(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022126912
(43)【公開日】2022-08-31
(54)【発明の名称】飲料供給ユニット
(51)【国際特許分類】
B67D 1/08 20060101AFI20220824BHJP
【FI】
B67D1/08 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021024753
(22)【出願日】2021-02-19
(71)【出願人】
【識別番号】501453640
【氏名又は名称】ミクニ総業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100178906
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 充和
(72)【発明者】
【氏名】内田 寿
(72)【発明者】
【氏名】田村 充
【テーマコード(参考)】
3E082
【Fターム(参考)】
3E082AA04
3E082BB03
3E082CC01
3E082DD03
3E082EE02
3E082FF09
(57)【要約】
【課題】大きな容器への飲料の注出に要する従業員の労力と時間を大幅に低減可能な飲料供給ユニットを提供する。
【解決手段】飲料供給ユニット20は、ビールサーバー10のドラフトコック12に取り付けられ、ビール注出口5からのビールの注出時間を制御するタイマー21と、タイマー21に連動して、所定の注出時間経過後にレバー4を注出停止の状態に移動させる制御手段と、タイマー21と制御手段とをドラフトコックに固定する固定手段27と、ピッチャー22へビール注出口5から注出される飲料を注入する飲料注入手段として、飲料管23と、ピッチャー22の注入部にその先端部23aを固定するために設けた固定クリップ24とを有している。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料の注出開始及び注出停止を操作するレバーを有するドラフトコックを備え、飲料の供給口より供給された飲料を、前記ドラフトコックの注出口より前記ドラフトコックの下で保持された飲料容器に注出可能に構成された飲料供給装置に取り付けられる飲料供給ユニットであって、
前記注出口からの前記飲料の注出時間を制御するタイマーと、
前記タイマーに連動して、所定の注出時間経過後に前記レバーを前記注出停止の状態に移動させる制御手段と、
前記タイマーと前記制御手段とを前記ドラフトコックに固定する固定手段と、
静置された1リットル以上の容量を有する大容量飲料容器へ前記注出口から注出される飲料を注入する飲料注入手段と、
を有することを特徴とする飲料供給ユニット。
【請求項2】
前記飲料注入手段は、前記注出口に接続され該注出口から離れて静置された前記大容量飲料容器の注入部に飲料を導く飲料管と、前記注入部に前記飲料管の先端を固定するために設けた固定具と、を有することを特徴とする請求項1に記載の飲料供給ユニット。
【請求項3】
前記固定具は前記大容量飲料容器の縁部に固定可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載の飲料供給ユニット。
【請求項4】
前記飲料注入手段は、前記飲料供給装置の前面の下部に略鉛直に固定された前記飲料供給装置の前面と略平行な平面を有する容器台取付板と、前記容器台取付板に略水平に固定され前記大容量飲料容器を静置可能な容器台と、からなり、前記容器台と前記注出口との間の距離が選択可能な調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の飲料供給ユニット。
【請求項5】
前記容器台取付板は高さ方向に異なる複数の差込穴を有し、前記容器台は前記差込穴に勘合する突起部を有し、選択した高さの前記差込穴に前記突起部を挿入して前記容器台を固定することにより前記調整手段を構成することを特徴とする請求項4に記載の飲料供給ユニット。
【請求項6】
前記飲料注入手段は、前記飲料供給装置の前面の下部に設置可能な容器載置台を有し、該容器載置台は、前記大容量飲料容器を静置可能であって、前記大容量飲料容器を静置したときに前記大容量飲料容器の高さに応じて該大容量飲料容器の上端を前記注出口に近接させることが可能な高さ調整手段を有することを特徴とする請求項1に記載の飲料供給ユニット。
【請求項7】
前記飲料はビールであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の飲料供給ユニット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビール等の飲料を冷却し、ドラフトコックの操作によりドラフトコックの下に置かれたグラス等の容器内に注出するビールサーバー等の飲料供給装置に関し、特に飲料供給装置に取り付けられて大容量の飲料容器に飲料を供給する飲料供給ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
