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特開2022-12419メッセージ自動送信システム及びメッセージ自動送信プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022012419
(43)【公開日】2022-01-17
(54)【発明の名称】メッセージ自動送信システム及びメッセージ自動送信プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04M 11/00 20060101AFI20220107BHJP
   G06Q 10/10 20120101ALI20220107BHJP
【FI】
H04M11/00 302
G06Q10/10
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020114236
(22)【出願日】2020-07-01
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2020-12-02
(71)【出願人】
【識別番号】510197173
【氏名又は名称】株式会社ナレッジフロー
(72)【発明者】
【氏名】林 良生
【テーマコード(参考)】
5K201
5L049
【Fターム(参考)】
5K201CA08
5K201CA09
5K201CB05
5K201CB07
5K201EC06
5K201ED05
5L049AA12
(57)【要約】      (修正有)
【課題】メッセージ送信のAPIが提供されていない場合でも、ユーザから受け付けたメッセージ送信要求に基づいて、メッセージの自動送信を行うシステムを提供する。
【解決手段】メッセージ自動送信システムは、ユーザからのメッセージ送信要求の受理を行うメッセージ送信要求受理部と、メッセージの宛先情報の保持を行うメッセージ宛先保持部と、メッセージ本文の保持を行うメッセージ本文保持部と、メッセージの宛先情報及びメッセージ本文を送信端末へ送信するメッセージ送信要求送信部と、送信端末が備えるメッセージ送信ソフトウェアを起動し、メッセージ送信画面を送信端末の画面上に表示させ、宛先表示欄に送信するメッセージの宛先情報を表示させ、メッセージ入力欄にメッセージ本文を入力し、メッセージ送信ボタンが押されたときの動作を送信端末に行わせるメッセージ送信ソフトウェア自動操作部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからのメッセージ送信要求の受理を行うメッセージ送信要求受理部と、
前記メッセージ送信要求のメッセージの宛先情報の保持を行うメッセージ宛先保持部と、
前記メッセージ送信要求のメッセージ本文の保持を行うメッセージ本文保持部と、
前記メッセージ宛先保持部が保持するメッセージの宛先情報及び前記メッセージ本文保持部が保持するメッセージ本文をメッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェアを備える送信端末へ送信するメッセージ送信要求送信部と、
前記送信端末が備える前記メッセージ送信ソフトウェアを起動し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信画面を前記送信端末の画面上に表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージの宛先表示欄に送信するメッセージの宛先情報または宛先情報に対応する名称を表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ入力欄にメッセージ本文を入力し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信ボタンが押されたときの動作を前記送信端末に行わせるメッセージ送信ソフトウェア自動操作部と、
を備えることを特徴とする、メッセージ自動送信システム。
【請求項2】
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理が完了したか否かの結果を保持するメッセージ送信結果保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による処理が失敗した場合に、0回以上の一定回数の再試行を行った後、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断するメッセージ送信処理失敗時中断部と、
前記メッセージ送信処理失敗時中断部によって前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部によるメッセージの送信処理が中断したことを前記送信端末上に表示するメッセージ送信中断通知部と、
前記メッセージ送信中断通知部によって前記送信端末上に表示された前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断されたメッセージについて、ユーザからメッセージ送信再開要求の受理を行うメッセージ送信再開要求受理部と、
前記メッセージ送信再開要求受理部によってメッセージ送信再開要求の受理を行うと、前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信再開要求を受理したメッセージで前記メッセージ送信結果保持部が保持する送信結果が送信未完了となっているメッセージについて、再度前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を行う未送信メッセージ再送信処理部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ自動送信システム。
【請求項3】
ユーザの連絡先情報の保持を行う連絡先情報保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信処理失敗時中断部によって前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部によるメッセージの送信処理が中断された場合にその旨を前記連絡先情報保持部に保持された連絡先情報に基づいてユーザに通知する送信処理中断通知部と、
を備えることを特徴とする、請求項2に記載のメッセージ自動送信システム。
【請求項4】
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、メッセージを送信する日時を設定するメッセージ送信日時設定部と、
