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特開2022-123038間欠受信方法、端末装置及びネットワーク装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022123038
(43)【公開日】2022-08-23
(54)【発明の名称】間欠受信方法、端末装置及びネットワーク装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 52/02 20090101AFI20220816BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20220816BHJP
   H04W 48/12 20090101ALI20220816BHJP
【FI】
H04W52/02 111
H04W76/10
H04W48/12
【審査請求】有
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022096441
(22)【出願日】2022-06-15
(62)【分割の表示】P 2020508402の分割
【原出願日】2017-08-25
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】DRX周期においてスケジューリングされたかどうかを同時に把握して、スケジューリングされていない場合に該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができ、それにより電力消費を更に低減する端末装置、間欠受信方法及びネットワーク装置を提供する。
【解決手段】通信システムの端末装置における方法は、ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する。ダウンリンク制御チャネルには、少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報が含まれる。DRX情報は、DRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように各端末装置に指示することに用いられる。方法はまた、端末装置のDRX情報に基づき、オン期間内にウェイクアップするか又はオン期間内にスリープするかを確定する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出し、前記ダウンリンク制御チャネルに複数の端末装置の複数の間欠受信(DRX)情報が含まれ、前記複数の端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられることと、
前記第1端末装置が前記複数のDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定することと、
前記第1端末装置が前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープすることと、を含むことを特徴とする間欠受信方法。
【請求項2】
前記ダウンリンク制御チャネルには複数のビット値が含まれ、前記複数のビット値は前記複数のDRX情報に1対1に対応し、前記複数のビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、前記方法は更に、
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を受信することを含み、
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、
前記第1端末装置が前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、前記方法は更に、
前記第1端末装置が前記ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を受信することを含み、
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、
前記第1端末装置が前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、
前記第1端末装置が前記ネットワーク装置の前記DRX周期の前に送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は
前記第1端末装置が前記ネットワーク装置の前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は
前記第1端末装置が前記ネットワーク装置の制御チャネルの共通の探索空間において送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出することを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
端末装置であって、前記端末装置は第1端末装置であり、前記端末装置は、
ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられ、前記ダウンリンク制御チャネルに複数の端末装置の複数の間欠受信(DRX)情報が含まれ、前記複数の端末装置のうちの各端末装置のDRX情報が、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられる送受信ユニットと、
前記送受信ユニットの検出した前記複数のDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定することに用いられる確定ユニットと、
前記確定ユニットの確定した前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープすることに用いられる処理ユニットと、を備えることを特徴とする端末装置。
【請求項7】
前記ダウンリンク制御チャネルには複数のビット値が含まれ、前記複数のビット値は前記複数のDRX情報に1対1に対応し、前記複数のビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられることを特徴とする請求項6に記載の端末装置。
【請求項8】
前記送受信ユニットは更に、
ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を受信することと、
前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することと、に用いられることを特徴とする請求項6又は7に記載の端末装置。
【請求項9】
前記送受信ユニットは更に、
前記ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を受信することと、
前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することと、に用いられることを特徴とする請求項6又は7に記載の端末装置。
【請求項10】
前記送受信ユニットは具体的に、
前記ネットワーク装置の前記DRX周期の前に送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は
前記ネットワーク装置の前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は
前記ネットワーク装置の制御チャネルの共通の探索空間において送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられることを特徴とする請求項6又は7に記載の端末装置。
【請求項11】
ネットワーク装置が複数の端末装置の複数の間欠受信(DRX)情報を確定し、前記複数の端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられることと、
前記ネットワーク装置が第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信し、前記ダウンリンク制御チャネルに前記複数のDRX情報が含まれ、それにより、前記第1端末装置が前記複数のDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定して、前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープすることと、を含むことを特徴とする間欠受信方法。
【請求項12】
前記ダウンリンク制御チャネルには複数のビット値が含まれ、前記複数のビット値は前記複数のDRX情報に1対1に対応し、前記複数のビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられることを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、
前記ネットワーク装置は前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を前記第1端末装置に送信することを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
【請求項14】
前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、
前記ネットワーク装置は前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を前記第1端末装置に送信することを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
【請求項15】
前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することは、
前記ネットワーク装置が前記DRX周期の前に前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は
前記ネットワーク装置が前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は
前記ネットワーク装置が制御チャネルの共通の探索空間において前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信することを含むことを特徴とする請求項11又は12に記載の方法。
【請求項16】
複数の端末装置の複数の間欠受信(DRX)情報を確定することに用いられ、前記複数の端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられる確定ユニットと、
第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することに用いられ、前記ダウンリンク制御チャネルに前記確定ユニットの確定した前記複数のDRX情報が含まれ、それにより、前記第1端末装置が前記複数のDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定して、前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープする送受信ユニットと、を備えることを特徴とするネットワーク装置。