ビールサーバーは、通常、飲食店内等に設置されており、樽等に詰められたビールが炭酸ガスの圧力によりホース等の配管により供給口に供給される。供給されたビールはビールサーバー内で冷却され、従業員によるドラフトコックのレバー操作によりドラフトコックのビール注出口または泡注出口よりビールサーバーに設置されたドラフトコックの下の容器台か又は手で保持されたグラス等の容器内に注入される。従来のビールサーバーの例が特許文献1等に記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ビール等のアルコール飲料の供給を行う飲食店においては、複数人のグループからなる顧客に対しては、容量が1~7リットルの大きな飲料容器、すなわちピッチャーによって飲料の提供を行う場合が多い。ピッチャーは通常のビールサーバーに設置された容器台には載らないため、従来、このようなピッチャーへのビール等の注出は、従業員がピッチャーを手で保持しながらドラフトコックのレバー操作を行っていた。しかし、ピッチャーは容量が大きいため注出に時間がかかり、その間従業員が重たい容器を保持している必要があるため、従業員に対して大きな労力と長い作業時間を強いてしまうという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、係る問題を解決するためになされたものであり、大きな容器への飲料の注出に要する従業員の労力と時間を大幅に低減可能な飲料供給ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の観点では、本発明は、飲料の注出開始及び注出停止を操作するレバーを有するドラフトコックを備え、飲料の供給口より供給された飲料を、前記ドラフトコックの注出口より前記ドラフトコックの下で保持された飲料容器に注出可能に構成された飲料供給装置に取り付けられる飲料供給ユニットであって、前記注出口からの前記飲料の注出時間を制御するタイマーと、前記タイマーに連動して、所定の注出時間経過後に前記レバーを前記注出停止の状態に移動させる制御手段と、前記タイマーと前記制御手段とを前記ドラフトコックに固定する固定手段と、静置された1リットル以上の容量を有する大容量飲料容器へ前記注出口から注出される飲料を注入する飲料注入手段と、を有することを特徴とする飲料供給ユニットを提供する。
【0007】
本観点の発明の飲料供給ユニットは、上記のように、ビールサーバー等の飲料供給装置のドラフトコックに固定手段により固定されたタイマーと制御手段とを備え、さらに、静置された1リットル以上の容量を有する大容量飲料容器、すなわちピッチャー等へ注出口から注出される飲料を注入する飲料注入手段を備えている。タイマーによりピッチャー等の容器の容量に合わせてビール等の注出量を調整するための注出時間を設定し、制御手段により、タイマーに連動して、所定の注出時間経過後にドラフトコックのレバーを注出停止の状態に移動させる。これにより、本発明の飲料供給ユニットをビールサーバーに取り付ければ、飲料注入手段によりピッチャーは静置されているので、従業員がピッチャーを手で保持しながらドラフトコックのレバー操作を行う必要がない。また、大きな容量のピッチャーへの注出に時間がかかっても、タイマーにより自動的に注出が止まるように設定できるので、従来のように従業員が注出の間、拘束されることもない。すなわち、本発明の飲料供給ユニットを用いることにより、大きな容器への飲料の注出に要する従業員の労力と時間を大幅に低減することが可能となる。また、本発明は、従来のドラフトコックをそのまま利用でき、容易に取り付けが可能である。
【0008】
本発明において、レバーを注出開始に操作したときに連動してタイマーの計測を開始するように設定することも可能である。又は、タイマーの計測開始はレバー操作と独立に手動で行うようにしてもよい。タイマーの経過時間後にレバーを閉じる制御手段はタイマーの機構に結合したばね等の機構を用いることや電動手段を用いることが可能である。また、ドラフトコックがビールの注出口以外にビールの泡の注出口を有する場合は、泡が注出されないようなレバーの操作を行うか、又は泡の注出口を塞いでもよい。本発明は、飲料容器の容量が1リットル以下の場合にも使用可能である。また、通常の小容量の飲料容器に注出を行う場合には、タイマーや制御手段、飲料注入手段を使用しないで、従来の手動操作によるレバーの開閉操作等の従来方法での容器への注入を可能とする構成も可能である。
【0009】
本発明の飲料注入手段は、静置されたピッチャー等の大容量飲料容器にドラフトコックの注出口から注出された飲料を導く手段であり、飲料管で大容量飲料容器まで導く方法、大容量飲料容器をその大きさに応じて高さを選択可能な載置台に乗せる方法、載置台に乗せた大容量飲料容器を注出口の近くまで移動させる方法など様々な方法が可能である。
【0010】
第2の観点では、本発明は、前記第1の観点の飲料供給ユニットにおいて、前記飲料注入手段は、前記注出口に接続され該注出口から離れて静置された前記大容量飲料容器の注入部に飲料を導く飲料管と、前記注入部に前記飲料管の先端を固定するために設けた固定具と、を有することを特徴とする。
