(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022124496
(43)【公開日】2022-08-26
(54)【発明の名称】ドアクローザ拘束具
(51)【国際特許分類】
E05C 19/18 20060101AFI20220819BHJP
E05C 21/02 20060101ALI20220819BHJP
【FI】
E05C19/18
E05C21/02
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021022179
(22)【出願日】2021-02-16
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-05-19
(71)【出願人】
【識別番号】521069227
【氏名又は名称】秋田 浩正
(74)【代理人】
【識別番号】100105692
【弁理士】
【氏名又は名称】明田 莞
(74)【代理人】
【識別番号】100161252
【弁理士】
【氏名又は名称】明田 佳久
(72)【発明者】
【氏名】秋田 浩正
(57)【要約】
【課題】、簡単に装着することができて、留守中に勝手口等のガラス部分を壊された後に、室内に棒や腕を突っ込まれても外されないドアクローザ拘束具を提供する。
【解決手段】ドアクローザ本体と、アーム部と、リンク部と、取付座と、本体・アーム連結ネジと、アーム・リンク連結部と、リンク・取付座連結部と、を少なくとも備えたドアクローザに使用するドアクローザ拘束具であって、該本体・アームネジの頭に嵌めて固定するための嵌合穴を有する嵌合穴部と、該リンク部に引掛ける鉤部と、該嵌合穴部と該鉤部とを一体的に連結する連結部と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアクローザ本体と、アーム部と、リンク部と、取付座と、本体・アーム連結ネジと、アーム・リンク連結部と、リンク・取付座連結部と、を少なくとも備えたドアクローザに使用するドアクローザ拘束具であって、該本体・アームネジの頭に嵌めて固定するための嵌合穴を有する嵌合穴部と、該リンク部に引掛ける鉤部と、該嵌合穴部と該鉤部とを一体的に連結する連結部と、を備えていることを特徴とするドアクローザ拘束具。
【請求項2】
前記嵌合穴部と、前記鉤部と、前記連結部と、が金属製であることを特徴とする請求項1に記載のドアクローザ拘束具。
【請求項3】
前記連結部に、目印を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアクローザ拘束具。
【請求項4】
前記鉤部に、目印を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載のドアクローザ拘束具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、玄関や勝手口の扉に備えられたドアクローザを拘束することによって、ドアクローザを開かないようにして、それに連動するドアが開かなくなって、盗難を防止することができるドアクローザ拘束具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、外出中や就寝中に、玄関や勝手口の扉をピッキング行為による解錠や、バールによってドアを破壊して無理やりに扉を開かされて、室内に侵入されて盗難に遭ってしまうということがあった。
【0003】
そこで、ドアクローザのアーム部とリンク部とを一緒に拘束して、玄関のドアが開かなくなる先行技術が開示されている(参考文献1)、(参考文献2)、(参考文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008-303638号公報
【特許文献2】特開2005-009128号公報
【特許文献3】特開2002-038805号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1、特許文献2、特許文献3の先行技術には、ドアクローザのアーム部とリンク部とを一緒に拘束してドアクローザを動かなくし、ドアクローザに連動しているドアを開かないようして防犯に使える点で優れているが、留守中に、窃盗犯がドア開放防止具(防犯具)の設置を知っていた場合において、表通りから見えにくく窃盗犯に狙われ易い勝手口のガラス部分を窃盗犯に壊されて、その壊した箇所から棒や腕を突っ込まれて、ドア開放防止具に棒や手を引掛けて横にずらされれば、ドア開放防止具を外されるおそれがあり、即ち、留守中に、勝手口などから室内に侵入され、盗難に遭うおそれがあった。
【0006】
