(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022124098
(43)【公開日】2022-08-25
(54)【発明の名称】脚端
(51)【国際特許分類】
A47C 3/04 20060101AFI20220818BHJP
A47C 7/00 20060101ALI20220818BHJP
A47B 91/12 20060101ALI20220818BHJP
A47B 91/00 20060101ALI20220818BHJP
【FI】
A47C3/04
A47C7/00 A
A47B91/12
A47B91/00 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021021668
(22)【出願日】2021-02-15
(71)【出願人】
【識別番号】000116596
【氏名又は名称】愛知株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】熊澤 工
【テーマコード(参考)】
3B069
3B084
3B091
【Fターム(参考)】
3B069DA06
3B069EA01
3B069EA07
3B084AA00
3B091BA02
(57)【要約】
【課題】新規な構造の脚端を提供する。
【解決手段】重ね回収される椅子において底辺フレームに装着される脚端は、底辺フレームよりも上方向及び下方向に突出するように構成される。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
重ね回収される椅子において底辺フレームに装着される脚端であって、
前記底辺フレームよりも上方向及び下方向に突出するように構成される、脚端。
【請求項2】
請求項1に記載の脚端であって、
床面に当接する当接面と、
前記当接面よりも上方に形成され、前記椅子が重ね回収された状態で上方に重ねられた前記椅子の前記脚端が備える前記当接面が当接する載置面と、
前記当接面の後端側及び前記載置面の前端側の少なくとも一方に形成された傾斜面と、を備える、脚端。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の脚端であって、
床面に当接する当接面と、
前記当接面よりも上方に形成され、前記椅子が重ね回収された状態で上方に重ねられた前記椅子の前記脚端が備える前記当接面が当接する載置面と、
を備え、
前記当接面及び前記載置面が単一の部品に形成される、脚端。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の脚端であって、
前記底辺フレームが挿通される挿通孔が形成され、前記挿通孔に挿通された状態の前記底辺フレームの外周面に当接して前記底辺フレームに装着される装着部を備え、
前記装着部には、前記底辺フレームを当該底辺フレームの軸方向と直交する方向から前記挿通孔へ差し入れ可能な開放部が形成される、脚端。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の脚端であって、
単一の部品として構成される、脚端。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、脚端に関する。
【背景技術】
【0002】
順に重ねて回収される椅子の底辺フレームに装着される脚端が知られている。例えば、特許文献1及び特許文献2には、回収時の重ねピッチの設定機能を有する脚端が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平4-138346号公報
【特許文献2】特開平8-126544号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の一局面は、新規な構造の脚端を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、重ね回収される椅子において底辺フレームに装着される脚端であって、底辺フレームよりも上方向及び下方向に突出するように構成される。
【0006】
このような構成によれば、新規な構造の脚端を提供することが可能となる。
本開示の一態様では、脚端が、当接面と、載置面と、傾斜面と、を備えてもよい。当接面は、床面に当接する。載置面は、当接面よりも上方に形成され、椅子が重ね回収された状態で上方に重ねられた椅子の脚端が備える当接面が当接する。傾斜面は、当接面の後端側及び載置面の前端側の少なくとも一方に形成される。
【0007】
このような構成によれば、椅子を重ねやすくすることができる。
本開示の一態様では、脚端が、当接面と、載置面と、を備えてもよい。当接面は、床面に当接する。載置面は、当接面よりも上方に形成され、椅子が重ね回収された状態で上方に重ねられた椅子の脚端が備える当接面が当接する。当接面及び載置面は単一の部品に形成されてもよい。
