(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022122386
(43)【公開日】2022-08-23
(54)【発明の名称】配線基板
(51)【国際特許分類】
H05K 1/11 20060101AFI20220816BHJP
H05K 1/02 20060101ALI20220816BHJP
H05K 3/00 20060101ALI20220816BHJP
H01L 23/13 20060101ALI20220816BHJP
H01L 23/12 20060101ALI20220816BHJP
【FI】
H05K1/11 H
H05K1/02 C
H05K3/00 N
H01L23/12 C
H01L23/12 Q
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021019576
(22)【出願日】2021-02-10
(71)【出願人】
【識別番号】000004547
【氏名又は名称】日本特殊陶業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100142745
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 世子
(74)【代理人】
【識別番号】100136319
【弁理士】
【氏名又は名称】北原 宏修
(74)【代理人】
【識別番号】100148275
【弁理士】
【氏名又は名称】山内 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100143498
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 健
(72)【発明者】
【氏名】奈須 孝有
【テーマコード(参考)】
5E317
5E338
【Fターム(参考)】
5E317AA24
5E317BB04
5E317BB12
5E317BB14
5E317BB16
5E317BB17
5E317BB18
5E317CC25
5E317CD27
5E317GG09
5E317GG14
5E338AA02
5E338AA18
5E338BB02
5E338BB14
5E338EE23
5E338EE27
(57)【要約】
【課題】絶縁基板の表面に接続端子部の少なくとも一部が露出している配線基板において、接続端子部の小径化を実現しつつ、接続端子部の剥がれを抑制する。
【解決手段】配線基板1は、セラミック基板11と、ビア31と、接続パッド21とを備えている。セラミック基板11は、表面11a(第1の面)と、裏面11b(第2の面)とを有する。ビア31は、セラミック基板11内に配置されている。接続パッド21は、セラミック基板11内に配置され、ビア31と接続されている。接続パッド21の少なくとも一部は、表面11aから露出している。また、接続パッド21は、セラミック基板11の内部に入り込んだ部分に最大幅部を有している。表面11aから露出した接続パッド21の端面の円相当径D1は、30μm以上100μm以下の範囲内となっている。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の面と、自身の厚み方向において前記第1の面と反対側の第2の面とを有する絶縁基板と、
前記絶縁基板内に配置されている導電性のビアと、
前記絶縁基板内に配置され、前記ビアと接続されている接続端子部と
を備え、
前記接続端子部の少なくとも一部は、前記第1の面から露出しており、
前記接続端子部のうち前記絶縁基板の内部に入り込んだ部分において、前記接続端子部を前記厚み方向の断面視で見たときに、前記接続端子部のうち前記厚み方向と直交する面方向における幅が最大となる最大幅部は、前記前記絶縁基板の内部に位置し、前記最大幅部の前記面方向の幅は、前記第1の面の位置における前記接続端子部の前記面方向の幅よりも大きくなっており、
前記第1の面から露出した前記接続端子部の端面の円相当径は、30μm以上100μm以下の範囲内となっている、
配線基板。
【請求項2】
前記ビアは、前記接続端子部へ向かって先細となる形状を有している、
請求項1に記載の配線基板。
【請求項3】
前記絶縁基板の前記第1の面から露出している前記接続端子部の前記端面は、前記絶縁基板の前記第1の面と面一になっている、請求項1または2に記載の配線基板。
【請求項4】
前記接続端子部は、
前記絶縁基板の前記第1の面へ向かって先細となっている先細部と、
前記絶縁基板の前記面方向に沿った形状が、前記絶縁基板の厚み方向に略一定となっている柱状部と
を有している、請求項1から3の何れか1項に記載の配線基板。
【請求項5】
セラミック基板と、
前記セラミック基板内に配置されている導電性のビアと、
前記セラミック基板内に配置され、前記ビアと電気的に接続されている接続端子部と
を備えている配線基板の製造方法であって、
焼成前のセラミックシートに対してレーザを照射し、前記ビアが配置される箇所に穴を形成する、穴形成工程と、
前記セラミックシートの前記穴に導電性のインクを充填する、充填工程と、
