(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022126789
(43)【公開日】2022-08-30
(54)【発明の名称】インターフェースフォーカス制御方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0487 20130101AFI20220823BHJP
【FI】
G06F3/0487
【審査請求】有
【請求項の数】17
【出願形態】OL
【公開請求】
(21)【出願番号】P 2022100442
(22)【出願日】2022-06-22
(31)【優先権主張番号】202110703359.5
(32)【優先日】2021-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】521208273
【氏名又は名称】阿波▲羅▼智▲聯▼(北京)科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】APOLLO INTELLIGENT CONNECTIVITY(BEIJING)TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】101, 1st Floor, Building 1, Yard 7, Ruihe West 2nd Road, Beijing Economic and Technological Development Zone, Beijing 100176, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【弁理士】
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ユァンビン
(72)【発明者】
【氏名】リュウ, シュビン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】車載インフォテインメントのインターネット技術の分野での、インターフェースフォーカス制御方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】方法は、端末機器のキー識別情報及び対応するキーの押し方と組み合わせて現在のディスプレイインターフェースを処理して、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影し、端末機器のキー操作命令により、現在のディスプレイインターフェースを処理することを実現する。処理されたディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に同期させることにより、端末機器のハードキーによって車載インフォテインメントがフォーカス状態になる機能を効率的、かつ、機敏に完成し、ユーザの使用体験を向上させる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディスプレイインターフェースのフォーカス制御方法であって、
端末機器のキー操作命令を取得するステップであって、前記キー操作命令はキー識別情報及び対応するキーの押し方を含むステップと、
前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、現在のディスプレイインターフェースを処理するステップと、
処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影するステップと、
を含む、ディスプレイインターフェースのフォーカス制御方法。
【請求項2】
前記現在のディスプレイインターフェースがフォーカスオブジェクトを含み、
前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、前記現在のディスプレイインターフェースを処理するステップが、
前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、前記フォーカスオブジェクトに対するフォーカス制御命令を決定するステップと、
前記フォーカス制御命令に基づいて、前記フォーカスオブジェクトを制御するステップと、
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記フォーカスオブジェクトが複数であり、
前記フォーカス制御命令に基づいて、前記フォーカスオブジェクトを制御するステップが、
前記フォーカス制御命令がフォーカス状態表示命令である場合、前記フォーカス状態表示命令に基づいて、前記複数のフォーカスオブジェクトに対するフォーカス状態表示順序を決定するステップと、
前記フォーカス状態表示順序に基づいて、前記複数のフォーカスオブジェクトを順次フォーカス状態表示を行うように制御するステップと、
を含む請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、前記フォーカスオブジェクトに対応する表示時間を決定するステップと、
前記表示時間に基づいて、前記フォーカスオブジェクトのフォーカス状態表示の時間を制御するステップと、
を含む請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記フォーカスオブジェクトがフォーカス領域であり、
前記フォーカス制御命令に基づいて、前記フォーカスオブジェクトを制御するステップが、
前記フォーカス制御命令が前記フォーカス領域に対する確認命令である場合、前記確認命令に基づいて、前記フォーカス領域における指定されたフォーカスコントロールを決定するステップと、
前記指定されたフォーカスコントロールをフォーカス状態表示を行うように制御するステップと、
を含む請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記フォーカスオブジェクトがフォーカス領域におけるフォーカスコントロールであり、
前記フォーカス制御命令に基づいて、前記フォーカスオブジェクトを制御するステップが、
前記フォーカス制御命令が前記フォーカスコントロールに対するクリック命令である場合、前記クリック命令に基づいて、前記フォーカスコントロールに対応する操作を実行するステップを含む請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記フォーカス制御命令に基づいて、前記フォーカスオブジェクトを制御するステップが、
前記フォーカス制御命令がフォーカス状態切替命令である場合、現在フォーカス状態にある第1のフォーカスオブジェクトを取得するステップと、