本開示の一態様では、脚端が、装着部を備えてもよい。装着部は、底辺フレームが挿通される挿通孔が形成され、挿通孔に挿通された状態の底辺フレームの外周面に当接して底辺フレームに装着される。装着部には、底辺フレームを当該底辺フレームの軸方向と直交する方向から挿通孔へ差し入れ可能な開放部が形成されてもよい。
【0008】
このような構成によれば、底辺フレームの軸方向と直交する方向から底辺フレームを差し入れることができるため、脚端を底辺フレームに装着しやすくすることができる。
本開示の一態様では、脚端が、単一の部品として構成されてもよい。
【0009】
このような構成によれば、複数の部品によって構成される脚端と比較して、部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図5】2つの椅子が重ね回収された状態を示す斜視図である。
【
図6】2つの椅子が重ね回収された状態を示す左側面図における下部の拡大図である。
【
図9】クッションの厚みが薄い椅子が重ね回収された状態を示す左側面図及びクッションの厚みが厚い椅子が重ね回収された状態を示す左側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[1.構成]
図1に示す椅子1は、左脚体2と、右脚体3と、座体4と、背もたれ5と、2つの左脚端6と、2つの右脚端7と、を備える。以下の説明では、椅子1に正常に着席した使用者を基準に、上下方向、前後方向及び左右方向を表現する。
【0012】
左脚体2及び右脚体3は、略円管状の金属パイプを屈曲及び溶接して形成されるフレームであり、座体4及び背もたれ5を支持する支持体である。なお、フレームの素材は金属パイプに限定されるものではなく、例えば、無垢材などであってもよい。
【0013】
左脚体2は、座体4の下方左側に配置され、左前柱21と、左後柱22と、左下柱23と、を備える。左前柱21は、左脚体2の前部に位置し、上下方向に長さを有する。左後柱22は、左脚体2の後部に位置し、上下方向に長さを有する。左下柱23は、左脚体2の下部に位置し、左前柱21の下端と左後柱22の下端とを連結し、椅子1が設置される床面に沿って配置される。
【0014】
右脚体3は、座体4の下方右側に配置され、右前柱31と、右後柱32と、右下柱33と、を備える。右前柱31は、右脚体3の前部に位置し、上下方向に長さを有する。右後柱32は、右脚体3の後部に位置し、上下方向に長さを有する。右下柱33は、右脚体3の下部に位置し、右前柱31の下端と右後柱32の下端とを連結し、椅子1が設置される床面に沿って配置される。
【0015】
座体4は、略矩形であり、使用者が着席可能に構成されている。
背もたれ5は、略矩形であり、着席する使用者の背中を支持可能に構成されている。
2つの左脚端6は、左脚体2に装着される脚端である。左脚端6は、左下柱23の前方側及び後方側に1つずつ装着されている。
【0016】
同様に、2つの右脚端7は、右脚体3に装着される脚端である。右脚端7は、右下柱33の前方側及び後方側に1つずつ装着されている。
左脚端6と右脚端7とは左右対称の形状である。そのため、以下では左脚端6の形状について説明し、右脚端7の形状については説明を省略する。
【0017】
左脚端6は、樹脂製の単一部品として構成され、左下柱23よりも上方向、下方向及び左方向に突出する略直方体状に形成されている。具体的には、
図2~
図4に示すように、左脚端6は、左右方向に貫通する中空部を有する枠状に構成されている。左脚端6は、底壁61と、上壁62と、前傾斜壁63と、側壁64と、前壁65と、後壁66と、を備える。
【0018】
底壁61は、左脚端6の下面である当接面61aを形成する略長方形状の板状の部分である。底壁61は、左下柱23の下側に位置する。椅子1が床面に設置されている状態において、当接面61aは床面に当接する。
【0019】
上壁62は、左脚端6の上面である載置面62aを形成する略長方形状の板状の部分である。上壁62は、左下柱23よりも上方に位置する。載置面62aは、当接面61aよりも上方に位置する、当接面61aと平行な面である。載置面62aには、椅子1が重ね回収された状態において、上方に重ねられた椅子1の左脚端6が備える当接面61aが当接する。なお、当接面61a及び載置面62aの表面には凹凸等が形成されることも考えられるが、ここでいう平行とは、当接面61aに接する平面と載置面62aに接する平面との間に設計上の傾斜が設けられていないことを意味する。
【0020】
前傾斜壁63は、左脚端6の上部前側の面である前傾斜面63aを形成する略長方形状の板状の部分である。前傾斜壁63は、上壁62の前端から前方へ斜め下向きに延びるように形成されており、上壁62と同様、左下柱23よりも上方に位置する。前傾斜面63aは、左脚端6における上部前側の角部を面取りした形状の面であり、載置面62aの前端側に形成されている。前傾斜面63aには、載置面62aに対して下向きの傾斜がついている。
【0021】