前記メッセージ送信日時設定部が設定したメッセージを送信する日時を保持するメッセージ送信日時保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信日時保持部に保持された日時以降に前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を行う日時指定メッセージ送信処理部と、
を備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のメッセージ自動送信システム。
【請求項5】
ユーザからのメッセージ送信要求の受理を行うメッセージ送信要求受理処理と、
前記メッセージ送信要求のメッセージの宛先情報の保持を行うメッセージ宛先保持処理と、
前記メッセージ送信要求のメッセージ本文の保持を行うメッセージ本文保持処理と、
前記メッセージ宛先保持処理が保持するメッセージの宛先情報及び前記メッセージ本文保持処理が保持するメッセージ本文をメッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェアを備える送信端末へ送信するメッセージ送信要求送信処理と、
前記送信端末が備える前記メッセージ送信ソフトウェアを起動し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信画面を前記送信端末の画面上に表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージの宛先表示欄に送信するメッセージの宛先情報または宛先情報に対応する名称を表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ入力欄にメッセージ本文を入力し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信ボタンが押されたときの動作を前記送信端末に行わせるメッセージ送信ソフトウェア自動操作処理と、
を備えることを特徴とする、メッセージ自動送信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザから受け付けたメッセージ送信要求に基づいて、メッセージの自動送信を行う技術に関する。
【背景技術】
【0002】
顧客などにメッセージを自動的に送信したい事業者が多い。メッセージを自動的に送信することで、大量のメッセージを手間をかけずに送信することが可能になる、顧客管理システム等の外部システムとメッセージ送信システムを連携して外部システムに送信内容を設定したメッセージを送信することが可能になるなど、多くのメリットが生まれる。
【0003】
LINE(登録商標)や楽天モバイル(登録商標)のSMS(ショートメッセージサービス)など、メッセージの種類によっては、スマートフォンやパーソナルコンピュータなどの端末が備える特定のアプリケーションからのみ送信可能であるものが存在する。また、スマートフォン端末が備える特定のアプリケーションから送信することで通常より安価な送信費用での送信が可能となっているメッセージも存在する。
【0004】
メッセージの自動送信について、以下の技術が知られている。特許文献1には、メッセージングアプリケーションを利用して、ユーザがサービス提供者を簡単にかつ効率的に検索して予約するシステムが開示されている。特許文献2には、チャットの入力内容から自動的にショートメッセージを送信するメッセージ管理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2020-030731号広報
【特許文献2】特開2018-116455号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、これらはメッセージの自動送信に利用するメッセージングサービスが提供するAPI(アプリケーションプログラミングインターフェイス)を利用して実現するものであり、APIが提供されていないメッセージングサービスのアプリケーション経由でのメッセージの送信は不可能であった。
【0007】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、メッセージ送信に利用するメッセージングサービスのアプリケーションからAPIが提供されていない場合でも、ユーザから受け付けたメッセージ送信要求に基づいて、メッセージの自動送信を行うシステム及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のメッセージ自動送信システムは、
ユーザからのメッセージ送信要求の受理を行うメッセージ送信要求受理部と、
前記メッセージ送信要求のメッセージの宛先情報の保持を行うメッセージ宛先保持部と、
前記メッセージ送信要求のメッセージ本文の保持を行うメッセージ本文保持部と、
前記メッセージ宛先保持部が保持するメッセージの宛先情報及び前記メッセージ本文保持部が保持するメッセージ本文をメッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェアを備える送信端末へ送信するメッセージ送信要求送信部と、
前記送信端末が備える前記メッセージ送信ソフトウェアを起動し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信画面を前記送信端末の画面上に表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージの宛先表示欄に送信するメッセージの宛先情報または宛先情報に対応する名称を表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ入力欄にメッセージ本文を入力し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信ボタンが押されたときの動作を前記送信端末に行わせるメッセージ送信ソフトウェア自動操作部とを備えることを特徴とする。
【0009】
この特徴によれば、ユーザが送信要求を入力した端末とは別の端末からメッセージの自動送信を行うことができる。特定のアプリケーションからメッセージを送信したい場合に、ユーザが送信要求を入力した端末とは別の送信端末に入っている特定のアプリケーションからメッセージを送信することが可能になる。
【0010】
