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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022128003
(43)【公開日】2022-09-01
(54)【発明の名称】紫外線発光装置
(51)【国際特許分類】
   A61L 2/10 20060101AFI20220825BHJP
   H01L 33/00 20100101ALI20220825BHJP
【FI】
A61L2/10
H01L33/00 L
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021026280
(22)【出願日】2021-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】519147348
【氏名又は名称】株式会社ホタルクス
(74)【代理人】
【識別番号】100115255
【弁理士】
【氏名又は名称】辻丸 光一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201732
【弁理士】
【氏名又は名称】松縄 正登
(74)【代理人】
【識別番号】100154081
【弁理士】
【氏名又は名称】伊佐治 創
(74)【代理人】
【識別番号】100194515
【弁理士】
【氏名又は名称】南野 研人
(72)【発明者】
【氏名】西田 昌嗣
【テーマコード(参考)】
4C058
5F142
【Fターム(参考)】
4C058AA01
4C058BB06
4C058DD16
4C058EE03
4C058EE26
4C058KK02
4C058KK13
4C058KK22
5F142AA56
5F142BA32
5F142CB22
5F142DB37
5F142DB54
5F142EA01
5F142EA04
5F142EA32
5F142GA01
5F142GA31
(57)【要約】
【課題】 可搬性に優れ、殺菌・抗ウイルス等の作業の手間がかからない紫外線発光装置を提供する。
【解決手段】 本発明の紫外線発光装置10において、基体11、紫外線を発光する発光体12、外枠19、及び少なくとも一つの基体駆動軸13を含み、基体11は、紫外線を遮蔽する遮蔽シートであり、基体11の一方の面に発光体12が積層しており、基体駆動軸13は、基体11を巻き付け可能に、発光体12が積層していない部分で基体11と係合しており、且つ駆動源を含み、前記駆動源を動力として基体11に微動を与え、基体11は、発光体12が積層している一方の面を内側にして、照射対象の照射対象面を被覆可能であり、且つ前記照射対象の照射対象面に被覆した状態で、基体駆動軸13の前記駆動源の動きに応じて微動し、外枠19は、基体11の周囲を囲う枠であって、外枠19の外周に基体駆動軸13を固定する。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基体、紫外線を発光する発光体、外枠、及び少なくとも一つの基体駆動軸を含み、
前記基体は、紫外線を遮蔽する遮蔽シートであり、
前記基体の一方の面に前記発光体が積層しており、
前記基体駆動軸は、前記基体を巻き付け可能に、前記発光体が積層していない部分で前記基体と係合しており、且つ駆動源を含み、前記駆動源を動力として前記基体に微動を与え、
前記基体は、前記発光体が積層している一方の面を内側にして、照射対象の照射対象面を被覆可能であり、且つ前記照射対象の照射対象面に被覆した状態で、前記基体駆動軸の前記駆動源の動きに応じて微動し、
前記外枠は、前記基体の周囲を囲う枠であって、前記外枠の外周に前記基体駆動軸を固定する、紫外線発光装置。
【請求項2】
前記発光体は、複数あり、
前記複数の発光体は、一方向に沿って複数の列をなし、隣り合う列同士の前記発光体が千鳥状に配置されている、請求項1記載の紫外線発光装置。
【請求項3】
前記発光体は、テープ状の基板に取り付けられているLEDである、請求項1又は2記載の紫外線発光装置。
【請求項4】
さらに、発光コントロール機構を含み、
前記発光体は、複数あり、
前記発光コントロール機構は、操作子を含み、
前記発光コントロール機構は、前記複数の発光体のうち、前記操作子と対応する前記発光体を発光させる、請求項1から3のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
【請求項5】
前記支持体は、バッテリー部及び電源アダプターの少なくとも一方を含み、
前記発光体は、電気的に接続している前記バッテリー部及び前記電源アダプターの少なくとも一方から電力供給をうける、請求項1から4のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
【請求項6】
前記基体駆動軸は、前記基体の末端部分、又は、前記基体の一組の対辺間のいずれか一方において、前記基体の辺と対向するように直線状に係合している、請求項1から5のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