前記フォーカス状態切替命令及び第1のフォーカスオブジェクトに基づいて、第2のフォーカス状態を決定するステップと、
フォーカス状態を第1のフォーカスオブジェクトから第2のフォーカスオブジェクトに切り替えるステップと、
を含む請求項2に記載の方法。
【請求項8】
ディスプレイインターフェースのフォーカス制御装置であって、
端末機器のキー操作命令を取得するための取得モジュールであって、前記キー操作命令はキー識別情報及び対応するキーの押し方を含む取得モジュールと、
前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、現在のディスプレイインターフェースを処理するための処理モジュールと、
処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影するための投影モジュールと、
を備える、ディスプレイインターフェースのフォーカス制御装置。
【請求項9】
前記現在のディスプレイインターフェースがフォーカスオブジェクトを含み、
前記処理モジュールが、
前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、前記フォーカスオブジェクトに対するフォーカス制御命令を決定するための決定ユニットと、
前記フォーカス制御命令に基づいて、前記フォーカスオブジェクトを制御するための制御ユニットと、
を備える請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記フォーカスオブジェクトが複数であり、
前記制御ユニットが、
前記フォーカス制御命令がフォーカス状態表示命令である場合、前記フォーカス状態表示命令に基づいて、前記複数のフォーカスオブジェクトに対するフォーカス状態表示順序を決定し、
前記フォーカス状態表示順序に基づいて、前記複数のフォーカスオブジェクトを順次フォーカス状態表示を行うように制御する請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、前記フォーカスオブジェクトに対応する表示時間を決定するための決定モジュールと、
前記表示時間に基づいて、前記フォーカスオブジェクトのフォーカス状態表示の時間を制御するための制御モジュールと、
を備える請求項10に記載の装置。
【請求項12】
前記フォーカスオブジェクトがフォーカス領域であり、
前記制御ユニットが、
前記フォーカス制御命令が前記フォーカス領域に対する確認命令である場合、前記確認命令に基づいて、前記フォーカス領域における指定されたフォーカスコントロールを決定し、
前記指定されたフォーカスコントロールをフォーカス状態表示を行うように制御する請求項9に記載の装置。
【請求項13】
前記フォーカスオブジェクトがフォーカス領域におけるフォーカスコントロールであり、
前記制御ユニットが、
前記フォーカス制御命令が前記フォーカスコントロールに対するクリック命令である場合、前記クリック命令に基づいて、前記フォーカスコントロールに対応する操作を実行する請求項9に記載の装置。
【請求項14】
前記制御ユニットが、
前記フォーカス制御命令がフォーカス状態切替命令である場合、現在フォーカス状態にある第1のフォーカスオブジェクトを取得し、
前記フォーカス状態切替命令及び第1のフォーカスオブジェクトに基づいて、第2のフォーカス状態を決定し、
フォーカス状態を第1のフォーカスオブジェクトから第2のフォーカスオブジェクトに切り替える請求項9に記載の装置。
【請求項15】
少なくとも1つのプロセッサと、
該少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、
を備え、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令が、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行できるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される電子機器。
【請求項16】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令が、コンピュータに請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行させる、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項17】
プロセッサによって実行される場合、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実現するコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コンピュータ技術の分野に関し、特にインターフェースフォーカス制御方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、車載シナリオはすでに人の生活に急速に応用されており、車載シナリオのフォーカス状態シナリオも情勢によって生まれ出る。関連技術では、ノブやタッチパネルなどのハードキーをサポートすることによってフォーカス状態を操作する車載インフォテインメントは多いが、上記の方法では、物理ハードウェア(ノブやタッチパネル)が破損したり、タッチのみをサポートしている車載インフォテインメントの画面が機能しなくなったりした場合、ユーザはフォーカス状態を使用することができない。そのため、いかに効率的かつ迅速にフォーカス機能を使用するかが早急に解決すべき問題である。
【発明の概要】
【0003】
本開示は、インターフェースフォーカス制御方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0004】
本開示の一態様によれば、インターフェースフォーカス制御方法を提供し、端末機器のキー操作命令を取得するステップであって、前記キー操作命令はキー識別情報及び対応するキーの押し方を含むステップと、前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、現在のディスプレイインターフェースを処理するステップと、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影するステップと、を含む。
【0005】
本開示の別の態様によれば、インターフェースフォーカス制御装置を提供し、端末機器のキー操作命令を取得するための取得モジュールであって、前記キー操作命令はキー識別情報及び対応するキーの押し方を含む取得モジュールと、前記キー識別情報及び前記キーの押し方に基づいて、現在のディスプレイインターフェースを処理するための処理モジュールと、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影するための投影モジュールと、を備える。