【請求項17】
前記ダウンリンク制御チャネルには複数のビット値が含まれ、前記複数のビット値は前記複数のDRX情報に1対1に対応し、前記複数のビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられることを特徴とする請求項16に記載のネットワーク装置。
【請求項18】
前記送受信ユニットは更に、
前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられることを特徴とする請求項16又は17に記載のネットワーク装置。
【請求項19】
前記送受信ユニットは更に、
前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられることを特徴とする請求項16又は17に記載のネットワーク装置。
【請求項20】
前記送受信ユニットは具体的に、
前記DRX周期の前に前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は
前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は
制御チャネルの共通の探索空間において前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信することに用いられることを特徴とする請求項16又は17に記載のネットワーク装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は無線通信分野に関し、より具体的に、間欠受信方法、端末装置及びネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
端末装置の節電のために、間欠受信(DRX、Discontinuous Reception)メカニズムが導入されている。各DRX周期(DRX Cycle)にはオン期間(on duration)及びオフ期間(Opportunity for DRX)が含まれ、オン期間にあるとき、端末装置は制御チャネルを検出するが、オフ期間にあるとき、端末装置は制御チャネルの受信を停止する(この時、端末装置は制御チャネルのブラインド検出を停止する)ことにより電力消費を低減することができ、それにより電池の使用時間を延長する。
【0003】
ネットワークは端末装置にDRXメカニズムを構成し、端末装置がオン期間内に制御チャネルを周期的に検出するようにするが、端末装置はオン期間内に機会的にスケジューリングされることになり、ひいては端末装置はサービス負荷がとても低い場合、少数のDRX周期のみにおいてスケジューリングされることになり、DRXメカニズムを用いるページングメッセージについては、端末がページングメッセージを受信した機会は更に少なくなる。従って、端末装置はDRXメカニズムを構成した後、多数のオン期間内に制御チャネルを検出できないが、依然としてウェイクアップされることになり、このように、不必要な電力消費を増加させる。従って、電力消費を更に低減するために、異なる端末装置がどのように自体がDRX周期においてスケジューリングされたかどうかを把握するかは、早急な解決の待たれる問題となる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は間欠受信方法、端末装置及びネットワーク装置を提供し、それにより、異なる端末装置は自体がDRX周期においてスケジューリングされたかどうかを同時に把握して、スケジューリングされていない場合に該DRX周期におけるオン期間内にスリープするようにして、電力消費を更に低減することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、間欠受信方法を提供し、前記間欠受信方法は、第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出し、前記ダウンリンク制御チャネルに少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報が含まれ、前記少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報が、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間(on duration)内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられることと、前記第1端末装置が前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定することと、前記第1端末装置が前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープすることと、を含む。
【0006】
従って、ネットワーク装置は複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示し、該複数の端末装置のうちの第1端末装置は該複数のDRX情報から自体のDRX情報を確定して、自体のDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープし、その後のDRX周期においてスケジューリングされていない場合、第1端末装置は該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができるため、第1端末装置の電力消費を更に低減する。
【0007】
可能な実現方式では、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、前記少なくとも1つのビット値は前記少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、前記少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0008】
可能な実現方式では、前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、前記方法は更に、前記第1端末装置が前記第1端末装置の装置識別子に基づき、前記ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループを確定することと、前記第1端末装置が複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)とのマッピング関係に基づき、前記制御チャネルグループに対応する目標RNTIを確定することと、を含み、
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、前記第1端末装置が前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0009】
例えば、該第1端末装置は該第1端末装置の装置識別子(ID、Identity)、例えばUE-IDに基づいて、UE-ID mod Mを基に該ダウンリンク制御チャネルの位置する制御チャネルグループの番号を計算し、Mは正の整数であって、制御チャネルグループの総数である。第1端末装置は算出された制御チャネルグループの番号、及びM個の制御チャネルグループとM個のRNTIとのマッピング関係に基づき、該ダウンリンク制御チャネルを検出するためのRNTIを確定して、該目標RNTIに基づき、該ダウンリンク制御チャネルを検出する。
【0010】
選択肢として、複数の制御チャネルグループと複数のRNTIとのマッピング関係はネットワーク装置が無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)シグナリングによって端末装置に通知したものであってもよく、又は該マッピング関係は端末装置とネットワーク装置とが予め決めた、端末装置に予め記憶されるものであってもよい。
【0011】
可能な実現方式では、前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、前記方法は更に、前記第1端末装置がネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を受信することを含み、
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、前記第1端末装置が前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0012】
可能な実現方式では、前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、前記方法は更に、前記第1端末装置が前記ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を受信することを含み、
前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、前記第1端末装置が前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0013】
可能な実現方式では、前記第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、前記第1端末装置が前記ネットワーク装置の前記DRX周期の前に送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、前記第1端末装置が前記ネットワーク装置の前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、前記第1端末装置が前記ネットワーク装置の制御チャネルの共通の探索空間において送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0014】
可能な実現方式では、前記第1端末装置が前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定することは、前記第1端末装置が前記第1端末装置の番号に基づき、前記第1端末装置のDRX情報を確定することを含み、前記第1端末装置のDRX情報は前記少なくとも1つのDRX情報のうちの前記番号に対応するDRX情報である。
【0015】
可能な実現方式では、前記第1端末装置が前記第1端末装置の番号に基づき、前記第1端末装置のDRX情報を確定する前に、前記方法は更に、前記第1端末装置が前記ネットワーク装置から送信された、前記第1端末装置の前記番号を指示するための第3構成情報を受信することを含む。
【0016】
第2態様では、間欠受信方法を提供し、前記間欠受信方法は、ネットワーク装置が少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報を確定し、前記少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報が、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられることと、前記ネットワーク装置が第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信し、前記ダウンリンク制御チャネルに前記少なくとも1つのDRX情報が含まれ、それにより、前記第1端末装置が前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定して、前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープすることと、を含む。