【請求項7】
少なくとも2つの取付部、及び少なくとも2つのアーム部を含み、
前記取付部は、それぞれ、前記アーム部を介して、前記基体駆動軸の末端と係合しており、
2つの前記取付部は、前記照射対象を挟み込むように移動可能である、請求項1から6のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
【請求項8】
さらに、伸縮性を有する取付部、及び少なくとも2つのアーム部を含み、
前記取付部が前記2つのアーム部間を橋架するように、前記各アーム部の内側の平面部と前記取付部の各末端とが係合し、
前記取付部が、前記支持体の長手方向に対し垂直方向に伸縮可能である、請求項1から7のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
【請求項9】
さらに、シートを含み、
前記第シートは、前記基体の前記発光体が積層していない他方の面上に積層され、前記基体、前記基体駆動軸、及び前記外枠を被覆可能である、請求項1から8のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
【請求項10】
前記照射対象がタッチディスプレイである、請求項1から9のいずれか一項に記載の紫外線発光装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ウイルス性感染症の拡大防止のために、殺菌・抗ウイルス等の重要性が高まっている。殺菌・抗ウイルス等の手法としては、紫外線を対象物に照射する手法がある。しかし、紫外線は、人体に有害であることが知られている。そこで、使用者が紫外線発光装置を把持したときに、紫外線を下向きに照射する技術が報告されている(例えば、特許文献1等)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】登録実用新案第3129855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1等の携帯可能な装置は、装置自体のサイズが小さく、紫外線が放射される面積が少ないため、殺菌・抗ウイルス等の作業に多大な時間と労力を要するという問題がある。
【0005】
一方で、紫外線を放射する面積を大きくすれば、装置自体のサイズが大きくなり、重量も増すため、可搬性や操作性に劣るという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、可搬性に優れ、殺菌・抗ウイルス等の作業を効率よく行うことができ、時間と労力等を節約可能な紫外線発光装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の紫外線発光装置は、
基体、紫外線を発光する発光体、外枠、及び少なくとも一つの基体駆動軸を含み、
前記基体は、紫外線を遮蔽する遮蔽シートであり、
前記基体の一方の面に前記発光体が積層しており、
前記基体駆動軸は、前記基体を巻き付け可能に、前記発光体が積層していない部分で前記基体と係合しており、且つ駆動源を含み、前記駆動源を動力として前記基体に微動を与え、
前記基体は、前記発光体が積層している一方の面を内側にして、照射対象の照射対象面を被覆可能であり、且つ前記照射対象の照射対象面に被覆した状態で、前記基体駆動軸の前記駆動源の動きに応じて微動し、
前記外枠は、前記基体の周囲を囲う枠であって、前記外枠の外周に前記基体駆動軸を固定する、装置である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、可搬性に優れ、殺菌・抗ウイルス等の作業を効率よく行うことができ、時間と労力等を節約可能な紫外線発光装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1(A)は、実施形態1における紫外線発光装置の側面図(断面図)であり、図1(B)は、実施形態1における紫外線発光装置の上面図(断面図)である
図2】実施形態1における紫外線発光装置の各部の電気的接続の一例を示すブロック図である。
図3図3は、実施形態1における紫外線発光装置を紫外線照射方向側から見た斜視図である。
図4】基体上に積層した発光体の配置の一例を示す模式図である。
図5】基体が微動している状態における発光体の動きの一例を示す模式図である。
図6】シートの一例を示す模式図である。
図7】紫外線発光装置をタッチパネルディスプレイ装置のタッチパネル面に適用した一例を示す側面図である。
図8A】実施形態2における開いた状態の紫外線発光装置を紫外線照射方向側から見た斜視図である。
図8B】実施形態2における開いた状態の紫外線発光装置を紫外線照射方向側から見た斜視図である。
図9】紫外線発光装置の取付部の別の形態について示す模式図である。
図10図10(A)は、図8Aに示す紫外線発光装置の閉じた状態の一例を示す側面図(断面図)であり、図10(B)は、図8Bに示す紫外線発光装置の閉じた状態の一例を示す側面図(断面図)である。
図11図8Bに示す本装置10をディスプレイ装置30のタッチパネル面に適用した一例を示す模式図である。
