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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022125976
(43)【公開日】2022-08-29
(54)【発明の名称】燃料供給システム
(51)【国際特許分類】
   B67D 7/22 20100101AFI20220822BHJP
   B67D 7/32 20100101ALI20220822BHJP
【FI】
B67D7/22 Z
B67D7/32 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022017234
(22)【出願日】2022-02-07
(31)【優先権主張番号】P 2021023246
(32)【優先日】2021-02-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
(71)【出願人】
【識別番号】000110099
【氏名又は名称】トキコシステムソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002457
【氏名又は名称】弁理士法人広和特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】赤見 裕介
(72)【発明者】
【氏名】野澤 健太郎
【テーマコード(参考)】
3E083
【Fターム(参考)】
3E083AA01
3E083AB15
3E083AB20
3E083AC21
3E083AC29
3E083AD01
(57)【要約】
【課題】 効率的に各種サービスを顧客に案内することが可能な燃料供給システムを提供する。
【解決手段】 給油機3iは、自動車に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される入力部22と、自動車への燃料供給を行う燃料供給部21とを備えている。携帯端末8jは、給油機3iの稼働状態を表示する表示パネル9を有している。携帯端末8jは、給油機3iに対して供給許可を指示するために係員によって携帯される。携帯端末8jの表示パネル9には、給油機3iの精算方法が表示される。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被燃料供給体に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される入力部と、前記被燃料供給体への燃料供給を行う燃料供給部と、からなる燃料供給機と、
前記燃料供給機の稼働状態を表示する表示部を有し、前記燃料供給機に対して供給許可を指示するために係員が携帯する供給許可器とからなる燃料供給システムにおいて、
前記供給許可器には、前記精算方法が表示されることを特徴とする燃料供給システム。
【請求項2】
被燃料供給体に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される入力部と、前記被燃料供給体への燃料供給を行う燃料供給部と、からなる燃料供給機と、
前記燃料供給機の稼働状態を表示する表示部を有し、前記燃料供給機に対して供給許可を指示するために係員が携帯する供給許可器とからなり、
燃料供給を要求する要求信号を出力した前記燃料供給機に対し前記供給許可器で供給許可を指示した場合に当該燃料供給機からの燃料供給が可能となる燃料供給システムにおいて、
前記供給許可器には、前記精算方法が表示されることを特徴とする燃料供給システム。
【請求項3】
前記燃料供給部は、前記入力部に前記精算方法が入力されたときに当該精算方法を前記供給許可器に送信し、前記供給許可器は当該精算方法が入力されたときに当該精算方法を前記表示部に表示することを特徴とする請求項1または2に記載の燃料供給システム。
【請求項4】
前記供給許可器は、前記燃料供給機から要求信号が出力されたときに、前記表示部に前記燃料供給機から燃料の供給許可要求があったことと前記精算方法とを表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の燃料供給システム。
【請求項5】
前記入力部に入力された前記精算方法は、前記供給許可器からの燃料の供給許可を指示する前までは変更可能であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の燃料供給システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、給油所に適用される燃料供給システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、係員が事務所から給油機の近傍に移動したときに、係員がリモートコントローラを操作することによって、給油機の給油許可を行うことができるセルフサービス式の燃料供給システムが開示されている。これにより、特許文献1に開示されたシステムでは、給油機の給油許可を行うときに、係員が事務所に戻る必要がなく、給油所の運営効率が向上する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-278598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在の給油所では、顧客の獲得を目的に独自のサービスを顧客に提供している。その一つのサービスとして、給油所で取り扱う特定のクレジットカードを使用する顧客や、給油所が提供するプリペイドカード、キャッシュレス決済用電子マネーツール等を使用する顧客に対して、値引き販売や景品などの提供を行っている。
