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特開2022-127408羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置
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  • 特開-羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置 図1
  • 特開-羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置 図2
  • 特開-羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置 図3
  • 特開-羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置 図4A
  • 特開-羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置 図4B
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022127408
(43)【公開日】2022-08-31
(54)【発明の名称】羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置
(51)【国際特許分類】
   G03B 9/36 20210101AFI20220824BHJP
   G03B 17/02 20210101ALI20220824BHJP
   H04N 5/225 20060101ALI20220824BHJP
【FI】
G03B9/36 A
G03B9/36 Z
G03B17/02
H04N5/225 400
H04N5/225 430
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021025546
(22)【出願日】2021-02-19
(71)【出願人】
【識別番号】000001225
【氏名又は名称】日本電産コパル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109896
【弁理士】
【氏名又は名称】森 友宏
(72)【発明者】
【氏名】河上 健太
【テーマコード(参考)】
2H081
2H100
5C122
【Fターム(参考)】
2H081AA19
2H081AA20
2H081AA21
2H081AA29
2H081BB26
2H100CC07
2H100EE06
5C122DA04
5C122EA36
5C122FC01
5C122FC02
5C122FF10
5C122GE04
5C122GE06
(57)【要約】
【課題】羽根とアームとの連結部で生じる摩耗粉がアームの外部に拡散することを抑制することができる羽根駆動装置を提供する。
【解決手段】羽根駆動装置1は、被写体からの光を撮像素子に導く開口Sが形成された地板10と、XY平面上で開口Sを開閉するように移動可能な少なくとも羽根31~34と、羽根31~34に連結されたアーム41,42とを備える。アーム41,42のそれぞれは、XY平面に沿って延びる板部100,200と、板部100,200の縁部から板部100,200とは垂直に+Z方向に延びる遮蔽壁110,120とを有する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体からの光を撮像素子に導く開口が形成された地板と、
移動平面上で前記開口を開閉するように移動可能な少なくとも1枚の羽根と、
前記少なくとも1枚の羽根に連結された少なくとも1つのアームであって、
前記移動平面に沿って延びる板部と、
前記板部の縁部から前記板部とは垂直に前記撮像素子に向かって延びる遮蔽壁と
を有する少なくとも1つのアームと
を備える、羽根駆動装置。
【請求項2】
前記少なくとも1つのアームは、前記板部の前記撮像素子側の表面に形成された粘着層をさらに有する、請求項1に記載の羽根駆動装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つのアームは金属から形成される、請求項1又は2に記載の羽根駆動装置。
【請求項4】
前記少なくとも1つのアームは、絞り加工又は鍛造加工により成形される、請求項1から3のいずれか一項に記載の羽根駆動装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の羽根駆動装置と、
前記羽根駆動装置の前記地板の前記開口を透過した光が結像する面に配置された撮像素子と
を備えた、撮像装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、羽根駆動装置及びこれを備えた撮像装置に係り、特にデジタルカメラなどのシャッタ羽根を駆動するための羽根駆動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