図12図9に示す本装置10をディスプレイ装置30のタッチパネル面に適用した一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明において、除菌とは、微生物を取り除いて減らすことに限らず、殺菌、抗菌、消毒、滅菌、及び静菌等を含めて、最も広義に解釈されるべきであり、如何なる意味においても限定されない。殺菌とは、微生物を死滅させることを意味する。抗菌とは、微生物の増殖を抑制することを意味する。消毒とは、ヒト等の動植物に対して病原性のある微生物を死滅させたり、病原性のある微生物の能力を減退させたりすることで、無害化させることを意味する。滅菌とは、全ての微生物を死滅させることを意味する。静菌とは、微生物の増殖を阻害あるいは阻止することを意味する。
【0011】
本発明において、「抗ウイルス」とは、ウイルスの感染力の低下、ウイルスの感染予防、ウイルスの不活性化、及びウイルスの増殖阻止等を含めて、最も広義に解釈されるべきであり、如何なる意味においても限定されない。
【0012】
本発明において、「紫外線」は、波長380~200nmの近紫外線、波長200~10nmの遠紫外線もしくは真空紫外線、波長121~10nmの極紫外線もしくは極端紫外線等を含めて、最も広義に解釈されるべきであり、如何なる意味においても限定されない。前記近紫外線は、例えば、UVA(400~315nm)、UVB(315~280nm)、UVC(280nm未満)等であってもよい。
【0013】
本発明において、「照射対象」は、特に制限されず、例えば、家具、家電、建具、電子機器、公共物、移動体、寝具、衣料等の不特定多数の人が触れる物がある。
【0014】
つぎに、本発明の実施形態について、図を用いて説明する。本発明は、下記の実施形態によって何ら限定および制限されない。なお、以下の図面において、同一部分には、同一符号を付している。各実施形態における説明は、それぞれ、互いを援用できる。さらに、各実施形態の構成は、特に言及がない限り、組合せ可能である。また、図面においては、説明の便宜上、各部の構造は適宜簡略化して示す部分があり、各部の寸法比等は、実際とは異なり、模式的に示す場合がある。
【0015】
[実施形態1]
図1(A)は、本実施形態における紫外線発光装置10の側面図(断面図)であり、図1(B)は、本実施形態における紫外線発光装置10の上面図(断面図)である。図2は、本実施形態における紫外線発光装置10の各部の電気的接続の一例を示すブロック図である。本実施形態の紫外線発光装置10は、図1に示すように、基体11、紫外線を発光する発光体12(12a~12d)、基体駆動軸13(13a及び13b)、及び外枠19を含む。本装置10は、例えば、後述するように、任意の構成として、さらに、把持部14、取付部15、発光コントロール機構20、電源アダプター40、第2の遮蔽シート50等を含んでもよい。また、基体駆動軸13は、駆動源132を含み、任意の構成として、例えば、さらに、バッテリー部131等を含んでもよい。
【0016】
基体11は、紫外線を遮蔽する遮蔽シートである。基体11の紫外線のカット率は、特に制限されず、例えば、80%以上、95%以上、等である。なお、カット率とは、例えば、一方の面から他方の面に紫外線を透過させない能力を示すものである。具体的に、基体11は、紫外線吸収材及び紫外線反射材等を含むシートであってもよい。前記紫外線吸収材及び紫外線反射材は、特に制限されず、公知の物質を用いることができる。また、基体11は、例えば、耐下性や耐熱性を有する遮蔽シートであってもよい。具体的に、基体11としては、例えば、株式会社RESTAのリフィロ UVカット 遮光遮熱防火国産ロールスクリーン、株式会社グラムスタイルのびっくりカーペット(登録商標)、Deconovo社のロールスクリーン等を使用することができる。基体11の形状は、特に制限されず、任意に設定可能であり、例えば、長方形、正方形、円形、三角形等であってもよい。
【0017】
基体11は、後述の発光体12が積層している一方の面を内側にして、照射対象の照射対象面を被覆可能である。基体11の大きさは、特に制限されず、前記照射対象の照射対象面の大きさに基づき、適宜設計可能である。一方で、後述の発光体12が積層してない他方の面には、例えば、紫外線を発光しない発光体21が積層されていてもよいし、例えば、任意の文字(社名や「殺菌中」等)がプリントされていてもよい。紫外線を発光しない発光体21とは、言い換えれば、可視光線を放射可能な発光体21であり、例えば、LED(light emitting diode)、蛍光灯、有機EL(Electronic Luminescent)、キセノンランプ、ハロゲンランプ等が挙げられ、複数あってもよい。前記可視光線としては、特に制限されず、例えば、赤、青、黄、白、等の色に対応する波長がある。本装置10は、例えば、前記他方の面に配置された前記発光体21が発する前記可視光線により、例えば、任意の文字(社名や「殺菌中」等)を表示可能であってもよい。前記可視光線を放射可能な発光体21は、例えば、後述のバッテリー部131と電気的に接続してバッテリー部131から電力供給を受けてもよいし、電源アダプター40を介して外部電源と電気的に接続して前記外部電源から電力供給を受けてもよい。また、図2に示すように、前記可視光線を放射可能な発光体21は、例えば、バッテリー部131と電気的に接続している発光コントロール機構20を介して、バッテリー部131から電力供給を受けてもよい。
