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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022127867
(43)【公開日】2022-09-01
(54)【発明の名称】殺菌機能を有する灯具
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/125 20200101AFI20220825BHJP
   H05B 47/195 20200101ALI20220825BHJP
   H05B 47/13 20200101ALI20220825BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20220825BHJP
   F21V 33/00 20060101ALI20220825BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20220825BHJP
【FI】
H05B47/125
H05B47/195
H05B47/13
F21V23/00 115
F21V33/00 400
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021026087
(22)【出願日】2021-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】000001133
【氏名又は名称】株式会社小糸製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100081433
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 章夫
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 創太
(72)【発明者】
【氏名】八木 寿雄
(72)【発明者】
【氏名】匂坂 優美
【テーマコード(参考)】
3K014
3K273
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K273PA03
3K273PA07
3K273QA36
3K273QA39
3K273SA02
3K273SA21
3K273SA38
3K273SA57
3K273SA58
3K273TA03
3K273TA05
3K273TA15
3K273TA41
3K273TA55
3K273UA16
3K273UA20
3K273UA22
3K273UA29
3K273VA04
(57)【要約】
【課題】照明と殺菌を可能にする一方で、殺菌灯を配設するための作業を不要にし、あるいは簡略化することが可能な灯具を提供する。
【解決手段】照明光を照射する白色LED14wで構成される照明灯(L)と、紫外光を照射する紫外LED14uで構成される殺菌灯(S)と、照明灯と殺菌灯の点灯を制御する制御手段(制御回路)15を備えており、照明灯(L)と殺菌灯(S)と制御手段15は同じ灯具ハウジング(透光管10)に内装されている。制御手段15は照明灯(L)と殺菌灯(S)の点灯を切り替えること、あるいは同時に点灯することが可能である。
【選択図】 図2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
照明光を照射する照明灯と、紫外光を照射する殺菌灯と、前記照明灯と前記殺菌灯の点灯を制御する制御手段を備え、前記照明灯と前記殺菌灯と前記制御手段が一体に構成されていることを特徴とする殺菌機能を有する灯具。
【請求項2】
前記照明灯と前記殺菌灯と前記制御手段は同じ灯具ハウジングに内装されている請求項1に記載の殺菌装置を有する灯具。
【請求項3】
前記制御手段は、前記照明灯と前記殺菌灯の点灯を切り替える請求項1又は2に記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項4】
前記制御手段は、前記照明灯と前記殺菌灯を同時に点灯する請求項1又は2に記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項5】
前記制御手段は、人を感知する人感手段の感知に基づいて前記殺菌灯の点灯を制御する請求項1ないし4のいずれかに記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項6】
前記人感手段は前記灯具ハウジングに内装されている請求項5に記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項7】
前記制御手段は人を感知したときに前記殺菌灯の点灯を停止する請求項5又は6に記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項8】
前記殺菌灯は紫外光を照射する領域の制御が可能であり、前記制御手段は感知した人に対して紫外光の照射を回避する請求項5又は6に記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項9】