側壁64は、左脚端6の左側面において、左右方向に貫通する中空部における下部を塞ぐ略長方形状の板状の部分である。側壁64は、左下柱23の左側に位置する。
前壁65は、左脚端6の前面を形成する略長方形状の板状の部分である。前壁65は、底壁61の前端から上方へ垂直に延びるように形成されており、底壁61の前端と前傾斜壁63の前端とを連結する。
【0022】
後壁66は、左脚端6の後面を形成する略長方形状の板状の部分である。後壁66は、上壁62の後端から下方へ垂直に延びるように形成されており、底壁61の後端と上壁62の後端とを連結する。
【0023】
前壁65及び後壁66のそれぞれには、上下方向において下方寄りの位置であって、左右方向において右寄りの位置に、左下柱23が挿通される挿通孔67が形成されている。挿通孔67は、前壁65及び後壁66のそれぞれにおいて、左下柱23の一部が右側にはみ出す位置に形成されている。つまり、挿通孔67は、前壁65及び後壁66のそれぞれにおいて、右側が開放された略C字状の切り欠きとして形成されている。これにより、前壁65及び後壁66のそれぞれには、左下柱23の軸方向と直交する方向のうち右方向から左下柱23を挿通孔67へ差し入れ可能な開放部68が形成されている。挿通孔67は、左下柱23の外形と対応する形状に構成されており、挿通孔67に挿通された状態の左下柱23の外周面に当接する。
【0024】
[2.作用]
次に、脚端の作用について説明する。以下では、2つの椅子1が重ね回収された場合の脚端の作用について例示するが、3つ以上の椅子1が重ね回収された場合の脚端の作用についても同様である。また、以下では左脚端6の作用について説明するが、右脚端7の作用についても同様である。
【0025】
図5及び
図6に示すように、2つの椅子1が重ね回収された状態では、上方の椅子1の2つの左脚端6と、下方の椅子1の2つの左脚端6と、がそれぞれ当接している。具体的には、上方の左脚端6の当接面61aが、下方の左脚端6の載置面62aに当接する。このため、重ね回収された椅子1の重ねピッチは、左脚端6の高さ、換言すれば当接面61aと載置面62aとの間の幅に等しくなる。
【0026】
特に、左脚端6には前傾斜面63aが形成されているため、椅子1が重ね回収される際に上方の椅子1の左脚端6が下方の椅子1の左脚端6の前方から当接した場合にも、上方の椅子1の左脚端6が下方の椅子1の左脚端6の前傾斜面63aにより載置面62a上に案内されやすくなる。
【0027】
[3.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(3a)左下柱23に装着される脚端である左脚端6は、左下柱23よりも上方向及び下方向に突出するように構成される。また、右下柱33に装着される脚端である右脚端7は、右下柱33よりも上方向及び下方向に突出するように構成される。
【0028】
このような構成によれば、新規な構造の脚端を提供することが可能となる。特に、脚端が上方向に突出しているため、椅子1が重ね回収された状態における重ねピッチを大きくすることが可能となる。また、脚端は、下方向よりも上方向に大きく突出しているため、床面に設置されている状態での椅子1の安定性を高くすることができる。
【0029】
(3b)載置面62aは、当接面61aよりも上方に形成される。載置面62aには、椅子1が重ね回収された状態で上方に重ねられた椅子1の脚端が備える当接面61aが当接する。
【0030】
このような構成によれば、椅子1が重ね回収された状態において、当接面61aと載置面62aとの間の幅、換言すれば、脚端の高さに等しい大きさの重ねピッチを確保することができる。
【0031】
(3c)脚端は、上部前側が傾斜した形状である。
このため、例えば、椅子1が重ね回収される際に上方の椅子1の脚端が下方の椅子1の脚端の前方から当接した場合にも、上方の椅子1の脚端が下方の椅子1の脚端の前傾斜面により載置面上に案内されやすくなる。
【0032】
したがって、このような構成によれば、作業者が椅子1を重ね回収するにあたって、椅子1を重ねやすくすることができる。
(3d)左脚端6における前壁65及び後壁66のそれぞれには、左下柱23を挿通孔67へ差し入れ可能な開放部68が形成されている。右脚端7についても同様である。
【0033】
このような構成によれば、左下柱23を、左下柱23の軸方向と直交する方向のうち右方向から、挿通孔67へ差し入れることができる。すなわち、作業者は、左脚端6を左方向から左下柱23に差し込むようにして、左脚端6を左下柱23に装着することができる。
【0034】
右脚端7の場合は、右下柱33を、右下柱33の軸方向と直交する方向のうち左方向から、挿通孔67へ差し入れることができる。すなわち、作業者は、右脚端7を右方向から右下柱33に差し込むようにして、右脚端7を右下柱33に装着することができる。
【0035】
(3e)脚端は、単一の部品として構成される。
このような構成によれば、複数の部品によって構成される場合と比較して、部品点数を削減することができる。加えて、脚端を簡易に装着しやすくすることができる。