【0018】
また、基体11は、図1に示すように、前記照射対象の照射対象面に被覆した状態で、基体駆動軸13aが含む駆動源132の動きに応じて微動する。駆動源132が、例えば、モーターである場合、前記モーターによって基体駆動軸13aが正転及び逆転の少なくとも一方の方向に回転することで、図1(A)に示すように、基体11が上下に微動する。また、基体駆動軸13aが正転及び逆転の少なくとも一方の方向に回転することで、図1(B)に示すように、基体11が左右に微動する。なお、図1(B)に示す「正常位置」とは、基体11が微動していない状態の発光体12の位置である。また、図1(B)に示す「最右端位置」及び「最左端位置」は、発光体12の各端が外枠19内に収まる位置である。言い換えれば、「微動」とは、発光体12が外枠19内に収まる範囲内の動きであるといえる。後述するが、駆動源132は、モーターに限定されない。例えば、駆動源132が磁石であれば、前記磁石の磁力及び反発力等の力を前記動力として利用してもよい。
【0019】
図3は、本実施形態における紫外線発光装置10を紫外線照射方向側から見た斜視図である。図3において、説明の便宜上、外枠19を省略している。発光体12は、図3に示すように、基体11の一方の面に積層している。発光体12は、複数あってもよい。具体的に、発光体12としては、例えば、EL(Electronic Luminescent)シート、LED(light emitting diode)、蛍光灯、有機EL、キセノンランプ、ハロゲンランプ等が挙げられる。また、発光体12は、例えば、テープ状の基板に取り付けられているLED、すなわち、LEDテープライトのLEDであってもよい。本装置10において、例えば、LED(発光体12)を有するLEDテープライト等が複数あってもよい。発光体12が発する紫外線の強度は、特に制限されず、例えば、15mW/cm、20mW/cm、25mW/cm等である。
【0020】
発光体12は、例えば、後述のバッテリー部131と電気的に接続してバッテリー部131から電力供給を受けてもよいし、電源アダプター40を介して外部電源と電気的に接続して前記外部電源から電力供給を受けてもよい。また、図2に示すように、発光体12は、例えば、バッテリー部131と電気的に接続している発光コントロール機構20を介して、バッテリー部131から電力供給を受けてもよい。
【0021】
図4に、基体11上に積層した発光体12の配置の一例を示す。図4において、発光体12は、LEDテープライト121のLED(黒い四角)として示すが、例示であって、これに限定されない。複数のLEDテープライト121a~dは、例えば、図4に示すように、一方向に沿って複数の列をなすように配置されている。前記複数の列は、例えば、図4に示すように、列間に間隙部を有してもよいし、間隙を有さずに隣り合う列同士が接していてもよい。複数のLEDテープライト121a~dにおけるLED(黒い四角)は、例えば、図4(A)に示すように、他のLEDテープライト121のLED(黒い四角)と同じ直線上に配置されていてもよい。一方で、例えば、前記間隙部、特に、図4(A)に示す丸枠(点線)で囲った部分に対する照射ムラを防ぐために、図4(B)に示すように、隣り合う列同士の発光体12(LEDテープライト121のLED(黒い四角))が千鳥状に配置されていてもよい。
【0022】
図5に、基体11が微動している状態における発光体12の動きの一例を示す。図5において、基体11が微動していない状態でのLEDテープライト121a~dは、図4(B)と同様に千鳥状に配置されているものとする。この場合、LEDテープライト121a~dは、例えば、基体11の微動により、上下左右に微動する。図5において、微動前の基体11を符号「11-1」、微動前のLEDテープライト121a~dを符号「121a-1~d-1」として示し、微動後の基体11を符号「11-2」、微動後のLEDテープライト121a~dを符号「121a-2~d-2」として示す。LEDテープライト121a~dの微動幅は、特に制限されず、前述のように、発光体12が外枠19内に収まる範囲内であれば、任意に設定できる。具体的には、例えば、横方向の微動幅は、LEDテープライト2つ分以下であり、縦方向の微動幅は、LED(黒い四角)2つ分以下である。
【0023】
基体11の一方の面の表面積のうち、発光体12が積層している部分は、例えば、50%、60%、70%、80%、90%以上を占めていてもよい。また、基体11には、図4において斜線にて示す非積層エリアが設定されていてもよい。前記非積層エリアは、発光体12が積層していないエリアであり、例えば、基体11の一方の面の各末端部分(外枠)から一定の距離内のエリア、後述の基体駆動軸13と係合するエリア等が挙げられるが、これに限定されず、任意に設定できる。前記一定の距離は、任意に設定可能である。
