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特開2022-124632影響度分析装置、影響度可視化システム装置、影響度分析方法、影響度可視化方法、プログラム及び記録媒体
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  • 特開-影響度分析装置、影響度可視化システム装置、影響度分析方法、影響度可視化方法、プログラム及び記録媒体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022124632
(43)【公開日】2022-08-26
(54)【発明の名称】影響度分析装置、影響度可視化システム装置、影響度分析方法、影響度可視化方法、プログラム及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/10 20120101AFI20220819BHJP
【FI】
G06Q10/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021022378
(22)【出願日】2021-02-16
(71)【出願人】
【識別番号】000232092
【氏名又は名称】NECソリューションイノベータ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(72)【発明者】
【氏名】高原 聖也
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA11
(57)【要約】
【課題】 対話中において相手のストレスを分析可能な影響度分析装置を提供する。
【解決手段】 本発明の影響度分析装置10において、取得部11は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、感情解析部12は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、ストレスレベル解析部13は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、影響度分析部14は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、通知部15は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
取得部、感情解析部、ストレスレベル解析部、影響度分析部、及び通知部を含み、
前記取得部は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析部は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析部は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析部は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知部は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、影響度分析装置。
【請求項2】
前記取得部は、感情用影響度情報を取得し、
前記感情用影響度情報は、任意の値の前記感情レベルと、任意の値の前記ストレスレベルとを関連付けて、前記他者影響度を定義した情報であり、
前記影響度分析部は、前記感情用影響度情報に基づいて、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとから、前記他者影響度を分析する、請求項1記載の影響度分析装置。
【請求項3】
前記影響度分析部は、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以上であり、且つ前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以上である場合に、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以下である場合、及び前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以下である場合の少なくとも一方よりも、前記他者影響度を高く分析する、請求項1又は2記載の影響度分析装置。
【請求項4】
さらに、生活時間解析部を含み、
前記他者影響度が予め設定した程度以下である場合に、
前記取得部は、さらに、前記他方のユーザにおける生活時間情報を取得し、
前記生活時間情報は、一定期間内の特定の行動に対する時間に関する情報と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間に関する情報とを含み、
前記生活時間解析部は、前記生活時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する基準時間を算出し、且つ前記基準時間と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間との差分を算出し、
前記影響度分析部は、前記差分に基づき、前記他方のユーザの生活時間による前記他方のユーザのストレスへの自己影響度を分析し、
前記通知部は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知し、且つ前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記他方のユーザの生活時間が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、請求項1から3のいずれか一項に記載の影響度分析装置。
【請求項5】
前記取得部は、前記生体情報を前記各ユーザのウェアラブルデバイスから取得する、請求項1から4のいずれか一項に記載の影響度分析装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか一項に記載の影響度分析装置と、生体情報測定装置と、対話支援装置とを含み、
前記生体情報測定装置は、ユーザの生体情報を測定可能な装置であり、
前記対話支援装置は、非対面対話を実行可能な装置であり、
前記影響度分析装置の前記取得部は、前記生体情報測定装置から前記生体情報を取得し、
前記影響度分析装置の前記通知部は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザの前記対話支援装置に通知する、影響度可視化システム装置。
【請求項7】
取得工程、感情解析工程、ストレスレベル解析工程、影響度分析工程、及び通知工程を含み、
前記取得工程は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析工程は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析工程は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析工程は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知工程は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、影響度分析方法。
【請求項8】
請求項7記載の影響度分析方法と、生体情報測定方法と、対話支援方法とを含み、
前記生体情報測定方法は、ユーザの生体情報を測定可能な方法であり、
前記対話支援方法は、非対面対話を実行可能な方法であり、
