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  • 特開-会話量注意喚起装置 図1
  • 特開-会話量注意喚起装置 図2
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  • 特開-会話量注意喚起装置 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022127039
(43)【公開日】2022-08-31
(54)【発明の名称】会話量注意喚起装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 21/24 20060101AFI20220824BHJP
【FI】
G08B21/24
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021024956
(22)【出願日】2021-02-19
(71)【出願人】
【識別番号】521074519
【氏名又は名称】株式会社SRS
(74)【代理人】
【識別番号】100166785
【弁理士】
【氏名又は名称】大川 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100165593
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 淳也
(72)【発明者】
【氏名】楠本 隆文
【テーマコード(参考)】
5C086
【Fターム(参考)】
5C086AA22
5C086AA46
5C086BA13
5C086CA09
5C086CB26
5C086DA40
5C086FA02
5C086FA06
5C086FA11
5C086FA20
(57)【要約】
【課題】会話量が増加していることを簡易な構成で適切に検出したうえで、会話量を抑制するための注意喚起を行うことが可能な会話量注意喚起装置を提供する。
【解決手段】会話量注意喚起装置は、音量測定部、スピーカ、および制御部を備える。音量測定部は、音量を測定する。スピーカは、音を発生させる。制御部は、会話量注意喚起装置の制御を司る。制御部は、音量測定部によって単位時間内に継続して測定された音量の平均値が基準値以上となった場合に、会話量を抑制することを促す注意喚起音をスピーカから発生させる。その結果、会話以外の大きな音が瞬間的に発生した際に、不要な注意喚起が行われてしまう可能性が低下する。
【選択図】図3

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音量を測定する音量測定部と、
音を発生させるスピーカと、
装置の制御を司る制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記音量測定部によって単位時間内に継続して測定された音量の平均値が基準値以上となった場合に、会話量を抑制することを促す注意喚起音を前記スピーカから発生させることを特徴とする会話量注意喚起装置。
【請求項2】
請求項1に記載の会話量注意喚起装置であって、
前記単位時間が0.3秒以上0.5秒以下であることを特徴とする会話量注意喚起装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の会話量注意喚起装置であって、
前記基準値が50dB以上60dB以下であることを特徴とする会話量注意喚起装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の会話量注意喚起装置であって、
前記単位時間および前記基準値の少なくとも一方が調整可能であることを特徴とする会話量注意喚起装置。
【請求項5】
請求項4に記載の会話量注意喚起装置であって、
前記単位時間および前記基準値の少なくとも一方を記憶する記憶部をさらに備え、
前記記憶部が情報処理装置に接続された状態で、前記記憶部に記憶されている値が前記情報処理装置を介して変更されることで、前記単位時間および前記基準値の少なくとも一方が調整されることを特徴とする会話量注意喚起装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかに記載の会話量注意喚起装置であって、
前記制御部は、前記注意喚起音として、会話量を抑制することを促すアナウンス音を、複数の言語で前記スピーカから発生させることを特徴とする会話量注意喚起装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれかに記載の会話量注意喚起装置であって、
画像を表示する表示部をさらに備え、
前記制御部は、前記音量測定部によって測定された音量を、前記基準値と比較した状態で前記表示部に表示させることを特徴とする会話量注意喚起装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、ウイルス等の病原体の飛沫感染を抑制するための会話量注意喚起装置に関する。
【背景技術】
【0002】
