(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022127953
(43)【公開日】2022-09-01
(54)【発明の名称】電子機器
(51)【国際特許分類】
H01M 50/20 20210101AFI20220825BHJP
H01M 10/48 20060101ALI20220825BHJP
【FI】
H01M2/10 E
H01M10/48 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021026211
(22)【出願日】2021-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】000000295
【氏名又は名称】沖電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001025
【氏名又は名称】弁理士法人レクスト国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】廣木 修
【テーマコード(参考)】
5H030
5H040
【Fターム(参考)】
5H030AS11
5H030FF51
5H040AA23
5H040AS11
5H040AS12
5H040AY04
5H040AY12
5H040CC13
5H040CC16
5H040CC43
5H040DD08
5H040DD26
5H040DD28
(57)【要約】
【課題】
バッテリパックが電子機器から取り外された場合に不揮発性メモリのデータの破壊を防止することができる電子機器を提供する。
【解決手段】
不揮発性メモリにデータを書き込む書込処理を行う書込手段と、操作可能なロック操作部材を有し、操作に応じてロック操作部材が第1の位置に移動されるとロック操作部材によってバッテリパックを電子機器の本体に固定し、操作に応じてロック操作部材が第1の位置とは異なる第2の位置に移動されると当該固定されたバッテリパックを本体から取外し可能なロック解除状態にするバッテリロック機構と、バッテリロック機構のロック解除状態を検出してロック解除検出信号を生成するロック解除検出手段と、を含み、書込手段は、書込処理中にロック解除検出信号が生成されたときに書込の中断処理を行う。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
動作電圧を供給するバッテリパックを取り外し自在な電子機器であって、
データが記憶される不揮発性メモリと、
前記不揮発性メモリにデータを書き込む書込処理を行う書込手段と、
操作可能なロック操作部材を有し、操作に応じて前記ロック操作部材が第1の位置に移動されると前記ロック操作部材によって前記バッテリパックを前記電子機器の本体に固定し、操作に応じて前記ロック操作部材が前記第1の位置とは異なる第2の位置に移動されると当該固定された前記バッテリパックを前記本体から取り外し可能なロック解除状態にするバッテリロック機構と、
前記バッテリロック機構の前記ロック解除状態を検出してロック解除検出信号を生成するロック解除検出手段と、を含み、
前記書込手段は、前記書込処理中に前記ロック解除検出手段によって前記ロック解除検出信号が生成されたときに前記書込処理の中断処理を行うことを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記ロック解除検出手段は前記ロック操作部材の前記第2の位置への移動を検出して前記ロック解除検出信号を生成することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
【請求項3】
前記ロック解除検出手段は、前記ロック操作部材と連動する可動子と、固定接点とを有するスイッチを含み、
前記ロック操作部材が前記第2の位置にあるときに前記可動子が前記固定接点に接触することにより前記スイッチがオン状態になって前記ロック解除検出信号を生成することを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器。
【請求項4】
前記ロック解除検出手段は、前記スイッチが前記オン状態にあるとき前記スイッチを介して得られるグランド電位又は電源電圧に基づいて前記ロック解除検出信号を生成することを特徴とする請求項3記載の電子機器。
【請求項5】
前記書込手段は、前記ロック解除検出信号に応答して前記不揮発性メモリへの前記書込処理について前記中断処理を実行した後、前記電子機器のシャットダウン処理を実行することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1記載の電子機器。
【請求項6】
前記書込手段は、MPU(中央演算処理装置)からなり、前記MPUは前記ロック解除検出信号に応答して処理中の全て動作について前記中断処理を実行することを特徴とする請求項5記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリパックを電子機器本体から取り外し可能な電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
