(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022123509
(43)【公開日】2022-08-24
(54)【発明の名称】拡散器
(51)【国際特許分類】
F24F 6/12 20060101AFI20220817BHJP
F24F 6/02 20060101ALI20220817BHJP
A61L 9/01 20060101ALI20220817BHJP
A61L 9/12 20060101ALI20220817BHJP
【FI】
F24F6/12 101Z
F24F6/02 Z
A61L9/01 Q
A61L9/12
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021020860
(22)【出願日】2021-02-12
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 1.2021年1月18日 https://www.nitori-net.jp/ec/product/8301504s/ https://www.nitori-net.jp/ecstatic/image/pdf/8301504.pdf にて販売 2.2021年1月18日 ニトリ店舗(日本全国)にて販売
(71)【出願人】
【識別番号】500560129
【氏名又は名称】株式会社ニトリホールディングス
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】秋元 正寿
(72)【発明者】
【氏名】奥山 智則
【テーマコード(参考)】
3L055
4C180
【Fターム(参考)】
3L055BA01
3L055BB11
3L055BC01
3L055DA11
3L055DA20
4C180AA03
4C180AA16
4C180CA06
4C180CA09
4C180FF07
4C180GG17
4C180HH10
4C180MM10
(57)【要約】 (修正有)
【課題】雑菌の繁殖を抑制しつつ香り成分を拡散可能な拡散器を提供する。
【解決手段】拡散器10は、主要部22と、前記主要部22に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、前記主要部22に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口26と、前記主要部22に設けられ、前記吹出口26に隣接し、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体50から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散させる位置に前記担体50を支持可能な支持部28とを有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主要部と、
前記主要部に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、
前記主要部に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口と、
前記主要部に設けられ、前記吹出口に隣接し、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散させる位置に前記担体を支持可能な支持部と
を有する、拡散器。
【請求項2】
前記支持部は、耐酸性素材で形成される、請求項1に記載の拡散器。
【請求項3】
前記支持部は、前記吹出口よりも低い位置に底面を有する凹状に形成される、請求項1又は請求項2に記載の拡散器。
【請求項4】
前記担体は、前記香り成分を担持する、紙、コルク、木材の少なくとも1つにより形成される、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の拡散器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、拡散器に関する。
【背景技術】
【0002】
スチーム式、超音波式、気化式、又は、これらのハイブリッド式など、室内を加湿する加湿器が知られている。例えばミストとともにアロマオイル等に含まれる香り成分を拡散させるため、加湿器の水のタンクに水とともにアロマオイルを入れて使用することがなされている。また、加湿器自体に設けられた引き出し式のアロマトレーにアロマオイルを垂らして使用する態様がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ミスト/蒸気の通路と、香り成分の通路とが加湿器の内部で一緒で、又は、連通し、ミスト/蒸気及び香り成分が加湿器の内部で一緒となった状態で外部に放出されるため、加湿器内の通路に雑菌が繁殖しやすい。
【0005】