本発明のメッセージ自動送信システムは、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理が完了したか否かの結果を保持するメッセージ送信結果保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による処理が失敗した場合に、0回以上の一定回数の再試行を行った後、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断するメッセージ送信処理失敗時中断部と、
前記メッセージ送信処理失敗時中断部によって前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部によるメッセージの送信処理が中断したことを前記送信端末上に表示するメッセージ送信中断通知部と、
前記メッセージ送信中断通知部によって前記送信端末上に表示された前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断されたメッセージについて、ユーザからメッセージ送信再開要求の受理を行うメッセージ送信再開要求受理部と、
前記メッセージ送信再開要求受理部によってメッセージ送信再開要求の受理を行うと、前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信再開要求を受理したメッセージで前記メッセージ送信結果保持部が保持する送信結果が送信未完了となっているメッセージについて、再度前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を行う未送信メッセージ再送信処理部とを備えることを特徴とする。
【0011】
この特徴によれば、メッセージの送信処理が中断した場合に、送信端末画面上にメッセージの送信処理が中断した旨の通知を表示し、ユーザからのメッセージ送信処理の再開要求を受け付けた場合にメッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を再開できる。
【0012】
本発明のメッセージ自動送信システムは、
ユーザの連絡先情報の保持を行う連絡先情報保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信処理失敗時中断部によって前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部によるメッセージの送信処理が中断された場合にその旨を前記連絡先情報保持部に保持された連絡先情報に基づいてユーザに通知する送信処理中断通知部とを備えることを特徴とする。
【0013】
この特徴によれば、メッセージの送信処理中に送信端末上で発生した割込処理によって送信処理が中断した場合に、あらかじめ登録されたユーザの連絡先へメッセージ自動送信システムによるメッセージの送信処理が中断した旨を連絡することができる。メッセージの送信処理が中断した場合に、送信端末の画面上にメッセージの送信処理が中断した旨の通知を表示するのみでは、ユーザは該通知を見落とす等により中断に気づかない可能性がある。これを防止する。
【0014】
本発明のメッセージ自動送信システムは、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、メッセージを送信する日時を設定するメッセージ送信日時設定部と、
前記メッセージ送信日時設定部が設定したメッセージを送信する日時を保持するメッセージ送信日時保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信日時保持部に保持された日時以降に前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を行う日時指定メッセージ送信処理部とを備えることを特徴とする。
【0015】
この特徴によれば、メッセージ自動送信システムがユーザから送信要求を受けたメッセージについて、ユーザが指定した日時以降に送信することができる。
【0016】
本発明のメッセージ自動送信プログラムは、
ユーザからのメッセージ送信要求の受理を行うメッセージ送信要求受理処理と、
前記メッセージ送信要求のメッセージの宛先情報の保持を行うメッセージ宛先保持処理と、
前記メッセージ送信要求のメッセージ本文の保持を行うメッセージ本文保持処理と、
前記メッセージ宛先保持処理が保持するメッセージの宛先情報及び前記メッセージ本文保持処理が保持するメッセージ本文をメッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェアを備える送信端末へ送信するメッセージ送信要求送信処理と、
前記送信端末が備える前記メッセージ送信ソフトウェアを起動し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信画面を前記送信端末の画面上に表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージの宛先表示欄に送信するメッセージの宛先情報または宛先情報に対応する名称を表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ入力欄にメッセージ本文を入力し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信ボタンが押されたときの動作を前記送信端末に行わせるメッセージ送信ソフトウェア自動操作処理とを備えることを特徴とする。
【0017】
この特徴によれば、コンピュータをメッセージ自動送信プログラムとして動作させることができる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、メッセージ送信に利用する特定のメッセージングサービスのアプリケーションからAPIが提供されていない場合でも、ユーザから受け付けたメッセージ送信要求に基づいて、特定のメッセージングサービスのアプリケーションからメッセージの自動送信を行うメッセージ自動送信システム、及びコンピュータを本発明のメッセージ自動送信システムとして機能させるメッセージ自動送信プログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、第1実施形態におけるメッセージ自動送信システム1の構成を示す図である。
図2図2は、第1実施形態におけるメッセージ自動送信システム1のメッセージ送信の処理を示すフローチャートである。
図3図3は、第1実施形態における送信メッセージのデータ構造を示す図である。