【0017】
従って、ネットワーク装置は複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示することにより、装置レベルのDRX情報の指示を実現し、これにより、該複数の端末装置は複数のDRX情報からそれぞれのDRX情報を確定した後、それぞれのDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープすることができ、それによりその後のDRX周期においてスケジューリングされていない端末装置は、該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができ、電力消費を更に低減する。
【0018】
可能な実現方式では、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、前記少なくとも1つのビット値は前記少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、前記少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0019】
可能な実現方式では、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置に複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)とのマッピング関係を送信することを含み、前記第1端末装置は前記ダウンリンク制御チャネルの目標RNTIを検出することに用いられ、前記目標RNTIは前記ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループに対応するRNTIである。
【0020】
可能な実現方式では、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置は前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を前記第1端末装置に送信することを含む。
【0021】
可能な実現方式では、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置は前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を前記第1端末装置に送信することを含む。
【0022】
可能な実現方式では、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することは、前記ネットワーク装置が前記DRX周期の前に前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、前記ネットワーク装置が前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、前記ネットワーク装置が制御チャネルの共通の探索空間において前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信することを含む。
【0023】
可能な実現方式では、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置は前記第1端末装置の番号を指示する第3構成情報を前記第1端末装置に送信することを含み、前記第1端末装置のDRX情報は前記少なくとも1つのDRX情報のうちの前記番号に対応するDRX情報である。
【0024】
第3態様では、端末装置を提供し、該端末装置は上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの選択可能な実現方式における端末装置の操作を実行することができる。具体的に、該端末装置は上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における端末装置の操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0025】
第4態様では、ネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの選択可能な実現方式におけるネットワーク装置の操作を実行することができる。具体的に、該ネットワーク装置は上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式におけるネットワーク装置の操作を実行するためのモジュールユニットを備えてもよい。
【0026】
第5態様では、端末装置を提供し、該端末装置はプロセッサ、送受信機及びメモリを備える。該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路によって互いに通信する。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該端末装置は第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行し、又は該実行によって該端末装置は第3態様による端末装置を実現する。
【0027】
第6態様では、ネットワーク装置を提供し、該ネットワーク装置はプロセッサ、送受信機及びメモリを備える。該プロセッサ、送受信機及びメモリは内部接続経路によって互いに通信する。該メモリは命令を記憶することに用いられ、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられる。該プロセッサが該メモリに記憶される命令を実行するとき、該実行によって該ネットワーク装置は第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行し、又は該実行によって該ネットワーク装置は第4態様によるネットワーク装置を実現する。
【0028】
第7態様では、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶され、前記プログラムによって端末装置は上記第1態様及びその様々な実現方式におけるいずれか1つの間欠受信方法を実行する。
【0029】
第8態様では、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶され、前記プログラムによってネットワーク装置は上記第2態様及びその様々な実現方式におけるいずれか1つの間欠受信方法を実行する。
【0030】
第9態様では、システムチップを提供し、該システムチップは入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ及びメモリを備え、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、該命令が実行されるとき、該プロセッサは上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実現することができる。
【0031】
第10態様では、システムチップを提供し、該システムチップは入力インターフェース、出力インターフェース、プロセッサ及びメモリを備え、該プロセッサは該メモリに記憶される命令を実行することに用いられ、該命令が実行されるとき、該プロセッサは上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実現することができる。
【0032】
第11態様では、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、該コンピュータは上記第1態様又は第1態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【0033】
第12態様では、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品がコンピュータにおいて実行されるとき、該コンピュータは上記第2態様又は第2態様のいずれか1つの可能な実現方式における方法を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1図1は本願の実施例の応用シーンのアーキテクチャ模式図である。
図2図2はDRX周期の模式図である。
図3図3は本願の実施例の間欠受信方法の模式的なフローチャートである。
図4図4は本願の実施例の間欠受信方法の模式的なフローチャートである。
図5図5は本願の実施例の端末装置の模式的なブロック図である。
図6図6は本願の実施例のネットワーク装置の模式的なブロック図である。
図7図7は本願の実施例の端末装置の構造模式図である。
図8図8は本願の実施例のネットワーク装置の構造模式図である。
図9図9は本願の実施例のシステムチップの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下、図面を参照しながら、本願の実施例の技術案を説明する。
【0036】
理解されるべきように、本願の実施例の技術案は様々な通信システム、例えば、モバイル通信用グローバル(GSM、Global System of Mobile Communication)システム、符号分割多元接続(CDMA、Code Division Multiple Access)システム、広帯域符号分割多元接続(WCDMA、Wideband Code Division Multiple Access)システム、ロングタームエボリューション(LTE、Long Term Evolution)システム、LTE周波数分割複信(FDD、Frequency Division Duplex)システム、LTE時分割複信(TDD、Time Division Duplex)、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS、Universal Mobile Telecommunication System)及び将来の5G通信システム等に適用されてもよい。
【0037】
本願は端末装置と組み合わせて各実施例を説明した。端末装置とは更にユーザー装置(UE、User Equipment)、アクセス端末、ユーザーユニット、加入者局、移動局、トラバーサー、遠隔局、遠隔端末、モバイルデバイス、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザーデバイスを指してもよい。アクセス端末はセルラー方式の電話、コードレスホン、セッション確立プロトコル(SIP、Session Initiation Protocol)電話、ワイヤレスローカルループ(WLL、Wireless Local Loop)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA、Personal Digital Assistant)、無線通信機能を有する携帯端末、コンピューティングデバイス又は無線モデムに接続される他の処理装置、車載装置、ウェアラブル端末、将来の5Gネットワークにおける端末装置又は将来発展する公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)ネットワークにおける端末装置等であってもよい。