前記影響度分析方法の前記取得工程は、前記生体情報測定方法により測定した前記生体情報を取得し、
前記影響度分析方法の前記通知工程は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記対話支援方法を介して前記一方のユーザの通知する、影響度可視化方法。
【請求項9】
コンピュータに、取得手順、感情解析手順、ストレスレベル解析手順、影響度分析手順、及び通知手順を含む手順を実行させるためのプログラム:
前記取得手順は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析手順は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析手順は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析手順は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知手順は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する。
【請求項10】
請求項9記載の影響度を解析するプログラムと、生体情報を測定するプログラムと、対話を支援するプログラムとを含み、
前記生体情報を測定するプログラムは、コンピュータに、ユーザの生体情報を測定させるためのプログラムであり、
前記対話を支援するプログラムは、コンピュータに、非対面対話を実行させるためのプログラムであり、
前記影響度を分析するプログラムの前記取得手順は、前記生体情報測定プログラムにより測定した前記生体情報を取得し、
前記影響度分析プログラムの前記通知手順は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記対話支援プログラムを介して前記一方のユーザの通知する、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、影響度分析装置、影響度可視化システム装置、影響度分析方法、影響度可視化方法、プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
参加者がその場に集まることなく、通信回線網で繋がれた形式で行われる非対面会議が注目されている。例えば、特許文献1には、オンラインでのテレビ会議の運営を支援する技術が報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-061594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非対面会議は、自身の発言に対する相手の反応が分かりにくく、相手がストレスを感じているか分かりにくいという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、対話中において相手のストレスを分析可能な影響度分析装置、影響度可視化システム装置、影響度分析方法、影響度可視化方法、プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を達成するために、本発明の影響度分析装置は、
取得部、感情解析部、ストレスレベル解析部、影響度分析部、及び通知部を含み、
前記取得部は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析部は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析部は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析部は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知部は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、装置である。
【0007】
本発明の影響度分析方法は、
取得工程、感情解析工程、ストレスレベル解析工程、影響度分析工程、及び通知工程を含み、
前記取得工程は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析工程は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析工程は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析工程は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知工程は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、方法である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、対話中において相手のストレスを分析することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態1の影響度分析装置の一例の構成を示すブロック図である。
図2図2は、実施形態1の影響度分析装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
図3A図3Aは、実施形態1の影響度分析装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図3B図3Bは、実施形態1の影響度分析装置における処理の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、感情用影響度情報の一例を示す模式図である。
図5図5は、生活時間用影響度情報の一例を示す模式図である。
図6A図6Aは、他者影響度と、自己影響度と、通知部により通知されるメッセージとの対応関係の一例を示す模式図である。
図6B図6Bは、他者影響度と、自己影響度と、通知部により通知されるメッセージとの対応関係の一例を示す模式図である。
図7図7(A)は、実施形態2の影響度可視化システム装置の一例の構成を示すブロック図であり、図7(B)は、図7(A)に示す影響度可視化システム装置の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の影響度分析装置において、例えば、
前記取得部は、感情用影響度情報を取得し、
前記感情用影響度情報は、任意の値の前記感情レベルと、任意の値の前記ストレスレベルとを関連付けて、前記他者影響度を定義した情報であり、
前記影響度分析部は、前記感情用影響度情報に基づいて、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとから、前記他者影響度を分析する、という態様であってもよい。
【0011】
本発明の影響度分析装置において、例えば、
前記影響度分析部は、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以上であり、且つ前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以上である場合に、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以下である場合、及び前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以下である場合の少なくとも一方よりも、前記他者影響度を高く分析する、という態様であってもよい。
【0012】
本発明の影響度分析装置は、例えば、
さらに、生活時間解析部を含み、
前記他者影響度が予め設定した程度以下である場合に、