世界中で蔓延している新型コロナウイルス感染症の感染経路に、飛沫感染が含まれることが知られている。飛沫感染とは、感染者の口から放出された飛沫を介して病原体に感染することを示す。飛沫感染は、複数の人が対面して会話している間に生じる場合が多い。また、会話中の声が大きくなる程、飛沫感染は生じ易くなる。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の飛沫感染防止警報装置は、音量レベルに基づいて段階的に警報を発することで、会話による飛沫感染の防止を図っている。また、特許文献2に記載の音声注意喚起装置は、音量測定器で測定した所定音量を検出して、アラーム音とLEDライトによって注意喚起することで、感染の予防を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実用新案登録第3230254号
【特許文献2】実用新案登録第3229272号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
音量測定器によって測定される音には、人の会話音声だけでなく、会話以外の音も含まれ得る。会話以外の音の測定結果に基づいて、不要な注意喚起が行われてしまうことは望ましくない。これに対し、特許文献1では、音量レベルと危険度を対比するテーブルを用いる旨の記載があるのみであり、会話量が増加しているか否かを判断するための具体的な方法は何ら開示されていない。また、特許文献2でも、音量測定器での値が一定のデシベル数値を超えるだけで機能が作動するので、会話以外の音が測定された場合でも注意喚起が行われてしまう可能性がある。つまり、会話量が増加していることを、簡易な構成で適切に検出したうえで注意喚起を行うことは、従来の装置では困難であった。
【0006】
本開示の典型的な目的は、会話量が増加していることを簡易な構成で適切に検出したうえで、会話量を抑制するための注意喚起を行うことが可能な会話量注意喚起装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における典型的な実施形態が提供する会話量注意喚起装置は、音量を測定する音量測定部と、音を発生させるスピーカと、装置の制御を司る制御部と、を備え、前記制御部は、前記音量測定部によって単位時間内に継続して測定された音量の平均値が基準値以上となった場合に、会話量を抑制することを促す注意喚起音を前記スピーカから発生させる。
【0008】
本開示に係る会話量注意喚起装置によると、会話量が増加していることを簡易な構成で適切に検出したうえで、会話量を抑制するための注意喚起が行われる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】会話量注意喚起装置1の斜視図である。
図2】会話量注意喚起装置1の電気的構成を示すブロック図である。
図3】会話量注意喚起装置1で実行される会話量注意喚起処理のフローチャートである。
図4】測定された音量を基準値と比較した状態で表示している表示部6の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<概要>
本開示で例示する会話量注意喚起装置は、音量測定部、スピーカ、および制御部を備える。音量測定部は、設置環境で発生した音の音量を測定する。スピーカは、音を発生させる。制御部は、会話量注意喚起装置の制御を司る。制御部は、音量測定部によって単位時間内に継続して(つまり、連続して、または断続的に)測定された音量の平均値が基準値以上となった場合に、会話量を抑制することを促す注意喚起音をスピーカから発生させる。
【0011】
複数の人が飲食店等で会話する場合、会話が盛り上がると、会話音声は瞬間的に大きくなるだけでなく、会話が行われている間に平均的に大きくなる。また、装置が設置される飲食店等の種々の場所では、会話音声以外の大きな音が瞬間的に発生する場合もある。本願発明の発明者は、種々の検討および試行錯誤を繰り返すことで、単位時間内に継続して測定された音量の平均値が基準値以上となった場合に注意喚起を行うことを見出した。これにより、会話以外の大きな音が瞬間的に発生した際に、不要な注意喚起が行われてしまう可能性が低下し、且つ、会話量が増加した場合には適切に注意喚起が行われる。よって、会話中の飛沫感染が適切に抑制される。
【0012】
なお、単位時間内の音量の平均値が基準値以上となったか否かを判定するための具体的な方法は、適宜選択できる。例えば、制御部は、単位時間内に継続して測定された音量の累積値を単位時間で割ることで、音量の平均値を算出し、算出した平均値を基準値と比較してもよい。また、制御部は、単位時間内に継続して測定された音量の累積値を、閾値(例えば、前述した基準値と単位時間の積で求められる値等)と比較することで、音量の平均値が基準値以上となったか否かを判定してもよい。
【0013】
単位時間は、0.3秒以上0.5秒以下に設定されてもよい。この場合、飲食店等における会話量が増加したか否かを適切に判定できることが、本願発明の発明者による種々の検討および試行錯誤によって明らかとなっている。ただし、装置の設置場所の状況等によっては、単位時間を上記の範囲外に設定することも可能である。
【0014】
音量の基準値は、50dB以上60dB以下に設定されてもよい。この場合、飲食店等における会話量が増加したか否かを適切に判定できることが、本願発明の発明者による種々の検討および試行錯誤によって明らかとなっている。ただし、装置の設置場所の状況等によっては、音量の基準値を上記の範囲外に設定することも可能である。
【0015】
