(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022122826
(43)【公開日】2022-08-23
(54)【発明の名称】ランバーサポートアセンブリ用の荷重支持装置
(51)【国際特許分類】
B60N 2/66 20060101AFI20220816BHJP
【FI】
B60N2/66
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021207329
(22)【出願日】2021-12-21
(31)【優先権主張番号】10-2021-0018844
(32)【優先日】2021-02-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】518436629
【氏名又は名称】デチャン シート カンパニー リミテッド-ドンタン
(74)【代理人】
【識別番号】100098729
【弁理士】
【氏名又は名称】重信 和男
(74)【代理人】
【識別番号】100206911
【弁理士】
【氏名又は名称】大久保 岳彦
(74)【代理人】
【識別番号】100204467
【弁理士】
【氏名又は名称】石川 好文
(74)【代理人】
【識別番号】100148161
【弁理士】
【氏名又は名称】秋庭 英樹
(74)【代理人】
【識別番号】100195833
【弁理士】
【氏名又は名称】林 道広
(72)【発明者】
【氏名】チョ チャンギ
(72)【発明者】
【氏名】パク コンヨン
(72)【発明者】
【氏名】キム ジンオ
(72)【発明者】
【氏名】ハン テホン
【テーマコード(参考)】
3B087
【Fターム(参考)】
3B087DE01
(57)【要約】 (修正有)
【課題】補強リブが凹部の側面と前方に設けられ、搭乗者に対する支持力を維持しながら体積が減少する、荷重支持装置を提供する。
【解決手段】本明細書に開示された内容の一実施形態によれば、ランバーサポートアセンブリに用いられる荷重支持装置は、プレート状からなるメインプレート、メインプレートの一部が後方に向かって突出して前方に溝が設けられる凹部、及びメインプレートから溝または後方に向かって突出するリブ部が設けられるメイン支持部を含む。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ランバーサポートアセンブリに用いられる荷重支持装置において、
プレート状からなるメインプレートと、前記メインプレートの一部が後方に向かって突出して前方に溝が設けられる凹部と、前記メインプレートから溝または後方に突出するリブ部が設けられるメイン支持部と、を含むことを特徴とする荷重支持装置。
【請求項2】
両端が互いに両側に離隔し、下方に向かって延びて前記リブ部の両側に配置された状態で前記メインプレートと結合するワイヤーを備える組立ワイヤー部を、さらに含むことを特徴とする請求項1に記載の荷重支持装置。
【請求項3】
前記ワイヤーは、両端が前記メインプレートを貫通して延び、互いに向かって屈曲して延びて、互いに接続するチャネル形状でメインプレートに挿入されて前記リブ部を囲むことを特徴とする請求項2に記載の荷重支持装置。
【請求項4】
前記メインプレートの下部から後方に向かってフック状に突出し、シートバックフレームに結合するシートバック結合部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の荷重支持装置。
【請求項5】
前記メイン支持部の上部に設けられるプレート状の補助支持部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の荷重支持装置。
【請求項6】
前記メイン支持部は、前記メインプレートの一部が前方に向かってフック状に突出する前面組立用フックを含むことを特徴とする請求項1に記載の荷重支持装置。
【請求項7】
前記メイン支持部の一部が後方に向かって突出し、中央を貫通する組立孔が設けられるファスナー締結部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の荷重支持装置。
【請求項8】
前記メイン支持部は、互いに隣接する背面の一部が後方に向かって突出し、先端が互いに向かって屈曲して形成される横型または縦型のチューブ締結フックを含むことを特徴とする請求項1に記載の荷重支持装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷重支持装置に係り、詳しくは、車両のシートフレームに結合して搭乗者を支持する荷重支持装置に関する。
【背景技術】
