(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022126612
(43)【公開日】2022-08-30
(54)【発明の名称】リアルタイムサンプリングデバイス
(51)【国際特許分類】
A61B 10/02 20060101AFI20220823BHJP
A61B 1/018 20060101ALI20220823BHJP
【FI】
A61B10/02 300Z
A61B1/018 515
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022022830
(22)【出願日】2022-02-17
(31)【優先権主張番号】63/150,708
(32)【優先日】2021-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/554,254
(32)【優先日】2021-12-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】304050923
【氏名又は名称】オリンパスメディカルシステムズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100139686
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 史朗
(74)【代理人】
【識別番号】100147267
【弁理士】
【氏名又は名称】大槻 真紀子
(74)【代理人】
【識別番号】100207789
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 良平
(72)【発明者】
【氏名】クリストファー・ラルフ
(72)【発明者】
【氏名】ジーン-マーティン・ベイラージョン
(72)【発明者】
【氏名】デイヴィット・ヘリン
【テーマコード(参考)】
4C161
【Fターム(参考)】
4C161CC06
4C161FF43
4C161GG15
(57)【要約】
【課題】組織サンプルを採取するための装置およびシステム、ならびにその製作方法を提供すること。
【解決手段】様々な開示される実施形態は、多管腔カテーテル機能を実施するための例示的な装置およびシステム、ならびにその装置を製作する方法を含む。例示的な装置は、多管腔シースと、多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップと、ライナと、を含む。キャップは、傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクションと、傾斜路セクションから遠位に配置される撮像セクションと、を含む。傾斜路は、医療デバイスをライナ内から出口ポートへと移動できるようにする。遠位の傾斜路セクションは、可撓性のある近位セクションから遠位方向に延び、傾斜路セクションの傾斜路により受け入れられる。遠位の傾斜路セクションは、湾曲部分を有する。キャップは、遠位の傾斜路セクションのタブを受け入れるためのソケットを含む。湾曲部分は、曲げレリーフ構造を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置であって、
多管腔シースと、
前記多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップと、
ライナであって、
可撓性のある近位セクション、および
C形状の横断面を有する遠位の傾斜路セクションであって、前記可撓性のある近位セクションから遠位方向に延びるように、かつ前記キャップにより受入れ可能であるように構成される、遠位の傾斜路セクション
を含む、ライナと、
を備える装置。
【請求項2】
前記キャップは、
傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクションであって、前記傾斜路が、医療デバイスを前記ライナ内から前記出口ポートへと移動できるように構成される、傾斜路セクションと、
前記傾斜路セクションから遠位方向に配置され、かつ撮像デバイスを受け入れるように構成された撮像セクションと、
をさらに含み、
前記遠位の傾斜路セクションは、前記遠位の傾斜路セクションの少なくとも一部に沿って所定の曲率半径を有する長手方向軸を含む、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記キャップは、前記傾斜路の遠位端に配置されたソケットをさらに含み、また
前記ライナは、前記遠位の傾斜路セクションから遠位方向に配置されたタブをさらに含み、前記タブは、前記ソケット内に受入れ可能であるように構成される、請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記ライナは、前記遠位の傾斜路セクションと前記タブとの間に配置されたネックセクションをさらに含む、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記タブは、第1の寸法を含み、また前記ネックセクションは、第2の寸法を含み、前記第1の寸法および前記第2の寸法は、前記遠位の傾斜路セクションの前記長手方向軸に対して直角であり、前記第1の寸法は、前記第2の寸法よりも大きい、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記遠位の傾斜路セクションは、曲げセクションおよび直線セクションをさらに含む、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記曲げセクションは、曲げレリーフ構造を含む、請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記曲げレリーフ構造は、複数のレーザカット部を含む、請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記キャップは、前記ソケット内に受入れ可能な接着剤をさらに含む、請求項3に記載の装置。