デジタルカメラなどにおいては、シャッタ羽根を高速で移動させることによって露光開口を開閉し、撮像素子に対する露光を行っている。このようなシャッタ羽根を駆動する羽根駆動装置では、羽根に取り付けられたアームや羽根と地板との摩擦などにより装置内に摩耗粉や粉塵が発生することがある。このような摩耗粉や粉塵がカメラの撮像素子に付着すると、撮像素子によって取得できる画像の品質が低下するため、発生した摩耗粉や粉塵が撮像素子に付着することを抑制するための様々な機構が考えられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
近年、デジタルカメラの撮像素子の画素数の増加に伴って、上記のような摩耗粉や粉塵が画像の品質に与える影響も大きくなってきている。また、シャッタスピードが速くなればなるほど、部材間の摩耗の程度も大きくなるため、より摩耗粉や粉塵が生じやすくなってきている。このため、装置内で生じた摩耗粉や粉塵が拡散することを効果的に抑制できる技術が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2003-280066号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、羽根とアームとの連結部で生じる摩耗粉や粉塵がアームの外部に拡散することを抑制することができる羽根駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、羽根とアームとの連結部で生じる摩耗粉や粉塵がアームの外部に拡散することを抑制することができる羽根駆動装置が提供される。この羽根駆動装置は、被写体からの光を撮像素子に導く開口が形成された地板と、移動平面上で上記開口を開閉するように移動可能な少なくとも1枚の羽根と、上記少なくとも1枚の羽根に連結された少なくとも1つのアームとを備える。この少なくとも1つのアームは、上記移動平面に沿って延びる板部と、上記板部の縁部から上記板部とは垂直に上記撮像素子に向かって延びる遮蔽壁とを有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、本発明の一実施形態における羽根駆動装置を模式的に示す正面図である。
図2図2は、図1に示す羽根駆動装置のカバー板を取り外した状態を模式的に示す正面図である。
図3図3は、図2に示す羽根駆動装置の先羽根アームを示す斜視図である。
図4A図4Aは、図3に示す先羽根アームの縦断面図である。
図4B図4Bは、図3に示す先羽根アームの縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明に係る羽根駆動装置の実施形態について図1から図4Bを参照して詳細に説明する。図1から図4Bにおいて、同一又は相当する構成要素には、同一の符号を付して重複した説明を省略する。また、図1から図4Bにおいては、各構成要素の縮尺や寸法が誇張されて示されている場合や一部の構成要素が省略されている場合がある。以下の説明では、特に言及がない場合には、「第1」や「第2」などの用語は、構成要素を互いに区別するために使用されているだけであり、特定の順位や順番を表すものではない。
【0009】
図1は、本発明の一実施形態における羽根駆動装置1を模式的に示す正面図である。本実施形態における羽根駆動装置1は、カメラなどの光学機器に組み込まれるフォーカルプレーンシャッタであるものとして説明するが、これは例示に過ぎず、本発明に係る羽根駆動装置はこのようなシャッタの用途に限られるもいのではない。図1は、カメラによるセット動作が完了したときの状態を示している。なお、本実施形態では、便宜的に、図1における紙面手前側を「前」又は「前方」といい、紙面奥側を「後」又は「後方」ということとする。
【0010】
図1に示すように、本実施形態における羽根駆動装置1は、矩形状の開口が形成された地板10と、地板10の開口と略同一の形状の開口が形成されたカバー板20と、地板10とカバー板20との間に形成される空間に収容される8枚の羽根31~38とを含んでいる。地板10の開口とカバー板20の開口により露光開口Sが形成されている。この羽根駆動装置1は、CCDやCMOSセンサなどの撮像素子(図示せず)を備えた撮像装置に組み込まれるものである。図1の羽根駆動装置1の前方に撮像素子が位置しており、被写体からの光は、地板10及びカバー板20の露光開口Sを通過して、前方の撮像素子に入射するようになっている。
【0011】
図2は、カバー板20を取り外した状態を模式的に示す正面図である。図2に示すように、羽根31~38のそれぞれは、全体としてX方向に延びる薄板状の部材である。本実施形態では、羽根31~38のうち、順番に重ねられる羽根31~34が、フォーカルプレーンシャッタの先幕を構成する先羽根となり、順番に重ねられる羽根35~38が後幕を構成する後羽根となる。地板10とカバー板20との間には図示しない中間板が配置されており、先羽根31~34は中間板とカバー板20の間に形成される空間内に収容され、後羽根35~38は中間板と地板10との間に形成される空間内に形成される。
【0012】