前記制御手段は、前記紫外光を照射する対象物までの距離を測定する測距手段の出力に基づいて前記殺菌灯の紫外光の照射光量を制御する請求項5又は6に記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項10】
前記測距手段は前記灯具ハウジングに内装されている請求項9に記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項11】
前記照明灯は複数の異なる色光を選択して照射することが可能である請求項1ないし7のいずれかに記載の殺菌機能を有する灯具。
【請求項12】
前記照明灯は、所定の色光を発光する発光素子と、前記発光素子の光を入射してそれぞれ異なる波長の光に波長変換する複数の波長変換部を備え、前記制御手段は前記複数の波長変換部を選択し、選択した波長変換部に前記発光素子の光を入射させることが可能である請求項11に記載の殺菌機能を有する灯具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は対象物を照明するとともに対象物を殺菌する機能を有する灯具に関し、特に紫外光を利用して殺菌を行なう灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
施設に備えられている備品や室内等の対象物の殺菌を行うために、対象物に対して紫外光を照射する殺菌灯を配設することが考えられる。例えば、波長が100~280nm程度の紫外光(UVC光)を照射する殺菌灯を配設し、紫外光を対象物に照射して殺菌を行う。紫外光を照射して殺菌を行う技術として、特許文献1には、部屋の照明装置の一部に紫外線放射体を配設して当該部屋の汚れ等の原因となる有機化合物を分解する技術が提案されている。また、特許文献2には、対象物までの距離を測定し、好適な光量の紫外光を対象物に照射する技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9-252992号公報
【特許文献2】特開2013-51939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1,2の技術はそれぞれ殺菌灯として機能するが、いずれも独立した構成とされており、対象物を照明しかつ殺菌する場合には、照明灯と殺菌灯をそれぞれ配設する必要がある。特許文献1では、部屋を照明するための照明灯と、殺菌のための殺菌灯を配設している。そのため、照明灯と殺菌灯を配設する部屋には、これらを配設するためのスペースを確保する必要があり、スペースが限られた部屋に適用することは難しい。また、照明灯を配設している場所に殺菌灯を配設する場合には、殺菌灯を配設するための新たな電気設備やそのための作業が必要となる。
【0005】
本発明の目的は、照明と殺菌を可能にする一方で、殺菌灯を配設するための作業を不要にし、あるいは簡略化することが可能な灯具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の灯具は、照明光を照射する照明灯と、紫外光を照射する殺菌灯と、照明灯と殺菌灯の点灯を制御する制御手段を備えており、照明灯と殺菌灯と制御手段が一体に構成されている。好ましくは、照明灯と殺菌灯と制御手段は同じ灯具ハウジングに内装されている。
【0007】
本発明において、制御手段は照明灯と殺菌灯の点灯を切り替えることが可能である。あるいは、制御手段は照明灯と殺菌灯を同時に点灯することが可能である。さらに、制御手段は、人を感知する人感手段の感知に基づいて殺菌灯の点灯を制御する構成とすることが好ましい。この場合、人感手段は灯具ハウジングに内装されてもよい。また、制御手段は人を感知したときに殺菌灯の点灯を停止する構成とされてもよい。さらに、殺菌灯は紫外光を照射する領域の制御が可能であり、制御手段は感知した人に対して紫外光の照射を回避する構成であってもよい。
【0008】
本発明において、制御手段は、紫外光を照射する対象物までの距離を測定する測距手段の出力に基づいて殺菌灯の紫外光の照射光量を制御する構成であってもよい。この場合、測距手段は灯具ハウジングに内装されてもよい。
【0009】
本発明において、照明灯は複数の異なる色光を選択して照射することが可能である。たとえば、照明灯は、所定の色光を発光する発光素子と、前記発光素子の光を入射してそれぞれ異なる波長の光に波長変換する複数の波長変換部を備え、制御手段は複数の波長変換部を選択し、選択した波長変換部に前記発光素子の光を入射させることが可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、照明灯として灯具を配設すれば、照明と殺菌を任意に行なうことが可能であり、個別に殺菌灯を配設する必要がなく、そのための作業を不要にし、あるいは簡略化することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】殺菌機能を有する灯具を配設した室内の概略図。
図2】直管型灯具(実施形態1)の一部を破断した斜視図。
