(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022126060
(43)【公開日】2022-08-30
(54)【発明の名称】作業管理方法、作業管理装置、作業管理システム、及び作業管理プログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/02 20120101AFI20220823BHJP
B02B 1/02 20060101ALI20220823BHJP
【FI】
G06Q50/02
B02B1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021023911
(22)【出願日】2021-02-18
(71)【出願人】
【識別番号】720001060
【氏名又は名称】ヤンマーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100205350
【弁理士】
【氏名又は名称】狩野 芳正
(74)【代理人】
【識別番号】100117617
【弁理士】
【氏名又は名称】中尾 圭策
(72)【発明者】
【氏名】西田 雄介
【テーマコード(参考)】
4D043
5L049
【Fターム(参考)】
4D043AA02
5L049CC01
(57)【要約】
【課題】ユーザに乾燥機に穀物を張り込むことができる張込時刻を報知する作業管理装置を提供する。
【解決手段】作業管理装置100は、乾燥時間推定部160と、後処理時間推定部と、時間管理部180とを備える。乾燥時間推定部160は、作業実績データ500に基づき、圃場において収穫される予定張込量の穀物を乾燥穀物に乾燥するための推定乾燥時間を推定する。後処理時間推定部は、作業実績データ500に基づき、乾燥穀物の後処理を行うための推定後処理時間を推定する。時間管理部180は、推定乾燥時間と推定後処理時間とに基づき、予定張込量の穀物を張り込む張込時刻を決定し、決定された張込時刻を表す張込時刻信号を出力する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
乾燥機に張り込まれた穀物の乾燥張込量に関連付けて、前記乾燥機による乾燥時間と、前記乾燥機により乾燥された穀物の後処理のための後処理時間とを表す情報を格納する作業実績データに基づき、圃場において収穫される予定張込量の穀物を乾燥穀物に乾燥するための推定乾燥時間を推定することと、
前記作業実績データに基づき、前記乾燥穀物の後処理を行うための推定後処理時間を推定することと、
前記推定乾燥時間と前記推定後処理時間とに基づき、前記予定張込量の穀物を張り込む張込時刻を決定し、決定された前記張込時刻を表す張込時刻信号を出力することと、
を演算装置が実行する作業管理方法。
【請求項2】
前記作業実績データは、過去に乾燥処理が行われる前の穀物の初期水分量に関連付けて、前記乾燥時間を表す情報を格納し、
前記推定乾燥時間を推定することは、前記作業実績データと、前記圃場において収穫される穀物の推定される推定水分量とに基づき、前記推定乾燥時間を推定することを含む
請求項1に記載の作業管理方法。
【請求項3】
前記作業実績データは、過去に前記圃場において収穫され、乾燥処理が行われる前の穀物の初期水分量を表す情報を格納し、
前記推定乾燥時間を推定することは、前記作業実績データに基づき、前記圃場において収穫される穀物の推定される前記推定水分量を推定することを含む
請求項2に記載の作業管理方法。
【請求項4】
前記作業実績データは、過去に乾燥処理が行われる前の穀物の初期水分量に関連付けて、前記後処理時間を表す情報を格納し、
前記後処理時間を推定することは、前記作業実績データと、前記圃場において収穫される穀物の推定される推定水分量とに基づき、前記推定後処理時間を推定することを含む
請求項1に記載の作業管理方法。
【請求項5】
前記作業実績データは、過去に前記圃場において収穫され、乾燥処理が行われる前の穀物の初期水分量を表す情報を格納し、
前記後処理時間を推定することは、前記作業実績データに基づき、前記圃場において収穫される穀物の推定される前記推定水分量を推定することを含む
請求項4に記載の作業管理方法。
【請求項6】
前記作業実績データは、過去に乾燥処理が行われるときの外気湿度に関連付けて、前記乾燥時間を表す情報を格納し、
前記乾燥時間を推定することは、前記作業実績データと、乾燥処理が行われるときの推定外気湿度とに基づき、前記推定乾燥時間を推定することを含む
請求項1から5のいずれか1項に記載の作業管理方法。
【請求項7】
前記乾燥時間を推定することは、外部サーバから気象情報を取得して、前記気象情報に基づき、前記推定外気湿度を推定することを含む
請求項6に記載の作業管理方法。
【請求項8】
前記張込時刻信号を出力することは、
前記推定乾燥時間と前記推定後処理時間とに基づき、前記乾燥穀物の籾摺りが完了する後処理完了時刻を決定することと、