【請求項10】
システムであって、
医療デバイス、および
多管腔デバイスを備え、前記多管腔デバイスは、
ハンドルであって、
少なくとも2つの管腔、
前記少なくとも2つの管腔のうちの第1の管腔と連通している第1のポート、および
前記少なくとも2つの管腔のうちの第2の管腔と連通している第2のポートを含み、前記第2のポート、および前記少なくとも2つの管腔のうちの前記第2の管腔は、前記医療デバイスの一部を摺動可能に受け入れるように構成される、ハンドルと、
前記ハンドルに取付け可能な多管腔シースと、
前記多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップと、
ライナであって、
可撓性のある近位セクション、および
C形状の横断面を有し、前記可撓性のある近位セクションから遠位方向に延び、かつ前記キャップにより受入れ可能であるように構成された遠位の傾斜路セクション
を含む、ライナと、
を含む、システム。
【請求項11】
前記キャップは、
傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクションであって、前記傾斜路が、医療デバイスを前記ライナ内から前記出口ポートへと移動できるように構成される、傾斜路セクションと、
前記傾斜路セクションから遠位方向に配置され、かつ撮像デバイスを受け入れるように構成された撮像セクションと、
をさらに含み、
前記遠位の傾斜路セクションは、前記遠位の傾斜路セクションの少なくとも一部に沿って所定の曲率半径を有する長手方向軸を含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項12】
前記キャップは、前記傾斜路の遠位端に配置されたソケットを含み、また
前記ライナは、前記遠位の傾斜路セクションから遠位方向に配置されたタブをさらに含み、前記タブは、前記ソケット内に受入れ可能であるように構成される、請求項11に記載のシステム。
【請求項13】
前記ライナは、前記遠位の傾斜路セクションと前記タブとの間に配置されたネックセクションをさらに含む、請求項12に記載のシステム。
【請求項14】
前記タブは、第1の寸法を含み、また前記ネックセクションは、第2の寸法を含み、前記第1の寸法および前記第2の寸法は、前記遠位の傾斜路セクションの前記長手方向軸に対して直角であり、前記第1の寸法は、前記第2の寸法よりも大きい、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記遠位の傾斜路セクションは、曲げセクションおよび直線セクションをさらに含む、請求項10に記載のシステム。
【請求項16】
前記曲げセクションは、曲げレリーフ構造を含む、請求項15に記載のシステム。
【請求項17】
前記曲げレリーフ構造は、複数のレーザカット部を含む、請求項16に記載のシステム。
【請求項18】
前記キャップは、前記ソケット内に受入れ可能な接着剤をさらに含む、請求項12に記載のシステム。
【請求項19】
方法であって、
多管腔シース、
前記多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップであって、
傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクション、および
前記傾斜路セクションから遠位方向に配置される撮像セクション
を含むキャップ、ならびに
ライナであって、
可撓性のある近位セクション、および
C形状の横断面を有する遠位の傾斜路セクション
を含む、ライナ
を提供するステップと、
前記遠位の傾斜路セクションを前記キャップの中に挿入するステップと、
前記遠位の傾斜路セクションを前記キャップ内に固定するステップと、
前記ライナの近位端を前記多管腔シースの管腔の中に挿入するステップと、
前記キャップの近位端を前記多管腔シースの遠位端に固定するステップと、
を含む方法。
【請求項20】
前記遠位の傾斜路セクションを前記キャップの中に挿入する前記ステップの前に、前記遠位の傾斜路セクションを曲げること、および前記遠位の傾斜路セクションの曲げ力を低減することから選択されたアクションを実施するステップをさらに含む、請求項19に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
優先権の主張
本出願は、2021年2月18日に出願された米国特許仮出願第63/150,708号の利益を主張し、その内容を参照により本明細書に組み込むものとする。
【背景技術】
【0002】
このセクションにおける説明は、単に本開示に関する背景情報を提供するだけであり、従来技術を構成するものではない。