【0006】
本開示の別の態様によれば、電子機器を提供し、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を備え、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが本開示のインターフェースフォーカス制御方法を実行できるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0007】
本開示の別の態様によれば、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は、コンピュータに本開示の実施例に係る電子機器のインターフェースフォーカス制御方法を実行させる。
【0008】
本開示の別の態様によれば、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行される場合、本開示のインターフェースフォーカス制御方法を実現する。
【0009】
上記出願の一実施例は、以下のような利点または有益な効果を有する。
端末機器のキー識別情報及び対応するキーの押し方と組み合わせて現在のディスプレイインターフェースを処理して、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。これにより、端末機器のキー操作命令により、現在のディスプレイインターフェースを処理することを実現し、処理されたディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に同期させることにより、端末機器のハードキーによってフォーカス状態機能を完成することを実現し、ユーザの使用体験を向上させ、ユーザの使用に便利である。
【0010】
なお、この部分に記載されている内容は、本開示の実施例の肝心または重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定することも意図していないことを理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の説明を通して容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図面は、本技術案をよりよく理解するために使用され、本開示を限定するものではない。
【
図1】本開示の一実施例によって提供されるインターフェースフォーカス制御方法の概略フローチャートである。
【
図2】本開示の別の実施例によって提供されるインターフェースフォーカス制御方法の概略フローチャートである。
【
図3】本開示の一実施例によって提供されるフォーカス状態領域の分割図である。
【
図4】本開示の一実施例によって提供されるアジャイルフォーカス状態の技術案の図である。
【
図5】本開示の一実施例によって提供されるインターフェースフォーカス制御装置の概略構成図である。
【
図6】本開示の別の実施例によって提供されるインターフェースフォーカス制御装置の概略構成図である。
【
図7】本開示の実施例に係るインターフェースフォーカス制御方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、図面と組み合わせて本開示の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本開示の実施例の様々な詳細事項が含まれており、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができることを認識されたい。同様に、明確及び簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構造の説明を省略する。
【0013】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施例に係るインターフェースフォーカス制御方法、装置、電子機器及び記憶媒体を説明する。
【0014】
図1は本開示の一実施例によって提供されるインターフェースフォーカス制御方法の概略フローチャートである。なお、本実施例のインターフェースフォーカス制御方法の実行主体はインターフェースフォーカス制御装置であり、インターフェースフォーカス制御装置は、ソフトウェアおよび/またはハードウェアによって実現されることができ、当該実施例のインターフェースフォーカス制御装置は、端末機器に配置されてもよいし、端末機器を制御するための電子機器に配置されてもよい。
【0015】
図1に示すように、当該インターフェースフォーカス制御方法は、以下のステップ101~103を含むことができる。
【0016】
ステップ101において、端末機器のキー操作命令を取得し、ここで、キー操作命令は、キー識別情報及び対応するキーの押し方を含む。
【0017】
いくつかの実施例では、本開示の端末機器は、スマートフォン、タブレット、スマートポータブルデバイスなどを備えることができるが、これらに限定されない。
【0018】
なお、キー操作命令はキー識別情報及び対応するキーの押し方を含み、ここで、キー識別情報は、音量+キー、音量-キー及び電源キーなどのキーに対応する識別情報であってもよく、キーの押し方は、シングルクリック、ダブルクリック、長押しなどを含むが、これらに限定されない。
【0019】
ステップ102において、キー識別情報及びキーの押し方に基づいて、現在のディスプレイインターフェースを処理する。
【0020】
本開示のいくつかの実施例では、キー識別情報および及キーの押し方を取得して、車載インフォテインメントのフォーカスハードキーに対応するイベントメッセージとしてシミュレーションすることができ、それに応じて、イベントメッセージに基づいて、現在のディスプレイインターフェースに対してフォーカス状態制御を行って、処理された現在のディスプレイインターフェースを取得する。
【0021】
ステップ103において、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。
【0022】
本開示の実施例に係るディスプレイインターフェースのフォーカス制御方法は、端末機器のキー識別情報及び対応するキーの押し方と組み合わせて現在のディスプレイインターフェースを処理して、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。これにより、端末機器のキー操作命令により、現在のディスプレイインターフェースを処理することを実現し、処理されたディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に同期させることにより、端末機器のハードキーによってフォーカス状態機能を完成することを実現し、ユーザの使用体験を向上させ、ユーザの使用に便利である。