【0002】
本明細書で別段の表示がない限り、本識別項目で説明する内容は本願の請求範囲に対する従来技術ではなく、また、本識別項目に記載されているという理由で従来技術であると認められるものではない。
【0003】
シートは、搭乗者の臀部を支持するシートクッション、背中を支持するシートバック、搭乗者の腕を置けるアームレスト、及び頭を支持するヘッドレストからなり、搭乗者の制御によって搭乗者に合う形態に調節ができる。
【0004】
搭乗者の上半身の両側を支持するランバーサポートアセンブリにおいては、多様な構造を有する製品が製作、または研究されているが、車両の性能及び燃費性能の向上のためにはできる限り少ない部品で製作して重量がかさまないようにする必要がある。
【0005】
これに関連して、下記の特許文献1では、車両用シートサイドボルスター装置を開示し、特許文献2では、車両用ランバーサポートを開示している。
【0006】
しかしながら、従来の発明は、耐久性及び支持力を維持しながら、ランバーサポートを構成する部品の重量または体積を減少させて重量を最小化し性能を向上させる発明は開示していない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1725413号公報
【特許文献2】韓国登録特許第10-1598960号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、補強リブが凹部の側面と前方とに設けられることにより、搭乗者に対する支持力を維持しながら体積が減少する荷重支持装置を提供することにある。
【0009】
また、上述したような技術的課題に限定せず、以下の説明からまた別の技術的課題が導き出される可能性があることは自明である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、ランバーサポートアセンブリに用いられる荷重支持装置は、プレート状からなるメインプレートと、前記メインプレートの一部が後方に向かって突出して前方に溝が設けられる凹部と、前記メインプレートから前記溝または後方に向かって突出するリブ部が設けられるメイン支持部、とを含む。
【0011】
また、前記荷重支持装置は、両端が互いに両側に離隔し、下方に向かって延びて前記リブ部の両側に配置された状態で前記メインプレートと結合するワイヤーを備える組立ワイヤー部をさらに含んでもよい。
【0012】
また、前記ワイヤーは、両端が前記メインプレートを貫通して延び、互いに向かって屈曲して延びて接続するチャネル形状でメインプレートに挿入されて前記リブ部を囲むように形成されてもよい。
【0013】
また、前記荷重支持装置は、前記メインプレートの下部から後方に向かってフック状に突出してシートバックフレームに結合するシートバック結合部をさらに含んでもよい。
【0014】
また、前記荷重支持装置は、前記メイン支持部の上部に設けられるプレート状の補助支持部をさらに含んでもよい。
【0015】
また、前記メイン支持部は、前記メインプレートの一部がフック状に前方に向かって突出する前面組立用フックを含んでもよい。
【0016】
また、前記荷重支持装置は、前記メイン支持部の一部が後方に向かって突出し、中央を貫通する組立孔が設けられるファスナー締結部をさらに含んでもよい。
【0017】
また、前記メイン支持部は、隣り合う背面の一部が後方に向かって突出し、先端が互いに向かって屈曲して形成される横型または縦型のチューブ締結フックを含んでもよい。
【発明の効果】
【0018】
本発明の一実施形態によれば、荷重支持装置は、補強のため、剛性のリブがメインプレートの前後方に交差し、互いに連結して直線の棒状からなることによって、支持力を維持しながら体積が減少するという効果を有する。
【0019】
また、荷重支持装置は、両側に設けられた翼によって搭乗者の背中の両側を快適に支持することができ、且つ、翼の両側にそれぞれ設けられている孔の面積を同じに保つように製作することによって、両側のバランスが維持できるという効果を有する。
【0020】
なお、これら本発明の効果は、発明者の認知の有無とは関係なく、記載された内容の構成によって当然発揮されるものであることから、上述した効果は記載内容に沿ったいくつかの効果であるに過ぎず、発明者が把握または実在するすべての効果を記載したものと認められてはならない。
【0021】
また、本発明の効果は、明細書の全体的な記載によってさらに把握されるだろう。たとえ明示的な文章で記載されていなくとも、記載内容が属する技術分野において通常の知識を有する者が本明細書を通じて、そのような効果を有すると認められるのであれば、本発明の効果と見なさなければならない。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】本発明の一実施形態に係る荷重支持装置の斜視図である。