単位時間および基準値の少なくとも一方が調整可能であってもよい。この場合、会話量注意喚起装置の設置場所の状況等に応じて、単位時間および基準値の少なくとも一方が適切な値に調整されることで、より適切に注意喚起が行われる。
【0016】
会話量注意喚起装置は、単位時間および基準値の少なくとも一方を記憶する記憶部をさらに備えていてもよい。記憶部が情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)に接続された状態で、記憶部に記憶されている値が情報処理装置を介して変更されることで、単位時間および基準値の少なくとも一方が調整されてもよい。この場合、単位時間・基準値を調整するためには、記憶部を情報処理装置に接続する必要がある。従って、会話量注意喚起装置に設けられた操作部(例えばボタン等)によって単位時間・基準値を容易に調整できる場合等とは異なり、会話中の人物(例えば、飲食店の客等)によって単位時間・基準値が勝手に調整され難い。よって、より適切に注意喚起が行われる。
【0017】
制御部は、注意喚起音として、会話量を抑制することを促すアナウンス音を、複数の言語でスピーカから発生させてもよい。この場合、より多くの人が注意喚起音を理解できるので、飛沫感染が生じる可能性がさらに低下する。
【0018】
会話量注意喚起装置は、画像を表示する表示部をさらに備えてもよい。制御部は、音量測定部によって測定された音量を、基準値と比較した状態で表示部に表示させてもよい。この場合、会話量注意喚起装置の近傍にいる人は、表示部の表示内容を見ることで、その時点の会話量の程度を適切に把握することができる。よって、許容される会話量の程度が適切に把握され易いので、会話中の人は、会話音量を適切な音量に調整し易い。
【0019】
なお、表示部に表示させる測定音量は、その時点で瞬間的に測定された音量でもよいし、単位時間内に継続して測定された音量の平均値であってもよい。
【0020】
また、制御部は、音量の平均値が基準値以上となって注意喚起を行った場合に、基準値を超えた音量の平均値を表示部に表示させてもよい。この場合、注意喚起が行われた際の会話量の程度が、表示部の表示内容によって容易に把握される。よって、許容されなかった会話量の程度が適切に理解され易いので、会話中の人は、その後の会話音量を適切な音量に調整し易い。
【0021】
<実施形態>
以下、本開示における典型的な実施形態の1つについて、図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、本実施形態における会話量注意喚起装置1の概略構成について説明する。会話量注意喚起装置1は、箱状の筐体2を備える。筐体2は、合成樹脂製である。従って、筐体2の成形が容易であり、且つ、会話量注意喚起装置1の軽量化も容易である。筐体2の内部には、後述する二次電池7および制御基板10(図2参照)等が収容されている。
【0022】
筐体2の上部には、音量測定部4、スピーカ5、および表示部6が設けられている。音量測定部(マイク)4は、会話量注意喚起装置1の設置位置の音量を測定する。スピーカ5は、種々の音を発生させる。表示部(モニタ)6は、各種画像を表示する。
【0023】
筐体2の側面(本実施形態では右側面)には、メモリカードスロット8および電源ボタン9が設けられている。メモリカードスロット8には、記憶部15(図2参照)が挿入される。電源ボタン9は、会話量注意喚起装置1の電源のオン・オフを切り替えるために操作される。なお、電源ボタン9は、筐体2の外部でなく、会話者が容易に操作することができない位置(例えば、筐体2の内部等)に設けられていてもよい。この場合、会話者によって会話量注意喚起装置1の電源が勝手にオフとされる可能性が低下するので、飛沫感染がより適切に抑制される。
【0024】
図2を参照して、会話量注意喚起装置1の電気的構成について説明する。前述したように、会話量注意喚起装置1は制御基板10を備える。制御基板10には、音量測定部4、スピーカ5、表示部6、および二次電池7が接続されている。二次電池7は、繰り返し充電可能である。会話量注意喚起装置1を駆動する電源として二次電池7が使用されているので、ユーザは種々の場所で会話量注意喚起装置1を使用することができる。
【0025】
制御基板10には、コントローラ(制御部)11および記憶部インターフェース(I/F)12が設けられている。コントローラ11は、会話量注意喚起装置1における各種制御を司る。記憶部I/F12には、メモリカードスロット8(図1参照)に挿入された記憶部15が接続される。本実施形態の記憶部15は、会話量注意喚起装置1に対して着脱可能に装着されるメモリ(SDカード)である。記憶部15には、コントローラ11によって実行されるプログラム、および、各種の値(例えば、後述する単位時間および基準値等)が記憶される。
【0026】
図3および図4を参照して、本実施形態の会話量注意喚起装置1で実行される会話量注意喚起処理について説明する。会話量注意喚起装置1の電源がオンとされると、コントローラ11は、記憶部15に記憶されたプログラムに従って、図3に例示する会話量注意喚起処理を実行する。
【0027】