【0023】
図2は本開示の別の実施例によって提供されるインターフェースフォーカス制御方法の概略フローチャートである。なお、本実施例は、現在のディスプレイインターフェースにフォーカスオブジェクトが含まれることを例として説明し、なお、本実施例のフォーカスオブジェクトとは、フォーカス状態表示をサポートするページオブジェクトを指し、例えば、フォーカスオブジェクトは、現在のディスプレイインターフェースにおけるフォーカス状態表示をサポートできるフォーカス領域またはフォーカス領域におけるフォーカスコントロールであってもよい。
【0024】
図2に示すように、当該インターフェースフォーカス制御方法は、以下のステップ201~203を含むことができる。
【0025】
ステップ201において、端末機器のキー操作命令を取得し、ここで、キー操作命令は、キー識別情報及び対応するキーの押し方を含む。
【0026】
ステップ202において、キー識別情報及びキーの押し方に基づいて、フォーカスオブジェクトに対するフォーカス制御命令を決定する。
【0027】
ステップ203において、フォーカス制御命令に基づいて、フォーカスオブジェクトを制御する。
【0028】
本開示のいくつかの実施例では、上記フォーカスオブジェクトが複数である場合、複数のフォーカスオブジェクトに対して正確に制御できるように、フォーカス制御命令がフォーカス状態表示命令である場合、フォーカス状態表示命令に基づいて、複数のフォーカスオブジェクトに対するフォーカス状態表示順序を決定し、フォーカス状態表示順序に基づいて、順次フォーカス状態表示を行うように複数のフォーカスオブジェクトを制御する。これにより、端末機器のキー操作命令が複数のフォーカスオブジェクトに対するフォーカス状態表示順序を制御できるようにして、現在のディスプレイインターフェースにおける複数のフォーカスオブジェクトに対して正確に制御することを実現する。
【0029】
例えば、フォーカスオブジェクトはフォーカス領域であり、現在フォーカスフレームの方式によってフォーカス領域に対してフォーカス状態表示を行うと仮定する。端末機器における電源キーに対する長押し操作が受信された場合、電源キー及び長押し操作に対応するフォーカス制御命令が、指定された方向にフォーカス領域に対して1つずつフォーカス状態表示を行うフォーカス表示命令であると決定された場合、指定された方向と現在フォーカス状態にあるフォーカス領域に基づいて、複数のフォーカス領域のフォーカス表示順序を決定し、フォーカス表示順序に基づいて、フォーカスフレームを対応するフォーカス領域に順次表示するように制御する。
【0030】
また例えば、端末機器における音量+キーの長押し操作が受信された場合、音量+キー及び長押し操作に対応するフォーカス制御命令が、指定された方向に(例えば下向きまたは右向き)フォーカス領域に対して1つずつフォーカス状態表示を行うフォーカス表示命令であると決定された場合、指定された方向(例えば下向きまたは右向き)と現在フォーカスオブジェクトにあるフォーカス領域に基づいて、フォーカス領域におけるフォーカスコントロールが、フォーカスフレームを指定された方向(例えば下向きまたは右向き)に素早く選択するように制御して、複数のフォーカスオブジェクトのフォーカス状態表示順序を制御することができる。
【0031】
また例えば、端末機器における音量-キーの長押し操作が受信された場合、音量-キー及び長押し操作に対応するフォーカス制御命令が、指定された方向に(例えば左向きまたは上向き)フォーカス領域に対して1つずつフォーカス状態表示を行うフォーカス表示命令であると決定された場合、指定された方向(例えば左向きまたは上向き)と現在フォーカスオブジェクトにあるフォーカス領域に基づいて、フォーカス領域におけるフォーカスコントロールが、フォーカスフレームを指定された方向(例えば左向きまたは上向き)に素早く選択するように制御して、複数のフォーカスオブジェクトのフォーカス状態表示順序を制御することができる。
【0032】
なお、本開示の実施例では、フォーカスオブジェクトに対してフォーカス状態表示を行う方式について、例えば、フォーカスオブジェクトのハイライト表示を制御したり、フォーカスオブジェクトを1つのフォーカスフレームで囲んだり、フォーカスオブジェクトを比例的に拡大したりすることができ、当該実施例は、フォーカスオブジェクトに対してフォーカス状態表示を行う方式に対して具体的に限定せず、実際の応用では、実際のビジネスニーズに基づいて、フォーカスオブジェクトのフォーカス状態表示方式を設定することができる。
【0033】
別のいくつかの実施例では、フォーカスオブジェクトがフォーカス領域である場合、フォーカス制御命令がフォーカス領域に対する確認命令である場合、確認命令に基づいて、フォーカス領域における指定されたフォーカスコントロールを決定し、指定されたフォーカスコントロールをフォーカス状態表示を行うように制御することができる。これにより、端末機器のキー操作命令に基づいて、現在のディスプレイインターフェースのフォーカス領域における指定されたフォーカスコントロールをフォーカス状態表示を行うように制御することを容易にし、車載インフォテインメント側のキーハードウェアが操作できない場合、現在のディスプレイインターフェースのフォーカス領域を制御できない状況を回避することができる。
【0034】
例えば、現在フォーカスフレームの方式によってフォーカスオブジェクトに対してフォーカス状態表示を行うと仮定する。端末機器における電源キーに対するダブルクリック操作が受信された場合、キー操作命令が電源キーのキー識別情報であり、キーの押し方がダブルクリック方式であると決定することができ、当該電源キーのキー識別情報及びダブルクリック方式に対応するフォーカス制御命令がフォーカス領域に対する確認命令であると決定されると仮定して、現在のフォーカス領域のフォーカスフレームにおけるフォーカスコントロールのクリックをシミュレーションすることを実現する。
【0035】
また例えば、端末機器における音量+キーに対するダブルクリック操作が受信された場合、キー操作命令が音量+キーのキー識別情報であり、キーの押し方がダブルクリック方式であると決定することができ、当該音量+キーのキー識別情報及びダブルクリック方式に対応するフォーカス制御命令がフォーカス領域に対する確認命令であると決定されると仮定して、現在のフォーカス領域のフォーカスフレームにおけるフォーカスコントロールのクリックをシミュレーションすることを実現する。
