(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022128371
(43)【公開日】2022-09-01
(54)【発明の名称】速読訓練方法
(51)【国際特許分類】
G09B 17/04 20060101AFI20220825BHJP
【FI】
G09B17/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2021067374
(22)【出願日】2021-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】520125520
【氏名又は名称】マインドフルクイックリード株式会社
(72)【発明者】
【氏名】黒石 浩子
(57)【要約】
【課題】速読を効率的に習得できるようにすること。
【解決手段】マインドフルネス瞑想を行うステップと、眼筋運動を行うステップと、本を読むステップと、読書内容を表現するステップと、を有する速読訓練方法。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マインドフルネス瞑想を行うステップと、
眼筋運動を行うステップと、
本を読むステップと、
読書内容を表現するステップと、を有する
速読訓練方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、速読訓練方法に係り、例えば、マインドフルネス瞑想を用いた速読訓練方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の速読訓練方法は、読者の読書速度に応じて、表示する速度を工夫している(例えば、特許文献1の図参照)。
【0003】
しかし、特許文献1記載の技術では読者の集中力を高める工夫がなかった。
速読を効率よく習得するためには、トレーニングに最適な脳状態を整える必要がある。しかし多くの人が脳状態が整っていないため、習得するのに時間がかかったり、モチベーションが続かず途中で挫折してしまう。
従来は、トレーニングに最適な集中状態を作るために呼吸法で脳と心を整えたとしても、一般的な呼吸法は、科学的根拠の乏しいものも多く、トレーニングに最適な脳状態が整っているのか定かではないものもあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、速読を効率的に習得できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明では、マインドフルネス瞑想を行うステップと、眼筋運動を行うステップと、本を読むステップと、読書内容を表現するステップと、を有する速読訓練方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、瞑想を行うので、速読を効率的に習得できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の速読訓練方法における好適な実施の形態について、
図1を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
脳科学的に効果が認められているマインドフルネスを行うことで、速読トレーニングに最適な脳状態を作ることができる。
また、マインドフルネスの定義である「とらわれのない状態でただ観る」ことができるようになり、トレーニングの成果を客観視できることが上達へのモチベーションとなって速読を効率的に習得できるようになる。
【0010】
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態が適用される速読訓練方法の手順を表したものである。
S1において、読者はマインドフルネス瞑想を行う。
S2において、読者は、眼筋運動を行う。眼筋運動とは、目の黒目の部分を上下、左右に移動させたり、円を描くように書いてくさせたりする運動を言う。これにより、目が文字を追う速度を高められる。ここで、点や記号がディスプレイ上を移動するように表示される、眼筋運動訓練用のソフトウェアを使用することもできる。
S3において、脳トレを行う。これにより、理解力を高める効果が期待できる。
S4において、読む目的を明確にしたうえで、実際に読みたい本を読む。読む目的を明確にすることにより、重要な語句を拾いやすくなる効果がある。
S5において、読んだ本の内容や感想を、自身の言葉で、書いたり話したりする。これにより、読んだ内容が定着する効果がある。
この方法を試してみたところ、98.3%の者が、訓練の前と比べて読書スピードが2倍になった。
【0011】
以上説明したように本実施形態の速読訓練方法によれば、マインドフルネス瞑想を行うので、速読を効率的に習得できるようにすることができる。
マインドフルネス速読では、速読の前に、マインドフルネス瞑想で現代人が悩む脳疲労を解消し、集中力を高める。速読でも集中力が大切であるので、速読前のマインドフルネス瞑想は相乗効果を発揮する。
そして、インプットだけでなく、アウトプットも行うことで、読解力を養い、記憶に定着させることにも役立つ。
また、ただ高速に読むことばかりを追求するのではなく、自身のペースで速度があがったことを体感しながら進めていくので、成長を実感することができる。
【0012】
以上、本発明の速読訓練方法における実施形態について説明したが、本発明は説明した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
【符号の説明】
【0013】
1 マインドフルネス瞑想を行うステップ
2 眼筋運動を行うステップ
3 脳トレを行うステップ
4 本を読むステップ
5 読書内容を表現するステップ