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特開2022-126928ページサイトからルームサイトへ移行するプログラム、ユーザ端末、Webサーバ及び方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022126928
(43)【公開日】2022-08-31
(54)【発明の名称】ページサイトからルームサイトへ移行するプログラム、ユーザ端末、Webサーバ及び方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20220824BHJP
【FI】
G06F13/00 560A
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021024786
(22)【出願日】2021-02-19
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-10-13
(71)【出願人】
【識別番号】506166387
【氏名又は名称】一般社団法人組込みシステム技術協会
(71)【出願人】
【識別番号】304012596
【氏名又は名称】株式会社CRI・ミドルウェア
(71)【出願人】
【識別番号】510214388
【氏名又は名称】株式会社エクスモーション
(74)【代理人】
【識別番号】100135068
【弁理士】
【氏名又は名称】早原 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】武部 桂史
(72)【発明者】
【氏名】押見 正雄
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 博之
(72)【発明者】
【氏名】幅 朝徳
(72)【発明者】
【氏名】花房 宏通
(72)【発明者】
【氏名】小澤 慶
(72)【発明者】
【氏名】野口 道雄
(72)【発明者】
【氏名】山形 祐也
(72)【発明者】
【氏名】小林 洋介
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 一久
【テーマコード(参考)】
5B084
【Fターム(参考)】
5B084AA01
5B084AA17
5B084AB04
5B084BB15
5B084EA03
(57)【要約】
【課題】ページサイトからルームサイトへ移行することができるプログラム等を提供する。
【解決手段】Webサーバによって公開されるページサイトに組み込まれたプログラムであって、当該ページサイトをブラウザで実行する際に、当該ユーザ端末を機能させるプログラムにおいて、Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトが対応付けられており、ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段として機能させる。ページサイトには、パネル毎に、スクロール方向のピクセル数が予め設定されており、パネル検出手段は、ブラウザの表示エリアのピクセル数と、スクロールしたピクセル数とから、ブラウザに表示中のパネルを検出することも好ましい。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
Webサーバによって公開されるページサイトに組み込まれたプログラムであって、当該ページサイトをブラウザで実行する際に、ユーザ端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項2】
ページサイトには、パネル毎に、スクロール方向のピクセル数が予め設定されており、
パネル検出手段は、ブラウザの表示エリアのピクセル数と、スクロールしたピクセル数とから、ブラウザに表示中のパネルを検出する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
パネル毎に、コンテンツID(IDentifier)が紐付けられており、
ルームサイト移行手段は、パネルに紐付くコンテンツIDをWebサーバへ送信し、当該パネルに対応するルームサイトとの間でWebSocket又はXHR(XMLHttpRequests)のHTTPのセッションを確立する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
ルームサイト移行手段は、パネル検出手段によって、通信中のルームサイトに紐付くパネルがブラウザに表示されてないと検出された際に、当該ルームサイトから退出するべく当該WebSocket又はXHRのHTTPを切断する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項3に記載のプログラム。
【請求項5】
パネル検出手段は、ブラウザに表示中のパネルが、所定時間継続して表示された際に、又は、ユーザによって選択操作がなされた際に、当該パネルを検出した判定する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項6】
Webサーバのページサイトにアクセスするために、Webサーバとの間で、ユーザID及びパスワードに基づく認証シーケンスを実行する認証手段を更に有し、