図4図4は、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が失敗した場合の処理を示すフローチャートである。
図5図5は、第2実施形態におけるメッセージ自動送信システム1の構成を示す図である。
図6図6は、第2実施形態におけるメッセージ自動送信システム1のメッセージ送信の処理を示すフローチャートである。
図7図7は、第2実施形態における送信メッセージのデータ構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の第1実施形態における実施例を説明する。
【0021】
(実施例:第1実施形態)
図1は第1実施形態におけるメッセージ自動送信システム1を示す図である。メッセージ自動送信システム1は、メッセージ自動送信サーバー11と送信端末2に備えられたソフトウェアにより実現される。メッセージ自動送信サーバー11は、送信端末2及びユーザ端末3と通信ネットワークを介して繋がっている。
【0022】
メッセージ自動送信システム1は、メッセージ送信要求受理部111、メッセージ宛先保持部112、メッセージ本文保持部113、メッセージ送信要求送信部114、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115、メッセージ送信再開要求受理部116、未送信メッセージ再送信処理部117、連絡先情報保持部118、送信処理中断通知部119、メッセージ送信結果保持部12、メッセージ送信処理失敗時中断部13及びメッセージ送信中断通知部14を備えている。
【0023】
送信端末2は、メッセージ送信を行うための特定のスマートフォン向けアプリケーションとして、メッセージ送信ソフトウェア21を備えている。
【0024】
通信ネットワークは、電話網、専用回線、LAN(ローカルエリアネットワーク)、インターネットなどであり、これらを組み合わせたものであってもよい。
【0025】
メッセージ送信要求受理部111は、ユーザ端末3からユーザのメッセージ送信要求として、メッセージ送信宛先、送信メッセージ本文を受け付ける。
【0026】
メッセージ宛先保持部112は、メッセージ送信要求受理部111が受け付けたメッセージ送信宛先及びIDを保持する。
【0027】
IDとは、メッセージ送信要求受理部111が受け付けたメッセージ送信宛先及びメッセージ本文と、該メッセージのメッセージ送信結果の3つを紐付けるものである。
【0028】
メッセージ本文保持部113は、メッセージ送信要求受理部111が受け付けたメッセージ本文及びIDを保持する。
【0029】
メッセージ送信要求送信部114は、メッセージ宛先保持部112が保持するメッセージ送信宛先及びメッセージ本文保持部113が保持するメッセージ本文を、送信端末2に送信する。
【0030】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、メッセージ送信要求送信部114からメッセージ送信宛先とメッセージ本文を受信し、送信処理として、メッセージ送信ソフトウェア21において通常人間が行う、メッセージ送信ソフトウェア21を起動して操作してメッセージを送信する操作を自動で行う。
【0031】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は送信端末2上において、送信端末2が備える他のアプリケーションを自動操作するアプリケーションとして実現される。
【0032】
ただし、これは送信端末2上のアプリケーションによる実現に限定されない。コンピュータを送信端末2に接続して、コンピュータから送信端末2に、メッセージ送信を行うためのアプリケーションの自動操作のための信号を送信するという形で実現してもよい。また、人間の指の動きをエミュレートして送信端末2を自動操作する機器を用いてもよい。
【0033】
メッセージ送信結果保持部12は、メッセージ送信要求受理部111がユーザからの送信要求を受け付けた各メッセージについて、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が完了したか否かの送信結果、送信処理の失敗回数及びIDを保持する。
【0034】
メッセージ送信要求受理部111がユーザからの送信要求を受け付けた各メッセージについて、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が失敗した場合、メッセージ送信結果保持部12は該メッセージの送信結果について送信処理未完了と記録し、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は送信処理の再試行を一定回数だけ行う。
【0035】
メッセージ送信処理失敗時中断部13は、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理を一定回数再試行した後もメッセージ送信結果保持部12が送信結果を送信処理未完了として保持しているメッセージについて、送信処理を中断する。
【0036】
メッセージ送信中断通知部14は、メッセージ送信処理失敗時中断部13によって送信処理を中断されたメッセージについて、該メッセージの送信が中断された旨を送信端末2の画面上に表示する。
【0037】
メッセージ送信再開要求受理部116は、送信処理が中断され、メッセージ送信中断通知部14によって送信端末2の画面上に送信処理の中断の通知が表示されたメッセージについて、ユーザからのメッセージ送信処理の再開要求を受け付ける。
【0038】
未送信メッセージ再送信処理部117は、メッセージ送信再開要求受理部116がユーザからメッセージ送信処理の再開要求を受け付けたメッセージについて、送信処理を再開するものとしてメッセージ送信ソフトウェア自動操作部115に送信処理の再開を指示する。
【0039】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、未送信メッセージ再送信処理部117から送信処理の再開の指示を受けた場合、中断としていた送信処理を再開する。
【0040】
連絡先情報保持部118は、ユーザの連絡先情報の入力を受け付け、受け付けた連絡先情報を保持する。
【0041】
送信処理中断通知部119は、メッセージ送信要求受理部111がユーザから送信要求を受け付けたメッセージについて、メッセージ送信処理失敗時中断部13によってメッセージの送信処理が中断された場合にその旨を連絡先情報保持部118に保持された連絡先情報に基づいてユーザに通知する。
(第1実施形態:メッセージの送信)
【0042】