前記取得部は、さらに、前記他方のユーザにおける生活時間情報を取得し、
前記生活時間情報は、一定期間内の特定の行動に対する時間に関する情報と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間に関する情報とを含み、
前記生活時間解析部は、前記生活時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する基準時間を算出し、且つ前記基準時間と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間との差分を算出し、
前記影響度分析部は、前記差分に基づき、前記他方のユーザの生活時間による前記他方のユーザのストレスへの自己影響度を分析し、
前記通知部は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知し、且つ前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記他方のユーザの生活時間が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、という態様であってもよい。
【0013】
本発明の影響度分析装置において、例えば、
記取得部は、前記生体情報を前記各ユーザのウェアラブルデバイスから取得する、という態様であってもよい。
【0014】
本発明の影響度分析装置において、例えば、
前記生体情報は、音声情報である、という態様であってもよい。
【0015】
本発明の影響度可視化システム装置は、
本発明の影響度分析装置と、生体情報測定装置と、対話支援装置とを含み、
前記生体情報測定装置は、ユーザの生体情報を測定可能な装置であり、
前記対話支援装置は、非対面対話を実行可能な装置であり、
前記影響度分析装置の前記取得部は、前記生体情報測定装置から前記生体情報を取得し、
前記影響度分析装置の前記通知部は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザの前記対話支援装置に通知する、装置である。
【0016】
本発明の影響度分析方法において、例えば、
前記取得工程は、感情用影響度情報を取得し、
前記感情用影響度情報は、任意の値の前記感情レベルと、任意の値の前記ストレスレベルとを関連付けて、前記他者影響度を定義した情報であり、
前記影響度分析工程は、前記感情用影響度情報に基づいて、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとから、前記他者影響度を分析する、という態様であってもよい。
【0017】
本発明の影響度分析方法において、例えば、
前記影響度分析工程は、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以上であり、且つ前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以上である場合に、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以下である場合、及び前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以下である場合の少なくとも一方よりも、前記他者影響度を高く分析する、という態様であってもよい。
【0018】
本発明の影響度分析方法は、例えば、
さらに、生活時間解析工程を含み、
前記他者影響度が予め設定した程度以下である場合に、
前記取得工程は、さらに、前記他方のユーザにおける生活時間情報を取得し、
前記生活時間情報は、一定期間内の特定の行動に対する時間に関する情報と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間に関する情報とを含み、
前記生活時間解析工程は、前記生活時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する基準時間を算出し、且つ前記基準時間と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間との差分を算出し、
前記影響度分析工程は、前記差分に基づき、前記他方のユーザの生活時間による前記他方のユーザのストレスへの自己影響度を分析し、
前記通知工程は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知し、且つ前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記他方のユーザの生活時間が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、という態様であってもよい。
【0019】
本発明の影響度分析方法において、例えば、
前記取得工程は、前記生体情報を前記各ユーザのウェアラブルデバイスから取得する、という態様であってもよい。
【0020】
本発明の影響度分析方法において、例えば、
前記生体情報は、音声情報である、という態様であってもよい。
【0021】
本発明の影響度可視化方法は、
本発明の影響度分析方法と、生体情報測定方法と、対話支援方法とを含み、
前記生体情報測定方法は、ユーザの生体情報を測定可能な方法であり、
前記対話支援方法は、非対面対話を実行可能な方法であり、
前記影響度分析方法の前記取得工程は、前記生体情報測定方法により測定した前記生体情報を取得し、
前記影響度分析方法の前記通知工程は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記対話支援方法を介して前記一方のユーザの通知する、方法である。
【0022】
本発明のプログラムは、本発明の方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0023】
本発明の記録媒体は、本発明のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0024】
本発明において、「非対面対話」とは、参加者が一堂に会することなく、通信回線網で繋がれた形式で行われる対話のことをいい、例えば、テレビ会議、ウェブ会議、オンライン会議、電話会議等の会議;テレビ電話等の通話;等を含めて、最も広義に解釈されるべきであり、如何なる意味においても限定されない。また、本発明において、「非対面対話」は、1対1の対話に制限されず、例えば、3人以上での対話であってもよい。
【0025】
次に、本発明の実施形態について図を用いて説明する。本発明は、以下の実施形態には限定されない。以下の各図において、同一部分には、同一符号を付している。また、各実施形態の説明は、特に言及がない限り、互いの説明を援用でき、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。
【0026】
[実施形態1]
図1は、本実施形態の影響度分析装置10の一例の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本装置10は、取得部11、感情解析部12、ストレスレベル解析部13、影響度分析部14、及び通知部15を含む。また、本装置10は、任意の構成として、さらに、生活時間解析部16を含んでもよい。
【0027】
