(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022122484
(43)【公開日】2022-08-23
(54)【発明の名称】蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱。
(51)【国際特許分類】
E04C 3/34 20060101AFI20220816BHJP
【FI】
E04C3/34
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021019741
(22)【出願日】2021-02-10
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-09-08
(71)【出願人】
【識別番号】502145830
【氏名又は名称】美藤 雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤雅康
(72)【発明者】
【氏名】美藤町子
(72)【発明者】
【氏名】北村知世
(72)【発明者】
【氏名】横畑直世
【テーマコード(参考)】
2E163
【Fターム(参考)】
2E163FA02
2E163FF42
(57)【要約】
【課題】本発明は、低価格且つ容易に造れる、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱を提供する。
【解決手段】
複数枚で多角形に加工して成る板材1の板面の内側に蟻溝2を設けて、該板材1の接続両側面に蟻溝2を設けて成る蟻溝付き板材3、該蟻溝付き板材3を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材4、該柱材4の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴5に、蟻穴5形状の断面を有する棒状の蟻部材6を、前記、柱材4の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体7、該柱型枠躯体7の中央に鋼管8を備えて、前記、柱型枠躯体7内にコンクリート9を打設して、コンクリート9が凝固することで、前記、蟻溝付き板材3に設けた蟻溝2とコンクリート9が一体となり、蟻溝付き板材3の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る多角形のコンクリート支柱Aとなることを特徴とする、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体の中央に鋼管を備えて、前記、柱型枠躯体内にコンクリートを打設して、コンクリートが凝固することで、前記、蟻溝付き板材に設けた蟻溝とコンクリートが一体となり、蟻溝付き板材の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る多角形のコンクリート支柱となることを特徴とする、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱。
【請求項2】
複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体を形成した、前記、複数枚の蟻溝付き板材に設けた蟻溝に、側面に蟻加工した接続板材を中央まで差込、該接続板にさらなる柱型枠躯体を差込連結して成る長尺の柱型枠躯体、該長尺の柱型枠躯体の中央に鋼管を備えて、前記、長尺の柱型枠躯体内にコンクリートを打設して、コンクリートが凝固することで、前記、蟻溝付き板材に設けた蟻溝とコンクリートが一体となり、蟻溝付き板材の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る長尺のコンクリート支柱となることを特徴とする請求項1に記載の蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱。
【請求項3】
柱型枠躯体や長尺の柱型枠躯体の中央に鋼管を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱。
【請求項4】
複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体の先端に地中に貫入する鋼製螺旋金物を取付けて成る基礎杭、該基礎杭を貫入しつつ、前記、複数枚の蟻溝付き板材に設けた蟻溝に、側面に蟻加工した接続板材を中央まで差込、該接続板にさらなる、前記、柱型枠躯体を差込連結して成る連結基礎杭、該連結基礎杭内にコンクリート又は砂利石を投入して、構築物を支える基礎杭とすることを特徴とする請求項1~3に記載の蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコンクリート支柱は、鉄筋組して型枠組をした型枠躯体内に、コンクリートを打設して凝固後に型枠を解体してコンクリート支柱は造られていた。
【0003】
工場で製造するPC支柱やPC基礎杭は現場へ運んで使用されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【0005】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
在来のコンクリート支柱やPC支柱には次の問題があった。
〇PC支柱やPC基礎杭はコンクリートの養生養生期間が必要であった。
〇PC支柱やPC基礎杭は製作費が高くなる問題があった。
〇PC支柱やPC基礎杭は重量が重く運搬費や設置経費が掛かる問題もあった。
【0007】