【0005】
ここで、セルフサービス方式の給油所に当たっては、顧客が使用する清算方法を顧客自身が設定し、給油を行う。このため、給油所の係員が特定の決済方法によるサービスの宣伝をする際には、既に給油が始まっている場合が多く、効率的な宣伝が行えないという問題がある。
【0006】
また、給油前に顧客に対して特定の決済方法を宣伝する場合には、当該顧客が既に当該決済方法による精算を行うものであった場合は、給油所係員にとって非効率であるばかりか、顧客にとっても無駄な対応をしなければならないなどの煩わしさが生じている。
【0007】
本発明の一実施形態の目的は、効率的に各種サービスを顧客に案内することが可能な燃料供給システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上述した課題を解決するために、本発明の一実施形態は、被燃料供給体に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される入力部と、前記被燃料供給体への燃料供給を行う燃料供給部と、からなる燃料供給機と、前記燃料供給機の稼働状態を表示する表示部を有し、前記燃料供給機に対して供給許可を指示するために係員が携帯する供給許可器とからなる燃料供給システムにおいて、前記供給許可器には、前記精算方法が表示されることを特徴としている。
【0009】
また、本発明の一実施形態は、被燃料供給体に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される入力部と、前記被燃料供給体への燃料供給を行う燃料供給部と、からなる燃料供給機と、前記燃料供給機の稼働状態を表示する表示部を有し、前記燃料供給機に対して供給許可を指示するために係員が携帯する供給許可器とからなり、燃料供給を要求する要求信号を出力した前記燃料供給機に対し前記供給許可器で供給許可を指示した場合に当該燃料供給機からの燃料供給が可能となる燃料供給システムにおいて、前記供給許可器には、前記精算方法が表示されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一実施形態によれば、効率的に各種サービスを顧客に案内することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の第1,第2の実施形態による燃料供給システムを模式的に示す全体構成図である。
図2図1中の給油機を模式的に示す構成図である。
図3】第1の実施形態による給油機、セルフサービスコントローラおよび携帯端末の制御処理を示す流れ図である。
図4図3に続く流れ図である。
図5】携帯端末の表示画面に全ての給油機の状態を表示したときの一例を示す説明図である。
図6】第2の実施形態による給油機およびセルフサービスコントローラの制御処理を示す流れ図である。
図7】第2の実施形態によるセルフサービスコントローラおよび携帯端末の制御処理を示す流れ図である。
図8】携帯端末の表示画面に給油許可待ちの給油機の状態を表示したときの一例を示す説明図である。
図9】変形例による燃料供給システムを模式的に示す全体構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態による燃料供給システムを、添付図面に従って詳細に説明する。
【0013】
図1は、燃料供給システムを実施した給油所1を模式的に示している。図1において、給油所1の敷地には複数(例えば16個)のアイランド21~216が設けられている。アイランド21~216には、それぞれ給油機31~316が設置されている。給油機31~316は、燃料供給機を構成している。給油機31~316は、例えば3つの給油系統を備えている。なお、給油機は、1つまたは2つの給油系統を備えたものでもよく、4つ以上の給油系統を備えたものでもよい。以下、給油機31~316を総称するときは、給油機3iという。
【0014】
給油所1には、管理所4が設けられている。管理所4には、給油機3iに対する給油許可の制御処理等を行うセルフサービスコントローラ(以下「SSC」という)5と、販売時点情報管理を行うPOS端末6とが設けられている。SSC5およびPOS端末6は、信号線7を介して、給油機3iに接続されている。このとき、SSC5と給油機3iは、信号線7によるLAN(Local Area Network)によって相互に接続されている。なお、通信方式は、例えば、SS-LAN通信、Ethernet通信、Wi-Fi通信、Bluetooth(登録商標)通信、Wi-SUN通信、LTE通信、LPWA通信、ZigBee通信、WirelessHART通信、EnOcean通信等、どのような通信方式であっても構わない。これにより、SSC5と給油機3iは、相互に各種の信号の送信と受信が可能となっている。