本装置10は、例えば、前記各部を含む1つの装置でもよいし、前記各部が、通信回線網を介して接続可能な装置でもよい。また、本装置10は、前記通信回線網を介して、後述する外部装置と接続可能である。前記通信回線網は、特に制限されず、公知のネットワークを使用でき、例えば、有線でも無線でもよい。前記通信回線網は、例えば、インターネット回線、WWW(World Wide Web)、電話回線、LAN(Local Area Network)、SAN(Storage Area Network)、DTN(Delay Tolerant Networking)、LPWA(Low Power Wide Area)、L5G(ローカル5G)、等があげられる。無線通信としては、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ローカル5G、LPWA等が挙げられる。前記無線通信としては、各装置が直接通信する形態(Ad Hoc通信)、インフラストラクチャ(infrastructure通信)、アクセスポイントを介した間接通信等であってもよい。本装置10は、例えば、システムとしてサーバに組み込まれていてもよい。また、本装置10は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス(スマートウオッチ等)等であってもよい。さらに、本装置10は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0028】
図2に、本装置10のハードウエア構成のブロック図を例示する。本装置10は、例えば、中央処理装置(CPU、GPU等)101、メモリ102、バス103、記憶装置104、入力装置105、表示装置106、通信デバイス107等を含む。本装置10の各部は、それぞれのインタフェース(I/F)により、バス103を介して相互に接続されている。
【0029】
中央処理装置101は、本装置10の全体の制御を担う。本装置10において、中央処理装置101により、例えば、本発明のプログラムやその他のプログラムが実行され、また、各種情報の読み込みや書き込みが行われる。具体的には、例えば、中央処理装置101が、取得部11、感情解析部12、ストレスレベル解析部13、影響度分析部14、及び通知部15として機能する。また、中央処理装置101は、例えば、生活時間解析部16としても機能する。
【0030】
バス103は、例えば、外部装置とも接続できる。前記外部装置は、例えば、外部記憶装置(外部データベース等)、プリンター、外部入力装置、外部表示装置、外部撮像装置等があげられる。本装置10は、例えば、バス103に接続された通信デバイス107により、外部ネットワーク(前記通信回線網)に接続でき、外部ネットワークを介して、他の装置と接続することもできる。
【0031】
メモリ102は、例えば、メインメモリ(主記憶装置)が挙げられる。中央処理装置101が処理を行う際には、例えば、後述する記憶装置104に記憶されている本発明のプログラム等の種々の動作プログラムを、メモリ102が読み込み、中央処理装置101は、メモリ102からデータを受け取って、プログラムを実行する。前記メインメモリは、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)である。また、メモリ102は、例えば、ROM(読み出し専用メモリ)であってもよい。
【0032】
記憶装置104は、例えば、前記メインメモリ(主記憶装置)に対して、いわゆる補助記憶装置ともいう。前述のように、記憶装置104には、本発明のプログラムを含む動作プログラムが格納されている。記憶装置104は、例えば、記録媒体と、記録媒体に読み書きするドライブとの組合せであってもよい。前記記録媒体は、特に制限されず、例えば、内蔵型でも外付け型でもよく、HD(ハードディスク)、CD-ROM、CD-R、CD-RW、MO、DVD、フラッシュメモリー、メモリーカード等が挙げられる。記憶装置104は、例えば、記録媒体とドライブとが一体化されたハードディスクドライブ(HDD)、及びソリッドステートドライブ(SSD)であってもよい。
【0033】
本装置10において、メモリ102及び記憶装置104は、ログ情報、外部データベース(図示せず)や外部の装置から取得した情報、本装置10によって生成した情報、本装置10が処理を実行する際に用いる情報等の種々の情報を記憶することも可能である。なお、少なくとも一部の情報は、例えば、メモリ102及び記憶装置104以外の外部サーバに記憶されていてもよいし、複数の端末にブロックチェーン技術等を用いて分散して記憶されていてもよい。
【0034】
本装置10は、例えば、さらに、入力装置105、及び表示装置106を含んでもよい。入力装置105は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等である。表示装置106は、例えば、LEDディスプレイ、液晶ディスプレイ等が挙げられる。
【0035】
つぎに、本実施形態の影響度分析方法の一例を、図3A及びBのフローチャートに基づき説明する。本実施形態の影響度分析方法は、例えば、図1の影響度分析装置10を用いて、次のように実施する。なお、本実施形態の影響度分析方法は、図1の影響度分析装置10の使用には限定されない。また、図3A及びBにおいてかっこで示した工程は、任意の工程である。
【0036】
まず、取得部11により、対話中の各ユーザの生体情報を取得する(S11a、取得工程)。前記生体情報は、特に制限されず、例えば、音声、脈拍、体温、視線、血行等の情報が挙げられる。前記生体情報は、後述するように、一方のユーザに対する感情レベルの解析、及び、他方のユーザに対するストレスレベルの解析に用いられるが、これらの解析に用いられる生体情報は異なっていてもよいし、同じであってもよい。前記生体情報は、例えば、前記通信回線網を介して、生体情報測定装置から取得される。前記生体情報測定装置は、生体情報を測定する装置であり、例えば、ウェアラブルデバイス、マイク、カメラ等がある。ここで、対話とは、対話支援装置を介して、非対面で行われている対話(非対面対話)を意味する。前記対話支援装置は、非対面対話を可能とする装置であり、特に制限されない。
【0037】
次に、感情解析部12により、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析する(S12、感情解析工程)。前記感情レベルとは、任意の感情の程度を数値化して示す指標である。前記感情は、特に制限されず、例えば、「嬉しい」、「怒り」、「悲しい」、「楽しい」、「リラックス」、「元気」等が挙げられる。感情解析部12は、例えば、任意の感情のみに着目して前記感情レベルを解析してもよいし、感情毎に前記感情レベルを解析してもよい。感情解析部12は、例えば、公知のアルゴリズムを用いて、前記感情レベルを解析してもよい。音声情報から前記感情レベルを解析する公知のアルゴリズムとしては、例えば、Empath、株式会社スワローインキュベートの音声感情認識AI(URL:https://feeling.pas-ta.io/)等がある。なお、感情解析部12により感情レベルを解析されるユーザの数は、特に制限されず、1人でもよいし、2人以上であってもよい。
【0038】
一方で、ストレスレベル解析部13により、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析する(S13、ストレスレベル解析工程)。前記ストレスレベルとは、ストレスの程度を数値化して示す指標である。ストレスレベル解析部13は、例えば、公知のアルゴリズムを用いて、前記ストレスレベルを解析してもよい。前記公知のアルゴリズムとしては、例えば、心拍変動(Heart Rate Variability)を利用してストレス値を算出するアルゴリズム等がある。なお、ストレスレベル解析部13によりストレスレベルを解析されるユーザの数は、特に制限されず、1人でもよいし、2人以上であってもよい。
【0039】