【
図2】
図1の荷重支持装置の‘A’を拡大して示した拡大図である。
【
図4】
図1の荷重支持装置の他側方向の断面を示す断面斜視図である。
【
図5】
図1の荷重支持装置をI‐I´に沿って切断した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、添付図面に基づいて、本発明の好適な実施形態による荷重支持装置の構成、作動及び作用効果について述べる。参考として、以下の図面において、各構成要素は便宜及び明確性のために省略または概略的に図示され、各構成要素の大きさは、実際の大きさを反映するものではなく、また明細書全体に亘り同一の参照符号は同一の構成要素を指し、個別の図面で同一の構成に対する図面符号は省略することとする。
【0024】
図1乃至
図5に示すように、荷重支持装置100は、メイン支持部200、補助支持部400、及び組立ワイヤー部600を含む。
【0025】
荷重支持装置100は、ランバーサポートアセンブリに用いられ、シートに着座する搭乗者の上半身を支持するように製作され、取り付けられている駆動装置に応じて下部が回動して様々な位置で搭乗者の上半身を安定的に支持する。
【0026】
メイン支持部200は、メインプレート210、シートバック結合部220、凹部231、231a、231b、232、233、234、235、236、237、238、239、リブ部240、中央孔250、下部孔251、側面孔252、253、254、255、第1ファスナー締結部260、第2ファスナー締結部265、横型チューブ締結フック270、縦型チューブ締結フック275、挿入部280、前面組立用フック290を含む。
【0027】
メイン支持部200は、複数の孔と凹んだ部分とが上下交互に設けられるプレート状からなり、一側及び他側は翼状に前方に向かって所定の角度だけ屈曲して搭乗者の背部の両側を支持する。
【0028】
メインプレート210は、一側翼部211と他側翼部212とを含む。
【0029】
メインプレート210は、一側及び他側の一部が翼状に形成され、内側には矩形状にメインプレート210を貫通する複数の中央孔250、下部孔251及び側面孔252、253、254、255が設けられる。
【0030】
一側翼部211は、メインプレート210の一側から上方または下方に向かって延びるプレート状からなり、メインプレート210の前面中央よりも前方に向かって所定の角度だけ屈曲するように形成される。
【0031】
他側翼部212は、メインプレート210の他側から上方または下方に向かって延びるプレート状からなり、メインプレート210の前面中央よりも前方に向かって所定の角度だけ屈曲するように形成される。
【0032】
一側翼部211及び他側翼部212は、前方または後方に向かってフレキシブルに変形できるように製作されるため、シートに着座する搭乗者の背中の両側を快適に支持するという利点を有する。
【0033】
シートバック結合部220は、結合フレーム221、ナット222、第1フック223、第2フック224を含む。
【0034】
シートバック結合部220は、メインプレート210の後方下部に結合され、複数のフックによってシートバック下端部のフレームに取付けられた後、ボルトによってシートバック下端部のフレームに結合される。
【0035】
結合フレーム221は、内部空間が後方に向かって開放された六面体形状からなり、中央下部にナット222が取付けられ、シートバック下端部のフレームを貫通するボルトとナット222とが結合する。
【0036】
第1フック223は、結合フレーム221の一側上端の一部が後方に向かって水平プレート状に延出し、後方の一部が上方に向かって垂直に屈曲するように形成され、前記シートバック下端部のフレームに取付けられる。空気圧ランバー装置の一部が、 第1フック223の上部に据え付けられる。
【0037】
第2フック224は、結合フレーム221の他側上端の一部が後方に向かって水平プレート状に延出し、後方の一部が上方に向かって垂直に屈曲するように形成され、前記シートバック下端部のフレームに取付けられる。空気圧ランバー装置の一部が、第2フック224の上部に据え付けられる。
【0038】
凹部231、231a、231b、232、233、234、235、236、237、238、239は、メインプレート210の矩形状の背面の一部が後方に向かって突出しており、各凹部231、231a 、231b、232、233、234、235、236、237、238、239の前方に溝が形成される。