【0015】
給油所1には、管理員(係員)が保持する複数(例えば3個)の携帯端末81~83が設けられている。携帯端末81~83は、供給許可器を構成している。携帯端末81~83は、給油機3iに対して供給許可を指示するために管理員によって携帯される。携帯端末81~83とSSC5は、無線により相互に信号の送信と受信が可能になっている。以下、携帯端末81~83を総称するときは、携帯端末8jという。
【0016】
図2は、給油機3iに設けられた一の給油系統の構成を示す構成図である。給油機31~316は、いずれも同じ構成を備えている。
【0017】
図2において、給油機3iのハウジング11内には給油管12が配設されている。給油管12の基端は、貯油タンクTに接続されている。給油管12の途中には、ポンプ13、流量計14および制御弁15が設けられている。給油管12の先端には、給油ホース16が接続されている。
【0018】
給油ホース16の先端には、給油ノズル17が設けられている。給油ノズル17はノズル掛け18に係止される。ノズル掛け18には、ノズルスイッチ19が設けられている。
【0019】
給油機3iのハウジング11には、上述した機器に加えて、給油制御装置20、入力部22および給油量表示器23が設けられている。給油機3iに設けられている各機器は、信号伝達ラインにより給油制御装置20に接続されている。給油管12、ポンプ13、流量計14、制御弁15、給油ホース16、給油ノズル17および給油制御装置20は、燃料供給部21を構成している。燃料供給部21は、被燃料供給体となる自動車等への燃料供給を行う。
【0020】
入力部22には、自動車等に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される。入力部22は、例えばタッチパネルを備えた表示パネルによって構成されている。なお、入力部22は、各種の情報を表示する部分とは別個に設けられたボタンスイッチ等によって構成されてもよい。給油客(顧客)は、入力部22を操作することによって、例えば現金、クレジットカード決済、ICカード決済(以下、IC決済という)のいずれかの精算方法を選択することができる。また、給油客は、入力部22を操作することによって、例えばレギュラーガソリン、ハイオクガソリン、軽油等のような燃料の油種を選択することができる。さらに、給油客は、入力部22を操作することによって、満タンを含めた燃料の給油量(数量)を設定することができる。入力部22は、精算方法、油種、数量の情報を給油制御装置20に出力する。
【0021】
給油制御装置20は、入力部22から精算方法が入力されると、給油機3iを特定する識別信号と精算方法をSSC5へ送信する機能をも有している。また、給油制御装置20は、入力部22から油種および数量が入力されると、給油機3iの識別信号と、油種および数量をSSC5へ送信する機能をも有している。
【0022】
給油制御装置20は、ノズルスイッチ19からオン信号を受けて、給油機3iを特定する識別信号と給油要求信号(給油機3iが給油要求の状態である旨の信号)をSSC5へ送信する。SSC5は、給油機3iからの識別信号と給油要求信号をPOS端末6へ送信する。その後、SSC5がPOS端末6から給油許可信号を受信すると、SSC5は、給油制御装置20へ識別信号と給油許可信号を送信する。なお、POS端末6は、SSC5から給油要求信号を受信すると、POS端末6に給油要求信号を送信した給油機3iを特定する識別信号と給油許可信号とをSSC5に送信するようになっている。
【0023】
給油制御装置20は、SSC5から識別信号と給油許可信号を受信して、制御弁15を開弁すると共に、ポンプ13を駆動させる機能を有している。また、給油制御装置20は、流量計14から流量信号を受信して、流量信号から給油量を演算する機能と、演算結果である給油量を給油量表示器23に表示すると共に、識別信号と給油量信号をSSC5へ送信する機能とを有している。
【0024】
給油制御装置20は、ノズルスイッチ19からオフ信号(給油が終了した旨の信号)を受信してポンプ13を停止し、識別信号と給油終了信号をSSC5へ送信する機能をも有している。
【0025】
携帯端末8jは、例えばタブレット端末、スマートフォンによって構成されている。携帯端末8jは、表示部としての表示パネル9を有している。表示パネル9は、例えば液晶パネル、有機ELパネル等によって構成されている。表示パネル9は、給油機3iの稼働状態を表示する。これに加え、表示パネル9は、給油機3iの精算方法を表示する(図5参照)。
【0026】
また、表示パネル9は、入力部としてのタッチパネル10を備えている。このため、管理員がタッチパネル10を操作することによって、携帯端末8jは、給油許可信号等をSSC5に送信することができる。
【0027】
携帯端末8jは、SSC5との間で信号の送信および受信が可能となっている。携帯端末8jは、SSC5から識別信号と給油許可待ち信号を受信すると、給油許可操作を待機する状態になる。この状態で、管理員が携帯端末8jを用いて給油許可操作を行うと、携帯端末8jは、識別信号と確認信号をSSC5へ送信する。これにより、燃料供給を要求する要求信号を出力した給油機3iに対して携帯端末8jによって供給許可を指示した場合に、その給油機3iからの燃料供給が可能となる。
