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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022122767
(43)【公開日】2022-08-23
(54)【発明の名称】葬儀サービスの提供システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220816BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021020229
(22)【出願日】2021-02-10
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
(71)【出願人】
【識別番号】520504013
【氏名又は名称】▲高▼橋 昭一
(74)【代理人】
【識別番号】100077012
【弁理士】
【氏名又は名称】岩谷 龍
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 昭一
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC14
(57)【要約】
【課題】葬儀に参列することなく、故人との思い出を回想し、心ばかりの供花や弔電や香典を、多大な労力を要することなく、遺族に送り届けることができる葬儀サービスの提供システムを提供する。
【解決手段】通信機器を使用することによりインターネットを介して葬儀に関連するサービスを提供する。当該通信機器は、葬儀情報と、供花、弔電および香典を表示するアイコンと、送受信手段を示すアイコンとを表示するブラウザ上のホームページと、供花サービスの申し込みをするブラウザ上の供花ページと、弔電サービスの申し込みをするブラウザ上の弔電ページと、香典サービスの申し込みをするブラウザ上の香典ページと、葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスを提供するブラウザ上のメモリアルページとを有し、上記ホームページ上の葬儀情報をインターネットを介して特定人に送信し、上記葬儀情報を当該特定人の通信機器が受信することにより、当該特定人が上記ホームページ上の供花、弔電および香典を表示するアイコンのいずれかをクリックすることにより、上記供花ページ、弔電ページまたは香典ページに移動し、当該ページで必要な手順に従って当該特定人の通信機器を操作することにより、供花、弔電および香典の中の少なくとも1つのサービスが実行され、通夜後または葬儀後の所定の期間において上記メモリアルページの葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスが提供される。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信機器を使用することによりインターネットを介して葬儀に関連するサービスを提供するシステムであって、
当該通信機器は、葬儀情報と、供花、弔電および香典を表示するアイコンと、送受信手段を示すアイコンとを表示するブラウザ上のホームページと、
供花サービスの申し込みをするブラウザ上の供花ページと、
弔電サービスの申し込みをするブラウザ上の弔電ページと、
香典サービスの申し込みをするブラウザ上の香典ページと、
葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスを提供するブラウザ上のメモリアルページとを有し、
上記ホームページ上の葬儀情報をインターネットを介して特定人に送信し、上記葬儀情報を当該特定人の通信機器が受信することにより、当該特定人が上記ホームページ上の供花、弔電および香典を表示するアイコンのいずれかをクリックすることにより、上記供花ページ、弔電ページまたは香典ページに移動し、当該ページで必要な手順に従って当該特定人の通信機器を操作することにより、供花、弔電および香典の中の少なくとも1つのサービスが実行され、
通夜後または葬儀後の所定の期間において上記メモリアルページの葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスが提供されること特徴とする葬儀サービスの提供システム。
【請求項2】
メモリアルページの葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスは、映像と音声のデータをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元のQRコードが印刷された特定のカードの当該QRコードを通信機器で読み取ることにより、通夜後または葬儀後の所定期間享受できること特徴とする請求項1に記載の葬儀サービスの提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、葬儀サービスの提供システムに関する。
【背景技術】
【0002】
葬儀について一般には、近親者の死に直面したときの動揺した心理状態のもとで、その葬儀内容を決める場合も多いが、最近ではIT革命の進行により、様々な事柄を自宅やオフィスにあるスマートフォンやパーソナルコンピュータにより実行することが可能であり、例えば、先祖のお墓に対する墓参りについても自宅で気軽に行うことを可能とする墓参システムが提案されている(特許文献1)。
【0003】