【0039】
凹部231は、結合フレーム221の上部中央に該当するメインプレート210の一部が後方に向かって所定の距離だけ突出して設けられ、結合フレーム221の上部面に連結される。
【0040】
凹部231aは、第1フック223の上部に該当するメインプレート210の一部が後方に向かって所定の距離だけ突出して設けられ、凹部231よりも高さが低く、結合フレーム221の上部から離隔して設けられる。
【0041】
凹部231bは、第2フック224の上部に該当するメインプレート210の一部が後方に向かって所定の距離だけ突出して設けられ、凹部231よりも高さが低く、結合フレーム221の上部から離隔して設けられる。
【0042】
各凹部232は、凹部231の上部に該当する同じ水平線上でメインプレート210を貫通する各中央孔250の上部に設けられ、凹部232それぞれの間には、棒状に後方に突出するリブ部240が設けられる。
【0043】
すなわち、各凹部232は、各凹部231、231a、231bと同じ垂直線上で中央孔250を挟んで各凹部231、231a、231bの上部に設けられる。
【0044】
各凹部233は、凹部232の上部に該当する同じ水平線上でメインプレート210を貫通する各中央孔250を挟んで各凹部232の上部に設けられ、凹部233それぞれの間には、棒状に後方に突出するリブ部240が設けられる。
【0045】
各凹部234は、凹部233の上部に該当する同じ水平線上でメインプレート210を貫通する各中央孔250を挟んで各凹部233の上部に設けられ、凹部234それぞれの間には、棒状に後方に突出するリブ部240が設けられる。
【0046】
凹部235は、凹部234のうち中央に位置する凹部234の上部に該当する位置でメインプレート210を貫通する中央孔250の直上方に設けられる。
【0047】
各凹部236は、凹部234のうちの一側及び他側に位置する各凹部234のの直上方に該当する位置でメインプレート210を貫通する各中央孔250を挟んで各凹部234の上部に設けられる。
【0048】
各凹部236は、凹部235よりも高さが低い矩形状のメインプレート210の背面の一部が後方に向かって突出して設けられ、凹部236と凹部235との間に棒状に後方に突出するリブ部240が設けられる。
【0049】
下部孔251は、一側翼部211の下部に該当するメインプレート210の背面の一部が前方に凹んで、一側翼部211の前方及び後方の空間が連通するように設けられる。
【0050】
下部孔251は、他側翼部212の下部に設けられた複数の横型チューブ締結フック270と同じ水平線上に設けられ、下部孔251の面積は横型チューブ締結フック270の内側に位置する他側翼部212を貫通する孔の面積の和と等しいように製作してもよい。
【0051】
下部孔251の面積が横型チューブ締結フック270の内側に位置する他側翼部212を貫通する孔の面積の和と等しい場合、一側翼部211及び他側翼部212の各々の重量が同じに製作されているため、荷重支持装置100の両側の重量バランスが維持されるという利点を有する。
【0052】
側面孔252は、下部孔251の上部及び凹部233の一側に該当する一側翼部211の背面の一部が前方に凹んで、一側翼部211の前方及び後方の空間が連通するように設けられる。
【0053】
側面孔253は、凹部233の他側に該当する他側翼部212の矩形状の背面が前方に向かって凹んで、他側翼部212の前方及び後方の空間が連通するように設けられる。
【0054】
側面孔254は、側面孔252の上部に位置する一側翼部211の背面の一部が前方に向かって凹んで、一側翼部211の前方及び後方の空間が連通するように設けられる。
【0055】
側面孔255は、側面孔253の上部に位置する他側翼部212の背面の一部が前方に向かって凹んで、他方翼部212の前方及び後方の空間が連通するように設けられる。
【0056】
リブ部240は、縦型剛性リブ241、242、243、244、横型剛性リブ245、246、247、248、249、前方横型剛性リブ291、292、293、294、及び前方縦型剛性リブ256を含む。
【0057】
リブ部240は、一側翼部211及び他側翼部212の間に、凹部231、231a、231b、232、233、234、235、236、237、238、239の背面を除いた外側に該当するメインプレート210の一部が後方に向かって棒状に突出して設けられる。
【0058】
縦型剛性リブ241の一端は、凹部231の一側から一側の中央孔250及び一側の凹部232、233の間に該当するメインプレート210の背面に沿って上方に向かって延びる棒状からなる。