【0036】
また例えば、端末機器における音量-キーのダブルクリック操作が受信された場合、キー操作命令が音量-キーのキー識別情報であり、キーの押し方がダブルクリック方式であると決定することができ、当該音量-キーのキー識別情報及びダブルクリック方式に対応するフォーカス制御命令がフォーカス領域に対する確認命令であると決定されるを仮定して、現在フォーカス領域のフォーカスフレームにおけるフォーカスコントロールのクリックをシミュレーションすることを実現する。
【0037】
なお、各フォーカス領域内に1つの指定されたフォーカスコントロールがあることを予め設定することができ、対応するフォーカス領域に対する確認命令が受信された場合、対応するフォーカス領域における指定されたフォーカスオブジェクトをフォーカス状態表示を行うように制御することができる。当該指定されたフォーカス領域は対応するフォーカス領域内の任意のフォーカスコントロールであってもよい。
【0038】
別のいくつかの実施例では、フォーカスオブジェクトがフォーカス領域におけるフォーカスコントロールである場合、キー操作命令に基づいてフォーカス制御命令がフォーカスコントロールに対するクリック命令であると決定された場合、クリック命令に基づいて、フォーカスコントロールに対応する操作を実行することができる。これにより、端末機器のキー操作命令に基づいて、現在のディスプレイインターフェースにおけるフォーカスコントロールを制御することができ、端末機器のキー操作により、現在のディスプレイインターフェースにおけるフォーカスコントロールを制御することを実現する。
【0039】
ここで、フォーカスコントロールは、フォーカス領域におけるコントロールであり、ボタン、テキストボックスなどの任意の形態のコントロールであってもよい。
【0040】
別のいくつかの実施例では、フォーカス制御命令がフォーカス状態切替命令である場合、現在フォーカス状態にある第1のフォーカスオブジェクトを取得し、フォーカス状態切替命令と第1のフォーカスオブジェクトとに基づいて、第2のフォーカス状態を決定し、フォーカス状態を第1のフォーカスオブジェクトから第2のフォーカスオブジェクトに切り替える。これにより、端末機器のキー操作命令に基づいて、現在のディスプレイインターフェースにおけるフォーカスオブジェクトに対して切替制御を行うことができ、端末機器のキー操作により、現在のディスプレイインターフェースにおけるフォーカスオブジェクトに対して切替制御を行うことを実現する。
【0041】
例えば、フォーカスオブジェクトはフォーカス領域であり、現在フォーカスフレームの方式によってフォーカス領域に対してフォーカス状態表示を行うと仮定する。端末機器における電源キーに対するシングルクリック操作が受信された場合、電源キーに基づいて、現在のフォーカス制御命令がフォーカス切替命令であると決定し、シングルクリックに基づいて切替方向(例えば下向きまたは右向き)を決定し、現在フォーカス状態にある第1のフォーカス領域及び切替方向に基づいて、切り替えられる第2のフォーカス領域を決定し、フォーカスフレームを第1のフォーカス領域から第2のフォーカス領域に切り替える。
【0042】
また例えば、フォーカスフレームがあるフォーカスコントロール上の第1のフォーカスコントロールにある場合、端末機器の音量+キーのシングルクリックがモニタリングされた場合、音量+キーに基づいて、現在のフォーカス制御命令がフォーカス切替命令であると決定し、シングルクリックに基づいて切替方向(例えば下向きまたは右向き)を決定し、現在フォーカス状態にある第1のフォーカスコントロール及び切替方向に基づいて、切り替えられる第2のフォーカスコントロールを決定し、フォーカスフレームを第1のフォーカスコントロールから第2のフォーカスコントロールに切り替えることができる。なお、前記第2のフォーカスコントロールは、上記第1のフォーカスコントロールの右又は下に位置する。
【0043】
また例えば、フォーカスフレームがあるフォーカスコントロール上の第1のフォーカスコントロールにある場合、端末機器の音量-キーのシングルクリックがモニタリングされた場合、音量-キーに基づいて、現在のフォーカス制御命令がフォーカス切替命令であると決定し、シングルクリックに基づいて切替方向(例えば上向きまたは左向き)を決定し、現在フォーカス状態にある第1のフォーカスコントロール及び切替方向に基づいて、切り替えられる第2のフォーカスコントロールを決定し、フォーカスフレームを第1のフォーカスコントロールから第2のフォーカスコントロールに切り替えることができる。なお、当該実施例の第2のフォーカスコントロールは上記第1のフォーカスコントロールの左又は上に位置する。
【0044】
ステップ204において、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。
【0045】
本開示の実施例に係るディスプレイインターフェースのフォーカス制御方法は、端末機器のキー識別情報及び対応するキーの押し方を組み合わせて、その後に現在のディスプレイインターフェースにおけるフォーカスオブジェクトに対するフォーカス制御命令を決定し、フォーカスオブジェクトを制御して、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。これにより、端末機器のキー操作命令により、現在のディスプレイインターフェースを処理することを実現し、処理されたディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に同期させることにより、携帯電話端末のハードキーによって車載インフォテインメントがフォーカス状態になる機能を効率的かつ機敏に完成することを実現し、フォーカス状態をサポートしていない車載インフォテインメントやフォーカス状態のハードウェアが破損した車載インフォテインメントがすべて、端末機器のハードキーによってフォーカス状態の実現を完成できることを達し、ユーザの使用に便利である。
【0046】
上記の実施例に基づいて、キー識別情報及びキーの押し方に基づいて現在のディスプレイインターフェース上のフォーカスオブジェクトに対してフォーカス状態表示制御を行う間に、キー識別情報及びキーの押し方に基づいて、フォーカスオブジェクトに対応する表示時間を決定して、表示時間に基づいて、フォーカスオブジェクトのフォーカス状態の表示時間を制御することもできる。これにより、端末機器のキー操作により、フォーカスオブジェクトのフォーカス状態の表示時間の制御を実現する。
【0047】
いくつかの実施例では、