【0038】
本願はネットワーク装置と組み合わせて各実施例を説明した。ネットワーク装置は端末装置と通信するための装置であってもよく、例えば、GSMシステム又はCDMAにおける基地局(BTS、Base Transceiver Station)であってもよく、WCDMAシステムにおける基地局(NB、NodeB)であってもよく、更にLTEシステムにおける発展型基地局(eNB又はeNodeB、Evolutional Node B)であってもよく、又は、該ネットワーク装置は中継局、アクセスポイント、車載装置、ウェアラブル端末及び将来の5Gネットワークにおけるネットワーク側装置又は将来発展するPLMNネットワークにおけるネットワーク側装置等であってもよい。
【0039】
図1は本願の実施例の応用シーンの模式図である。図1における通信システムはネットワーク装置10及び端末装置20を備えてもよい。ネットワーク装置10は端末装置20に通信サービスを提供してコアネットワークにアクセスすることに用いられ、端末装置20はネットワーク装置10から送信される同期信号、放送信号等を探索することによりネットワークにアクセスし、それによりネットワークと通信することができる。図1に示す矢印は端末装置20とネットワーク装置10との間のセルラーリンクによるアップリンク/ダウンリンク伝送を示してもよい。
【0040】
本願の実施例におけるネットワークとは公衆陸上移動網(PLMN、Public Land Mobile Network)又は端末間(D2D、Device to Device)ネットワーク又はマシン対マシン/マン(M2M、Machine to Machine/Man)ネットワーク又は他のネットワークを指してもよく、図1は例示する概略模式図に過ぎず、ネットワークには更に他の端末装置が含まれてもよく、図1には図示していない。
【0041】
端末装置のDRX周期(DRX Cycle)にはオン期間(on duration)及びオフ期間(Opportunity for DRX)が含まれ、図2に示すように、端末装置はオン期間内、即ちon duration時間帯内に物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH、Physical Downlink Control Channel)を検出(又はリスニングと呼ばれる)することができるが、端末装置はオフ期間内、即ちOpportunity for DRX内にPDCCHの受信を停止する(この時、端末装置はPDCCHのブラインド検出を停止する)ことにより電力消費を低減し、それにより電池の使用時間を延長することができる。即ち、オン期間内に端末装置がウェイクアップ状態にあるため、PDCCHを検出し、オフ期間内に端末装置がスリープ状態に入るため、チャネル又は信号の検出を行わない。
【0042】
ネットワークは端末装置にDRX周期を構成し、それにより端末装置はオン期間内にPDCCHを周期的に検出するようにするが、端末装置はオン期間内に機会的にスケジューリングされることになり、ひいては端末装置はサービス負荷がとても低い場合、少数のDRX周期のみにおいてスケジューリングされることになり、DRXメカニズムを用いるページングメッセージについては、端末がページングメッセージを受信した機会は更に少なくなる。従って、端末装置はDRXメカニズムを構成した後、多数のDRX周期におけるオン期間内に制御チャネルを検出できないが、これらのDRXのオン期間内に依然としてウェイクアップされることになり、このように、端末装置の不必要な電力消費を増加させる。従って、異なる端末装置は自体がDRX周期におけるオン期間内に実際にスケジューリングされたかどうかを把握する必要があり、それにより、電力消費を更に低減するために、スケジューリングされていない場合にスリープを維持する。
【0043】
図3は本願の実施例の間欠受信方法の模式的なフローチャートである。図3に示される方法は端末装置により実行されてもよく、該端末装置は第1端末装置であり、該第1端末装置は例えば図1に示される端末装置20であってもよい。図3に示すように、該間欠受信方法は以下のステップを含む。
【0044】
310において、第1端末装置はネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出し、該ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つのDRX情報が含まれる。
【0045】
該少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように各端末装置に指示することに用いられる。
【0046】
換言すれば、該少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、各端末装置のDRX情報を検出した時刻の後のオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように各端末装置に指示することに用いられ、該時刻の後の該オン期間は該DRX情報を受信するDRX周期におけるオン期間、又は該DRX情報を受信するDRX周期の次のDRX周期におけるオン期間を含んでもよい。
【0047】
具体的に、ネットワーク装置は少なくとも1つの端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信し、それにより該少なくとも1つの端末装置にそれぞれのDRX情報を同時に指示する。各端末装置のDRX情報はそのDRX情報を検出した時刻の後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように各端末装置に指示することに用いられる。又は、各端末装置のDRX情報は各端末装置がそのDRX情報を検出した時刻の後のDRX周期におけるオン期間内にスケジューリングされるかどうかを示し、スケジューリングされる場合、ウェイクアップする必要があるが、スケジューリングされていない場合、電力消費を低減するためにスリープする。例えば、第1端末装置はi番目のDRX周期において該ダウンリンク制御チャネルを検出して自体のDRX情報を取得する場合、該DRX情報はi+1番目のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように第1端末装置に指示してもよい。
【0048】
選択肢として、該ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、該少なくとも1つのビット値は該少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、該少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0049】
例えば、表1に示すように、該ダウンリンク制御チャネルがそれぞれN個の端末装置のDRX情報を示すためのN個のビット値を含み、N個のビット値がN個の端末装置のN個のDRX情報に1対1に対応することを仮定し、N個のビット値のうちのあるビット値が0である場合、該ビット値に対応するDRX情報はPDCCH等を検出せずに、その後のDRX周期におけるオン期間内にスリープするように端末装置に指示することに用いられるが、N個のビット値のうちのあるビット値が1である場合、PDCCH又はページングメッセージ等の情報の検出を行うよう、該ビット値に対応するDRX情報はその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップするように端末装置に指示することに用いられる。
【0050】
【表1】
【0051】
当然ながら、ビット値0でウェイクアップを示し、ビット値1でスリープを示してもよい。すなわち、N個のビット値のうちのあるビット値が1である場合、該ビット値に対応するDRX情報はPDCCH等を検出せずに、その後のDRX周期におけるオン期間内にスリープするように端末装置に指示することに用いられるが、N個のビット値のうちのあるビット値が0である場合、PDCCH又はページングメッセージ等の情報の検出を行うよう、該ビット値に対応するDRX情報はその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップするように端末装置に指示することに用いられる。表1は単に一例とされる。
【0052】
選択肢として、310の前に、即ち、第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、該方法は更に、第1端末装置が第1端末装置の装置識別子に基づき、該ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループを確定することと、第1端末装置が複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子(RNTI、Radio Network Temporary Identity)とのマッピング関係に基づき、該制御チャネルグループに対応する目標RNTIを確定することと、を含み、
この場合、310において、該第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、第1端末装置が該目標RNTIに基づき、該ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0053】
例えば、該第1端末装置は該第1端末装置の装置識別子(ID、Identity)、例えばUE-IDに基づいて、UE-ID mod Mを基に該ダウンリンク制御チャネルの位置する制御チャネルグループの番号を計算し、Mは正の整数であって、制御チャネルグループの総数である。第1端末装置は算出された制御チャネルグループの番号、及びM個の制御チャネルグループとM個のRNTIとのマッピング関係に基づき、該ダウンリンク制御チャネルを検出するためのRNTIを確定して、該目標RNTIに基づき、該ダウンリンク制御チャネルを検出する。
【0054】
選択肢として、複数の制御チャネルグループと複数のRNTIとのマッピング関係は、ネットワーク装置が無線リソース制御(RRC、Radio Resource Control)シグナリングによって端末装置に通知したものであってもよく、又は該マッピング関係は端末装置とネットワーク装置とが予め決めた、端末装置に予め記憶されるものであってもよい。また、複数の制御チャネルグループと複数のRNTIとの該マッピング関係は図表、フォーム、公式等の任意の方式で示されてもよい。
【0055】
選択肢として、310の前に、即ち、第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、該方法は更に、第1端末装置がネットワーク装置から送信された、該ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を受信することを含み、