図3】直管型灯具の模式的な断面図。
図4】自動コントローラと手動コントローラの概略構成図。
図5】シーリング型灯具(実施形態2)の一部を破断した斜視図。
図6】シーリング型灯具の模式的な断面図。
図7】ボール型灯具(実施形態3)の内部を透視的に示した斜視図。
図8】ボール型灯具の紫外照射部を側方から見た概念構成図。
図9】ボール型灯具での紫外光の照射形態を説明するための概念図。
図10】携帯型灯具(実施形態4)を自動走行ロボットに搭載した状態の斜視図。
図11】携帯型灯具の一部を破断した分解斜視図。
図12】携帯型灯具の内部の模式構成図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
(実施形態1)
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の殺菌機能を有する灯具が配設された室内Rの概略図である。この室内Rには実施形態1の灯具として直管型灯具1が配設されている。ここではリフレクタを有するベース器具17が壁Wの一部に支持されており、このベース器具17に一対の電気ソケット18が設けられている。直管型灯具1はこの電気ソケット18に取り付けられて外部電力(商用電力)が給電される。ベース器具17は一般に提供されている直管型蛍光灯を装着して点灯させることが可能な既存の器具であってもよいが、LED(発光ダイオード)を点灯することができる電力が供給できるように予め所定の電気工事が施されている。
【0013】
図2は前記直管型灯具1の一部を破断した斜視図であり、図3はその模式的な断面図である。真直な円筒状の透光管10と、この透光管の両端にそれぞれ設けられた口金部11を備えている。この透光管10と口金部11により灯具ハウジングが構成される。口金部11には前記一対のソケット18に装着することが可能な口金電極12が設けられている。透光管10は光を拡散状態に透過させる素材で構成され、あるいは透明な素材の表面に光拡散処理が施されている。灯具ハウジングの内部、すなわち透光管10の内部には、透光管10の筒軸方向に延びる細長い回路基板13を備えており、この回路基板13の少なくとも一方の面に長手方向に沿って複数個の発光素子としてLED14が配列状態に搭載されている。ここでは、一方の面に搭載されている。
【0014】
これらのLED14は、照明用の白色光を発光するLED(以下、白色LEDと称する)14wと、殺菌用の紫外光を発光するLED(以下、紫外LEDと称する)14uとで構成され、それぞれ適宜な数で交互に配列されている。複数の白色LED14wは照明灯(L)として構成されており、照明に必要な光量が得られる個数である。また、複数の紫外LED14uは殺菌灯(S)として構成されており、殺菌に必要な光量が得られる個数である。
【0015】
そして、白色LED14wが発光されたときには透光管10を通して照明用の白色光が拡散状態に出射される。また、紫外LED14uが発光されたときには透光管10を通して殺菌用の紫外光が拡散状態に出射される。紫外LED14uは人体に対する悪影響の少ない200~230nmの波長の紫外光を発光するLEDで構成されている。紫外LED14uによる紫外光は、人体に対する悪影響が少ないとは言え、長時間あるいは高い出力で人体に照射されることは好ましくない。そのため、人が存在する領域に向けての紫外光の照射は抑制ないし防止することが好ましい。
【0016】
前記回路基板13の一端部には本発明における制御手段としての点灯制御回路15が構築されており、前記口金電極12から外部電力が供給される。この点灯制御回路15は白色LED14wと紫外LED14u、すなわち照明灯と殺菌灯の点灯を制御することが可能とされている。また、点灯制御回路15は所要の信号で変調された光を受光する受光素子、ここでは赤外光を受光する受光ダイオードからなる受光センサー16を備えており、その受光面は透光管10を通して外部に向けられている。点灯制御回路15は、この受光センサー16において所定の赤外光を受光したときに、白色LED14wと紫外LED14uの発光を制御し、これにより前記したように照明灯と殺菌灯の点灯を制御する。
【0017】
前記受光センサー16は、直管型殺菌灯1とは別体に構成されたリモートコントローラから送信される赤外光を受光する。例えば、このリモートコントローラとして、図1に示した室内Rに固定的に設けられた自動コントローラ2から走行される赤外光、あるいは人Mが所持して手操作する手動コントローラ3から送光される赤外光をそれぞれ受光することが可能とされている。
【0018】
図4(a)は自動コントローラ2の概略構成図である。室内Rを撮像する撮像手段としての小型カメラ21と、この小型カメラ21で撮像した画像から室内Rにいる人を感知する感知手段22と、感知手段22の出力に基づいて赤外光を発光する発光ダイオード24の発光を制御する発光制御回路23を備えている。これらはケース25に内装されている。
【0019】