本発明は、これらの問題を解決したものであって、簡単に装着することができて、留守中に勝手口等のガラス部分を壊された後に、室内に棒や腕を突っ込まれても外されないドアクローザ拘束具を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するために、本願発明の請求項1に係るドアクローザ拘束具は、ドアクローザ本体と、アーム部と、リンク部と、取付座と、本体・アーム連結ネジと、アーム・リンク連結部と、リンク・取付座連結部と、を少なくとも備えたドアクローザに使用するドアクローザ拘束具であって、該本体・アームネジの頭に嵌めて固定するための嵌合穴を有する嵌合穴部と、該リンク部に引掛ける鉤部と、該嵌合穴部と該鉤部とを一体的に連結する連結部と、を備えていることを特徴とする。
【0008】
この構成を採用することにより、本発明に係るドアクローザ拘束具は、湾曲した形状の鉤部と、嵌合穴を有する嵌合部と、鉤部と嵌合部とを一体的に連結した連結部4と、から少なくとも構成されている。また、本発明に係るドアクローザ拘束具は、ドアクローザのリンク部に鉤部を引掛けて、かつ、本体・アーム連結ネジの頭に嵌合穴を嵌めることによって、ドアクローザのアーム部とリンク部とを拘束することができる。これによって、ドアクローザが開かなくなるので、ドアクローザに連動している勝手口や玄関の扉は、閉鎖状態を維持し続けることができる。
【0009】
また、本願のドアクローザ拘束具をドアクローザに装着する手順は、ドアクローザのリンク部に鉤部を引掛けて、リンク部に押し付けながら、ドアクローザ拘束具を斜め上方に引張り、嵌合穴が本体・アーム連結ネジの頭の真上に来た時に、嵌合穴を該ネジの頭に上方から嵌めて、本体・アーム連結ネジとリング部とを拘束する。
【0010】
逆に、本願のドアクローザ拘束具をドアクローザから外す手順は、鉤部をリンク部に押し付けながら、嵌合穴部を斜め上方に持ち上げて、本体・アーム連結ネジ頭から嵌合穴を外し、その後、その状態のまま、ドアクローザ拘束具をリンク部側に引張り出してドアクローザから撤去する。
【0011】
本願発明の請求項2に係るドアクローザ拘束具は、請求項1に記載のドアクローザ拘束具において、前記嵌合穴部と、前記鉤部と、前記連結部と、が金属製であることを特徴とする。
【0012】
この構成によって、ドアクローザ拘束具は、炭素鋼などの金属製であるので、重量がある。よって、ドアクローザ拘束具が振動などで、浮いたりしないので、本体・アーム連結ネジ頭から嵌合穴が外れにくい。また、金属製なので、強度があり伸びたりせず、容易に破断したりしない。よって、ドアクローザの本体・アーム連結ネジとリンク部とを確実に拘束し続けることができて、それによって、ドアクローザに連動する勝手口や玄関の扉を開かない状態を維持できる。
【0013】
また、本願発明の請求項3に係るドアクローザ拘束具は、請求項1又は2に記載のドアクローザ拘束具において、前記連結部に、目印を備えたたことを特徴とする。また、本願発明の請求項4に係るドアクローザ拘束具は、請求項1又は2又は3に記載のドアクローザ拘束具において、前記鉤部に、目印を備えたたことを特徴とする。
【0014】
これらの構成によって、本発明に係るドアクローザ拘束具に目印となるように、連結部や鉤部に目立つ色を塗ったり、また、目立つ色の紐を連結部に括りつけたりする。よって、勝手口や玄関の扉のドアクローザに、本発明に係るドアクローザ拘束具が装着されていることが一目で簡単で確実に確認できる。したがって、外出の際に、勝手口の扉のドアクローザに、また、就寝時に玄関や勝手口の扉のドアクローザに、ドアクローザ拘束具を装着することを忘れたりしない。また、勝手口から外へ出る際にも、扉のドアクローザに装着したドアクローザ拘束具を外し忘れたりしない。
【発明の効果】
【0015】
本発明に係る請求項1から3に記載のドアクローザ拘束具によれば、勝手口や玄関の扉に設けられたドアクローザに簡単に装着することができ、扉を開かない状態を維持し続けることができる。また、ドアクローザ拘束具を上方からしか外すことができないので、外出中に勝手口の扉のガラス部分を破壊されたとしても、窃盗犯は、窃盗犯の上方に装着されたドアクローザ拘束具を、下方から外すことができず、室内に侵入することができない。また、ドアクローザ拘束具は、小型なので取り扱いが簡単である。また、ドアクローザ拘束具は、安価であって、また、製造も容易である。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の実施するための形態に係るドアクローザ拘束具の模式的斜視図である。
【
図2】本発明の実施するための形態に係るドアクローザ拘束具をドアクローザに使用した場合の模式的斜視図である。
【
図3】本発明の実施するための形態に係るドアクローザ拘束具であって、ドアクローザ拘束具の装着手順及び撤去手順を示しており、(a)はドアクローザのリンクに鉤部を引掛けて、本体・アーム結合ネジに嵌める直前の状態を示した模式的断面図であり、(b)は嵌合穴を本体・アーム結合ネジに嵌めた状態を示した模式的断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1に示すように、本発明に係るドアクローザ拘束具1は、炭素鋼などの金属製であって、ドアクローザのリンク部14に引掛けるために湾曲した形状の鉤部2と、ドアクローザの本体・アーム連結ネジ11の頭に嵌めるための嵌合穴3-1を有する嵌合部3と、鉤部2と嵌合部3とを一体的に連結した連結部4と、から少なくとも構成されている。使用する際は、連結部4や鉤部2に目印5をつけるのが、ドアクローザへの装着確認が容易となって良い。