図2は、第1実施形態におけるメッセージ自動送信システム1のメッセージ送信の処理を示すフローチャートである。以下、メッセージ自動送信システム1によるメッセージ送信の処理の一例を示す。
【0043】
ユーザはユーザ端末3を用いて、メッセージ送信要求受理部111にメッセージ送信宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」を入力する。
【0044】
メッセージ送信宛先情報は、メッセージを送信する宛先となる情報であり、例えば携帯電話番号や電子メールアドレス等である。
【0045】
メッセージ送信要求受理部111は、ユーザ端末3から入力を受け付けたメッセージ送信宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」に同一のIDを割り当て、メッセージ宛先保持部112及びメッセージ本文保持部113に送信する。
【0046】
図3は、メッセージ送信要求受理部111にて受け付けた送信メッセージの情報を示す図である。メッセージ宛先保持部112は、メッセージ送信要求受理部111が受け付けたメッセージの送信宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びID「123」を保持する。
【0047】
メッセージ本文保持部113は、メッセージ送信要求受理部111が受け付けたメッセージの本文「お問い合わせありがとうございます」及びID「123」を保持する。
【0048】
メッセージ送信要求送信部114は、メッセージ宛先保持部112が保持するメッセージの宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文保持部113が保持するメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」を、メッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェア21を備える送信端末2へ送信する。
【0049】
送信端末2は、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115を備えた自動操作アプリケーションを備えている。
【0050】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、メッセージ送信要求送信部114からメッセージの宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」を受信すると、以下の送信処理を行う。
【0051】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、送信端末2が備えるメッセージ送信ソフトウェア21を起動する。
【0052】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、送信端末2が備えるメッセージ送信ソフトウェア21のメッセージ送信画面を送信端末2の画面上に表示させる。
【0053】
送信端末2の画面上でメッセージ送信ソフトウェア21がすでに起動していて、そのメッセージ送信画面がすでに表示されている場合は、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理のうち、送信端末2が備えるメッセージ送信ソフトウェア21を起動し、メッセージ送信画面を送信端末2の画面上に表示する処理は省略するとしてもよい。
【0054】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、送信端末2が備えるメッセージ送信ソフトウェア21のメッセージの宛先表示欄に、送信するメッセージの宛先情報または宛先情報に対応する名称を表示させる。
【0055】
宛先情報に対応する名称とは、送信端末2が備えるアドレス帳などにおいて宛先情報に紐付けられている名称である。例えば宛先情報「090-XXXXーXXXX」に対して名称「田中太郎」などである。
【0056】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、メッセージ送信ソフトウェア21の宛先入力欄に宛先電話番号「090-XXXXーXXXX」を入力する、もしくは、メッセージ送信ソフトウェア21の宛先選択ボタンを押し、宛先一覧画面から宛先「田中太郎」の選択を行う。これにより、メッセージ送信ソフトウェア21のメッセージの宛先表示欄には宛先情報または宛先情報に対応する名称が表示される。
【0057】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、メッセージ送信ソフトウェア21のメッセージ入力欄にメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」を入力する。
【0058】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、メッセージ送信ソフトウェア21の画面上に表示されているメッセージ送信ボタンを押す。以上までのメッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理により、送信端末2が備えるメッセージ送信ソフトウェア21によるメッセージの送信が行われる。
【0059】
メッセージ送信結果保持部12は、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が行われたID「123」のメッセージについて、送信処理の完了または未完了、送信処理の失敗回数及びID「123」を送信結果として保持する。
【0060】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が完了した場合、メッセージ送信結果保持部12は、ID「123」のメッセージについて送信処理完了として送信結果を保持する。
【0061】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115によって送信端末2が備えるメッセージ送信ソフトウェア21のメッセージ送信画面が送信端末画面上へ表示された後、送信処理が完了するまでに送信端末2のシステム上における割込処理が発生すると、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が失敗する。
【0062】
送信端末2のシステム上における割込処理とは、例えば送信端末2に電話が着信する、人間が送信端末2を操作するなどである。