この発明は、雑菌の繁殖を抑制しつつ香り成分を拡散可能な拡散器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る拡散器は、主要部と、前記主要部に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、前記主要部に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口と、前記主要部に設けられ、前記吹出口に隣接し、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散させる位置に前記担体を支持可能な支持部とを有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、雑菌の繁殖を抑制しつつ香り成分を拡散可能な拡散器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本体及びタンクを有する拡散器の分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1から
図3を用いて、拡散器(香り成分拡散器)10の好ましい実施形態について説明する。
【0010】
図1及び
図2に示すように、拡散器10は、本体12と、水などの液体が貯められるタンク14とを有する。本体12及びタンク14での雑菌の繁殖を抑制するため、液体としては水道水が好ましい。拡散器10は、例えば床面又は卓上に載置されて使用される。拡散器は、適宜の大きさ及び形状に形成することで、例えばドリンクホルダなどに車載されることも好ましい。
【0011】
本体12は、主要部(ベース)22と、主要部22に設けられミスト及びスチーム(水蒸気)の少なくとも一方を発生させる霧/蒸気発生部(液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置)24と、主要部22に設けられミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出させる吹出口26と、主要部22に設けられ香り成分を含み得る担体50(
図3参照)を支持する支持部28とを有する。
【0012】
霧/蒸気発生部24は、タンク14に貯められる水を霧化してミストを発生させる、及び/又は、タンク14に貯められる水を蒸気化して蒸気を発生させる。ここでは、霧/蒸気発生部24として、タンク14内の水を吸水し、吸水した水を霧化させてミストを発生させる超音波式のものを例として説明する。霧/蒸気発生部24は、水をヒータで加熱して蒸気化してその蒸気を拡散させるスチーム式、水を吸水部で吸い上げながら吸水部をファンで送風して拡散させる気化式など、種々の方式のものを用いることができる。吸水部の一例は、スポンジなどの吸水体である。本実施形態に係る霧/蒸気発生部24は、上記に説明したもののほか、水をヒータで加熱し、その水に超音波振動を付与して霧化して拡散させるハイブリッド式、水を吸い上げる吸水部にヒータで温めた空気をファンで送風して拡散させるハイブリッド式など、種々の方式のものを用いることができる。
【0013】
本実施形態の霧/蒸気発生部24は、吸水部32、給電コネクタ34、電源スイッチ36、超音波振動子(図示せず)、及び、振動板40を有する。吸水部32、給電コネクタ34、電源スイッチ36、超音波振動子、及び、振動板40は、それぞれ本体12の主要部22に設けられる。吸水部32は、タンク14内の液体(水道水)を吸水し振動板40に接触させる。給電コネクタ34は、図示しない電源に接続される。電源スイッチ36の一例は、押しボタン式やタッチ式である。電源スイッチ36は、給電コネクタ34が電源に接続された状態で、ON/OFFを切り替え可能である。超音波振動子は、電源スイッチ36がONの状態で給電コネクタ34を通して供給される電力により、所定の共振周波数で振動する。振動板40は、超音波振動子に固定され、超音波振動子の振動に応じて振動する。振動板40に形成された1又は複数の開口を通して、水が霧化され、ミストが発生する。振動板40は、吹出口26に対向する。本実施形態では、振動板40は、吹出口26の直下に配置される。給電コネクタ34、電源スイッチ36、超音波振動子は、図示しないプロセッサなどの制御回路により制御される。霧/蒸気発生部24の構造としては種々のものを用いることができるので、ここでの説明を省略する。
【0014】
主要部22の外観(外形)は適宜に設定可能である。吹出口26と、支持部28とは、例えば水平方向に離間しつつ隣接する。支持部28は、吹出口26の上方に配置されることも好ましい。この場合、支持部28は、吹出口26の水平方向に離間するのではなく、直上に隣接する。本実施形態では、支持部28と吹出口26とが水平方向に離間しつつ隣接する場合を例にして説明する。
【0015】
香り成分は、例えばユーザにより拡散器10とは別に用意される、