MPU(micro processor unit:中央演算処理装置)と不揮発性メモリとを内部に有し、バッテリを電源として動作する電子機器においては、MPUが不揮発性メモリへの書込み動作中に使用者によりバッテリが取り外されてしまうと、不揮発性メモリに書き込まれたデータが破壊されることがあるという課題があった。
【0003】
特許文献1には、かかる課題について対処を施した電子機器が開示されている。特許文献1に開示された電子機器においては、電池を蓋する電池蓋の開閉を検出する電池蓋開閉検出スイッチが設けられ、電池蓋開閉検出スイッチにより電池蓋が開いていることが検出されている間にはMPUが不揮発性メモリへのアクセスを中断し、不揮発性メモリの記憶内容を保護することが行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された技術は、電池を電池蓋を開けることによって交換できる構造を有する電子機器であることを前提としたものであり、電池蓋を有していない電子機器には適用できないという問題があった。バッテリパック(バッテリユニット)は通常、充電池や保護回路を成型品で密封し正負の電極板を露出させた構造を有しており、バッテリパックを電子機器本体に装着するような構成の電子機器では電池蓋が設けられていないので、特許文献1の開示技術では対処できないという問題がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、このような問題に着目し、電源であるバッテリパックが電子機器から取り外された場合に不揮発性メモリのデータの破壊を防止することができる電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電子機器は、動作電圧を供給するバッテリパックを取り外し自在な電子機器であって、データが記憶される不揮発性メモリと、前記不揮発性メモリにデータを書き込む書込処理を行う書込手段と、操作可能なロック操作部材を有し、操作に応じて前記ロック操作部材が第1の位置に移動されると前記ロック操作部材によって前記バッテリパックを前記電子機器の本体に固定し、操作に応じて前記ロック操作部材が前記第1の位置とは異なる第2の位置に移動されると当該固定された前記バッテリパックを前記本体から取り外し可能なロック解除状態にするバッテリロック機構と、前記バッテリロック機構の前記ロック解除状態を検出してロック解除検出信号を生成するロック解除検出手段と、を含み、前記書込手段は、前記書込処理中に前記ロック解除検出手段によって前記ロック解除検出信号が生成されたときに前記書込処理の中断処理を行うことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明の電子機器によれば、使用者がバッテリパックの取り外しを行うと、ロック解除検出手段がバッテリロック機構のロック解除状態を検出してロック解除検出信号を生成し、書込手段が不揮発性メモリへの書込処理を中断する中断処理を実行するので、不揮発メモリへの書込処理中での電源供給の停止によるデータ破壊を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明による携帯型電子機器の電子機器本体の外観を示す斜視図である。
【
図2】
図1の電子機器本体に装着されるバッテリパックの外観を示す斜視図である。
【
図3】
図1の電子機器本体に設けられたロックレバーの移動位置とスイッチのオンオフとの関係を示す図である。
【
図4】
図2のバッテリパックの電極端子面を示す斜視図である。
【
図5】
図1の電子機器本体内に設けられた電子回路を示すブロック図である。
【
図6】バッテリパックが装着された電子機器の外観を示す斜視図である。
【
図7】ロック解除時にロックレバーの移動位置とスイッチのオンオフとの関係を示す図である。
【
図8】
図5の電子回路内のMPUの割込動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0011】
図1は本発明による携帯型電子機器の電子機器本体10の外観を示し、
図2は
図1の電子機器本体10について着脱されるバッテリパック11の外観を示している。
【0012】
電子機器本体10は、後述する電子回路を内蔵する直方体のブラスチック成型ケース12を有している。ケース12の各表面は長方形である。説明を容易にするために互いに直交するx、y、z軸の各方向-x、+x、-y、+y、-z、+zにケース12の各辺が一致するようにケース12が置かれているとする。x、y、z軸と直交するケース12の表面が面X1、面Y1、面Z1とされ、各々2面からなる。面X1が最も小さく、面Z1が最も大きい。面Z1がケース12の主面である。
【0013】
ケース12にはバッテリパック11を収納する収納部13が形成されている。収納部13はケース12の一部が切り欠きされた直方体状の収納空間を有している。この収納空間は隣接する2面である面X1及び面Z1に亘って形成されており、バッテリパック11の形状に対応した大きさを有している。収納部13は4つの内壁面13a~13dを有している。2つの内壁面13a、13bは面Y1と平行であり、収納空間を挟んで互いに対面している。内壁面13cは面X1と平行であり、内壁面13dは面Z1に平行である。収納部13ではケース12の面X1側がバッテリパック11の挿入口14となっている。内壁面13a、13bの各々には垂直方向に入り込んだ凹部ガードレール15が形成されている。凹部ガードレール15は挿入口14から-x方向に延長している。内壁面13cにはバッテリパック11の電極端子34a、34b(
