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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022127361
(43)【公開日】2022-08-31
(54)【発明の名称】電気刺激装置
(51)【国際特許分類】
   A61N 1/36 20060101AFI20220824BHJP
【FI】
A61N1/36
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021025465
(22)【出願日】2021-02-19
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り (1)ウェブサイトのアドレス(https://us02web.zoom.us/rec/share/f1cO3WfWqvfZ8OdeH_BHAxVL5Xo2pzL67lksJCr13EDPeYSqhuhvlGcUUOVY67nV.czEpftJLsZ_yo52H)において令和2年11月5日に発表した。 (2)ATEX2021春夏 新商品商談会において令和2年11月13日に発表した。 (3)ATEX2021春夏 新商品商談会において令和2年11月13日に発表した。
(71)【出願人】
【識別番号】595084807
【氏名又は名称】株式会社アテックス
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】新子 翔也
【テーマコード(参考)】
4C053
【Fターム(参考)】
4C053JJ12
4C053JJ24
4C053JJ36
(57)【要約】
【課題】体の様々な箇所に対して広範囲にEMSを付与できる電気刺激装置を提供する。
【解決手段】電気刺激装置1は、球形状の本体部10と、内部電源40と、第1電極部20と、第2電極部30と、絶縁部13とを備える。第1電極部20は、本体部10の表面に配置され、内部電源40に接続されている。第2電極部30は、本体部10の表面に配置され、内部電源40に接続され、第1電極部20と極性が異なる。絶縁部13は、本体部10の表面から突出し、第1電極部20と第2電極部30とを絶縁する。本体部10は、第1回転対称軸心Xに沿った第1部分11Aと第2部分11Bとを備える。第1部分11Aと第2部分11Bのいずれにも、第1電極部20と第2電極部30との少なくとも一方が配置されている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
球状の本体部と、
前記本体部に収納された内部電源と、
前記本体部の表面に配置され、前記内部電源に接続されている第1電極部と、
前記本体部の前記表面に配置され、前記内部電源に接続されている、前記第1電極部と極性が異なる第2電極部と、
前記本体部の前記表面から突出し、前記第1電極部と前記第2電極部とを絶縁する絶縁部と
を備え、
前記本体部は、第1回転対称軸心に沿った第1部分と第2部分とを備え、
前記第1部分と前記第2部分とのいずれにも、前記第1電極部と前記第2電極部との少なくとも一方が配置されている、電気刺激装置。
【請求項2】
前記第1電極部と前記第2電極部とはそれぞれ、2つの導電片を備え、
前記第1回転対称軸心に交差する前記本体部の第2回転対称軸心周りに、前記第1電極部の前記導電片と前記第2電極部の前記導電片とが交互に配置されている、請求項1に記載の電気刺激装置。
【請求項3】
前記絶縁部は、
前記第2回転対称軸心を含む第1仮想平面において、前記本体部を一周する第1突条と、
前記第2回転対称軸心を含み、前記第1仮想平面と交差する第2仮想平面において、前記第1突条と交差して前記本体部を一周する第2突条と
を備え、
前記第1電極部の前記導電片と、前記第2電極部の前記導電片とはそれぞれ、前記第1突条の一部と前記第2突条の一部とで囲まれた領域に配置されている、請求項2に記載の電気刺激装置。
【請求項4】
前記第1電極部と前記第2電極部とはそれぞれ、1つの導電片を備え、
前記第1回転対称軸心に交差する前記本体部の第2回転対称軸心を挟むように、前記第1電極部の前記導電片と前記第2電極部の前記導電片とが配置されている、請求項1に記載の電気刺激装置。
【請求項5】
前記絶縁部は、前記本体部を一周する突条を備え、
前記第1電極部の前記導電片と前記第2電極部の前記導電片との間に、前記突条が配置されている、請求項4に記載の電気刺激装置。
【請求項6】
前記第1及び第2電極部の前記導電片はそれぞれ、
樹脂製の表面部材と、
前記表面部材の表面全体に設けられた金属メッキ層と
を備え、
前記金属メッキ層と前記内部電源とを接続する導電体をさらに備える、請求項2から5のいずれかに記載の電気刺激装置。
【請求項7】
前記導電体は導電性を有するバネである、請求項6に記載の電気刺激装置。
【請求項8】
前記表面部材の表面に隆起部が形成されている、請求項6又は7に記載の電気刺激装置。
【請求項9】