感光性の導電性ペーストが塗布されたフィルムを露光および現像することによって、前記フィルムとの接触面へ向かって先細となる形状を有する前記接続端子部用の導電性パターンを形成する、パターン形成工程と、
前記充填工程を経た前記セラミックシートに対して、前記パターン形成工程で形成された前記導電性パターンを転写し、前記導電性のインクと前記導電性パターンとを電気的に接続させる、転写工程と、
前記転写工程後の前記セラミックシートを焼成する、焼成工程と
を含む、配線基板の製造方法。
【請求項6】
前記穴形成工程では、前記セラミックシートにおける前記導電性パターンが転写される側とは反対側から前記レーザを照射して穴を形成する、
請求項5に記載の配線基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、外部接続用の接続端子部を備えている配線基板に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体素子等の電子部品が搭載される配線基板として、非導電性材料であるセラミックで形成されているセラミック基板と、セラミック基板の内部および表面に金属などの導電性材料を用いて形成されている導電性パターンとを備えているものがある。配線基板に形成される導電性パターンは、例えば、配線、ビア、接続用端子などとして機能する。接続用端子は、接続パッドとも呼ばれ、外部の電子部品と電気的に接続される。
【0003】
特許文献1には、半導体素子や水晶振動子などの電子部品が搭載されるセラミック配線基板が開示されている。このセラミック配線基板には、セラミック絶縁層と、該セラミック絶縁層を厚み方向に貫通するように設けられた貫通導体と、該貫通導体の前記厚み方向の端面に接合してなる導体層とを有している。導体層は、セラミック基板に電子部品が搭載されるときに、電子部品との接続用端子となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたセラミック配線基板において、導体層3は、厚み方向に断面視したときに、一部が露出した状態でセラミック絶縁層1に埋まっており、導体層3の露出した表面を第1面3a、貫通導体5側の表面を第2面3bとしたときに、第1面3aの幅w1が第2面3bの幅w2よりも大きくなっているとともに、導体層3の側面3sが第1面3a側から第2面3b側にかけて傾斜面7とされ、傾斜面7と貫通導体5の側面5sとの角度が90°よりも大きい形状となっている。
【0006】
しかし、セラミック配線基板の表面に露出する導体層の形状を、表面から内層側へ向かって縮径する形状とすると、導体層がセラミック絶縁層から抜けやすくなってしまう。なお、近年では配線基板の小型化の需要が高まっており、導体層も同様に小径とすることが求められている。しかし、小径にする分、セラミック基板との接触面積が小さくなってしまうため、小径化(微細化)する上でも、導体層がセラミック絶縁層から抜けやすくなるという問題があった。
【0007】
そこで、本発明では、絶縁基板の表面に接続端子部の少なくとも一部が露出している配線基板において、接続端子部の小径化を実現しつつ、接続端子部の剥がれを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一局面にかかる配線基板は、第1の面と、自身の厚み方向において前記第1の面と反対側の第2の面とを有する絶縁基板と、前記絶縁基板内に配置されている導電性のビアと、前記絶縁基板内に配置され、前記ビアと接続されている接続端子部とを備えている。この配線基板において、前記接続端子部の少なくとも一部は、前記第1の面から露出しており、前記接続端子部のうち前記絶縁基板の内部に入り込んだ部分において、前記接続端子部を前記厚み方向の断面視で見たときに、前記接続端子部のうち前記厚み方向と直交する面方向における幅が最大となる最大幅部は、前記前記絶縁基板の内部に位置し、前記最大幅部の前記面方向の幅は、前記第1の面の位置における前記接続端子部の前記面方向の幅よりも大きくなっている。また、前記第1の面から露出した前記接続端子部の端面の円相当径は、30μm以上100μm以下の範囲内となっている。
【0009】
上記の構成によれば、接続端子部を小径化し、高精細化された配線基板を得ることができる。また、接続端子部を小径化した場合であっても、接続端子部を上記のような構成とすることで、絶縁基板から剥がれにくい接続端子部を得ることができる。
【0010】
上記の本発明の一局面にかかる配線基板において、前記ビアは、前記接続端子部へ向かって先細となる形状を有していてもよい。
【0011】
上記の構成によれば、ビアの端面全体を接続端子部の端面と接触させやすくすることができる。これにより、ビアと接続端子部とが位置ズレした状態で電気的に接続された場合に起こり得る抵抗値の上昇を抑えることができる。
【0012】
上記の本発明の一局面にかかる配線基板において、前記絶縁基板の前記第1の面から露出している前記接続端子部の前記端面は、前記絶縁基板の前記第1の面と面一になっていてもよい。
【0013】
上記の構成によれば、接続端子部の上に半導体チップなどの電子部品を安定した状態で載せることができる。