この小型カメラ21と感知手段22とで人感センサー、すなわち人感手段が構成される。ここでは感知に際しては可視光を利用しているが、赤外光を利用してもよい。発光制御回路23は、直管型灯具1の白色LED14wと紫外LED14uをそれぞれ独立して発光、消光することを可能とする信号、例えば照明を行なうための照明指令と、殺菌を行なうための殺菌指令の各信号に相当する赤外光を出射することが可能とされている。
【0020】
また、図4(b)は手動コントローラ3の概略構成図である。手動コントローラ3は、人が操作する操作スイッチ31と、この操作スイッチ31が操作されたときに赤外光を発光する発光ダイオード32の発光を制御する発光制御回路32を備えている。これらは、ケース34に内装されている。操作スイッチ31により、直管型灯具1の白色LED14wと紫外LED14uをそれぞれ独立して発光、消光することが可能とされている。すなわち、自動コントローラ2と同様に、照明を行なうための照明指令と、殺菌を行なうための殺菌指令の各信号に相当する赤外光を出射することが可能とされている。
【0021】
実施形態1の直管型灯具1は、図1に示した室内Rのベース器具17に取り付けられており、人Mが手動コントローラ3を操作することにより点灯・消灯される。すなわち、手動コントローラ3から所定の赤外光が出射され、この赤外光を直管型灯具1の赤外センサー16が受光すると、点灯制御回路15は白色LED14wと紫外LED14uの発光・消光を制御する。
【0022】
例えば、室内Rを照明する場合には、人Mが手動コントローラ3の操作スイッチ31を照明指令に対応した操作を行なうことにより、発光ダイオード33からは照明指令に相当する赤外光が出射される。直管型灯具1はこの赤外光を受光センサー16において受光すると、点灯制御回路15は白色LED14wに給電する。これにより、白色LED14wが発光されて白色光が透光管10から出射され、直管型殺菌灯1は照明灯として機能される。
【0023】
また、人Mが室内Rに人がいないことを確認して手動コントローラ3の操作スイッチ31を殺菌指令に対応した操作を行なうと、発光ダイオード33からは殺菌指令に相当する赤外光が出射される。直管型灯具1はこの赤外光を受光すると、点灯制御回路15は紫外LED14uに給電する。これにより、紫外LEDが発光されて紫外光が透光管10から出射され、直管型灯具1は殺菌灯として機能される。
【0024】
一方、この直管型灯具1は、点灯を自動制御に設定することも可能とされている。自動制御の場合には、自動コントローラ2は、人感手段における人の感知を行なう。すなわち感知手段22において小型カメラ21で撮像した画像から人の感知を行う。この感知に基づいて発光制御回路23により発光ダイオード24を制御する。すなわち、人を感知しないときには照明指令に相当する赤外光を出射する制御を行い、また人を感知したときには殺菌指令に相当する赤外光を出射する制御を行なう。
【0025】
これにより、室内Rに人がいるときには、自動コントローラ2からは照明指令に相当する赤外光が出射され、直管型灯具1ではこれを受光センサー16で受光することにより白色LED14wが発光されて白色光による室内Rの照明が行なわれる。また、室内Rに人がいないときには、自動コントローラ2からは殺菌指令に相当する赤外光が出射され、直管型灯具1では紫外LED14uが発光されて紫外光による室内Rの殺菌が行なわれる。
【0026】
この自動コントローラ2を備えることにより、直管型灯具1が照明灯として室内Rを照明しているときに、自動コントローラ2の人感手段において人を感知しなくなると、自動コントローラ2によって直管型灯具1は白色LED14wを消光し、代わりに紫外LED14uを発光させ、殺菌灯として室内Rの殺菌を実行する。また、殺菌を行なっているときに、自動コントローラ2の人感手段において人を感知したときには、紫外LED14uを消光し白色LED14wを発光させ、照明に切り替える。
【0027】
なお、照明状態から殺菌状態に切り替えるときには、発光していた白色LED14wでの照明状態を保持しながら紫外LED14uを発光して殺菌を開始するようにしてもよい。特に、自動コントローラ2で可視光を利用して人の感知を行なう場合には、小型カメラ21での撮像を行なうのに必要な照明を確保するために照明を継続しておくことが好ましい。
【0028】
実施形態1の直管型灯具1は、既存の直管型蛍光灯と同じ形状規格で構成されており、既存の直管型蛍光灯に代えて室内に配設されている既存のベース器具に対して装着することが可能である。この直管型灯具1によれば、照明及び殺菌の対象物としての室内の照明と殺菌を可能にする一方で、独立した殺菌灯を配設するための作業が不要になる。
【0029】
(実施形態2)
実施形態2は図1に示した室内Rの天井Cに配設されるシーリング型灯具4として構成されている。図5はシーリング型灯具4の一部を破断した斜視図であり、図6はその模式的な断面図である。このシーリング型灯具4は、金属等により形成されたベース板41と、このベース板41を覆うように当該ベース板41に取り付けられる透光カバー40とを備えている。このベース板41と透光カバー40とで灯具ハウジングが構成される。この透光カバー40は光を拡散する素材で構成され、あるいは透明素材の表面に光拡散処理が施されている。ベース板41は、例えば天井Cに配設されている既存のコンセントや取付金具(図示せず)を利用して天井Cに取り付けられる。
