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特開2022-121979運搬車用荷台およびそれを備えた運搬車
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022121979
(43)【公開日】2022-08-22
(54)【発明の名称】運搬車用荷台およびそれを備えた運搬車
(51)【国際特許分類】
   B60P 3/00 20060101AFI20220815BHJP
   B60P 1/04 20060101ALI20220815BHJP
【FI】
B60P3/00 G
B60P1/04 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021019004
(22)【出願日】2021-02-09
(71)【出願人】
【識別番号】321000624
【氏名又は名称】株式会社テーケーエス
(74)【代理人】
【識別番号】100096839
【弁理士】
【氏名又は名称】曽々木 太郎
(72)【発明者】
【氏名】坪田 茂宣
(57)【要約】
【課題】簡易な構成により荷台床の一部を回動させて板材などの支持部となし得る運搬車用荷台およびそれを備えた運搬車を提供する。
【解決手段】板材を傾斜させて輸送する運搬車Tにおける運搬車用荷台1であって、前記荷台1の床の一部が回動自在とされ、前記回動自在自在とされた床下に、同床の傾斜を維持させる床傾斜支持装置10を備え、前記床傾斜支持装置10は、コイルばねシリンダ11と、傾斜部材12と、前記コイルばねシリンダ11のピストンロッド11aおよび前記傾斜部材12と係合されるリンク機構13とを含み、前記リンク機構13は、前記ピストンロッド11aの進退に応じて前記傾斜部材12の傾斜角度を変化させるものとされてなるものである。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
板材を傾斜させて輸送する運搬車における運搬車用荷台であって、
前記荷台の床の一部が回動自在とされ、
前記回動自在自在とされた床下に、同床の傾斜を維持させる床傾斜支持装置を備え、
前記床傾斜支持装置は、ばねシリンダと、傾斜部材と、前記ばねシリンダのピストンロッドおよび前記傾斜部材と係合されるリンク機構とを含み、
前記リンク機構は、前記ピストンロッドの進退に応じて前記傾斜部材の傾斜角度を変化させるものとされてなる
ことを特徴とする運搬車用荷台。
【請求項2】
傾斜部材が先端に転動部材を有してなることを特徴とする請求項1記載の運搬車用荷台。
【請求項3】
回動自在自在とされた床が、転動部材の転動範囲に当板を有してなることを特徴とする請求項2記載の運搬車用荷台。
【請求項4】
傾斜自在とされた床の落下を防止する回動自在とされたストッパーが配設されてなることを特徴とする請求項1記載の運搬車用荷台。
【請求項5】
回動自在自在とされた床が、ストッパー受部を有してなることを特徴とする請求項4記載の運搬車用荷台。
【請求項6】
ストッパーが先端部両側に突出形成されてなるガイド部材を有し、
ストッパー受部が前記ガイド部材をガイドするガイド辺を両側に起立させて有してなる
ことを特徴とする請求項5記載の運搬車用荷台。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載の運搬車用荷台を有してなることを特徴とする運搬車。
【請求項8】
運搬車がトレーラまたはトラックとされてなることを特徴とする請求項7記載の運搬車。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は運搬車用荷台およびそれを備えた運搬車に関する。さらに詳しくは、幅広の板材を傾斜させて運搬する運搬車用荷台およびそれを備えた運搬車に関する。
【背景技術】
【0002】
近時、ビルやマンションの大型化から幅広の板材などをトラックなどにより運搬する機会が増大してきている。
【0003】
かかる事情から、幅広の板材などを運搬するトラックなどの運搬車の提案が種々なされている。
【0004】
例えば、特許文献1には、図10に示すように、開閉可能な側面と屋根部を備えた荷台101を有する運搬車100において、前記荷台101は中央部に高床部102が設けられるとともに両側部に低床部103が設けられ、前記高床部102および前記低床部103に板状物の立て掛け可能な支持体104,105が一つまたは二つ以上設けられた板状物運搬車100が提案されている。
【0005】
また、特許文献2には、図11に示すように、傾斜した上面201と、水平な下面202とを有するバルコニーユニット203の輸送装置200であって、前記上面201にバルコニーユニット203の床部204を設置し、下面202をトラック等の荷台205に載置してバルコニーユニット203を輸送する輸送装置200が提案されている。
【0006】