【0014】
上記の本発明の一局面にかかる配線基板において、前記接続端子部は、前記絶縁基板の前記第1の面へ向かって先細となっている先細部と、前記絶縁基板の前記面方向に沿った形状が、前記絶縁基板の厚み方向に略一定となっている柱状部とを有していてもよい。
【0015】
上記の構成によれば、絶縁基板からより剥がれにくい接続端子部を得ることができる。
【0016】
本発明のもう一つの局面は、配線基板の製造方法に関する。この配線基板は、セラミック基板と、前記セラミック基板内に配置されている導電性のビアと、前記セラミック基板内に配置され、前記ビアと電気的に接続されている接続端子部とを備えている。この配線基板の製造方法は、焼成前のセラミックシートに対してレーザを照射し、前記ビアが配置される箇所に穴を形成する、穴形成工程と、前記セラミックシートの前記穴に導電性のインクを充填する、充填工程と、感光性の導電性ペーストが塗布されたフィルムを露光および現像することによって、前記フィルムとの接触面へ向かって先細となる形状を有する前記接続端子部用の導電性パターンを形成する、パターン形成工程と、前記充填工程を経た前記セラミックシートに対して、前記パターン形成工程で形成された前記導電性パターンを転写し、前記導電性のインクと前記導電性パターンとを電気的に接続させる、転写工程と、前記転写工程後の前記セラミックシートを焼成する、焼成工程とを含む。
【0017】
上記の方法によれば、接続端子部の小径化を実現しつつ、接続端子部の剥がれを抑制することのできる配線基板を製造することができる。
【0018】
上記の本発明の一局面にかかる配線基板の製造方法において、前記穴形成工程では、前記セラミックシートにおける前記導電性パターンが転写される側とは反対側から前記レーザを照射して穴を形成してもよい。
【0019】
上記の方法によれば、接続端子部へ向かって先細となる形状を有するビアを形成することができる。これにより、ビアの端面全体を接続端子部の端面と接触させやすくすることができるため、ビアと接続端子部とが位置ズレした状態で電気的に接続される可能性を低減させることができる。
【発明の効果】
【0020】
本発明の一局面にかかる配線基板によれば、接続端子部の小径化を実現しつつ、接続端子部の剥がれを抑制することができる。また、本発明のもう一つの局面にかかる配線基板の製造方法によれば、接続端子部の小径化を実現しつつ、接続端子部の剥がれを抑制することのできる配線基板を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】一実施形態にかかる配線基板の構成を示す平面模式図である。
【
図2】
図1に示す配線基板のA-A線部分の構成を示す断面模式図である。
【
図3】
図2に示すビアおよび接続パッドを拡大して示す断面図である。
【
図4】一実施形態にかかる配線基板の製造方法の各工程を示すフローチャートである。
【
図5】
図4に示す配線基板の製造方法における穴形成工程および充填工程を説明するための模式図である。
【
図6】
図4に示す配線基板の製造方法におけるパターン形成工程を説明するための模式図である。
【
図7】
図4に示す配線基板の製造方法における転写工程を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0023】
(配線基板の構成)
本実施形態では、本発明にかかる配線基板の一例として、配線基板1を例に挙げて説明する。
図1には、配線基板1の一部分の表面側の構成を示す平面模式図である。
図2には、配線基板1の断面構成を模式的に示す。
図2は、
図1に示す配線基板1を、A-A線部分で切断した場合の断面図である。
【0024】
配線基板1は、主として、セラミック基板(絶縁基板)11と、導電性パターンとで構成されている。導電性パターンには、例えば、接続パッド(接続端子部)21、ビア31、および配線部41などが含まれる。
【0025】
セラミック基板11は、配線基板1の土台となる部材である。セラミック基板11は、例えば、アルミナ(Al2O3)を主成分とする高温焼成セラミックで形成することができる。また、別の実施態様では、セラミックシートは、焼結性を向上させたアルミナなどの中温焼成セラミック(MTCC)、または低温焼成セラミック(LTCC)で形成されていてもよい。
【0026】
セラミック基板11は、1つまたは複数のセラミックグリーンシートを焼成して得られる。セラミック基板11が複数のセラミックグリーンシートから形成される場合には、セラミック基板11は、積層された複数のセラミック層を有している。
図2には、セラミック基板11が、1つのセラミックグリーンシートで形成されている構成例を示している。
【0027】
本実施形態では、便宜上、略平板状のセラミック基板11において接続パッド21が設けられている側の面を表面(第1の面)11aとし、その反対側の面を裏面(第2の面)11bとする。但し、セラミック基板11の表面および裏面の定義はこれに限定はされず、任意に決めることができる。また、セラミック基板11の面方向をX方向とし、セラミック基板11の厚み方向をY方向とする(