当該ユーザIDを用いて当該ルームサイトに入室する
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項7】
当該プログラムは、デジタル展示会に基づくものであって、
Webサーバは、展示会サーバであり、
ページサイトは、スクロール方向を進行方向とした複数のパネルが並んでおり、
パネルは、ルームサイトの入口となる画像又は動画であり、
ユーザ端末は、展示会内を閲覧するユーザとして操作される
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
Webサーバによって公開されるページサイトに、ブラウザによってアクセスするユーザ端末において、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
を有することを特徴とするユーザ端末。
【請求項9】
請求項8に記載のユーザ端末と通信するWebサーバであって、
ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトを対応付けて蓄積するコンテンツ蓄積手段と、
ユーザ端末によってブラウザに表示中のパネルに対応付けられたルームサイトへ移行させるルームサイト移行手段と
を有することを特徴とするWebサーバ。
【請求項10】
ページサイトを公開するWebサーバと、当該ページサイトをブラウザによってアクセスするユーザ端末とを有するシステムのルームイン方法において、
Webサーバは、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトを対応付けており、
ユーザ端末が、ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出する第1のステップと、
ユーザ端末のブラウザから、Webサーバのページサイトに対するセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行する第2のステップと
を有することを特徴とするルームイン方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザ端末がアクセスしているページサイトを、専用のルームサイトへ移行させる技術に関する。特に、デジタル展示会における出展者及び来場者との間で、出展者自らのブース内におけるコミュニケーションの用途に適する。
【背景技術】
【0002】
展示会や見本市によれば、出展者としては、商品やサービスなどの展示又はデモンストレーションによって、一度に多数の来場者へアピールすることができる。また、来場者を自らのブースに来場者を招き入れることによって、親密なコミュニケーションを図り、新規顧客獲得やビジネス商談につなげることができる。
来場者としては、展示会等に来場するだけで、多数の出展者の商品やサービスを見ることができるだけでなく、自ら目的とする商品等の比較検討や、出展者と対面で商談までもすることができる。
主催者としては、展示会や見本市を大規模に開催するほど、出展者から出展料を徴収し、来場者からは来場費を徴収することによって、ビジネスとして成立していた。
【0003】
一方で、近年、コロナ禍の下、ニューノーマル(新たな常態)に対応するために、大規模な展示会や見本市を開催することによって集客することが困難となってきている。人の流れを抑制するべく、企業の社員であっても、テレワーク化によって、リアル展示会に足を運ぶこともできなくなっている。
【0004】
これに対し、「デジタル展示会」(オンライン展示会、バーチャル展示会)が注目されてきている。デジタル展示会によれば、リアルな会場に集客するではなく、インターネット上の仮想空間の会場に集客する。特に展示会を運営している主催者が、リアル展示会のリプレイスとして、デジタル展示会のプラットフォームを提供しようとしている。
【0005】
従来、実際の展示会に参加できない人であっても、展示物を見ることができる、臨場感にあふれたWEB展示会を提供する技術がある(例えば特許文献1参照)。この技術によれば、サーバは、実際に開催された展示会の会場内を撮影して得られた画像データに基づいて生成されたウォークスルー用データを用い、ユーザの移動指示に従って移動方向の画面を、端末のモニタ上に出力することにより、WEB展示会の会場内を移動可能とする。WEB展示会に設置されたブースでは、展示物に関する情報が提供される。
【0006】
また、展示会での来場者と出展社との商談を可能にするアポイント支援システムの技術もある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、出展社(出展者識別子)の担当者によって入力された製品サービス識別子と、来場者(来場者識別子)によって入力された興味のある製品サービス識別子とをマッチングさせる。
【0007】