前記隆起部は、最外周部に円状に設けられている、請求項8に記載の電気刺激装置。
【請求項10】
前記内部電源からの電力供給を制御する制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記第1電極部と前記第2電極部との極性を交互に切り換える、請求項1から9のいずれかに記載の電気刺激装置。
【請求項11】
前記第1電極部と前記本体部との間と、前記第2電極部と前記本体部との間とにそれぞれ配置されたヒータ部材をさらに備える、請求項1から10のいずれかに記載の電気刺激装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気刺激装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、把持することで掌を電気刺激できる電気刺激装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第3327913号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1に開示の電気刺激装置では、掌の一箇所を集中的に刺激しているにすぎない。そのため、例えば、電気刺激装置を転がす等によって体の様々な箇所に対して広範囲にEMS(electric muscle stimulation)を付与する点については、改善の余地がある。
【0005】
本発明は、体の様々な箇所に対して広範囲にEMSを付与できる電気刺激装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、球状の本体部と、前記本体部に収納された内部電源と、前記本体部の表面に配置され、前記内部電源に接続されている第1電極部と、前記本体部の前記表面に配置され、前記内部電源に接続されている、前記第1電極部と極性が異なる第2電極部と、前記本体部の前記表面から突出し、前記第1電極部と前記第2電極部とを絶縁する絶縁部とを備え、前記本体部は、第1回転対称軸心に沿った第1部分と第2部分とを備え、前記第1部分と前記第2部分とのいずれにも、前記第1電極部と前記第2電極部との少なくとも一方が配置されている、電気刺激装置を提供する。
【0007】
本発明の電気刺激装置によれば、本体部に配置された第1電極部と第2電極部との間を、体の一部を介して電気が流れる(EMSが付与される)。その結果、電気によって筋肉が刺激され血流が促進され、電気刺激装置の使用箇所にマッサージ効果を得られる。また、本体部は球形状であるため、電気刺激装置を体の表面で転がすことが容易である。そのため、使用者はマッサージを施したい箇所に電気刺激装置を押し転がすことができ、体の広範囲にEMSを付与できる。また、球形状であることから、使用方法が限定されず、例えば手に持って、又は床に置いて体の様々な箇所に対してEMSを付与できる。また、電気刺激装置の表面において、第1部分と第2部分とのいずれにも、第1電極部と第2電極部との少なくとも一方が配置されているため、EMSが付与され易い。特に、電気刺激装置を転がして使用する場合、第1電極部と第2電極部との両方を同時に触れやすくなるため、EMSが効果的に付与され得る。
【0008】
前記第1電極部と前記第2電極部とはそれぞれ、2つの導電片を備え、前記第1回転対称軸心に交差する前記本体部の第2回転対称軸心周りに、前記第1電極部の前記導電片と前記第2電極部の前記導電片とが交互に配置されていてもよい。
【0009】
前記の構成によれば、第1電極部と第2電極部とが第2回転対称軸心周りに交互に配置されている。そのため、第1電極部又は第2電極部のみに接触することで電流が流れないという状態になり難く、効果的にEMSを付与できる。特に、電気刺激装置を転がして使用する場合、第1電極部と第2電極部との両方を同時に触れやすくなるため、EMSが効果的に付与され得る。
【0010】
前記絶縁部は、前記第2回転対称軸心を含む第1仮想平面において、前記本体部を一周する第1突条と、前記第2回転対称軸心を含み、前記第1仮想平面と交差する第2仮想平面において、前記第1突条と交差して前記本体部を一周する第2突条とを備え、前記第1電極部の前記導電片と、前記第2電極部の前記導電片とはそれぞれ、前記第1突条の一部と前記第2突条の一部とで囲まれた領域に配置されていてもよい。
【0011】
前記の構成によれば、電気刺激装置における、第1電極部と第2電極部との表面積が等しくなる。そのため、第1電極部と第2電極部との両方を同時に触れやすくなるため、EMSが効果的に付与され得る。
【0012】
前記第1電極部と前記第2電極部とはそれぞれ、1つの導電片を備え、前記第1回転対称軸心に交差する前記本体部の第2回転対称軸心を挟むように、前記第1電極部の前記導電片と前記第2電極部の前記導電片とが配置されていてもよい。
【0013】
前記の構成によれば、部品点数が減少するため、部品コストが低下し得る。また、部品点数の減少に伴い組立も容易になるため、組立時間が短縮され得る。
【0014】