決定された前記後処理完了時刻を表す完了時刻信号を出力することと、
を含む請求項1から7のいずれか1項に記載の作業管理方法。
【請求項9】
前記作業実績データに格納された前記後処理時間は、前記乾燥機により乾燥された穀物の籾摺りのための籾摺り時間を表し、
前記推定後処理時間は、前記乾燥穀物の籾摺りを行うための推定籾摺り時間を表す
請求項1から8のいずれか1項に記載の作業管理方法。
【請求項10】
乾燥機に張り込まれた穀物の乾燥張込量に関連付けて、前記乾燥機による乾燥時間と、前記乾燥機により乾燥された穀物の後処理のための後処理時間とを表す情報を格納する作業実績データに基づき、圃場において収穫される予定張込量の穀物を乾燥穀物に乾燥するための推定乾燥時間を推定する乾燥時間推定部と、
前記作業実績データに基づき、前記乾燥穀物の後処理を行うための推定後処理時間を推定する後処理時間推定部と、
前記推定乾燥時間と前記推定後処理時間とに基づき、前記予定張込量の穀物を張り込む張込時刻を決定し、決定された前記張込時刻を表す張込時刻信号を出力する時間管理部と、
を備える作業管理装置。
【請求項11】
請求項10に記載の作業管理装置と、
穀物の乾燥処理を行い、前記乾燥張込量と前記乾燥時間とを表す情報を送信する複数の乾燥機と、
穀物の籾摺り処理を行う籾摺り機と、
を備え、
前記作業実績データに格納された前記後処理時間は、前記乾燥機により乾燥された穀物の籾摺りのための籾摺り時間を表し、
前記後処理時間推定部により推定される前記推定後処理時間は、前記乾燥穀物の籾摺りを行うための推定籾摺り時間を表し、
前記籾摺り機は、前記籾摺り時間を表す情報を送信する
作業管理システム。
【請求項12】
乾燥機に張り込まれた穀物の乾燥張込量に関連付けて、前記乾燥機による乾燥時間と、前記乾燥機により乾燥された穀物の後処理のための後処理時間とを表す情報を格納する作業実績データに基づき、圃場において収穫される予定張込量の穀物を乾燥穀物に乾燥するための推定乾燥時間を推定することと、
前記作業実績データに基づき、前記乾燥穀物の後処理を行うための推定後処理時間を推定することと、
前記推定乾燥時間と前記推定後処理時間とに基づき、前記予定張込量の穀物を張り込む張込時刻を決定し、決定された前記張込時刻を表す張込時刻信号を出力することと、
を演算装置に実行させる作業管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業管理方法、作業管理装置、作業管理システム、及び作業管理プログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
収穫された穀物は、乾燥機により乾燥されて、籾摺り機により籾殻を取り除かれる。このとき、乾燥機は、大型化され、複数の生産者により収穫された穀物を混在して乾燥と、籾摺りとを行う場合がある。
【0003】
特許文献1には、複数の乾燥機で乾燥した穀物を貯留タンクに一時的に貯留して、貯留タンクから順次、貯留された穀物を籾摺り機に供給する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の技術では、乾燥機を大型化して、多くの穀物を乾燥して貯留タンクに貯留し、籾摺り機も大型化することで、作業効率を向上することができる。ここで、同時に処理される穀物は、不特定多数の生産者から持ち込まれたものを混在して行われる場合が多い。
【0006】
近年、高品質の穀物を生産して、他の生産者が生産した穀物と区別化を図る生産者が増えている。このような生産者は、自ら収穫した穀物を他の生産者が収穫した穀物と混在されることなく乾燥、籾摺りなどの処理を行うことを希望する場合が多く、小型のホストハーベスト機、例えば小型の乾燥機と、小型の籾摺り機などを用いた中小施設を利用する。
【0007】
しかし、中小施設では、生産者は、他の生産者が収穫した穀物について乾燥、籾摺りを行っているため、持ち込んだ穀物の乾燥、籾摺りを開始できずに、他の生産者の処理が完了するのを待つ場合がある。
【0008】
上記の状況に鑑み、本開示は、ユーザに乾燥機に穀物を張り込むことができる張込時刻を報知する作業管理方法を提供することを目的の1つとする。他の目的については、以下の記載及び実施の形態の説明から理解することができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
【0010】
上記目的を達成するための一実施の形態による作業管理方法は、乾燥機(300)に張り込まれた穀物の乾燥張込量に関連付けて、乾燥機(300)による乾燥時間と、乾燥機(300)により乾燥された穀物の後処理のための後処理時間とを表す情報を格納する作業実績データ(500)に基づき、圃場において収穫される予定張込量の穀物を乾燥穀物に乾燥するための推定乾燥時間を推定することを含む。また、作業管理方法は、作業実績データ(500)に基づき、乾燥穀物の後処理を行うための推定後処理時間を推定することを含む。さらに、作業管理方法は、乾燥時間と推定後処理時間とに基づき、予定張込量の穀物を張り込む張込時刻を決定し、決定された張込時刻を表す張込時刻信号を出力することを含む。