図3に示す担体(香源)50に担持され、担体50から不可視の香り成分が自然に揮発し、すなわち、徐々に放出される。一般に、香り成分が担持される担体50は、酸性である。このため、担体50が触れる部分は、耐酸性素材で形成されることが好ましい。耐酸性素材は、酸による腐食に耐え得る性質をいう。ここでの耐酸性素材は、担体50の接触又は担体50から放出される香り成分の付着によっても腐食し難い素材をいう。支持部28は、主要部22に担体50が直接接触することを防止するように形成される。担体50が接触する位置を支持部28に限定することにより、例えば主要部22が耐酸性でない適宜の樹脂材で形成されていても主要部22が劣化することが抑制される。
【0016】
本実施形態では、支持部28は耐酸性素材で形成された凹状の凹部28aを有する。凹部28aの底面28bは、吹出口26よりも低い位置に形成される。支持部28の凹部28aの一例としては、ガラス材又は陶器で形成された有底円筒である。支持部28としては、ガラス材、陶器のほか、種々の耐酸性素材が用いられる。凹部28aの形状は、底面28bがあれば、円筒に限らず適宜の形状に形成される。支持部28の外周は、例えば主要部22と同じ素材で形成される有底円筒で保護されることが好ましい。支持部28の外周の下端部は、タンク14内に貯められる水に漬けられ得る。支持部28が主要部22に対して着脱可能であると、支持部28のメンテナンスが容易である。
【0017】
なお、本実施形態では、吹出口26と支持部28とが隣接する位置とは、吹出口26から吹き出すミスト及び/又は蒸気の一部が、ユーザの肉眼で視認できるか否かにかかわらず、担体50が放出する香り成分を乗せて拡散可能な位置をいう。吹出口26と支持部28とが隣接する位置は、吹出口26からミスト及び/又は蒸気が吹き出す角度、吹き出す勢い、本体12が置かれる空間の空気の流れ、担体50の形状及び大きさによる担体50の周囲の香り成分の揮発状態、担体50が担持する香り成分の量に基づく担体50の周囲の香り成分の量(揮発状態)等により、変化し得る。一般には、隣接する位置は、例えば吹出口26の直上に支持部28がある0mmから、吹出口26から支持部28が直上から水平方向に50mm程度離れた位置までであることが好ましいが、吹出口26からミストが吹き出すスプレーパターン、噴霧角度、単位時間当たりの流量等により、変化し得る。隣接する位置は、上下方向には、担体50のうち香り成分の放出位置が吹出口26よりも上方にあり、ミスト及び/又は蒸気の一部が、担体50が放出する香り成分を乗せて拡散可能であればよい。
【0018】
ここで、担体50の一例としては、例えばアロマスティックやリードスティックなどと称される、香り成分を担持する紙材や木材製のスティック(スティックディフューザ)52を用いることができる。スティック52の一例は、200mm長、5mm径である。
【0019】
支持部28の一例としての凹部28aは、担体50としてのスティック52を立てて支持可能な深さ及び開口径に形成される。スティック52は、
図3中は1つの例を示すが、1つに限らず、同時に複数を使用でき、支持部28の凹部28aに支持され得る。ユーザは、スティック52の本数を変えることで、香りの強さや香りの持続時間を調整する。支持部28は、凹部28aの上端に、主要部22との直接の接触を避けるため、耐酸性素材の環状のアダプタ(カラー)を有することも好ましい。一例として、アダプタは、支持部28の凹部28aの上端から上方に突出し、担体50と主要部22とを確実に離間させる。
【0020】
タンク14は、
図1から
図3に示す形状のもののほか、液体を貯めた状態で本体12を支持し、本体12の吸水部32に吸水させることが可能なものであれば、マグカップなどのカップ状のものや、ペットボトルなど、種々のものを適宜に用いることができる。
【0021】
拡散器10の使用態様について説明する。
【0022】
図1に示すタンク14に水を入れた状態で、タンク14に本体12の吸水部32を入れて、タンク14と本体12とを連結し、
図2に示すように拡散器10を組み立てる。吸水部32の吸水体で吸い上げた水が振動板40に接触するまで、数秒から数十秒待つ。例えば香り成分を含浸したスティック52を支持部28の凹部28aに支持させる。香り成分は、スティック52からスティック52の周囲に常時放出される。
【0023】
電源スイッチ36をONに切り替え給電コネクタ34を通して本体12の霧/蒸気発生部24に給電する。振動板40が振動し、吸水部32から吸水した水がミスト化されて、
図3に示すようにミストが吹出口26から上方に連続的に放出される。スティック52から周囲に放出された香り成分は、ミストに乗って、ミストとともに、室内空間に拡散される。このため、拡散器10は、室内を加湿するとともに、ユーザが所望の香り成分を室内に拡散させる。なお、スティック52から放出される香り成分の微粒子の大きさは、例えばナノレベルであり、数マイクロレベルであるミストの液滴(微粒子)に比べて小さい。また、香り成分の微粒子の重さは、ミストの液滴に比べて軽い。このため、香り成分はミストとともに拡散し易く、ミストとともに室内の広範囲に香り成分を拡散させる。また、ミストの拡散により室内に対流を発生させるため、吹出口26から放出されるミストに乗らないスティック52の周囲の香り成分の微粒子が床に落ち難く、効率よく室内に香り成分を拡散させる。