この場合、310において、該第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、第1端末装置が該目標RNTIに基づき、該ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0056】
該第1構成情報は、例えばネットワーク装置がRRCシグナリング又は媒体アクセス制御(MAC、Medium Access Control)制御元素(CE、Control Element)によって第1端末装置に送信したものであってもよく、第1端末装置は受信されたRRCシグナリング又はMAC CEによって該目標RNTIを直接に把握することができる。
【0057】
選択肢として、310の前に、即ち、第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出する前に、該方法は更に、第1端末装置がネットワーク装置から送信された、該ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を受信することを含み、
この場合、310において、該第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、第1端末装置が該ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマット(Format)に基づき、該ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0058】
該第2構成情報は、例えばネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEによって第1端末装置に送信したものであってもよく、第1端末装置は受信されたRRCシグナリング又はMAC CEによって、該ダウンリンク制御チャネルを検出するためのチャネルフォーマットを取得することができる。
【0059】
例えば、該ダウンリンク制御チャネルにダウンリンク制御情報(DCI、Download Control Information)がベアリングされ、該DCIにN個の端末装置のN個のDRX情報が含まれることを仮定する。Nが比較的大きく、即ち、ネットワーク装置が比較的多くの端末装置に該ダウンリンク制御チャネルを同時に送信する必要がある場合、ネットワーク装置は第1のDCIフォーマットで該DCIがベアリングされるダウンリンク制御チャネルを送信してもよく、Nが比較的小さく、即ち、ネットワーク装置が比較的少ない端末装置に該ダウンリンク制御チャネルを同時に送信する必要がある場合、ネットワーク装置は第2のDCIフォーマットで該DCIがベアリングされるダウンリンク制御チャネルを送信してもよい。第1のDCIフォーマットのDCIにおける複数のDRX情報を示すためのビットの数は、第2のDCIフォーマットのDCIにおける複数のDRX情報を示すためのビットの数より大きい。ネットワーク装置は使用されるチャネルフォーマット(例えば、第1のDCIフォーマット又は第2のDCIフォーマット)を第1端末装置に指示し、それにより、第1端末装置は対応するDCIフォーマットに基づき、該ダウンリンク制御チャネルにベアリングされる、自体のDRX情報を含むDCIを検出することができる。
【0060】
選択肢として、310において、該第1端末装置がネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することは、第1端末装置がネットワーク装置の該DRX周期の前に送信した該ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、第1端末装置が該ネットワーク装置の該DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて送信した該ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、第1端末装置がネットワーク装置の制御チャネルの共通の探索空間において送信した該ダウンリンク制御チャネルを検出することを含む。
【0061】
例えば、第1端末装置がi番目のDRX周期において該ダウンリンク制御チャネルを検出して、該ダウンリンク制御チャネルに基づいて自体のDRX情報を確定する場合、該DRX情報はi+1番目のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように第1端末装置に指示し、又は、i+1番目のDRX周期及びi+1番目のDRX周期の後の若干のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように第1端末装置に指示してもよい。
【0062】
更に、例えば、第1端末装置はi番目のDRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて該ダウンリンク制御チャネルを検出して、該ダウンリンク制御チャネルに基づいて自体のDRX情報を確定することができ、この場合、該DRX情報はi番目のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように第1端末装置に指示してもよい。例えば、第1端末装置はあるDRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレームにおいて該ダウンリンク制御チャネルを検出して、該DRX周期におけるオン期間内にスリープする必要があることを把握した場合、該DRX周期が終了するまで、第1端末装置は該DRX周期におけるオン期間内の2番目のサブフレームからスリープに入ってもよく、それにより電力消費を低減する。
【0063】
更に、例えば、第1端末装置は制御チャネルの共通の探索空間において該ダウンリンク制御チャネルを検出して、該ダウンリンク制御チャネルに基づいて自体のDRX情報を確定した場合、該DRX情報は該DRX情報を検出した時刻の後の1つ又は複数のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように第1端末装置に指示する。
【0064】
320において、第1端末装置は該少なくとも1つのDRX情報から該第1端末装置のDRX情報を確定する。
【0065】
選択肢として、第1端末装置が該ダウンリンク制御チャネルに基づき、該少なくとも1つのDRX情報から第1端末装置のDRX情報を確定することは、第1端末装置が第1端末装置の番号に基づき、第1端末装置のDRX情報を確定することを含み、第1端末装置のDRX情報は該少なくとも1つのDRX情報のうちの該番号に対応するDRX情報である。
【0066】
選択肢として、第1端末装置が第1端末装置の番号に基づき、第1端末装置のDRX情報を確定する前に、該方法は更に、第1端末装置がネットワーク装置から送信された、第1端末装置の該番号を指示するための第3構成情報を受信することを含む。
【0067】
該第3構成情報は例えばネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEによって第1端末装置に送信したものであってもよく、第1端末装置は受信されたRRCシグナリング又はMAC CEによって第1端末装置の番号を取得することができる。
【0068】
例えば、表2に示すように、該ダウンリンク制御チャネルがそれぞれN個の端末装置のDRX情報を示すためのN個のビット値を含み、N個のビット値がN個の端末装置のN個のDRX情報に1対1に対応することを仮定する。端末装置の番号が異なる場合、対応するDRX情報は異なり、該DRX情報のビット値も異なることを示す。ネットワーク装置は第1端末装置の番号が1であることを通知する場合、対応するビット値1に基づき、次のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップすることを把握することができ、ネットワーク装置は第1端末装置の番号が2であることを通知する場合、対応するビット値0に基づき、次のDRX周期におけるオン期間内にスリープすることを把握することができ、ネットワーク装置は第1端末装置の番号がNであることを通知する場合、対応するビット値1に基づき、次のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップすることを把握することができる。
【0069】
【表2】
【0070】
330において、第1端末装置は第1端末装置のDRX情報に基づき、該DRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープする。
【0071】
従って、ネットワーク装置は複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示し、該複数の端末装置のうちの第1端末装置は該複数のDRX情報から自体のDRX情報を確定して、自体のDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープする。その後のDRX周期においてスケジューリングされていない場合、第1端末装置は該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができるため、第1端末装置の電力消費を更に低減する。
【0072】
図4は本願の実施例の間欠受信方法の模式的なフローチャートである。図4に示される方法はネットワーク装置により実行されてもよく、該ネットワーク装置は例えば図1に示されるネットワーク装置10であってもよい。図4に示すように、該間欠受信方法は以下のステップを含む。
【0073】
410において、ネットワーク装置は少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報を確定し、前記少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられる。
【0074】
420において、前記ネットワーク装置は第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信し、前記ダウンリンク制御チャネルには前記少なくとも1つのDRX情報が含まれ、これにより、前記第1端末装置は前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定して、前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープする。
【0075】
従って、ネットワーク装置が複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示することにより、装置レベルのDRX情報の指示を実現し、これにより、該複数の端末装置は複数のDRX情報からそれぞれのDRX情報を確定した後、それぞれのDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープすることができ、それによりその後のDRX周期においてスケジューリングされていない端末装置は該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができ、電力消費を更に低減する。
