(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022121343
(43)【公開日】2022-08-19
(54)【発明の名称】コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構
(51)【国際特許分類】
B65G 47/28 20060101AFI20220812BHJP
【FI】
B65G47/28 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021058705
(22)【出願日】2021-02-08
(71)【出願人】
【識別番号】521132886
【氏名又は名称】株式会社システム工技
(72)【発明者】
【氏名】田中 保夫
【テーマコード(参考)】
3F081
【Fターム(参考)】
3F081AA18
3F081BD02
3F081BD05
3F081BD09
3F081BD15
3F081BD16
3F081BD21
3F081BD24
3F081CA05
3F081CC01
3F081CC08
3F081CC12
3F081CD09
(57)【要約】
【課題】コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構において、確実に5列にすることのできる機構を提供する。
【解決手段】コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構において、2列のカップを一度1列にし、その1列になったカップを3方向に分け、3方向になったカップの内の一つをレール1、レール2に供給し、もう一つをレール2、レール3、レール4に供給し、残りの一つをレール4、レール5に供給する。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構において、2列のカップを一度1列にし、その1列になったカップを3方向に分け、3方向になったカップの内の一つをレール1、レール2に供給し、もう一つをレール2、レール3、レール4に供給し、残りの一つをレール4、レール5に供給することを特徴とするコンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構において、従来は2列のレーンで流れるカップをエアーブローにより方向を変え5列のレーンに供給していた。
【0003】
図1は、従来のコンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構である。レール6にあるカップ19は方向9を直進しレール1に供給するものと、エアーノズル10により方向11に移動しレール3に供給するものと、エアーノズル12により方向13に移動しレール2に供給するものがある。
【0004】
また、レール7にあるカップ19は方向14を直進しレール5に供給するものと、エアーノズル15により方向16に移動しレール3に供給するものと、エアーノズル17により方向18に移動しレール4に供給するものがある。
【0005】
このようにカップ19の方向を変更することによりコンベヤ上を2列で流れるカップを5列にすることができる。しかしながら、レール6或いはレール7のカップ19の供給が停止すると片側3列しか供給できず、5列にすることができない問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構において、5列にすることができない場合があることであり、確実に5列にすることのできる機構を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構において、2列のカップを一度1列にし、その1列になったカップを3方向に分け、3方向になったカップの内の一つをレール1、レール2に供給し、もう一つをレール2、レール3、レール4に供給し、残りの一つをレール4、レール5に供給することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のコンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構は、確実に5列にできるため供給できないレーンが無くなる。このことにより手作業で供給する必要が不要になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】従来のコンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構である。
【
図2】本発明のコンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
コンベヤ上を2列で流れるカップを一度1列にし5列に分配することにより、確実に5列のレーンに供給することができるようになる。
【実施例0011】
図2は、本発明のコンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構である。カップ19の供給は、コンベヤ8の上にあるレール6とレール7の2列で行う。レール6のカップ19は方向9へ移動し、モーター21により方向22へと移動しレール20に供給される。レール7のカップ19は方向14へ移動し、モーター23により方向24へと移動しレール20に供給される。
【0012】
ここで、レール6にカップ19が10個、レール7にカップ19が10個流れる場合で説明する。レール6からカップ19が10個、レール7からカップ19が10個、レール20に供給される。レール20にはカップ19が20個流れることになる。
【0013】
レール20にあるカップ19は、モーター25により方向26、方向27、方向28の3方向に振り分けられる。方向26にはカップ19が5個、方向27にはカップ19が10個、方向28にはカップ19が5個供給される。
【0014】
方向26から供給されたカップ19は、モーター29により方向30、方向31の2方向に振り分けられる。方向30にはカップ19が4個、方向31にはカップ19が1個供給される。
【0015】
方向27から供給されたカップ19は、モーター32により方向33、方向34、方向35の3方向に振り分けられる。方向33にはカップ19が3個、方向34にはカップ19が4個、方向35にはカップ19が3個供給される。
【0016】
方向28から供給されたカップ19は、モーター36により方向37、方向38の2方向に振り分けられる。方向37にはカップ19が1個、方向38にはカップ19が4個供給される。
【0017】
方向30からの4個のカップ19は、レール1に供給される。方向31からの1個のカップ19と方向33からの3個のカップ19は、レール2に供給される。方向34からの4個のカップ19は、レール3に供給される。方向35からの3個のカップ19と方向37からの1個のカップ19は、レール4に供給される。方向38からの4個のカップ19は、レール5に供給される。
【0018】
上記の流れによりレール6とレール7から供給される20個のカップ19は、レール1、レール2、レール3,レール4、レール5にそれぞれ4個のカップ19が供給され、コンベヤ上を2列で流れるカップを5列にする機構となる。