更に、オンライン上で多人数を集客してチーム形成する方法として、例えばゲームのプラットフォームがある。そこで用いられる技術として、従来、ゲームの進行状況に応じて通信方式を切り替える技術がある(例えば特許文献3参照)。この技術によれば、ユーザ端末に対するライブ配信を、複数種類の通信方式のうちのいずれかにより実行する。ライブ配信を受けているユーザ端末のうちから、配信端末と双方向通信を行う特定のユーザ端末を特定する。特定のユーザ端末以外のユーザ端末に対するライブ配信を実行しつつ、特定のユーザ端末と通信するサーバを特別のサーバに切り替える。例えばライブ配信サーバに複数のユーザ端末が接続されている際に、特定のユーザ端末のみ双方向通信サーバや音声通信サーバに切り替えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2001-325346号公報
【特許文献2】特開2007-004470号公報
【特許文献3】特許第6776425号公報
【非特許文献】
【0009】
【非特許文献1】XMLHttpRequestの解説、[online]、[令和3年1月28日検索]、インターネット<URL:https://b-risk.jp/blog/2020/09/ajax/>
【非特許文献2】トークン認証の解説、[online]、[令和3年1月28日検索]、インターネット<URL:https://qiita.com/TakahikoKawasaki/items/e37caf50776e00e733be>
【非特許文献3】Diarkis、[online]、[令和3年1月28日検索]、インターネット<URL:https://diarkis.io/ja>
【非特許文献4】Photon、Realtimeイントロ、[online]、[令和3年1月28日検索]、インターネット<URL:https://doc.photonengine.com/ja-jp/realtime/current/getting-started/realtime-intro>
【非特許文献5】Amazon GameLift、FlexMatch 開発者ガイド、[online]、[令和3年1月28日検索]、インターネット<URL:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/gamelift/latest/flexmatchguide/gamelift-flexmatch.pdf#match-intro>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
リアル展示会であってもデジタル展示会であっても、主催者と出展者とが存在する。しかしながら、デジタル展示会では、リアル展示会と比較して、出展者から来場者に対して能動的に話しかけるということが難しい。一般的に、主催者によって決定されたページサイトの配置や内容で運営されており、出展者専用のルームサイトに来場者を引き込むことができない。
出展者としては、多くの来場者を自らのブースに引き込んで、自社製品やサービスをプレゼンテーションしたり、特定の来場者とのビジネス商談のような親密なコミュニケーションもしたいと考えている。
【0011】
また、来場者自らデジタル展示会のパネルを閲覧している際に、来場者と出展者との間で親密なコミュニケーションをしようとしても、ネットワークについて、同期しておらず、リアルタイム性が低いこともある。閲覧状態ではWebブラウジングの遅延が気にならなくても、対話状態では対話の遅延が非常に問題となってくる。
【0012】
これに対し、本願の発明者は、主催者によってページサイトが運営されていたとしても、出展者専用のルームサイトに来場者を引き込むことはできないか、と考えた。
また、来場者と出展者との間や来場者同士で、リアルタイム性を高めることによって、親密なコミュニケーションを実現できないか、と考えた。
【0013】
特許文献1に記載の技術によれば、ライブ配信中の複数のユーザ端末の中で、特定のユーザ端末のみ双方向通信や音声通信に切り替えることができる。しかしながら、通信サーバを切り替えても、来場者と出展者との間のコミュニケーションを高めることもできない。
【0014】
そこで、本発明は、ページサイトからルームサイトへ移行するプログラム、ユーザ端末、Webサーバ及び方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明によれば、Webサーバによって公開されるページサイトに組み込まれたプログラムであって、当該ページサイトをブラウザで実行する際に、ユーザ端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【0016】
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
ページサイトには、パネル毎に、スクロール方向のピクセル数が予め設定されており、
パネル検出手段は、ブラウザの表示エリアのピクセル数と、スクロールしたピクセル数とから、ブラウザに表示中のパネルを検出する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0017】
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
パネル毎に、コンテンツIDが紐付けられており、
ルームサイト移行手段は、パネルに紐付くコンテンツIDをWebサーバへ送信し、当該パネルに対応するルームサイトとの間でWebSocket又はXHR(XMLHttpRequests)のHTTPのセッションを確立する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0018】
