(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022121779
(43)【公開日】2022-08-22
(54)【発明の名称】堤防決壊防止具
(51)【国際特許分類】
E02B 3/10 20060101AFI20220815BHJP
【FI】
E02B3/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021018674
(22)【出願日】2021-02-09
(71)【出願人】
【識別番号】594026251
【氏名又は名称】田中鉄筋工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111349
【弁理士】
【氏名又は名称】久留 徹
(72)【発明者】
【氏名】田中 進
【テーマコード(参考)】
2D118
【Fターム(参考)】
2D118AA02
2D118AA12
2D118BA05
2D118CA07
2D118GA09
(57)【要約】
【課題】裏法面からの堤防の決壊を防止できるようにした堤防決壊防止具を提供する。
【解決手段】河川敷における天端72に設けられ、金属板などで構成された天端板2と、当該天端板2から起立壁3などを介して屈曲するように設けられ、H鋼81や矢板82などで構成された補強面8を有する裏法面73側に沿って設けられる裏法面板4と、前記天端板2を河川敷の天端72に固定するための越流防止ブロック5とを設けるようにする。そして、天端72を超えた水を、補強面8と裏法面73との隙間に入り込ませないようにする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
河川敷における天端に設けられる天端板と、
当該天端板から屈曲するように設けられ、裏法面に沿って設けられる裏法面板と、
前記天端板を河川敷の天端に固定するための固定部材と、
を設けるようにした堤防決壊防止具。
【請求項2】
前記天端板と裏法面板とが、一枚の板を屈曲させて設けたものである請求項1に記載の堤防決壊防止具。
【請求項3】
前記天端板と裏法面板とが、ヒンジを介して回動可能に設けられるものである請求項1に記載の堤防決壊防止具。
【請求項4】
天端板の端部から裏法面板との境界部分までの長さと、当該境界部分から裏法面板の端部までの長さを同じにした請求項1に記載の堤防決壊防止具。
【請求項5】
前記固定部材が、天端板の上部に載置されるブロック体で構成されるものである請求項1に記載の堤防決壊防止具。
【請求項6】
前記裏法面板が、裏法面の下方に向かって連結可能に設けられるものである請求項1に記載の堤防決壊防止具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、河川敷に設けられた堤防の決壊を防止できるようにした堤防決壊防止具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、集中豪雨によって河川敷に設けられた堤防が決壊することが多くなっている。このように堤防が決壊する場合、その原因の一つとして、河川敷の天端を超えるように増水すると、天端の低い部分が徐々に削り取られ、その削り取られた部分に水が集中して、堤防が大幅に決壊してしまうことが知られている。
【0003】
これに対して、堤防からの越流を防止できるようにした構造物として、下記の特許文献1に記載されるような構造物が提案されている。
【0004】
この構造物は、河川敷の天端の表法面側にブロックを間欠的に敷設し、そのブロックの間に板状のパネルを挿し込むことによって河川敷を高くして、簡易的に越流を防止できるようにしたものである。このようなブロックなどを設ければ、河川敷の工事許可申請などを受けることなく、迅速かつ簡易に堤防を高くすることで、堤防の決壊を防止することが可能になるというメリットがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、このような構造物を河川敷に敷設した場合であっても、次のような問題を生ずる。
【0007】
すなわち、このようなブロックや板状のパネルを敷設した場合であっても、想定外の増水によって、ブロックや板状のパネルを水が超えてしまうことがある。このような越流が生じると、
図8の右側矢印に示すように、河川敷の天端から川裏側の裏法面に水が流れてしまい、越流が少量であっても、天端と裏法面の境界部分で急に水流が速くなって、破線に示すように、河川敷を境界部分から削り取られてしまう。そして、このように境界部分が削り取られると、そこに水が集中して大幅に堤防が決壊してしまう。
【0008】