しかしながら、いずれの提案においても板材やバルコニーユニットの輸送に特化した形態されているところから、汎用性に欠けるという問題がある。
【0007】
なお、荷台床の一部を油圧シリンダにより回動させ床の一部を傾斜させて板材の支持部とすることも考えられるが、その場合にはそれ用に油圧システムをトラックに備える必要があり、トラックのコスト増大を招来するという別の問題が生ずる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2011-31857号公報
【特許文献2】特開平11-107382号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、簡易な構成により荷台床の一部を回動させて板材などの支持部となし得る運搬車用荷台およびそれを備えた運搬車を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の運搬車用荷台は、板材を傾斜させて輸送する運搬車における運搬車用荷台であって、前記荷台の床の一部が回動自在とされ、前記回動自在自在とされた床下に、同床の傾斜を維持させる床傾斜支持装置を備え、前記床傾斜支持装置は、コイルばねシリンダと、傾斜部材と、前記コイルばねシリンダのピストンロッドおよび前記傾斜部材と係合されるリンク機構とを含み、前記リンク機構は、前記ピストンロッドの進退に応じて前記傾斜部材の傾斜角度を変化させるものとされてなることを特徴とする。
【0011】
本発明の運搬車用荷台においては、傾斜部材が先端に転動部材を有してなるのが好ましく、回動自在自在とされた床が、転動部材の転動範囲に当板を有してなるのがさらに好ましい。
【0012】
また、本発明の運搬車用荷台においては、傾斜自在とされた床の落下を防止する回動自在とされたストッパーが配設されてなるのが好ましく、回動自在自在とされた床が、ストッパー受部を有してなるのがさらに好ましい。その場合、ストッパーが先端部両側に突出形成されてなるガイド部材を有し、ストッパー受部が前記ガイド部材をガイドするガイド辺を両側に起立させて有してなるのがさらに好ましい。
【0013】
しかして、本発明の運搬車用荷台は、運搬車に備えられる。ここで、運搬車は、例えばトレーラまたはトラックとされる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の運搬車用荷台は、前記の如く構成されているので、工場などで手軽に利用できるクレーンを利用して傾斜床を所定角度にて傾斜させ、しかもその所定角度をコイルばねシリンダを中心とした床傾斜支持装置により維持するようにしているので、運搬車の製造コストを著しく低減できる。また、特段のユーティリティーを使用していないので、ランニングコストも著しく低減できるという優れた効果を奏する。
【0015】
また、本発明の運搬車用荷台は、前記の如く構成されているので、傾斜床の傾斜と元への復帰も手軽になしえるので、取り扱いが容易であるという優れた効果も奏する。さらに、傾斜床を復帰させた状態では一般の搬送車として利用できるので、汎用性が高いという優れた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の一実施形態に係る運搬車用荷台を備えた運搬車の概略図である。
図2】同荷台の床半分を所定角度に傾斜させた状態を示す概略図である。
図3】同実施形態の床傾斜支持装置の概略図である。
図4】同装置のリンク機構の概略図である。
図5】同装置のリンク機構の基本形をより具体化した一例であって、傾斜部材を水平に寝かせた状態のイメージ図である。
図6】同装置のリンク機構の基本形をより具体化した一例であって、傾斜部材をある程度傾斜させた状態のイメージ図である。
図7】同装置のリンク機構の基本形をより具体化した一例であって、傾斜部材の傾斜を最大にした状態のイメージ図である。
図8】ストッパーの概略図であって、同(a)は平面図を示し、同(b)は側面図を示し、同(c)は変形例の平面図を示し、同(d)はその側面図を示す。
図9】傾斜床裏面の要部概略図でって、同(a)は平面図を示し、同(b)はストッパー受部の詳細図である。
図10】特許文献1の提案に係る運搬車の要部概略図である。
図11】特許文献2の提案に係る運搬車の要部概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0018】
図1に、本発明の一実施形態に係る運搬車用荷台1を備えた運搬車Tを概略図で示す。なお、本実施形態では、運搬車は具体的にはトレーラとされている。
【0019】
運搬車用荷台1は、図1および図2に示すように、床傾斜支持装置10を具え、床2の略半分が傾斜自在とされ、その傾斜自在とされた床(以下、本明細書では傾斜床と称す)3を床傾斜支持装置10により所定角度、例えば60度に傾斜させてその傾斜を維持させるものとされる。また、運搬車用荷台1は、床傾斜支持装置10の傾斜維持を補助するためのストッパー(図8参照)も適宜数具えてなるものとされる。