図2参照)。
【0028】
導電性パターンは、セラミック基板11の表面11a、裏面11b、および内部などに設けられている。各導電性パターンは、それぞれ所定の形状に形成されており、例えば、配線部、接続パッド、ビア、および電極などとして機能する。
【0029】
導電性パターンは、例えば、銅(Cu)、タングステン(W)、銀(Ag)、またはモリブデン(Mo)などの金属材料、あるいはこれらの金属材料を主成分とする合金材料によって形成することができる。セラミック基板11が高温焼成セラミックで形成されている場合には、導電性パターンは、例えば、タングステン(W)、またはモリブデン(Mo)を主成分とすることが好ましい。セラミック基板11が中温焼成セラミックまたは低温焼成セラミックで形成されている場合には、導電性パターンは、例えば、銅(Cu)、または銀(Ag)を主成分とすることが好ましい。
【0030】
導電性パターンの一例である接続パッド21は、他の電子部品(例えば、半導体チップなど)との接続端子として用いられる。接続パッド21は、例えば、配線基板1上に他の電子部品がフリップチップ方式で搭載される場合などの接続端子として好適に用いられる。配線基板1上にリップチップ方式で半導体チップを接続する際には、接続パッド21上に半田などでバンプを形成し、このバンプを介して接続パッド21が半導体チップの接続端子と電気的に接続される。
【0031】
本実施形態では、
図2に示すように、セラミック基板11の表面11a側に、複数の接続パッド21が設けられている。また、本実施形態では、接続パッド21は、その大部分がセラミック基板11の内部に埋め込まれており、一部がセラミック基板11の表面11aから露出している。すなわち、接続パッド21の表面21sは、セラミック基板11の表面11aから露出している。
【0032】
導電性パターンの一例であるビア31は、セラミック基板11の内部に埋め込まれている。本実施形態では、セラミック基板11の裏面11b側に、複数のビア31が設けられている。そして、各ビア31上に、各接続パッド21が配置されており、ビア31と接続パッド21とは電気的に接続されている。
図2に示すように、一つの接続パッド21およびこれと接続されている一つのビア31は、セラミック基板11の内部(すなわち、表面11aから裏面11bまで)を貫通するように設けられている。
【0033】
導電性パターンの一例である配線部41は、セラミック基板11の表面11a、裏面11b、および内部などに張り巡らされている。これらの配線部41のうちのいくつかは、セラミック基板11の内部において、ビア31と接合している。これにより、ビア31と配線部41とは電気的に接続している。配線部41は、ビア31を介して、セラミック基板11の表面11a側に形成されている接続パッド21などとの間で電気信号を送受信することができる。
【0034】
続いて、接続パッド21およびビア31のより詳細な構成について説明する。
図3には、
図2に示す接続パッド21の一つと、この接続パッド21と接続されている一つのビア31の断面形状を示す。
【0035】
図1に示すように、接続パッド21は、上面視で略円形状となっている。そして、接続パッド21は、上面視でビア31と重なるように配置されている。
図3に示すように、接続パッド21は、先細部22と、柱状部23とを有している。先細部22は、セラミック基板11の表面(
図3などでは、表面11a)側に位置している。
【0036】
先細部22は、セラミック基板11の表面11aへ向かって先細となっている。すなわち、先細部22は、セラミック基板11の面方向(X方向)における断面積が、セラミック基板11の表面11aから遠ざかるにしたがって大きくなる形状を有している。本実施形態では、先細部22の面方向(X方向)の断面形状は、略円形となっている。
【0037】
柱状部23は、セラミック基板11の内部側に位置している。柱状部23は、ビア31と接触した状態となっている。柱状部23は、セラミック基板11の面方向(X方向)に沿った断面形状が、セラミック基板11の厚み方向(Y方向)に略一定となっている。本実施形態では、柱状部23の面方向(X方向)の断面形状は、略円形となっている。
【0038】
本実施形態では、上面視で略円形状の接続パッド21の表面21sの径D1は、上面視で略円形状の接続パッド21の柱状部23の径D2よりも小さくなっている(
図1参照)。
【0039】
すなわち、接続パッド21の形状は、接続パッド21をY方向(厚み方向)の断面視で見たときに、接続パッド21におけるX方向(面方向)における幅が最大となる最大幅部(本実施形態では、柱状部23に相当)は、セラミック基板11の内部に位置している。そして、この最大幅部のX方向(面方向)の幅(本実施形態では、柱状部23の径D2に相当)は、セラミック基板11の表面11aの位置における接続パッド21のX方向(面方向)の幅(本実施形態では、先細部22の表面21sの径D1に相当)よりも大きくなっている。
【0040】
接続パッド21がこのような形状を有していることで、接続パッド21がセラミック基板11から抜けにくい構成とすることができる。
【0041】