図2に示すように、羽根駆動装置1は、先羽根31~34に連結される先羽根アーム41,42と、後羽根35~38に連結される後羽根アーム43,44とを含んでいる。先羽根31は、連結部51,52によりそれぞれ先羽根アーム41,42と連結され、先羽根32は、連結部53,54によりそれぞれ先羽根アーム41,42と連結され、先羽根33は、連結部55,56によりそれぞれ先羽根アーム41,42と連結され、先羽根34は、連結部57,58によりそれぞれ先羽根アーム41,42と連結されている。これらの連結部51~58は、例えば比較的軟質の鋼材からなるリベットにより構成される。これらの連結部51~58を先羽根アーム41,42に形成されたリベット孔に加締めることにより、先羽根31~34と先羽根アーム41,42とが互いに回転可能に連結される。このように、それぞれの先羽根31~34と先羽根アーム41,42とによってリンク機構が構成されている。
【0013】
また、後羽根35は、連結部61,62によりそれぞれ後羽根アーム43,44と連結され、後羽根36は、連結部63,64によりそれぞれ後羽根アーム43,44と連結され、後羽根37は、連結部65,66によりそれぞれ後羽根アーム43,44と連結され、後羽根38は、連結部67,68によりそれぞれ後羽根アーム43,44と連結されている。これらの連結部61~68は、例えば比較的軟質の鋼材からなるリベットにより構成される。これらの連結部61~68を後羽根35~38に形成されたリベット孔に加締めることにより、後羽根35~38と後羽根アーム43,44とが互いに回転可能に連結される。このように、それぞれの後羽根35~38と後羽根アーム43,44とによってリンク機構が構成されている。
【0014】
先羽根アーム41は支軸71を中心として回転可能に構成され、先羽根アーム42は支軸72を中心として回転可能に構成される。また、先羽根アーム41には、図示しない駆動レバーに連結される駆動ピン73が挿通されている。地板10の後方には、当該技術分野において知られている駆動機構(図示せず)が設けられており、この駆動機構を用いて駆動レバーを支軸71周りに回転させることによって、先羽根アーム41が支軸71を中心として回転するようになっている。先羽根アーム41が支軸71を中心として回転すると、上述したリンク機構によって、先羽根アーム42も支軸72を中心として回転し、先羽根31~34が互いに重なる領域を変化させつつ、XY平面(移動平面)上を主としてY方向に移動するようになっている。
【0015】
また、後羽根アーム43は支軸81を中心として回転可能に構成され、後羽根アーム44は支軸82を中心として回転可能に構成される。また、後羽根アーム43には、図示しない駆動レバーに連結される駆動ピン83が挿通されている。地板10の後方には、当該技術分野において知られている駆動機構(図示せず)が設けられており、この駆動機構を用いて駆動レバーを支軸81周りに回転させることによって、後羽根アーム43が支軸81を中心として回転するようになっている。後羽根アーム43が支軸81を中心として回転すると、上述したリンク機構によって、後羽根アーム44も支軸82を中心として回転し、後羽根35~38が互いに重なる領域を変化させつつ、XY平面(移動平面)上を主としてY方向に移動するようになっている。
【0016】
図3は、先羽根アーム41,42を示す斜視図である。図3に示すように、先羽根アーム41は、例えば金属を絞り加工又は鍛造加工することにより成形されるもので、XY平面に沿って延びる板部100と、板部100の縁部から前方(+Z方向)に延びる遮蔽壁110とを含んでいる。板部100には、上述した連結部51,53,55,57(リベット)がそれぞれ加締められるリベット孔120と、支軸71が挿入される軸孔130と、駆動ピン73が挿入される軸孔140とが形成されている。
【0017】
同様に、先羽根アーム42も、例えば金属を絞り加工又は鍛造加工することにより成形されるものである。図3に示すように、先羽根アーム42は、XY平面に沿って延びる板部200と、板部200の縁部から前方(+Z方向)に延びる遮蔽壁210とを含んでいる。板部200には、上述した連結部52,54,56,58(リベット)がそれぞれ加締められるリベット孔220と、支軸72が挿入される軸孔230とが形成されている。
【0018】
図4A及び図4Bは、それぞれ先羽根アーム42,42の縦断面図である。上述したように、先羽根アーム41,42が絞り加工又は鍛造加工により成形されることを考慮すると、先羽根アーム41,42の遮蔽壁110,210の厚さT2は、例えば、板部100,200の厚さT1の1倍以上であることが好ましく、3倍程度にすることがさらに好ましい。例えば、先羽根アーム41,42の板部100,200の厚さT1は0.15mm程度であり、遮蔽壁110,210の厚さT2は0.3mm~0.5mmである。なお、本実施形態では、先羽根アーム41の板部100及び遮蔽壁110の厚さと先羽根アーム42の板部200及び遮蔽壁210の厚さを同一にしているが、これらの厚さは互いに異なっていてもよい。
【0019】
図4Aに示すように、先羽根アーム41の板部100の前面(+Z方向側の面)には、粘着層150が形成されている。同様に、図4Bに示すように、先羽根アーム42の板部200の前面(+Z方向側の面)には粘着層250が形成されている。これらの粘着層150,250は、例えば粘性の高い液体粘着剤を先羽根アーム41,42の板部100,200に塗布することにより形成してもよいし、あるいは、先羽根アーム41,42の板部100,200と同一形状の両面粘着シートを板部100,200に貼付することにより形成してもよい。このような液体粘着剤としては、例えば株式会社ハーベス製のダストトラップ(商標)のようなフッ素を含むシリコン系液体粘着剤を用いることができる。