【0024】
さらに、本装置10は、前述のように、例えば、発光コントロール機構20を含んでもよい。発光コントロール機構20は、紫外線を発光する発光体12及び可視光線を発光する発光体21の発光をコントロールする。発光コントロール機構20は、例えば、操作子を含む。発光コントロール機構20は、複数の発光体12のうち、前記操作子と対応する発光体12及び発光体21を発光させる。前記操作子と対応する発光体12及び発光体21とは、例えば、前記操作子と発光体12及び発光体21とが電気的に接続していることも意味する。前記操作子と対応する発光体12及び発光体21は、複数あってもよい。前記操作子は、例えば、ボタン、スイッチ等である。これにより、前記操作子を操作することで、任意の発光体12及び発光体21のみを発光させることができる。
【0025】
また、発光コントロール機構20は、例えば、図2に示すように、タイマー機構を含んでもよい。前記タイマー機構は、予め設定した時間を経過した場合に、発光体12及び発光体21への電力の供給を停止する。前記予め設定した時間は、特に制限されず、任意に設定可能である。発光コントロール機構20が前記タイマー機構を含む場合、可視光線を放射する発光体21は、例えば、前記予め設定した時間を経過したことを意味する発光を行ってもよい。具体的には、例えば、任意の色を発光したり、複数の前記発光体21が発光することで「殺菌終了」等の文字を表示したりしてもよい。
【0026】
基体駆動軸13は、少なくとも1つあればよい。基体駆動軸13は、発光体12が積層していない部分で基体11と係合しており、且つ基体11を巻き付け可能である。発光体12が積層していない部分とは、特に制限されず、発光体12が積層している一方の面のうち発光体12が積層していない部分(すなわち、前記非積層エリア)でもよいし、発光体12が積層していない他方の面であってもよい。本装置10は、例えば、図1に示すように、基体駆動軸13を2つ含み、一方の基体駆動軸13aは、基体11の一方の末端部分(辺)において基体11の辺と対向するように直線状に係合しており、他方の基体駆動軸13bは、前記一方の末端部分と対向する他方の末端部分(辺)において基体11の辺と対向するように直線状に係合していてもよい。これにより、例えば、基体駆動軸13aを上側にして、前記照射対象の対象面に本装置10を被せた場合、基体駆動軸13bの重さによって基体11が張り、照射ムラを防ぐことができる。
【0027】
また、基体駆動軸13は、駆動源132を含み、駆動源132を動力として基体11に微動を与える。基体駆動軸13が複数ある場合、駆動源132は、少なくとも1つの基体駆動軸13が含めばよい。図1においては、基体駆動軸13aが駆動源132を含み、基体駆動軸13bは駆動源132を含まないものとする。駆動源132は、動力となれば、特に制限されない。駆動源132としては、例えば、モーター、磁石等が挙げられる。基体駆動軸13は、例えば、駆動源132そのものであってもよい。駆動源132がモーター132である場合、基体駆動軸13は、例えば、モーター132を駆動させることで正転及び逆転の少なくとも一方の方向に回転して基体11に微動を与えることができる。また、前記回転によって、基体駆動軸13aと基体駆動軸13bとが接するように、基体11を巻き上げ可能であってもよい。モーター132は、例えば、図2に示すように、バッテリー部131から電力供給を受けて駆動してもよいし、電源アダプター40を介して外部電源と電気的に接続して前記外部電源から電力供給を受けて駆動してもよい。また、駆動源132が磁石132である場合、磁石132の磁力及び反発力等を動力として基体11に微動を与えることができる。図1のように、基体駆動軸13a及び基体駆動軸13bの2つで一組の基体駆動軸13とする場合、基体11を介して基体駆動軸13aが含む駆動源132の動きに応じて回転等の動作が可能であってもよい。
【0028】
また、後述するように、基体駆動軸13は、例えば、基体11における一組の対辺間であって、前記対辺と対向するように直線状に係合していてもよい。基体11における一組の対辺間とは、特に制限されず、前記対辺間の中央部分であってもよいし、いずれか一方の辺に寄った部分であってもよい。なお、この場合、基体11のうち発光体12が積層している一方の面は、基体駆動軸13を境にして、発光体12が積層している部分(積層エリア)と、発光体12が積層していない部分(前記非積層エリア)とに分かれている。
【0029】
基体駆動軸13の素材は、特に制限されず、例えば、木材、プラスチック、金属、等によって構成される。また、基体駆動軸13の大きさは、特に制限されず、例えば、基体11における基体駆動軸13との係合方向と同一の辺を1としたときに、1~2、1.2~1.8、1.4~1.6等の大きさである。基体駆動軸13の形状は、特に制限されないが、例えば、基体11と係合する部分は、円柱状であることが好ましい。前記円柱状であることで、基体11を巻き付けることが容易である。以下、基体11を基体駆動軸13に巻き付けた状態の本装置10を「閉じた状態」ともいい、基体11を基体駆動軸13に巻き付けていない状態の本装置10を「開いた状態」ともいう。基体駆動軸13は、例えば、ローラーであってもよい。