【0024】
拡散器10は、例えば1週間ごとなど、適宜の期間ごとにメンテナンスを行うことが求められる。ユーザは、電源をOFFにした状態で、本体12とタンク14とを分離し、タンク14内の水を排水する。そして、タンク14を水洗いし、本体12の吸水部32を洗浄する。本体12の振動板40及び吹出口26の周囲の汚れを、例えば綿棒等を用いて落とす。
【0025】
本実施形態に係る本体12を含む拡散器10によれば、以下のことが言える。
【0026】
本実施形態に係る拡散器10を用いてユーザが所望の香り成分を拡散させる場合、タンク14には、液体として水道水のみを用いればよく、例えばアロマオイルなどの香り成分を入れる必要がない。本実施形態に係る拡散器10では、本体12の外部にミストが放出されると、本体12の周囲に担体50であるスティック52からスティック52の周囲に常時放出される香り成分がミストとともに拡散する。このため、拡散器10は、室内を加湿するとともに、ユーザが所望の香り成分を室内に拡散させることができる。
【0027】
本実施形態に係る拡散器10では、本体12の内部、又は、タンク14内にユーザが所望の香り成分を入れる必要がない。本実施形態に係る拡散器10では、本体12の内部で香り成分と、ミストを含む水分とが一緒になることが防止される。このため、本体12内でミストを発生させる部位と吹出口26との間の経路に香り成分が通ることが防止され、本体12内での雑菌の発生を抑制することができる。したがって、本実施形態に係る拡散器10では、ユーザによる本体12のメンテナンスを容易に行うことができ、かつ、メンテナンスの回数を減らすことができる。タンク14内に香り成分を直接入れる必要がなく、タンク14の内壁に香り成分が付着することを防止するため、ユーザがタンク14のメンテナンスを容易に行うことができ、かつ、メンテナンスの回数を減らすことができる。
【0028】
以上説明したように、本実施形態によれば、香り成分を拡散させることができつつ、雑菌の繁殖を抑制することができる拡散器10が提供される。
【0029】
本実施形態に係る拡散器10は、吹出口26から吹き出すミストにより、担体50の乾燥が進むことを抑制する。このため、拡散器10とともに用いる担体50のスティック52は、スティック52の本数を増やしたり、アロマオイルが支持部28の凹部28aに貯められるなど、新たな香り成分の供給がない場合であっても、より長時間にわたって香り成分を担持することができる。
【0030】
なお、拡散器10の外観は、
図1から
図3に示す形状に限られず、種々の形状が許容される。例えば、拡散器10の本体12は、主要部22の外観が円柱状で、中心に吹出口26が、吹出口26を囲うように複数の支持部28が配置されることも好ましい。
【0031】
(変形例)
図4に示すように、担体50としてスティック52に代えて、例えばアロマオイルなどの香り成分を適宜のタイミングで含浸させる被含浸体54が支持部28に支持されることが好ましい。被含浸体54は、被含浸体54を支持部28の凹部28aに着脱可能に嵌合により支持される、例えば円柱状の嵌合部54aを有する。被含浸体54のうち、香り成分が含浸される部位は、種々の形状及び種々の大きさに形成される。被含浸体54は、例えばコルク材、木材、及び、紙材の少なくとも1つで形成される。被含浸体54の香り成分が含浸される部位は、木を模した意匠が施されるなど、適宜の形状に形成される。
【0032】
図示しないが、支持部28に支持される担体50は、耐酸性素材の皿状の器に嵌合部54aがない被含浸体54が載置されることも好ましい。器の素材の一例は、ガラス材又は陶器材である。器は、支持部28の凹部28aの直径よりも大きく形成され、凹部28a上に載置される。器には凹部28aに嵌合する
図4に示す嵌合部54aと同様な嵌合部が形成されていてもよい。器は、主要部22に対して被含浸体54を上方に離間させ、被含浸体54に含浸させたアロマオイル等の酸性成分が主要部22に付着することを防止する。
【0033】
図1から
図3では、主要部22の上面に吹出口26、電源スイッチ36、及び支持部28を順に並べた例を示した。
図4に示すように、吹出口26及び支持部28が隣接していれば、電源スイッチ36は、主要部22の別の位置にあってもよい。電源スイッチ36は、例えば給電コネクタ34に接続される図示しないコード等に設けられていてもよい。すなわち、電源スイッチ36は、本体12自体にはなくてもよい。
【0034】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
【符号の説明】
【0035】
10…拡散器、12…本体、14…タンク、22…主要部、24…霧/蒸気発生部、26…吹出口、28…支持部、28a…凹部、28b…底面、32…吸水部、34…給電コネクタ、36…電源スイッチ、40…振動板、50…担体、52…スティック
【手続補正書】
【提出日】2021-12-07