【0003】
生体または他の対象物内に、薄く細長い器具を挿入し、操作することは、最小の侵襲性技法を用いて、これらの体または対象物の、常に向上し続けるタイプの解析、診断、および治療を可能にする。2つの例によれば、内視鏡撮像およびカテーテル治療は、侵襲性の手術を行うことなく、数多くの内部の病変の評価および治療を可能にしてきている。
【0004】
同様に、細長い器具はまた、比較的非侵襲的に、体内からサンプルを収集するために使用することができる。例えば、検出された病変が癌性のものかどうかを判定するために、肺からの生検が必要な場合、サンプルを得るために患者の胸部を切開するのではなく、1つまたは複数の細長い器具を病変の近くの場所へとガイドしてサンプルを得るために、気管支鏡などの挿入デバイスを使用することができる。しかし、単に、細長い器具を病変近くの場所に運ぶことは、病変それ自体をサンプリングするのに必要なことの一部を示すに過ぎない可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許仮出願第63/123,731号
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
様々な開示される実施形態は、組織サンプルを採取するための例示的な装置およびシステムを含む。
【0007】
例示的な実施形態では、装置は、多管腔シースと、多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップと、ライナと、を含む。キャップは、傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクションと、傾斜路セクションから遠位に配置される撮像セクションと、を含む。傾斜路は、医療デバイスを、ライナ内から出口ポートへと移動できるようにする。ライナは、可撓性のある近位セクションと、C形状の横断面を有する遠位の傾斜路セクションと、を含む。遠位の傾斜路セクションは、可撓性のある近位セクションから遠位方向に延び、キャップの傾斜路セクションの傾斜路により受け入れられる。遠位の傾斜路セクションは、遠位の傾斜路セクションの少なくとも一部に沿って所定の曲率半径を有する長手方向軸を含む。
【0008】
別の例示的な実施形態では、キャップは、傾斜路の遠位端に配置されたソケットを含む。ライナは、遠位の傾斜路セクションから遠位方向に配置されたタブをさらに含む。タブは、組立中にソケット内に受け入れられる。ライナは、遠位の傾斜路セクションとタブとの間に配置されるネックセクションをさらに含む。
【0009】
別の例示的な実施形態では、システムは、医療デバイスおよび多管腔デバイスを含む。多管腔デバイスは、多管腔シース、多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップ、およびライナを含む。キャップは、傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクションと、傾斜路セクションから遠位に配置される撮像セクションと、を含む。傾斜路は、医療デバイスを、ライナ内から出口ポートへと移動できるようにする。ライナは、可撓性のある近位セクションと、C形状の横断面を有する遠位の傾斜路セクションと、を含む。遠位の傾斜路セクションは、可撓性のある近位セクションから遠位方向に延び、キャップの傾斜路セクションの傾斜路により受け入れられる。遠位の傾斜路セクションは、遠位の傾斜路セクションの少なくとも一部に沿って所定の曲率半径を有する長手方向軸を含む。
【0010】
別の例示的な実施形態では、上記で述べられた装置を作成するためのプロセスが提供される。
【0011】
前述の要約は、例示的なものに過ぎず、決して限定することを意図するものではない。上記で述べられた例示的な態様、実施形態、および特徴に加えて、さらなる態様、実施形態、および特徴が、図面および以下の詳細な説明を参照することにより明らかになろう。
【0012】
例示的な実施形態は、参照される図面の諸図において示される。本明細書で開示される実施形態および図は、限定するものではなく、例示的なものであると見なされるように意図される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】例示的なサンプリングシステムの側面図である。
【
図2】
図1のシステムで使用される例示的な多管腔カテーテルの一部の遠位端のX線図である。
【
図5】
図1のシステムで使用される遠位先端の遠位端の一部の部分的なX線等角図である。
【
図6】
図1のシステムにおいて使用される例示的な多管腔カテーテルの遠位端および遠位先端の一部の部分的なX線側面図である。
【
図7】例示的な多管腔カテーテルの遠位端の一部の部分的なX線等角図である。
【
図8】例示的な多管腔カテーテルの遠位端の一部の部分的なX線等角図である。
【
図9】例示的な多管腔カテーテルの遠位端の一部の部分的なX線等角図である。
【
図10】例示的な多管腔カテーテルの遠位端の一部の部分的なX線等角図である。
【
図11】例示的な多管腔カテーテルを作成するための例示的な方法を示すフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
様々な図面における同様の参照記号は、概して、同様の要素を示す。
【0015】