【0011】
上記目的を達成するための一実施の形態による作業管理装置(100)は、乾燥時間推定部(160)と、後処理時間推定部と、時間管理部(180)とを備える。乾燥時間推定部(160)は、乾燥機(300)に張り込まれた穀物の乾燥張込量に関連付けて、乾燥機(300)による乾燥時間と、乾燥機(300)により乾燥された穀物の後処理のための後処理時間とを表す情報を格納する作業実績データ(500)に基づき、圃場において収穫される予定張込量の穀物を乾燥穀物に乾燥するための推定乾燥時間を推定する。後処理時間推定部は、作業実績データ(500)に基づき、乾燥穀物の籾摺りを行うための推定後処理時間を推定する。時間管理部(180)は、推定乾燥時間と推定後処理時間とに基づき、予定張込量の穀物を張り込む張込時刻を決定し、決定された張込時刻を表す張込時刻信号を出力する。
【0012】
上記目的を達成するための一実施の形態による作業管理システム(1000)は、前述の作業管理装置(100)と、複数の乾燥機(300)と、籾摺り機(400)とを備える。複数の乾燥機(300)は、穀物の乾燥処理を行い、乾燥処理情報を送信する。籾摺り機(400)は、穀物の籾摺り処理を行い、籾摺り処理情報を送信する。作業実績データ(500)に格納された後処理時間は、乾燥機(300)により乾燥された穀物の籾摺りのための籾摺り時間を表す。後処理時間推定部により推定される推定後処理時間は、乾燥穀物の籾摺りを行うための推定籾摺り時間を表す。
【0013】
上記目的を達成するための一実施の形態による作業管理プログラム(520)は、乾燥機(300)に張り込まれた穀物の乾燥張込量に関連付けて、乾燥機(300)による乾燥時間と、乾燥機(300)により乾燥された穀物の後処理のための後処理時間とを表す情報を格納する作業実績データ(500)に基づき、圃場において収穫される予定張込量の穀物を乾燥穀物に乾燥するための推定乾燥時間を推定することを演算装置(120)に実行させる。また、作業管理プログラム(520)は、作業実績データ(500)に基づき、乾燥穀物の後処理を行うための推定後処理時間を推定することを演算装置(120)に実行させる。さらに、作業管理プログラム(520)は、乾燥時間と推定後処理時間とに基づき、予定張込量の穀物を張り込む張込時刻を決定し、決定された張込時刻を表す張込時刻信号を出力することを演算装置(120)に実行させる。
【発明の効果】
【0014】
上記の形態によれば、ユーザに乾燥機に穀物を張り込むことができる張込時刻を報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】一実施の形態における作業管理システムの概略図である。
【
図2】一実施の形態における作業管理システムに記憶された乾燥処理と籾摺り処理とを表す図である。
【
図3】一実施の形態における作業管理システムが実行する機能ブロックを表す図である。
【
図4】一実施の形態における作業管理システムによる処理を表すフローチャートである。
【
図5】一実施の形態における作業管理システムが張込時刻と籾摺り完了時刻とを決定する処理を説明するための図である。
【
図6】一実施の形態における作業管理システムが張込時刻と籾摺り完了時刻とを決定する処理を説明するための図である。
【
図7】一実施の形態における作業管理システムが張込時刻と籾摺り完了時刻とを決定する処理を説明するための図である。
【
図8】一実施の形態における作業管理システムが張込時刻と籾摺り完了時刻とを決定する処理を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
(実施の形態)
本発明の本実施の形態による作業管理システム1000を、図面を参照して説明する。本実施の形態において、
図1に示すように、作業管理システム1000は、作業管理装置100と、端末200と、複数の乾燥機300と、籾摺り機400とを備える。作業管理装置100は、ネットワーク20、例えばインターネットを介して、端末200と、複数の乾燥機300と、籾摺り機400と通信可能に接続されている。
【0017】
圃場において収穫された穀物は、乾燥機300により基準水分量になるまで乾燥され、籾摺り機400により乾燥された穀物の籾殻が取り除かれる。複数のユーザが限られた乾燥機300と籾摺り機400とを使用するとき、ユーザは、他のユーザの穀物の乾燥処理が終了するまで、乾燥機300に穀物を張り込むことを待つ場合がある。このため、ユーザは、端末200に予定張込量を入力して、乾燥処理と籾摺り処理との予約を行う。予定張込量は、乾燥機300に張り込む予定の穀物の量、例えば重量を表す。
【0018】