【0020】
床傾斜支持装置10は、図3に示すように、コイルばねシリンダ11と、傾斜部材12と、傾斜部材12の傾斜角度を調整するコイルばねシリンダ11に駆動されるリンク機構13と、を含むものとされ、運搬車用荷台1の台車枠(図示省略)の適宜位置、例えば傾斜床3下の中間位置に保持部材(図示省略)により保持されている。
【0021】
傾斜部材12は、右側傾斜部材分割体12Aと左側傾斜部材分割体12Bとからなるものとされる。本明細書における左右は、コイルばねシリンダ11側から見た場合をいう。
【0022】
なお、保持部材は公知の各種構造を適宜用いることができ、その構成に特に限定はない。
【0023】
図4に、コイルばねシリンダ11に駆動されるリンク機構13を基本形で示す。ここで、リンク機構13は、ピストンロッド11aの進退動作により傾斜部材12を水平に寝かせた状態から所定角度に傾斜させて起立させるものである。なお、図示例においては、ピストンロッド11aが進出した状態で傾斜部材12が水平となる一方、ピストンロッド11aが最も後退した状態で傾斜部材12が所定角度(最大傾斜角度)で傾斜するようにされている。
【0024】
リンク機構13の基本形は、図4に示すように、第lリンク14と第2リンク15とを含むものとされる。第lリンク14は、一端がピストンロッド11aの先端部にピン接合され、他端が第2リンク15にピン接合されている。第2リンク15は、下部部材15aと下部部材15aに一体化される水平部材15bとを含むものとされる。下部部材15aの下端は、第lリンク14の一端とピン接合され、上端は水平部材15bの適宜位置、例えば中央に固着されている。水平部材15bは、両端部が軸受16,16により回動自在に保持されている。また、水平部材15bの両端部は起立させられていて傾斜部材12の接合部15cとされている。傾斜部材12の下端部は、接合部15cに、例えばボルト・ナット留めにて接合されている。また、各傾斜部材12A,12Bの上端にはそれぞれ転動部材12aが配設されている。
【0025】
次に、図4を参照しながら、コイルばねシリンダ11によりリンク機構13を介して傾斜床3を傾斜させる動作について説明する。
【0026】
図示しないクレーンにより傾斜床3を傾斜させると、コイルばねシリンダ11のコイルが伸びてピストンロッド11aが後退する。すると、リンク機構13の第lリンク14はピストンロッド11aの後退に連れて後退する。この第lリンク14の後退により第2リンク15がコイルばねシリンダ11の方向に引かれ、水平部材が傾斜部材12、具体的には、右側傾斜部材分割体12Aと左側傾斜部材分割体12Bとを起立させる方向に回転する。それにともなって、転動部材12aが傾斜床3の裏面を上昇しながら転動する。傾斜床3の傾斜が所定角度に達すると、クレーンは傾斜床3の引き上げを停止する。
【0027】
前記一連の動作により傾斜床3の傾斜作業が終了する。この後、手動操作によりストッパー20がセットされる。
【0028】
傾斜床3を元の状態に戻す場合は、前記手順の略逆の手順によりなされる。
【0029】
図5ないし図7に、リンク機構13をより具体化した例を示す。
【0030】
具体化されたリンク機構(以下、具体化リンク機構という)50は、図5ないし図7に示すように、ピストンロッド51aを有するコイルばねシリンダ51と、第lリンク52と、第2リンク53とを含むものとされる。
【0031】
第lリンク52は、基端がピストンロッド51aの先端にピン接合され、先端が第2リンク53の下部部材53aの下端にピン接合されている。より具体的には、第lリンク52は、二枚の板を貼り合わせてなるものとされ、基端部が変形Y字状とされてピストンロッド51aの先端を挟み込むようにされている。ピストンロッド51aの先端と第lリンク52の基端とをピン接合しているピンの両端にはスライド部材54がそれぞれ配設され、ピストンロッド51aの先端が移動する範囲をカバーするように両脇に配設された案内板55の上をスライド部材54がスライドするようにされて、ピストンロッド51aの進退動作を円滑なものとするようにされている。
【0032】
第2リンク53は、下部部材53aと、下部部材53aと一体化される水平部材53bとを含むものとされる。下部部材53aは、二枚の板からなる分割体とされ、その各々が水平部材53bに固着、例えば溶接留めにて固着されている。下部部材53aの下端は、前述したように、第lリンク52の先端とピン接合されている。ここで、下部部材53aの回転動作を円滑なものとするため、両分割体と第lリンク52の先端との間にベアリング56が介装されている。
【0033】
水平部材53bは、両端部が軸受57により回動自在に保持され、水平部材53bの軸受57から突出している各端部にそれぞれ接合部58が形成されている。各接合部58には、傾斜部材12の下端部がボルト・ナット留めにて接合されている。つまり、右側の接合部58には右側傾斜部材分割体12Aの下端部が接合され、左側の接合部58には左側傾斜部材分割体12Bの下端部が接合されている。