以下の記述は、限定するものではなく、説明のためだけであるが、体内に挿入可能な多管腔装置を用いて組織のサンプルを採取するための装置およびシステムの様々な実施形態を説明する。
【0016】
本明細書で述べられるシステムの様々な実施形態は、細長い器具を展開し、かつ制御するプロセスを支援できることが理解されよう。様々な実施形態では、システムは、撮像プローブおよびサンプリング針を囲むシースを含むことのできる多管腔装置を含む。シースは、サンプルが採取される目標とする組織に達するように、体内に挿入可能である。撮像プローブが使用されて、サンプルを採取すべき対象組織、または組織の一部の位置を特定することができる。その組織のサンプルを取得するために、サンプリング針を使用することができる。
【0017】
様々な実施形態では、システムは、穴または他の開口部を介して体内に挿入可能な挿入導管を含む内視鏡または気管支鏡などの挿入デバイスと結合することができる。挿入デバイスは、挿入導管を体内に挿入して、体内の望ましい場所へと送ることができるようにする。挿入導管は、挿入導管を通って延びることのできる多管腔装置を受け入れるように構成され得る。多管腔装置は、体内の望ましい場所において、組織サンプルを取得するように、挿入デバイスを介して体内に挿入可能である。例示的な多管腔装置は、以下で述べられる。
【0018】
様々な実施形態では、
図1で示されるように、例示的なシステム12は、内視鏡または気管支鏡など、挿入デバイス18(その一部だけが
図1に示されている)を含む。前に述べたように、挿入デバイス18は、穴または他の開口部(そのいずれも
図1に示されていない)を介して体内に挿入可能な挿入導管を含む。挿入デバイス18は、多管腔カテーテルデバイス14の管腔を通って望ましい場所まで延びることのできる医療デバイス16を受け入れる多管腔カテーテルデバイス14を受け入れる。前にも述べたように、様々な実施形態では、医療デバイス16は、ハンドルに接続されかつシース内に収容された撮像プローブおよび/またはサンプリング針を含むことができる(そのいずれも、
図1で個々に示されていない)。医療デバイス16は、体内の望ましい場所において組織サンプルを取得するために、多管腔カテーテルデバイス14および挿入デバイス18を介して挿入可能である。
【0019】
挿入デバイス18は、医療手技において使用される任意の数の異なるタイプのスコープであり得ることが理解されよう。スコープは、気管支鏡、腹腔鏡、咽頭鏡など、多数回使用または1回使用の内視鏡を含むことができる。多管腔カテーテルデバイス14は、ハンドルデバイスに取り付けられた挿入管内に位置する2つ以上の管腔を含む任意のデバイスとすることができる。多管腔カテーテルデバイス14の管腔は、撮像デバイスおよび医療デバイス16を受け入れるのに適することができる。受け入れられる撮像デバイスは、カメラ、またはラジアル超音波プローブもしくは同様のデバイスなどの超音波デバイスを含むことができる。様々な実施形態では、多管腔カテーテルデバイス14は、挿入デバイス18に回転可能に結合されるベースセクションと、ベースセクションにより摺動可能に受け入れられるポートと、を含むことができる。例示的な多管腔カテーテルシステムは、2020年12月10日に出願された特許文献1で示され、述べられており、その内容が参照により本明細書に組み込まれる。
【0020】
様々な実施形態では、多管腔カテーテルデバイス14の挿入管は、挿入デバイス18の作業チャネルポート内に受け入れられる。多管腔カテーテルデバイス14は、作業チャネルポートに取り付けることができる。医療デバイス16は、ハンドルの第1の部分に取り付けられる可撓性のあるシースと、可撓性のあるシース内に受け入れられ、かつハンドルの作動器部分に取り付けられる動作ツールと、を含むことができる。動作ツールは、可撓性のある針、細胞標本用ブラシ、または同様のものなど、組織吸引デバイスを含むことができる。動作ツールは、ハンドルの作動器部分の第1の部分に含まれる対応する管腔と連通する管腔を含むことができる。
【0021】
さらに参照すると、
図2で示されるように、多管腔カテーテルデバイス14は、近位端において、多管腔カテーテルデバイス14のハンドル(図示せず)に取り付けられる近位部分52と、近位部分52の遠位端から遠位方向に延びる遠位の傾斜路セクション50と、を含む管腔ライナ20を有する可撓性のある多管腔シースを含む。遠位の傾斜路セクション50と、遠位の傾斜路セクション50に隣接する近位部分52の小部分と、が、キャップセクション60内に受け入れられる。
【0022】
キャップセクション60は、近位の傾斜路セクション62と、遠位のキャップセクション70と、を含む。近位の傾斜路セクション62の近位端は、多管腔シースに取り付けられる。多管腔シース22は、管腔ライナ20を受け入れ、多管腔カテーテルデバイス14のハンドルから延びる。近位の傾斜路セクション62は、取り付けられたとき、多管腔シース22の管腔と位置が一致する近位端を有する第1の管腔68を含む。第1の管腔68は、第1の管腔68の近位端を、キャップセクション60の近位の傾斜路セクション62の出口ポート64に接続する傾斜路63を含む。第1の管腔68は、以下でより詳細に述べられる。遠位のキャップセクション70は、近位の傾斜路セクション62の中へと延びる2つの方向ピン54を含む。
【0023】