なお、本実施形態では、セラミック基板11の表層部に位置する先細部22の側面は、断面視で湾曲した形状(アール形状)を有している(
図3など参照)。これにより、接続パッド21がセラミック基板11に埋設されている部分において、先細部22とセラミック層との接触面積を増やすことができる。そのため、セラミック基板11に対する接続パッド21の接合強度が増加し、接続パッド21がセラミック基板11からより抜けにくい構成となる。
【0042】
ビア31は、接続パッド21へ向かって先細となる形状を有している。すなわち、ビア31は、セラミック基板11の裏面11b側に位置している部分の面方向(X方向)の断面積が、接続パッド21と接触している部分の面方向(X方向)の断面積よりも大きくなっている。本実施形態では、ビア31の面方向(X方向)の断面形状は、略円形となっている。
【0043】
後述するように、ビア31は、レーザなどを用いてセラミックシート10に形成された穴10aに、導電性材料を充填することによって形成することができる。これにより、ビア31の面方向(X方向)の断面径を、例えば、約30μm以下程度に小さくすることができる。また、狭い間隔(例えば、約50μm程度)で複数のビア31が配置された配線基板1を得ることができる。
【0044】
また、レーザを用いてセラミック基板11にビア形成用の穴10aを形成することで、接続パッド21へ向かって先細となる形状のビア31を形成することができる。ビア31を接続パッド21へ向かって先細となる形状とすることで、ビア31の端面全体を接続パッド21の端面と接触させやすくすることができる。これにより、ビア31と接続パッド21とが位置ズレした状態で電気的に接続された場合に起こり得る抵抗値の上昇を抑えることができる。
【0045】
また、接続パッド21は、その大部分がセラミック基板11に埋まった状態となっており、接続パッド21の少なくとも一部は、セラミック基板11の表面11aから露出している。
【0046】
そして、セラミック基板11の表面11aから露出した接続パッド21の頂面(端面)の円相当径D1は、30μm以上100μm以下の範囲内となっている。径D1が30μm以上であることで、後述する配線基板1の製造方法の穴形成工程(S10)において、均一な径を有する穴10aを安定して形成することができる。また、径D1が100μm以下であることで、接続パッド21の高精細化を実現することができる。
【0047】
さらに、本実施形態にかかる配線基板1では、接続パッド21の全体がセラミック基板11に埋まった状態となっていることが好ましい。これにより、セラミック基板11からより抜けにくい接続パッド21を得ることができる。また、接続パッド21の表面21sが、セラミック基板11の表面(
図3などに示す例では、表面11a)と面一になっていてもよい。これにより、接続パッド21の上に半導体チップなどの電子部品を安定した状態で載せることができる。
【0048】
(配線基板の製造方法)
続いて、配線基板1の製造方法について説明する。ここでは、接続パッド21およびビア31などの導電性パターンを形成する工程を中心に説明する。この工程以外の配線基板1の製造方法については、従来公知の配線基板の製造方法が適用できる。
【0049】
図4には、配線基板1の製造工程の一部を工程順に示す。
図4では、主に、穴形成工程(S10)から焼成工程(S50)までの各工程を示している。
図5には、主にビア31などを形成するための穴形成工程(S10)および充填工程(S20)が行われる様子を工程順に模式的に示す。
図6には、接続パッド21を形成するためのパターン形成工程(S30)が行われる様子を工程順に模式的に示す。
図7には、接続パッド21用の導電性パターンをセラミックシートに転写する転写工程(S40)が行われる様子を工程順に模式的に示す。
【0050】
図4に示す各工程を行うにあたって、先ず、セラミックシート10を準備する。セラミックシート10は、例えば、アルミナ(Al
2O
3)などを含有するセラミック材料の粉末を、有機溶剤およびバインダなどとともに混練してスラリーを作製した後、シート状に成形することで得られる。
【0051】
セラミックシート10を準備した後、先ず、セラミックシート10内の所定の箇所にビア31用の導電性パターンを形成する。具体的には、穴形成工程(S10)および充填工程(S20)を行う。
図5には、穴形成工程(S10)および充填工程(S20)が行われる様子を模式的に示す。
【0052】
穴形成工程(S10)では、
図5に示す工程Aのように、穴形成用のレーザ51をセラミックシート10の所定箇所(ビア31が形成される箇所)に照射し、セラミックシート10に複数の穴10aを形成する。
図5に示すように、セラミックシート10の裏面10d(レーザ照射面10cとは反対側の面)には、マスキングフィルム52が配置される。後の充填工程(S20)では、マスキングフィルム52が配置されている面側から導電性インクの充填を行う。
【0053】
また、穴形成工程(S10)では、後の転写工程(S40)において、セラミックシート10における導電性パターンが転写される側とは反対側からレーザ51を照射して穴10aを形成する。これにより、