【0030】
基体駆動軸13は、例えば、バッテリー部131を内蔵していてもよい。バッテリー部131とは、例えば、発光体12と電気的に接続しており、発光体12に電力を供給する。バッテリー部131は、例えば、繰り返し充放電が可能であってもよい。また、バッテリー部131は、前記可視光線を放射可能な発光体21と電気的に接続して前記可視光線を放射可能な発光体21に電力を供給してもよい。
【0031】
外枠19は、基体11の周囲を囲う枠である。外枠19は、図1に示すように、外枠19の外周に基体駆動軸13を固定する。前記固定の手法は、特に制限されず、例えば、ねじ等を用いて固定されていてもよい。外枠19は、例えば、基体駆動軸13を離脱可能に固定してもよい。すなわち、本装置10を「閉じた状態」にするとき、作業者は、基体駆動軸13を外枠19から外し、基体11を基体駆動軸13に巻き付けた状態にする。作業者は、例えば、図1に示すように、外枠19の内部に前記照射対象の照射対象面(図1にて一点鎖線にて示す。他図においても同様)を含むように本装置10を配置する。外枠19は、例えば、本装置10の各構成から独立した物体であってもよいし、いずれかの構成と一体成形であってもよい。外枠19の素材は、特に制限されず、例えば、木材、プラスチック、金属、等によって構成される。また、外枠19の大きさは、特に制限されず、例えば、基体11の大きさを1としたときに、0.9~0.1、0.8~0.3、0.6~0.4等の大きさである。基体11の形状は、特に制限されず、例えば、基体11と同一形状である。本装置10は、外枠を含むことで、例えば、図1に示すように、発光体12と前記照射対象の照射対象面とで、一定の距離を保つことができ、紫外線照射による除菌・抗ウイルス等の効果をより高めることができる。
【0032】
本装置10は、例えば、さらに、シート50を含んでもよい。シート50は、シート状であれば、特に制限されず、例えば、前記紫外線を遮蔽可能なシートであってもよいし、可視光を遮蔽可能なシートであってもよいし、シート状の発光体・点灯器具等であってもよい。。前記紫外線を遮蔽可能なシートの具体例としては、基体11と同様に、株式会社RESTAのリフィロ UVカット 遮光遮熱防火国産ロールスクリーン、株式会社グラムスタイルのびっくりカーペット(登録商標)、Deconovo社のロールスクリーン等が挙げられる。シート状の発光体・点灯器具の具体例としては、例えば、ELシート、LEDテープライト等がある。図6にシート50の一例を示す。図6において基体11及び基体駆動軸13を省略しているがシート50は、基体11の発光体12が積層していない他方の面上に積層され、基体11、基体駆動軸13、及び外枠19を被覆可能である。図6に示すように、シート50は、少なくとも1つの軸を含むロールカーテン状であって、巻き上げ可能であってもよい。シート50の大きさは、特に制限されず、例えば、基体11、基体駆動軸13、及び外枠19を含めた全体の大きさを1としたときに、1~2、1.2~1.8、1.4~1.6等の大きさである。シート50の形状は、特に制限されず、例えば、基体11と同一形状である。基体11等をシート50で被覆することで、例えば、本装置10外への紫外線の漏れをより抑制することができる。
【0033】
本装置10は、例えば、さらに、把持部14を含んでもよい。把持部14は、例えば、少なくとも一つの基体駆動軸13と係合している。把持部14は、例えば、後述するように、アーム部16を介して基体駆動軸13と係合していてもよい。また、把持部14は、例えば、2つ以上あってもよい。把持部14は、例えば、本装置10を持ち運ぶときに使用する移動用把持部141、本装置10を開いた状態にするために使用する延出用把持部142等があってもよい。これにより、本装置10は、可搬性や設置容易性の一層優れたものとなる。
【0034】
さらに、本装置は、取付部15を含んでもよい。取付部15は、本装置10を前記照射対象に取り付ける。具体的には、実施形態2に記載する。
【0035】
本装置10は、発光体12を積層した基体11を基体駆動軸13に巻き付け可能であるため、可搬性に優れる。また、本装置10によれば、発光体12を積層した基体11を照射対象の照射対象面に被覆することで、一度に広範囲を対象とした殺菌・抗ウイルス等を施すことができ、作業の手間がかからない。さらに、本装置10によれば、駆動源132の動力により基体11が微動するため、より照射ムラを防ぐことができ、且つより効率的に殺菌・抗ウイルス等を施すことができる。作業者は、殺菌・抗ウイルス等を施すために、本装置10を照射対象の照射対象面に被せるだけでよいため、紫外線照射中は、別の作業をすることができる。そのため、本装置10によれば、作業効率を向上させることができる。さらに、発光体12を積層した基体11は、シート状であるから、前記照射対象の照射対象面の形状に凹凸等があっても、殺菌・抗ウイルス等を施すことができる。本装置10を使用する際は、発光体12を積層している面を照射対象の照射対象面に向けている。そのため、人が発光体12を積層している面の反対面から紫外線を照射中の本装置10を見たとしても、紫外線を遮蔽する遮蔽シートである基体11により紫外線が目に入らず、人体に悪影響を及ぼすリスクが低い。また、人が照射対象の照射対象面の反対側から紫外線を照射中の本装置10を見たとしても、前記照射対象が紫外線を遮るため、紫外線が目に入らず、人体に悪影響を及ぼすリスクが低い。さらに、シート50を用いることで、前述したように、本装置10外への紫外線の漏れをより抑制することができることから、人体に悪影響を及ぼすリスクをより抑えることができる。