端末200に入力された予定張込量は、作業管理装置100に伝達される。作業管理装置100は、予定張込量に基づき、乾燥機300が穀物を乾燥するための推定乾燥時間と、籾摺り機400が籾殻を取り除くための推定籾摺り時間とを算出する。算出された推定乾燥時間と推定籾摺り時間に基づき、作業管理装置100は、穀物を乾燥するために乾燥機300に穀物を張り込む張込時刻を決定する。決定された張込時刻は、端末200を介してユーザに報知される。
【0019】
このように、作業管理システム1000がユーザに乾燥機300に穀物を張り込むことができる張込時刻を報知することにより、ユーザは、張込時刻に合わせて、圃場で穀物を収穫することができる。このため、ユーザは、他のユーザの乾燥処理を待つことなく、乾燥機300に穀物を張り込むことができ、時間を有効に利用することができる。
【0020】
作業管理装置100の構成を説明する。作業管理装置100は、入出力装置110と、演算装置120と、通信装置130と、記憶装置140とを備える。作業管理装置100は、例えば、コンピュータである。入出力装置110には、演算装置120が処理を実行するための情報が入力される。また、入出力装置110は、演算装置120が処理を実行した結果を出力する。入出力装置110は、様々な入力装置と出力装置とを含み、例えば、キーボード、マウス、マイク、ディスプレイ、スピーカー、タッチパネルなどを含む。入出力装置110は省略されてもよい。
【0021】
通信装置130は、ネットワーク20に電気的に接続され、ネットワーク20を介して各々の装置との通信を行う。通信装置130は、乾燥機300から取得する乾燥処理情報と、籾摺り機400から取得する籾摺り処理情報とを演算装置120に転送する。また、演算装置120が生成した信号を端末200に転送する。通信装置130は、例えば、NIC(Network Interface Card)、USB(Universal Serial Bus)などの種々のインタフェースを含む。
【0022】
記憶装置140は、乾燥機300に穀物を張り込む張込時刻と、籾摺り機400が籾摺りを完了する予定の籾摺り完了時刻とを決定するための様々なデータ、例えば作業実績データ500と、作業計画データ510と、作業管理プログラム520とを格納する。記憶装置140は、作業管理プログラム520を記憶する非一時的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)として用いられる。作業管理プログラム520は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体1に記録されたコンピュータプログラム製品(computer program product)として提供されてもよく、または、サーバからダウンロード可能なコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。
【0023】
作業実績データ500は、乾燥機300による乾燥処理に関する乾燥処理情報、例えば乾燥張込量、初期水分量、外気湿度、乾燥時間などを表す情報を格納する。乾燥張込量は、乾燥機300に張り込まれた穀物の量、例えば重量を表す。初期水分量は、乾燥機300に張り込まれたときの穀物の水分量を表す。外気湿度は、乾燥機300が穀物を乾燥しているときの各時刻における乾燥機300の外部の湿度を表す。乾燥時間は、乾燥機300が穀物を乾燥していた時間を表す。
【0024】
また、作業実績データ500は、籾摺り機400による籾摺り処理に関する籾摺り処理情報、例えば籾摺り張込量、籾摺り時間などを記憶する。籾摺り張込量は、籾摺り機400に張り込まれた穀物の量、例えば乾燥機300による乾燥後の穀物の量を表す。籾摺り時間は、籾摺り機400が穀物の籾殻を取り除いていた時間を表す。
【0025】
作業計画データ510は、複数の乾燥機300が乾燥を行う穀物の情報、例えば乾燥処理を予約したユーザ、穀物が収穫された圃場などを表す情報と、乾燥機300に穀物が張り込まれる張込時刻とを記憶する。また、作業計画データ510は、籾摺り機400が籾摺りを行う穀物の情報と、籾摺り機400が穀物の籾摺りを完了する予定の籾摺り完了時刻とを記憶する。例えば、
図2に示すように、作業計画データ510は、第1乾燥機300-1に第1圃場で収穫された穀物が、第1圃場張込時刻610に張り込まれることを表す情報を記憶する。また、作業計画データ510は、第1圃場で収穫された穀物が乾燥されたあとに、籾摺り機400による籾摺りが第1圃場籾摺り完了時刻616に完了することを表す情報を記憶する。
【0026】
作業実績データ500と、作業計画データ510とは、
図1に示す演算装置120に読み出され、張込時刻と籾摺り完了時刻とを決定するための様々なデータ処理に使用される。演算装置120は、作業管理プログラム520を記憶装置140から読み出し実行して、張込時刻と、籾摺り完了時刻とを決定する。例えば、演算装置120は、中央演算処理装置(CPU;Central Processing Unit)などを含む。