図5に示すように、セラミックシート10の面方向における穴10aの径が、レーザ照射面10cから裏面10dへ向かって徐々に小さくなるような形状の穴10aが形成される。
【0054】
レーザ51としては、例えば、CO2レーザ、UVレーザなどを用いることができる。レーザ51を用いてセラミックシート10に穴を形成することで、穴10aの径を小さくすることができるとともに、隣接する穴同士の間隔を小さくすることができる。
【0055】
穴形成工程(S10)の後、充填工程(S20)を行う。充填工程(S20)では、
図5に示す工程Bのように、マスキングフィルム52が配置されているセラミックシート10の裏面10d側から、スキージ53などを用いてビア形成用の導電性インク54を各穴10aに充填する。これにより、セラミックシート10のレーザ照射面10cから裏面10d(レーザ出射面)へ向かって先細となる形状を有するビア31用の導電性パターン30を形成することができる。
【0056】
続いて、パターン形成工程(S30)を行う。
図6には、パターン形成工程(S30)が行われる様子を模式的に示す。パターン形成工程(S30)には、露光工程(S31)および現像工程(S31)が含まれる。
図6の工程Aは、露光工程(S31)を示す。
図6の工程Bは、現像工程(S31)を示す。
【0057】
露光工程(S31)を行うにあたって、先ず、キャリアフィルム61と、感光性の導電性ペースト62を準備する。キャリアフィルム61としては、例えば、PEN(ポリエチレンナフタレート)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂製の透明フィルムを用いることができる。
【0058】
導電性ペースト62は、例えば、銅(Cu)、タングステン(W)、銀(Ag)、またはモリブデン(Mo)などを含有する金属粉末と、感光性樹脂とを含む。感光性樹脂としては、紫外光が照射されると光硬化するネガ型感光材が用いられる。本実施形態では、例えば、ビスアジド化合物が用いられる。導電性ペーストに感光性樹脂が含まれることで、フォトリソグラフィによって所定形状の導電性パターンを形成することができる。そのため、例えば、スクリーン印刷法で導電性パターンを形成する場合と比較して、より高精細なパターン形状を有する導電性パターンを形成することができる。
【0059】
導電性ペースト62は、キャリアフィルム61上に塗布される。導電性ペースト62の塗布は、従来公知のスクリーン印刷装置などを用いて行うことができる。これにより、導電性ペースト付着フィルム体(以下、フィルム体と呼ぶ)が得られる。
【0060】
露光工程(S31)では、例えば、UV光源などを備えている露光装置を用いてキャリアフィルム61上に塗布された導電性ペースト62に光Lを照射する。
【0061】
露光工程(S31)では、ガラスマスク70を用いてキャリアフィルム61上の導電性ペースト62に光Lを照射し、配線基板1に形成される接続パッド21のパターン形状に合わせて、導電性ペースト62内の感光性樹脂を光硬化させる。
図6では、導電性ペースト62のキャリアフィルム61から遠い側の面を第1面62aとし、キャリアフィルム61との接触面を第2面62bとする。
【0062】
露光工程(S31)では、導電性ペースト62の上方に、ガラスマスク70が配置される。ガラスマスク70には、平板状のガラスに、形成予定の導電性パターン20の形状にあわせて遮光膜72が設けられている。露光工程では、キャリアフィルム61上の導電性ペースト62に対して、ガラスマスク70を介して、導電性ペースト62に含まれる感光性樹脂が光硬化する光L(例えば、紫外光)が照射される。
【0063】
これにより、遮光膜72が設けられていない領域の導電性ペースト62には光Lが照射される一方、遮光膜72が設けられている領域の導電性ペースト62には光Lが照射されない。その結果、キャリアフィルム61上の導電性ペースト62では、光Lが照射された領域に存在する感光性樹脂のみが光硬化し、遮光膜72によって光が遮られる領域に存在する感光性樹脂は光硬化することなくキャリアフィルム61上に残る。
【0064】
なお、このようにして光Lを照射すると、導電性ペースト62内に含まれる金属粉末によって光が散乱されるため、照射された光Lの一部は、キャリアフィルム61に近い側(すなわち、第2面62b側)の導電性ペースト62にまで到達しない。そのため、キャリアフィルム61に近い側(すなわち、第2面62b側)の導電性ペースト62内の感光性樹脂は光硬化が阻害される傾向にある。
【0065】
すなわち、導電性ペースト62において光硬化される領域は、光Lが入射する側(すなわち、第1面62a側)から離れるにしたがって狭くなる。これにより、導電性ペースト62には、キャリアフィルム61との接触面へ向かって先細となる形状を有する光硬化領域が形成される。
【0066】
その後、現像工程(S32)を行う。現像工程(S32)では、キャリアフィルム61上に、導電性パターン20を形成する。具体的には、導電性ペースト62を現像液75で処理し、導電性ペースト62の未感光部分を除去する。これにより、導電性ペースト62の光硬化した領域のみがキャリアフィルム61上に残り、キャリアフィルム61上に導電性パターン20が形成される(