【0076】
選択肢として、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、前記少なくとも1つのビット値は前記少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、前記少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0077】
選択肢として、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置に複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)とのマッピング関係を送信することを含み、前記第1端末装置は前記ダウンリンク制御チャネルの目標RNTIを検出することに用いられ、前記目標RNTIは前記ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループに対応するRNTIである。
【0078】
選択肢として、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置は前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を前記第1端末装置に送信することを含む。
【0079】
選択肢として、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置は前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を前記第1端末装置に送信することを含む。
【0080】
該第2構成情報は、例えばネットワーク装置がRRCシグナリング又はMAC CEによって第1端末装置に送信したものであってもよく、第1端末装置は受信されたRRCシグナリング又はMAC CEによって、該ダウンリンク制御チャネルを検出するためのチャネルフォーマットを取得することができる。
【0081】
選択肢として、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することは、前記ネットワーク装置が前記DRX周期の前に前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、前記ネットワーク装置が前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、前記ネットワーク装置が制御チャネルの共通の探索空間において前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信することを含む。
【0082】
例えば、ネットワーク装置は少なくとも1つの端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することができ、少なくとも1つの端末装置における第1端末装置がそのi番目のDRX周期において該ダウンリンク制御チャネルを検出した場合、該ダウンリンク制御チャネルにベアリングされる該第1端末装置のDRX情報は、そのi+1番目のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように該第1端末装置に指示し、又は、そのi+1番目のDRX周期及びi+1番目のDRX周期の後の若干のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように第1端末装置に指示してもよい。
【0083】
更に、例えば、ネットワーク装置は少なくとも1つの端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することができ、少なくとも1つの端末装置のうちの第1端末装置がそのi番目のDRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて該ダウンリンク制御チャネルを検出した場合、該ダウンリンク制御チャネルにベアリングされる該第1端末装置のDRX情報は、そのi番目のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように第1端末装置に指示してもよい。例えば、ネットワーク装置が第1端末装置のあるDRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレームにおいて該ダウンリンク制御チャネルを送信し、第1端末装置は該ダウンリンク制御チャネルを検出して、該DRX周期におけるオン期間内にスリープする必要があることを把握した場合、該DRX周期が終了するまで、第1端末装置は該DRX周期におけるオン期間内の2番目のサブフレームからスリープに入ってもよく、それにより電力消費を低減する。
【0084】
更に、例えば、自体のDRX情報を検出した時刻の後の1つ又は複数のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように各端末装置に指示するために、ネットワーク装置は制御チャネルの共通の探索空間において少なくとも1つの端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することができる。
【0085】
選択肢として、前記ネットワーク装置が前記第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信する前に、前記方法は更に、前記ネットワーク装置は前記第1端末装置の番号を指示する第3構成情報を前記第1端末装置に送信することを含み、前記第1端末装置のDRX情報は前記少なくとも1つのDRX情報のうちの前記番号に対応するDRX情報である。
【0086】
理解されるべきように、ネットワーク装置がDRX情報を指示する過程における具体的な詳細は、上記図3における端末装置の関連説明を参照してもよく、簡潔のため、ここで繰り返して説明しない。
【0087】
更に理解されるべきように、本願の様々な実施例において、上記各過程の番号の順位は実行順序の前後を意味せず、各過程の実行順序はその機能及び内部論理によって決定されるべきであり、本願の実施例の実施過程を制限するためのものではない。
【0088】
図5は本願の実施例による端末装置500の模式的なブロック図である。該端末装置は第1端末装置であり、図5に示すように、該第1端末装置500は送受信ユニット510、確定ユニット520及び処理ユニット530を備える。
送受信ユニット510は、ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられ、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報が含まれ、前記少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられる。
確定ユニット520は、前記送受信ユニット510の検出した前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定することに用いられる。
処理ユニット530は、前記確定ユニット520の確定した前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープすることに用いられる。
【0089】
従って、ネットワーク装置は複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示し、該複数の端末装置のうちの第1端末装置は該複数のDRX情報から自体のDRX情報を確定して、自体のDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープする。その後のDRX周期においてスケジューリングされていない場合、第1端末装置は該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができるため、第1端末装置の電力消費を更に低減する。
【0090】
選択肢として、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、前記少なくとも1つのビット値は前記少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、前記少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0091】
選択肢として、前記確定ユニット520は更に、前記第1端末装置の装置識別子に基づき、前記ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループを確定することと、複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子RNTIとのマッピング関係に基づき、前記制御チャネルグループに対応する目標RNTIを確定することと、に用いられる。
前記送受信ユニット510は具体的に、前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられる。
【0092】
選択肢として、前記送受信ユニット510は更に、ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を受信することと、前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することと、に用いられる。
【0093】
選択肢として、前記送受信ユニット510は更に、前記ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示すための第2構成情報を受信することと、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することと、に用いられる。
【0094】
選択肢として、前記送受信ユニット510は具体的に、前記ネットワーク装置の前記DRX周期の前に送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、前記ネットワーク装置の前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、前記ネットワーク装置の制御チャネルの共通の探索空間において送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられる。
【0095】
選択肢として、前記確定ユニット520は具体的に、前記第1端末装置の番号に基づき、前記第1端末装置のDRX情報を確定することに用いられ、前記第1端末装置のDRX情報は前記少なくとも1つのDRX情報のうちの前記番号に対応するDRX情報である。
【0096】
選択肢として、前記送受信ユニット510は更に、前記ネットワーク装置から送信された、前記第1端末装置の前記番号を指示するための第3構成情報を受信することに用いられる。
【0097】
図6は本願の実施例によるネットワーク装置600の模式的なブロック図である。図6に示すように、該ネットワーク装置600は確定ユニット610及び送受信ユニット620を備える。