これに対して、裏法面をH鋼や矢板によって補強する方法(特許文献1)や、コンクリートによって補強する方法などもあるが、このような方法で裏法面を補強した場合であっても、裏法面と補強面との隙間に水が入り込み、裏法面の土砂が削り取られて、堤防が大幅に決壊してしまうといった問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に着目してなされたもので、裏法面からの堤防の決壊を防止できるようにした堤防決壊防止具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、河川敷における天端に設けられる天端板と、当該天端板から屈曲するように設けられ、裏法面に沿って設けられる裏法面板と、前記天端板を河川敷の天端に固定するための固定部材とを設けるようにしたものである。
【0011】
このように構成すれば、越流の初期段階おいて最も削り取られやすい天端と裏法面の境界部分を補強することができ、越流による堤防の決壊を未然に防止することができるようになる。
【0012】
また、このような発明において、前記天端板と裏法面板を、一枚の板を屈曲させて設けるようにする。
【0013】
このように構成すれば、簡易かつ低コストに堤防決壊防止物を製造することができるようになる。
【0014】
もしくは、前記天端板と裏法面板とを、ヒンジを介して回動可能に設けられるようにすることもできる。
【0015】
このように構成すれば、さまざまな傾斜角度の裏法面に裏法面板を沿わせることができるとともに、このような堤防決壊防止物を保管する際は、ヒンジを介して背合わせ状態にして保管することができるため、コンパクトに保管しておくことができるようになる。
【0016】
また、天端板の端部から裏法面板との境界部分までの長さと、当該境界部分から裏法面板の端部までの長さを同じにしておく。
【0017】
このように構成すれば、保管する際に、屈曲部分を境に方向性を持たせることなく積層しておくことができるとともに、ヒンジを介して背合わせ状態にしておく場合においても、端部を一致させておくことができるため、コンパクトに保管しておくことができるようになる。
【0018】
さらに、前記固定部材を、天端板の上部に載置されるブロック体で構成する。
【0019】
このように構成すれば、天端板を固定することによって、裏法面板を裏法面に固定する必要がなくなり、簡単に堤防決壊防止物を固定することができるようになる。また、ブロック体を載置して固定するため、越流した水の流れをそのブロック体で遮断することができ、水流を遅くして堤防の決壊を防止することができるようになる。
【0020】
また、前記裏法面板を、裏法面の下方に向かって連結可能に設けるようにする。
【0021】
このように構成すれば、天端と裏法面の境界部分だけでなく、裏法面全体についても保護して堤防の決壊を防止することができるようになる。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、河川敷における天端に設けられる天端板と、当該天端板から屈曲するように設けられ、裏法面に沿って設けられる裏法面板と、前記天端板を河川敷の天端に固定するための固定部材とを設けるようにしたので、越流の初期段階おいて最も削り取られやすい天端と裏法面の境界部分を補強することができ、越流による堤防の決壊を未然に防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明の一実施の形態における堤防決壊具を取り付けた状態を示す側面図
【
図2】同形態における堤防決壊具を取り付けた状態を示す裏法面側を示す図
【
図3】同形態における堤防決壊具を取り付けた状態を示す天端側を示す図
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0025】
この実施の形態における堤防決壊防止具1は、
図1から
図4に示すように、裏法面73が補強された河川敷の堤防における天端72と裏法面73の境界部分に設けられるものであって、河川敷の天端72に設けられる天端板2と、この天端板2から上方に屈曲して設けられ、堤防の裏法面73に設けられた補強面8の上端に向かって設けられる起立壁3と、この起立壁3から堤防の裏法面73側に沿って屈曲して設けられる裏法面板4とを備えて構成されるものである。そして、このように構成された堤防決壊防止具1を天端72と裏法面73の境界部分に固定することによって、少量の越流であっても、最も削り取られやすい天端72と裏法面73の境界部分が削り取られないようにして、初期状態における堤防の決壊を防止できるようにしたものである。以下、本実施の形態について、詳細に説明する。
【0026】
まず、河川敷に設けられる堤防の一般的構造について説明する。
【0027】
河川敷に設けられる堤防は、一般に、
図8に示すように、河川側から順に、低水路や高水敷などの堤外地7と、この堤外地7から傾斜して設けられた表法面71と、その表法面71から水平状に設けられた天端72と、その天端72から外側に向けて斜面状に設けられた裏法面73とを設けて構成される。このうち、表法面71や天端72、裏法面73は堤防敷と称され、河川からの越流を防止できるように構成される。なお、大きな河川では、低水路や高水敷などが設けられるが、小さな河川では、表法面71や天端72、裏法面73で堤防が構成される。
【0028】
このように構成された堤防の裏法面73のうち、堤防の決壊が予想される部分には、
図2や
