(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022124410
(43)【公開日】2022-08-25
(54)【発明の名称】コロナウイルスワクチン等用注射器
(51)【国際特許分類】
A61M 5/31 20060101AFI20220818BHJP
A61M 5/315 20060101ALI20220818BHJP
【FI】
A61M5/31 530
A61M5/315 510
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021022157
(22)【出願日】2021-02-15
(71)【出願人】
【識別番号】712007348
【氏名又は名称】株式会社ドクター中松創研
(72)【発明者】
【氏名】中松 義郎
【テーマコード(参考)】
4C066
【Fターム(参考)】
4C066BB01
4C066CC01
4C066DD07
4C066EE14
4C066FF05
4C066GG12
4C066GG15
4C066HH12
4C066HH17
(57)【要約】 (修正有)
【課題】新型コロナワクチン6回分のワクチン容器の6回分を注射し得る注射器を提供する。
【解決手段】ピストン3の形状を先端を31の如く突出させ、シリンダ先端空洞部のワクチンも押し出せるようにする。または、シリンダ11の形状を先端部2を除去したものにし、従来のピストンと形状は同じだが必要あれば先端空洞2の長さ分、長さを長くしたシリンダ32によりワクチンを無駄なく押し出すようにする。または、ピストン3の先端にアダプタ33を接合してシリンダ先端の空洞部2にピッタリ入るようにし、この部分のワクチンをすべて追い出すようにする。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
新型コロナワクチン等用注射器に於いてシリンダと針の間の空洞を除去した事を特徴とする注射器。
【請求項2】
請求項1に於いて前記空洞に挿入し内部のワクチン等薬液を吐出するようにした凸部を設けたシリンダを有する事を特徴とする注射器。
【請求項3】
請求項1に於いてピストンの前に空洞が無いようにした形状の構造を特徴とするシリンダを有し、必要ならばピストンの長さを長くした事を特徴とする注射器。
【請求項4】
請求項1に於いて注射器先端部の空洞に挿入してワクチン等薬を追い出せるアダプタをピストン先端に設ける事を特徴とする注射器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワクチン注射器に関する。
【背景技術】
【0002】
新型コロナウイルス用ワクチンが待望されているが、現在の注射器ではワクチン容器に6回分のワクチンが入っているのに5回分しか使用出来ない。これは注射器が理由である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
新型コロナウイルス用ワクチンが待望されているが、現在の注射器ではワクチン容器に6回分のワクチンが入っているのに5回分しか使用出来ない。これは注射器が理由である。
【0004】
6回分のワクチン容器の6回分を注射し得る注射器。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明の注射器はピストンまたはシリンダを変更し、従来の注射器では5回分しか注射出来なかったのを6回分注射出来るようにしてある。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、従来の注射器では6回分ワクチン容器から5回しか注射出来なかったものを6回分注射出来るので貴重なワクチンを無駄にせず、且つ従来より多くの患者に且つ急速にワクチン注射出来る新型コロナ対策の有効な決め手になる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】(A) 公知の注射器(B)公知のワクチン容器
【
図2】6回分のワクチン容器からなぜ5回分しか注射出来ないかの説明図
【
図3】本発明実施例の説明図(A) 本発明ピストン(B) 本発明シリンダ(C) 本発明アダプタ式ピストン
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の省エネ車の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0009】
[第1実施形態]
図1(A)は公知の注射器と(B)ワクチン容器である。
【0010】
図2は公知の注射器では6回分のワクチン容器から5回分しか使用出来な
い理由を説明する。
【0011】
公知の注射器のシリンダ1の先端部2はシリンダ3が届かない空洞61に
なっていて、ここにワクチン6が溜まる。これによりワクチン容器6に6回
分のワクチンがあっても注射は5回分しか出来ない。
【0012】
本発明はこの欠点を除去するものであって、
図3(A)に示すごとくピス
トン3の形状を先端を31の如く突出させ、シリンダ先端空洞部61のワク
チンも押し出せるようにしたものが本発明第1実施例である。
【0013】
[第2実施形態]
図3(B)に示すごとく、シリンダ11の形状を先端部2を除去したものにし、従来のピストンと形状は同じだが必要あれば先端空洞2の長さ分、長さを長くしたシリンダ32によりワクチンを無駄なく押し出す本発明第2実施例である。
【0014】
〔第3実施例〕
図3(C)に示す如く、シリンダ1も従来通りシリンダ先端2も従来通り、ピストン3も従来通りであるから、ピストン3の先端にアダプタ33を接合してシリンダ先端の空洞部2にピッタリ入るようにし、この部分のワクチンをすべて追い出すようにしたのが本発明第3実施例である。
【産業上の利用可能性】
【0015】
新型コロナ撲滅の切り札であるワクチンが無断になる事を防ぎ且つこれにより更に多くの人が注射出来、更に時間が節約されるので迅速に注射出来て医療上産業上の利用可能性極めて大である。
【符号の説明】
【0016】
1. 注射器シリンダ
11.シリンダ先端空洞部が無い本発明シリンダ
2. 注射器先端部
3. 注射器ピストン
31.ピストン3の先端に凸起部を設けた本発明ピストン
32.形状は従来と同じだが、必要とあらばシリング突起分長くした本発明ピストン
4. 注射器ピストン押し部
5. 注射針
6. ワクチン容器
61.余分に棄てられるワクチン