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
ルームサイト移行手段は、パネル検出手段によって、通信中のルームサイトに紐付くパネルがブラウザに表示されてないと検出された際に、当該ルームサイトから退出するべく当該WebSocket又はXHRのHTTPを切断する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0019】
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
パネル検出手段は、ブラウザに表示中のパネルが、所定時間継続して表示された際に、又は、ユーザによって選択操作がなされた際に、当該パネルを検出した判定する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0020】
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
Webサーバのページサイトにアクセスするために、Webサーバとの間で、ユーザID(IDentifier)及びパスワードに基づく認証シーケンスを実行する認証手段を更に有し、
当該ユーザIDを用いて当該ルームサイトに入室する
ようにコンピュータを機能させることも好ましい。
【0021】
本発明のプログラムにおける他の実施形態によれば、
当該プログラムは、デジタル展示会に基づくものであって、
Webサーバは、展示会サーバであり、
ページサイトは、スクロール方向を進行方向とした複数のパネルが並んでおり、
パネルは、ルームサイトの入口となる画像又は動画であり、
ユーザ端末は、展示会内を閲覧するユーザとして操作される
ことも好ましい。
【0022】
本発明によれば、Webサーバによって公開されるページサイトに、ブラウザによってアクセスするユーザ端末において、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
を有することを特徴とする。
【0023】
本発明によれば、前述したユーザ端末と通信するWebサーバであって、
ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトを対応付けて蓄積するコンテンツ蓄積手段と、
ユーザ端末によってブラウザに表示中のパネルに対応付けられたルームサイトへ移行させるルームサイト移行手段と
を有することを特徴とする。
【0024】
本発明によれば、ページサイトを公開するWebサーバと、当該ページサイトをブラウザによってアクセスするユーザ端末とを有するシステムのルームイン方法において、
Webサーバは、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトを対応付けており、
ユーザ端末が、ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出する第1のステップと、
ユーザ端末のブラウザから、Webサーバのページサイトに対するセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行する第2のステップと
を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0025】
本発明のプログラム、ユーザ端末、Webサーバ及び方法によれば、ページサイトからルームサイトへ移行することができる。これによって、展示会システムの場合、主催者によってページサイトが運営されていたとしても、パネルを閲覧している来場者を、出展者専用のルームサイトに引き込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】ユーザ端末から見たページサイトの構成を表す説明図である。
図2】本発明におけるユーザ端末のブラウザで実行されるプログラムの機能構成図である。
図3】本発明におけるパネル検出部の処理を表す説明図である。
図4】本発明におけるシーケンス図である。
図5】来場者から見た、ユーザ端末におけるWebサーバのログイン画面である。
図6】来場者から見た、ユーザ端末におけるロビーサイトのエントランスパネルの表示画面である。
図7】来場者から見た、ユーザ端末におけるロビーサイトのxxx社パネルの表示画面である。
図8】来場者から見た、ユーザ端末におけるロビーサイトのyyy社パネルの表示画面である。
図9】来場者から見た、ユーザ端末におけるyyy社ルームサイトの第1の表示画面である。
図10】来場者から見た、ユーザ端末におけるyyy社ルームサイトの第2の表示画面である。
図11】出展者から見た、公開者端末におけるWebサーバの専用ページである。
図12】Webサーバのルームサイトに入室しているユーザを表す説明図である。
図13】本発明におけるWebサーバの機能構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0028】
図1は、ユーザ端末から見たページサイトの構成を表す説明図である。
【0029】
図1によれば、Webサーバ1は、ユーザ端末4へ、認証フォームを提示するログインサイトを公開する。ユーザ端末4を操作するユーザの認証成功後、Webサーバ1は、ユーザ端末4に、ロビーサイト(ページサイト)へアクセスさせる。
