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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022128402
(43)【公開日】2022-09-01
(54)【発明の名称】管理サーバ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20220825BHJP
   G06Q 10/00 20120101ALI20220825BHJP
   G06Q 30/02 20120101ALI20220825BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q10/00 400
G06Q30/02 398
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021184618
(22)【出願日】2021-11-12
(62)【分割の表示】P 2021026389の分割
【原出願日】2021-02-22
(71)【出願人】
【識別番号】594179133
【氏名又は名称】有限会社カツミ工業
(74)【代理人】
【識別番号】100185270
【弁理士】
【氏名又は名称】原田 貴史
(72)【発明者】
【氏名】西脇 徹
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC11
(57)【要約】      (修正有)
【課題】移動式熱処理装置が有機物ゴミの回収処理を行い生成するセラミック灰を利用して、ノベルティを製造し、その販売を通じて循環型社会の進展に貢献可能なリサイクルシステムを提供する。
【解決手段】ユーザ端末、回収者端末及びそれらとネットワークを介して接続される管理サーバを有するリサイクルシステムにおいて、管理サーバは、プロジェクト画面の生成に要する回収者情報を回収者情報記憶部から取得し、取得した回収者情報に含まれるプロジェクトデータを抽出し、抽出したプロジェクトデータに基づいてプロジェクト画面を生成するプロジェクト画面生成部と、生成したプロジェクト画面をユーザ端末に提供するプロジェクト画面提供部と、を有する。プロジェクトデータは、移動式熱処理装置によって回収された有機物ゴミの回収量の情報を含む。回収量は、回収者端末が回収作業後に回収者から入力を受付けて管理サーバに送信することにより更新される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ端末と、回収者端末と、前記ユーザ端末および前記回収者端末とネットワークを介して接続される管理サーバであって、
プロジェクト画面の生成に要する回収者情報を回収者情報記憶部から取得し、取得した前記回収者情報に含まれるプロジェクトデータを抽出し、抽出した前記プロジェクトデータに基づいてプロジェクト画面を生成するプロジェクト画面生成部と、
生成した前記プロジェクト画面を前記ユーザ端末に提供するプロジェクト画面提供部と、を有し、
前記プロジェクトデータは、移動式熱処理装置によって回収された有機物ゴミの回収量の情報を含み、
前記回収量は、前記回収者端末が回収作業後に回収者から入力を受付けて前記管理サーバに送信することにより更新される、
管理サーバ。
【請求項2】
請求項1に記載の管理サーバにおいて、
前記ユーザ端末が、ユーザからノベルティタブの押下入力を受付けた場合に、回収者情報記憶部から取得した回収者情報に含まれるプロジェクトデータを抽出し、ユーザ情報記憶部から取得したユーザ情報に含まれる活動データを抽出し、抽出した前記プロジェクトデータと前記活動データとに基づいて分析結果を生成する回収物分析部と、
ノベルティ販売画面の生成に要するユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報に含まれる活動データを参照し対応する前記分析結果を抽出し、取得した前記ユーザ情報と抽出した前記分析結果とに基づいてノベルティ販売画面を生成するノベルティ販売画面生成部と、
生成した前記ノベルティ販売画面を前記ユーザ端末に提供するノベルティ販売画面提供部と、を有する、
管理サーバ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の管理サーバにおいて、
前記ユーザ端末がユーザから前記ノベルティ販売画面が有する購入タブの押下入力を受付けた場合に、広告画面の生成に要するユーザ情報を取得し、取得した前記ユーザ情報に含まれる活動データを参照し対応する前記分析結果を抽出し、取得した前記分析結果の内容に対応する広告用情報を抽出し、取得した前記ユーザ情報と抽出した前記広告用情報とに基づいて広告画面を生成する広告画面生成部と、
生成した前記広告画面を前記ユーザ端末に提供する広告画面提供部と、を有する、