この墓参システムによれば、故人データ、家系データあるいは故人の肖像に対して、自宅のコンピュータでアクセスできる他、お墓の全景、墓石に係るデータについてもアクセスし、コンピュータ画面上で墓参りすることができ、墓参りに要する多大な労力を軽減することが可能となる。
【0004】
上記墓参りと同様に葬儀についても、従来の葬儀では交通機関を乗り継いで葬儀会場へ足を運ばなければならず、また葬儀の期間に他の予定が入っている場合、それらをキャンセルして葬儀会場へ出向かなければならないという不都合がある。
【0005】
一方、最近では核家族化等の事情により、葬儀を近親者のみでひっそりと行いたい旨の要望もあるが、他方、故人に対して知人や友人の間柄にある者は葬儀に参列しないまでも、故人との思い出に浸り、また故人への心ばかりの供花や弔電や香典を遺族へ送りたい旨の要望がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平10-105615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、この発明の目的は、葬儀に参列することなく、故人との思い出を回想し、心ばかりの供花や弔電や香典を、多大な労力を要することなく、遺族に送り届けることができる葬儀サービスの提供システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本発明は、以下の第一および第二の発明からなる。
(1)第一の発明は、通信機器を使用することによりインターネットを介して葬儀に関連するサービスを提供するシステムであって、
当該通信機器は、葬儀情報と、供花、弔電および香典を表示するアイコンと、送受信手段を示すアイコンとを表示するブラウザ上のホームページと、
供花サービスの申し込みをするブラウザ上の供花ページと、
弔電サービスの申し込みをするブラウザ上の弔電ページと、
香典サービスの申し込みをするブラウザ上の香典ページと、
葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスを提供するブラウザ上のメモリアルページとを有し、
上記ホームページ上の葬儀情報をインターネットを介して特定人に送信し、上記葬儀情報を当該特定人の通信機器が受信することにより、当該特定人が上記ホームページ上の供花、弔電および香典を表示するアイコンのいずれかをクリックすることにより、上記供花ページ、弔電ページまたは香典ページに移動し、当該ページで必要な手順に従って当該特定人の通信機器を操作することにより、供花、弔電および香典の中の少なくとも1つのサービスが実行され、
通夜後または葬儀後の所定の期間において上記メモリアルページの葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスが提供されること特徴とする葬儀サービスの提供システムである。
【0009】
(2)第二の発明は、メモリアルページの葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスは、映像と音声のデータをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元のQRコードが印刷された特定のカードの当該QRコードを通信機器で読み取ることにより、通夜後または葬儀後の所定期間享受できること特徴とする(1)に記載の葬儀サービスの提供システムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、心ばかりの供花や弔電や香典を、多大な労力を要することなく、遺族に送り届けることができるだけでなく、葬儀に参列することなく、故人との思い出を回想することができる葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により視聴することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、本発明の葬儀サービスの提供システムをスタートさせるための所定の事項が記載された登録申請書の一例の正面図である。
図2図2は、葬儀情報と、供花、弔電および香典を表示するアイコンと、送受信手段を示すアイコンとを表示するブラウザ上のホームページの一例の正面図である。
図3図3は、供花サービスの申し込みをする供花ページの一例を示す正面図である。
図4図4は、弔電サービスの申し込みをする弔電ページの一例を示す正面図である。
図5図5は、香典サービスの申し込みをする香典ページの一例を示す正面図である。
図6図6は、葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスを提供するメモリアルページの一例を示す正面図である。
図7図7は、映像と音声のデータをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元のQRコードが印刷された特定のカード(会葬礼状)の一例を示す正面図である。
図8図8は、映像と音声のデータをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元のQRコードが印刷された特定のカード(ハガキサイズの専用カード)の一例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に本発明の葬儀サービスの提供システムを実施するための形態について、説明する。
【0013】
(1)ステップ1-登録申請書の受付-
