき、作業性が向上する。情報端末20によれば、音声情報の言語を選択できるため、利用者の適用範囲を広げることができる。
【0029】
次に情報提供システム1において実行される処理について説明する。
【0030】
図3には、情報提供システム1において実行される処理の流れが示されている。検出部2は、環境の変化を各種センサにより検出する(ステップS100)。情報提供装置3は、検出部2から送信された検出結果を取得し、検出結果と予め定められた基準とを比較する。情報提供装置3は、検出結果に基づいて、環境の変化が基準を超えたか否かを判定する(ステップS102)。判定が基準未満の場合(ステップS102:No)、情報提供装置3は、ステップS102の処理を継続する。判定が基準以上である場合(ステップS102:Yes)。
【0031】
情報提供装置3は、各種センサが検出した異常値の内容に応じた情報を生成する(S104)。情報提供装置3は、情報を含む信号を生成しネットワークWに送信する(ステップS106)。ビーコン10は、ネットワークWを通じて信号を受信する(ステップS108)。ビーコン10は、監視対象領域内に信号を送信する(ステップS110)。情報端末20は、ビーコン10から受信する(ステップS112)。情報端末20は、利用者が予め言語を選択しているか否かを判定する(ステップS114)。
【0032】
言語が選択されている場合(ステップS114:Yes)、情報端末20は、言語を切替える(ステップS116)。言語が選択されていない場合(ステップS114:No)、情報端末20は、日本語を選択して処理を継続する。情報端末20は、言語に応じて信号に基づいて音声情報を生成する(ステップS118)。情報端末20は、音声情報を骨伝導で利用者に伝達する(ステップS120)。
【0033】
上述したように、情報提供システム1によれば、監視対象領域内に存在する利用者にリアルタイムで情報を提供することができる。情報提供システム1によれば、監視対象領域が騒音の大きい環境であっても骨伝導を利用して利用者に確実に必要な情報を伝達することができる。スマートフォン等の端末装置が表示や音声で情報を伝達しても利用者が見逃す虞があるのに比して、情報提供システム1によれば、骨伝導で利用者に確実に音声情報を伝達することができ、安全性を向上することができる。
【0034】
上述した実施形態における情報提供装置3あるいは情報端末20をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
【0035】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、耳掛け部がなく、ヘッドホンのように頭頂部を迂回するものや、首の後ろ側を迂回して耳の後ろ側に伝達部が当接するようなものでもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 情報提供システム
2 検出部
3 情報提供装置
4 取得部
6 情報生成部
8 送信部
10 ビーコン
20 情報端末
21 収容部
22 通信部
23 操作部
24 変換部
25 耳掛け部
26 伝達部
28 記憶部
B バンド部
W ネットワーク