管理サーバ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管理サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭などから排出されるゴミの多くは火力により焼却処理されているが、焼却した場合、環境汚染や健康被害をもたらす有害物質が排出される。しかし、国内にあるリサイクル設備の多くが固定型、かつアクセスの不便なところに立地していることが多いため、リサイクル率が低い。また、一般企業にもリサイクル事業進出の門戸が開かれているが、設備導入などの初期コストが高く参入する企業が少ない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008-250974号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
例えば、特許文献1には、リサイクル製品を生産する製造業者が原料を回収する場合に、回収資源に対して前記製造業者が有価価値を付与し、その有価価値を使用して、消費者が前記リサイクル製品を割引購入でき、前記リサイクル製品を回収する場合においても同様に有価価値を付与し、前記リサイクル製品又は前記リサイクル製品を原料として製造する再リサイクル成型品を割引購入できる資源回収システムが開示されている。
【0005】
しかし、特許文献1は、移動式熱処理装置が有機物ゴミの回収処理を行い生成するセラミック灰を利用してノベルティ(二次生産物)を製造し、その販売を通じて循環型社会の進展に貢献可能なリサイクルシステムについて意図しているものではない。
【0006】
本発明の目的は、移動式熱処理装置が有機物ゴミの回収処理を行い生成するセラミック灰を利用してノベルティを製造し、その販売を通じて循環型社会の進展に貢献可能なリサイクルシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0008】
本発明の一実施の形態は、ユーザ端末と、回収者端末と、ユーザ端末および回収者端末とネットワークを介して接続される管理サーバであって、プロジェクト画面の生成に要する回収者情報を回収者情報記憶部から取得し、取得した回収者情報に含まれるプロジェクトデータを抽出し、抽出したプロジェクトデータに基づいてプロジェクト画面を生成するプロジェクト画面生成部を有する。また、生成したプロジェクト画面をユーザ端末に提供するプロジェクト画面提供部を有する。また、プロジェクトデータは、移動式熱処理装置によって回収された有機物ゴミの回収量の情報を含み、回収量は、回収者端末が回収作業後に回収者から入力を受付けて管理サーバに送信することにより更新される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、管理サーバは、移動式熱処理装置が有機物ゴミの回収処理を行い生成するセラミック灰を利用してノベルティを製造し、その販売を通じて循環型社会の進展に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の一実施の形態におけるリサイクルシステムの構成例の概要を示す図である。
図2】本発明の一実施の形態における管理サーバのユーザ情報記憶部に記憶されているユーザ情報および活動データの概要を示す図である。
図3】本発明の一実施の形態における管理サーバの回収者情報記憶部に記憶されている回収者情報およびプロジェクトデータの概要を示す図である。
図4】本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
図5】本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。
図6】本発明の一実施の形態における回収者情報取得処理および回収者情報記憶処理の概要を示す図である。
図7】本発明の一実施の形態におけるプロジェクト画面の概要を示す図である。
図8】本発明の一実施の形態におけるプロジェクト画面生成処理の概要を示す図である。
図9】本発明の一実施の形態におけるプロジェクト画面提供処理の概要を示す図である。
図10】本発明の一実施の形態における回収物分析処理の概要を示す図である。
図11】本発明の一実施の形態におけるノベルティ販売画面の概要を示す図である。
図12】本発明の一実施の形態におけるノベルティ販売画面生成処理の概要を示す図である。
図13】本発明の一実施の形態におけるノベルティ販売画面提供処理の概要を示す図である。
図14】本発明の一実施の形態における広告画面の概要を示す図である。
図15】本発明の一実施の形態における広告画面生成処理の概要を示す図である。
図16】本発明の一実施の形態における広告画面提供処理の概要を示す図である。
図17】本発明の一実施の形態における作業の流れを示す概念図である。
図18】本発明の一実施の形態における作業の流れを示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。また、実施の形態を説明するための全図において、同一部には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施の形態におけるリサイクルシステムの構成例の概要を示す図である。
【0012】