【0036】
なお、上記実施形態では、左下柱23及び右下柱33が、底辺フレームの一例に相当する。底辺フレームとは、椅子を構成するフレームのうち、椅子が設置される床面に沿って延びる部分であって、脚端が装着されていなければ床に当接する部分である。また、脚端において底辺フレームへの装着に寄与する部分、具体的には、挿通孔67及び開放部68を形成する部分、並びに、挿通孔67に挿通された状態の左下柱23又は右下柱33の外周面に当接する部分である、底壁61、側壁64、前壁65及び後壁66が、装着部の一例に相当する。
【0037】
[4.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0038】
(4a)上記実施形態では、挿通孔67は、前壁65及び後壁66のそれぞれにおける上下方向において下方寄りの位置に形成されるが、挿通孔67が形成される位置はこれに限定されるものではなく、例えば、前壁65及び後壁66のそれぞれにおける上下方向において上方寄りの位置に形成されてもよい。換言すれば、脚端は、下方向よりも上方向に大きく突出した構成に限定されるものではなく、例えば、上方向よりも下方向に大きく突出した構成でもよい。
【0039】
(4b)上記実施形態では、脚端は、単一の部品として構成されるが、脚端は複数の部品から構成されてもよい。その場合にも、当接面及び載置面については単一の部品に形成されるようにすれば、脚端の機能を発揮するための主要部が単一の部品で構成されることになるため、主要部が複数の部品で構成される場合と比較して安定した効果が得られやすくすることができる。
【0040】
(4c)上記実施形態では、上部前側に傾斜面を有する脚端を例示したが、傾斜面の位置は上部前側以外であってもよい。
例えば、
図7に示す第1変形例の左脚端8は、上記実施形態の左脚端6と比較すると、前傾斜壁63に代えて後傾斜壁69を備える点で相違する。後傾斜壁69は、左脚端8の下部後側の面である後傾斜面69aを形成する略長方形状の板状の部分である。後傾斜壁69は、底壁61の後端から後方へ斜め上向きに延びるように形成されている。後傾斜面69aは、左脚端8における下部後側の角部を面取りした形状の面であり、当接面61aの後端側に形成されている。後傾斜面69aには、当接面61aに対して上向きの傾斜がついている。このような構成によれば、上記(3c)と同様の効果が得られる。
【0041】
また例えば、
図8に示す第2変形例の左脚端9のように、前傾斜壁63及び後傾斜壁69の両方を備えてもよい。このような構成によっても、上記(3c)と同様の効果が得られる。
なお、脚端は、傾斜面を有しない構成であってもよい。
【0042】
(4d)上記実施形態では、下方向よりも上方向に大きく突出した構成の脚端を例示したが、下方向と上方向との突出量の割合が異なる複数種類の脚端を使い分けてもよい。例えば、座体におけるクッションの厚みが異なる複数種類の椅子についてフレーム部分を共通化する場合、同一の脚端を用いるとクッションの厚みの違いにより座面の高さが異なってしまう。そこで、下方向への突出量が異なる複数種類の脚端をクッションの厚みに応じて使い分けることで、フレーム部分を共通化しつつ、座面の高さが一定になるように構成してもよい。この場合にも、脚端の高さが同じであれば、重ね回収された状態における重ねピッチを一定にすることが可能となる。
【0043】
(4e)上記実施形態では、左右方向に貫通する中空部を有する枠状に構成されている脚端を例示したが、脚端はこれに限定されるものではなく、例えば、中空部を有さない塊状に構成されてもよい。
【0044】
(4f)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。
【0045】
[参考例]
本開示では、底辺フレームよりも上方向及び下方向に突出するように構成される脚端を開示したが、底辺フレームよりも上方向には突出せず、底辺フレームよりも下方向にのみ大きく突出するように構成される脚端も、参考例として考えられる。
【0046】
上記(4d)のように座体におけるクッションの厚みが異なる複数種類の椅子についてフレーム部分を共通化しつつ、座面の高さが一定になるようにする場合、例えば、
図9に示すように、上記実施形態よりもクッションの厚みが薄い椅子100には、底辺フレームよりも上方向には突出せず、底辺フレームよりも下方向への突出量が椅子1の左脚端6よりも大きい脚端600を用いることで、クッションの厚みが薄い椅子100の座面の高さとクッションの厚みが厚い椅子1の座面の高さとが一定になるように構成してもよい。
【符号の説明】
【0047】
1…椅子、2…左脚体、3…右脚体、6,8,9…左脚端、7…右脚端、21…左前柱、22…左後柱、23…左下柱、31…右前柱、32…右後柱、33…右下柱、61…底壁、61a…当接面、62…上壁、62a…載置面、63…前傾斜壁、63a…前傾斜面、65…前壁、66…後壁、67…挿通孔、68…開放部、69…後傾斜壁、69a…後傾斜面。