さらに、PC支柱は衝撃に弱い欠点もある。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みて、自然環境に最も優しくて弾力性に優れた、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体の中央に鋼管を備えて、前記、柱型枠躯体内にコンクリートを打設して、コンクリートが凝固することで、前記、蟻溝付き板材に設けた蟻溝とコンクリートが一体となり、蟻溝付き板材の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る多角形のコンクリート支柱となることを特徴とする、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱(請求項1)を提供する。
【0010】
複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体を形成した、前記、複数枚の蟻溝付き板材に設けた蟻溝に、側面に蟻加工した接続板材を中央まで差込、該接続板にさらなる柱型枠躯体を差込連結して成る長尺の柱型枠躯体、該長尺の柱型枠躯体の中央に鋼管を備えて、前記、長尺の柱型枠躯体内にコンクリートを打設して、コンクリートが凝固することで、前記、蟻溝付き板材に設けた蟻溝とコンクリートが一体となり、蟻溝付き板材の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る長尺のコンクリート支柱となることを特徴とする請求項1に記載の蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱(請求項2)を提供する。
【0011】
柱型枠躯体や長尺の柱型枠躯体の中央に鋼管を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱(請求項3)を提供する。
【0012】
複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体の先端に地中に貫入する鋼製螺旋金物を取付けて成る基礎杭、該基礎杭を貫入しつつ、前記、複数枚の蟻溝付き板材に設けた蟻溝に、側面に蟻加工した接続板材を中央まで差込、該接続板にさらなる、前記、柱型枠躯体を差込連結して成る連結基礎杭、該連結基礎杭内にコンクリート又は砂利石を投入して、構築物を支える基礎杭とすることを特徴とする請求項1~3に記載の蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱(請求項4)を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明の特筆すべき大きな効果を列挙する。
イ)地球環境に最も優しい多角形のコンクリート支柱。
ロ)地球温暖化に最も適した多角形のコンクリート支柱。
ハ)鉄筋を必要としない多角形のコンクリート支柱。
二)市街地の景観を損なわない多角形のコンクリート支柱。
【0014】
本発明で容易且つ低価格で造れるコンクリート支柱を列挙する。
イ)敷地内への引き込み支柱や照明支柱。
ロ)狭い道路や庭園などの街路灯支柱。
ハ)一般道路や公園などの街路灯支柱。
二)運動場や作業場などの照明灯支柱。
ホ)高速道路や山林などの照明灯支柱。
へ)地中に貫入する基礎杭。
【0015】
以上で説明したように、請求項1に係る発明によれば、複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体の中央に鋼管を備えて、前記、柱型枠躯体内にコンクリートを打設して、コンクリートが凝固することで、前記、蟻溝付き板材に設けた蟻溝とコンクリートが一体となり、蟻溝付き板材の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る多角形のコンクリート支柱となることで、脱炭素化社会に適応するコンクリート支柱となる効果は大きい。さらに、市街地の景観が美しくなる効果は全ての国民が希望する効果である。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体を形成した、前記、複数枚の蟻溝付き板材に設けた蟻溝に、側面に蟻加工した接続板材を中央まで差込、該接続板にさらなる柱型枠躯体を差込連結して成る長尺の柱型枠躯体、該長尺の柱型枠躯体の中央に鋼管を備えて、前記、長尺の柱型枠躯体内にコンクリートを打設して、コンクリートが凝固することで、前記、蟻溝付き板材に設けた蟻溝とコンクリートが一体となり、蟻溝付き板材の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る長尺のコンクリート支柱となることで、長短多種多様なコンクリート支柱が造れる効果は多大である。
【0017】
請求項3に係る発明によれば、柱型枠躯体や長尺の柱型枠躯体の中央に鋼管を備えることで、鋼管によってコンクリート支柱の強度が増す効果と鋼管内が配線ダクトなどに使える効果は多大である。
【0018】