【0018】
鉤部2は、炭素鋼等の金属製であって、
図2に示すように、湾曲した鉤型となっており、曲がった部分に、ドアクローザのリンク部14の外周に引掛けるものである。これによって、本願発明に係るドアクローザ拘束具1をリンク部に掛止することができる。なお、曲がり具合をリンク部14の形状に合わせるのがよい。
【0019】
嵌合部3は、炭素鋼等の金属製であって、ドアクローザの本体・アーム連結ネジ11の頭に、嵌合穴3-1を嵌めることができる。また、嵌合穴3-1は、本体・アーム連結ネジの頭より、若干(数mm程度)径が大きい。これによって、本発明に係るドアクローザ拘束具1を本体・アーム連結ネジ11に、簡単に嵌めることができると共に、確実に掛止することができる。なお、本発明に係るドアクローザ拘束具1は、金属製であって重量があるので、振動などで浮いたりせず、簡単に外れたりしない。
【0020】
連結部4は、鉤部2と嵌合部3と一体的にできた炭素鋼等の金属製であって、ドアクローザのリンク部14の外周と本体・アーム連結ネジ11とを一定の間隔に固定するものであるが、その長さは、リンク部14の外周と本体・アーム連結ネジ11の距離よりも、嵌め外しのために若干(数mm程度)長い方が好適である。よって、上述の鉤部2と嵌合部3と連結部4との作用によって、本発明に係るドアクローザ拘束具1は、ドアクローザを拘束することができるので、勝手口の扉20を閉鎖した状態を確実に維持することができる。
【0021】
目印5は、赤や青や白色等の目立つ色の紐を連結部4に括り付けたり、また、鉤部4に目立つ色を塗ったり、またそれら両方ともしたりしている。これによって、少し離れた場所からでも、勝手口の扉20や玄関の扉が施錠されて、その状態を維持し続けていることが一目で確認できる。よって、外出する前の忙しい時でも、短時間で確実に、勝手口20の施錠を確認できる。
【0022】
次に、本発明に係るドアクローザ拘束具1の製造方法の一例を説明する。
図1に示すように、厚さ2~5mmの炭素鋼の板を、所定の形状に切断して嵌合部3と、連結部4及び鉤部2となる部分と、を作成する。そして、嵌合部3をプレスで所定の形状に打抜いて嵌合穴3-1を形成する。次に、連結部4が所定の長さになるようにしながら、圧力を加えてリンク部2の外径に沿う形状になるように曲げ、鉤部2を作成する。これで、本発明に係るドアクローザ拘束具1が一体として形成されて完成する。
【0023】
また、本発明に係るドアクローザ拘束具1の使用方法の一例を
図2,
図3を用いて説明する。まず、勝手口の扉20を閉めて、ドアノブに設けられた通常のカギをかける。そして、ドアクローザのリンク部14に本発明に係るドアクローザ拘束具1の鉤部2を引掛けて、扉10方向で斜め上方に向けて押し付けながら、嵌合部3をゆっくりと下方に下ろしていくと、リンク部14と本体・アーム連結ネジ11との距離より連結部4の方が数mm長く、また、本体・アーム連結ネジ11の頭より嵌合穴3-1の径が数mm大きいので、簡単に嵌合穴3-1を、本体・アーム連結ネジ11の頭に嵌めることができる。目印5として紐を使用した場合には、その紐5を室内から簡単に確認できるように、
図2のように垂らす。以上で、装着が完了する。
【0024】
そして、勝手口の扉20のドアクローザに本発明に係るドアクローザ拘束具1を装着した状態で、外出する場合、室内の勝手口付近に行き、扉20のドアクローザ付近を見て確認すると、本発明に係るドアクローザ拘束具1の目印5を簡単に見つけることができて、本発明に係るドアクローザ拘束具1による防犯状態が確認できる。
【0025】
また、勝手口の扉20から、屋外に出る際には、本発明に係るドアクローザ拘束具1を一時的に撤去する。撤去する手順は、装着作業の逆にすればよい。本発明に係るドアクローザ拘束具1を扉20側に押し付けて、嵌合穴3-1を本体・アーム連結ネジ11の頭から斜め上方に傾けながら、本体・アーム連結ネジ11から外す。そして、その状態のまま、ゆっくりとドアクローザ拘束具1を手前(扉20と反対側)に引き出して、ドアクローザ拘束具1がドアクローザより手前にくれば、撤去する作業は完了する。そして、ドアノブのカギを解錠して、屋外に出る。
【0026】
そして、万一、留守中(ドアクローザ拘束具1をドアクローザ装着中)に窃盗犯が、勝手口の扉20から室内に侵入しようとしても、例えば、窃盗犯がバールで勝手口の扉枠21のカギ付近を抉って通常のカギを壊したとしても、カギのはるか上方に設けられているドアクローザに本発明に係るドアクローザ拘束具1が装着されていることに、窃盗犯は気づかないので、ドアクローザが拘束された状態が維持され続けており、ドアクローザに連動しているドア20を開くことはできない。