【0059】
縦型剛性リブ241の他端は、一端から一側の中央孔250、一側の凹部234及び一側の凹部235、236の間に該当するメインプレート210の背面に沿って、凹部237、238の間に該当する位置まで延びる。
【0060】
縦型剛性リブ242の一端は、凹部231の他側から他側の中央孔250及び他側の凹部232、233の間に該当するメインプレート210の背面に沿って上方に向かって延びる棒状からなる。
【0061】
縦型剛性リブ242の他端は、一端から他側の中央孔250、他側の凹部234及び他側の凹部235、236の間に該当するメインプレート210の背面に沿って凹部237、239の間に該当する位置まで延びる。
【0062】
縦型剛性リブ243は、一側凹部236の上部中央から凹部238の下部中央まで、メインプレート210の背面に沿って上方に向かって延びる棒状からなる。
【0063】
縦型剛性リブ244は、他側凹部236の上部中央から凹部239の下部中央まで、メインプレート210の背面に沿って上方に向かって延びる棒状からなる。
【0064】
横型剛性リブ245、246、247、248、249は、凹部231、231a、231b、232、233、234、235、236、237、238、239の背面を除いたメインプレート210の背面に設けられ、メインプレート210の支持力及び耐久性を向上させる。
【0065】
各横型剛性リブ245は、凹部231の一側及び他側に該当する位置からメインプレート210の背面に沿って一側及び他側に延びる棒状からなり、凹部231a、231bの下部に設けられる。
【0066】
横型剛性リブ246は、凹部232と同じ水平線上で凹部232同士間を連結しながら縦型剛性リブ241、242と交差する棒状からなり、一側翼部211及び他側翼部212の間に設けられる。
【0067】
横型剛性リブ247は、凹部233と同じ水平線上で凹部233同士間を連結しながら縦型剛性リブ241、242と交差する棒状からなり、一側翼部211及び他側翼部212の間に設けられる。
【0068】
横型剛性リブ248は、凹部234と同じ水平線上で凹部234同士間を連結しながら縦型剛性リブ241、242と交差する棒状からなり、一側翼部211及び他側翼部212の間に設けられる。
【0069】
横型剛性リブ249は、凹部235、236と同じ水平線上で凹部235、236の間を連結しながら縦型剛性リブ241、242と交差する棒状からなり、一側翼部211及び他側翼部212の間に設けられる。
【0070】
したがって、リブ部240は、メインプレート210の柔軟性のために設けられる凹部231、231a、231b、232、233、234、235、236、237、238、239の間で棒状にメインプレート210の後方に向かって突出して、メインプレート210の剛性及び支持力を向上させる。
【0071】
また、リブ部240が凹部231、231a、231b、232、233、234、235、236、237、238、239の背面を除いたメインプレート210の背面から突出するため、メイン支持部200の射出成形品質が改善されるという利点を有する。
【0072】
各前面組立用フック290は、縦型剛性リブ243、244の各々の一側及び他側に該当するメインプレート210の一部が前方に向かってフック状に突出して形成される。
【0073】
前面組立用フック290を介して、メインプレート210の前方にはクッションまたは空気圧ランバー装置の部品を着脱可能に結合することができる。
【0074】
図3及び
図4に示すように、前方横型剛性リブ291は、凹部231によってメインプレート210の前方に設けられた溝の両側の内側面中央を連結する棒状からなる。
【0075】
前方横型剛性リブ292は、凹部232のうち中央に位置する凹部232によってメインプレート210の前方に設けられた溝の両側の内側面中央を連結する棒状からなる。
【0076】
前方横型剛性リブ292は、横型剛性リブ246と同じ水平線上に設けられ、メインプレート210を介して横型剛性リブ246と連結され、一側または他側に向かって延びる一直線の棒状からなる。
【0077】
前方横型剛性リブ293は、凹部233のうち中央に位置する凹部233によってメインプレート210の前方に設けられた溝の両側の内側面中央を連結する棒状からなる。
【0078】
前方横型剛性リブ293は、横型剛性リブ247と同じ水平線上に設けられ、メインプレート210を介して横型剛性リブ247と連結され、一側または他側に向かって延びる一直線の棒状からなる。
【0079】