請求項4に係る発明によれば、複数枚で多角形に加工して成る板材の板面の内側に蟻溝を設けて、該板材の接続両側面に蟻溝を設けて成る蟻溝付き板材、該蟻溝付き板材を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材、該柱材の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴に、蟻穴形状の断面を有する棒状の蟻部材を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体、該柱型枠躯体の先端に地中に貫入する鋼製螺旋金物を取付けて成る基礎杭、該基礎杭を貫入しつつ、前記、複数枚の蟻溝付き板材に設けた蟻溝に、側面に蟻加工した接続板材を中央まで差込、該接続板にさらなる、前記、柱型枠躯体を差込連結して成る連結基礎杭、該連結基礎杭内にコンクリート又は砂利石を投入して、構築物を支える基礎杭とすることで、構築物が災害から守れる効果は多大である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に、本発明の実施形態は添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱の姿図。
図2は、長尺の柱型枠躯体を示した接続部の姿図。
図3は、連結基礎杭を示した姿図。
図4は、棒状の蟻部材の鳥瞰図。
図5は、接続板材の鳥瞰図。
図6は、柱型枠躯体の拡大断面図。
図7は、柱型枠躯体接続部の拡大断面図。
図8は、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱の拡大断面図。
図9は、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱接続部の拡大断面図。
図10は、蟻溝付き板材の原寸断面図。
図11は、蟻溝付き板材棒状の蟻部材部の原寸断面図。
図12は、蟻溝付き板材接続部の原寸断面図である。
【0021】
本発明の実施形態を図面で説明すれば、
図1は、複数枚で多角形に加工して成る板材1の板面の内側に蟻溝2を設けて、該板材1の接続両側面に蟻溝2を設けて成る蟻溝付き板材3、該蟻溝付き板材3を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材4、該柱材4の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴5に、蟻穴5形状の断面を有する棒状の蟻部材6を、前記、柱材4の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体7、該柱型枠躯体7の中央に鋼管8を備えて、前記、柱型枠躯体7内にコンクリート9を打設して、コンクリート9が凝固することで、前記、蟻溝付き板材3に設けた蟻溝2とコンクリート9が一体となり、蟻溝付き板材3の反りや変形が防止できる、本発明に係る蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱Aの姿図である。
【0022】
図2は、複数枚で多角形に加工して成る板材1の板面の内側に蟻溝2を設けて、該板材1の接続両側面に蟻溝2を設けて成る蟻溝付き板材3、該蟻溝付き板材3を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材4、該柱材4の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴5に、蟻穴5形状の断面を有する棒状の蟻部材6を、前記、柱材4の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体7、該柱型枠躯体7を形成した、前記、複数枚の蟻溝付き板材6に設けた蟻溝2に、側面に蟻加工した接続板材10を中央まで差込、該接続板10にさらなる柱型枠躯体7を差込連結して成る長尺の柱型枠躯体Bを示した接続部の姿図。
【0023】
図3は、複数枚で多角形に加工して成る板材1の板面の内側に蟻溝2を設けて、該板材1の接続両側面に蟻溝2を設けて成る蟻溝付き板材3、該蟻溝付き板材3を複数枚接続並置して、多角形の形状に仮固定して成る柱材4、該柱材4の両小口接続箇所に成る各々の蟻穴5に、蟻穴5形状の断面を有する棒状の蟻部材6を、前記、柱材の両小口から挿入固定して成る柱型枠躯体7、該柱型枠躯体7の先端に地中に貫入する鋼製螺旋金物11を取付けて成る基礎杭12、該基礎杭12を貫入しつつ、前記、複数枚の蟻溝付き板材3に設けた蟻溝2に、側面に蟻加工した接続板材10を中央まで差込、該接続板10にさらなる、前記、柱型枠躯体7を差込連結して成る連結基礎杭Cを示した姿図。
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
図8は、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱の拡大断面図。
【0029】
図9は、蟻溝付き板材で造る多目的利用の支柱接続部の拡大断面図。
【0030】
【0031】
図11は、蟻溝付き板材棒状の蟻部材部の原寸断面図。
【0032】
【0033】
以上、図面について説明したが、本発明は、従来のPC支柱やPC杭の欠点が改善できるとともに、高度な技能を必要とすることなく、多種多様な支柱が、容易に且つ安価に構築できることを目的としたものである。
【産業上の利用可能性】
【0034】
【実施例0035】
「多角形のコンクリート支柱Aの実施例」
【0036】
図1を参照に、30mm×120mm×3mの板材1の板面中央に30mm巾の蟻溝2を設け、板材1の接続両側面に10mm巾の蟻溝2を設けて成る、
図10に示した蟻溝付き板材3を6枚用いて6角形に仮固定してなる小口の6個の蟻穴5に、その蟻穴5形状の断面を有する長さ1mの棒状の蟻部材6を両小口から深く挿入して、
図1に示した柱型枠躯体7を成し、該柱型枠躯体7の中央に60mmφの鋼管8を挿入固定して、前記、柱型枠躯体7内にコンクリート9を打設して、コンクリート9が凝固することで、前記、蟻溝付き板材3に設けた蟻溝2とコンクリート9が一体となり、蟻溝付き板材3の反りや変形が防止できる、蟻溝付き板材で造る多角形のコンクリート支柱Aとする。