図6の工程B参照)。導電性パターン20は、キャリアフィルム61側に位置する先細部22と、キャリアフィルム61から遠い側に位置する柱状部23とを有する。
【0067】
以上のようにして、パターン形成工程(S30)が行われる。これにより、キャリアフィルム61上に所定形状の導電性パターン20が形成される。
【0068】
続いて、転写工程(S40)を行う。
図7には、転写工程(S40)が行われる様子を模式的に示す。転写工程(S40)では、充填工程(S20)を経たセラミックシート10に対して、パターン形成工程(S30)で形成された導電性パターン20を転写し、ビア31用の導電性パターン30と接続パッド21用の導電性パターン20とを電気的に接続させる。
【0069】
具体的には、
図7の工程Aに示すように、インクジェット装置55などを用いて、セラミックシート10の表面に接着溶剤(例えば、アルコール系溶剤)を塗布し、セラミックシート10の一部をペースト化する。ここでは、セラミックシート10の裏面10d(セラミック基板11の表面11aに相当する)側から接着用材を塗布し、セラミックシートの一部をペースト化する。
図7では、セラミックシート10において、ペースト化されたセラミック部分を10bで示す。
【0070】
次に、
図7の工程Bに示すように、キャリアフィルム61の導電性パターン20が形成された面をセラミックシート10側にして、キャリアフィルム61をセラミックシート10の裏面10d上に載せて、熱プレス装置56を用いて加圧および加熱する。このとき、セラミックシート10側に形成されている各導電性パターン30の位置と、キャリアフィルム61側に形成されている各導電性パターン20の位置とが合致するように、セラミックシート10に対してキャリアフィルム61が位置合わせされる。これにより、導電性パターン30と導電性パターン20との電気的な接続が可能となる。
【0071】
その後、
図7の工程Cに示すように、キャリアフィルム61を剥がすことにより、導電性パターン20がセラミックシート10に転写される。ここで、導電性パターン20の少なくとも一部は、セラミックシート10内に埋め込まれた状態となっている。
【0072】
このように、転写工程(S40)では、所定の箇所に導電性パターン30が形成されているセラミックシート10に対して、現像工程(S32)を経たフィルム体を押し当てて、導電性パターン20をセラミックシート10に転写する。これにより、セラミックシート10には、導電性パターン30と接続された導電性パターン20が形成される。
【0073】
複数のセラミック層を有する配線基板1の場合には、上記の方法で、複数のセラミックシート10を形成した後、各シートを決められた順序で積層する。
【0074】
その後、焼成工程(S50)を行う。焼成工程(S50)では、導電性パターン20おおび30が形成されたセラミックシート10、またはその積層体をコファイヤ焼成(同時焼成)する。これにより、セラミックシート10はセラミック基板11となる。なお、焼成工程(S50)を行うことによって、導電性パターン20内に含まれている感光性樹脂は焼失する。
【0075】
焼成工程(S50)が終了すると、メッキ工程などの後工程が行われる。メッキ工程は、従来公知の電解めっき法によって実施される。電解めっき法を行うことで、セラミック基板11から露出している導電性パターン(例えば、接続パッド21)の表面にメッキ被膜を形成することができる。
【0076】
以上のように、本実施形態にかかる配線基板1の製造方法では、感光性の導電性ペースト62が塗布されたキャリアフィルム61を露光および現像することによって、キャリアフィルム61との接触面へ向かって先細となる形状を有する導電性パターン20を形成する。この導電性パターン20を、ビア31用の導電性パターン30が形成されているセラミックシート10に転写し、導電性パターン30と導電性パターン20とを電気的に接続させる。
【0077】
このような製造方法を用いて導電性パターン20を形成することで、より微細な導電性パターンを形成することができる。そのため、本実施形態にかかる製造方法によれば、例えば、接続パッド21の径が約30μm程度であり、隣接する接続パッド21同士の間隔が約60μm程度の高精細な接続パッド21を備えた配線基板1を得ることができる。
【0078】
また、上述のパターン形成工程(S30)の露光工程(S31)では、導電性ペースト62の光硬化される領域が、光Lが入射する側から離れるにしたがって狭くなるという特性を利用して、導電性パターン20に先細部22を形成することができる。この先細部22は、接続パッド21の先細部22となる。接続パッド21において、セラミック基板11の表面11a側に先細部22が形成されていることで、接続パッド21をセラミック基板11から抜けにくくすることができる。
【0079】