【0030】
Webサーバ1は、ユーザ端末4からアクセス可能なロビーサイトを公開する。ロビーサイトでは最初に、エントランスパネルが閲覧でき、その後、スクロール方向に複数の「パネル」が並ぶ。デジタル展示会の場合、スクロール方向は、ユーザ端末4を操作する来場者の進行方向となり、スクロールは、来場者の歩行を意味する。その歩行方向に出展者のパネルが並んでいるように、ユーザに印象付ける。
パネルは、出展者のブースの入口となる画像又は動画であり、来場者はそのパネルから、出展者のルームサイトにアクセス(入場)することができる。
また、出展者のパネル毎に、「コンテンツID」が紐付けられる。コンテンツIDは、出展者のルームサイトにも紐付けられ、結果的に、出展者に対応付けられる。出展者のルームサイトは、その出展者が操作する公開者端末によって管理される。
【0031】
ここで、パネル毎に対応付けられたルームサイトとは、仮想的なものであって、一般的にゲームソフトウェアで用いられているプレーヤマッチングルームを意味する。例えば、ゲームの仮想空間の中で、複数のゲームプレーヤ同士をマッチングさせてグループ化し、同一グループに属するゲームプレーヤ同士の通信を実現する。このようなルームサイトへの入室及び退室については、Webサーバ1のAPI(Application Programming Interface)によって提供される。
【0032】
ルームサイトを提供する技術としては、Diarkis(登録商標)(例えば非特許文献3参照)、Photon(登録商標)(例えば非特許文献4参照)や、Amazon GameLift(登録商標)(例えば非特許文献5参照)のようなリアルタイム通信エンジンを用いる。
例えば、Diarkisは、WebSocketやHTTPの通信プロトコルに対応する。展示会システムのように多数のユーザ端末が接続するような大規模な通信アプリケーションであっても、トラフィック負荷に応じて自動でスケールすると共に、高い耐障害性を保証する。
【0033】
図2は、本発明におけるユーザ端末のブラウザで実行されるプログラムの機能構成図である。
【0034】
図2によれば、ユーザ端末4は、Webサーバ1と、インターネットを介して通信する。
本発明のシステムは、例えばデジタル展示会の用途に基づくものであって、各装置を以下のように対応付ける。
Webサーバ :展示会サーバ
ユーザ端末 :来場者が操作する端末
公開者端末 :出展者が操作する端末
尚、Webサーバ1は、クラウドサーバとして実装されるものであってもよい。
【0035】
Webサーバ1は、複数のユーザ端末4からアクセス可能なロビーサイトと、出展者毎のルームサイトとを公開する。また、Webサーバ1は、ユーザ端末4に対するログインサイトを公開し、来場者の認証成功後、ユーザ端末4からロビーサイトへのアクセスを可能とする。
【0036】
公開者端末5は、Webサーバ1のパネル及びルームサイトを公開している出展者が操作する端末である。これも、ブラウザを搭載したパーソナルコンピュータ等である。
【0037】
ユーザ端末4は、ブラウザを搭載したパーソナルコンピュータ、スマートフォン又はタブレットであって、Webサーバ1のログインサイトやルームサイトにアクセスすることができる。ユーザ端末4には、既存のブラウザが予めインストールされている。ブラウザとしては、具体的にはChrome(登録商標)、Firefox(登録商標)、Edge(登録商標)、Safari(登録商標)などがある。
【0038】
図2によれば、ユーザ端末4は、認証部400と、ページサイト取得部401と、パネル検出部41と、ルームサイト移行部42と有する。これら機能構成部は、ユーザ端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。また、これら機能部の処理の流れは、システムのルームイン方法としても理解できる。
【0039】
Webサーバ1が公開するロビーサイトのページコンテンツには、ブラウザで実行される際に、ユーザ端末4のコンピュータで実行可能なプログラムが組み込まれている。具体的にはJavaScript(登録商標)のようなWebブラウザ用のスクリプト言語で記述されたプログラムである。
【0040】
[認証部400]
認証部400は、Webサーバ1との間で認証シーケンスを実行する。Webサーバ1のログインサイトにアクセスし、ユーザに入力させたユーザID及びパスワードを、Webサーバ1へ送信する。尚、ユーザ端末4は、そのユーザIDを用いて当該ルームサイトへの入室が可能となる。
【0041】
[ページサイト取得部401]
ページサイト取得部401は、Webサーバ1からロビーサイトのコンテンツを受信し、ユーザインタフェースとなるブラウザに表示する。ロビーサイトのコンテンツには、前述したように例えばJavaScriptで記述されたプログラムが組み込まれており、ブラウザで直ぐに実行される。このプログラムの実行によって、パネル検出部41及びルームサイト移行部42が機能する。
【0042】
[パネル検出部41]
パネル検出部41は、ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出する。
【0043】