【0027】
また、仮に、窃盗犯が、ドアクローザに、本発明に係るドアクローザ拘束具1が装着していることに気付いた場合において、勝手口20のガラス部分20-1を割って、そこから棒や腕を室内に挿入させても、ガラス20-1が割られた部分はドアクローザよりも下なので、本発明に係るドアクローザ拘束具1に触れることはできないし、また、室外からは、上述の撤去する手順となる、「手前に本発明に係るドアクローザ1を引っぱりながら、斜め上方に嵌合部3を持ち上げる」という動作を行うことはできないので、ドアクローザから、本発明に係るドアクローザ1を外すことはできない。よって、ドアクローザに、本発明に係るドアクローザ拘束具1を勝手口の扉20に装着すれば、留守中に、窃盗犯にその扉20から侵入されることはない。したがって、安心して外出することができる。
【0028】
本発明に係るドアクローザ拘束具1は、勝手口の扉20のドアクローザに装着すれば、外出中に、窃盗犯から狙われやすい勝手口からの侵入を確実に防止することができる。また、本発明に係るドアクローザ拘束具1は、製造が容易で安価であり、また、装着や撤去が簡単で、大変便利である。また、少し離れた場所からでも、勝手口等のドアクローザに対する本発明に係るドアクローザ拘束具1の装着が、簡単で、かつ確実に確認できる。
【産業上の利用可能性】
【0029】
防犯の分野に広く利用することができる。
【符号の説明】
【0030】
1:ドアクローザ拘束具
2:鉤部
3:嵌合部 3-1:嵌合穴
4:連結部
5:目印
10:ドアクローザ本体
11:本体・アーム連結ネジ
12:アーム部
13:アーム・リンク連結部
14:リンク部
15:リンク・取付座連結部
16:取付座
20:勝手口の扉 20―1:窓ガラス
21:勝手口扉枠
【手続補正書】
【提出日】2021-04-01
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドアクローザ本体と、アーム部と、リンク部と、取付座と、本体・アーム連結ネジと、アーム・リンク連結部と、リンク・取付座連結部と、を少なくとも備えたドアクローザに使用するドアクローザ拘束具であって、該本体・アーム連結ネジの頭に嵌めて固定するための嵌合穴を有する嵌合部と、該リンク部に引掛ける鉤部と、該嵌合部と該鉤部とを一体的に連結する連結部と、を備えていることを特徴とするドアクローザ拘束具。
【請求項2】
前記嵌合部と、前記鉤部と、前記連結部と、が金属製であることを特徴とする請求項1に記載のドアクローザ拘束具。
【請求項3】
前記連結部に、目印を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のドアクローザ拘束具。
【請求項4】
前記鉤部に、目印を備えたことを特徴とする請求項1又は2又は3に記載のドアクローザ拘束具。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
上記の目的を達成するために、本願発明の請求項1に係るドアクローザ拘束具は、ドアクローザ本体と、アーム部と、リンク部と、取付座と、本体・アーム連結ネジと、アーム・リンク連結部と、リンク・取付座連結部と、を少なくとも備えたドアクローザに使用するドアクローザ拘束具であって、該本体・アーム連結ネジの頭に嵌めて固定するための嵌合穴を有する嵌合部と、該リンク部に引掛ける鉤部と、該嵌合部と該鉤部とを一体的に連結する連結部と、を備えていることを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0010】
逆に、本願のドアクローザ拘束具をドアクローザから外す手順は、鉤部をリンク部に押し付けながら、嵌合部を斜め上方に持ち上げて、本体・アーム連結ネジ頭から嵌合穴を外し、その後、その状態のまま、ドアクローザ拘束具をリンク部側に引張り出してドアクローザから撤去する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
本願発明の請求項2に係るドアクローザ拘束具は、請求項1に記載のドアクローザ拘束具において、前記嵌合部と、前記鉤部と、前記連結部と、が金属製であることを特徴とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
本発明に係る請求項1から4に記載のドアクローザ拘束具によれば、勝手口や玄関の扉に設けられたドアクローザに簡単に装着することができ、扉を開かない状態を維持し続けることができる。また、ドアクローザ拘束具を上方からしか外すことができないので、外出中に勝手口の扉のガラス部分を破壊されたとしても、窃盗犯は、窃盗犯の上方に装着されたドアクローザ拘束具を、下方から外すことができず、室内に侵入することができない。また、ドアクローザ拘束具は、小型なので取り扱いが簡単である。また、ドアクローザ拘束具は、安価であって、また、製造も容易である。