まず、コントローラ11は、音量測定部4によってその時点で測定された(最新の)音量を取得し、メモリに記憶させる(S1)。次いで、コントローラ11は、現在から単位時間前までに音量測定部4によって継続して測定された音量の平均値を算出する(S2)。つまり、コントローラ11は、音量測定部4によって単位時間内に継続して(連続して、または断続的に複数回)測定された音量の平均値を算出する。なお、単位時間とは、音量の平均値を算出する対象とする時間帯を示し、会話量注意喚起処理の実行前に予め設定されている。
【0028】
次いで、コントローラ11は、測定された音量を、基準値と比較した状態で表示部6に表示させる。図4は、測定された音量を基準値と比較した状態で表示している表示部6の一例を示す。図4に示す例では、表示部6の表示画面上に、音量数値表示欄21と、音量バー表示欄22が設けられている。音量数値表示欄21には、音量測定部4によって測定された音量が数値で表示される。音量バー表示欄22内には、その時点で測定された音量の大きさを示す測定結果バー23と、基準値マーク24が表示される。測定結果バー23は、音量数値表示欄21に表示される音量の大きさに対応して変動する。本実施形態では、測定された大きくなる程、測定結果バー23は右方に長くなる。基準値マーク24は、音量バー表示欄22内における基準値の位置(つまり、測定結果バー23で示されるその時点の音量に対する、基準値の大きさ)を示す。詳細は後述するが、基準値は、会話量を抑制するための注意喚起を行うか否かを判断する基準となる値である。本実施形態では、単位時間内における音量の平均値が基準値以上となると、注意喚起が行われる。会話者は、音量バー表示欄22における測定結果バー23と基準値マーク24を見ることで、その時点における会話量の程度を適切に把握することができる。
【0029】
なお、音量数値表示欄21および測定結果バー23によって表示される音量は、音量測定部4によってその時点で瞬間的に測定された音量(つまり、S1で取得された音量)であってもよいし、単位時間内における音量の平均値(つまり、S2で算出された平均値)であってもよい。
【0030】
次いで、コントローラ11は、S2で算出された音量の平均値が基準値以上であるか否かを判断する(S4)。音量の平均値が基準値未満であれば(S4:NO)、注意喚起は行われずに、処理はそのままS7へ移行する。音量の平均値が基準値以上であれば(S4:YES)、コントローラ11は、会話量を抑制することを促す注意喚起音をスピーカ5から発生させる(S5)。詳細には、コントローラ11は、注意喚起音として、会話量を抑制することを会話者に促すアナウンス音を、複数の言語でスピーカ5から発生させる。また、コントローラ11は、基準値以上となった音量の平均値を、表示部6に表示させる(S6)。次いで、電源がオフとされていなければ(S7:NO)、処理はS1へ戻り、S1~S7の処理が繰り返される。電源がオフとされると(S7:YES)、会話量注意喚起処理は終了する。
【0031】
以上のように、本実施形態の会話量注意喚起装置1では、単位時間内に継続して測定された音量の平均値が基準値以上となった場合に、注意喚起が行われる。従って、測定された音量を常に基準値と比較する場合等とは異なり、会話以外の大きな音が瞬間的に発生した際に不要な注意喚起が行われてしまう可能性が低下する。また、会話量が増加した場合には適切に注意喚起が行われる。
【0032】
S2の処理で用いられる単位時間の長さは、0.3秒以上0.5秒以下(本実施形態におけるデフォルト値は、0.4秒)に設定されている。この場合、飲食店等における会話量が増加したか否かが、適切に判定される。
【0033】
S4の処理で用いられる基準値は、50dB以上60dB以下(本実施形態におけるデフォルト値は55dB)に設定されている。この場合、飲食店等における会話量が増加したか否かが、適切に判定される。
【0034】
単位時間および基準値は、記憶部15に記憶されている。会話量注意喚起装置1の管理者等は、記憶部15を情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ等)に接続した状態で、記憶部15に記憶されている単位時間および基準値を変更することで、単位時間および基準値を調整することができる。従って、装置の設置場所の状況等に応じて適切に注意喚起が行われ易い。また、会話量注意喚起装置1に設けられた操作部(例えばボタン等)によって単位時間・基準値を容易に調整できる場合等とは異なり、会話中の人物(例えば、飲食店の客等)によって単位時間・基準値が勝手に調整され難い。なお、本実施形態では、注意喚起を促すアナウンス音の言語も記憶部15に記憶されている。管理者等は、記憶部15に記憶されているアナウンス音の言語を変更することも可能である。
【0035】
上記実施形態で開示された技術は一例に過ぎない。従って、上記実施形態で例示された技術を変更することも可能である。まず、本実施形態では、スピーカ5が発生させる注意喚起音によって、会話量を抑制することを促す注意喚起が行われる。しかし、会話量を抑制することを促す動作を行う注意喚起部の構成を変更することも可能である。例えば、スピーカ5の代わりに、またはスピーカ5と共に、発光部および振動部等の少なくともいずれかが用いられてもよい。また、注意喚起音の内容を変更することも可能である。例えば、アナウンス音は、単一の言語で出力されてもよい。アナウンス音の代わりに、ブザー音等が使用されてもよい。
【符号の説明】
【0036】
1 会話量注意喚起装置
4 音量測定部
5 スピーカ
6 表示部
11 コントローラ
15 記憶部

図1
図2
図3
図4