前記絶縁部は、前記本体部を一周する突条を備え、前記第1電極部の前記導電片と前記第2電極部の前記導電片との間に、前記突条が配置されていてもよい。
【0015】
前記第1及び第2電極部の前記導電片はそれぞれ、樹脂製の表面部材と、前記表面部材の表面全体に設けられた金属メッキ層とを備え、前記金属メッキ層と前記内部電源とを接続する導電体をさらに備えてもよい。
【0016】
前記の構成によれば、金属メッキ層のどこかに導電体を接続すれば金属メッキ層が電極になり得る。そのため、例えば、表面部材の裏側、つまり本体部側の金属メッキ層において導電体を接続することで、表面部材の表側、つまり本体部側と反対側の金属メッキ層が第1電極部になり得る。従って、本体部の内部に収納されている内部電源と、第1電極部及び第2電極部とが、導電体を介して容易に接続され得る。そのため、電気刺激装置の構造が簡素化され得る。
【0017】
前記導電体は導電性を有するバネであってもよい。
【0018】
前記の構成によれば、バネの弾性力によって表面部材の裏側に接続される。そのため、導電体を、半田付け等によって固定する必要がなく、電気刺激装置の構造が簡素化され得る。
【0019】
前記表面部材の表面に隆起部が形成されていてもよい。
【0020】
前記の構成によれば、電気刺激装置を体の表面で転がした際、隆起部では高い押圧が生じるため、押圧によるマッサージ効果が得られる。
【0021】
前記隆起部は、最外周部に円状に設けられていてもよい。
【0022】
前記の構成によれば、隆起部が本体部の全周に設けられているため、押圧によるマッサージ効果が効果的に得られる。
【0023】
前記制御部は、前記第1電極部と前記第2電極部との極性を交互に切り換えてもよい。
【0024】
前記の構成によれば、電流が常に一方向に流れることが防がれ得る。そのため、体の一部に電流が流れる際に生じる体への負担を軽減しつつ、マッサージ効果が得られる。
【0025】
前記第1電極部と前記本体部との間と、前記第2電極部と前記本体部との間とにそれぞれ配置されたヒータ部材をさらに備えてもよい。
【0026】
前記の構成によれば、第1電極部と第2電極部とは、ヒータ部材によって温められる。そのため、体の表面の電気刺激装置が接触している箇所が温められることで血流が促進され、効果的なマッサージ効果を得ることができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明の電気刺激装置によれば、体の様々な箇所に対して広範囲にEMSを付与できる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
図1】本発明の第1実施形態に係る電気刺激装置の斜視図。
図2図1から導電片と充電台とを除いた図。
図3図1の線III-IIIでの充電台を除いた断面図。
図4】本発明の第1実施形態に係る電気刺激装置の分解斜視図。
図5】アッパーインナーケーシングの拡大図。
図6】本発明の第1実施形態に係る電気刺激装置の使用例を示す図。
図7】本発明の第1実施形態に係る電気刺激装置の使用例を示す図。
図8】本発明の第2実施形態に係る電気刺激装置の斜視図。
図9】本発明の第2実施形態に係る電気刺激装置の分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0029】
(第1実施形態)
図1図5を参照に、本実施形態に係る電気刺激装置1を説明する。本実施形態では、電気刺激装置1は、概ね真球形状である。電気刺激装置1は、楕円球形状等、他の球形状であってもよい。以下の説明において、上側とは操作部60が設けられている側であり、下側とは充電接続部56が設けられている側である。また、第1回転対称軸心Xが、操作部60から充電接続部56に向かって電気刺激装置1の中心を通り延びている。また、第2回転対称軸心Yが、電気刺激装置1の中心を通りつつ、第1回転対称軸心Xに直交するように延びている。以下の説明では、操作部60から充電接続部56に向かって第1回転対称軸心Xに沿うように電気刺激装置1の表面を通る方向を経度方向という。また、経度方向に直交し電気刺激装置1の表面を通る方向を緯度方向という。
【0030】
図1図2、及び図4を参照すると、電気刺激装置1は、本体部10、第1電極部20、及び第2電極部30を備える。また、本体部10の内部に、内部電源40、内部電源サポート41、制御部50、及び操作部60が収納されている。
【0031】
本体部10は、樹脂製で内部に空間を有し、概ね真球形状である。本体部10は、楕円球形状等、他の球形状であってもよい。本体部10は、上下に分割され、上側の第1半球殻(第1部分)11Aと下側の第2半球殻(第2部分)11Bとを有する。すなわち、本体部10は、第1回転対称軸心Xに沿った第1半球殻11Aと第2半球殻11Bとを備える。第1半球殻11Aは内部に空間を有する半球状の第1半球殻本体12Aを有し、第2半球殻11Bは内部に空間を有する半球状の第2半球殻本体12Bを有する。
【0032】