【0036】
[実施形態2]
本発明をタッチパネルディスプレイ装置に適用した一例について説明する。
【0037】
図7は、紫外線発光装置10をタッチパネルディスプレイ装置30(以下、ディスプレイ装置30ともいう)のタッチパネル面に適用した一例を示す側面図である。図7(A)は、2つの基体駆動軸13a、13bが基体11の対向する各辺とそれぞれ係合している紫外線発光装置10を用いた一例を示し、図7(B)は、1つの基体駆動軸13が基体11における一組の対辺間であって、前記対辺と対向するように直線状に係合している紫外線発光装置10を用いた一例を示す。なお、図7において、外枠19は、説明の便宜上、省略している。
【0038】
図7(A)の場合、基体駆動軸13aをディスプレイ装置30の上部でディスプレイ装置30を覆うように引っ掛けて、発光体12が積層している面をタッチパネル面と対面するように本装置10を配置している。
【0039】
図7(B)の場合、基体駆動軸13をディスプレイ装置30の上部に重ねて置き、発光体12が積層している面(前記積層エリア)をタッチパネル面と対面するように本装置10を配置している。なお、本装置10は、例えば、図7(A)に示すように、基材11の前記対辺にそれぞれ基体駆動軸13が係合していてもよい(つまり、基体駆動軸13は、合計3つになる)。図7(B)の場合、外枠19は、例えば、発光体12が積層している面のみを囲う枠であってもよい。これにより、例えば、人が照射対象の照射対象面の反対側に紫外線が漏れるのをより防ぐことができ、人体に悪影響を及ぼすリスクを低くできる。
【0040】
紫外線発光装置10をタッチパネルディスプレイ装置30のタッチパネル面に適用した一例について、図8図12を用いてより具体的に説明する。
【0041】
図8A及びBは、開いた状態の本装置10を紫外線照射方向側から見た斜視図である。図5A及びBに示す本装置10は、基体11、発光体12、モーター132を含む基体駆動軸13a(ローター13a)、バッテリー部131を含む基体駆動軸13b、把持部14(移動用把持部141、延出用把持部142)、取付部15(15a、15b)、アーム部16(16a、16b)、巻付固定部17、巻付固定部用取付部18、外枠19、及び電源アダプター30等を含む。特に記載しない限り、各部の説明は、前述の記載を援用できる。なお、図7において、外枠19は、説明の便宜上、省略している。
【0042】
図8Aでは、基体駆動軸13bが、筒型のバッテリー部131を内蔵している。図8Bでは、基体駆動軸13bと係合したケース1311(例えば、布製のケース)内に箱型のバッテリー部131が内蔵されている点を除き、図8Aと同様である。ケース1311は、図8Bに示す例に限らず、例えば、図11に示すように、発光体11が積層してない基体11の面に係合していてもよい。
【0043】
アーム部16は、例えば、板状である。一方のアーム部16aは、例えば、図8Aに示すように、本装置10の外側の平面部と移動用把持部141とが係合し、本装置10の内側の平面部とローター13aの末端と取付部15aとが係合していてもよい。また、他方のアーム部16bは、例えば、図8Aに示すように、本装置10の内側の平面部とローター13aの末端と取付部15aとが係合していてもよい。他方のアーム部16bは、例えば、本装置10の外側の平面部と移動用把持部141とが係合していてもよい。アーム部16は、例えば、ローター13a、13bと結合している点を中心にして旋回可能であってもよい。具体的には、例えば、ボルトやナット等を用いることで、前記旋回可能に係合できる。
【0044】
アーム部16a、16bは、例えば、図8Aに示すように、アーム部16a、16b間を巻付固定部用取付部18が橋架するように、本装置10の内側の平面部と巻付固定部用取付部18の各末端とが係合していてもよい。巻付固定部用取付部18は、巻付固定部17を取り付けている部材である。巻付固定部用取付部18は、例えば、図8Aに示すように、中央部分に、延出用把持部142が設置されていてもよい。延出用把持部142は、前述のように、本装置10を開いた状態にするためにユーザが把持する部分である。巻付固定部17は、例えば、バンド171と、留め具172とを含む。巻付固定部17は、基体11を基体駆動軸13に巻き付けた状態を保つための部材である。バンド171の一部及び留め具172の一部(例えば、雌型の留め具172b)は、例えば、図8Aに示すように、一方の基体駆動軸13bと係合していてもよい。なお、図8Aにおいて、ローター13a側の留め具172は、例えば、雄型の留め具172aとして示す。巻付固定部17は、例えば、2つ以上あってもよい。バンド171は、例えば、伸縮性のあるバンドであってもよい。バンド171は、例えば、バンド171の長さを調節する調節部材1711を含んでもよい。