葬儀社から郵送またはFAX等により送られる図1に示すような所定の事項が記載された登録申請書を本発明の葬儀サービスの提供者が受領することにより、本発明の葬儀サービスの提供システムがスタートする。
例えば、登録申請書の「QRナビ」と記載された欄の「QRナビあり」にチェックを入れれば、後記するステップ2の葬儀情報の送信サービスが実行される。また、登録申請書の「ご利用サービス」と記載された欄の「供花」、「弔電」、「香典」のいずれかにチェックを入れれば、そのサービスを利用することができる。同時に、登録申請書の「決済サービス」と記載された欄の「ご利用あり」にチェックを入れれば、供花、弔電、香典の料金の支払いを、クレジットカードによる決済サービスを利用することができる。また、登録申請書の「映像公開日時」、「映像公開期間」、「登録バナー」、「依頼施行」及び「印刷タイプ」と記載された欄の該当箇所にチェックを入れれば、葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスを利用することができる。
【0014】
(2)ステップ2-葬儀情報の送信-
本発明の葬儀サービスの提供者が「QRナビあり」にチェックを入れられた上記の登録申請書を受け付けた後、図2に示すような「葬儀情報と、供花、弔電および香典を表示するアイコンと、送受信手段を示すアイコンとを表示するホームページ」を含む情報が、本発明の葬儀サービスの提供者からインターネットを介して特定人に送信される。葬儀情報には、図2の最上部に記載したような簡単な挨拶文(通夜と葬儀を知らせるための文章)と、その下部に記載した会場名と通夜の日時及び開始時間と葬儀の日時及び開始時間などが含まれる。本発明の葬儀サービスの提供システムは、このように、簡単な挨拶文と会場名と通夜の日時及び開始時間と葬儀の日時及び開始時間などを含む訃報の案内の役割を有している。訃報の連絡は遺族にとって非常に負担であり、故人の死去の連絡を電話でするとすれば、次に説明するように大きな労力が必要である。例えば、1人に10分程度の時間をかけると、30人に訃報を連絡する場合、約300分(5時間)を要することになる。これは悲しみの淵にいる遺族にとって大変な負担である。そこで、本発明の葬儀サービスの提供システムを利用することで、スマートフォンから簡単に、「SMS」、「LINE」、「電子メール」等を利用して訃報の案内をすることができるので、遺族の身体的負担と精神的負担を大いに軽減することができる。しかも、本発明の葬儀サービスの提供システムは、葬儀の模様および/又は故人の生前の情報を映像と音声により伝達するという、いままでの葬儀サービスには見られない動画による訃報案内を含んでいるので、葬儀に参列しなくても、故人の生前の情景を目に浮かべながら、故人との思い出を回想することができるという効果がある。
【0015】
(3)ステップ3-葬儀情報の受信-
インターネットを介して、例えば、スマートフォンにより葬儀情報を受信した人は、その葬儀情報に記載された知人の逝去の報に触れると、弔意をあらわすために、通夜及び/または葬儀に参列したいという思いはあるが、何らかの事情により参列出来ない場合がある。
【0016】
(4)ステップ4-供花、弔電、香典のサービス-
しかしながら、葬儀情報を受信した人が、供花を遺族に届けるか、弔電を遺族に送るか、及び/または香典を遺族に渡したい場合、本発明の葬儀サービスの提供システムを利用することができる。例えば、葬儀情報を受信した人が図2に示すホームページの供花を表示するアイコンをクリックすると、図3に示すような供花ページが表れる。そこで、「供花のお申し込み」と表示されたアイコンをクリックすると、様々な価格と配置からなる供花を示すページが表れる。そして、各ページをスワイプして、希望する価格と配置の供花を示すページが表れれば、「購入手続きへ」と表示されたアイコンをクリックする。その操作により、当該ページの供花サービスの申し込みを決定したことになる。その場合、登録申請書の「決済サービス」と記載された欄の「ご利用あり」にチェックを入れていた場合、クレジットカードによる決済サービスを利用することができる。この場合、クレジットカードによる決済をするために、事前に、カード会社へ必要な書類を提出するような事務手続きが本発明の葬儀サービスの提供者により行われる。そこで、本発明の葬儀サービスの提供者が、決済サービスの利用者から提供されたクレジットカード情報を、例えば、スマートフォンにより入力し、決済を完了する。決済完了後、本発明の葬儀サービスの提供者から供花サービスの申込者のメールアドレス宛に、供花サービスを購入した旨の連絡メールがインターネットを介して送信される。同時に、葬儀社に対しても、本発明の葬儀サービスの提供者から葬儀社のメールアドレス宛に、供花サービスを購入した旨の連絡メールがインターネットを介して送信されるとともにFAX送信される。その後、供花サービスの申し込みで決定した供花が葬儀社により手配され、遺族にその供花が納品される。なお、決済サービスを利用せず、供花サービスの申込のみが葬儀社に依頼されていた場合、本発明の葬儀サービスの提供者の指定の口座に所定の金額の入金が確認されれば、上記と同様の供花サービスが履行される。
【0017】
図2に示すように、ホームページには、「SMS(short message service)」、「電子メール」、「LINE」、「フェースブック」及び「ツィッター」を示すアイコンが表示されているので、これらのいずれかの手段により、供花サービス、弔電サービス及び香典サービスの申込者は他者とのあいだで情報を共有することができる。