【0030】
前記ベース板41の表面には殺菌灯(S)と照明灯(L)が並んで取り付けられている。ここではベース板41に支持された回路基板42に2個のLED43が搭載されており、1つのLEDは紫外LED43uで殺菌灯(S)として構成されている。他の1つのLEDは後述するように異なる複数の色光で照明を行なう多色型の照明灯(L)として構成されている。
【0031】
照明灯(L)は、波長460nm前後の青色光を発光する青色LED43bと、この青色光を複数の異なる波長の光として出射する波長制御部44を備えている。この波長制御部44は、ここではロータリー型波長制御部として構成されており、回転駆動源としてのモータ441の回転軸に取り付けられた波長変換板442を有している。この波長変換板442は、その軸回り方向にほぼ等角度間隔で取り付けられた第1ないし第4の4つの円形板状をした波長変換部を有している。
【0032】
第1波長変換部44nは無色透明の透光板で構成されており、実質的には波長変換を行なわない構成とされている。第2波長変換部44yは青色LED43bの青色光が入射されたときに波長が570nm前後の黄色光を出射する構成とされている。第3波長変換部44rは青色LED43bの青色光が入射されたときに波長が600~700nm程度の赤色光を出射する構成とされている。第4波長変換部44wは青色光が入射されたときに白色光を出射する構成とされている。
【0033】
第2ないし第4の波長変換部44y,44r,44wの波長変換素材については、既に種々のものが提供されているので、その詳細な説明は省略するが、ここではシリコーンやアクリルにそれぞれ特異な蛍光体を分散させた構成のものが用いられている。すなわち、これらの波長変換部に青色光が入射されると、各波長変換部の蛍光体によって所要の波長の光が励起され、青色光と励起光が混色された色光が出射される。
【0034】
モータ441を駆動して波長変換板442を回転し、第1ないし第4のいずれかの波長変換部44n,44y,44r,44wを青色LED43bの発光面に対面する位置に移動させる。第1波長変換部44nを対面位置させると青色光がそのまま出射され、第2波長変換部44yを対面位置させると黄色光が出射され、第3波長変換部44rを対面位置させると赤色光が出射され、第4波長変換部44wを対面位置させると白色光が出射される。
【0035】
また、前記回路基板42には本発明の制御手段としての点灯制御回路45が構築されており、天井Cに設けられている図示を省略したコンセントに電気接続され外部電力(商用電力)が点灯制御回路45に供給されるようになっている。この点灯制御回路45は、外部電力を受けて青色LED43bと紫外LED43uの発光、すなわち多色型の照明灯(L)と殺菌灯(S)の点灯を制御することが可能とされている。
【0036】
点灯制御回路45は実施形態1と同様に、赤外光を受光する受光センサー46を備えており、この受光センサー46において所定の赤外光を受光したときに、青色LED43bと紫外LED43uを発光することが可能とされている。さらに、この実施形態2では、受光センサー46での受光に基づいて波長制御部44のモータ441を駆動し、その回転位置を制御することが可能とされている。すなわちモータ441の回転位置の制御により波長変換板442の回転位置を制御可能とされている。
【0037】
実施形態2のシーリング型灯具4は、図1に示したと同様に室内Rにいる人Mが手動コントローラ3を操作することにより点灯状態が制御される。この手動コントローラ3として、実施形態2では図4(c)に示す手動コントローラ3Aが用いられる。この手動コントローラ3Aは基本的な構成は手動コントローラ3と同じであるので等価な部分には同一符号を付しているが、さらにシーリング型灯具4の照明光の光色を制御するための操作スイッチ35と第2発光制御部36を備えていることが相違している。
【0038】
この手動コントローラ3Aを操作して発光ダイオード33から所要の赤外光を送光する、シーリング型灯具4は、受光センサー46においてこれを受光することにより点灯制御回路45は青色LED43bと紫外LED43uの発光を制御する。室内Rを殺菌しようとする場合には、手動コントローラ3Aから殺菌指令に相当する赤外光を送光することにより、シーリング型灯具4は点灯制御回路45が紫外LED43uを発光し、殺菌灯(S)を点灯して紫外光による室内の殺菌が実行される。
【0039】
室内に人がいるときには、手動コントローラ3Aから照明指令に相当する赤外光を送光することにより、シーリング型灯具4は点灯制御回路45において紫外LED43uを消光し、照明灯(L)を点灯させる。これと同時に手動コントローラ3Aの操作スイッチ35と第2発光制御回路36により色光の切替操作を行なう。
【0040】
すなわち、シーリング型灯具4は、点灯制御回路45において照明指令に基づいて青色LED43bを発光し、これと同時にモータ441の回転位置を制御し、第1ないし第4のいずれかの波長変換部44n,44y,44r,44wを青色LED43bの発光面に対面する位置に設定する。これにより、設定された波長変換部に対応する色光の照明光が照射されることになり、照明灯(L)は多色照明灯として青色光、黄色光、赤色光、白色光が透光カバー40を透して出射され、これらの色光による照明が実行される。