本体部10は、本体部10の表面に配置されている絶縁部13を備える。絶縁部13は、本体部10の表面から外側に向かって突出している。絶縁部13は、第1突条17と第2突条18とを備える。第1突条17は、環状で、第2回転対称軸心Yを含む第1仮想平面において、本体部10を一周する。すなわち、第1突条17は、第1半球殻本体12Aの下端に設けられ緯度方向に全周にわたって延びる。換言すると、第1突条17は、本体部10の赤道に全周にわたって設けられている。第2突条18は、環状で、第2回転対称軸心Yを含み、第1仮想平面と直交する第2仮想平面において、第1突条17と直交して本体部10を一周する。ここで、第2突条18が本体部10を一周するとは、第2突条18のみで本体部10を一周する状態と、操作部60や充電接続部56等他の構成部を介して一周する場合を含む。例えば、図示省略するが、第2突条18が空間部を介して断続的に本体部10を一周する場合を含む。図例においては、第2突条18は、操作部60と充電接続部56とによって分断されており、第2突条18のみで本体部10を一周していない。すなわち、第2突条18は、操作部60と充電接続部56とを介して、本体部10を一周している。第2突条18は、第1半球殻本体12Aの経度方向に略半周にわたって延びる部分18aと、第2半球殻本体12Bの経度方向に略半周にわたって延びる部分18bとを有する。ここで、略半周とは、操作部60や充電接続部56等の他の構成部を介して半周している状態と、第2突条18のみで半周している状態の両方を含む。絶縁部13は、後述の第1電極部20と第2電極部30とを絶縁する。
【0033】
図3及び図4を参照すると、内部電源サポート41は、第2半球殻11Bの内側に配置され、ねじ止めされている。第1半球殻11Aは、内部電源サポート41を介して、第2半球殻11Bに取り外し可能に固定されている。具体的には、内部電源サポート41は上部に溝部42を備え、その溝部42に第1半球殻11Aに設けられた突起部(図示せず)が嵌められることによって、第1半球殻11Aは第2半球殻11Bに固定される。また、内部電源サポート41の上側に、内部電源40が載置されている。
【0034】
制御部50は、内部電源40の上側に位置するメイン制御基板51と、内部電源サポート41の下側に位置する中継基板55とを備える。メイン制御基板51は、第1半球殻11Aにねじ止めされている。また、中継基板55は、内部電源サポート41によって固定されている。すなわち、中継基板55は第2半球殻11Bと内部電源サポート41との間に配置され、内部電源サポート41と第2半球殻11Bとがねじ止めされることによって、中継基板55は固定されている。
【0035】
操作部60は、メイン制御基板51の上側に配置されている。操作部60は、操作部本体61と、光を透過させる導光部材63とを有する。操作部本体61は、上面に操作面61aを有する。操作面61aは、本体部10の表面、具体的には第1半球殻11Aの上部に配置されている。操作面61aには、電源ボタン62A、EMSボタン62B、及びヒータボタン62C(以下、単にボタン62A~62Cと呼ぶ)が設けられている。各ボタン62A~62Cを押圧することで、メイン制御基板51に設けられ、各ボタン62A~62Cに対応する各タクトスイッチ52A~52Cが押される。すなわち、操作部60は制御部50に各ボタン62A~62Cを介して指示を入力するために設けられている。また、メイン制御基板51にLEDライト53A,53Bが設けられており、LEDライト53A,53Bは、例えば、EMSが起動している状態である等の制御状態に応じて発光している。使用者は、本体部10に収容された導光部材63を介してLEDライト53A,53Bの光を視認し、電気刺激装置1の制御状態を認識できる。
【0036】
中継基板55には、内部電源40に外部から電力を供給するための充電接続部56が設けられている。充電接続部56は、本体部10の表面、具体的には第2半球殻11Bの下部に配置されている。
【0037】
内部電源40は充電台70によって充電される。充電台70は、電力供給部71を有する。また、充電台70は、外部電源に接続される。充電接続部56と電力供給部71とが接するように、電気刺激装置1を充電台70に載置することで、外部電源から内部電源40に電力が供給される。充電接続部56と電力供給部71との接触は、充電接続部56と電力供給部71とに配置された磁石(図示せず)によって保持されている。
【0038】
図1及び図2を参照すると、本実施形態に係る電気刺激装置1によれば、第1半球殻11Aと第2半球殻11Bとのいずれにも、第1電極部20と第2電極部30とが配置されている。第1電極部20は、2つの導電片21A,21Bを備える。導電片21Aは、第1半球殻11Aの第1突条17の一部、第2突条18の一部18a、及び操作部60で囲まれた領域の1つに配置されている。導電片21Bは、第1半球殻11Aの第1突条17の一部、第2突条18の一部18b、及び充電接続部56で囲まれた領域の1つに配置されている。すなわち、第1電極部20は、本体部10の表面に、操作部60、充電接続部56、及び絶縁部12を除く部分の半分(一部)を覆うように配置されている。また、導電片21A,21Bは、第2回転対称軸心Yに関して、180°離れた位置に配置されている。