前記工程(S12)及び前記工程(S13)は、例えば、図3Aに示すように、並行して処理してもよいし、順番に処理してもよい。前記順番は、特に制限されない。以下、前記一方のユーザをユーザA、前記他方のユーザをユーザBともいう。
【0040】
次に、影響度分析部14により、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析する(S14a、影響度分析工程)。前記他者影響度を分析する手法としては、例えば、後述するように、感情用影響度情報を用いる手法がある。また、前記他者影響度を分析する手法としては、例えば、任意に設定した式に、前記感情レベルと前記ストレスレベルとを代入して、前記他者影響度を算出する手法がある。前記他者影響度は、例えば、数値であってもよいし、予め定義した文言であってもよい。前記文言としては、例えば、「影響あり」、「影響ありそう」、「影響なさそう」、「影響なし」等が挙げられる。前記各文言は、例えば、前記感情用影響度情報として後述するように、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに関連付けて定義されている。
【0041】
影響度分析部14は、例えば、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以上であり(以下、条件1ともいう)、且つ前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以上である(以下、条件2ともいう)場合に、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以下である場合、及び前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以下である場合の少なくとも一方よりも、前記他者影響度を高く分析してもよい。なお、前記他者影響度が高いことは、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの影響が大きいことを意味する。影響度分析部14が前記感情用影響度情報を用いる場合は、例えば、上記条件1及び条件2を満たす感情用影響度情報を用いてもよい。また、影響度分析部14が前記式を用いる場合、例えば、上記条件1及び上記条件2を満たすように、重み付け等を行ってもよい。
【0042】
次に、通知部15により、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知し(S15、通知工程)、終了する(END)。前記通知の手法は、特に制限されず、例えば、前記通信回線網を介して前記一方のユーザの端末(ユーザ端末ともいう)に前記可能性があることを通知(送信)してもよいし、表示装置106上に前記可能性があることを表示することで通知してもよい。なお、前記影響とは、例えば、ストレスの緩和を意味する影響であってもよいし、ストレスの強化を意味する影響であってもよい。前記他者影響度が数値である場合、通知部15は、例えば、前記数値を通知してもよい。また、前記他者影響度が予め定義した文言である場合、通知部15は、例えば、前記文言を通知してもよい。
【0043】
一方で、例えば、前記他者影響度が予め設定した程度以下である場合、通知部15は、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性がないことを前記一方のユーザに通知してもよいし、通知しなくともよい。
【0044】
取得部11は、例えば、感情用影響度情報を取得してもよい(S11b、取得工程)。前記感情用影響度情報は、任意の値の前記感情レベルと、任意の値の前記ストレスレベルとを関連付けて、前記他者影響度を定義した情報である。前記感情用影響度情報の一例を図4に示す。なお、図4に示す感情用影響度情報は、例示であって、これに限定されない。図4に示す例では、ユーザAの感情として「怒り」、前記感情を解析するための前記生体情報として「音声」、前記影響度として文言を用い、感情レベルを項目「怒りレベル」にて示し、ユーザBのストレスレベルを項目「ストレスレベル」にて示し、他者影響度を項目「他者影響度(ユーザAの音声によるユーザBのストレスへの影響)」にて示している。また、図4において、怒りレベル(感情レベル)及びストレスレベルは、予め規定したレベルにて3段階で定義されている。怒りレベル(感情レベル)及びストレスレベルは、例えば、2段階、4段階以上にて定義されていてもよい。前記予め規定したレベルは、特に制限されず、任意に規定できる。また、図4では、前記感情用影響度情報をテーブル形式にて示しているが、これに限定されない。取得部11は、例えば、前記通信回線網を介して外部サーバや外部データベース等から前記感情用影響度情報を取得してもよいし、メモリ102及び記憶装置104に記憶している前記感情用影響度情報を読み出すことで取得してもよい。前記工程(S11b)は、図3Aに示すように、前記工程(S11a)と並行して実行してもよいし、順番に実行してもよい。前記順番は、特に制限されない。
【0045】
前記感情用影響度情報を取得した場合、前記工程(S14a)において、影響度分析部14は、前記感情用影響度情報に基づいて、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとから、前記他者影響度を分析する。具体的に、例えば、ユーザAの怒りレベルが40であり、ユーザBのストレスレベルが80である場合、図4に示す感情用影響度情報から、影響度分析部14は、前記他者影響度を「音声による影響あり」と分析する。
【0046】
本装置10は、前記他者影響度に加えて、さらに、自己影響度を解析してもよい。この場合、前述のように、本装置10は、例えば、さらに、生活時間解析部16を含んでもよい。前記工程(S14a)における分析の結果、前記影響度が予め設定した程度以下である場合、取得部11は、前記工程(S14a)の後に、さらに、前記他方のユーザにおける生活時間情報を取得する(S11c)。前記生活時間情報は、生活時間に関する情報である。前記生活時間は、特に制限されず、例えば、生活必需時間(睡眠、食事等)、社会的拘束時間(労働、家事、学業等)、余暇時間(自由選択時間)等がある。前記生活時間情報は、一定期間内の特定の行動に対する時間に関する情報(以下、基準時間情報ともいう)と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間に関する情報(以下、当日時間情報ともいう)とを含む。前記行動は、特に制限されず、例えば、睡眠、食事、労働、家事、学業、趣味等が挙げられる。前記一定期間は、任意に設定でき、例えば、1週間、1か月、3か月、半年、等の期間が挙げられるが、前記一定期間に対話開始前の24時間は含まれない。
【0047】
前記工程(S11c)を実行した後、生活時間解析部16は、前記生活時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する基準時間を算出し、且つ前記基準時間と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間(以下、当日時間ともいう)との差分を算出する(S16、生活時間解析工程)。前記基準時間の算出の手法は、特に制限されず、例えば、前記基準時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する時間の平均値(平均時間)を算出し、前記平均値を基準時間としてもよい。また、前記基準時間として、例えば、前記平均値に代えて、一定期間内の特定の行動に対する時間の最頻値、及び中央値等を用いてもよい。
【0048】