【0027】
演算装置120は、作業管理プログラム520を読み出し実行することで、
図3に示すように、データ記憶部150と、乾燥時間推定部160と、籾摺り時間推定部170と、時間管理部180とを実現する。データ記憶部150は、作業実績データ500と、作業計画データ510とを記憶する。乾燥時間推定部160は、作業実績データ500に基づき、乾燥機300が投入される予定の穀物を乾燥するための推定乾燥時間を推定する。籾摺り時間推定部170は、作業実績データ500に基づき、籾摺り機400が投入される予定の穀物から籾殻を取り除くための推定籾摺り時間を推定する。時間管理部180は、張込時刻と籾摺り完了時刻とを決定する。
【0028】
次に、端末200の構成を説明する。端末200は、
図1に示すように、入出力装置210と、演算装置220と、通信装置230と、記憶装置240とを備える。端末200は、例えば、コンピュータ、タブレット、携帯電話などを含む。入出力装置210には、演算装置220が処理を実行するための情報が入力される。また、入出力装置210は、演算装置220が処理を実行した結果を出力する。入出力装置210は、様々な入力装置と出力装置とを含み、例えば、キーボード、マウス、マイク、ディスプレイ、スピーカー、タッチパネルなどを含む。
【0029】
通信装置230は、ネットワーク20に電気的に接続され、ネットワーク20を介して各々の装置との通信を行う。通信装置230は、作業管理装置100から取得する信号を演算装置220に転送する。また、演算装置220が生成した信号を作業管理装置100に転送する。通信装置230は、例えば、無線LAN(Local Area Network)の送受信機、NIC(Network Interface Card)、USB(Universal Serial Bus)などの種々のインタフェースを含む。
【0030】
記憶装置240は、作業管理装置100が決定した張込時刻や籾摺り完了時刻をユーザに報知するための様々なデータ、例えば報知プログラム530を格納する。記憶装置240は、報知プログラム530を記憶する非一時的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)として用いられる。報知プログラム530は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体2に記録されたコンピュータプログラム製品(computer program product)として提供されてもよく、または、サーバからダウンロード可能なコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。報知プログラム530は、記憶媒体1に記録されて提供されてもよい。
【0031】
演算装置220は、報知プログラム530を読み出し実行することで、
図3に示すように、入出力装置210と協働して、報知部250を実現する。報知部250は、作業管理装置100が算出した張込時刻や籾摺り完了時刻を取得して、ユーザに張込時刻や籾摺り完了時刻を報知する。また、報知部250は、ユーザにより入力された予定張込量を表す情報を作業管理装置100に送信する。例えば、作業管理装置100が電子メールを用いて張込時刻を報知するとき、報知部250は電子メールを閲覧するソフトウェアを含む。
【0032】
(作業管理システムの動作)
図1に示す端末200の演算装置220は、ユーザの操作、例えば報知プログラム530を起動する操作に応じて、報知プログラム530を読み出し実行する。報知プログラム530を実行することで、演算装置220は、作業管理方法である
図4に示す処理を開始する。
【0033】
ステップS110において、演算装置220で実現される報知部250は、ユーザにより入出力装置210に入力される予定張込量を表す情報を受け付ける。例えば、ユーザは、収穫を予定している圃場を表す情報と、乾燥機300に張り込む予定の予定張込量とを入出力装置210に入力する。報知部250は、入出力装置210に入力された予定張込量を表す予約信号を作業管理装置100の演算装置120に送信する。また、予約信号には、入力された圃場を表す信号が含まれている。予定張込量は、例えば収穫を収穫している圃場で得られる穀物の予定収量である。
【0034】
ステップS120において、作業管理装置100の演算装置120で実現される乾燥時間推定部160は、作業実績データ500に基づき、取得された予定張込量の穀物を乾燥機300が乾燥するために要する推定乾燥時間を推定する。具体的には、乾燥時間推定部160は、作業実績データ500における乾燥張込量と乾燥時間との関係から、予定張込量の穀物を乾燥するために要する推定乾燥時間を算出する。例えば、作業実績データ500は、乾燥時間を乾燥張込量と関連付けて表す。乾燥時間推定部160には、作業実績データ500に基づき、乾燥張込量から推定乾燥時間を算出するための演算式が登録されている。乾燥時間推定部160は、この演算式を用いて、予定張込量から推定乾燥時間を算出する。なお、この演算式は、乾燥機300ごとに異なってもよく、すべての乾燥機300で同一でもよい。