図4)と当接するように電源端子16、17が突出して設置されている。
【0014】
また、ケース12の内壁面13a側にはロックレバーガイド溝19が形成され、そのロックレバーガイド溝19にはロック操作部材であるロックレバー20が-y、+y方向に移動可能に設置されている。ロックレバー20はL字状の部材であり、その一部が+z方向に突出し、その突出部分がロックレバー20の操作部分である。ロックレバー20は、バッテリパック11が収納部13に収納されたときに移動操作されてバッテリパック11を固定する。ロックレバー20、及びロックレバーガイド溝19がバッテリロック機構を構成する。
【0015】
ロックレバー20はスイッチ22と連動する。スイッチ22は電子回路の一部品としてケース12内に設けられている。
図3(A)に示すように、スイッチ22は可動子22a、及び固定接点22b、22cを有している。ロックレバー20とスイッチ22の可動子22aとが結合している。具体的には、ロックレバー20の移動方向に垂直なロックレバーガイド溝19の内壁面にケース12内からT字状の可動子22aの棒状端部が突出し、その端部がロックレバー20に結合している。
図3(A)に示すように、ロックレバー20の全てがロックレバーガイド溝19内に位置している場合には、可動子22aが固定接点22b、22cに接触してスイッチ22はオン状態となる。一方、
図3(B)に示すように、ロックレバー20がロックレバーガイド溝19内を収納部13側に移動している場合には、可動子22aが固定接点22b、22cに非接触となり、スイッチ22はオフ状態となる。
【0016】
バッテリパック11は、
図2に示すように、直方体状のものであり、電子機器本体10の収納部13に収納可能にされている。説明を容易にするために互いに直交するx、y、z軸の各方向-x、+x、-y、+y、-z、+zにバッテリパック11の各辺が一致するようにバッテリパック11が置かれているとする。x、y、z軸と直交するバッテリパック11の表面が面X2、面Y2、面Z2とされ、各々2面からなる。面X2が最も小さく、面Z2が最も大きい。面Z2がバッテリパック11の主面である。
【0017】
バッテリパック11は内部に図示しないバッテリを含んでプラスチック成型されたものである。バッテリパック11の各面X2、Y2、Z2は長方形であり、2つの面Y2には垂直に突出した凸部31が各々形成されている。凸部31は、バッテリパック11がケース12の収納部13に収納された場合に凹部ガードレール15内に入り込む部分である。凸部31は一方の面X2の平面位置から長辺方向、すなわち-x方向に延長しており、凸部31の-x~+x方向の長さは凹部ガードレール15の-x~+x方向の長さに等しいかそれより短くされている。
【0018】
また、バッテリパック11にはロックレバー嵌入孔32が形成されている。ロックレバー嵌入孔32は、バッテリパック11がケース12の収納部13に収納された場合にバッテリパック11の固定のためにロックレバー20が+y方向にスライドされて嵌入される部分である。ロックレバー嵌入孔32は、バッテリパック11の面Z2及び面Y2の一部を切り欠いた孔であり、バッテリパック11がケース12の収納部13に収納された場合にロックレバーガイド溝19と連通するように形成されている。
【0019】
図4に示すように、バッテリパック11の他方の面X2は電極端子面であり、そこには上述した内部バッテリの正負の電極端子34a、34bが配置されている。
【0020】
図5に示すように、ケース12内の電子回路は、上述したスイッチ22の他に、少なくともMPU41、RAM(random access memory)42、不揮発性メモリ43、及び検出信号生成回路44を有している。MPU41、RAM42、不揮発性メモリ43、及び検出信号生成回路44には、バッテリパック11がケース12の収納部13に収納された場合にバッテリパック11の出力電圧が電源電圧(動作電圧)としてケース12の電源端子16、17を介して供給される。なお、バッテリパック11の出力電圧を図示しない定電圧回路を介して供給しても良い。また、電子回路には図示しない電源スイッチ(又は電源ボタン)が設けられ、それを使用者が操作することにより、電子回路の各部41~44には電源電圧が供給される。
【0021】
MPU41、RAM42、及び不揮発性メモリ43はバス45に各々接続されている。MPU41は、RAM42及び不揮発性メモリ43の各々に対してバス45を介してデータの書き込み及び読み出しを行う。不揮発性メモリ43は例えば、EEPROM、フラッシュメモリ等である。
【0022】