【0028】
携帯端末8jは、SSC5から識別信号と給油中信号を受信すると、表示画面に識別信号で特定された給油機(例えば給油機38)が給油中である旨を表示する(図5参照)。携帯端末8jは、SSC5から識別信号と給油量を受信すると、表示画面に識別信号で特定された給油機の給油量を表示する。通常、給油量は連続的に受信するので、表示画面上、給油量は連続的にカウントアップされる。
【0029】
携帯端末8jは、SSC5から識別信号と給油終了信号を受信すると、表示画面に識別信号で特定された給油機の給油が終了して次回の給油を待機している状態である旨を表示する。
【0030】
次に、図3および図4を参照して、第1の実施形態による燃料供給システムの制御処理について説明する。なお、図3に示す流れ図のステップは、それぞれ「S」という表記を用い、例えばステップ1を「S1」として示す。
【0031】
図3は、給油機3i、SSC5および携帯端末8jの制御処理を示している。なお、ここでは、給油機316による給油を携帯端末81によって許可する場合を例に挙げて説明する。他の給油機32~316や他の携帯端末82,83を用いる場合でも、燃料供給システムの制御処理は同様である。
【0032】
給油に際して、まず、給油客(顧客)は、被燃料供給体となる自動車を給油機316の前に停車させる。図3のS1では、給油機316は精算方法の入力を指示する画面を表示する。S2では、給油機316の給油制御装置20は、精算方法(現金、クレジットカード決済、IC決済)が入力されたか否かを判断する。入力部22によって精算方法が入力された場合、S2で「YES」と判定し、S3に移行する。S3では、給油機316の給油制御装置20は、複数の給油機31~316のうち給油機316を特定する識別信号と、精算方法を特定する信号をSSC5へ送信する。そして、S4に進む。
【0033】
このとき、SSC5は、精算方法を給油機31~316から受信したか否かを判断する(S21)。給油機316が発信した識別信号と精算方法をSSC5が受信した場合、S21で「YES」と判定する。このとき、SSC5は、給油機316の精算方法を記憶する。次のS22では、SSC5は、給油機316の識別信号と精算方法を携帯端末81~83に送信する。
【0034】
管理員が所持している携帯端末81は、S41で、SSC5から精算方法を受信したか否かを判断する。携帯端末81は、給油機316の識別信号と精算方法を受信した場合、S41で「YES」と判定し、S42に移行する。S42では、携帯端末81は、給油機316の精算方法を表示する。このとき、管理員は、携帯端末81を目視することによって、精算方法が例えば給油所1の独自サービスに基づくIC決済であるか否かを確認することができる。このため、IC決済以外が選択された場合には、管理員は、給油開始前の段階でIC決済の利用や加入を給油客に提案することができる。
【0035】
一方、精算方法を送信した給油機316は、油種および数量(給油量)の入力を指示する画面を表示する(S4)。このとき、数量は、例えば定量、定額、満タン給油等に基づく設定が可能である。次のS5では、給油機316の給油制御装置20は、油種および数量が入力されたか否かを判断する。入力部22によって油種および数量が入力された場合、S5で「YES」と判定し、S6に移行する。S6では、給油機316の給油制御装置20は、給油機316の識別信号と、油種および数量を特定する信号をSSC5へ送信する。そして、S7に進む。
【0036】
このとき、SSC5は、油種および数量を給油機31~316から受信したか否かを判断する(S23)。給油機316の識別信号と、油種および数量をSSC5が受信した場合、S23で「YES」と判定する。このとき、SSC5は、給油機316で指定された油種および数量を記憶する。次のS24では、SSC5は、給油機316の識別信号と、給油機316の油種および数量を携帯端末81~83に送信する。
【0037】
携帯端末81は、SSC5から油種および数量を受信したか否かを判断する(S43)。携帯端末81は、給油機316の識別信号と、給油機316の油種および数量を受信した場合、S43で「YES」と判定し、S44に移行する。S44では、携帯端末81は、給油機316の油種および数量を表示する。
【0038】
この状態で、給油客は、給油ノズル17をノズル掛け18から外して自動車の給油口へ挿入する。給油ノズル17をノズル掛け18から外すことにより、ノズルスイッチ19からオン信号が給油制御装置20に入力される。
【0039】
S7では、給油機316の給油制御装置20は、ノズルスイッチ19のオン信号が入力されたか否かを判断する。ノズルスイッチ19のオン信号が給油制御装置20に入力された場合、S7で「YES」と判定し、S8に移行する。S8では、給油機316の給油制御装置20は、給油機316の識別信号と給油要求信号をSSC5へ送信する。そして、S9に進む。
【0040】