図3に示すフォーカス状態領域の分割図のように、レイアウトやインタラクティブ定義などに基づいて、ディスプレイインターフェースを、上部領域、下部領域、左の領域、右の領域および中間領域の5つのフォーカス領域に分割することができ、なお、ディスプレイインターフェースの領域を分割する方式は任意の方式であってもよく、フォーカス領域は、矩形、円形、楕円形などの任意の形状であってもよく、本開示はこれに対して具体的に限定しない。
【0048】
ここで、上記フォーカス領域分割図における各フォーカス領域にはいずれも複数のフォーカスコントロールが含まれており、車載インフォテインメント側のフォーカス状態の操作時には、フォーカス状態領域の位置を任意に切り替えることができ、あるフォーカス領域を選択した後、さらにこのフォーカス領域内のフォーカスコントロールを選択することができ、また、あるフォーカス領域内のフォーカスコントロールもフォーカス状態で選択またはクリックすることができる。
【0049】
本開示のいくつかの実施例では、車載インフォテインメントに標準搭載されているハードウェア(サポートノブまたはタッチパネル)を介してフォーカス状態制御を行わなければならず、ハードウェアの限界が大きく、車載インフォテインメント自体のハードウェアサポートの問題を解決するために、本開示は、
図4に示すように、携帯電話端末のハードキー(音量+キー、音量-キー及電源キー)を介して車載インフォテインメントのハードキーの機能をシミュレーションすることを実現する。
【0050】
本開示の別のいくつかの実施例では、端末機器のキー操作命令が取得された後、キー操作命令を車載インフォテインメント側に送信することができる。それに応じて、車載インフォテインメント側は、キー操作命令に基づいて、車載インフォテインメント側に対応するハードキー操作情報としてシミュレーションし、車載インフォテインメント側に対応するハードキー操作情報に基づいて、対応する制御命令を生成し、制御命令を端末機器に送信することができる。端末機器は、車載インフォテインメント側から送信された制御命令に基づいて、現在のディスプレイインターフェースに対してフォーカス状態制御を行い、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に同期表示する。
【0051】
いくつかの実施例では、キー操作命令のキー識別情報及び対応するキーの押し方に基づいてディスプレイインターフェースを処理し、例示的な一実施形態は以下の通りである。音量+キーを押す。あるフォーカス領域において、シングルクリックすると、フォーカスフレームが当該フォーカス領域内のフォーカスコントロール内を移動し、1回だけ移動し、速度が遅く、方向が右または下であり、循環走査が可能である。長押すと、フォーカスフレームがフォーカスコントロールにおいて素早く選択され、速度が速く、方向が右または下である。ダブルクリックすると、現在のフォーカスフレームによって選択されたフォーカスコントロールのクリックをシミュレーションする。
【0052】
別の例示的な実施形態は以下の通りである。音量-キーを押す。あるフォーカス領域において、シングルクリックすると、フォーカスフレームが当該フォーカス領域内のフォーカスコントロール内を移動し、一回だけ移動し、速度が遅く、方向が左または上であり、循環走査が可能である。長押すと、フォーカスフレームがフォーカスコントロールにおいて素早く選択され、速度が速く、方向が左または上である。ダブルクリックすると、現在のフォーカスフレームによって選択されたフォーカスコントロールのクリックをシミュレーションする。
【0053】
別の例示的な実施形態は以下の通りである。電源キーを押す。シングルクリックすると、現在のページに存在するフォーカス領域を1つずつ選択し、速度が遅く、方向が右または下であり、毎回1回だけ移動し、循環走査が可能である。長押すと、ページに存在するフォーカス領域を素早く選択する。ダブルクリックすると、現在選択されたフォーカス領域に入り、フォーカスフレームが現在の領域のフォーカスコントロールに入る。
【0054】
上記の実施例を実現するために、本開示の実施例は、ディスプレイインターフェースのフォーカス制御装置をさらに提供する。
【0055】
図5は、本開示の一実施例によって提供されるインターフェースフォーカス制御装置の概略構成図である。
【0056】
図5に示すように、当該インターフェースフォーカス制御装置500は、取得モジュール501、処理モジュール502及び投影モジュール503を備えることができる。
【0057】
取得モジュール501は、端末機器のキー操作命令を取得し、キー操作命令はキー識別情報及び対応するキーの押し方を含む。
【0058】
処理モジュール502は、キー識別情報及びキーの押し方に基づいて、現在のディスプレイインターフェースを処理する。
【0059】
投影モジュール503は、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。
【0060】
なお、上記のディスプレイインターフェースのフォーカス制御方法の実施例に対する説明は、本実施例のディスプレイインターフェースのフォーカス制御装置にも適用され、ここでは説明を省略する。
【0061】
本開示の実施例に係るディスプレイインターフェースのフォーカス制御装置は、端末機器のキー識別情報及び対応するキーの押し方と組み合わせて現在のディスプレイインターフェースを処理して、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。これにより、端末機器のキー操作命令により、現在のディスプレイインターフェースを処理することを実現し、処理されたディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に同期させることにより、端末機器のハードキーによってフォーカス状態機能を完成することを実現し、ユーザの使用体験を向上させ、ユーザの使用に便利である。
【0062】
本開示の一実施例では、
図6に示すように、当該インターフェースフォーカス制御装置は、取得モジュール601、処理モジュール602、投影モジュール603、決定モジュール604、及び制御モジュール605を備えることができ、ここで、処理モジュール602は、決定ユニット6021と制御ユニット6022を備えることができる。
【0063】
取得モジュール601、処理モジュール602、及び投影モジュール603の詳細な説明については、
図5に示す実施例の取得モジュール501、処理モジュール502、及び投影モジュール503の説明を参照し、ここでは説明を省略する。
【0064】