そして、前記工程(S16)の後に、影響度解析部14により、前記差分に基づき、前記他方のユーザの生活時間による前記他方のユーザのストレスへの自己影響度を分析する(S14b、影響度解析工程)。影響度解析部14は、例えば、前記差分が大きいほど、前記自己影響度が大きくなるように解析してもよい。具体的に、影響度解析部14は、例えば、生活時間用影響度情報を用いたり、任意に設定した式を用いたりして、前記自己影響度を分析する。前記生活時間用影響度情報の一例を図5に示す。前記生活時間用影響度情報は、任意の差分の大きさ毎に前記自己影響度を定義した情報である。図5では、前記生活時間として、睡眠時間を用いているが、前述のように、これに限定されない。また、図5では、前記生活時間用影響度情報をテーブル形式にて示しているが、これに限定されない。前記生活時間用影響度情報は、例えば、取得部11により、前記通信回線網を介して外部サーバや外部データベース等から取得されてもよいし、メモリ102及び記憶装置104から読み出されることで取得されてもよい。前記自己影響度については、前述の前記他者影響度の記載を「自己影響度」と読み替えることで援用できる。また、前記式は、前記差分に応じて、重み付け等を行う式であってもよい。そして、前記工程(S14a)及び前記工程(S14b)の実行後に、前記工程(S15)において、通知部15は、前述と同様に、前記一方のユーザに通知することに加えて、前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記他方のユーザの生活時間が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する。
【0049】
図6A及びBに、前記他者影響度と、前記自己影響度と、通知部15により通知されるメッセージとの対応関係の一例を示す。図6Bに示すメッセージは、一例であって、これに限定されない。前記他者影響度及び前記自己影響度は、例えば、通知部15により通知されるメッセージと紐づけられていてもよい。なお、項目「自己影響度(ユーザBの睡眠時間によるユーザBのストレスへの影響)」において、「(考慮不要)」と記載されているケースは、前記工程(S14a)において、前記他者影響度が予め設定した程度以上であるとの分析結果が出るため、前記工程(S11c)~前記工程(S14b)を実行していない、つまり前記自己影響度を解析していないことを意味する。
【0050】
本実施形態の影響度分析方法のその他の一例を、図3Bのフローチャートに基づき説明する。図3Bに示すフローチャートは、図3Aに示すフローチャートから任意の工程を省略した以外、図3Aに示すフローチャートと同様である。
【0051】
取得部11は、例えば、図3Bに示すように、前記工程(S11a)の前に、対話前の各ユーザの生体情報を取得してもよい(S1、取得工程)。前記対話前とは、特に制限されないが、例えば、対話開始の30分前、10分前、5分前、等である。以下、対話前に取得した生体情報を対話前生体情報ともいう。次に、感情解析部12は、例えば、一方のユーザの前記対話前生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析してもよい(S2、感情解析工程)。一方で、ストレスレベル解析部13は、例えば、他方のユーザの前記対話前生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析してもよい(S3、ストレスレベル解析工程)。取得部11による前記対話前生体情報の取得、感情解析部12による感情レベルの解析、ストレスレベル解析部13のストレスレベルの解析については、前記生体情報を前記対話前生体情報と読み替える点を除き、前述の記載を援用できる。
【0052】
前記工程(S2)及び前記工程(S3)を実行した後、前述と同様に、前記工程(S11a)~前記工程(S13)等を実行する。そして、前記工程(S14a)において、影響度分析部14により、前記対話前生体情報から解析した前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとを基準として、前記対話中の生体情報から解析した前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとの変化を分析し、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析してもよい。具体的には、例えば、前記変化が大きければ大きいほど、前記他者影響度が高く分析され、前記変化が小さいほど、前記他者影響度が小さく分析される。
【0053】
本実施形態によれば、例えば、前記感情レベルと前記ストレスレベルとから前記他者影響度を解析することで、対話中において自身の感情による相手のストレスへの影響を分析することができる。また、前記基準時間と前記当日時間との差分を算出して前記自己影響度を算出することで、より正確に、相手のストレスを分析することができる。
【0054】
[実施形態2]
図7(A)は、本実施形態の影響度可視化システム装置100の一例の構成を示すブロック図である。図7(A)に示すように、本装置100は、前記実施形態1記載の影響度分析装置10と、生体情報測定装置20と、対話支援装置30とを含む。影響度分析装置10は、生体情報測定装置20及び対話支援装置30と通信回線網を介して、接続可能である。前記通信回線網は、例えば、前述と同様である。
【0055】
生体情報測定装置20は、生体情報を測定可能な装置であればよく、その他の構成は、特に制限されない。前記生体情報は、例えば、前述と同様である。生体情報測定装置20は、例えば、前記生活時間情報を測定可能であってもよいし、前記生活時間情報の入力を受付可能であってもよい。生体情報測定装置20は、例えば、対話支援装置30内の装置であってもよい。また、生体情報測定装置20は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス(スマートウオッチ等)等であってもよい。さらに、生体情報測定装置20は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0056】
対話支援装置30は、非対面対話を実行可能な装置であればよく、その他の構成は、特に制限されない。対話支援装置30は、例えば、本発明のプログラムがインストールされたパーソナルコンピュータ(PC、例えば、デスクトップ型、ノート型)、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブルデバイス(スマートウオッチ等)等であってもよい。さらに、対話支援装置30は、例えば、前記各部のうち少なくとも一つがサーバ上にあり、その他の前記各部が端末上にあるような、クラウドコンピューティングやエッジコンピューティング等の形態であってもよい。
【0057】
図7(B)は、図7(A)に示す影響度可視化システム装置100の模式図である。図7(B)において、影響度分析装置10は、サーバとして示す。A地点にいるユーザAと、B地点にいるユーザBとのそれぞれの生体情報測定装置20及び対面支援装置30は、前記通信回線網(インターネット回線)を介して、影響度分析装置10と接続している。ユーザA及びBは、対面支援装置30により、前記通信回線網(インターネット回線)を介して、非対面対話で対話している。各生体情報測定装置20は、ユーザA及びBのそれぞれから生体情報を測定する。そして、影響度分析装置10の取得部11は、各生体情報測定装置20からユーザA及びBの生体情報を取得する。その後、影響度分析装置10は、前記実施形態1記載の処理を実行し、記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、通知部15により、ユーザAの感情がユーザBのストレスに影響を及ぼしている可能性があることをユーザAの対話支援装置30に通知する。また、通知部15は、前述のように、前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、ユーザAの生活時間がユーザAのストレスに影響を及ぼしている可能性があることをユーザBの対話支援装置30に通知してもよい。前記通知されるメッセージの一例を図7(B)の下部に示す。これらのメッセージは、例えば、対話支援装置30のディスプレイ上にポップアップ表示される。