図1に示されるように、リサイクルシステムは、ユーザ端末100と、回収者端末110と、ユーザ端末100および回収者端末110とネットワークを介して接続される管理サーバ120とを有する。
【0013】
管理サーバ120は、ユーザ情報記憶部130と、回収者情報記憶部131と、プロジェクト画面記憶部132と、分析結果記憶部133と、ノベルティ販売画面記憶部134と、広告用情報データベース135と、広告画面記憶部136と、プロジェクト画面生成部140と、プロジェクト画面提供部141と、回収物分析部150と、ノベルティ販売画面生成部160と、ノベルティ販売画面提供部161と、広告画面生成部170と、広告画面提供部171と、を有する。
【0014】
ユーザ情報記憶部130には、ユーザ情報200(後述、図2)が記憶されている。回収者情報記憶部131には、回収者情報300(後述、図3)が記憶されている。プロジェクト画面記憶部132には、プロジェクト画面700(後述、図7)が記憶されている。分析結果記憶部133には、分析結果1000(後述、図10)が記憶されている。ノベルティ販売画面記憶部134には、ノベルティ販売画面1100(後述、図11)が記憶されている。広告画面記憶部136には、広告画面1400(後述、図14)が記憶されている。
【0015】
プロジェクト画面生成部140は、プロジェクト画面700の生成に要する回収者情報300を回収者情報記憶部131から取得し、取得した回収者情報300に含まれるプロジェクトデータ310を抽出し、抽出したプロジェクトデータ310に基づいてプロジェクト画面700を生成する。
【0016】
プロジェクト画面提供部141は、生成したプロジェクト画面700をユーザ端末100に提供する。
【0017】
回収物分析部150は、ユーザ端末100が、ユーザからノベルティタブ730の押下入力を受付けた場合に、回収者情報記憶部131から取得した回収者情報300に含まれるプロジェクトデータ310を抽出し、ユーザ情報記憶部130から取得したユーザ情報200に含まれる活動データ210を抽出し、抽出したプロジェクトデータ310と活動データ210とに基づいて分析結果1000を生成する。
【0018】
ノベルティ販売画面生成部160は、ノベルティ販売画面1100の生成に要するユーザ情報200を取得し、取得したユーザ情報200に含まれる活動データ210を参照し対応する分析結果1000を抽出し、取得したユーザ情報200と抽出した分析結果1000とに基づいてノベルティ販売画面1100を生成する。
【0019】
ノベルティ販売画面提供部161は、生成したノベルティ販売画面1100をユーザ端末100に提供する。
【0020】
広告画面生成部170は、ユーザ端末100がユーザからノベルティ販売画面1100が有する購入タブ1130の押下入力を受付けた場合に、広告画面1400の生成に要するユーザ情報200を取得し、取得したユーザ情報200に含まれる活動データ210を参照し対応する分析結果1000を抽出し、取得した分析結果1000の内容に対応する広告用情報1500を抽出し、取得したユーザ情報200と抽出した広告用情報1500とに基づいて広告画面1400を生成する。
【0021】
広告画面提供部171は、生成した広告画面1400をユーザ端末100に提供する。
<ユーザ情報記憶部>
図2(a)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200の構成例の概要を示す図である。
【0022】
図2(a)に示されるように、ユーザ情報200は、ユーザID、ユーザ名、性別、年齢、住所、連絡先、活動データ210と、グループデータ等の項目により構成される。
【0023】
ユーザIDは、管理サーバ120が、ユーザを識別するための符号を示す。氏名は、ユーザの氏名を示す。連絡先は、ユーザのメールアドレス等の連絡先を示す。
【0024】
活動データ210は、ユーザ端末100がユーザから入力を受け付けることで取得するユーザのプロジェクトに対する活動実績についての情報等を示す(詳細は後述する)。
【0025】
グループデータは、ユーザが、他のユーザの中から希望するユーザを選定することで生成されるグループの情報を示す。例えば、ユーザは、知人、友人、プロジェクトの同期のメンバー等の、特定の仲間でグループを構成できる。すなわち、グループデータは、それら特定の仲間についてのユーザIDや活動データ210等の情報である。
【0026】
図2(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120のユーザ情報記憶部130に記憶されているユーザ情報200に含まれる活動データ210の構成例の概要を示す図である。活動データ210は、活動ID、実行プロジェクト、予想回収量、貢献度、分析結果データ等の情報を示す。
【0027】
活動IDは、管理サーバ120が、活動データ210を識別するための符号を示す。
【0028】
「実行プロジェクト」は、ユーザが実行するプロジェクトの情報を示す。例えば、実行プロジェクトは、プロジェクトID(詳細は後述)等の情報を含む。
【0029】
