(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022122758
(43)【公開日】2022-08-23
(54)【発明の名称】ATMブース、及びATMブース設置方法
(51)【国際特許分類】
G07D 11/40 20190101AFI20220816BHJP
G07D 11/26 20190101ALN20220816BHJP
H05K 5/03 20060101ALN20220816BHJP
【FI】
G07D11/40 101Z
G07D11/26
H05K5/03 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021020212
(22)【出願日】2021-02-10
(71)【出願人】
【識別番号】000233491
【氏名又は名称】株式会社日立システムズ
(74)【代理人】
【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】山岸 功二
(72)【発明者】
【氏名】長 宏明
(72)【発明者】
【氏名】松尾 安一
【テーマコード(参考)】
3E040
3E141
4E360
【Fターム(参考)】
3E040BA07
3E040CA07
3E040FL02
3E141BA07
3E141CA07
3E141FL02
4E360AB03
4E360AB08
4E360BA06
4E360BB02
4E360BB23
4E360BD05
4E360EA05
4E360EB03
4E360EC11
4E360EC14
4E360GA47
4E360GB99
(57)【要約】
【課題】背面からメンテナンスを行うATMを効率よく収容するATMブースの提供を目的とする。
【解決手段】ATMブースであって、設置面から略垂直方向に立ち上がる一対の側面板と、前記一対の側面板の間に配置され、背面に開閉可能な扉を有する収納庫と、前記一対の側面板の間であって、前記収納庫の下に、正面に操作部が設けられたATMを収容する開口と、を有することを特徴とする。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
設置面から略垂直方向に立ち上がる一対の側面板と、
前記一対の側面板の間に配置され、背面に開閉可能な扉を有する収納庫と、
前記一対の側面板の間であって、前記収納庫の下に、正面に操作部が設けられたATMを収容する開口と、を有することを特徴とする、ATMブース。
【請求項2】
請求項1に記載のATMブースであって、
前記収納庫が背面に開口を有する後面機設置状態と、前記収納庫が正面に開口を有する前面機設置状態とに変化することを特徴とする、ATMブース。
【請求項3】
請求項2に記載のATMブースであって、
前記開口は、前記後面機設置状態において、正面と背面とが貫通していることを特徴とする、ATMブース。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のATMブースであって、
前記開口の両脇に一対の目隠し板を有し、
前記収納庫は、前記前面機設置状態において、正面に開閉可能な扉であって、所定の部材が設置された前記扉を有し、
前記目隠し板の少なくとも一方は、前記扉を開放する際に前記部材との接触を回避する形状を有することを特徴とする、ATMブース。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載のATMブースであって、
前記開口の両脇に位置する一対の保持部材を有し、
前記収納庫は、前記一対の保持部材に1つ保持され、
前記側面板は、前記一対の保持部材と1つの前記収納庫の組み合わせを挟持するよう設置されることを特徴とする、ATMブース。
【請求項6】
請求項5に記載のATMブースであって、
複数の前記組み合わせを連結可能であって、
一対の前記側面板は、前記複数の組み合わせを挟持することを特徴とする、ATMブース。
【請求項7】
ATMブースを構成する複数の部材であって、開閉可能な扉を備えた収納庫を含む前記複数の部材を、ATMの設置場所に搬入する搬入工程と、
前記部材を接合してATMブースを設置するブース設置工程と、
前記ATMブースの開口にATMを設置する機器設置工程と、を含み、
前記機器設置工程では、前記ATMブースの正面側に前記ATMの操作部が位置するよう設置し、
前記ブース設置工程では、前記ATMの仕様に応じて、前記開口上部に位置する前記収納庫を、前記扉が正面側になるよう設置するか、又は背面側になるよう設置することを特徴とする、ATMブース設置方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ATMブース、及びATMブース設置方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、後面側に開放扉がある現金自動支払機に用いる現金自動支払機用基台に関する技術が開示されている。同文献の段落[0008]には、「本発明の実施の形態に係る現金自動支払機用基台は、前面に使用者が操作する操作部が設けられ、後面にメンテナンス用の開放扉510が設けられた現金自動支払機500を載置し、メンテナンス時には、開放扉を開放するとともにメンテナンス作業員の作業空間を確保すべく、現金自動支払機500を前面側にスライドさせる」と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ATM(現金自動預入支払機)は、機器本体以外に、通信装置や監視装置等の周辺機器を必要とする。従って、ATMを収容するATMブースは、周辺機器等を収容する場所があることが望ましい。