確定ユニット610は、少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報を確定することに用いられ、前記少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられる。
送受信ユニット620は、第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することに用いられ、前記ダウンリンク制御チャネルには前記確定ユニット610の確定した前記少なくとも1つのDRX情報が含まれ、それにより前記第1端末装置は前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定して、前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープする。
【0098】
従って、ネットワーク装置は複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示することにより、装置レベルのDRX情報の指示を実現し、これにより、該複数の端末装置は複数のDRX情報からそれぞれのDRX情報を確定した後、それぞれのDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープすることができ、それによりその後のDRX周期においてスケジューリングされていない端末装置は該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができ、電力消費を更に低減する。
【0099】
選択肢として、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、前記少なくとも1つのビット値は前記少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、前記少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0100】
選択肢として、前記送受信ユニット620は更に、前記第1端末装置に複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)とのマッピング関係を送信することに用いられ、前記第1端末装置は前記ダウンリンク制御チャネルの目標RNTIを検出することに用いられ、前記目標RNTIは前記ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループに対応するRNTIである。
【0101】
選択肢として、前記送受信ユニット620は更に、前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられる。
【0102】
選択肢として、前記送受信ユニット620は更に、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられる。
【0103】
選択肢として、前記送受信ユニット620は具体的に、前記DRX周期の前に前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、制御チャネルの共通の探索空間において前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信することに用いられる。
【0104】
選択肢として、前記送受信ユニット620は更に、前記第1端末装置の番号を指示する第3構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられ、前記第1端末装置のDRX情報は前記少なくとも1つのDRX情報のうちの前記番号に対応するDRX情報である。
【0105】
図7は本願の実施例による端末装置700の構造模式図である。図7に示すように、該端末装置はプロセッサ710、送受信機720及びメモリ730を備え、該プロセッサ710、送受信機720及びメモリ730は内部接続経路によって互いに通信する。該メモリ730は命令を記憶することに用いられ、信号を受信し又は信号を送信するように該送受信機720を制御するために、該プロセッサ710は該メモリ730に記憶される命令を実行することに用いられる。
【0106】
送受信機720は、ネットワーク装置から送信されたダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられ、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報が含まれ、前記少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられる。
該プロセッサ710は、送受信機720の検出した前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定することと、前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープすることと、に用いられる。
【0107】
従って、ネットワーク装置は複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示し、該複数の端末装置のうちの第1端末装置は該複数のDRX情報から自体のDRX情報を確定して、自体のDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープする。その後のDRX周期においてスケジューリングされていない場合、第1端末装置は該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができるため、第1端末装置の電力消費を更に低減する。
【0108】
選択肢として、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、前記少なくとも1つのビット値は前記少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、前記少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0109】
選択肢として、前記プロセッサ710は更に、前記第1端末装置の装置識別子に基づき、前記ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループを確定することと、複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)とのマッピング関係に基づき、前記制御チャネルグループに対応する目標RNTIを確定することと、に用いられる。
前記送受信機720は具体的に、前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられる。
【0110】
選択肢として、前記送受信機720は更に、ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を受信することと、前記目標RNTIに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することと、に用いられる。
【0111】
選択肢として、前記送受信機720は更に、前記ネットワーク装置から送信された、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を受信することと、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットに基づき、前記ダウンリンク制御チャネルを検出することと、に用いられる。
【0112】
選択肢として、前記送受信機720は具体的に、前記ネットワーク装置の前記DRX周期の前に送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、前記ネットワーク装置の前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出すること、又は、前記ネットワーク装置の制御チャネルの共通の探索空間において送信した前記ダウンリンク制御チャネルを検出することに用いられる。
【0113】
選択肢として、前記プロセッサ710は具体的に、前記第1端末装置の番号に基づき、前記第1端末装置のDRX情報を確定することに用いられ、前記第1端末装置のDRX情報は前記少なくとも1つのDRX情報のうちの前記番号に対応するDRX情報である。
【0114】
選択肢として、前記送受信機720は更に、前記ネットワーク装置から送信された、前記第1端末装置の前記番号を指示するための第3構成情報を受信することに用いられる。
【0115】
理解されるべきように、本願の実施例において、該プロセッサ710は中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)であってもよく、該プロセッサ710は更に他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field Programmable Gate Array)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネント等であってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいかなる通常のプロセッサ等であってもよい。
【0116】
該メモリ730は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つプロセッサ710に命令及びデータを提供する。メモリ730の一部は更に不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。
【0117】
実現過程において、上記方法の各ステップはプロセッサ710におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で完成してもよい。本願の実施例に開示される間欠受信方法のステップはハードウェアプロセッサで実行して完成し、又はプロセッサ710におけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行して完成するように直接に具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリ730に位置し、プロセッサ710はメモリ730における情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを行う。重複を避けるため、ここで繰り返して説明しない。
【0118】
本願の実施例による端末装置700は上記方法300における方法300を実行するための端末装置及び本願の実施例による端末装置500に対応してもよく、且つ該端末装置700における各ユニット又はモジュールはそれぞれ上記方法300における端末装置の実行する各動作又は処理過程を実行するためのものであり、重複を避けるため、ここで繰り返して説明しない。
【0119】