【0020】
上述した駆動機構を用いて駆動レバーを支軸71周りに回転させると、上述したリンク機構によって、先羽根アーム41が支軸71を中心として回転するとともに、先羽根31~34が連結部51,53,55,57において先羽根アーム41に対して回転しつつY方向に移動する。また、上述したリンク機構によって、先羽根アーム42が支軸72を中心として回転するとともに、先羽根31~34が連結部52,54,56,58において先羽根アーム42に対して回転しつつY方向に移動する。上述したように、連結部51~58は、先羽根アーム41,42のリベット孔120,220に加締められているため、連結部51~58が先羽根アーム41,42に対して回転する際に摩耗粉や粉塵が生じることが考えられる。
【0021】
ここで、本実施形態における先羽根アーム41,42は、それぞれ板部100,200の縁部から撮像素子側(+Z方向側)に延びる遮蔽壁110,210を有しているため、連結部51~58から摩耗粉や粉塵が生じたとしても、発生した摩耗粉や粉塵を遮蔽壁110,210の内側の空間R1,R2(図4A及び図4B参照)に留めておくことができる。したがって、発生した摩耗粉や粉塵が先羽根アーム41,42の遮蔽壁110,210の外部に拡散することが抑制される。この結果、発生した摩耗粉や粉塵がカバー板20の開口を通ってカメラ内の撮像素子に付着することが抑制され、画像の品質が低下してしまうことを防止することができる。
【0022】
さらに、本実施形態では、先羽根アーム41,42の板部100,200の撮像素子側の面(+Z方向側の面)にはそれぞれ粘着層150,250が形成されているため、遮蔽壁110,210の内側の空間R1,R2に存在する摩耗粉や粉塵が粘着層150,250に吸着及び捕捉される。したがって、遮蔽壁110,210の内側の空間R1,R2の摩耗粉や粉塵が遮蔽壁110,210の外側に拡散することが効果的に抑制される。なお、このような粘着層150,250を遮蔽壁110,210の内周面にも形成してもよい。
【0023】
図示は省略しているが、後羽根アーム43,44にも、先羽根アーム41,42と同様に遮蔽壁及び粘着層が設けられている。したがって、連結部61~68から摩耗粉や粉塵が生じたとしても、発生した摩耗粉や粉塵を遮蔽壁の内側の空間に留めておくことができ、さらに粘着層に吸着及び捕捉させることができる。したがって、連結部61~68から生じた摩耗粉や粉塵が遮蔽壁の外側に拡散することが効果的に抑制され、摩耗粉や粉塵がカバー板20の開口を通ってカメラ内の撮像素子に付着することが抑制される。
【0024】
以上述べたように、本発明の第1の態様によれば、羽根とアームとの連結部で生じる摩耗粉や粉塵がアームの外部に拡散することを抑制することができる羽根駆動装置が提供される。この羽根駆動装置は、被写体からの光を撮像素子に導く開口が形成された地板と、移動平面上で上記開口を開閉するように移動可能な少なくとも1枚の羽根と、上記少なくとも1枚の羽根に連結された少なくとも1つのアームとを備える。この少なくとも1つのアームは、上記移動平面に沿って延びる板部と、上記板部の縁部から上記板部とは垂直に上記撮像素子に向かって延びる遮蔽壁とを有する。
【0025】
これにより、羽根とアームとの連結部から摩耗粉や粉塵が生じたとしても、この発生した摩耗粉や粉塵をアームの板部の縁部から延びる遮蔽壁の内側に留めておくことができ、摩耗粉や粉塵がアームの外部に拡散することを抑制することができる。
【0026】
上記少なくとも1つのアームは、上記板部の上記撮像素子側の表面に形成された粘着層をさらに有することが好ましい。このような粘着層を形成することにより、遮蔽壁の内側の空間に存在する摩耗粉や粉塵が粘着層に吸着及び捕捉されるため、遮蔽壁の内側の空間の摩耗粉や粉塵が遮蔽壁の外側に拡散することが効果的に抑制される。
【0027】
上記少なくとも1つのアームは金属から形成されていてもよい。また、上記少なくとも1つのアームは、絞り加工又は鍛造加工により成形することができる。
【0028】
本発明の第2の態様によれば、羽根とアームとの連結部で生じる摩耗粉が撮像素子に付着することを抑制することができる撮像装置が提供される。この撮像装置は、上述した羽根駆動装置と、上記羽根駆動装置の上記地板の上記開口を透過した光が結像する面に配置された撮像素子とを備える。
【0029】
このような構成によれば、上述のように羽根とアームとの連結部で生じる摩耗粉が羽根駆動装置内で拡散することが抑制されるため、これらの摩耗粉がカメラ内の撮像素子に付着することが抑制される。したがって、撮像装置により撮影される画像の品質が低下してしまうことを防止することができる。
【0030】
これまで本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
【符号の説明】
【0031】
1 羽根駆動装置
10 地板
20 カバー板
31~34 先羽根
35~38 後羽根
41,42 先羽根アーム
43,44 後羽根アーム
51~58 連結部
61~68 連結部
71,72,81,82 支軸
73,83 駆動ピン
100,200 板部
110,210 遮蔽壁
120,220 リベット孔
130,140,230 軸孔
150,250 粘着層
S 露光開口
図1
図2
図3
図4A
図4B