【0018】
また、葬儀情報を受信した人が図2に示すホームページの弔電を表示するアイコンをクリックすると、図4に示すような弔電ページが表れる。そこで、「弔電のお申し込み」と表示されたアイコンをクリックし、次いで、「定型文から作成する」という表示のアイコンをクリックすれば、本発明の葬儀サービスの提供者があらかじめ作成した定型文による弔電の申し込みを決定したことになる。上記定型文による弔電は本発明の葬儀サービスの提供者の専用サイトに格納されている。一方、「弔電のお申し込み」と表示されたアイコンをクリックし、「ご自身で文章を作成する」という表示のアイコンをクリックすれば、弔電サービスの申込者が自らオリジナルの弔電の文章を作成し、作成した文章を本発明の葬儀サービスの提供者の専用サイトにインターネットを介して送信する。この場合、登録申請書の「決済サービス」と記載された欄の「ご利用あり」にチェックを入れていた場合、クレジットカードによる決済サービスを利用することができ、供花サービスと同様の方法で決済が完了する。決済完了後、本発明の葬儀サービスの提供者から弔電サービスの申込者のメールアドレス宛に、弔電サービスを購入した旨の連絡メールがインターネットを介して送信される。同時に、葬儀社に対しても、本発明の葬儀サービスの提供者から葬儀社のメールアドレス宛に、弔電サービスを購入した旨の連絡メールがインターネットを介して送信されるとともにFAX送信される。その後、葬儀社がインターネット上の本発明の葬儀サービスの提供者の専用サイトにインストールされた弔電文(定型文またはオリジナルの文章)をダウンロードして適切な用紙に印刷し、その弔電文を遺族に納品する。なお、決済サービスを利用しない場合、上記と同様のことが行われる。
【0019】
さらに、葬儀情報を受信した人が図2に示すホームページの香典を表示するアイコンをクリックすると、図5に示すような香典ページが表れる。そこで、「香典のお申し込み」と表示されたアイコンをクリックすると、様々な金額の香典を示すページが表れる。そして、各ページをスワイプして、希望する金額の香典を示すページが表れれば、そのページの「購入手続きへ」と表示されたアイコンをクリックする。その操作により、当該ページの該当金額の香典サービスの申し込みを決定したことになる。この場合、登録申請書の「決済サービス」と記載された欄の「ご利用あり」にチェックをしていた場合、クレジットカードによる決済サービスを利用することができ、供花サービスと同様の方法で決済が完了する。決済完了後、本発明の葬儀サービスの提供者から香典サービスの申込者のメールアドレス宛に、香典サービスを購入した旨の連絡メールがインターネットを介して送信される。同時に、葬儀社に対しても、本発明の葬儀サービスの提供者から葬儀社のメールアドレス宛に、香典サービスを購入した旨の連絡メールがインターネットを介して送信されるとともにFAX送信される。その後、本発明の葬儀サービスの提供者が、香典サービスの申込者のクレジットカード情報に基づいて葬儀社の指定口座に香典サービスの申し込みで決定した金額を入金する。葬儀社はその金額を遺族に渡す。そして、葬儀社は遺族から指定された、香典金額に見合う返礼品を香典サービスの申込者に送る。なお、決済サービスを利用しない場合、上記と同様のことが行われる。
【0020】
以上のように、本発明によれば、葬儀に参列することなく、心ばかりの供花や弔電や香典を、多大な労力を要することなく、遺族に送り届けることができる。
【0021】
(5)ステップ5-葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービス-
また、登録申請書の「映像公開日時」、「映像公開期間」、「登録バナー」、「依頼施行」及び「印刷タイプ」と記載された欄の該当箇所にチェックを入れていた場合、映像と音声のデータをセル化して通信機器に情報を入力するための二次元のQRコードが印刷された特定のカードの当該QRコードを通信機器で読み取ることにより、葬儀の模様および/又は故人の生前の情景を映像と音声により伝達するサービスを通夜後または葬儀後の所定の期間享受できる。図7は、会葬礼状に二次元のQRコード(会葬礼状の左側上端部に示すもの)が印刷された一例を示す正面図であり、図8は、ハガキサイズの専用カードに二次元のQRコード(専用カードの下部中央に示すもの)が印刷された一例を示す正面図である。必要に応じて、QRコードが印刷された会葬礼状または専用のカードではなく、QRコードのみを提供することもできる。例えば,QRコードのデータを他の印刷物に付加したり、通夜または葬儀が執り行われる式場の受付などにQRコードが印刷された所定の用紙を用意することもできる。
【0022】
図7または図8に示すQRコードを、例えば、スマートフォンで読み込むことにより、図6に示すように、映像と音声により伝達される葬儀の模様および/又は故人の生前の情景(Last Letterと表示された画面)を視聴し、故人の生前の情景を目に浮かべながら、故人との思い出を回想することができる。
【産業上の利用可能性】
【0023】
本発明によれば、葬儀に参列することなく、故人との思い出を回想することができる映像と音声を視聴し、心ばかりの供花や弔電や香典を、多大な労力を要することなく、遺族に送り届けることができる葬儀サービスの提供システムとして好適である。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8