なお、プロジェクトは、ユーザが有機物ゴミ(以降、ゴミと略記する)の回収を回収者に依頼することで、回収者によって発足される。
【0030】
例えば、あるユーザ甲および乙が、2020年12月1日にゴミの回収をしてもらうことを、回収者丙に依頼する場合、丙が「プロジェクトID:P0001」等とIDを付してプロジェクトを発足する。この際に丙は、プロジェクトデータ310(詳細は後述する)を紐付けて、プロジェクトを管理する。
【0031】
「予想回収量」は、ユーザが回収を依頼する有機物ゴミの予想回収量を示す。例えば、ユーザが回収を依頼する有機物ゴミの容量が500kgと予想される場合、予想回収量は、「500kg」と示される。
【0032】
「貢献度」は、ユーザが参加しているプロジェクトに対するユーザの貢献度合いを示す。例えば、ユーザが参加しているプロジェクトに対するユーザの貢献度合いが全体の3割程度である場合、貢献度は「30%」と示される。なお、貢献度は、例えば、プロジェクトに参加している全てのユーザの回収量(総回収量と略記する)に対するユーザの回収量の割合として算出されるようにしても良い。
【0033】
「分析結果データ」は、回収物分析部150によって生成された分析結果1000についての情報を示す。回収物分析部150、および分析結果1000の詳細については後述する。
<回収者情報記憶部>
図3は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120の回収者情報記憶部131に記憶されている回収者情報300およびプロジェクトデータ310の概要を示す図である。
【0034】
図3(a)に示されるように、回収者情報300は、回収者ID、回収者名、性別、年齢、住所、連絡先、対応エリア、プロジェクトデータ310等のデータ項目により構成される。
【0035】
回収者IDは、管理サーバ120が、回収者を識別するための符号を示す。回収者名は、回収者の氏名を示す。連絡先は、回収者のメールアドレス等の連絡先を示す。対応エリアは、回収者がユーザから受け付けたゴミの回収依頼の対応が可能なエリアについての情報を示す。
【0036】
プロジェクトデータ310は、回収者端末110が回収者から入力を受け付けることで取得する回収者のプロジェクトについての情報等を示す(詳細は後述する)。
【0037】
図3(b)は、本発明の一実施の形態における管理サーバ120の回収者情報記憶部131に記憶されている回収者情報300に含まれるプロジェクトデータ310の構成例の概要を示す図である。プロジェクトデータ310は、プロジェクトID、カテゴリ、日時、エリア、進捗状況、参加ユーザ等の情報を示す。また、プロジェクトデータ310は、移動式熱処理装置1700(図17にて後述する)によって回収された有機物ゴミの回収量の情報を含む。
【0038】
プロジェクトIDは、管理サーバ120が、プロジェクトデータ310を識別するための符号を示す。
【0039】
「カテゴリ」は、プロジェクトのカテゴリを示す。例えば、カテゴリは、ボランティア、企業活動、等である。
【0040】
「日時」は、プロジェクトの実行される日時を示す。例えば、日時は、「2020年12月1日」等である。
【0041】
「エリア」は、プロジェクトの実行されるエリアを示す。例えば、エリアは、「東京都港区〇〇」等である。
【0042】
「回収量」は、プロジェクトで回収者が実際に回収したゴミの容量を示す。また、ゴミの回収に伴い生成されるセラミック灰の容量を示すこととしても良い。例えば、回収量は、「100kg」等と示される。また、回収量は、回収者端末110が回収作業後に回収者から入力を受付けて管理サーバ120に送信することにより更新される。
【0043】
「進捗状況」は、プロジェクトの進行度合いを示す。例えば、進捗状況は、「80%」等と示される。
【0044】
「参加ユーザ」は、プロジェクトに参加するユーザについての情報を示す。
<全体処理>
図4は、本発明の一実施の形態における全体処理の概要を示す図である。
【0045】
まず、S401にて、管理サーバ120はユーザ情報取得処理およびユーザ情報記憶処理(図5で後述する)を行う。
【0046】
まず、S402にて、管理サーバ120は回収者情報取得処理および回収者情報記憶処理(図6で後述する)を行う。
【0047】
次に、S403にて、管理サーバ120はプロジェクト画面生成処理およびプロジェクト画面提供処理(図7~9で後述する)を行う。
【0048】
次に、S404にて、管理サーバ120は回収物分析処理(図10で後述する)を行う。
【0049】
次に、S405にて、管理サーバ120はノベルティ販売画面生成処理およびノベルティ販売画面提供処理(図11~13で後述する)を行う。
【0050】
次に、S406にて、管理サーバ120は広告画面生成処理および広告画面提供処理(図14~16で後述する)を行う。
<ユーザ情報記憶処理>
図5(a)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を記憶する方法について説明する。
【0051】