【0063】
図4は、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が失敗した場合の処理を示すフローチャートである。
【0064】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理が失敗した場合、メッセージ送信結果保持部12は、ID「123」のメッセージについて送信処理未完了として送信結果を記録し、送信処理の失敗回数を更新する。メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は送信処理を再試行する。
【0065】
一定回数の再試行を行っても送信処理が完了とならない場合、メッセージ送信処理失敗時中断部13はメッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理を中断する。
【0066】
メッセージ送信処理失敗時中断部13が送信処理を中断とするまでの送信処理の再試行の回数は、メッセージ自動送信システム1によってあらかじめ指定されている。
【0067】
メッセージ送信中断通知部14は、メッセージ送信処理失敗時中断部13によって送信処理が中断されたID「123」のメッセージについて、送信処理が中断した旨の通知画面を送信端末2の画面上に表示する。
【0068】
ユーザは、メッセージ送信中断通知部14によってユーザに送信処理中断の旨を通知されたID「123」のメッセージについて、送信処理の再開を希望する場合にメッセージ送信再開要求受理部116にID「123」のメッセージの送信処理再開要求を送信する。
【0069】
メッセージ送信再開要求受理部116は、ユーザからID「123」のメッセージの送信処理再開要求を受け付け、未送信メッセージ再送信処理部117にID「123」のメッセージの送信処理再開要求を送信する。
【0070】
未送信メッセージ再送信処理部117は、メッセージ送信再開要求受理部116から送信処理再開要求を受信したID「123」のメッセージについて、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115に送信処理の再開を指示する。
【0071】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、未送信メッセージ再送信処理部117の指示を受けてID「123」のメッセージの送信処理を再開する。
【0072】
本実施例を変更し、メッセージ送信結果保持部12に一定期間内の送信件数を記録して、一定期間内の送信数が一定数に達した場合に、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115による送信処理を一時停止するという機能があってもよい。一定期間内にメッセージを過分に送信することを防止するためである。
【0073】
また、本実施例を変更し、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115のメッセージ送信ボタン押下の処理によってメッセージ送信処理が完了した後、実際にはメッセージが指定の宛先まで到達しなかった場合に、該宛先へメッセージが到達しなかったことを検出してメッセージ送信ソフトウェア自動操作部115が該メッセージの送信処理を一定回数再試行するとしてもよい。
【0074】
また、本実施例を変更し、メッセージ本文保持部113が保持するメッセージ本文について、その内容が一定の文字数を超過している場合にメッセージ本文を複数通に分割して送信するとしてもよい。また、メッセージ本文保持部113が保持するメッセージ本文に該メッセージへの返信が行えるウェブサイトのURLを付与するとしてもよい。
(第1実施形態:連絡先の登録)
【0075】
以下、メッセージ自動送信システム1からユーザに通知連絡を送信する処理の一例を示す。
【0076】
ユーザはユーザ端末から連絡先情報保持部118に、ユーザの連絡先情報「XXX@XXX.com」を入力する。
【0077】
ユーザの連絡先情報とは、メッセージ自動送信システム1からユーザに通知連絡を送信する際の宛先であり、例えば電子メールアドレスや携帯電話番号などである。
【0078】
連絡先情報保持部118は、ユーザの連絡先情報「XXX@XXX.com」を保持する。
【0079】
送信処理中断通知部119は、メッセージ送信処理失敗時中断部13によってID「123」のメッセージの送信処理が中断された場合、ID「123」のメッセージの送信処理が中断された旨の通知連絡を、連絡先情報保持部118に保持されたユーザの連絡先情報「XXX@XXX.com」に送信する。
【0080】
メッセージの送信処理の中断について、メッセージ送信中断通知部14による送信端末2上への通知の表示だけでは、ユーザは該通知の見落としなどにより送信処理が中断されたことに気が付かない可能性がある。これに対する工夫である。
【0081】
以上、本発明の第1実施形態に係るメッセージ自動送信システム1の構成及び処理について説明した。同等の処理を他の構成でも実現可能であり、かかる構成も本発明の技術的範囲に含まれる。各構成部は物理的に離れた位置にあるとしてもよい。
【0082】
以下、本発明の第2実施形態における実施例を説明する。
(実施例:第2実施形態)
【0083】
図5は、第2実施形態におけるメッセージ自動送信システム1の構成を示す図である。メッセージ自動送信システム1は、メッセージ自動送信サーバー11と送信端末2に備えられたソフトウェアにより実現される。メッセージ自動送信サーバー11は、送信端末2及びユーザ端末3と通信ネットワークを介して繋がっている。
【0084】
メッセージ自動送信システム1は、メッセージ送信要求受理部111、メッセージ宛先保持部112、メッセージ本文保持部113、メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115、メッセージ送信再開要求受理部116、未送信メッセージ再送信処理部117、連絡先情報保持部118、送信処理中断通知部119、メッセージ送信結果保持部12、メッセージ送信処理失敗時中断部13、メッセージ送信中断通知部14、メッセージ送信日時設定部1110、メッセージ送信日時保持部1111及び日時指定メッセージ送信処理部1112を備えている。
【0085】
メッセージ送信日時設定部1110は、メッセージ送信要求受理部111がユーザからの送信要求を受け付けたメッセージについて、メッセージの送信予定日時を設定する。
【0086】