【0011】
本観点の発明の飲料供給ユニットでは、ドラフトコックの飲料の注出口に飲料管が接続され、飲料は、その飲料管により注出口から離れて置かれたピッチャー等の大容量飲料容器の注入部に導かれる。このために、ピッチャー等に飲料管の先端部を固定する固定具を備えている。大容量飲料容器に飲料管の先端部を固定する固定具としては、クリップのようなものを固定具として使用して飲料容器の縁部にその先端部を固定する構成や、飲料容器の蓋を固定具として設け、その蓋に先端部を固定する構成等、様々な構成が可能である。飲料管の太さや長さ、素材等は、飲料の注出量、ピッチャー等の大容量飲料容器の設置場所、注出に要する時間、飲料の種類等を勘案して任意に設定可能である。例えば、シリコンチューブを用いて飲料管を構成し、ドラフトコックの注出口への接続部分は、圧入が可能で抜けにくいような十分な強度を有する肉厚の厚いパイプ状の構造を有する構成としてもよい。
【0012】
第3の観点では、本発明は、前記第2の観点の飲料供給ユニットにおいて、前記固定具は前記飲料容器の縁部に固定可能に構成されていることを特徴とする。本観点の発明では、クリップ等の安価な固定具を用いることができる。
【0013】
第4の観点では、前記第1の観点の飲料供給ユニットにおいて、前記飲料注入手段は、前記飲料供給装置の前面の下部に略鉛直に固定された前記飲料供給装置の前面と略平行な平面を有する容器台取付板と、前記容器台取付板に略水平に固定され前記大容量飲料容器を静置可能な容器台と、からなり、前記容器台と前記注出口との間の距離が選択可能な調整手段を有することを特徴とする。
【0014】
本観点の発明の飲料注入手段は、大容量飲料容器を乗せる容器台を飲料供給装置の前面の下部に略鉛直に固定された容器台取付板に水平に固定する構成であり、大容量飲料容器を乗せた容器台の位置をその容器の高さに応じて変更できるような調整手段を備えている。容器台取付板は、カウンターなどに置かれたビールサーバー等の飲料供給装置の下に挟まれた平板から直角に下に曲げられたL字型の鉛直平板等で構成することができ、その鉛直平板に様々な固定手段で容器台を取り付ければよい。例えば、最も簡単な構成としては、容器台取付板に差込穴を備え、容器台はその差込穴に勘合するような突起部を備えることにより勘合固定してもよく、調整手段としては、差込穴を高さ方向の異なる位置に複数個備え、その高さを選択して容器台を固定する方法でもよい。また、容器台取付板に容器台を取り付けたまま手動又は電動によりその高さをスライド可能とする移動機構を設けてもよい。
【0015】
第5の観点では、本発明は、前記第4の観点の飲料供給ユニットにおいて、前記容器台取付板は高さ方向に異なる複数の差込穴を有し、前記容器台は前記差込穴に勘合する突起部を有し、選択した高さの前記差込穴に前記突起部を挿入して前記容器台を固定することにより前記調整手段を構成することを特徴とする。
【0016】
第6の観点では、本発明は、前記第1の観点の飲料供給ユニットにおいて、前記飲料注入手段は、前記飲料供給装置の前面の下部に設置可能な容器載置台を有し、該容器載置台は、前記大容量飲料容器を静置可能であって、前記大容量飲料容器を静置したときに前記大容量飲料容器の高さに応じて該大容量飲料容器の上端を前記注出口に近接させることが可能な高さ調整手段を有することを特徴とする。本観点の飲料注入手段は、ピッチャー等の大容量飲料容器を乗せる台をビールサーバー等の飲料供給装置のドラフトコックの下方に設け、その台の高さを可変とするものである。また、その台にキャスター等を取り付けて、不要な場合には容易に移動可能とすることも可能である。
【0017】
第7の観点では、本発明は、前記第1乃至第3の観点の飲料供給ユニットにおいて、前記飲料はビールであることを特徴とする。ピッチャー等の大きな飲料容器で顧客に提供される飲料はビールが最も一般的である。
【発明の効果】
【0018】
上記のように、本発明により、大きな容器への飲料の注出に要する従業員の労力と時間を大幅に低減可能な飲料供給ユニットが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【
図1】本発明による飲料供給ユニットの実施例1を説明するために示すビールサーバーの模式的な側面図であり、(a)は本実施例の飲料供給ユニットを装着前のビールサーバー、(b)は本実施例の飲料供給ユニットを装着後のビールサーバーを示す図。
【
図2】本実施例の飲料供給ユニットのドラフトコックへの取り付け構造を示す拡大図であり、
図2(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は斜視図。
【
図3】本発明による飲料供給ユニットの実施例2の概略を示す図であり、(a)は側面図、(b)は正面図。
【
図4】
図4(a)及び(b)はそれぞれ、容器台の側面図及び裏面図。
【