近位の傾斜路セクション62はまた、撮像デバイスを、ハンドルから、多管腔シース22を通って遠位のキャップセクション70へと通ることができるようにする第2の管腔を含む。
【0024】
近位の傾斜路セクション62は、第1の管腔68の傾斜路63の遠位に位置するプラグ空洞部66を含む。管腔ライナ20の遠位の傾斜路セクション50の遠位端は、曲げることのできるタブ40を含む。遠位の傾斜路セクション50が、キャップセクション60の近位の傾斜路セクション62の中に挿入された後、タブ40は、プラグ空洞部66の中に曲げられる。タブ40は、プラグ空洞部66の壁に対して摩擦力を加えるような寸法にすることができる。タブ40が中に曲げられた後、医療グレードの接着剤が、プラグ空洞部66の中に入れられ得る。
【0025】
様々な実施形態では、
図3および
図4で示されるように、例示的な管腔ライナは、近位セクション82に取り付けられた遠位の傾斜路セクション80を含む。遠位の傾斜路セクション80および近位セクション82は、ステンレス鋼、ニチノール、または同様の材料など、医療グレードの金属から形成することができる。近位セクション82は、管形状とすることができ、可撓性を向上させるように構成されたレリーフ(図示せず)を含むことができる。遠位の傾斜路セクション80は、樋の形状をしている。遠位の傾斜路セクション80は、湾曲可能なセクション84と、直線傾斜路セクション86と、を含む。湾曲可能なセクション84は、遠位の傾斜路セクション80が、湾曲可能なセクション84の位置において曲がるようにするために、レーザもしくは機械加工カットなど、湾曲したレリーフ構造を含む。湾曲可能なセクション84で使用される湾曲レリーフ構造の数、および湾曲レリーフ構造のタイプは、望ましい可撓性および曲率半径を生成するために、任意の数のバリエーションから選択される。
【0026】
直線傾斜路セクション86は、湾曲可能なセクション84から遠位方向に延びる。直線傾斜路セクション86の遠位端は、ネックセクション90を介して接続されるタブ100を含む。ネックセクション90は、直線傾斜路セクション86の遠位端へと長手方向に切り込まれたスリットにより部分的に画定され得る。ネックセクション90の形状および長さは、製作者が、タブ100を、
図2で示されたプラグ空洞部66などのプラグ空洞部の中に容易に曲げられるように選択される。
【0027】
様々な実施形態では、近位セクション82の遠位端の上縁部は、レリーフ切抜き106を含む。レリーフ切抜き106は、医療デバイスが、近位セクション82を通って前後に移動し、出口ポートを通過する前に、湾曲可能なセクション84に沿って偏向するとき、医療デバイスとの摩擦を減らすように設計される。
【0028】
様々な実施形態では、
図5および
図6で示すように、多管腔カテーテルデバイスのための遠位のキャップセクションの傾斜路セクション182は、キャップセクションの管腔の近位の開口部188の近くから延びる傾斜路184を含むように成形される、または形成される。傾斜路184は、近位端よりも傾斜路184の遠位端に近い傾斜路184の上面に沿って位置する接着剤レリーフ186を含む。プラグ空洞部166は、傾斜路184の遠位端から遠位方向に位置する。傾斜路184およびプラグ空洞部166は、出口ポートを介して傾斜路セクション182を囲む環境に露出される。
【0029】
様々な実施形態では、管腔ライナ180の遠位端が傾斜路セクション182の中に挿入される前に、管腔ライナ180の遠位端は、傾斜路184と適合させるように、望ましい角度に事前に曲げることができる。さらに管腔ライナ180の遠位端が、傾斜路セクション182の中に挿入される前に、接着剤196を、接着剤レリーフ186の両側において傾斜路184に塗布することができる。接着剤レリーフ186は、接着剤196の層のために、傾斜路と管腔ライナ180との間に空間ができるようにする。管腔ライナ180が、傾斜路セクション182の中への挿入中に真っ直ぐである場合、
図3および
図4において上記で示され、述べられたものなどの湾曲レリーフ構造は、管腔ライナ180を傾斜路184の角度に従って湾曲させることができる。接着剤レリーフ186および接着剤196が存在する場合、傾斜路184と管腔ライナ180の遠位端との間に接合が形成される。
【0030】
管腔ライナ180が傾斜路セクション182内に適切に配置された後、管腔ライナ180の遠位端に取り付けられた遠位のタブ194が、プラグ空洞部166の中へと機械的に曲げられる。プラグ空洞部166は、次いで、接着剤で満たされて、接着剤プラグ190を形成し、したがって、タブ194をしっかりとプラグ空洞部166内に保持する。
【0031】
様々な実施形態では、
図7で示すように、多管腔カテーテルデバイスのためのキャップセクション208の傾斜路セクション206は、管腔ライナ200の遠位端に接合される傾斜路202を含む。傾斜路202は、傾斜路202の一部に沿って位置する深い溝セクション204を含む。深い溝セクション204は、管腔ライナ200の遠位端を挿入する前に接着剤を受け入れるために使用される。
【0032】
様々な実施形態では、