メッセージ送信日時保持部1111は、メッセージ送信日時設定部1110がメッセージに設定したメッセージの送信予定日時及びIDを保持する。
【0087】
日時指定メッセージ送信処理部1112は、メッセージ送信日時保持部1111がメッセージの送信予定日時を保持するメッセージについて、メッセージ送信日時保持部1111に保持された送信予定日時以降に、メッセージ送信要求送信部114へメッセージ宛先保持部112が保持するメッセージの宛先情報及びメッセージ本文保持部113が保持するメッセージ本文を送信する。
(第2実施形態:日時を指定されたメッセージ送信)
【0088】
図6は、第2実施形態におけるメッセージ自動送信システム1のメッセージ送信の処理を示すフローチャートである。以下、メッセージ自動送信システム1が送信日時を指定されたメッセージの送信を行う処理の一例を示す。
【0089】
ユーザはユーザ端末3を用いて、メッセージ送信要求受理部111にメッセージ送信宛先情報「090-XXXXーXXXX」、メッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」を入力し、メッセージ送信日時設定部1110にメッセージ送信予定日時「2020年6月30日13時00分」を入力する。
【0090】
メッセージ送信要求受理部111は、ユーザ端末3から入力を受け付けたメッセージ送信宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」に同一のIDを割り当てて、メッセージ宛先保持部112及びメッセージ本文保持部113に送信する。
【0091】
メッセージ送信日時設定部1110は、ユーザ端末3から入力を受け付けたメッセージ送信予定日時「2020年6月30日13時00分」に、メッセージ送信要求受理部111が同時に受け付けたメッセージ送信宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」と同一のIDを割り当てて、メッセージ送信日時保持部1111に送信する。
【0092】
図7は、第2実施形態における送信メッセージのデータ構造を示す図である。
【0093】
メッセージ送信日時保持部1111は、メッセージ送信日時設定部1110が受け付けたメッセージの送信予定日時「2020年6月30日13時00分」及びID「123」を保持する。
【0094】
日時指定メッセージ送信処理部1112は、メッセージ送信日時保持部1111が保持するID「123」のメッセージの送信予定日時である2020年6月30日13時00分に、メッセージ宛先保持部112が保持するメッセージの宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文保持部113が保持するメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」を、メッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェア21を備える送信端末2へ送信する。
【0095】
メッセージ送信ソフトウェア自動操作部115は、日時指定メッセージ送信処理部1112からメッセージの宛先情報「090-XXXXーXXXX」及びメッセージ本文保持部113が保持するメッセージ本文「お問い合わせありがとうございます」を受信し、送信処理を行う。
【0096】
以上、本発明の第2実施形態に係るメッセージ自動送信システム1の構成及び処理について説明した。同等の処理を他の構成でも実現可能であり、かかる構成も本発明の技術的範囲に含まれる。各構成部は物理的に離れた位置にあるとしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0097】
メッセージ送信に利用する特定のメッセージングサービスのアプリケーションからAPIが提供されていない場合でも、ユーザから受け付けたメッセージ送信要求に基づいて、特定のメッセージングサービスのアプリケーションからメッセージの自動送信を行うメッセージ自動送信システム及びプログラムである。顧客等への連絡について、送信にかかるコスト等の都合により特定のアプリケーションから連絡を自動送信したい事業者による利用が考えられる。
【符号の説明】
【0098】
1 メッセージ自動送信システム
11 メッセージ自動送信サーバー
111 メッセージ送信要求受理部
112 メッセージ宛先保持部
113 メッセージ本文保持部
114 メッセージ送信要求送信部
115 メッセージ送信ソフトウェア自動操作部
116 メッセージ送信再開要求受理部
117 未送信メッセージ再送信処理部
118 連絡先情報保持部
119 送信処理中断通知部
1110 メッセージ送信日時設定部
1111 メッセージ送信日時保持部
1112 日時指定メッセージ送信処理部
12 メッセージ送信結果保持部
13 メッセージ送信処理失敗時中断部
14 メッセージ送信中断通知部
2 送信端末
21 メッセージ送信ソフトウェア
3 ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2020-10-02
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザからのメッセージ送信要求の受理を行うメッセージ送信要求受理部と、
前記メッセージ送信要求のメッセージの宛先情報の保持を行うメッセージ宛先保持部と、
前記メッセージ送信要求のメッセージ本文の保持を行うメッセージ本文保持部と、
前記メッセージ宛先保持部が保持するメッセージの宛先情報及び前記メッセージ本文保持部が保持するメッセージ本文をメッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェアを備える送信端末へ送信するメッセージ送信要求送信部と、
前記送信端末が備える前記メッセージ送信ソフトウェアを起動し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信画面を前記送信端末の画面上に表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージの宛先表示欄に送信するメッセージの宛先情報または宛先情報に対応する名称を表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ入力欄にメッセージ本文を入力し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信ボタンが押されたときの動作を前記送信端末に行わせるメッセージ送信ソフトウェア自動操作部と、