図8は本願の実施例によるネットワーク装置800の構造模式図である。図8に示すように、該ネットワーク装置はプロセッサ810、送受信機820及びメモリ830を備え、該プロセッサ810、送受信機820及びメモリ830は内部接続経路によって互いに通信する。該メモリ830は命令を記憶することに用いられ、信号を受信し又は信号を送信するように該送受信機820を制御するために、該プロセッサ810は該メモリ830に記憶される命令を実行することに用いられる。
【0120】
該プロセッサ810は、少なくとも1つの端末装置の少なくとも1つの間欠受信(DRX)情報を確定することに用いられ、前記少なくとも1つの端末装置のうちの各端末装置のDRX情報は、前記各端末装置のDRX情報が検出された後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープするように前記各端末装置に指示することに用いられる。
該送受信機820は、第1端末装置にダウンリンク制御チャネルを送信することに用いられ、前記ダウンリンク制御チャネルにはプロセッサ810の確定した前記少なくとも1つのDRX情報が含まれ、それにより前記第1端末装置は前記少なくとも1つのDRX情報から前記第1端末装置のDRX情報を確定して、前記第1端末装置のDRX情報に基づき、前記オン期間内にウェイクアップ又はスリープする。
【0121】
従って、ネットワーク装置は複数の端末装置に該複数の端末装置の複数のDRX情報を同時に指示することにより、装置レベルのDRX情報の指示を実現し、これにより、該複数の端末装置は複数のDRX情報からそれぞれのDRX情報を確定した後、それぞれのDRX情報に基づいてその後のDRX周期におけるオン期間内にウェイクアップ又はスリープすることができ、それによりその後のDRX周期においてスケジューリングされていない端末装置は該DRX周期におけるオン期間内にスリープすることができ、電力消費を更に低減する。
【0122】
選択肢として、前記ダウンリンク制御チャネルには少なくとも1つのビット値が含まれ、前記少なくとも1つのビット値は前記少なくとも1つのDRX情報に1対1に対応し、前記少なくとも1つのビット値のうちの各ビット値は前記各ビット値に対応するDRX情報を示すことに用いられる。
【0123】
選択肢として、前記送受信機820は更に、前記第1端末装置に複数の制御チャネルグループと複数の無線ネットワーク一時識別子(RNTI)とのマッピング関係を送信することに用いられ、前記第1端末装置は前記ダウンリンク制御チャネルの目標RNTIを検出することに用いられ、前記目標RNTIは前記ダウンリンク制御チャネルの属する制御チャネルグループに対応するRNTIである。
【0124】
選択肢として、前記送受信機820は更に、前記ダウンリンク制御チャネルを検出するための目標RNTIを指示する第1構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられる。
【0125】
選択肢として、前記送受信機820は更に、前記ダウンリンク制御チャネルのチャネルフォーマットを指示するための第2構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられる。
【0126】
選択肢として、前記送受信機820は具体的に、前記DRX周期の前に前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、前記DRX周期におけるオン期間内の1番目のサブフレーム又は1番目のタイムスロットにおいて前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信すること、又は、制御チャネルの共通の探索空間において前記第1端末装置に前記ダウンリンク制御チャネルを送信することに用いられる。
【0127】
選択肢として、前記送受信機820は更に、前記第1端末装置の番号を指示する第3構成情報を前記第1端末装置に送信することに用いられ、前記第1端末装置のDRX情報は前記少なくとも1つのDRX情報のうちの前記番号に対応するDRX情報である。
【0128】
理解されるべきように、本願の実施例において、該プロセッサ810は中央処理装置(CPU、Central Processing Unit)であってもよく、該プロセッサ810は更に他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他のプログラマブルロジックデバイス、個別ゲート又はトランジスタロジックデバイス、個別ハードウェアコンポーネント等であってもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよく、又は該プロセッサはいかなる通常のプロセッサ等であってもよい。
【0129】
該メモリ830は読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含んでもよく、且つプロセッサ810に命令及びデータを提供する。メモリ830の一部は更に不揮発性ランダムアクセスメモリを含んでもよい。実現過程において、上記方法の各ステップはプロセッサ810におけるハードウェアの集積論理回路又はソフトウェア形式の命令で完成してもよい。本願の実施例に開示される間欠受信方法のステップはハードウェアプロセッサで実行して完成し、又はプロセッサ810におけるハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせで実行して完成するように直接に具現されてもよい。ソフトウェアモジュールはランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラム可能読み出し専用メモリ又は電気消去可能プログラム可能メモリ、レジスタ等の本分野で成熟している記憶媒体に位置してもよい。該記憶媒体はメモリ830に位置し、プロセッサ810はメモリ830における情報を読み取り、そのハードウェアと組み合わせて上記方法のステップを行う。重複を避けるため、ここで繰り返して説明しない。
【0130】
本願の実施例によるネットワーク装置800は上記方法400における方法400を実行するためのネットワーク装置及び本願の実施例によるネットワーク装置600に対応してもよく、且つ該ネットワーク装置800における各ユニット又はモジュールはそれぞれ上記方法400におけるネットワーク装置の実行する各動作又は処理過程を実行するためのものであり、重複を避けるため、ここで繰り返して説明しない。
【0131】
図9は本願の実施例のシステムチップの1つの構造模式図である。図9におけるシステムチップ900は入力インターフェース901、出力インターフェース902、少なくとも1つのプロセッサ903、メモリ904を備え、前記入力インターフェース901、出力インターフェース902、前記プロセッサ903及びメモリ904は内部接続経路によって互いに接続される。前記プロセッサ903は前記メモリ904におけるコードを実行することに用いられる。
【0132】
選択肢として、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ903は方法実施例における端末装置の実行する方法300を実現することができる。簡潔のため、ここで繰り返して説明しない。
【0133】
選択肢として、前記コードが実行されるとき、前記プロセッサ903は方法実施例におけるネットワーク装置の実行する方法400を実現することができる。簡潔のため、ここで繰り返して説明しない。
【0134】
当業者であれば意識できるように、本明細書に開示される実施例を参照して説明した各例示的なユニット及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェア及び電子ハードウェアの組み合わせで実現できる。これらの機能をハードウェアそれともソフトウェア方式で実行するかは、技術案の特定応用及び設計制約条件によって決定される。当業者は各特定応用に対して異なる方法でここの説明される機能を実現することができるが、このような実現は本願の範囲を超えるものと見なされるべきではない。
【0135】
当業者であれば明確に理解できるように、説明を容易且つ簡単にするために、上記説明されるシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程は、前述の方法実施例における対応過程を参照してもよく、ここで繰り返して説明しない。
【0136】
本願によるいくつかの実施例において、理解されるべきように、開示されるシステム、装置及び方法は他の方式で実現されてもよい。例えば、以上に説明される装置実施例は模式的なものに過ぎず、例えば、該ユニットの区分は論理機能上の区分に過ぎず、実際に実現するとき、他の区分方式があってもよく、例えば複数のユニット又はコンポーネントは他のシステムに結合又は統合されてもよく、又はいくつかの特徴は省略してもよく、又は実行しなくてもよい。一方、表示又は検討される相互間の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接結合又は通信接続であってもよく、電気、機械又は他の形式であってもよい。
【0137】
分離部材として説明される該ユニットは物理的に分離してもよいし、物理的に分離しなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよいし、物理ユニットでなくてもよく、つまり、一箇所に位置してもよいし、複数のネットワークユニットに構成されてもよい。実際の必要に応じて、その一部又は全部のユニットを選択して本実施例案の目的を実現してもよい。
【0138】
また、本願の各実施例において、各機能ユニットは1つの監視ユニットに統合されてもよく、各ユニットは独立して物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。
【0139】
該機能はソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売又は使用されるときは、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本願の技術案の本質的又は従来技術に貢献する部分、又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形式で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ又はネットワーク装置等)に本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部のステップを実行させるための若干の命令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、上記記憶媒体はUSBメモリ、ポータブルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0140】
以上は本願の具体的な実施形態に過ぎず、本願の実施例の保護範囲を制限するためのものではなく、当業者が本願の実施例に開示される技術的範囲内に容易に想到し得る変更や置換は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。従って、本願の実施例の保護範囲は特許請求の範囲に準じるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9