(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022127798
(43)【公開日】2022-09-01
(54)【発明の名称】高圧洗浄機とお風呂水流マッサージ機の両用
(51)【国際特許分類】
A61H 9/00 20060101AFI20220825BHJP
B08B 3/02 20060101ALI20220825BHJP
【FI】
A61H9/00
B08B3/02 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021025989
(22)【出願日】2021-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】720004669
【氏名又は名称】濱田 寛
(72)【発明者】
【氏名】濱田寛
【テーマコード(参考)】
3B201
4C100
【Fターム(参考)】
3B201AB52
3B201BB62
3B201BB90
3B201BB93
4C100AC03
4C100BB05
4C100CA17
(57)【要約】
【課題】お風呂用の水流マッサージ器と高圧洗浄機は共に液体用高圧ポンプを使用しながらも、これまで両機能を持った製品がなかった。
【解決手段】製品発売時から高圧洗浄・水流マッサージの機能を持つ製品を提供するだけでなく、高圧洗浄機として発売された機械にも後付けで水流マッサージの機能を付加できる各種アタッチメントおよび、水流マッサージ機として発売された機械にも後付けで高圧洗浄機の機能を付加できる各種アタッチメント
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品発売時からお風呂用水流マッサージ機と高圧洗浄機の機能を持った製品。
お風呂用水流マッサージ機として使用可能な高圧洗浄機のノズル。および高圧洗浄機を浴室・脱衣所等の狭い空間で使用するための騒音対策。高圧洗浄機として使用可能なお風呂用水流マッサージ機のノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
高圧洗浄機およびお風呂で使用する水流マッサージ機・気泡浴装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
家庭用の液体用高圧ポンプはこれまで全く違う二つの分野で使われてきた。一つが汚れ除去に使われる高圧洗浄機であり、もう一つがお風呂用の水流マッサージ機である。この二つは高圧ポンプを使う点では一緒だが、それ以外の部分で必要とされるニーズが異なっていたため、いままで両用された事例はなく、製品開発の方向性も両者の共通点よりは相違点をより明確化する方向で行われていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】気泡浴装置については特開昭59-088149などの一連の特許があり、高圧洗浄機については特開2020-183736、特開2020-032334などの一連の特許がある
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
両分野は家庭内で使われる場面が大きく異なる。高圧洗浄機は基本的に家の周囲で昼の時間帯に使われる事が多く、お風呂用の水流マッサージ機は家の中で夜に使われることが多い。また高圧洗浄機は水圧を高め洗浄力を強くすること、噴射を行わない時の高圧力の液体の処理に製品開発の主眼が置かれていた。この二つは矛盾するニーズといえる。水流マッサージ機は圧力を高めすぎるとマッサージでなく痛撃になる。また直接皮膚に噴射するため、肌触りが良い水流が好ましい。この二つも矛盾するニーズといえる。このように両分野とも全く異なる矛盾の解消に向けて製品開発が行われてきたため、両分野の共通点から検討を加えて、一つの装置で両方をカバーする装置が考案された事例はなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
両分野の共通点から考察すれば高圧の水流を生み出す部分は同じであるため、先端ノズルの交換で両分野のニーズを満たすことができる。このため高圧洗浄機の交換アタッチメントとしてお風呂用の水流ノズルを開発する。逆に家庭用の水流マッサージ機に高圧洗浄用のアタッチメントを開発する。また現状は両分野の併用を最初から想定した製品はないため、高圧洗浄機は夜間使用のためにポンプ部分に消音機能を付加する必要があり、家庭用の水流マッサージ機は持ち運び可能にする必要がある。
【発明の効果】
【0006】
両分野がアタッチメントの交換だけで併用できれば、今まで以上に家庭の使用場面が増え、製品を利用する家庭も増え、社会の健康推進および街並みの美化に効果がある。
【発明を実施するための形態】
【0007】
お風呂用の水流マッサージ器はお風呂作成時に組み込むことが多く、後付けで使用できる装置は社会で広く使われている状況にない。このため高圧洗浄機をお風呂用水流マッサージ器として活用する方向が妥当といえる。この場合は掃除機以上の騒音がする高圧洗浄機を夜間に浴室・洗面所・脱衣所といった狭い空間で使うための騒音対策が必須である。
【実施例0008】
後付けのお風呂用水流マッサージ機はお風呂場の中にポンプを持ち込む利用形態であった。このため変圧器を使い100Vから降圧し、風呂の扉・壁に穴をあけるなどの作業が発生していた。これは利用者が実施するにはハードルが高く、エアコン設置と同じように専門家の作業が必要となり、それだけ製品価格も上昇した。高圧洗浄機をお風呂用の水流マッサージ機として利用する場合、ノズルと機械の間を結ぶホースが細く長い製品が主流のため、高圧洗浄機を風呂場の中に入れずに済む利点がある。しかし、家の外で昼間に使う場面を想定しているため、消音対策は必須である。
後付けのお風呂用水流マッサージ機は日本超音波工業のonpar、原ヘルス工業のバブルスター等があったが、現状でも製品販売を実施している商品はない。このため多くのメーカーから多くの製品が発売されている高圧洗浄機をベースに改良することが好ましい。それだけでなく、すでに高圧洗浄機を使用している人々に対しても、ノズル・消音アタッチメントを提供することで、安価に機能提供が可能であると考える。これによって社会の健康維持に広く寄与できる。