前方横型剛性リブ294は、凹部234によってメインプレート210の前方に設けられた各溝の内側に位置する両側の内側面中央を連結する棒状からなる。
【0080】
前方横型剛性リブ294は、横型剛性リブ248と同じ水平線上に設けられ、メインプレート210を介して横型剛性リブ248と連結され、一側または他側に向かって延びる一直線の棒状からなる。
【0081】
前方横型剛性リブ295は、凹部235、236によってメインプレート210の前方に設けられた各溝の内側に位置する両側の内側面中央を連結する棒状からなる。
【0082】
前方横型剛性リブ295は、横型剛性リブ249と同じ水平線上に設けられ、メインプレート210を介して横型剛性リブ249と連結され、一側または他側に向かって延びる一直線の棒状からなる。
【0083】
各前方縦型剛性リブ256は、凹部236によってメインプレート210の前方に設けられた溝の内側で各前方横型剛性リブ295の中央から上方に向かって垂直に延びてメインプレート210の内側面に連結する。
【0084】
したがって、前方横型剛性リブ291、292、293、294、295及び前方縦型剛性リブ256によって各凹部231、232、233、234、235、236の耐久性が向上するという利点を有する。
【0085】
また、縦型剛性リブ243、244と前方縦型剛性リブ256の各々が同じ垂直線上で凹部236を間に挟んで互いに連結されることから、凹部236の耐久性が向上するという利点を有する。
【0086】
また、各前方横型剛性リブ291、292、293、294、295がメインプレート210を間に挟んで各横型剛性リブ245、246、247、248、249と連結して一直線の棒状からなることで、荷重支持装置100自体の前後方の厚さが減り、体積が減少しながらも支持力は堅く維持するという利点を有する。
【0087】
第1ファスナー締結部260は、側面孔252の下部に該当する一側翼部211の前面の一部が後方に向かって突出して内部空間が前方に開放される円筒形状からなり、第1ファスナー締結部260の背面には中央を貫通する中空が設けられる。
【0088】
第2ファスナー締結部265は、第1ファスナー締結部260と同じ水平線上で他側翼部212の前面の一部が後方に向かって突出して内部空間が前方に開放される円筒形状からなり、第2ファスナー締結部265の背面には中央を貫通する中空が設けられる。
【0089】
第1ファスナー締結部260及び第2ファスナー締結部265は、各背面に設けられた中空を介してファスナークリップと結合し、メインプレート210の後方に結合される空気圧ランバー装置のワイヤーまたはチューブをメインプレート210に固定する。
【0090】
各横型チューブ締結フック270は、他側翼部212から第2ファスナー締結部265の下部に所定の距離を間に置いて上下に離隔配置され、前記空気圧ランバー装置に接続されているチューブと結合する。
【0091】
各横型チューブ締結フック270は、他側翼部212を貫通する矩形の孔の上部及び下部の一部が後方に向かって延出し、さらに先端が互いに向かって垂直に屈曲してチューブと着脱結合するフックの形態に形成される。
【0092】
各縦型チューブ締結フック275は、側面孔253の周囲に該当する他側翼部212の後方に設けられ、前記空気圧ランバー装置に接続されているチューブと着脱可能に結合する。
【0093】
各縦型チューブ締結フック275は、他側翼部212を貫通する矩形の孔の一側及び他側の一部が後方に向かって延出し、さらに先端が互いに向かって垂直に屈曲してチューブと着脱結合されるフックの形態に形成される。
【0094】
組立ワイヤー部600は、第1ワイヤー610、第2ワイヤー620、及び接続ワイヤー630を含む。
【0095】
挿入部280は、上部が開放されたチャネル形状からなり、一側翼部211と他側翼部212との間を囲むU字状に形成され、第1ワイヤー610及び第2ワイヤー620を接続する接続ワイヤー630が挿入される。
【0096】
挿入部280の下端部は、結合フレーム221の一側から結合フレーム221の他側まで貫通して延びてシートバック結合部220と堅く結合され、シートバックフレームとシートバック結合部220との結合によって、第1ワイヤー610及び第2ワイヤー620の支持力が向上する。
【0097】
リブ部240は、挿入部280の内側に設けられ、一側翼部211及び他側翼部212の間に該当するメインプレート210の耐久性及び支持力を向上させ、一側翼部211及び他側翼部212は比較的フレキシブルに製作され、搭乗者の背中の両側を快適に支持する。
【0098】