図3は、本発明におけるパネル検出部の処理を表す説明図である。
【0044】
図3によれば、パネル検出部41には、ロビーサイトのスクロール方向が縦方向である場合、JavaScriptのプログラムを実行することによってブラウザの表示設定から「ブラウザの表示エリアの縦ピクセル数」を検出することができる。
ロビーサイトには、スクロール方向に複数のパネルが並んでおり、パネル毎に、以下の情報も予め設定されている。
「ロビーサイト先頭からパネル先頭までの縦ピクセル数」
「パネルの縦ピクセル数」
勿論、ロビーサイトのスクロール方向が横方向である場合、横ピクセル数を設定する。
【0045】
また、パネル検出部41は、ロビーサイトに組み込まれたJavaScriptのプログラムを実行することによって、ブラウザの表示エリアの先頭位置を検出することができる。これによって、ブラウザの表示エリアの縦ピクセル数から、現在表示中のパネルを特定することができる。
尚、パネル毎に、コンテンツIDが紐付けられている。コンテンツIDは、パネルと共に、ルームサイトを運営管理する出展者を識別するものである。
【0046】
パネル検出部41は、現在表示中のパネルを検出した際に、以下の3つのいずれかの判定タイミングで、ルームサイト移行部42へ、ルームサイトへの移行を指示する
(1)ブラウザに表示中のパネルが所定時間(例えば10秒)継続して表示された際に、当該パネルを検出した判定する。
(2)ブラウザに表示中のパネルがユーザによって選択操作(例えばクリック又はタップ)がなされた際に、当該パネルを検出した判定する。
(3)直ぐに当該パネルを検出した判定する。
【0047】
[ルームサイト移行部42]
ルームサイト移行部42は、ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行する。
ルームサイト移行部42は、Webサーバのルームサイトとの間でWebSocket又はXHRのHTTPのセッションを確立し、低遅延で通信する。
また、ルームサイト移行部42は、パネル検出部41によって、通信中のルームサイトに紐付くパネルがブラウザに表示されなくなったと検出された際に、当該ルームサイトから退出するべく当該WebSocket又はXHRのHTTPを切断する。
このように、ルームサイトを介して又はピアツーピアに接続して、他のユーザ端末と低遅延に通信することができる。
【0048】
図4は、本発明におけるシーケンス図である。
【0049】
(S01)ユーザ端末4は、Webサーバ1との間で認証シーケンスを実行する。
例えば展示会サーバのようなWebサーバ1は、来場者の認証情報(ユーザID及びパスワード)を予め保持している。
その上で、最初に、来場者が操作するユーザ端末4は、Webサーバ1のログインサイトへアクセスする。これに対し、Webサーバ1は、ログインサイトの認証フォームを返信する。
【0050】
図5は、来場者から見た、ユーザ端末におけるWebサーバのログイン画面である。
最初に、来場者が操作するユーザ端末4は、Webサーバ1のログインサイトへアクセスする。これに対し、Webサーバ1は、ログインサイトの認証フォームを返信する。入力されたユーザID及びパスワードは、Webサーバ1へ送信される。
【0051】
Webサーバ1は、ユーザ端末4から認証情報を受信し、認証成否を判定する。認証成功後、Webサーバ1は、ユーザ端末4へ、ロビーサイトにアクセス可能とするリダイレクト要求を送信する。
尚、Webサーバ1は、ユーザ端末へ、ユーザIDに代えて、アクセストークンを発行するものであってもよい。
【0052】
(S02)ユーザ端末4は、Webサーバ1のロビーサイトへアクセスする。ロビーサイトは、図3で前述したように、複数のパネルがスクロール方向に並ぶページサイトである。例えば展示会の場合、エントランスから順に、来場者の進行方向に応じて、出展者のブースが並んでいるような印象を、ユーザに与える。
【0053】
図6は、来場者から見た、ユーザ端末におけるロビーサイトのエントランスパネルの表示画面である。
図6によれば、ユーザ端末4は、ロビーサイトにアクセスすると、エントランスパネルが表示される。そして、ブラウザに表示されたロビーサイトをスクロールすることによって、出展者のパネルが順々に表示されていく。
【0054】
(S10)最初に、ユーザ操作によって、ユーザ端末4のブラウザには、出展者xxx社パネルが表示されている。
【0055】
図7は、来場者から見た、ユーザ端末におけるロビーサイトのxxx社パネルの表示画面である。
図7によれば、エントランスパネルからスクロールすることによって、xxx社パネルが表示されている。ユーザ端末4では、ロビーサイトの組み込みプログラムによって、xxx社パネルがブラウザに表示中であることを検出している。
その後、ユーザ端末4を操作するユーザは、あまり興味がなく、直ぐに次にスクロールしたとする。
【0056】
(S11)次に、ユーザ操作によって、ユーザ端末4のブラウザには、出展者yyy社パネルが表示されている。
【0057】
図8は、来場者から見た、ユーザ端末におけるロビーサイトのyyy社パネルの表示画面である。