まず、S501にて、管理サーバ120は、ユーザ情報入力画面をユーザ端末100に提供する。次に、S502にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報入力画面をディスプレイに表示させる。
【0052】
その後、ユーザが本発明に係るシステムを初めて利用する場合、または、活動データ210を変更(更新)する場合、S503にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報200の入力をユーザから受け付ける。なお、この際ユーザから受け付けたユーザ情報200は、活動データ210を含む。また、ユーザが入力する情報には、外部アカウント(SNS等)のログイン情報や、パスワードを含めても良い。
【0053】
次に、S504にて、ユーザ端末100は、S503で入力を受け付けたユーザ情報200を管理サーバ120に送信する。
【0054】
次に、S505にて、管理サーバ120は、S504で送信されたユーザ情報200を受信することにより、ユーザ情報200を取得する。次に、S506にて、管理サーバ120は、受信したユーザ情報200にユーザIDを付して、S503にて入力を受け付けたユーザ情報200をユーザ情報記憶部130に記憶する。
<ユーザ情報取得処理>
図5(b)は、本発明の一実施の形態におけるユーザ情報取得処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、ユーザ情報200を取得する方法について説明する。
【0055】
ユーザが本発明に係るシステムを2回目以降利用する場合、S507にて、ユーザ端末100はユーザIDの入力をユーザから受け付ける。なお、ユーザIDは、ユーザ情報200に含まれる。
【0056】
次に、S508にて、ユーザ端末100は、S507で入力を受け付けたユーザIDを管理サーバ120に送信する。
【0057】
その後、S509にて、管理サーバ120は、S508で送信されたユーザIDのキーに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
<回収者情報記憶処理>
図6(a)は、本発明の一実施の形態における回収者情報記憶処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、回収者情報300を記憶する方法について説明する。
【0058】
まず、S601にて、管理サーバ120は、回収者情報入力画面を回収者端末110に提供する。次に、S602にて、回収者端末110は、回収者情報入力画面をディスプレイに表示させる。
【0059】
その後、回収者が本発明に係るシステムを初めて利用する場合、または、プロジェクトデータ310を変更(更新)する場合、S603にて、回収者端末110は、回収者情報300の入力を回収者から受け付ける。なお、この際、回収者から受け付けた回収者情報300は、プロジェクトデータ310を含む。また、回収者が入力する情報には、外部アカウント(SNS等)のログイン情報や、パスワードを含めても良い。
【0060】
次に、S604にて、回収者端末110は、S603で入力を受け付けた回収者情報300を管理サーバ120に送信する。
【0061】
次に、S605にて、管理サーバ120は、S604で送信された回収者情報300を受信することにより、回収者情報300を取得する。次に、S606にて、管理サーバ120は、受信した回収者情報300に回収者IDを付して、S603にて入力を受け付けた回収者情報300を回収者情報記憶部131に記憶する。
<回収者情報取得処理>
図6(b)は、本発明の一実施の形態における回収者情報取得処理の概要を示す図である。以下、管理サーバ120が、回収者情報300を取得する方法について説明する。
【0062】
回収者が本発明に係るシステムを2回目以降利用する場合、S607にて、回収者端末110は回収者IDの入力を回収者から受け付ける。なお、回収者IDは、回収者情報300に含まれる。
【0063】
次に、S608にて、回収者端末110は、S607で入力を受け付けた回収者IDを管理サーバ120に送信する。
【0064】
その後、S609にて、管理サーバ120は、S608で送信された回収者IDのキーに対応する回収者情報300を回収者情報記憶部131から取得する。
<プロジェクト画面>
図7は、本発明の一実施の形態におけるプロジェクト画面700の概要を示す図である。
【0065】
図7に示されるように、プロジェクト画面700は、プロジェクト表示領域710と、参加タブ720と、ノベルティタブ730とを含む。プロジェクト画面700は、ユーザ端末100に表示される。
【0066】
プロジェクト表示領域710は、回収者情報300に含まれるプロジェクトデータ310の内容等を表示させる。例えば、プロジェクト表示領域710は、プロジェクトID、カテゴリ、日時、エリア、回収量、進捗状況、参加ユーザ、等の内容を表示させる。なお、プロジェクト表示領域710の表示のさせ方については特に限定されない。
【0067】