【0041】
因みに、第4波長変換部44wによる白色光での照明は通常の照明である。第1波長変換部44nによる青色光(青色LEDの光)での照明は殺虫効果のある照明であり、第2波長変換部44yによる黄色光での照明は美顔効果のある照明であり、第3波長変換部44rによる赤色光での照明は植物育成効果のある照明である。したがって、室内の状況に応じて照明の色光を適宜に選択することができる。
【0042】
実施形態2のシーリング型灯具4は、照明灯(L)において複数の波長変換部を切り替えて多色での照明を行なうので、光源として一色の発光色のLEDを備えるだけでよい。そのため、白色、青色、黄色、赤色の各色光を発光する複数のLEDを備える必要がなく、LEDの個数が低減でき、LEDの配設スペースが低減して小型のシーリング殺菌灯が構成できるとともに、低コストに構成できる。なお、複数の波長変換部の構成は実施形態2の構成に限定されるものではなく、さらに異なる色光を照射する構成であってもよく、また切り替えるための構成が回転板に限られるものではない。
【0043】
また、実施形態2のシーリング型灯具4は、既存のシーリング型灯具と同じ規格で構成されているので、室内に配設されている既存のコンセントに対して装着することが可能である。このシーリング型灯具4によれば、照明及び殺菌の対象物としての室内の照明と殺菌を可能にする一方で、独立した殺菌灯を配設するための作業が不要になる。
【0044】
(実施形態3)
実施形態3は本発明を施設や室内に配設されるボール型(電球型)灯具5として構成されている。このボール型灯具5は、例えば図1に示した室内Rの天井Cに配設されたダウンライト用のE型口金に対応した電球ソケットに装着することが可能とされている。図7はボール型灯具5の内部を透視的に示した斜視図であり、光を透過して出射することが可能な透光性のある球型の透明球カバー50と、この透明球カバー50に一体に設けられた口金51を備えている。この透明球カバー50と口金51で灯具ハウジングが構成される。
【0045】
透明球カバー50の内部には口金51に電気接続された回路基板52が配設されており、この回路基板52の表面の一部に照明灯(L)として機能する白色LED53wが搭載されている。また、この回路基板52には当該白色LED43wの発光面を覆うように光拡散性のあるインナーレンズ44が取り付けられている。白色LED53wが発光したときに出射される白色光はインナーレンズ44において拡散されて透明球カバー50を透過して外部に出射され、室内の照明を行なうことが可能とされる。
【0046】
前記回路基板52の他の一部には殺菌灯(S)が構築されている。この殺菌灯(S)は、紫外光を発光する紫外LED53uと、この紫外LED53uで発光した紫外光を多分割して外部に向けて照射する紫外照射部55を備えている。さらに、この紫外照射部55は外部にいる人、ここでは室内にいる人を感知するための小型カメラ56を備えている。前記回路基板52には制御回路57が構築されている。小型カメラ56は透明球カバー50を透して撮像を行い、制御回路57は撮像した画像を画像解析して室内にいる人を感知する。したがって、小型カメラ56と制御回路57とで人感手段、すなわち人感センサーが構成される。
【0047】
図8は殺菌灯(S)の一部を側方から見た概念構成図である。前記紫外LED53uは発光面を前方に向けて、回路基板52の前面の下縁近傍位置に搭載されている。前記紫外照射部55は、多数の単位ミラーがマトリクス配置されたDMD(マイクロミラーデバイス)551を備えており、このDMD551は紫外LED53uの上側において前記回路基板52に搭載されている。また、回路基板52は、その下縁から前方に向けて水平に延出された延出部52aを備えており、この延出部52aには紫外LED53uの発光面から出射された紫外光を反射する曲面反射ミラー552が支持され、さらにDMD551で反射される光を前方に投影する投影レンズ553が支持されている。
【0048】
このボール型灯具5では図外のスイッチが操作されて照明状態に設定されると、制御回路57は照明灯としての白色LED53wを発光し、透明球カバー50を透して白色光を出射させて照明灯(L)として照明を実行する。また、図外のスイッチの操作により殺菌状態に設定されると、制御回路57は小型カメラ56で撮像した画像に基づいて人の感知を行い、人感手段として動作する。これと同時に、制御回路57は紫外LED53uを発光し、殺菌灯(S)として動作する。
【0049】