図8で示すように、多管腔カテーテルデバイスのためのキャップセクション218の傾斜路セクション226は、傾斜路219と、傾斜路219から遠位方向に位置するプラグ空洞部222と、ピン管腔224と、ロッキングピン220と、を含む。ピン管腔224は、傾斜路セクション226の遠位面と、プラグ空洞部222の遠位壁と、の間を接続する。遠位のタブ214を備える管腔ライナ212が、傾斜路セクション226の中に挿入された後、タブ214は、上記で述べた他のタブと同様に、プラグ空洞部222の中に機械的に曲げられる。タブ214が曲げられた後、ロッキングピン220がピン管腔224の中に挿入されて、ロッキングピン220の近位端が、プラグ空洞部222の中に突き出るようにする。ロッキングピン220は、タブ214に対するロック機構を提供する。この時点で、接着剤が、プラグ空洞部222の中へとタブ214およびロッキングピン220の周囲に入れられ得る。
【0033】
様々な実施形態では、
図9で示すように、多管腔カテーテルデバイスのキャップセクション260の傾斜路セクション264は、管腔ライナ252の遠位端および関連する遠位のタブ254を受け入れるための傾斜路およびプラグ空洞部262を含む。タブ254がプラグ空洞部262の中に曲げられた後、ピン266がプラグ空洞部262の中に挿入される。ピン266は、尖った遠位端を含む。したがって、ピン266が力を加えてプラグ空洞部262の中に挿入されたとき、尖った遠位端は、プラグ空洞部262の遠位壁の中に部分的に、または完全に埋め込まれ得る。ピン266は、タブ254に対するロック機構を提供する。ピン266が挿入された後、接着剤がプラグ空洞部262の中へとタブ254およびピン266の周囲に入れられ得る。
【0034】
様々な実施形態では、
図10で示すように、多管腔カテーテルデバイスのキャップセクション267の傾斜路セクション268は、管腔ライナ270の遠位端と、そこから延びる関連する細長い遠位のタブ272と、を受け入れるための傾斜路およびプラグ空洞部262を含む。傾斜路セクション268はまた、プラグ空洞部262から遠位に位置するタブ受入れ領域274を含む。タブ受入れ領域274は、キャップセクション267を形成するために使用されるものよりも柔軟な材料を含むことができる。タブ受入れ領域274はまた、さらなる管腔または透過性の壁を含むことができる。細長い遠位のタブ272は、プラグ空洞部262の長さ値よりも大きな長さ値を有する。管腔ライナ270が、傾斜路セクション268内の望ましい位置へと挿入された後、細長い遠位のタブ272は曲げられて、プラグ空洞部262とタブ受入れ領域274との両方の中に入る。細長い遠位のタブ272は、管腔ライナ270に対するロック機構を提供する。細長い遠位のタブ272が挿入された後、接着剤が、プラグ空洞部262の中へとタブ272の周囲に入れられ得る。
【0035】
図11で示されるように、様々な実施形態において、方法290は、上記で示され、かつ述べられたデュアル管腔カテーテルデバイスの1つまたは複数のものを作成するための動作ステップを示す。まず、ブロック292で、管腔ライナの遠位端が、デュアル管腔カテーテルのための遠位のキャップ構成要素の傾斜路セクションの中に挿入される。様々な実施形態では、管腔ライナは、傾斜路セクションの中に挿入される前に、事前に曲げておく必要があり得る。その次のブロック294で、管腔ライナの遠位端の傾斜路セクションは、キャップセクションに固定される。ブロック296で、管腔ライナの近位端が、多管腔シースの管腔の中に挿入される。次いでブロック298において、遠位のキャップ構成要素の近位端は、多管腔シースの遠位端に取り付けられる。遠位のキャップ構成要素の多管腔シースへの取付けは、様々な接着剤により、または構成要素の周囲に熱収縮材料を適用することにより達成することができる。
【0036】
前述の論議および関連する図面の諸図から、様々な実施形態が開示され、例示されていることが理解されよう。そのために、また何らかの限定(推定されない)を示唆することなく、以下の段落は、限定するのではなく単なる例として本明細書で開示される様々な実施形態の非限定的な要約を記載する。
【0037】
A.装置であって、多管腔シースと、多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップと、ライナであって、可撓性のある近位セクション、およびC形状の横断面を有する遠位の傾斜路セクションであって、可撓性のある近位セクションから遠位方向に延びるように、かつキャップにより受入れ可能であるように構成される、遠位の傾斜路セクションを含むライナと、を備える装置。
【0038】
B.キャップは、傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクションであって、傾斜路が、医療デバイスをライナ内から出口ポートへと移動できるように構成される、傾斜路セクションと、傾斜路セクションから遠位方向に配置され、かつ撮像デバイスを受け入れるように構成された撮像セクションと、をさらに含み、遠位の傾斜路セクションは、遠位の傾斜路セクションの少なくとも一部に沿って所定の曲率半径を有する長手方向軸を含む、Aの装置。
【0039】
C.キャップは、傾斜路の遠位端に配置されたソケットをさらに含み、またライナは、遠位の傾斜路セクションから遠位方向に配置されたタブをさらに含み、タブは、ソケット内に受入れ可能であるように構成される、Bの装置。
【0040】
D.ライナは、遠位の傾斜路セクションとタブとの間に配置されたネックセクションをさらに含む、Cの装置。
【0041】
E.タブは、第1の寸法を含み、またネックセクションは、第2の寸法を含み、第1の寸法および第2の寸法は、遠位の傾斜路セクションの長手方向軸に対して直角であり、第1の寸法は、第2の寸法よりも大きい、Dの装置。