【0039】
第2電極部30は、2つの導電片31A,31Bを備える。導電片31Aは、第1半球殻11Aの第1突条17の一部、第2突条18の一部18a、及び操作部60で囲まれた領域の導電片21Aが配置されていない領域に配置されている。導電片31Bは、第1半球殻11Aの第1突条17の一部、第2突条18の一部18b、及び充電接続部56で囲まれた領域の導電片21Bが配置されていない領域に配置されている。すなわち、第2電極部30は、本体部10の表面に、操作部60、充電接続部56、絶縁部12、及び第1電極部20を除く部分を覆うように配置されている。また、導電片31A,31Bは、第2回転対称軸心Yに関して、180°離れた位置に配置されている。換言すると、第1電極部20の導電片21A,21Bと第2電極部30の導電片31A,31Bとが、本体部10の第2回転対称軸心Y周りに、交互に配置されている。導電片21A,21B,31A,31Bは、中空球体を分割した殻片形状とも言える。
【0040】
図3を参照すると、第1電極部20の導電片21Aは、表面部材22Aと金属メッキ層23Aとを備える。表面部材22Aは、樹脂製で、凸状の隆起部24Aを含む。隆起部24Aは、表面部材22Aの表面から外側に突出している。隆起部24Aは、第1回転対称軸心Xに関して半周にわたって円弧状に設けられ、かつ、第1回転対称軸心X方向に複数設けられている。隆起部24Aは、例えば、第2突条18aの近傍には設けられていない、すなわち、表面部材22Aの中央部のみに円弧状に設けられていてもよい。
【0041】
金属メッキ層23Aは、表面部材22Aの表面全体に設けられている。換言すると、表面部材22Aは、表面全体に金属メッキ処理が施されている。そのため、導電片21Aは、表面全体で導電性を有する。金属メッキは、例えば、クロムメッキや銀メッキである。
【0042】
第1電極部20の導電片21Bは、導電片21Aと同様に、表面部材22B、金属メッキ層23B、及び隆起部24Bを備える。
【0043】
第2電極部30の導電片31Aは、表面部材32Aと金属メッキ層33Aとを備える。表面部材32Aは、樹脂製で、凸状の隆起部34Aを含む。隆起部34Aは、表面部材32Aの表面から外側に突出している。隆起部34Aは、第1回転対称軸心Xに関して半周にわたって円弧状に設けられ、かつ、第1回転対称軸心X方向に複数設けられている。隆起部34Aは、例えば、第2突条18aの近傍には設けられていない、すなわち、表面部材32Bの中央部のみに円弧状に設けられていてもよい。
【0044】
金属メッキ層33Aは、表面部材32Aの表面全体に設けられている。換言すると、表面部材32Aは、表面全体に金属メッキ処理が施されている。そのため、導電片31Aは、表面全体で導電性を有する。金属メッキは、例えば、クロムメッキや銀メッキである。
【0045】
第2電極部30の導電片31Bは、導電片31Aと同様に、表面部材32B、金属メッキ層33B、及び隆起部34Bを備える。
【0046】
隆起部24A,34Aは、第2突条18aの近傍で同一の高さとなるように配置されている。すなわち、隆起部24A,34Aは、第2突条18aで分断されているが、第1回転対称軸心X周りにおいて、電気刺激装置1の最外周部に円状に設けられている。
【0047】
また、隆起部24B,34Bは、第2突条18bの近傍で同一の高さとなるように配置されている。すなわち、隆起部24B,34Bは、第2突条18bで分断されているが、第1回転対称軸心X周りにおいて、電気刺激装置1の最外周部に円状に設けられている。
【0048】
ここで、隆起部24A,24B,34A,34Bが円状に設けられているとは、各隆起部24A,24B,34A,34Bが、各表面部材22A,22B,32A,32Bの中央部のみに円弧状に設けられている状態も含む。
【0049】
隆起部24A,24B,34A,34Bは、格子状に設けられてもよい。すなわち、隆起部24A,24B,34A,34Bは、緯度方向に円状に設けられるだけでなく、経度方向にも円状に設けられてもよい。
【0050】
図4を参照すると、内部電源40とメイン制御基板51とは、配線コード80A,80Bを介して接続されている。電流は、配線コード80A,80Bを介して、内部電源40とメイン制御基板51との間を流れる。
【0051】
メイン制御基板51と中継基板55とは、EMS用配線コード81A,81Bと充電用配線コード82A,82Bとを介して接続されている。EMS用配線コード81A,81Bでは、使用者にEMSを付与する際、電流が流れる。充電用配線コード82A,82Bでは、内部電源40を充電する際、電流が流れる。すなわち、充電接続部56に供給された電力は、充電用配線コード82A,82B、メイン制御基板51、及び配線コード80A,80Bを介して、内部電源40に供給され、充電される。
【0052】