この殺菌灯(S)として動作したときには、制御回路57では、人を感知したときには当該人がいる位置あるいは方向を検出し、この感知した人の位置あるいは方向に対応してDMD551を制御する。そして、紫外LED53uから出射された紫外光は曲面反射ミラー552で反射されてDMD551に投射される。DMD551は、各単位ミラーの面角度位置が基準角度に設定されているときには、紫外光は所要の領域に向けて反射される。この反射された光は投影レンズ553により透明球カバー50を透過され、人が存在しない領域に向けて投射され、当該領域の殺菌を行なうことになる。なお、DMD551の単位ミラーの面角度が基準角度から変化されると、当該単位ミラーで反射される光の方向が変化され、殺菌する領域が変化制御される。したがって、単位ミラーの面角度を制御することにより、人感手段で感知した人に向けての紫外光の照射を回避させることができる。
【0050】
図9はDMD551により室内Rの所要領域に紫外光を照射した状態を模式的に示す図であり、1つの枡目に複数からなる単位ミラーが対応している。この例では、人を感知しないときには、点描領域に紫外光を照射するが、人M1を感知したときには、当該人M1がいる領域には紫外光を照射しない。したがって、室内Rを白色LED53wからなる照明灯(L)により照明する一方で、室内Rにいる人M1に対しては殺菌灯(S)としての紫外LED53uからの紫外光が照射されないようにし、その他の領域には紫外光の照射を継続する。これにより、人に対する紫外光の照射を回避して安全性を確保するとともに、人がいない領域に対する殺菌を継続し、効率の良い殺菌が実現できる。
【0051】
この実施形態3における殺菌灯では、紫外照射部55は走査型紫外照射部として構成されてもよい。この走査型紫外照射部についての説明は簡略するが、1つ又は複数の紫外LEDと、これらの紫外LEDに対向して配置される回転反射ブレードを備え、各紫外LEDの紫外光をこの回転反射ブレードで反射して照射を行なう構成である。回転反射ブレードの羽根型をした反射面はその回転位置の変化に伴って紫外LEDに対する角度が変化されるように構成されている。例えば、本出願人が提案している特開2012-224317号公報に記載の回転リフレクタの技術が採用できる。
【0052】
このように実施形態3の灯具の紫外照射部を走査型紫外照射部として構成した場合でも、人感手段で感知した人に対応して各紫外LEDの発光・消光タイミングを制御することにより、人に対する紫外光の照射を回避し、人がいない領域に対する殺菌を継続し、効率の良い殺菌が実現できる。
【0053】
実施形態3のボール型灯具5は、既存の電球型灯具と同じ規格で構成されているので、室内に配設されている既存の電球ソケットに対して装着することが可能である。また、このボール型灯具5によれば、照明及び殺菌の対象物としての室内の照明と殺菌を可能にする一方で、独立した殺菌灯を配設するための作業が不要になる。さらに、殺菌灯として動作する際には、自動的に人に対する紫外光の照射を防止することができ、安全性が確保される。
【0054】
実施形態3のボール型灯具5において、透光カバーの形状は球型に限られるものではなく任意の形状とすることが可能である。また、実施形態1,2と同様に手動コントローラによって照明灯と殺菌灯を切り替えることができるように構成してもよい。
【0055】
(実施形態4)
実施形態4は携帯型(ポータブル型)灯具6として構成されている。図10はこの携帯型灯具6の外観斜視図である。この携帯型灯具6は人が所持して照明灯及び殺菌灯として使用することが可能であり、また、図10に示すように、自動走行ロボット7に搭載して、工場や工事現場等を無人走行して照明及び殺菌を行なうことが可能とされている。
【0056】
図11は携帯型灯具6の一部を破断した分解斜視図、図12はその内部を模式的に示す模式構成図である。前面の一部が開口された容器型のボディ61と、このボディ61の開口に取り付けられた薄い平板状の透光レンズ60と、裏カバー62で灯具ハウジングが構成されている。この透光レンズ60は光拡散性のあるシリコーン材料で形成されてもよく、この場合には透光レンズ60の軽量化が実現できる。
【0057】
前記ボディ61の下面には下方に向けて所要長さのロッド611が突出形成されており、人がこのロッド611を把持して携帯することができる。また、このロッド611を利用して、図10に示したように自動走行ロボット7に搭載させることが可能である。前記ボディ61の背面には手動スイッチ612が設けられており、この手動スイッチ612を操作することにより照明と殺菌の制御を行うことが可能とされている。
【0058】
前記ボディ61内には回路基板63が配設されており、この回路基板63に光源基板64が支持されている。この光源基板64には照明灯(L)を構成する白色LED65wと、殺菌灯(S)を構成する紫外LED65uが搭載されている。また、この回路基板63には制御回路66が構築されており、白色LED65wと紫外LED65uの発光を制御し、照明灯(L)と殺菌灯(S)の点灯を制御する。なお、この回路基板63には、ボディ61に内装された電池に電気接続されているが、この電池の図示は省略している。
【0059】
さらに、前記回路基板63には、小型カメラ67と距離センサー68が搭載されている。小型カメラ67はボディ61に開口された窓を通して前方の撮像を行い、撮像した画像を前記制御回路66の一部で構成される認識部661において画像解析することにより、前方に存在する人や物を含めた対象物を感知することが可能とされている。この小型カメラ67と認識部661は対象物感知手段として構成される。