図3に示すように、間欠的に設けられたH鋼81に矢板82を挟み込んで構成された補強面8などが設けられる。このような補強面8は、裏法面73を補強するようにしたもので、裏法面73の表面に所定の隙間を有するように天端72の上方側まで設けられる。しかしながら、このように補強面8を設けた場合であっても、想定外の増水が生じると、天端72を越えた水が、補強面8と裏法面73の隙間に流れ込んでしまい、その境界部分で流水が速くなり、徐々に裏法面73の土砂が削り取られることによって、堤防が決壊してしまう。
【0029】
そこで、この実施の形態では、天端72を越流した場合であっても、補強面8と裏法面73との隙間に越流した水を入り込ませないようにした堤防決壊防止具1を設けるようにしている。
【0030】
この堤防決壊防止具1は、まず、天端72の裏法面73側のコーナー部分に敷設される金属板や樹脂板などで構成された天端板2を設け、その天端板2から裏法面73側に屈曲するような裏法面板4を設けるようにしている(
図4など参照)。このとき、例えば、裏法面73に設けられる補強面8が、天端72よりも高い位置まで設けられている場合は、その補強面8よりも高い位置に向けた起立壁3などを設け、その起立壁3から裏法面73に向けて、裏法面板4を屈曲させて設けるようにしておく。そして、このように構成することによって、天端72を流れる水を補強面8の外側表面に流し込めるようにしている。
【0031】
この天端板2などは、堤防にコンクリートなどで据え付けるようにしてもよいが、このようにすると、国や都道府県の許可申請が必要になり、手間や時間が掛かるため、工事に時間が掛かってしまう。このため、ここでは、簡易的に堤防に設置できるようにするために、金属板などの部材で構成するようにしている。このような天端板2などの大きさとしては、種々の大きさのものを用いることができるが、保管が容易で、しかも、敷設が容易なものとして、堤防の長手方向に沿った長さ幅が50センチメートルから2メートルの範囲内、堤防の短手方向に沿った長さが50センチメートルから2メートルの範囲内にしておく。なお、ここでは、上述のような寸法にしたが、堤防の大きさなどに応じて種々変更することができる。そして、この天端板2に穴20を設けておき、その穴20にフランジ部を有する棒状部材20a(
図3など参照)を打ち込んで、天端板2を固定できるようにしておく。
【0032】
一方、この天端板2から起立するように設けられる起立壁3は、
図4に示すように、天端72を上方に向けて屈曲させて設けられるものであって、裏法面73に設けられた補強面8よりも上部に上端を位置させるような高さに設けられる。ここでは、起立壁3を、天端72から直角に屈曲させるようにしているが、裏法面73の補強板側に水を逃がし易くする場合は、滑らかに湾曲させるか、あるいは、90度以下に屈曲させるようにしてもよい。また、補強面8が天端72よりも低い位置に設けられている場合は、この起立壁3などを設けないようにしてもよい。
【0033】
また、この起立壁3の上端から裏法面73側に屈曲して設けられる裏法面板4は、補強面8の上面に向けて水を落とし込めるようにしたものであって、例えば、45度から70度の範囲内で下方に向けて傾斜させて設けられる。なお、ここでは、このような角度に傾斜させるようにしているが、裏法面73や補強面8の角度によって適宜角度を設定することができる。
【0034】
このように構成された堤防決壊防止具1を堤防に敷設する場合、そのまま天端72に置くように設置してもよいが、越流時の水圧によって堤防決壊防止が剥がれてしまう可能性がある。一方、このような堤防決壊防止具1を天端72に対してコンクリートなどで大掛かりに固定すると、国や都道府県の工事許可が必要になってしまう。そのため、ここでは、この堤防決壊防止具1を固定するために、越流防止ブロック5を天端72の上に載せて固定できるようにしている。
【0035】
この越流防止ブロック5は、コンクリートなどで構成されたブロック状のものであって、その重量によって天端板2を押圧できるようにしたものである。なお、ここでは、ブロック状の越流防止ブロック5によって天端板2を押圧させるようにしているが、この越流防止ブロック5の底面に鉄筋で構成された図示しないピンを突出させておき、このピンを天端板2に設けられた穴20を介して地面に差し込むようにしてもよい。また、この越流防止ブロック5の側面に、縦長方向に沿ったスリット51(
図3参照)を設けておき、隣接する越流防止ブロック5のスリット51との間にパネル6を差し込んで、堤防の高さを確保できるようにしてもよい。そして、このような越流防止ブロック5を設けることによって、水の流れ方向に沿った流れを遮断し、水の流れを小さくする。
【0036】
次に、このように構成された堤防決壊防止具1を設置する場合の各工程について説明する。
【0037】
まず、裏法面73に補強面8が設けられた堤防に堤防決壊防止具1を設ける場合、裏法面73の境界部分に近い天端72に天端板2を載せる。このとき、堤防決壊防止具1の起立した起立壁3を、補強面8のH鋼81や矢板82の凭れ掛からせるように設置し、その起立壁3から屈曲する裏法面板4を裏法面73側の補強面8の上方に位置させるようにしておく。