参加タブ720は、ユーザがプロジェクトへ参加を希望する場合に、ユーザから入力を受け付けることでユーザをプロジェクトへ参加させるためのタブを示す。すなわち、参加タブ720がユーザからタップまたはクリックの入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、ユーザ情報200の活動データ210のうち参加プロジェクトの内容を更新して記憶する。
【0068】
ノベルティタブ730は、ユーザがノベルティ販売画面1100の生成を要求するためのタブを示す。すなわち、ノベルティタブ730がユーザからタップまたはクリックの入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、ノベルティ販売画面1100の生成をノベルティ販売画面生成部160に要求する。
【0069】
このようにして、管理サーバ120は、ユーザが参加したいプロジェクトを一覧表示により容易に把握させることができ、ユーザに対し容易にプロジェクトへ参加させることができる。
<プロジェクト画面生成処理>
図8は、本発明の一実施の形態におけるプロジェクト画面生成処理の概要を示す図である。
【0070】
まず、S801にて、管理サーバ120のプロジェクト画面生成部140は、プロジェクト画面700の生成を希望するユーザについてのユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
【0071】
次に、S802にて、プロジェクト画面生成部140は、S801で取得したユーザ情報200に含まれる活動データ210を参照し対応する実行プロジェクトについてのプロジェクトIDを抽出する。
【0072】
次に、S803にて、プロジェクト画面生成部140は、S802で抽出したプロジェクトIDを参照し対応するプロジェクトデータ310を含む回収者情報300を回収者情報記憶部131から取得する。
【0073】
次に、S804にて、プロジェクト画面生成部140は、S803で取得した回収者情報300に含まれるプロジェクトデータ310を抽出する。
【0074】
次に、S805にて、プロジェクト画面生成部140は、S804で抽出したプロジェクトデータ310の内容に基づいてプロジェクト画面700を生成する。
【0075】
例えば、プロジェクト画面生成部140は、プロジェクトデータ310のうち、カテゴリ「ボランティア」、日時「2020年12月1日」、エリア「東京都」、回収量「500kg」等である場合、その各項目の内容に基づいてプロジェクト画面700を生成する。
【0076】
次に、S806にて、プロジェクト画面生成部140は、S805で生成したプロジェクト画面700をプロジェクト画面記憶部132に記憶する。
【0077】
次に、S807にて、プロジェクト画面生成部140は、プロジェクト画面700の提供をプロジェクト画面提供部141に要求する。
<プロジェクト画面提供処理>
図9は、本発明の一実施の形態におけるプロジェクト画面提供処理の概要を示す図である。
【0078】
まず、S901にて、管理サーバ120のプロジェクト画面提供部141は、S807で要求されたプロジェクト画面700の提供リクエストを受け付ける。
【0079】
次に、S902にて、プロジェクト画面提供部141は、提供したいプロジェクト画面700をプロジェクト画面記憶部132から抽出する。
【0080】
次に、S903にて、プロジェクト画面提供部141は、プロジェクト画面700を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0081】
次に、S904にて、プロジェクト画面提供部141は、S903で抽出したユーザ情報に含まれるユーザの連絡先を参照し、S902で抽出したプロジェクト画面700を当該連絡先に対応したユーザ端末100に提供する。
【0082】
次に、S905にて、ユーザ端末100は、S904で管理サーバ120から提供されたプロジェクト画面700を、端末のディスプレイに表示させる。
【0083】
次に、S906にて、ユーザ端末100は、ユーザから参加タブ720の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから参加タブ720の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S907へ進行する。ユーザから参加タブ720の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、工程S908へ進行する。
【0084】
S907にて、ユーザ端末100は、ユーザ情報更新指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、ユーザ情報200の活動データ210のうち「参加プロジェクト」の内容を更新してユーザ情報記憶部130に記憶する。
【0085】
例えば、ユーザ端末100がユーザから「プロジェクトP0001」の参加タブ720の押下入力を受付けた場合、管理サーバ120は、ユーザ情報200の活動データ210のうち「参加プロジェクト」の内容に「プロジェクトP0001」を加えてユーザ情報200を更新し、ユーザ情報記憶部130に記憶する。