【0035】
ステップS130において、籾摺り時間推定部170は、作業実績データ500に基づき、乾燥された穀物から籾殻を取り除くために要する推定籾摺り時間を推定する。乾燥時間推定部160は、作業実績データ500における乾燥機300に張り込まれた乾燥張込量と、籾摺り時間との関係から、取得された予定張込量の穀物から籾殻を取り除くために要する推定籾摺り時間を算出する。例えば、籾摺り時間推定部170には、作業実績データ500に基づき、予定張込量から推定籾摺り時間を算出するための演算式が登録されている。籾摺り時間推定部170は、この演算式を用いて、予定張込量から推定籾摺り時間を算出する。
【0036】
ステップS140において、時間管理部180は、作業計画データ510と、算出された推定乾燥時間と推定籾摺り時間とに基づき、張込時刻と籾摺り完了時刻とを決定する。時間管理部180は、作業計画データ510から、予約されている乾燥処理と、籾摺り処理とを取得する。例えば、作業計画データ510に、
図2に示す第1圃場乾燥時間612と、第2圃場乾燥時間622と、第1圃場籾摺り時間614と、第2圃場籾摺り時間624とが登録されているとする。具体的には、第1圃場で収穫された穀物は、第1圃場張込時刻610に第1乾燥機300-1に張り込まれ、第1圃場乾燥時間612の間、乾燥される。第1乾燥機300-1で乾燥された穀物は、籾摺り機400に張り込まれ、第1圃場籾摺り時間614の間、籾摺りされ、第1圃場籾摺り完了時刻616に完了する。また、第2圃場で収穫された穀物は、第2圃場張込時刻620に第2乾燥機300-2に張り込まれ、第2圃場乾燥時間622の間、乾燥される。第2乾燥機300-2で乾燥された穀物は、籾摺り機400に張り込まれ、第2圃場籾摺り時間624の間、籾摺りされ、第2圃場籾摺り完了時刻626に完了する。
【0037】
時間管理部180は、予約されている乾燥処理と籾摺り処理とに基づき、算出された推定乾燥時間の乾燥処理と推定籾摺り時間の籾摺り処理とを乾燥機300と籾摺り機400とに割り当てて、張込時刻を決定する。例えば、時間管理部180は、
図5に示すように、乾燥時間推定部160により算出された第3圃場乾燥時間632を空いている第3乾燥機300-3に割り当てたときの第3圃場乾燥完了時刻633を算出する。第3圃場乾燥完了時刻633において籾摺り機400が籾摺り処理を行っているとき、時間管理部180は、作業計画データ510に基づき、算出された第3圃場乾燥完了時刻633より後で、かつ、籾摺り機400が籾摺り処理を行っていない時刻を抽出する。時間管理部180は、
図6に示すように、抽出された時刻が第3圃場乾燥完了時刻633となるように、第3圃場乾燥時間632と、籾摺り時間推定部170により算出された第3圃場籾摺り時間634を割り当てる。割り当てた第3圃場乾燥時間632と、第3圃場籾摺り時間634とに基づき、時間管理部180は、第3圃場張込時刻630と、第3圃場籾摺り完了時刻636とを決定する。
【0038】
例えば、時間管理部180は、
図7に示すように、第3圃場乾燥時間632を第3乾燥機300-3に割り当てたときの第3圃場乾燥完了時刻633を算出する。第3圃場乾燥完了時刻633において籾摺り機400が籾摺り処理を行っていないとき、時間管理部180は、
図8に示すように、算出された第3圃場乾燥完了時刻633に合わせて、第3圃場乾燥時間632と、籾摺り時間推定部170により算出された第3圃場籾摺り時間634とを割り当てる。割り当てた第3圃場乾燥時間632と、第3圃場籾摺り時間634とに基づき、時間管理部180は、第3圃場張込時刻630と、第3圃場籾摺り完了時刻636とを決定する。また、割り当てた第3圃場籾摺り時間634が他の籾摺り時間、例えば第1圃場籾摺り時間614と重なるとき、時間管理部180は、第1圃場籾摺り時間614が第3圃場籾摺り完了時刻636に開始するように、第1圃場籾摺り時間614を変更する。時間管理部180は、第2圃場籾摺り時間624も、第1圃場籾摺り時間614と同様に、変更する。
【0039】
図4に示すステップS150において、時間管理部180は、決定された張込時間、例えば
図6または
図8に示す第3圃場張込時刻630を表す張込時刻信号を出力する。例えば、時間管理部180は、張込時刻信号として、決定された張込時刻を表す電子メールをユーザに送信する。
【0040】
図4に示すステップS160において、端末200の報知部250は、張込時刻信号を受信して、張込時刻をユーザに報知する。例えば、ユーザが、
図3に示す端末200を用いて電子メールを受信する操作を行うと、端末200の報知部250は起動される。報知部250は、受信した電子メールを表示することで、ユーザに張込時刻を報知する。
【0041】
また、