【0058】
このように、本実施形態によれば、自身の感情による相手のストレスへの影響を可視化することができる。また、本実施形態によれば、相手の生活時間による相手のストレスへの影響を可視化することもできる。
【0059】
[実施形態3]
本実施形態のプログラムは、本発明の方法の各工程を、手順として、コンピュータに実行させるためのプログラムである。本発明において、「手順」は、「処理」と読み替えてもよい。また、本実施形態のプログラムは、例えば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されていてもよい。前記記録媒体としては、特に限定されず、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク(HD)、光ディスク等が挙げられる。
【0060】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をできる。
【0061】
<付記>
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のように記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
取得部、感情解析部、ストレスレベル解析部、影響度分析部、及び通知部を含み、
前記取得部は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析部は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析部は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析部は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知部は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、影響度分析装置。
(付記2)
前記取得部は、感情用影響度情報を取得し、
前記感情用影響度情報は、任意の値の前記感情レベルと、任意の値の前記ストレスレベルとを関連付けて、前記他者影響度を定義した情報であり、
前記影響度分析部は、前記感情用影響度情報に基づいて、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとから、前記他者影響度を分析する、付記1記載の影響度分析装置。
(付記3)
前記影響度分析部は、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以上であり、且つ前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以上である場合に、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以下である場合、及び前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以下である場合の少なくとも一方よりも、前記他者影響度を高く分析する、付記1又は2記載の影響度分析装置。
(付記4)
さらに、生活時間解析部を含み、
前記他者影響度が予め設定した程度以下である場合に、
前記取得部は、さらに、前記他方のユーザにおける生活時間情報を取得し、
前記生活時間情報は、一定期間内の特定の行動に対する時間に関する情報と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間に関する情報とを含み、
前記生活時間解析部は、前記生活時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する基準時間を算出し、且つ前記基準時間と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間との差分を算出し、
前記影響度分析部は、前記差分に基づき、前記他方のユーザの生活時間による前記他方のユーザのストレスへの自己影響度を分析し、
前記通知部は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知し、且つ前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記他方のユーザの生活時間が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、付記1から3のいずれかに記載の影響度分析装置。
(付記5)
前記取得部は、前記生体情報を前記各ユーザのウェアラブルデバイスから取得する、付記1から4のいずれかに記載の影響度分析装置。
(付記6)
前記生体情報は、音声情報である、付記1から5のいずれかに記載の影響度分析装置。
(付記7)
付記1から6のいずれかに記載の影響度分析装置と、生体情報測定装置と、対話支援装置とを含み、
前記生体情報測定装置は、ユーザの生体情報を測定可能な装置であり、
前記対話支援装置は、非対面対話を実行可能な装置であり、
前記影響度分析装置の前記取得部は、前記生体情報測定装置から前記生体情報を取得し、
前記影響度分析装置の前記通知部は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザの前記対話支援装置に通知する、影響度可視化システム装置。
(付記8)
取得工程、感情解析工程、ストレスレベル解析工程、影響度分析工程、及び通知工程を含み、
前記取得工程は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析工程は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析工程は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析工程は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知工程は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、影響度分析方法。
(付記9)
前記取得工程は、感情用影響度情報を取得し、
前記感情用影響度情報は、任意の値の前記感情レベルと、任意の値の前記ストレスレベルとを関連付けて、前記他者影響度を定義した情報であり、
前記影響度分析工程は、前記感情用影響度情報に基づいて、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとから、前記他者影響度を分析する、付記8記載の影響度分析方法。
(付記10)
前記影響度分析工程は、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以上であり、且つ前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以上である場合に、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以下である場合、及び前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以下である場合の少なくとも一方よりも、前記他者影響度を高く分析する、付記8又は9記載の影響度分析方法。