【0086】
次に、S908にて、ユーザ端末100は、ユーザからノベルティタブ730の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザからノベルティタブ730の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S909へ進行する。ユーザからノベルティタブ730の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、本工程を終了する。
【0087】
S909にて、ユーザ端末100は、回収物分析指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、回収物分析処理を回収物分析部150に要求する。
【0088】
このように、ユーザ端末100にプロジェクト画面700を提供することにより、管理サーバ120は、ユーザが参加を希望するプロジェクトを容易に提供できる。すなわち、ユーザは、プロジェクト画面700を閲覧することで、自らが希望するプロジェクトを容易に選択し参加できる。
<回収物分析処理>
図10は、本発明の一実施の形態における回収物分析処理の概要を示す図である。
【0089】
まず、S1001にて、管理サーバ120の回収物分析部150は、S907で要求された回収物分析処理のリクエストを受け付ける。
【0090】
次に、S1002にて、回収物分析部150は、回収者情報記憶部131から回収者情報300を取得する。
【0091】
次に、S1003にて、回収物分析部150は、取得した回収者情報300に含まれるプロジェクトデータ310を抽出する。
【0092】
次に、S1004にて、回収物分析部150は、S1003で抽出したプロジェクトデータ310の中のプロジェクトに紐付いた「参加ユーザ」の情報を抽出する。
【0093】
次に、S1005にて、回収物分析部150は、S1004で抽出した参加ユーザに含まれるユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から取得する。
【0094】
次に、S1006にて、回収物分析部150は、取得したユーザ情報200に含まれる活動データ210を抽出する。
【0095】
次に、S1007にて、回収物分析部150は、S1003で抽出したプロジェクトデータ310に含まれる回収量と、S1006で抽出した活動データ210に含まれる予想回収量の内容とに基づいて分析結果1000を生成する。なお、回収物分析部150は、S1003で抽出したプロジェクトデータ310の「回収量」以外の項目、すなわち、日時、エリア、等の内容に基づいて分析結果1000を生成しても良い。
【0096】
例えば、S1003で抽出したプロジェクトデータ310に含まれる回収量が「400kg」であり、S1006で抽出した活動データ210に含まれる予想回収量が「500kg」である場合、分析結果1000は、「回収量400kg、進捗状況80%」とできる。また、参加ユーザの総回収量に対するユーザの回収量を算出し、ユーザの「貢献度」を分析結果1000として生成できる。その他、分析結果1000は、プロジェクトデータ310のうちの日時、エリア、等をそのまま含んでも良い。
【0097】
次に、S1008にて、回収物分析部150は、S1007で生成した分析結果1000を分析結果記憶部133に記憶する。
【0098】
次に、S1009にて、回収物分析部150は、ノベルティ販売画面1100の生成を、ノベルティ販売画面生成部160に要求する。
【0099】
このように、分析結果1000を生成することで、管理サーバ120は、ノベルティ情報1200を生成し、ユーザにノベルティを販売できる。すなわち、移動式熱処理装置によってゴミを処理することで排出されたセラミック灰の量に応じたノベルティを販売でき、ユーザのリサイクルに対するモチベーションを向上できる。
<ノベルティ販売画面>
図11は、本発明の一実施の形態におけるノベルティ販売画面1100の概要を示す図である。
【0100】
図11に示されるように、ノベルティ販売画面1100は、分析結果表示領域1110と、ノベルティ表示領域1120と、購入タブ1130と、を含む。ノベルティ販売画面1100は、ユーザ端末100に表示される。
【0101】
分析結果表示領域1110は、回収物分析部150が生成した分析結果1000の内容を表示させる。例えば、分析結果表示領域1110は、「カテゴリ」、「エリア」、「回収量」、「進捗状況」等を表示させる。なお、分析結果表示領域1110の表示のさせ方については特に限定されない。
【0102】
ノベルティ表示領域1120は、ノベルティ販売画面生成部160がS1204(後述、図12)で生成したノベルティ情報1200を表示させる。なお、ノベルティ表示領域1120の表示のさせ方については特に限定されない。
【0103】