このとき、SSC5は、識別信号と給油要求信号を給油機31~316から受信したか否かを判断する(S25)。給油機316が発信した識別信号と給油要求信号をSSC5が受信した場合、S25で「YES」と判定する。このとき、SSC5は、給油機316の識別信号と給油要求信号、および給油客のプリセット入力情報としての精算方法、油種、数量をPOS端末6へ転送する。
【0041】
SSC5から発信された給油機316の識別信号と給油要求信号、および給油客のプリセット入力情報をPOS端末6が受信した際には、POS端末6は、給油要求の可否を判断して、給油機316の識別信号と給油許可信号をSSC5へ送信する。POS端末6から給油機316の識別信号と給油許可信号を受信したSSC5は、給油機316の識別信号と給油許可待ち信号を携帯端末81~83に送信する(S26)。
【0042】
管理員が所持している携帯端末81は、SSC5から識別信号と給油許可待ち信号を受信したか否かを判断する(S45)。携帯端末81は、給油機316の識別信号と給油許可待ち信号を受信した場合、S45で「YES」と判定し、S46に移行する。S46では、携帯端末81は、給油機316の給油許可待ち状態を表示する。
【0043】
この状態で、管理員が給油客の給油行為等の安全を直視にて確認し、携帯端末81に対して給油機316の給油許可操作を行う。管理員が給油機316の給油許可操作を行った場合、S47で「YES」と判定し、S48に移行する。S48では、携帯端末81は、給油機316の精算方法の表示を消去する。次のS49では、携帯端末81は、給油機316の識別信号と確認信号をSSC5に送信する。
【0044】
SSC5が携帯端末81から給油機316の識別信号と確認信号を受信した場合、S27で「YES」と判定し、S28に移行する。S28では、SSC5は、給油機316の識別信号と給油許可信号を給油制御装置20に送信する。続くS29では、SSC5は、給油機316の識別信号と給油中信号を携帯端末81に送信する。
【0045】
もちろん、携帯端末82、あるいは携帯端末83にて給油機316の給油許可操作を行った場合も同様の処理を行う。また、携帯端末81~83が同時に給油機316の給油許可操作を行った場合、最初にSSC5が受信し処理した携帯端末の操作が優先されるようになっている。
【0046】
携帯端末81がSSC5から給油機316の識別信号と給油中信号を受信した場合、S50で「YES」と判定し、S51に移行する。S51では、携帯端末81は、表示画面に給油機316が給油中である旨を表示する。
【0047】
なお、S29では、SSC5は、携帯端末81に限らず、携帯端末82,83にも、給油機316の識別信号と給油中信号を送信してもよい。この場合、携帯端末82,83も、携帯端末81と同様に、SSC5から給油機316の識別信号と給油中信号を受信して、表示画面に給油機316が給油中である旨を表示してもよい。
【0048】
給油機316の給油制御装置20がSSC5から給油機316の識別信号と給油許可信号を受信した場合、S9で「YES」と判定し、S10に移行する。S10では、給油機316の給油制御装置20は、制御弁15を開弁すると共に、ポンプ13を駆動する。S10でポンプ13が駆動すると、給油管12内の油はポンプ13で圧送され、流量計14で軽量され、給油ホース16を介して給油ノズル17から自動車へ給油される。
【0049】
図3のS11では、給油機316の給油制御装置20は、流量計14の流量信号が入力されたか否かを判断する。給油機316の給油制御装置20に流量信号が入力された場合、S11で「YES」と判定し、S12に移行する。S12では、給油機316の給油制御装置20は、給油量を演算して給油機316の給油量表示器23に表示すると共に、給油機316の識別信号と給油量をSSC5に送信する。
【0050】
SSC5が給油機316の識別信号と給油量を受信した場合、S30で「YES」と判定し、S31に移行する。S31では、SSC5は、給油機316の識別信号と給油量を携帯端末81に送信する。携帯端末81が給油機316の識別信号と給油量を受信した場合、S52で「YES」と判定し、S53に移行する。S53では、携帯端末81は、表示パネル9の表示画面に給油機316の給油量を表示する。
【0051】
なお、S31では、SSC5は、携帯端末81に限らず、携帯端末82,83にも、給油機316の識別信号と給油量を送信してもよい。この場合、携帯端末82,83も、携帯端末81と同様に、SSC5から給油機316の識別信号と給油量を受信して、表示画面に給油機316の給油量を表示してもよい。
【0052】
図3のS13では、給油ノズル17がノズル掛け18に係止されて、ノズルスイッチ19のオフ信号が給油機316の給油制御装置20へ入力されたか否かを判断する。ノズルスイッチ19のオフ信号が給油制御装置20に入力されない場合、S13で「NO」と判定し、前述のS11に移行する。また、ノズルスイッチ19のオフ信号が給油制御装置20に入力された場合、S13で「YES」と判定し、S14に移行する。S14では、給油制御装置20は、制御弁15を閉弁すると共に、ポンプ13の駆動を停止し、給油機316の識別信号と給油終了信号をSSC5へ送信する。これにより、給油機316における給油に係る制御が終了する。
【0053】