【0005】
引用文献1に開示された現金自動支払機用基台は、後面にメンテナンス用の開放扉を有する現金自動支払機を載置するが、周辺機器等の収容は考慮されていない。
【0006】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、背面からメンテナンスを行うATMを効率よく収容するATMブースの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで上記課題を解決するため、本発明の一態様に係るATMブースは、設置面から略垂直方向に立ち上がる一対の側面板と、前記一対の側面板の間に配置され、背面に開閉可能な扉を有する収納庫と、前記一対の側面板の間であって、前記収納庫の下に、正面に操作部が設けられたATMを収容する開口と、を有することを特徴とする。
【0008】
前記収納庫が背面に開口を有する後面機設置状態と、前記収納庫が正面に開口を有する前面機設置状態とに変化することを特徴としてもよい。
【0009】
前記開口は、前記後面機設置状態において、正面と背面とが貫通していることを特徴としてもよい。
【0010】
前記開口の両脇に一対の目隠し板を有し、前記収納庫は、前記前面機設置状態において、正面に開閉可能な扉であって、所定の部材が設置された前記扉を有し、前記目隠し板の少なくとも一方は、前記扉を開放する際に前記部材との接触を回避する形状を有することを特徴としてもよい。
【0011】
前記開口の両脇に位置する一対の保持部材を有し、前記収納庫は、前記一対の保持部材に1つ保持され、前記側面板は、前記一対の保持部材と1つの前記収納庫の組み合わせを挟持するよう設置されることを特徴としてもよい。
【0012】
複数の前記組み合わせを連結可能であって、一対の前記側面板は、前記複数の組み合わせを挟持することを特徴としてもよい。
【0013】
上記の課題を解決する本発明の他の態様に係るATMブース設置方法は、ATMブースを構成する複数の部材であって、開閉可能な扉を備えた収納庫を含む前記複数の部材を、ATMの設置場所に搬入する搬入工程と、前記部材を接合してATMブースを設置するブース設置工程と、前記ATMブースの開口にATMを設置する機器設置工程と、を含み、前記機器設置工程では、前記ATMブースの正面側に前記ATMの操作部が位置するよう設置し、前記ブース設置工程では、前記ATMの仕様に応じて、前記開口上部に位置する前記収納庫を、前記扉が正面側になるよう設置するか、又は背面側になるよう設置することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、背面からメンテナンスを行うATMを効率よく収容するATMブースを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】ATMブースの外観正面の一例を示す図である。
【
図2】後面機設置状態におけるATMブースの外観の一例を示す図(その1)である。
【
図3】後面機設置状態におけるATMブースの外観の一例を示す図(その2)である。
【
図4】前面機設置状態におけるATMブースの外観の一例を示す図(その1)である。
【
図5】前面機設置状態におけるATMブースの外観の一例を示す図(その2)である。
【
図6】後面機設置状態から前面機設置状態へのATMブースの状態の変化の一例を示す図(その1)である。
【
図7】後面機設置状態から前面機設置状態へのATMブースの状態の変化の一例を示す図(その1)である。
【
図8】ATMブースの設置イメージの一例を示す図である。
【
図9】複数のATMを収容するATMブースの設置イメージの一例を示す図である。
【
図10】後面機設置状態のATMブースの設置例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0017】
図1は、ATMブース1の外観正面の一例を示す図である。ATMブース1は、収納庫10と、目隠し板12と、ベース板14と、保持部材15・16と、開口18と、カメラ21と、看板22と、非常ボタン23と、連絡用電話24とを有する。
【0018】
以下に示す例において、ATMとは、現金自動預入支払機の機器本体を示す。ATMには、通信機器等の周辺機器が接続されていてもよい。
【0019】
収納庫10は、ATMの周辺機器等の収容物を収納する。収納庫10は、開閉可能な扉11を有する。
図1に示すATMブース1は、後述する前面機設置状態である。前面機設置状態のATMブース1の収納庫10は、正面側に扉11が位置する。収納庫10は、例えば幅700~800mm、高さ550mm~650mm、奥行き450mm~550mmである。
【0020】
目隠し板12は、隣り合うATMの操作者からの視線を遮る板であり、ATMを収容する開口18(後に詳述)の両脇に一対設置される。目隠し板12は、例えば収納庫10の正面から500mm~600mm程度、正面方向に突き出ている。
【0021】