【0060】
前記距離センサー68は、ここではレーザ光を利用したLiDARで構成されている。このLiDARは既に知られているので詳細な説明は省略するが、例えばLD(レーザダイオード)と受光ダイオードとを備えている。LDから出射されるレーザ光をボディ61の窓を通して前方に出射し、測距対象物で反射されたレーザ光を受光ダイオードで受光し、その間の時間等を前記制御回路66の測距部662において演算することにより対象物までの距離を測定することができる。この測距センサー68と測距部662は測距手段として構成される。
【0061】
前記制御回路66は、さらに発光制御部663を備えており、この発光制御部663は前記手動スイッチ612の操作を受けて白色LED65wと紫外LED65uを選択的にあるいは同時に発光させることが可能である。また、この発光制御部663は、前記測距部662の演算結果、すなわち測距手段で測距した対象物までの距離に応じて紫外LED65uの発光出力を制御することが可能とされている。例えば、対象物までの距離が長くなると、これに対応して紫外LED65uの発光出力を増大するように構成されている。
【0062】
この携帯型灯具6では手動スイッチ612をオンすると、そのスイッチ操作に応じて発光制御部663は照明灯(L)としての白色LED65wと殺菌灯(S)としての紫外LED65uを同時に、あるいは個別に発光する。白色LED65wを発光すれば照明を行い、紫外光LED65uを発光すれば殺菌を行う。白色LED65wを発光し、対象物感知手段(小型カメラ67と認識部661)で対象物を感知しながら紫外LED65uを発光して対象物を殺菌することもできる。特に、白色LED65wの白色光の照射範囲と、紫外LED65uの紫外光の照射範囲を一致させておけば、照明した範囲を確実に殺菌することができ、また殺菌範囲を認識できるので安全性も確保される。
【0063】
また、殺菌灯として動作させているときには、対象物感知手段によって感知した対象物までの距離を測距手段(測距センサー68と測距部662)において測定し、これに基づいて発光制御部663が紫外LED65uの照射光量を制御することも可能である。この照射光量の制御は、紫外LED65uの発光出力を制御する、あるいは発光時間を制御する、の少なくとも一方を行なうことにより可能である。例えば、対象物までの距離が長くなれば発光出力を増大し、あるいは発光時間を長くする。反対に対象物までの距離が短くなれば発光出力を低減し、あるいは発光時間を短くする。これにより対象物に対して所定の光量で紫外光を照射することが可能となり、適切な殺菌が行われる。
【0064】
ここで、対象物感知手段は人感手段として構成されてもよい。例えば、実施形態3のように人を感知したとき、特に人の眼を感知したときに発光制御部663は紫外LED65uの発光を停止するようにしてもよい。これにより、携帯型灯具6として殺菌を行っているときに人に対して紫外光を照射することが防止でき、誤って照射したような場合でも、当該人の眼に対する安全性が確保される。
【0065】
この携帯型灯具6では、手動スイッチ612により照明と殺菌を切り替える構成に代えて、図示は省略するが手動で操作可能なシャッター(可動遮光板)を設けてもよい。このシャッターを操作して紫外LEDからの紫外光が照射されないようにし、安全性が確保される。また、この携帯型灯具6は壁掛型のような固定型灯具として利用してもよく、あるいはロボット以外の移動体、例えば自転車を含む車両に取り付けて使用することも可能である。
【0066】
実施形態4の携帯型灯具6は、対象物の照明と殺菌を可能にする一方で、殺菌灯を配設するための作業を不要にし、あるいは簡略化することが可能となる。また、対象物に対する距離に応じて紫外光の照射を制御することにより、安全性を確保しながら好適な殺菌を行なうことができる。
【0067】
なお、UVC光は200~230nmの波長の光を発光する光源として構成されてもよい。これにより、人体に対する悪影響がより防止できる。
【符号の説明】
【0068】
1 直管型灯具
2 自動コントローラ
3 手動コントローラ
4 シーリング型灯具
5 ボール型灯具
6 携帯型灯具
10 透光管(灯具ハウジング)
14w 白色LED(照明灯:L)
14u 紫外LED(殺菌灯;S)
15 制御回路(制御手段)
16 受光センサー
40 透光カバー(灯具ハウジング)
43b 青色LED(照明灯:L)
43u 紫外LED(殺菌灯;S)
44 波長制御部
45 制御回路(制御手段)
46 受光センサー
50 透光球カバー(灯具ハウジング)
53w 白色LED(照明灯:L)
53u 紫外LED(殺菌灯;S)
55 紫外照射部
56 小型カメラ
57 制御回路(制御手段)
61 ボディ(灯具ハウジング)
65w 白色LED(照明灯:L)
65u 紫外LED(殺菌灯;S)
66 制御回路(制御手段)
67 小型カメラ(対象物感知手段)
68 測距センサー(測距手段)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12