図2を併せて参照すると、メイン制御基板51は、第1電極部20の導電片21Aの金属メッキ層23Aと内部電源40とを接続し、導電性を有するバネ54A(導電体)を備える。バネ54Aは、第1半球殻本体12Aに設けられた孔14Aを介して、第1半球殻11Aの外側に延び、金属メッキ層23Aに接続されている。この際、バネ54Aは縮められた状態で弾性力を有している。そのため、バネ54Aの先端は、バネ54Aの弾性力によって金属メッキ層23Aに押し付けられるように接続されている。従って、バネ54Aの先端を、例えば半田付けによって金属メッキ層23Aに固定することなく、バネ54Aと金属メッキ層23Aとの接続が維持され得る。すなわち、電気刺激装置1の構造が簡素化され得る。また、組み立ても容易である。
【0053】
また、メイン制御基板51は、第2電極部30の導電片31Aの金属メッキ層33Aと内部電源40とを接続し、導電性を有するバネ54B(導電体)を備える。バネ54Bは、第1半球殻本体12Aに設けられた孔14Bを介して、第1半球殻11Aの外側に延び、金属メッキ層33Aに接続されている。バネ54Bは、バネ54Aと同様、金属メッキ層33Aに押し付けられるように接続されている。
【0054】
中継基板55は、第1電極部20の導電片21Bの金属メッキ層23Bと内部電源40とを接続し、導電性を有するバネ57A(導電体)を備える。バネ57Aは、第2半球殻本体12Bに設けられた孔15Aを介して、第2半球殻11Bの外側に延び、金属メッキ層23Bに接続されている。バネ57Aは、バネ54Aと同様、金属メッキ層23Bに押し付けられるように接続されている。
【0055】
また、中継基板55は、第2電極部30の導電片31Bの金属メッキ層33Bと内部電源40とを接続し、導電性を有するバネ57B(導電体)を備える。バネ57Bは、第2半球殻本体12Bに設けられた孔15Bを介して、第2半球殻11Bの外側に延び、金属メッキ層33Bに接続されている。バネ57Bは、バネ57Bと同様、金属メッキ層33Bに押し付けられるように接続されている。
【0056】
以上より、内部電源40は、導電体を介して、第1電極部20と第2電極部30とに接続されている。また、表面部材22A,22B,32A,32Bは表面全体に金属メッキ処理が施されているため、金属メッキ層のどこかに導電体を接続すれば金属メッキ層が電極になり得る。そのため、例えば、表面部材22Aの裏側、つまり本体部10側の金属メッキ層23Aにおいてバネ54Aを接続することで、表面部材22Aの表側、つまり本体部10側と反対側の金属メッキ層23Aが第1電極部20になり得る。従って、本体部10の内部に収納されている内部電源40と、第1電極部20及び第2電極部30とが、導電体を介して容易に接続され得る。そのため、電気刺激装置1の構造が簡素化され得る。
【0057】
図4を参照すると、電気刺激装置1は、第1電極部20と本体部10との間と、第2電極部30と本体部10との間にそれぞれ配置されたヒータ部材90を備える。ヒータ部材90は、第1半球殻11Aに配置されたヒータ片91Aと、第2半球殻11Bに配置されたヒータ片91Bとを有する。ヒータ片91A,91Bは、例えばフィルムヒータである。
【0058】
図5を参照すると、第1半球殻本体12Aに、開口16が設けられている。ヒータ片91Aは、中央部分が第1半球殻11Aの内側に配置され、先端部分である熱付与部分91a(図4の斜線部)が開口16を介して第1半球殻11Aの外側に延びている。すなわち、ヒータ片91Aの熱付与部分91aは、第1半球殻11Aと、導電片21A,31Aとの間に配置されている。
【0059】
ヒータ片91Bは、ヒータ片91Aと同様、ヒータ片91Bの中央部分が第2半球殻11Bの内側に配置され、先端部分である熱付与部分91b(図4の斜線部)が開口(図示せず)を介して第2半球殻11Bの外側に延びている。すなわち、ヒータ片91Bの熱付与部分91bは、第2半球殻11Bと、導電片21B,31Bとの間に配置されている。
【0060】
図4を参照すると、ヒータ片91Aは、ヒータ用配線コード83A,83Bを介して、メイン制御基板51と接続されている。また、ヒータ片91Bは、ヒータ用配線コード83C,83Dを介して、メイン制御基板51と接続されている。ヒータ片91A,91Bに電流が流れることでヒータ片91A,91Bは昇温する。
【0061】
以上より、第1電極部20と本体部10との間と、第2電極部30と本体部10との間とに、ヒータ片91A,91Bの熱付与部分91a,91bがそれぞれ配置されている。また、ヒータ片91A,91Bが昇温することによって導電片21A,21B,31A,31Bが昇温し、電気刺激装置1と接する体の一部が温められ得る。
【0062】
本実施形態に係る電気刺激装置1は、直径が約64mmの球形状である。電気刺激装置1は、手の内側で保持できる程度の大きさであればよく、例えばソフトボールと同程度の大きさ、つまり直径が約97mmであってもよい。好ましくは、50mm以上100mm以下とする。50mm未満であると人体との接触面積が小さくなりすぎて、マッサージ効果が低下する。100mmを超えると、手で握り難くなって使い勝手が悪くなる。