図3に示す時間管理部180は、作業計画データ510に基づき、籾摺り完了時刻より所定の時間前の時刻に籾摺り完了時刻を表す完了時刻信号を出力する。例えば、時間管理部180は、完了時刻信号として、決定された籾摺り完了時刻を表す電子メールをユーザに送信する。完了時刻信号は、張込時刻信号と同じ時刻に合わせて送信されてもよく、張込時刻信号と異なる時刻に送信されてもよい。
【0042】
端末200の報知部250は、完了時刻信号を受信して、籾摺り完了時刻をユーザに報知する。例えば、ユーザが端末200を用いて電子メールを受信する操作を行うと、端末200の報知部250は起動される。報知部250は、受信した電子メールを表示することで、ユーザに籾摺り完了時刻を報知する。
【0043】
このように、作業管理システム1000が張込時刻をユーザに報知することにより、ユーザは張込時刻に合わせて時間を有効に利用することができる。また、作業管理システム1000が籾摺り完了時刻をユーザに報知することにより、ユーザは、籾摺り完了時刻に合わせて、籾殻が取り除かれた穀物を引き取りに行くことができ、時間を有効に利用することができる。
【0044】
(変形例)
実施の形態において説明した構成は一例であり、機能を阻害しない範囲で構成を変更することができる。例えば、
図4に示すステップS110において、報知部250は、予定張込量を推定できる任意の情報を受け付けてもよい。例えば、報知部250は、収穫を予定している圃場を表す情報を受け付け、収穫を予定している圃場に基づき、予定張込量を算出する。
図1に示す作業実績データ500は、各圃場で収穫された穀物が乾燥機300に張り込まれたときの乾燥張込量を、穀物が収穫された圃場と関連付けて記憶する。報知部250は、作業実績データ500から、収穫を予定している圃場の過去の乾燥張込量を取得して、取得された乾燥張込量に基づき、予定張込量を算出する。
【0045】
また、
図4に示すステップS120において、乾燥時間推定部160は、作業実績データ500に記憶された外気湿度を用いて、推定乾燥時間を推定してもよい。例えば、乾燥時間推定部160は、気象庁などの外部サーバから気象情報、例えば湿度を取得して、乾燥機300が収穫された穀物の乾燥を開始するときの推定外気湿度を推定する。例えば、乾燥時間推定部160は、外部サーバから取得された湿度を推定外気湿度として利用する。乾燥時間推定部160には、作業実績データ500における外気湿度と、乾燥張込量と、乾燥時間との関係から、外気湿度が推定外気湿度であるときに予定張込量の穀物を乾燥するために要する推定乾燥時間を算出する。例えば、乾燥時間推定部160には、作業実績データ500に基づき、予定張込量と推定外気湿度とから推定乾燥時間を算出するための演算式が登録されている。乾燥時間推定部160は、この演算式を用いて、予定張込量と推定外気湿度とから推定乾燥時間を算出する。
【0046】
また、
図4に示すステップS120において、乾燥時間推定部160は、作業実績データ500に記憶された初期水分量を用いて、推定乾燥時間を推定してもよい。例えば、乾燥時間推定部160は、作業実績データ500から、収穫を予定している圃場の過去の初期水分量を取得して、取得された初期水分量に基づき、推定水分量を算出する。乾燥時間推定部160は、作業実績データ500における初期水分量と、乾燥張込量と、乾燥時間との関係から、初期水分量である予定張込量の穀物を乾燥するために要する推定乾燥時間を算出する。例えば、乾燥時間推定部160には、作業実績データ500に基づき、予定張込量と推定水分量とから推定乾燥時間を算出するための演算式が登録されている。乾燥時間推定部160は、この演算式を用いて、予定張込量と推定水分量とから推定乾燥時間を算出する。
【0047】
図4に示すステップS130において、籾摺り時間推定部170は、作業実績データ500に記憶された初期水分量を用いて、推定籾摺り時間を推定してもよい。例えば、籾摺り時間推定部170は、作業実績データ500から、収穫を予定している圃場の過去の初期水分量を取得して、取得された初期水分量に基づき、推定水分量を算出する。籾摺り時間推定部170は、推定水分量に基づき、乾燥機300で乾燥されたあとの穀物の量を予定籾摺り張込量として算出する。例えば、乾燥前の初期水分量と、乾燥後の基準水分量と、予定張込量とに基づき、籾摺り時間推定部170は予定籾摺り張込量を算出する。乾燥時間推定部160は、作業実績データ500における籾摺り張込量と、籾摺り時間との関係から、算出された予定籾摺り張込量の穀物から籾殻を取り除くために要する推定籾摺り時間を算出する。例えば、籾摺り時間推定部170には、作業実績データ500に基づき、予定籾摺り張込量から推定籾摺り時間を算出するための演算式が登録されている。籾摺り時間推定部170は、この演算式を用いて、予定籾摺り張込量から推定籾摺り時間を推定する。
【0048】