ベース板14は、床面に設置される板である。保持部材15・16は、開口18の両脇に位置し、収納庫10を保持する一対の板状の部材である。本実施形態では、収納庫10は一対の保持部材15・16の上部に載置される。保持部材15又は保持部材16の少なくともいずれか一方は、例えば内部に空洞を有する箱状であって、不要な明細書を投入する投入口と、投入された明細書を取り出すための取り出し口を有していてもよい。
【0022】
開口18は、後述する一対の側面板13の間であって、収納庫10の下部に位置しており、正面に操作部が設けられたATMを収容する。開口18は、例えば幅500mm~600mm、高さ1100mm~1400mmであり、床面部分の奥行きは、例えば800mm~1000mmである。
【0023】
カメラ21は、扉11に設置される部材の一つであり、ATM周辺を撮影する。看板22は、ATMブース1の周辺の相手に情報を伝達する。看板22は、例えば表示する画像を経時的に変化させる電飾看板である。非常ボタン23は、扉11に設置される部材の一つであり、例えばATMの操作者からの非常時の操作を受け付ける。連絡用電話24は、ATMの操作者が使用する電話である。
【0024】
なお、ATMブース1は、カメラ21と、看板22と、非常ボタン23と、連絡用電話24とを有していなくてもよい。また、カメラ21と、看板22と、非常ボタン23と、連絡用電話24の位置は、
図1に示す例に限定されない。
【0025】
図2は、後面機設置状態におけるATMブース1の外観の一例を示す図(その1)である。
図3は、後面機設置状態におけるATMブース1の外観の一例を示す図(その2)である。
図2及び
図3は、後面機設置状態におけるATMブース1を異なる2方向から見た図の例である。
【0026】
ATMブース1は、上述の部材のほか、側面板13を有する。側面板13は、設置面から略垂直方向に立ち上がる板状の部材である。側面板13は、例えば50mm~150mmの厚さを有し、一対の保持部材15・16と1つの収納庫10の組み合わせ19を挟持する位置に配置される。なお、
図2及び
図3に示すATMブース1は、一対の保持部材15・16と1つの収納庫10の組み合わせ19を2つ連結して構成されており、一対の側面板13は2つの組み合わせ19を挟持している。
【0027】
一般的なATMは、操作部が設けられた前方からメンテナンスを行う機器(「前面機T2」として説明する)と、後方からメンテナンスを行う機器(「後面機T1」として説明する)の2タイプがある。本実施形態におけるATMブース1は、開口18に前面機T2を収容する前面機設置状態と、開口18に後面機T1を収容する後面機設置状態とに組み換えが可能である。なお、ATMブース1の正面側(
図1~
図9における+z側)に、ATMの操作部が位置するものとして説明する。
【0028】
後面機設置状態におけるATMブース1は、
図2・
図3に示すように、背面に収納庫10の開口が位置するよう構成される。即ち、後面機設置状態における収納庫10は、背面に開閉可能な扉11を有する。また、後面機設置状態におけるATMブース1の開口18は、正面と背面とが貫通している。
【0029】
図10は、後面機設置状態のATMブース1の設置例を示す平面図である。例えば、ATMブース1の背面は、顧客が立ち入ってATMの操作を行うロビーとは異なる部屋に位置するよう設置される。本例では、例えば顧客が正面側に存在する場合であっても、ATMの背面にあるメンテナンス用扉T1Dを開閉し、背面からメンテナンスを行うことができる。
【0030】
また、ATMブース1は背面に扉11を有するため、顧客が正面側に位置する場合においても、背面の扉11を開閉し、収納庫10内部の機器を操作したり、収容物を出し入れしたりすることができる。
【0031】
図4は、前面機設置状態におけるATMブース1の外観の一例を示す図(その1)である。
図5は、前面機設置状態におけるATMブース1の外観の一例を示す図(その2)である。
図4及び
図5は、前面機設置状態におけるATMブース1を異なる2方向から見た図の例である。
【0032】
前面機設置状態におけるATMブース1は、上述の部材のほか、背面板17を有していてもよい。背面板17は、例えば50mm~150mmの厚さを有する板である。背面板17は、設置面から略垂直方向に立ち上がり、開口18及び収納庫10の背面を覆うよう設置される。なお、背面板17は前面機設置状態においてATMブース1に必須ではない。
【0033】
前面機設置状態におけるATMブース1は、
図4・
図5に示すように、正面に収納庫10の開口が位置するよう構成される。即ち、前面機設置状態における収納庫10は、正面に開閉可能な扉11を有する。
【0034】
前面機設置状態における収納庫10の扉11を開放する際、扉11に設置されるカメラ21等の扉11の平面から突出した部材が目隠し板12に接触する可能性がある。これを防ぐために、目隠し板12は、扉11に設置された所定の部材と接触を回避する形状を有する。本実施形態における目隠し板12は、例えば五角形であって、長辺が略鉛直に立ち上がる長方形の正面側上端を斜めに切り欠いた形状である。目隠し板12は、部材の接触を回避する円弧形状や貫通孔を少なくとも一部に有する形状であってもよい。
【0035】
なお、目隠し板12は、例えば1つの開口18の両脇に一対設置される。一対の目隠し板12の少なくとも一方が、扉11に設置された部材と接触しない形状である。