【0063】
以下、図4を参照し、導電片21A,21B,31A,31Bが体の一部に接している状態における、本実施形態に係る電気刺激装置1の電流の流れを説明する。
【0064】
本実施形態に係る電気刺激装置1では、第1電極部20と第2電極部とは極性が異なる。そのため、第1電極部20と第2電極部30とが、使用者の体の一部を介して接続されることで、使用者の体の一部に電流が流れる。また、第1電極部20と第2電極部30との極性は、メイン制御基板51によって一定時間毎に交互に切り換えられる。
【0065】
電流は、内部電源40とメイン制御基板51との間を、配線コード80A,80Bを介して流れる。EMS使用時に、電流は、メイン制御基板51と導電片21Aとの間を、バネ54Aを介して流れ、メイン制御基板51と導電片31Aとの間を、バネ54Bを介して流れる。また、電流は、メイン制御基板51と中継基板55との間を、EMS用配線コード81A,81Bを介して流れる。また、電流は、中継基板55と導電片21Bとの間を、バネ57Aを介して流れ、中継基板55と導電片31Bとの間を、バネ57Bを介して流れる。
【0066】
導電片21A,31Aのみが体の一部に接している場合、導電片21A,31Aでは電流は流れるが、導電片21B,31Bでは電流は流れない。また、導電片21A,31Bのみが体の一部に接している場合、導電片21A,31Bでは電流は流れるが、導電片21B,31Aでは電流は流れない。また、導電片21A,21Bのみが体の一部に接している場合、電流は流れない。すなわち、第1電極部20の導電片21A,21Bの少なくとも1つと、第2電極部30の導電片31A,31Bの少なくとも1つが体の一部に接することで電流は流れる。
【0067】
ヒータ使用時に、メイン制御基板51に流れた電流は、ヒータ用配線コード83A,83Bを介してヒータ片91Aへ流れ、ヒータ用配線コード83C,83Dを介してヒータ片91Bに流れる。
【0068】
EMSの使用とヒータの使用は、操作部60で制御される。つまり、操作部60の各ボタン62A~62Cを押圧することで、メイン制御基板51に指示が入力され、メイン制御基板51によって、内部電源40から第1電極部20、第2電極部30、及びヒータ部材90への電力供給が制御される。
【0069】
以下、本実施形態に係る電気刺激装置1の使用方法の一例をあげる。
【0070】
前述の通り、本実施形態に係る電気刺激装置1によれば、本体部10に配置された第1電極部20と第2電極部30との間を、体の一部を介して電気が流れる(EMSが付与される)。その結果、電気によって筋肉が刺激され血流が促進され、電気刺激装置1の使用箇所にマッサージ効果を得られる。また、筋肉が収縮され筋力アップ効果が得られる。
【0071】
また、電気刺激装置1は球形状であるため、電気刺激装置1を体の表面で転がすことが容易である。そのため、使用者はマッサージを施したい箇所に電気刺激装置1を押し転がすことができ、体の広範囲にEMSを付与できる。また、球形状であることから、使用方法が限定されず、例えば手に持って、又は床に置いてマッサージを施したい体の様々な箇所に対してEMSを付与できる。
【0072】
また、本実施形態に係る電気刺激装置1によれば、電気刺激装置1の表面において、第1半球殻11Aと第2半球殻11Bとのいずれにも、第1電極部20と第2電極部30との少なくとも一方が配置されている。また、第1電極部20は、本体部10の表面に2つの導電片21A,21Bを含み、第2電極部30は、本体部10の表面に2つの導電片31A,31Bを含む。また、第1電極部20と第2電極部30とが第2回転対称軸心Y周りに交互に配置されている。また、第1電極部20と第2電極部30との表面積が等しくなるように配置されている。そのため、第1電極部20又は第2電極部30のみに接触することで電流が流れないという状態になり難く、効果的にEMSを付与できる。特に、電気刺激装置1を転がして使用する場合、第1電極部20と第2電極部30との両方を同時に触れやすくなるため、EMSが効果的に付与され得る。
【0073】
また、本実施形態に係る電気刺激装置1によれば、制御部50によって、第1電極部20と第2電極部30との極性が交互に切り換えられる。そのため、電流が常に一方向に流れることが防がれ得る。そのため、体の一部に電流が流れる際に生じる体への負担を軽減しつつ、マッサージ効果が得られる。
【0074】
図6では、本実施形態に係る電気刺激装置1を手100の内側で保持して使用している。図示されている通り、電気刺激装置1の第1電極部20の2つ導電片21A,21Bと第2電極部30の2つの導電片31A,31Bとが、手の内側に接している。そのため、手の内側に電流が流れ、マッサージ効果が得られる。
【0075】