【0045】
取付部15a、15bは、それぞれ、ローター13aの長手方向に前記照射対象(ディスプレイ装置30)を挟み込むように移動可能である。具体的には、例えば、ボルトやナット等を用いることで、前記移動可能に係合できる。また、取付部15a、15bにおいて、前記照射対象を挟み込んで接する面は、例えば、吸着パッド(真空パッド)であってもよい。
【0046】
図9に、取付部15の別の形態について示す。図9は、取付部15が、アーム部16a、16b間を橋架するように、アーム部16a、16bの内側の平面部と取付部15の各末端とが係合している点を除き、図8Aに示す本装置10と同様である。取付部15は、伸縮性を有し、基体駆動軸13の長手方向に対し垂直方向に伸縮可能である。具体的に、取付部15、例えば、ゴム等である。ユーザは、例えば、取付部15を前記垂直方向に引っ張って、前記照射対象(ディスプレイ装置30)の引っ掛け部に取付部15を引っ掛けることで、本装置10を設置する。なお、図示していないが、図9に示す例であっても、図8Bに示すように、基体駆動軸13bと係合したケース1311(例えば、布製のケース)内に箱型のバッテリー部131が内蔵されていてもよい。
【0047】
図10(A)は、図8Aに示す本装置10の閉じた状態の一例を示す側面図(断面図)であり、図10(B)は、図8Bに示す本装置10の閉じた状態の一例を示す側面図(断面図)である。図10において、雌型の留め具172bに雄型の留め具172aを嵌合して繋がったバンド171により、基体11を基体駆動軸13に巻き付けた状態にしている。なお、図示していないが、図9に示す形態の本装置10の閉じた状態の一例は、例えば、図10(A)に示す例と同じである。各例において、本装置10を閉じた状態にした場合、前述のように、外枠19は、基体駆動軸13から取り外される。すなわち、本装置10を閉じた状態にした場合は、外枠19と、外枠19を除く本装置10とのそれぞれ独立した物体になる。
【0048】
図11は、図8Bに示す本装置10をディスプレイ装置30のタッチパネル面に適用した一例を示す模式図である。図11(A)は、本装置10を取り付けたディスプレイ装置30を正面(紫外線発光装置10を紫外線照射方向側)からみた図であり、図11(B)は、本装置10を取り付けたディスプレイ装置30の側面図である。図12は、図9に示す本装置10をディスプレイ装置30のタッチパネル面に適用した一例を示す模式図である。図12(A)は、本装置10を取り付けたディスプレイ装置30を正面(紫外線発光装置10を紫外線照射方向側)からみた図であり、図12(B)は、本装置10を取り付けたディスプレイ装置30の側面図である。このように、取付部15によって本装置10をディスプレイ装置30に取付可能であり、アーム部16によってディスプレイ装置30のタッチパネル面の角度に応じた調節ができる。また、アーム部16によって、紫外線とディスプレイ装置30のタッチパネル面との間で一定距離を確保可能であり、効率的に前記タッチパネル面の抗菌等が可能である。
【0049】
外枠19は、例えば、バッテリー部131の重さを利用して、ディスプレイ装置30から吊り下げることで、取り付けられてもよい。また、外枠19は、例えば、ディスプレイ装置30に取り付けられたフック(例えば、紐状のフック、粘着性のあるフック等)に引っ掛けられることで、取り付けられてもよい。前記フックで引っ掛ける場合は、例えば、外枠19をディスプレイ装置30に密着させるために、さらに、前記フック上の固定部材(例えば、ベルト、バンド、ゴム状の固定部材等)で外枠19を固定可能であってもよい。さらに、外枠19は、例えば、取付部15a及び15bと同様の外枠用取付部によって、ディスプレイ装置30を挟み込んで固定することで、取り付けられてもよい。前記外枠用取付部は、例えば、取付部15a及び15bの記載を援用できる。
【0050】
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0051】
本発明によれば、可搬性に優れ、殺菌・抗ウイルス等の作業を効率よく行うことができ、時間と労力等を節約可能な紫外線発光装置を提供することができる。本発明は、例えば、除菌等を行う場合において有用である。
【符号の説明】
【0052】
10 紫外線発光装置
11 基体
12 発光体
13 基体駆動軸
131 バッテリー部
132 駆動源
14 把持部
141 移動用把持部
142 延出用把持部
15 取付部
16 アーム部
17 巻付固定部
171 バンド
172 留め具
18 巻付固定部用取付部
19 外枠
20 発光コントロール機構
21 発光体
30 ディスプレイ装置
40 電源アダプター
50 シート
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9
図10
図11
図12