【0038】
そして、このように堤防決壊防止具1を設置した後、これに隣接するように、堤防決壊防止具1を並設していき、それぞれの境界部分に隙間がないようにして天端72の境界部分を覆うようにし、穴20に棒状部材20aを打ち込んで固定する。
【0039】
このようにして堤防決壊防止具1を、堤防の決壊が予想される部分まで並設した後、その天端板2の上面に越流防止ブロック5を載せ、堤防決壊防止具1を押圧して固定する。
【0040】
次に、このように堤防決壊防止具1や越流防止ブロック5を敷設した状態で、増水によって越流が生じた場合の作用について説明する。
【0041】
急な集中豪雨などによって河川が増水し、天端72を越流すると、その水が天端72に沿って裏法面73の方向に流れるようになる。
【0042】
このとき、その天端72を流れる水は、天端板2の上を流れ、越流防止ブロック5や堤防決壊防止具1の起立壁3によって、裏法面73側への流れ込みを遮断することができるようになる。
【0043】
一方、この越流防止ブロック5や堤防決壊防止具1の起立壁3を超えるように水位が上昇すると、その水は、堤防決壊防止具1の起立壁3を超えて、裏法面板4から流れ込むようになる。このように流れ込んだ水は、H鋼81や矢板82で構成された補強面8の上面を流れるようになり、そのまま、裏法面73側に流れていくようになる。
【0044】
これに対して、堤防決壊防止具1を設けていない場合は、補強面8と裏法面73の隙間に水が流れ込んでしまい、その裏法面73の土砂が削り取られてしまう。そして、このように削り取られた土砂は、流れ方向に沿った補強面8の端から排出され、堤防が徐々に削り取られて決壊してしまうことになる。
【0045】
これに対して、堤防決壊防止具1を設けた場合は、補強面8と裏法面73との隙間に水が流れてしまうようなことがなくなり、堤防の決壊を未然に防止することができるようになる。特に、このような堤防決壊防止具1を金属板などのような剛性の高い素材で構成した場合は、水の流れによって変形を生ずることがなく、天端72の境界部分を覆うことができるようになる。
【0046】
このように上記実施の形態では、河川敷における天端72に設けられる天端板2と、当該天端板2から屈曲するように設けられ、補強面8で補強された裏法面73側に沿って設けられる裏法面板4と、前記天端板2を河川敷の天端72に固定するための越流防止ブロック5とを設けるようにしたので、越流の初期段階おいて最も削り取られやすい天端72と裏法面73の境界部分を補強することができ、越流による堤防の決壊を未然に防止することができるようになる。
【0047】
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。
【0048】
例えば、上記実施の形態では、裏法面73にH鋼81や矢板82で構成された補強面8を設けるようにしたが、例えば、裏法面73を補強していない小さな河川の堤防などに堤防決壊防止具1を設ける場合、
図5に示すように、天端72を覆う天端板2と、その天端板2から屈曲して設けられた裏法面板4だけで堤防決壊防止具1を構成し、これによって、堤防のコーナー部分を補強して、越流防止ブロック5で固定するようにしてもよい。
【0049】
また、このように天端板2や裏法面板4、あるいは、起立壁3を設ける場合、一枚の金属板を屈曲させて設けるようにしておくと、保管の際にスペースが必要になり、また、運搬効率も悪くなるために、急な増水時における緊急工事に間に合わなくなる可能性がある。このような場合は、
図6に示すように、天端板2と裏法面板4などをヒンジ21で回動可能に連結しておき、折り畳んだ状態で保管や運搬などをできるようにしておく。このとき、起立壁3が設けられていない場合は、天端板2と裏法面板4の寸法を同じにしておけば、折り畳んだ際に、寸法を小さくしておくことができるとともに、方向性をなくして、設置することができる。また、ヒンジ21などで回動可能に連結した場合は、裏法面板4を裏法面73の傾斜に沿わせて設置することができるようになる。
【0050】
また、このように裏法面73を補強していない場合、堤防決壊防止具1の裏法面板4が設けられていない下方部分の土砂が削り取られる可能性がある。このような場合は、
図7に示すように、裏法面板4に、他の裏法面板4を連結できるようにしておき、裏法面73の長さに対応して、裏法面73を被覆できるようにしてもよい。このような裏法面板4を連結部41で連結する方法としては、例えば、裏法面板4の端部をボルトやナットを用いて連結する方法や、あるいは、裏法面板4の端部に鉤状に屈曲させておき、この鉤状に屈曲した部分に、他の裏法面板4の鉤状の部分を係止させて連結させる方法などを用いるようにしてもよい。
【符号の説明】
【0051】
1・・・堤防決壊防止具
2・・・天端板
21・・・ヒンジ
3・・・起立壁
4・・・裏法面板
41・・・連結部
5・・・越流防止ブロック
6・・・パネル
71・・・表法面
72・・・天端
73・・・裏法面
8・・・補強面