を備えることを特徴とする、メッセージ自動送信システム。
【請求項2】
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理が完了したか否かの結果を保持するメッセージ送信結果保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による処理が失敗した場合に、回以上の一定回数の再試行を行った後、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断するメッセージ送信処理失敗時中断部と、
前記メッセージ送信処理失敗時中断部によって前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部によるメッセージの送信処理が中断したことを前記送信端末上に表示するメッセージ送信中断通知部と、
前記メッセージ送信中断通知部によって前記送信端末上に表示された前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断されたメッセージについて、ユーザからメッセージ送信再開要求の受理を行うメッセージ送信再開要求受理部と、
前記メッセージ送信再開要求受理部によってメッセージ送信再開要求の受理を行うと、前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信再開要求を受理したメッセージで前記メッセージ送信結果保持部が保持する送信結果が送信未完了となっているメッセージについて、再度前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を行う未送信メッセージ再送信処理部と、
を備えることを特徴とする、請求項1に記載のメッセージ自動送信システム。
【請求項3】
ユーザの連絡先情報の保持を行う連絡先情報保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信処理失敗時中断部によって前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部によるメッセージの送信処理が中断された場合にその旨を前記連絡先情報保持部に保持された連絡先情報に基づいてユーザに通知する送信処理中断通知部と、
を備えることを特徴とする、請求項2に記載のメッセージ自動送信システム。
【請求項4】
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、メッセージを送信する日時を設定するメッセージ送信日時設定部と、
前記メッセージ送信日時設定部が設定したメッセージを送信する日時を保持するメッセージ送信日時保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信日時保持部に保持された日時以降に前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を行う日時指定メッセージ送信処理部と、
を備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載のメッセージ自動送信システム。
【請求項5】
ユーザからのメッセージ送信要求の受理を行うメッセージ送信要求受理処理と、
前記メッセージ送信要求のメッセージの宛先情報の保持を行うメッセージ宛先保持処理と、
前記メッセージ送信要求のメッセージ本文の保持を行うメッセージ本文保持処理と、
前記メッセージ宛先保持処理が保持するメッセージの宛先情報及び前記メッセージ本文保持処理が保持するメッセージ本文をメッセージ送信機能を持つメッセージ送信ソフトウェアを備える送信端末へ送信するメッセージ送信要求送信処理と、
前記送信端末が備える前記メッセージ送信ソフトウェアを起動し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信画面を前記送信端末の画面上に表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージの宛先表示欄に送信するメッセージの宛先情報または宛先情報に対応する名称を表示させ、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ入力欄にメッセージ本文を入力し、前記メッセージ送信ソフトウェアのメッセージ送信ボタンが押されたときの動作を前記送信端末に行わせるメッセージ送信ソフトウェア自動操作処理と、
を備えることを特徴とする、メッセージ自動送信プログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
本発明のメッセージ自動送信システムは、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理が完了したか否かの結果を保持するメッセージ送信結果保持部と、
前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信要求を受理した各メッセージについて、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による処理が失敗した場合に、回以上の一定回数の再試行を行った後、前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断するメッセージ送信処理失敗時中断部と、
前記メッセージ送信処理失敗時中断部によって前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部によるメッセージの送信処理が中断したことを前記送信端末上に表示するメッセージ送信中断通知部と、
前記メッセージ送信中断通知部によって前記送信端末上に表示された前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を中断されたメッセージについて、ユーザからメッセージ送信再開要求の受理を行うメッセージ送信再開要求受理部と、
前記メッセージ送信再開要求受理部によってメッセージ送信再開要求の受理を行うと、前記メッセージ送信要求受理部がユーザからの送信再開要求を受理したメッセージで前記メッセージ送信結果保持部が保持する送信結果が送信未完了となっているメッセージについて、再度前記メッセージ送信ソフトウェア自動操作部による送信処理を行う未送信メッセージ再送信処理部とを備えることを特徴とする。