図8によれば、xxx社パネルからスクロールすることによって、yyy社パネルが表示されている。このとき、ユーザ端末4を操作するユーザは、興味を持って視認していたとする。ユーザ端末4では、ロビーサイトの組み込みプログラムによって、yyy社パネルがブラウザに表示中であることを検出しており、その継続時間も計測している。
【0058】
(S12)ここで、ユーザ端末4のブラウザに出展者yyy社パネルが表示されて、所定時間(例えば10秒)が経過したとする。
【0059】
(S2)ユーザ端末4は、所定時間が継続した際に、yyy社パネルの「コンテンツID」及び「ユーザID(又はアクセストークン)」と共に、WebSocket又はXHRのHTTPのセッション確立要求を、Webサーバ1へ送信する。これによって、ユーザ端末4と、Webサーバ1のyyy社ルームサイトとの間に、セッションが確立される。
【0060】
Webサーバ1は、ユーザ端末4に対して、WebSocket又はXHRのHTTPのAPIを提供する。これによって、ユーザ端末4は、Webサーバ1と非同期通信をすることができる。既に読み込んだページから更にHTTPリクエストを送信することができ、ページを遷移することなく、データを送受信することができる。例えばXHRでは、データの要求(GET)だけではなく、データの送信(POST)も可能となる(例えば非特許文献1参照)。
【0061】
図9は、来場者から見た、ユーザ端末におけるyyy社ルームサイトの第1の表示画面である。
図9によれば、yyy社ルームサイト内で、来場者及び出展者同士で、テキストチャットが交換されている。出展者の商品やサービスに興味をもった来場者を、ルームサイト内でグループ化することができる。その中で、一斉メッセージ通知やチャットなどによって、同時に商品説明やサービス情報を共有することができ、コミュニケーションの親密感を高めることできる。また、セッションによって低遅延化を実現することによって、円滑に会話を進めることができる。
【0062】
図10は、来場者から見た、ユーザ端末におけるyyy社ルームサイトの第2の表示画面である。
図10によれば、yyy社ルームサイト内で、出展者がプレゼンテーションをしており、その映像を来場者で視聴している。また、セッションによって低遅延化を実現することによって、リアルなライブ配信をすることができる。
【0063】
図11は、出展者から見た、公開者端末におけるWebサーバの専用ページである。
図11によれば、yyy社ルームサイトの担当者(出展者)は、来場者との間で、テキストチャットの交換や、動画配信を管理することができる。出展者の専用ページには、来場者のユーザIDも表示され、出展者が、来場者の個人情報を同時に認識することもできる。
出展者は、来場者の個人情報を認識することによって、来場者の属性や特性に合わせた応対が可能となり、新規顧客獲得やビジネス商談につながるような親密感の高いコミュケーションをすることができる。出展者は、例えばリアル展示会のように、会話をする相手方の名札(名刺)を見て、接客していたような感覚を持つことができる。
【0064】
図12は、Webサーバのルームサイトに入室しているユーザを表す説明図である。
図12によれば、Webサーバ1のルームサイト毎に、入室しているユーザが表されている。ロビーサイトからルームサイトへ移行したユーザ同士は、そのルームサイト内では、WebSocket又はXHRのHTTPを用いて相互に通信することができる。
【0065】
図13は、本発明におけるWebサーバの機能構成図である。
【0066】
図13によれば、Webサーバ1は、展示会サーバとして、認証部100と、ページサイト送信部101と、コンテンツ送受信部102と、ルームサイト移行部12と、コンテンツ蓄積部13とを有する。これら機能構成部は、Webサーバに搭載されたコンピュータを機能させるプログラムを実行することによって実現される。
コンテンツ蓄積部13は、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をグループ化する仮想的なルームサイトを対応付けて蓄積する。
認証部100は、ユーザ端末4との間で認証シーケンスを実行し、来場者を認証する。
ページサイト送信部101と、ユーザ端末4からページ取得要求に応じて、ロビーサイトのページコンテンツを、ユーザ端末4へ応答する。
コンテンツ送受信部102は、出展者が操作する公開者端末5から、パネル及びルームサイトのコンテンツを受信し、コンテンツ蓄積部13に蓄積する。
ルームサイト移行部12は、ユーザ端末4によってブラウザに表示中のパネルに対応付けられたルームサイトへ移行させる。具体的には、パネルに紐付くコンテンツIDを受信し、ユーザ端末4と当該パネルに対応するルームサイトとの間で、WebSocket又はXHRのHTTPのセッションを確立し、低遅延で通信させる。
【0067】
以上、詳細に説明したように、本発明のプログラム、ユーザ端末、Webサーバ及び方法によれば、ページサイトからルームサイトへ移行することができる。これによって、展示会システムの場合、主催者によってページサイトが運営されていたとしても、パネルを閲覧している来場者を、出展者専用のルームサイトに引き込むことができる。
【0068】
前述した本発明の種々の実施形態について、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
【符号の説明】
【0069】
1 Webサーバ
100 認証部