【0042】
F.遠位の傾斜路セクションは、曲げセクションおよび直線セクションをさらに含む、Aの装置。
【0043】
G.曲げセクションは、曲げレリーフ構造を含む、Fの装置。
【0044】
H.曲げレリーフ構造は、複数のレーザカット部を含む、Gの装置。
【0045】
I.キャップは、ソケット内に受入れ可能な接着剤をさらに含む、Cの装置。
【0046】
J.システムであって、医療デバイス、および多管腔デバイスを備え、多管腔デバイスは、ハンドルであって、少なくとも2つの管腔、少なくとも2つの管腔のうちの第1の管腔と連通している第1のポート、および少なくとも2つの管腔のうちの第2の管腔と連通している第2のポートを含み、第2のポート、および少なくとも2つの管腔のうちの第2の管腔は、医療デバイスの一部を摺動可能に受け入れるように構成される、ハンドルと、ハンドルに取付け可能な多管腔シースと、多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップと、ライナであって、可撓性のある近位セクション、およびC形状の横断面を有し、可撓性のある近位セクションから遠位方向に延び、かつキャップにより受入れ可能であるように構成された遠位の傾斜路セクションを含むライナと、を含む、システム。
【0047】
K.キャップは、傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクションであって、傾斜路が、医療デバイスをライナ内から出口ポートへと移動できるように構成される、傾斜路セクションと、傾斜路セクションから遠位方向に配置され、かつ撮像デバイスを受け入れるように構成された撮像セクションと、をさらに含み、遠位の傾斜路セクションは、遠位の傾斜路セクションの少なくとも一部に沿って所定の曲率半径を有する長手方向軸を含む、Jのシステム。
【0048】
L.キャップは、傾斜路の遠位端に配置されたソケットを含み、またライナは、遠位の傾斜路セクションから遠位方向に配置されたタブをさらに含み、タブは、ソケット内に受入れ可能であるように構成される、Kのシステム。
【0049】
M.ライナは、遠位の傾斜路セクションとタブとの間に配置されたネックセクションをさらに含む、Lのシステム。
【0050】
N.タブは、第1の寸法を含み、またネックセクションは、第2の寸法を含み、第1の寸法および第2の寸法は、遠位の傾斜路セクションの長手方向軸に対して直角であり、第1の寸法は、第2の寸法よりも大きい、Mのシステム。
【0051】
O.遠位の傾斜路セクションは、曲げセクションおよび直線セクションをさらに含む、Jのシステム。
【0052】
P.曲げセクションは、曲げレリーフ構造を含む、Oのシステム。
【0053】
Q.曲げレリーフ構造は、複数のレーザカット部を含む、Pのシステム。
【0054】
R.キャップは、ソケット内に受入れ可能な接着剤をさらに含む、Lのシステム。
【0055】
S.方法であって、多管腔シース、多管腔シースの遠位端に取付け可能な近位端を有するキャップであって、傾斜路および出口ポートを有する傾斜路セクション、および傾斜路セクションから遠位に配置される撮像セクションを含む、キャップ、ならびにライナであって、可撓性のある近位セクション、およびC形状の横断面を有する遠位の傾斜路セクションを含む、ライナを提供するステップと、遠位の傾斜路セクションをキャップの中に挿入するステップと、遠位の傾斜路セクションをキャップ内に固定するステップと、ライナの近位端を多管腔シースの管腔の中に挿入するステップと、キャップの近位端を多管腔シースの遠位端に固定するステップと、を含む方法。
【0056】
T.遠位の傾斜路セクションをキャップの中に挿入するステップの前に、遠位の傾斜路セクションを曲げること、および遠位の傾斜路セクションの曲げ力を低減することから選択されたアクションを実施するステップをさらに含む、Sの方法。
【0057】
いくつかの例では、1つまたは複数の構成要素は、本明細書において、「するように構成される」、「により構成される」、「するように構成できる」、「するように動作可能である/動作する」、「適合される/適合できる」、「することができる」、「するように適応できる/適応される」などと呼ぶことができる。このような用語(例えば、「するように構成される」など)は、概して、文脈が他のことを要求しない限り、アクティブ状態の構成要素、および/または非アクティブ状態の構成要素、および/または待機状態の構成要素を包含することを当業者であれば認識されよう。
【0058】