図8に示す例において、時間管理部180は、第1圃場籾摺り時間614と、第2圃場籾摺り時間624との変更に応じて、第1圃場乾燥時間612と、第2圃場乾燥時間622とを変更してもよい。例えば、時間管理部180は、第1圃場乾燥時間612の終了時刻が第1圃場籾摺り時間614の開始時刻、例えば第3圃場籾摺り完了時刻636になるように、第1圃場乾燥時間612を変更する。この場合、第1圃場張込時刻610も変更される。また、時間管理部180は、第2圃場乾燥時間622も、第2圃場乾燥時間622の終了時刻が第2圃場籾摺り時間624の開始時刻、例えば第1圃場籾摺り完了時刻616になるように、変更する。この場合、第2圃場張込時刻620も変更される。
【0049】
図4に示すステップS160において、報知部250は、ステップS110における予定張込量の入力に応答して、張込時刻を表す画面を入出力装置210に表示してもよい。例えば、報知部250は、ステップS110において、予定張込量を受け付けると、
図3に示す作業管理装置100の乾燥時間推定部160に予定張込量を表す予約信号を送信する。作業管理装置100は、
図4に示すステップS120からステップS150の処理を実行する。作業管理装置100の時間管理部180は、ステップS160において、予約信号に対する応答として、張込時刻信号を送信する。報知部250は、ステップS160において、乾燥処理と籾摺り処理との予約を受け付けたことと、張込時刻とを表す画面を表示する。
【0050】
図4に示すステップS160において、報知部250は、張込時刻に加えて籾摺り完了時刻を報知してもよい。この場合、ステップS150において、作業管理装置100の時間管理部180は、
図6に示す第3圃場張込時刻630と、第3圃場籾摺り完了時刻636とを表す張込時刻信号を送信する。報知部250は、
図4に示すステップS160において、張込時刻信号に基づき、第3圃場張込時刻630と第3圃場籾摺り完了時刻636とを表す画面を表示する。
【0051】
作業管理システム1000は、収穫された穀物の乾燥と、籾摺りとを行うときの張込時刻と籾摺り完了時刻とを推定する例を示したが、収穫された穀物の乾燥と、籾摺りや選別などを含む後処理とを行うときの張込時刻と後処理完了時刻とを推定してもよい。例えば、
図1に示す作業管理装置100の演算装置120は、作業管理プログラム520を実行することで、籾摺りや選別などを含む後処理を行うための推定後処理時間を推定する後処理時間推定部を実現する。後処理時間推定部は、籾摺り時間推定部170が行う処理について、籾摺り時間の代わりに後処理時間を用いる。
【0052】
例えば、作業実績データ500は、後処理に関する後処理情報、例えば籾摺り張込量、後処理時間などを記憶する。後処理時間は、例えば籾摺り機400に穀物が張り込まれてから後処理が完了するまでの時間を表す。作業管理装置100は、後処理が完了する時間を、後処理の最後の処理で使用される機械から取得してもよい。また、作業者が端末200に後処理が完了する時間を入力し、作業管理装置100が端末200から後処理完了時間を取得してもよい。後処理は、例えば、乾燥機300により乾燥された乾燥穀物を、作業者に渡す穀物の状態に加工するための処理を表す。
【0053】
また、後処理時間推定部は、作業実績データ500に基づき、後処理を行うための推定後処理時間を推定する。時間管理部180は、乾燥時間推定部160により推定された推定乾燥時間と推定後処理時間とに基づき、張込時刻と後処理案量時刻とを決定する。
【0054】
以上において説明した実施の形態および変形例は一例であり、各実施の形態および変形例で説明した構成は、機能を阻害しない範囲で、任意に変更してもよく、または/および、任意に組み合わせてもよい。さらに、必要となる機能を実現できれば、実施の形態および変形例で説明した一部の機能を省略してもよい。例えば、乾燥機300と、籾摺り機400とは、作業管理システム1000の外部に設けられてよい。
【符号の説明】
【0055】
1、2 :記憶媒体
20 :ネットワーク
100 :作業管理装置
110 :入出力装置
120 :演算装置
130 :通信装置
140 :記憶装置
150 :データ記憶部
160 :乾燥時間推定部
170 :籾摺り時間推定部
180 :時間管理部
200 :端末
210 :入出力装置
220 :演算装置
230 :通信装置
240 :記憶装置
250 :報知部
300 :乾燥機
400 :籾摺り機
500 :作業実績データ
510 :作業計画データ
520 :作業管理プログラム
530 :報知プログラム
610 :第1圃場張込時刻
612 :第1圃場乾燥時間
614 :第1圃場籾摺り時間
616 :第1圃場籾摺り完了時刻
620 :第2圃場張込時刻
622 :第2圃場乾燥時間
624 :第2圃場籾摺り時間
626 :第2圃場籾摺り完了時刻
630 :第3圃場張込時刻
632 :第3圃場乾燥時間
633 :第3圃場乾燥完了時刻
634 :第3圃場籾摺り時間
636 :第3圃場籾摺り完了時刻
1000 :作業管理システム