スイッチ22の固定接点22cはグランド接続され、固定接点22bは検出信号生成回路44の入力に接続されている。スイッチ22と検出信号生成回路44とからなる部分はロック解除検出手段に相当する。検出信号生成回路44の出力はMPU41に接続されている。検出信号生成回路44は例えば、インバータからなる。スイッチ22がオン状態であるときに検出信号生成回路44の入力がグランド電位となり、検出信号生成回路44は例えば、論理1のロック解除検出信号を生成する。スイッチ22がオフ状態にあるときには検出信号生成回路44の入力は解放状態となるので、検出信号生成回路44はロック解除検出信号の生成を停止する。
【0023】
かかる構成の電子機器においては、バッテリパック11をケース12の収納部13に取り付ける場合には、使用者は、バッテリパック11の電極端子面を挿入口14に向け、バッテリパック11を挿入口14から収納部13内に-x方向に挿入してバッテリパック11の凸部31を凹部ガードレール15に入れる。そして、凹部ガードレール15に沿って-x方向にバッテリパック11を移動させる。バッテリパック11の電極端子34a、34bが電源端子16、17に当接するまでバッテリパック11を移動させると、バッテリパック11のロックレバー嵌入孔32がロックレバー20の位置に到達する。使用者はロックレバー20をロックレバーガイド溝19からロックレバー嵌入孔32に向けて+y方向にスライド移動させてロックレバー嵌入孔32に嵌入させる。この嵌入により
図6及び
図7(A)に示すように、ロックレバー20はロックレバー嵌入孔32に留まり、バッテリパック11が収納部13に固定されたロック状態となる。このとき
図7(A)に示すように、可動子22aが固定接点22b、22cから離れているので、スイッチ22はオフ状態にある。
【0024】
バッテリパック11のロック状態において、上述した電源スイッチの操作により、既にMPU41、RAM42、不揮発性メモリ43、及び検出信号生成回路44を含む電子回路に電源電圧が投入されている場合に、使用者がロックレバー20をロックレバー嵌入孔32からロックレバーガイド溝19側に、すなわち-y方向にスライド移動したとする。そして、ロックレバー20全体がロックレバーガイド溝19内まで移動されると、ロックレバー20がスイッチ22の可動子22aの棒状端部をケース12内に押し込む。そうすると、電子機器本体10はロック解除状態となり、
図7(B)に示すように、可動子22aが固定接点22b、22cに接触し、スイッチ22がオン状態となる。
【0025】
スイッチ22のオンにより、グランド電位がスイッチ22を介して検出信号生成回路44に供給される。検出信号生成回路44は、グランド電位に応答してロック解除検出信号を生成し、ロック解除検出信号を割込み信号としてMPU41に供給する。
【0026】
MPU41は、
図8に示すように、ロック解除検出信号を受けると、割込処理を直ちに実行することとなり、処理中の動作を中断処理し(ステップS11)、電子機器10のシャットダウン処理を実行する(ステップS12)。
【0027】
不揮発性メモリ43へのデータの書込処理中である場合には、ステップS11の中断処理は、例えば、不揮発性メモリ43に現在の書込中のデータ単位を無効にし、不揮発性メモリ43に完全に書き込まれたデータ単位までの書込済みデータを有効にする処理、又は現在の書込中のデータ単位を完全に書き込んで有効にする処理である。
【0028】
使用者がロックレバー20をスライド操作してロック解除するだけではバッテリパック11は収納部13に収納されたままであるので、電子回路には電源電圧が供給されているので、ステップS11、S12の実行は可能である。
【0029】
使用者がロックレバー20をロックレバーガイド溝19側にスライド操作してバッテリパック11の取り外しを始めると、ステップS11により処理中の動作中断が実行され、その直後にステップS12により電子機器本体10のシャットダウン処理が実行される。それ故、MPU41は、不揮発メモリ43への書込処理の途中でも、割込み信号としてロック解除検出信号が入力されると、書込処理を直ちに中断する。よって、不揮発メモリ43への書込処理中における電源遮断によるデータ破壊を防止することができる。
【0030】
なお、上記した実施例においては、ロックレバー20に連動するスイッチ22が設けられているが、本発明はこのような構成に限定されない。ロックレバー20自身に接点を設けてロックレバー20全体がロックレバーガイド溝19内まで移動されると、当該接点がグランド端子に接触するようにしても良い。
【0031】
また、検出信号生成回路44は、グランド電位に応答してロック解除検出信号を生成し、ロック解除検出信号を割込み信号としてMPU41に供給するものとして説明したが、MPU41に供給される割込み信号の極性によっては、検出信号生成回路44の入力はグランド電位ではなく、電源電圧であってもよい。
【符号の説明】
【0032】
10 電子機器本体
11 バッテリパック
12 ケース
13 収納部
13a~13d 内壁面
14 挿入口
15 凹部ガードレール
16、17 電極端子
19 ロックレバーガイド溝
20 ロックレバー
22 スイッチ
22a 可動子
22b、22c 固定接点
31 凸部
32 ロックレバー嵌入孔
34a、34b 電極端子
41 MPU
42 RAM
43 不揮発性メモリ
44 検出信号生成回路
X1、Y1、Z1 ケース表面
X2、Y2、Z2 バッテリパック表面