また、穴形成工程(S10)では、レーザ51を用いてセラミックシート10に穴10aを形成することで、穴10aの径を小さくすることができるとともに、隣接する穴同士の間隔を小さくすることができる。例えば、CO2レーザを用いて穴10aを形成することで、穴10aの径を約30μm程度まで小径化することができる。また、UVレーザを用いて穴10aを形成することで、穴10aの径を約20μm程度まで小径化することができる。また、CO2レーザまたはUVレーザを用いることで、隣接する穴10a同士の間隔を約50μm程度まで狭めることができる。
【0080】
上述したように、穴形成工程(S10)では、セラミックシート10における導電性パターン30が転写される側(すなわち、裏面10d側)とは反対側(すなわち、レーザ照射面10c側)からレーザ51を照射して穴10aを形成することが好ましい。
【0081】
これにより、セラミックシート10の面方向における穴10aの径が、レーザ照射面10cから裏面10dへ向かって徐々に小さくなるような形状の穴10aを形成することができる(
図5参照)。このような形状の穴10aに導電性インク54を充填することで、接続パッド21へ向かって先細となる形状を有するビア31を形成することができる。これにより、接続パッド21との接触部分におけるビア31の面積が小さくなり、ビア31の端面全体を接続パッド21と接触させやすくすることができる。そのため、ビア31と接続パッド21との接触部において互いの位置ズレに起因して起こり得る抵抗値の上昇を抑制することができる。
【0082】
また、穴形成工程(S10)において、レーザ51の出射面となるセラミックシート10の裏面10d側では、レーザ照射面10c側と比較して、穴10aの径にバラツキが生じる可能性があり、その結果、裏面10d側ではビア31の径も不安定となり得る。本実施形態では、ビア31の径が不安定となり得る側には、接続パッド21の導電性パターン20が転写され、セラミック基板11内に埋め込まれた状態となる。一方、レーザ照射面10c側であるセラミック基板11の裏面11bに露出しているビア31の径については、バラツキを小さくことができる。
【0083】
(実施形態のまとめ)
以上のように、本実施形態にかかる配線基板1は、セラミック基板11と、ビア31と、接続パッド21とを備えている。セラミック基板11は、表面11a(第1の面)と、裏面11b(第2の面)とを有している。ビア31は、セラミック基板11内に配置されている。接続パッド21は、セラミック基板11内に配置され、ビア31と接続されている。接続パッド21の少なくとも一部は、表面11aから露出している。また、接続パッド21は、セラミック基板11の内部に入り込んだ部分に最大幅部(具体的には、柱状部23)を有している。この最大幅部のX方向(面方向)の幅(具体的には、柱状部23の径D2)は、セラミック基板11の表面11aの位置における接続パッド21のX方向(面方向)の幅(具体的には、先細部22の表面21sの径D1)よりも大きくなっている。
【0084】
上記の構成によれば、接続パッド21の最大幅部がセラミック基板11内に埋設された状態となるため、接続パッド21の剥がれを抑制することができる。
【0085】
また、本実施形態にかかる配線基板1の製造方法では、上述した露光工程(S31)および現像工程(S32)などを含むフォトリソグラフィによって、接続パッド21用の導電性パターン20を形成する。これにより、表面11aから露出した接続パッド21の端面の円相当径D1を、例えば、30μm以上100μm以下の範囲内とすることができる。
【0086】
以上のように、本実施形態によれば、接続パッド21を小径化し、高精細化された配線基板1を得ることができる。また、本実施形態によれば、接続パッド21を小径化した場合であっても、接続パッド21を上述したような形状とすることで、セラミック基板11から剥がれにくい接続パッド21を形成することができる。
【0087】
なお、本実施形態の製造方法のように、転写工程(S40)を用いて接続パッド21を形成すると、スクリーン印刷法を用いて接続パッドを形成した場合と比較して、接続パッド表面の平坦性を向上させることができる。そのため、本実施形態の製造方法を用いて形成された導電パターンを接続パッド21として利用すると、半導体チップの接続端子との接続信頼性を向上させることができる。したがって、本実施形態にかかる配線基板1は、例えば、半導体チップなどがフリップチップ方式で接続される配線基板に好適に用いられる。
【0088】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。また、本明細書で説明した各実施形態の構成を互いに組み合わせて得られる構成についても、本発明の範疇に含まれる。
【符号の説明】
【0089】
1 :配線基板
10 :セラミックシート
10a :セラミックシートに形成される穴
11 :セラミック基板(絶縁基板)
11a :セラミック基板の表面(第1の面)
11b :セラミック基板の裏面(第2の面)
20 :接続パッド用の導電性パターン
21 :接続パッド(接続端子部)
21s :接続パッドの表面
22 :先細部
23 :柱状部(最大幅部)
30 :ビア用の導電性パターン
31 :ビア
51 :レーザ
54 :導電性インク
61 :キャリアフィルム(フィルム)
62 :導電性ペースト