SSC5が給油機316の識別信号と給油終了信号を受信していない場合はS32で「NO」と判定し、前述のS30に移行する。また、SSC5が給油機316の識別信号と給油終了信号を受信した場合、S32で「YES」と判定し、S33に移行する。S33では、SSC5は、給油機316の識別信号と給油終了信号を携帯端末81に送信する。これに加えて、SSC5は、給油機316の識別信号、給油量信号および給油終了信号をPOS端末6へ送信する。これにより、SSC5における給油に係る制御が終了する。
【0054】
携帯端末81が給油終了信号を受信していない場合はS54で「NO」と判定し、前述のS52に移行する。また、携帯端末81が給油終了信号を受信した場合、S54で「YES」と判定し、S55に移行する。S55では、携帯端末81は、給油機316の給油が終了して待機状態である旨を表示画面に表示する。これにより、携帯端末81における給油に係る制御が終了する。
【0055】
なお、S33では、SSC5は、携帯端末81に限らず、携帯端末82,83にも、給油機316の識別信号と給油終了信号を送信してもよい。この場合、携帯端末82,83も、携帯端末81と同様に、SSC5から給油機316の識別信号と給油終了信号を受信して、表示画面に給油機316の給油が終了して待機状態である旨を表示してもよい。
【0056】
上述したように、給油機316から識別信号と給油要求信号を受信したSSC5は、給油機316の識別信号と給油要求信号をPOS端末6に送信する(図3のS25が「YES」)。給油機316の識別信号と給油要求信号を受信したPOS端末6は、SSC5へ給油機316の識別信号と給油許可信号を送信する。給油機316の識別信号と給油許可信号を受信したSSC5は、携帯端末81からの給油許可操作を受けたことを条件(図3のS27が「YES」)に、給油機316に対して給油機316の識別信号と給油許可信号を送信する(S14)。給油機316の識別信号と給油許可信号を受けた給油機316は、ポンプ13の駆動を開始する(S10)。
【0057】
また、SSC5は、給油機316に対して給油機316の識別信号と給油許可信号を送信し、給油機316からアンサーバック信号を受信したことを条件に、携帯端末81に対して給油機316の識別信号と給油中を示す信号を送信する(S29)。
【0058】
なお、SSC5、携帯端末81、給油機316などの各機器においては、送信を行った機器(送信側機器)は、受信側機器からアンサーバック信号を受信しないと、次のステップには進まない制御構成となっている。即ち、送信側機器は受信側機器からアンサーバック信号を受信しない場合は、再度受信側機器に送信を行う。さらに、これを複数回行ったにも拘わらず受信側機器からアンサーバック信号が送信されてこない場合は異常(通信異常)を検出する。
【0059】
かくして、本実施形態によれば、携帯端末8jには、給油機3iの精算方法が表示される。具体的には、給油機3iの燃料供給部21(給油制御装置20)は、入力部22に精算方法が入力されたときに、その精算方法を携帯端末8jに送信する。携帯端末8jは、給油機3iの精算方法が入力されたときに、給油機3iの精算方法を表示パネル9に表示する。
【0060】
図5は、携帯端末8jの表示パネル9に表示される表示画面の一例を示している。このとき、携帯端末8jの表示画面には、全ての給油機31~316の給油状態や精算方法が表示される。図5に示す画面では、給油機33,36,310の3台は精算方法が入力された状態である。このため、管理員は、携帯端末81を目視することによって、給油客の精算方法が例えば給油所1の独自サービスに基づくIC決済であるか否かを確認することができる。従って、IC決済以外が選択された給油機36,310の給油客に対して、管理員は、給油の開始前の段階でIC決済の利用や加入を提案することができる。これにより、効率的に各種サービスを給油客に案内することができる。
【0061】
また、携帯端末8jは、給油機3iから給油要求信号が出力されたときに、表示パネル9に給油機3iから燃料の供給許可要求があったことと精算方法とを表示する。例えば図5に示す画面では、給油機31,316の2台は、給油要求信号が出力された給油許可待ち状態である。このとき、給油機316は、正常な状態で給油許可を待っている状態を示している。これに対し、給油機31は、設定された油種と操作された給油ノズル17の油種が異なった状態で給油許可を待っている状態を示している。このように、精算方法を入力した直後に限らず、給油許可待ちの段階でも、携帯端末8jには、給油機31,316の精算方法が表示されている。これに加えて、管理員は、携帯端末8jを用いて給油許可を行う。このため、管理員は、給油許可の操作を行うときに、給油機31,316の精算方法を確認することができる。従って、管理員は、給油開始前の段階でIC決済の利用や加入を給油客に提案することができる。
【0062】
なお、図5に示す画面では、給油機38,39の2台は給油中の状態であり、給油機38は燃料の吐出中を示し、給油機38は燃料の吐出停止を示している。また、図5に示す画面では、全ての給油機31~316の給油を停止可能な「一斉停止ボタン」が表示されている。
【0063】