本開示の一実施例では、現在のディスプレイインターフェースは、フォーカスオブジェクトを含み、処理モジュール502は、キー識別情報及びキーの押し方に基づいて、フォーカスオブジェクトに対するフォーカス制御命令を決定するための決定ユニット6021と、フォーカス制御命令に基づいて、フォーカスオブジェクトを制御するための制御ユニット6022と、を備える。
【0065】
本開示の一実施例では、フォーカスオブジェクトは複数であり、上記制御ユニット6022は、具体的に、フォーカス制御命令がフォーカス状態表示命令である場合、フォーカス状態表示命令に基づいて、複数のフォーカスオブジェクトに対するフォーカス状態表示順序を決定し、フォーカス状態表示順序に基づいて、複数のフォーカスオブジェクトを順次フォーカス状態表示を行うように制御する。
【0066】
本開示の一実施例では、上記装置は、キー識別情報及びキーの押し方に基づいて、フォーカスオブジェクトに対応する表示時間を決定するための決定モジュール604と、表示時間に基づいて、フォーカスオブジェクトのフォーカス状態表示の時間を制御するための制御モジュール605と、をさらに備えることができる。
【0067】
本開示の一実施例では、フォーカスオブジェクトはフォーカス領域であり、上記制御ユニット6022は、具体的に、フォーカス制御命令がフォーカス領域に対する確認命令である場合、確認命令に基づいて、フォーカス領域における指定されたフォーカスコントロールを決定し、指定されたフォーカスコントロールをフォーカス状態表示を行うように制御する。
【0068】
本開示の一実施例では、フォーカスオブジェクトはフォーカス領域におけるフォーカスコントロールであり、上記制御ユニット6022は、具体的に、フォーカス制御命令がフォーカスコントロールに対するクリック命令である場合、クリック命令に基づいて、フォーカスコントロールに対応する操作を実行する。
【0069】
本開示の一実施例では、フォーカスオブジェクトはフォーカス領域におけるフォーカスコントロールであり、上記制御ユニット6022は、具体的に、フォーカス制御命令がフォーカス状態切替命令である場合、現在フォーカス状態にある第1のフォーカスオブジェクトを取得し、フォーカス状態切替命令及び第1のフォーカスオブジェクトに基づいて、第2のフォーカス状態を決定し、フォーカス状態を第1のフォーカスオブジェクトから第2のフォーカスオブジェクトに切り替える。
【0070】
本開示の実施例に係るディスプレイインターフェースのフォーカス制御装置は、端末機器のキー識別情報及び対応するキーの押し方と組み合わせて現在のディスプレイインターフェースを処理して、処理された現在のディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に投影する。これにより、端末機器のキー操作命令により、現在のディスプレイインターフェースを処理することを実現し、処理されたディスプレイインターフェースを車載インフォテインメント側の表示画面に同期させることにより、端末機器のハードキーによってフォーカス状態機能を完成することを実現し、ユーザの使用体験を向上させ、ユーザの使用に便利である。
【0071】
なお、上記ディスプレイインターフェースのフォーカス制御方法の実施例の説明は本実施例のディスプレイインターフェースのフォーカス制御装置にも適用され、ここでは説明を省略する。
【0072】
本開示の実施例によれば、本開示は、電子機器、及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
本開示の実施例によれば、本開示は、コンピュータプログラムをさらに提供し、コンピュータプログラムはプロセッサによって実行される場合、本開示の上記実施例によって提案されるディスプレイインターフェースのフォーカス制御方法を実行する。
【0073】
図7は、本開示の実施例を実行するための例示的な電子機器700の概略ブロック図を示す。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、及び他の同様のコンピューティングデバイスなどの様々な形態のモバイルデバイスを表すこともできる。本明細書で示される部品、それらの接続と関係、及びそれらの機能は、単なる例であり、本明細書の説明および/または要求される本開示の実現を制限することを意図したものではない。
【0074】
図7に示すように、電子機器700は、読み取り専用メモリ(ROM)702に記憶されているコンピュータプログラムまたは記憶ユニット708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされたコンピュータプログラムに従って様々な適切な動作および処理を実行する計算ユニット701を備える。RAM 703には、電子機器700の動作に必要な各種のプログラムやデータも記憶されてもよい。計算ユニット701、ROM 702、およびRAM 703は、バス704を介して互いに接続されている。パス704には、入力/出力(I/O)インターフェース705も接続されている。
【0075】
電子機器700の複数のコンポーネントはI/Oインターフェース705に接続され、キーボード、マウスなどの入力ユニット706、各タイプのディスプレイ、スピーカなどの出力ユニット707、磁気ディスク、光ディスクなどの記憶ユニット708、およびネットワークカード、モデム、無線通信トランシーバなどの通信ユニット709を備える。通信ユニット709は、電子機器700が、インターネットなどのコンピュータネットワークおよび/または各種の電信ネットワークを介して他のデバイスと情報/データを交換することを可能にする。
【0076】
計算ユニット701は、処理および計算能力を有する様々な汎用および/または専用の処理コンポーネントであってもよい。計算ユニット701のいくつかの例は、中央処理ユニット(CPU)、グラフィック処理ユニット(GPU)、各種の専用の人工知能(AI)計算チップ、各種のマシン運転学習モデルアルゴリズムの計算ユニット、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびいずれかの適切なプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラなどを含むが、これらに限定されない。計算ユニット701は、前文に記載の各方法及び処理、例えば、インターフェースフォーカス制御方法を実行する。例えば、いくつかの実施例では、インターフェースフォーカス制御方法を、記憶ユニット708などの機械読み取り可能な媒体に有形的に含まれるコンピュータソフトウェアプログラムとして実現することができる。いくつかの実施例では、コンピュータプログラムの一部または全部はROM 702および/または通信ユニット709を介して電子機器700にロードおよび/またはインストールされてもよい。コンピュータプログラムがRAM703にロードされ、計算ユニット701によって実行される場合、前文に記載のインターフェースフォーカス制御方法の1つのまたは複数のステップが実行されてもよい。代替的に、他の実施例では、計算ユニット701はインターフェースフォーカス制御方法を実行するように、他のいずれかの適切な方式(例えば、ファームウェアを介して)によって構成されてもよい。