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主要部と、
前記主要部に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、
前記主要部に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口と、
前記主要部に設けられ、前記吹出口の近くに配置され、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散させる位置に前記担体を支持可能な支持部と
を有する、拡散器。
【請求項2】
前記支持部は、耐酸性素材で形成される、請求項1に記載の拡散器。
【請求項3】
前記支持部は、前記吹出口よりも低い位置に底面を有する凹状に形成される、請求項1又は請求項2に記載の拡散器。
【請求項4】
前記担体は、前記香り成分を担持する、紙、コルク、木材の少なくとも1つにより形成される、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の拡散器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明に係る拡散器は、主要部と、前記主要部に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、前記主要部に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口と、前記主要部に設けられ、前記吹出口の近くに配置され、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散させる位置に前記担体を支持可能な支持部とを有する。
【手続補正書】
【提出日】2022-02-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主要部と、
前記主要部に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、
前記主要部に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口と、
前記主要部に設けられ、前記吹出口の近くに配置され、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散される位置に前記担体を支持可能な支持部と
を有し、
前記支持部は、前記装置及び前記吹出口に前記液体を案内する経路の上方から水平方向に離間する位置、又は、前記吹出口の直上に設けられる、拡散器。
【請求項2】
前記支持部は、耐酸性素材で形成される、請求項1に記載の拡散器。
【請求項3】
前記支持部は、前記吹出口よりも低い位置に底面を有する凹状に形成される、請求項1又は請求項2に記載の拡散器。
【請求項4】
前記担体は、前記香り成分を担持する、紙、コルク、木材の少なくとも1つにより形成される、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の拡散器。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0006】
本発明に係る拡散器は、主要部と、前記主要部に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、前記主要部に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口と、前記主要部に設けられ、前記吹出口の近くに配置され、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散される位置に前記担体を支持可能な支持部とを有する。前記支持部は、前記装置及び前記吹出口に前記液体を案内する経路の上方から水平方向に離間する位置、又は、前記吹出口の直上に設けられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
[付記]
以下に、本願の出願時の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(1)
主要部と、
前記主要部に設けられ、液体をミスト化及び/又は蒸気化させる装置と、
前記主要部に設けられ、前記装置からミスト及び蒸気の少なくとも一方を吹き出す吹出口と、
前記主要部に設けられ、前記吹出口に隣接し、香り成分を担持し前記香り成分を放出させる担体から放出される前記香り成分を前記ミスト及び前記蒸気の少なくとも一方が拡散させる位置に前記担体を支持可能な支持部と
を有する、拡散器。
(2)
前記支持部は、耐酸性素材で形成される、付記1に記載の拡散器。
(3)
前記支持部は、前記吹出口よりも低い位置に底面を有する凹状に形成される、付記1又は付記2に記載の拡散器。
(4)
前記担体は、前記香り成分を担持する、紙、コルク、木材の少なくとも1つにより形成される、付記1乃至付記3のいずれか1項に記載の拡散器。