101 ページサイト送信部
102 コンテンツ送受信部
12 ルームサイト移行部
13 コンテンツ蓄積部
4 ユーザ端末
400 認証部
401 ページサイト取得部
41 パネル検出部
42 ルームサイト移行部
5 公開者端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
【手続補正書】
【提出日】2021-07-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
Webサーバによって公開されるページサイトに組み込まれたプログラムであって、当該ページサイトをブラウザで実行する際に、ユーザ端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするプログラム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項8】
Webサーバによって公開されるページサイトに、ブラウザによってアクセスするユーザ端末において、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
を有することを特徴とするユーザ端末。
【手続補正3】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項9】
請求項8に記載のユーザ端末と通信するWebサーバであって、
ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトを対応付けて蓄積するコンテンツ蓄積手段と、
ユーザ端末によってブラウザに表示中のパネルに対応付けられたルームサイトへ移行させるルームサイト移行手段と
を有することを特徴とするWebサーバ。
【手続補正4】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項10
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項10】
ページサイトを公開するWebサーバと、当該ページサイトをブラウザによってアクセスするユーザ端末とを有するシステムのルームイン方法において、
Webサーバは、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトを対応付けており、
ユーザ端末が、ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出する第1のステップと、
ユーザ端末のブラウザから、Webサーバのページサイトに対するセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行する第2のステップと
を有することを特徴とするルームイン方法。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
本発明によれば、Webサーバによって公開されるページサイトに組み込まれたプログラムであって、当該ページサイトをブラウザで実行する際に、ユーザ端末に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
本発明によれば、Webサーバによって公開されるページサイトに、ブラウザによってアクセスするユーザ端末において、
Webサーバによって、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトが対応付けられており、
ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出するパネル検出手段と、
ページサイトとの間のセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行するルームサイト移行手段と
を有することを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0023】
本発明によれば、前述したユーザ端末と通信するWebサーバであって、
ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトを対応付けて蓄積するコンテンツ蓄積手段と、
ユーザ端末によってブラウザに表示中のパネルに対応付けられたルームサイトへ移行させるルームサイト移行手段と
を有することを特徴とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0024】
本発明によれば、ページサイトを公開するWebサーバと、当該ページサイトをブラウザによってアクセスするユーザ端末とを有するシステムのルームイン方法において、
Webサーバは、ページサイトに並ぶパネル毎に、閲覧中のユーザ同士をマッチングする、ゲームソフトウェアの仮想的なルームサイトを対応付けており、
ユーザ端末が、ページサイトの中で、ブラウザに表示中のパネルを検出する第1のステップと、
ユーザ端末のブラウザから、Webサーバのページサイトに対するセッションを、当該パネルに対応付けられたルームサイトへ移行する第2のステップと
を有することを特徴とする。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2