【0077】
本明細書で上記記載されたシステムと技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックス・プログラマブル・ロジック・デバイス(CPLD)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、および/またはそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施されることを含むことができ、当該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを備えるプログラム可能なシステムで実行および/または解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、特定用途向け又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0078】
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書くことができる。これらのプログラムコードは、プロセッサ又はコントローラによって実行された際に、フローチャートおよび/またはブロック図に規定された機能/操作が実施されるように、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、又は他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよい。プログラムコードは、完全に機械上で実行されるか、または部分的に機械上で実行されるか、またはスタンドアロンソフトウェアパッケージとして、部分的に機械上で実行され、部分的にリモート機械上で実行されるか、又は完全にリモート機械又はサーバ上で実行されてもよい。
【0079】
本開示のコンテクストでは、機械読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスによって使用されるために、又は命令実行システム、装置、またはデバイスと組み合わせて使用するためのプログラムを含むか、又は記憶することができる有形の媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体または機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外線的、又は半導体システム、装置又はデバイス、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを備えることができるが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のラインに基づく電気的接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、または上記内容のいずれかの適切な組み合わせを含む。
【0080】
ユーザとのインタラクションを提供するために、コンピュータ上でここで説明されるシステム及び技術を実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するためのディスプレイ装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形式のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形式(音響入力、音声入力、または、触覚入力とを含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0081】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインターフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータ、ユーザは、当該グラフィカルユーザインターフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションできる)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントのいずれかの組み合わせを備えるコンピューティングシステムで実行することができる。いずれかの形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、ブロックチェーンネットワークを含む。
【0082】
コンピュータシステムは、クライアントとサーバを備えることができる。クライアントとサーバは、一般に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションする。対応するコンピュータ上で実行され、互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによってクライアントとサーバとの関係が生成される。サーバはクラウドサーバであってもよいし、分散システムのサーバであってもよいし、ブロックチェーンを組み合わせたサーバであってもよい。
【0083】
なお、上記に示される様々な形態のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができると理解されたい。例えば、本開示に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本開示で開示されている技術案が所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0084】
上記具体的な実施形態は、本開示の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要求と他の要因に応じて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができると理解されたい。任意の本開示の精神と原則内で行われる修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本開示の保護範囲内に含まれなければならない。