【0036】
図4及び
図5に示すATMブース1は、一対の保持部材15・16と1つの収納庫10の組み合わせ19を2つ連結して構成されており、一対の側面板13は2つの組み合わせ19を挟持している。なお、
図4は、ATMブース1の有する一つの収納庫10の扉11が開放された状態を示している。本図に示すATMブース1は、扉11を開放する際に、扉11に設置された部材と接触しない形状を有する目隠し板12を有している。
【0037】
図6は、後面機設置状態から前面機設置状態へのATMブース1の状態の変化の一例を示す図(その1)である。
図7は、後面機設置状態から前面機設置状態へのATMブース1の状態の変化の一例を示す図(その2)である。
【0038】
図6に示すように、後面機設置状態にあるATMブース1は、後面機T1を収容している。ATMブース1の側面板13を収納庫10及び保持部材15・16から取り外す。その後、背面に扉11を有する収納庫10をy軸周りに回転させ、正面に扉11を有する状態にする。また、後面機T1を前面機T2に取り換える。
【0039】
その後、
図7に示すように、背面板17と側面板13とを設置する。前面機設置状態において背面板17を使用する場合、側面板13は、背面板17の側面を覆うよう、後面機設置状態の側面板13とは異なる大きさであってもよい。
【0040】
このように、前面機T2と後面機T1とでATMを交換する場合についても、ATMに応じてATMブース1の状態を変化させることができ、効率的にATMを収容することができる。交換前に使用していたATMブース1を廃棄する必要がなく、環境にも配慮したATMブース1を提供することができる。
【0041】
図8は、ATMブース1の設置イメージの一例を示す図である。本図に示すATMブース1は、前面機設置状態におけるATMブース1である。例えば、ATMブース1を構成する複数の部材として、収納庫10と、目隠し板12と、側面板13と、ベース板14と、保持部材15・16と、背面板17とをATMの設置場所に搬入する。
【0042】
次に、各部材を接合してATMブース1を組み立てる。収納庫10は、ATMブース1に設置するATMの仕様に応じて、扉11が正面側になるよう設置するか、又は扉11が背面側になるよう決定される。収納庫10は、決定に応じた方向で保持部材15・16に載置され、一対の側面板13に挟持され、ビス等で固定される。その後、ATMブース1の開口18に、ATMを設置する。なお、ATMを設置する際、ATMの操作部がATMブース1の正面側に位置するよう設置する。
【0043】
本実施形態では、ATMブース1を構成する複数の部材を搬入し、ATMの設置位置でATMブース1が組み立てられるため、搬入コストを抑制することができる。また、ATMに応じたATMブース1を、ATMの設置位置で組み立てることができ、ブース設置の効率性が向上する。
【0044】
図9は、複数のATMを収容するATMブース1の設置イメージの一例を示す図である。本図に示すATMブース1は、前面機設置状態におけるATMブース1である。
図8に示す例と同様に、例えば、ATMブース1を構成する複数の部材をATMの設置場所に搬入する。
【0045】
本実施形態におけるATMブース1は、一対の保持部材15・16と1つの収納庫10との組み合わせ19が、ATMの台数に応じた数だけ設置される。ATMブース1の設置の際、隣り合う複数の収納庫10が直接連結される。また、隣り合う保持部材15と保持部材16とが直接連結される。複数の当該組み合わせ19を挟持するよう、一対の側面板13が設置される。
【0046】
本図に示すように、複数のATMを収容するATMブース1を設置する場合においても、ATMブース1を構成する部材をATMの設置位置で組み立てることができる。
【0047】
以上、本発明に係る各実施形態及び変形例の説明を行ってきたが、本発明は、上記した実施形態の一例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施形態の一例は、本発明を分かり易くするために詳細に説明したものであり、本発明は、ここで説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、ある実施形態の一例の構成の一部を他の一例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施形態の一例の構成に他の一例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の一例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることもできる。
【0048】
例えば、本実施形態におけるATMブース1は、正面と背面の両方に扉11を有する収納庫10を用いて構成することができる。また例えば、本実施形態におけるATMブース1は、前面機設置状態の組み合わせ19と、後面機設置状態の組み合わせ19が隣り合わせで連結されていてもよい。
【符号の説明】
【0049】
1:ATMブース、10:収納庫、11:扉、12:目隠し板、13:側面板、14:ベース板、15・16:保持部材、17:背面板、18:開口、19:組み合わせ、21:カメラ、22:看板、23:非常ボタン、24:連絡用電話、T1:後面機、T2:前面機、T1D:メンテナンス用扉