補助支持部400は、補助プレート410、凹部420、430、リブ部440、及び挿入部450を含む。
【0099】
補助支持部400は、矩形のプレート状からなり、メイン支持部200の上部に連結され、シートに着座する搭乗者の背中の上部または肩を支持し、両側の翼部によって背中の両側または肩を快適に支持するという利点を有する。
【0100】
補助プレート410は、一側または他側に向かって長く延びる矩形のプレート状からなり、一側及び他側には矩形状の一側上部翼部411及び他側上部翼部412が設けられる。
【0101】
補助プレート410には、矩形状で補助プレート410を貫通する複数の上部孔413が補助プレート410の一側から他側まで所定の距離だけ離隔するように設けられる。
【0102】
一側上部翼部411は、挿入部280の一側上部と連結される挿入部450を間に置いて補助プレート410の中央部と分離され、一側の挿入部450を軸に前方に向かって所定の角度だけ屈曲するように設けられる。
【0103】
他側上部翼部412は、挿入部280の他側上部と連結される挿入部450を間に置いて補助プレート410の中央部と分離され、他側の挿入部450を軸に前方に向かって所定の角度だけ屈曲するように設けられる。
【0104】
一側上部翼部411及び他側上部翼部412の各々は、一側翼部211及び他側翼部212の各々と離隔するように設けられ、加わる荷重によって変形しながら快適に搭乗者の背中または肩を支持する。
【0105】
各凹部420は、各凹部232と同じ垂直線上に位置する補助プレート410の一部が補助プレート410の中央部に位置する各上部孔413の下部で後方に向かって突出して設けられる。
【0106】
各凹部430は、補助プレート410の中央部に位置する各上部孔413の上部に該当する補助プレート410の一部が後方に向かって所定の距離だけ突出して設けられる。
【0107】
リブ部440は、縦型剛性リブ441、442、横型剛性リブ443、444、及び前方横型剛性リブ445、446を含む。
【0108】
リブ部440は、一側上部翼部411及び他側上部翼部412の間で、凹部420、430の間に該当するメインプレート210の一部が前方または後方に向かって棒状に突出して設けられる。
【0109】
縦型剛性リブ441は、縦型剛性リブ241と同じ垂直線上で縦型剛性リブ241の上部に連結して上部孔413同士間を通って凹部430同士間に該当する位置まで上方に向かって延びる。
【0110】
縦型剛性リブ442は、縦型剛性リブ242と同じ垂直線上で縦型剛性リブ242の上部に連結して上部孔413同士間を通って凹部430同士間に該当する位置まで上方に向かって延びる。
【0111】
各横型剛性リブ443は、挿入部450同士間に該当する位置で凹部420同士間を連結し、縦型剛性リブ441、442と交差する棒状で補助プレート410の後方に突出する。
【0112】
各横型剛性リブ444は、挿入部450同士間に該当する位置で凹部430同士間を連結し、縦型剛性リブ441、442の上部に連結する棒状で補助プレート410の後方に突出する。
【0113】
各前方横型剛性リブ445は、各凹部420の前方に設けられた矩形溝の内側の補助プレート410の内側面の間を連結する棒状からなる。
【0114】
各前方横型剛性リブ446は、各凹部430の前方に設けられた矩形溝の内側の補助プレート410の内側面の間を連結する棒状からなる。
【0115】
以上、添付の図面に基づいて本発明の好適な実施形態を説明したが、本明細書に記載した実施形態と図面に示した構成は、本発明の最も好適な一実施形態に過ぎず、本発明の技術的思想をすべて代弁するものではなく、本出願時点においてこれらを代替することができるさまざまな均等物と変形例があり得ることを理解されなければならない。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面において例示的なものであり、限定的なものではないものとして理解されなければならず、本発明の範囲は詳細な説明より後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、そしてその等価概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0116】
100 荷重支持装置
200 メイン支持部
210 メインプレート
220 シートバック結合部
240 リブ部
250 中央孔
260 第1ファスナー締結部
265 第2ファスナー締結部
270 横型チューブ締結フック
275 縦型チューブ締結フック
280 挿入部
400 補助支持部
600 組立ワイヤー部