本明細書で述べられる本主題の特定の諸態様が示されかつ述べられてきたが、本明細書における教示に基づき、本明細書で述べられた主題およびその広範囲な態様から逸脱することなく、変更および修正を行うことができ、したがって、添付の特許請求の範囲は、このようなすべての変更および修正を、本明細書で述べられる主題の真の趣旨および範囲に含まれるものとして、その範囲に包含することが当業者であれば明らかであろう。概して、本明細書で、特に添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)で使用される用語は、一般に、「オープン」な用語として意図されていることが当業者であれば理解されよう(例えば、「含んでいる(including)」という用語は、「含んでいるがこれだけに限らない」と解釈されるべきであり、「有する」という用語は、「少なくとも有する」と解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は、「含むがこれだけに限らない」と解釈されるべきであり、以下同様である)。導入された請求項の記載において特定の数が意図される場合、このような意図は、請求項で明示的に記載されることになり、このような記載がない場合、このような意図は存在しないことが当業者であればさらに理解されよう。例えば、理解しやすくするように、以下の添付の特許請求の範囲は、請求項の記載を導くために、導入フレーズ「少なくとも1つの」、および「1つまたは複数の」の使用を含むことができる。しかし、このようなフレーズを使用することは、不定冠詞「1つの(a)」または「1つの(an)」による請求項の記載の導入が、このように導入された請求項の記載を含む任意の特定の請求項を、1つだけのこのような記載だけを含む請求項に限定することを示唆するものと解釈されるべきではなく、同じ請求項が、導入フレーズ「1つまたは複数の」または「少なくとも1つの」、および「1つの(a)」または「1つの(an)」などの不定冠詞を含む場合であってもそうであり(例えば、「1つの(a)」および/または「1つの(an)」は、通常「少なくとも1つの」または「1つまたは複数の」を意味するものと解釈されるべきである)、同様のことは、請求項の記載の導入に使用される定冠詞の使用に対しても正しい。加えて、導入された請求項の記載の特定の数が明示的に記載される場合であっても、このような記載は、通常、少なくとも記載された数を意味するものと解釈されるべきでることが当業者であれば認識されよう(例えば、他の修飾語を含まない「2つの記載」の単なる記載は、通常、少なくとも2つの記載、または2つ以上の記載を意味する)。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つ、など」に類似する表記法が使用される例では、概して、このような構成は、当業者がその表記法を理解するはずの意味であるように意図されている(例えば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、これだけに限らないが、Aだけ、Bだけ、Cだけ、AおよびBを共に、AおよびCを共に、BおよびCを共に、ならびに/またはA、B、およびCを共になど、を有するシステムを含むことになる)。記述、請求項、または図面であっても、2つ以上の代替的な用語を提示する選言的な単語および/またはフレーズは、通常、特段の指示がない限り、用語のうちの1つ、用語のいずれか、または両方の用語を含む可能性が企図されるものと理解されるべきであることが当業者であればさらに理解されよう。例えば、フレーズ「AまたはB」は、通常、「A」、または「B」、または「AおよびB」の可能性を含むものと理解されよう。
【0059】
添付の特許請求の範囲に関して、当業者であれば、そこに記載された動作は、概して、任意の順序で実施できることが理解されよう。さらに、様々な動作の流れが連続的に提示される場合であっても、様々な動作は、示されたもの以外の他の順序で実施することができる、または同時に実施できることを理解すべきである。このような代替の順序付けの例は、文脈が他の形を指定しない限り、重複させる、交互配置する、中断する、再順序付け、増加させる、前置きする、捕捉する、同時にする、逆にする、または他の異なる順序付けを含むことができる。さらに「に応ずる」、「に関する」、または他の過去時制の形容詞などの用語は、概して、文脈が他の形を指定しない限り、このような変形形態を除外するようには意図されていない。
【0060】
開示された主題が、例示的な実施形態によって述べられているが、特許請求の範囲に記載された特許請求される主題の範囲から逸脱することなく、それに対して様々な変更を行えることを当業者であれば理解されよう。
【符号の説明】
【0061】
12 システム
14 多管腔カテーテルデバイス
16 医療デバイス
18 挿入デバイス
20 管腔ライナ
22 多管腔シース
40 タブ
50 傾斜路セクション
52 近位部分
54 方向ピン
60 キャップセクション
62 近位の傾斜路セクション
63 傾斜路
64 出口ポート
66 プラグ空洞部
68 第1の管腔
70 遠位のキャップセクション
80 遠位の傾斜路セクション
82 近位セクション
84 湾曲可能なセクション
86 直線傾斜路セクション
90 ネックセクション
100 タブ
106 レリーフ切抜き
166 プラグ空洞部
180 管腔ライナ
182 傾斜路セクション
184 傾斜路
186 接着剤レリーフ
188 近位の開口部
190 接着剤プラグ
194 タブ
196 接着剤
200 管腔ライナ
202 傾斜路
204 深い溝セクション
206 傾斜路セクション
208 キャップセクション
212 管腔ライナ
214 タブ
218 キャップセクション
219 傾斜路
220 ロッキングピン
222 プラグ空洞部
224 ピン管腔
226 傾斜路セクション
252 管腔ライナ
254 タブ
260 キャップセクション
262 プラグ空洞部
264 傾斜路セクション
266 ピン
267 キャップセクション
268 傾斜路セクション
270 管腔ライナ
272 タブ
274 タブ受入れ領域
【外国語明細書】