また、入力部22に入力された精算方法は、携帯端末8jからの燃料の供給許可を指示する前までは変更することができる。このため、例えば現金からIC決済に精算方法を変更する場合に、次回の燃料給油を待たずに、今回の燃料給油から変更後のIC決済で精算を行うことができる。
【0064】
次に、図6および図7は第2の実施形態を示している。第2の実施形態の特徴は、給油許可待ち状態で精算方法を変更するときに、精算方法だけの変更が可能な点にある。なお、第2の実施形態では、第1の実施形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0065】
図6および図7は、第2の実施形態による燃料供給システムの制御処理を示している。第2の実施形態による燃料供給システムは、第1の実施形態による燃料供給システムとほぼ同様の制御処理を実行する。但し、給油許可待ち状態で精算方法を変更するときに精算方法だけの変更が可能な点で、第2の実施形態は、第1の実施形態とは異なる。
【0066】
具体的に説明すると、給油機3iの給油制御装置20は、S8で給油機3iの識別信号と給油要求信号をSSC5へ送信した後、S61で給油機3iの給油制御装置20がSSC5から給油機3iの給油許可信号等を受信したか否かを判断する。
【0067】
給油許可信号を受信していない場合には、S61で「NO」と判定し、S62に移行する。S62では、給油機3iの給油制御装置20は、精算方法が変更されたか否かを判断する。給油客が入力部22を操作して現在の精算方法から異なる精算方法に変更した場合、S62で「YES」と判定し、S63に移行する。S63では、給油機3iの給油制御装置20は、給油機3iの識別信号と給油機3iの新たな精算方法をSSC5へ送信する。そして、S61に戻る。一方、給油機3iの給油制御装置20がSSC5から給油機3iの識別信号と給油許可信号を受信した場合、S61で「YES」と判定し、S10に移行する。
【0068】
一方、SSC5は、S26で給油機3iの識別信号と給油許可待ち信号を携帯端末81~83に送信した後、S64でSSC5が携帯端末8から給油機3iの識別信号と確認信号を受信したか否かを判断する。
【0069】
確認信号を受信していない場合には、S64で「NO」と判定し、S65に移行する。S65では、SSC5は、精算方法が変更されたか否か、即ち、給油機3iの給油制御装置20から給油機3iの識別信号と変更後の精算方法を受信したか否かを判断する。SSC5が給油機3iの給油制御装置20から変更後の精算方法を受信した場合には、S65で「YES」と判定し、S66に移行する。S66では、SSC5は、変更後の精算方法を携帯端末81~83へ送信する。そして、S64に戻る。一方、SSC5が携帯端末8から給油機3iの識別信号と確認信号を受信した場合、S65で「YES」と判定し、S28に移行する。
【0070】
また、携帯端末8は、S46で給油機3iの給油許可待ち状態を表示した後、S67で管理員が携帯端末8jに対して給油機3iの給油許可操作を行ったか否かを判断する(図7参照)。
【0071】
給油許可操作を行っていない場合には、S67で「NO」と判定し、S68に移行する。S68では、携帯端末8jは、精算方法が変更されたか否か、即ち、SSC5から給油機3iの識別信号と変更後の精算方法を受信したか否かを判断する。携帯端末8jがSSC5から変更後の精算方法を受信した場合には、S68で「YES」と判定し、S69に移行する。S69では、携帯端末8jは、変更後の精算方法を表示パネル9に表示する。そして、S67に戻る。一方、携帯端末8jに対して給油機3iの給油許可操作が行われた場合、S67で「YES」と判定し、S48に移行する。
【0072】
かくして、第2の実施形態でも、第1の実施形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。ここで、第1の実施形態では、給油機3iの給油許可待ち状態で精算方法を変更すると、油種や数量を再度設定する必要があり、給油客に余計な作業を行わせることになる。これに対し、第2の実施形態では、給油機3iの給油許可待ち状態で、油種等の設定とは別個に、精算方法だけを変更することができる。
【0073】
図5は、携帯端末8jの表示パネル9に表示される表示画面の一例を示している。このとき、携帯端末8jの表示画面には、全ての給油機31~316の給油状態や精算方法が表示される。例えば図5に示す画面では、給油機31,316の2台は、給油要求信号が出力された給油許可待ち状態である。この表示画面のうち給油機316に対応したアイコンをタップすると、携帯端末8jの表示パネル9は図8に示す画面に切り換わる。
【0074】
図8に示す画面では、給油機316の各種の設定や状態が表示される。具体的には、給油機316の給油許可待ち状態、プリセット設定された油種、操作されたノズルの油種、設定された数量(給油量)が表示されている。これに加え、携帯端末8jの表示パネル9には、給油機316に入力された精算方法が表示されている。このとき、精算方法を変更したときには、変更後の精算方法と共に、「支払変更」の文字が表示される。これにより、管理員は、携帯端末8jを目視することによって、精算方法が変更されたことと、変更後の精算方法を確認することができる。
【0075】