【0034】
図8に、ストッパー20を示す。ストッパー20は、傾斜部材12により傾斜が維持させられている傾斜床3の不意の落下防止するためのものであって、適宜数、例えば5本が適宜間隔で配設されている。ストッパー20は、角パイプからなる胴21と、胴21の先端に設けられたクッション22と、胴21の下端に突出させて配設された回動基板23と、胴21の上面に配設された一対の取っ手24とを有するものとされる。また、傾斜床3裏面のストッパー20の先端部が当接する位置に対応する箇所にはストッパー受部5が配設されている(図8参照)。
【0035】
クッション22は、合成樹脂からなるものとされる。なお、クッション22は必要に応じて設けられるものであるため、必ずしも設けられる必要はない。
【0036】
回動基板23は、例えば半円状とされてストッパー20の回動に支障のないようにされている。また、回動基板23の回動中心には、回動軸(図示省略)を挿通するための透孔23aが形成されている。回動軸は傾斜床3の不意の落下に備えるため充分な強度を有するものとされ、例えば直径が30mmの軸部材とされる。
【0037】
しかして、かかる構成とされたストッパー20は、透孔23aに回動軸を挿通させた状態で傾斜床3の床下に配設されたストッパー収納部6に寝かせた状態で収納されている(図8(b)参照)。
【0038】
なお、ストッパー20の下端部の構成は前記に限定されるものではなく種々改変が可能で、例えば図8(c),(d)のような構成とすることもできる。
【0039】
すなわち、図8(c),(d)に示すように、回動軸25を胴21の両側から所定長さ突出させるようにされるとともに、先端部両側からガイド部材26を突出させてもよい。
【0040】
図9に、傾斜床3の裏面要部を概略図で示す。
【0041】
傾斜床3の裏面は、図9に示すように、傾斜床3の裏面長手方向の縁に沿って配設された枠31と、前記枠31内において幅方向に所定間隔で配設された所要数の補強部材32とが設けられてなるものとされる。
【0042】
補強部材32,32間の傾斜部材12の転動部材12aの転動範囲には、前述したように当板4が架け渡されている。当板4は転動部材12aの転動対応できるよう所定厚みの鋼板、例えば厚みが3mmの鋼板とされている。
【0043】
補強部材32,32間の外縁付近には、ストッパー受部5が配設されている。ストッパー受部5は、図9(b)に示すように、両側部が起立させられてストッパー20のガイド部または触れ防止部とされている。また、ストッパー受部5のストッパー20の先端が当接する箇所は、ストッパー20による傾斜床3の打ち抜きを防止するため、所定強度の鋼板とされている。
【0044】
このように、本実施形態では工場などで手軽に利用できるクレーンを利用して傾斜床3を所定角度にて傾斜させ、しかもその所定角度をコイルばねシリンダ11を中心とした床傾斜支持装置10により維持するようにしているので、運搬車Tの製造コストを著しく低減できる。また、特段のユーティリティーを使用していないので、ランニングコストも著しく低減できる。
【0045】
また、傾斜床3の傾斜と元への復帰も手軽になしえるので、取り扱いが容易である。さらに、復帰させた状態では、通常の搬送車として利用できるので、汎用性が高い。
【0046】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明の適用はトレーラに限定されるものではなく各種車両に適用でき、例えばトラックにも適用できる。
【0047】
また、本実施形態では、コイルばねシリンダを例に取り説明されているが、適用できるばねはコイルばねに限定されるものではなく、ピストンロッドを進退させることができるばねであれば、特にコイルばねに限定されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明は自動車産業や輸送産業に適用できる。
【符号の説明】
【0049】
T 運搬車
1 運搬車用荷台
2 床
3 傾斜床
4 当板
5 ストッパー受部
6 ストッパー収納部
10 床傾斜支持装置
11 コイルばねシリンダ
11a ピストンロッド
12 傾斜部材
12A 右側傾斜部材分割体
12B 左側傾斜部材分割体
12a 転動部材
13 リンク機構
14 第lリンク
15 第2リンク
15a 下部部材
15b 水平部材
15c 接合部
16 軸受
20 ストッパー
21 胴
22 クッション
23 回動基板
23a 透孔
24 取っ手
25 回動軸
26 ガイド部材
31 枠
32 補強部材
50 具体化リンク機構
51 コイルばねシリンダ
51a ピストンロッド
52 第lリンク
53 第2リンク
53a 下部部材
53b 水平部材
54 スライド部材
55 案内板
56 ベアリング
57 軸受
58 接合部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11