図5】本発明による飲料供給ユニットの実施例3の概略を示す側面図。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して本発明の飲料供給ユニットを実施例により詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一符号を付し、その重複した説明を省略する。
【実施例0021】
図1は、本発明による飲料供給ユニットの実施例1を説明するために示すビールサーバーの模式的な側面図であり、(a)は本実施例の飲料供給ユニットを装着前のビールサーバー、(b)は本実施例の飲料供給ユニットを装着後のビールサーバーを示す図である。
図1(a)において、ビールサーバー10は、箱型形状の本体部11とドラフトコック12とを有し、台13上に置かれている。ドラフトコック12は、ビールの注出開始及び注出停止を操作するレバー4を備え、ビールの供給口3より供給されたビールを、本体部11の内部で冷却し、ドラフトコック12のビール注出口5よりドラフトコック12の下で保持されたグラス7に注出可能に構成されている。また、ドラフトコック12は、泡状のビールを注出する泡注出口6を有し、レバー4を左側に倒すとビール注出口5よりビールが注出され、レバー4を右側に倒すと泡注出口6より泡が注出される。ドラフトコック12は、本体11の内部のビール供給路と接続コネクタ8により接続されている。なお、グラス7を載置するグラス台2を備えていてもよい。
【0022】
図1(b)において、本実施例の飲料供給ユニット20は、ビールサーバー10のドラフトコック12に取り付けられ、ビール注出口5からのビールの注出時間を制御するタイマー21と、タイマー21に連動して、所定の注出時間経過後にレバー4を注出停止の状態に移動させる制御手段と、タイマー21と制御手段とをドラフトコックに固定する固定手段と、静置された1リットル以上の容量を有する大容量飲料容器であるピッチャー22へビール注出口5から注出される飲料を注入する飲料注入手段とを有している。本実施例における飲料注入手段は、ビール注出口5に接続されそこから離れてピッチャー台14上に静置されたピッチャー22の注入部に飲料を導く飲料管23と、ピッチャー22の注入部に飲料管23の先端部23aを固定するために設けた固定クリップ24とを有し、固定クリップ24はピッチャー22の縁部に固定されている。また、飲料管23はシリコンチューブを用いて構成され、ビール注出口5への接続部23bは、圧入が可能で抜けにくいような十分な強度を有する肉厚の厚いパイプ状の構造を有している。
【0023】
図2は、本実施例の飲料供給ユニット20のドラフトコック12への取り付け構造を示す拡大図であり、
図2(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は斜視図である。
図2を使用して、タイマー21と制御手段、及び固定手段の構造と動作について説明する。
図2において、タイマー21は機械式のタイマーであり、つまみ21aを
図2(a)において反時計回り方向に回して所定の注出時間を設定すると、タイマー21に一体化されたL字型押棒25は回転してレバー戻し棒26から所定の位置まで離れる。その後、L字型押棒25は時間の経過とともに元の位置に戻る。レバー戻し棒26は、L字型押棒25に接触して押される基部26bと、基部26bに垂直に固定されレバー4に接触してレバー4を戻すピン26aとから構成される。
【0024】
所定の注出時間をタイマー21で設定して後、レバー4を、
図2(a)では左方向、
図2(b)では手前方向に倒してビール注出状態を保持する状態とする。このとき、レバー戻し棒26はレバー4に押されて所定の位置まで回転する。その後、所定の時間が経過するとタイマー21は元の状態に戻り、タイマー21に一体化されたL字型押棒25は回転してレバー戻し棒26の基部26bを押し、ピン26aを介してレバー4を元の状態に戻す。
【0025】
本実施例の飲料供給ユニット20において、ドラフトコック12には、レバー4の挿入穴を有するコの字状の固定具27が止めネジ27aを用いて取り付けられ、タイマー21はコの字状の取付板28と止めネジ28aを用いて固定具27に固定されている。
【0026】
以上のように、本実施例の飲料供給ユニット20を用いることにより、ピッチャー等の大きな容器へのビールの注出に要する従業員の労力と時間を大幅に低減することが可能となる。また、従来のドラフトコックをそのまま利用でき、容易に取り付けが可能である。さらに、本実施例の飲料供給ユニット20では、飲料管23だけを取り外せば、タイマー21や固定具27等を取り付けたままでも従来のビールサーバーとしての操作が可能であり、柔軟な使用が可能である。
本実施例におけるピッチャー33へのビール注出の操作は実施例1と同じであり、飲料供給ユニット30を用いることにより、大きな容器へのビールの注出に要する従業員の労力と時間を大幅に低減することが可能となり、従来のドラフトコックをそのまま利用して、容易に取り付けが可能である。さらに、そのままでも従来のビールサーバーとしての操作が可能である。