(付記11)
さらに、生活時間解析工程を含み、
前記他者影響度が予め設定した程度以下である場合に、
前記取得工程は、さらに、前記他方のユーザにおける生活時間情報を取得し、
前記生活時間情報は、一定期間内の特定の行動に対する時間に関する情報と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間に関する情報とを含み、
前記生活時間解析工程は、前記生活時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する基準時間を算出し、且つ前記基準時間と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間との差分を算出し、
前記影響度分析工程は、前記差分に基づき、前記他方のユーザの生活時間による前記他方のユーザのストレスへの自己影響度を分析し、
前記通知工程は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知し、且つ前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記他方のユーザの生活時間が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、付記8から10のいずれかに記載の影響度分析方法。
(付記12)
前記取得工程は、前記生体情報を前記各ユーザのウェアラブルデバイスから取得する、付記8から11のいずれかに記載の影響度分析方法。
(付記13)
前記生体情報は、音声情報である、付記8から12のいずれかに記載の影響度分析方法。
(付記14)
付記8から13のいずれかに記載の影響度分析方法と、生体情報測定方法と、対話支援方法とを含み、
前記生体情報測定方法は、ユーザの生体情報を測定可能な方法であり、
前記対話支援方法は、非対面対話を実行可能な方法であり、
前記影響度分析方法の前記取得工程は、前記生体情報測定方法により測定した前記生体情報を取得し、
前記影響度分析方法の前記通知工程は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記対話支援方法を介して前記一方のユーザの通知する、影響度可視化方法。
(付記15)
コンピュータに、取得手順、感情解析手順、ストレスレベル解析手順、影響度分析手順、及び通知手順を含む手順を実行させるためのプログラム:
前記取得手順は、対話中の各ユーザの生体情報を取得し、
前記感情解析手順は、一方のユーザの前記生体情報を用いて、前記一方のユーザの感情レベルを解析し、
前記ストレスレベル解析手順は、他方のユーザの前記生体情報を用いて、前記他方のユーザのストレスレベルを解析し、
前記影響度分析手順は、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとに基づき、前記一方のユーザの感情による前記他方のユーザのストレスへの他者影響度を分析し、
前記通知手順は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する。
(付記16)
前記取得手順は、感情用影響度情報を取得し、
前記感情用影響度情報は、任意の値の前記感情レベルと、任意の値の前記ストレスレベルとを関連付けて、前記他者影響度を定義した情報であり、
前記影響度分析手順は、前記感情用影響度情報に基づいて、前記一方のユーザの感情レベルと、前記他方のユーザのストレスレベルとから、前記他者影響度を分析する、付記15記載のプログラム。
(付記17)
前記影響度分析手順は、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以上であり、且つ前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以上である場合に、前記一方のユーザの感情レベルが予め設定した閾値以下である場合、及び前記他方のユーザのストレスレベルが予め設定した閾値以下である場合の少なくとも一方よりも、前記他者影響度を高く分析する、付記15又は16記載のプログラム。
(付記18)
さらに、生活時間解析手順を含み、
前記他者影響度が予め設定した程度以下である場合に、
前記取得手順は、さらに、前記他方のユーザにおける生活時間情報を取得し、
前記生活時間情報は、一定期間内の特定の行動に対する時間に関する情報と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間に関する情報とを含み、
前記生活時間解析手順は、前記生活時間情報に基づき、一定期間内の特定の行動に対する基準時間を算出し、且つ前記基準時間と、対話開始前の24時間以内における前記特定の行動に対する時間との差分を算出し、
前記影響度分析手順は、前記差分に基づき、前記他方のユーザの生活時間による前記他方のユーザのストレスへの自己影響度を分析し、
前記通知手順は、前記他者影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記一方のユーザの任意の感情に対する感情レベルが前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知し、且つ前記自己影響度が予め設定した程度以上である場合に、前記他方のユーザの生活時間が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記一方のユーザに通知する、付記15から17のいずれかに記載のプログラム。
(付記19)
前記取得手順は、前記生体情報を前記各ユーザのウェアラブルデバイスから取得する、付記15から18のいずれかに記載のプログラム。
(付記20)
前記生体情報は、音声情報である、付記15から19のいずれかに記載のプログラム。
(付記21)
付記15から20のいずれかに記載の影響度を解析するプログラムと、生体情報を測定するプログラムと、対話を支援するプログラムとを含み、
前記生体情報を測定するプログラムは、コンピュータに、ユーザの生体情報を測定させるためのプログラムであり、
前記対話を支援するプログラムは、コンピュータに、非対面対話を実行させるためのプログラムであり、
前記影響度を分析するプログラムの前記取得手順は、前記生体情報測定プログラムにより測定した前記生体情報を取得し、
前記影響度分析プログラムの前記通知手順は、前記一方のユーザの感情が前記他方のユーザのストレスに影響を及ぼしている可能性があることを前記対話支援プログラムを介して前記一方のユーザの通知する、プログラム。
(付記22)
付記15から21のいずれかに記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本発明によれば、対話中において相手のストレスを分析することができる。このため、本発明は、例えば、テレビ会議等の非対面で対話を行う場合において有用である。
【符号の説明】
【0063】
10 影響度分析装置
11 取得部
12 感情解析部
13 ストレスレベル解析部
14 影響度分析部
15 通知部
16 生活時間解析部
20 生体情報測定装置
30 対話支援装置
100 影響度可視化システム装置
101 中央処理装置
102 メモリ
103 バス
104 記憶装置
105 入力装置
106 表示装置
107 通信デバイス

図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6A
図6B
図7