図7では、使用者は、本実施形態に係る電気刺激装置1を床101に置き、電気刺激装置1に対して上方から腰102を押し当てている。図示されている通り、第1電極部20と第2電極部30とが、腰102に接している。そのため、腰102に電流が流れ、マッサージ効果が得られる。また、例えば図7の矢印で示すように体を身長方向に動かすことで、腰102の広範囲に対して電流を流すことができ、広範囲にマッサージ効果を得ることができる。
【0076】
また、本実施形態に係る電気刺激装置1は、隆起部24A,24B,34A,34Bを備える。そのため、例えば図7の矢印で示すように体を身長方向に動かしながら、電気刺激装置1を腰102に押し当てた際、隆起部24A,24B,34A,34Bでは高い押圧が生じるため、押圧によるマッサージ効果が得られる。また、隆起部24A,24B,34A,34Bは複数設けられているため、押圧によるマッサージ効果が効果的に得られる。
【0077】
また、本実施形態に係る電気刺激装置1は、ヒータ部材90を備える。ヒータ部材90に電力が供給され、ヒータ部材90が昇温することで、導電片21A,21B,31A,31Bが昇温する。その結果、電気刺激装置1を体の一部に接触させた際、体の接触部も温められ、血流が促進される。従って、熱によるマッサージ効果を得られる。
【0078】
本実施形態に係る電気刺激装置1は、片手で握れる程度の大きさである。そのため、電気刺激装置1を片手で握り、例えば肩甲骨の裏側に対して押し当てることができる。また、上述の通り、床に置かれた電気刺激装置1に対して体の一部を押し当てることもできる。すなわち、本実施形態に係る電気刺激装置1は、首すじ、脚、又は足裏等の体の様々な箇所に対して使用され得る。
【0079】
以上より、本実施形態に係る電気刺激装置1によれば、体の様々な箇所に対して広範囲にEMSを付与できる。
【0080】
(第2実施形態)
図8及び図9を参照すると、本発明の第2実施形態に係る電気刺激装置1の構成は、以下の点で第1実施形態と異なる。第2実施形態のその他の構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同一ないし同様の要素には同一の符号を付している。
【0081】
第2実施形態では、第1半球殻11Aと第2半球殻11Bとのいずれにも、第1電極部20と第2電極部30との一方が配置されている。すなわち、第1電極部20は第1半球殻11Aに配置され、第2電極部30は第2半球殻11Bに配置されている。第1電極部20は1つの導電片200を備える。また、第2電極部30は1つの導電片201を備える。
【0082】
本体部10は緯度方向にのみ、本体部10を一周する第3の突条202を備えている。突条202は、第1半球殻本体12Aの下端に設けられ緯度方向に全周にわたって延びる。換言すると、突条202は、本体部10の赤道に全周にわたって設けられている。第1電極部20の導電片200と第2電極部30の導電片201との間に、突条202が配置されている。すなわち、本体部10の第2回転対称軸心Yを挟むように、第1半球殻11Aに第1電極部20が配置され、第2半球殻11Bに第2電極部30が配置されている。
【0083】
第2実施形態では、部品点数が減少するため、部品コストが低下し得る。また、部品点数の減少に伴い組立も容易になるため、組立時間が短縮され得る。
【0084】
なお、本発明は上述の実施形態に限定されることなく、設計変更可能であって、例えば、第1電極部20を構成する導電片を4つ、第2電極部30を構成する導電片を4つとするなど、導電片の数は適宜設定され得る。
【符号の説明】
【0085】
1 電気刺激装置
10 本体部
11A 第1半球殻(第1部分)
11B 第2半球殻(第2部分)
12A 第1半球殻本体
12B 第2半球殻本体
13 絶縁部
14A,14B 孔
15A,15B 孔
16 開口
17 第1突条
18 第2突条
20 第1電極部
21A,21B 導電片
22A,22B 表面部材
23A,23B 金属メッキ層
24A,24B 隆起部
30 第2電極部
31A,31B 導電片
32A,32B 表面部材
33A,33B 金属メッキ層
34A,34B 隆起部
40 内部電源
41 内部電源サポート
42 溝部
50 制御部
51 メイン制御基板
52A,52B,52C タクトスイッチ
53A,53B LEDライト
54A バネ(導電体)
54B バネ(導電体)
55 中継基板
56 充電接続部
57A バネ(導電体)
57B バネ(導電体)
60 操作部
61 操作部本体
61a 操作面
62A 電源ボタン
62B EMSボタン
62C ヒータボタン
63 導光部材
70 充電台
71 電力供給部
80A,80B 配線コード
81A,81B EMS用配線コード
82A,82B 充電用配線コード
83A,83B,83C,83D ヒータ用配線コード
90 ヒータ部材
91A,91B ヒータ片
91a,91b 熱付与部分
100 手
101 床
102 腰
200 導電片
201 導電片
202 突条
X 第1回転対称軸心
Y 第2回転対称軸心
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9