また、図8に示す画面では、全ての給油機31~316の給油を停止可能な「一斉停止ボタン」、給油機316の給油を停止可能な「停止ボタン」、給油機316の給油を許可可能な「許可ボタン」が表示されている。
【0076】
このため、給油許可待ち状態から精算方法を変更した後、管理員が「許可ボタン」をタップして給油許可を入力すれば、直ぐに給油を開始することができる。このため、精算方法を変更したときでも、給油開始までの時間を短くすることができ、給油客の利便性を高めることができる。
【0077】
なお、前記各実施態様では、16台の給油機31~316を備えた給油所1を例に挙げて説明したが、本発明は、1台の給油機を備えた給油所に適用してもよく、2台~15台の給油機を備えた給油所に適用してもよく、17台以上の給油機を備えた給油所に適用してもよい。また、上述の実施態様では、3個の携帯端末81~83を備えた給油所1を例に挙げて説明したが、本発明は、2個の携帯端末を備えた給油所に適用してもよく、4個以上の携帯端末を備えた給油所に適用してもよい。
【0078】
また、前記各実施態様では、SSC5とPOS端末6とが別々に設けられた燃料供給システムを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らない。例えば図9に示す変形例のように、SSCにPOS端末の機能を持たせることにより、SSCとPOS端末とを一体に設けた燃料供給システムに適用できることは言うまでもなく、そのようなシステムも本発明に含まれる。具体的には、SSC機能を備えたPOS端末30と給油機3i(計量機)との間に仲介機31を設け、この仲介機31により、POS端末30からの信号を給油機3iに送信させ、また、給油機3iからの信号をPOS端末30に送信されるようにし、更に、携帯端末8jと無線により通信接続され、双方向に信号の送受信を行えるようにしてもよい。なお、SSCに、POS端末の機能と仲介機31の機能とを加え、SSCとPOS端末と仲介機31とを一体に設けるようにしてもよい。
【0079】
また、前記各実施態様では、給油機3iは、SSC5を介して間接的に携帯端末8jに精算方法を送信する場合を例に挙げて説明した。本発明はこれに限らず、給油機3iは、SSC5を介さずに直接的に携帯端末8jに精算方法を送信してもよい。
【0080】
次に、上記実施形態に含まれる燃料供給システムとして、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
【0081】
第1の態様としては、被燃料供給体に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される入力部と、前記被燃料供給体への燃料供給を行う燃料供給部と、からなる燃料供給機と、前記燃料供給機の稼働状態を表示する表示部を有し、前記燃料供給機に対して供給許可を指示するために係員が携帯する供給許可器とからなる燃料供給システムにおいて、前記供給許可器には、前記精算方法が表示されることを特徴としている。
【0082】
第2の態様としては、被燃料供給体に対しての燃料の供給に先立って、燃料供給に要する費用の精算方法が入力される入力部と、前記被燃料供給体への燃料供給を行う燃料供給部と、からなる燃料供給機と、前記燃料供給機の稼働状態を表示する表示部を有し、前記燃料供給機に対して供給許可を指示するために係員が携帯する供給許可器とからなり、燃料供給を要求する要求信号を出力した前記燃料供給機に対し前記供給許可器で供給許可を指示した場合に当該燃料供給機からの燃料供給が可能となる燃料供給システムにおいて、前記供給許可器には、前記精算方法が表示されることを特徴としている。
【0083】
第3の態様としては、第1または第2の態様において、前記燃料供給部は、前記入力部に前記精算方法が入力されたときに当該精算方法を前記供給許可器に送信し、前記供給許可器は当該精算方法が入力されたときに当該精算方法を前記表示部に表示することを特徴としている。
【0084】
第4の態様としては、第1ないし第3のいずれかの態様において、前記供給許可器は、前記燃料供給機から要求信号が出力されたときに、前記表示部に前記燃料供給機から燃料の供給許可要求があったことと前記精算方法とを表示することを特徴としている。
【0085】
第5の態様としては、第1ないし第4のいずれかの態様において、前記入力部に入力された前記精算方法は、前記供給許可器からの燃料の供給許可を指示する前までは変更可能であることを特徴としている。
【0086】
第6の態様としては、第1の態様において、前記入力部に入力された前記精算方法は、前記燃料供給部の給油制御装置20に出力するのではなく、LANによって相互に接続されているPOS端末6に出力され、SSC5にその情報が伝送されることを特徴としている。
【符号の説明】
【0087】
1 給油所
1~316 給油機(燃料供給機)
5 セルフサービスコントローラ(SSC)
6,30 POS端末
1~83 携帯端末
12 給油管
13 ポンプ
14 流量計
15 制御弁
16 給油ホース
17 給油ノズル
18 ノズル掛け
19 ノズルスイッチ
20 給油制御装置
21 燃料供給部
22 入力部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9