ノベルティ情報1200は、分析結果1000の内容に基づいて生成される。例えば、ノベルティ情報1200は、「コースター:最大100個」、「アロマストーン:最大70個」、等が含まれる。これは、分析結果1000のうち「回収量」の数値に基づき生成され、例えば、回収量が100kgの場合、コースターが100個とアロマストーンが70個を製造できるとして自動算出される。
【0104】
また、ノベルティ情報1200は、分析結果1000のうち「エリア」や「日時」、「進捗状況」に基づいて生成されても良い。例えば、エリアが「北海道」の場合、ノベルティ情報1200は、北海道にちなんだ製品をノベルティとして生成される。また、日時が「8月」の場合、ノベルティ情報1200は、夏の季節にちなんだ製品をノベルティとして生成される。また、進捗状況が高い場合、ノベルティ情報1200は、高価な製品をノベルティとして生成されるようにしても良い。
【0105】
購入タブ1130は、ノベルティ販売画面1100に表示されたノベルティをユーザに購入させ、広告画面1400を生成するためのタブを示す。すなわち、購入タブ1130がユーザからタップまたはクリックの入力を受け付けることにより、管理サーバ120は、広告画面1400の生成を広告画面生成部170に要求する。
【0106】
以上のようにして、管理サーバ120は、ノベルティ販売画面1100によりユーザに対し、自己の参加したプロジェクトの活動の結果、購入可能なノベルティ製品を容易に把握させることができる。
<ノベルティ販売画面生成処理>
図12は、本発明の一実施の形態におけるノベルティ販売画面生成処理の概要を示す図である。
【0107】
まず、S1201にて、管理サーバ120のノベルティ販売画面生成部160は、S1009で要求されたノベルティ販売画面1100の生成リクエストを受け付ける。次に、S1202にて、ノベルティ販売画面生成部160は、ノベルティ販売画面1100の生成を要求するユーザのユーザ情報200を取得する。
【0108】
次に、S1203にて、ノベルティ販売画面生成部160は、S1202で取得したユーザ情報200のうち活動データ210を参照し対応する分析結果1000を分析結果記憶部133から取得する。
【0109】
次に、S1204にて、ノベルティ販売画面生成部160は、S1202で取得したユーザ情報200とS1203で取得した分析結果1000とに基づいてノベルティ情報1200を生成する。ノベルティ情報1200は、分析結果1000のうち「回収量」の数値に基づき生成され、例えば、回収量が100kgの場合、コースターが100個とアロマストーンが70個を製造できるとして自動算出される。また、ノベルティ情報1200は、分析結果1000のうち「エリア」や「日時」、「進捗状況」に基づいて生成されても良い。
【0110】
次に、S1205にて、ノベルティ販売画面生成部160は、S1204で生成したノベルティ情報1200に基づいてノベルティ販売画面1100を生成する。
【0111】
次に、S1206にて、ノベルティ販売画面生成部160は、S1205で生成したノベルティ販売画面1100をノベルティ販売画面記憶部134に記憶する。
【0112】
次に、S1207にて、ノベルティ販売画面生成部160は、ノベルティ販売画面1100の提供をノベルティ販売画面提供部161に要求する。
<ノベルティ販売画面提供処理>
図13は、本発明の一実施の形態におけるノベルティ販売画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0113】
まず、S1301にて、管理サーバ120のノベルティ販売画面提供部161は、S1207で要求されたノベルティ販売画面1100の提供リクエストを受け付ける。
【0114】
次に、S1302にて、ノベルティ販売画面提供部161は、提供したいノベルティ販売画面1100をノベルティ販売画面記憶部134から抽出する。
【0115】
次に、S1303にて、ノベルティ販売画面提供部161は、S1302で抽出したノベルティ販売画面1100を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0116】
次に、S1304にて、ノベルティ販売画面提供部161は、S1303で抽出したユーザ情報に含まれるユーザの連絡先を参照し、S1303で抽出したノベルティ販売画面1100を当該連絡先に対応したユーザ端末100に提供する。
【0117】
次に、S1305にて、ユーザ端末100は、S1304で管理サーバ120から提供されたノベルティ販売画面1100を、端末のディスプレイに表示させる。
【0118】
次に、S1306にて、ユーザ端末100は、ユーザから購入タブ1130の押下入力を受付けたか否かを判定する。ユーザから購入タブ1130の押下入力を受付けた場合、ユーザ端末100は、工程S1307へ進行する。ユーザから購入タブ1130の押下入力を受付けない場合、ユーザ端末100は、本工程を終了する。
【0119】
S1307にて、ユーザ端末100は、広告画面生成指示を管理サーバ120に送信する。その後、管理サーバ120は、広告画面1400の生成を広告画面生成部170に要求する。
【0120】
このようにして、管理サーバ120は、ノベルティ販売画面1100によりユーザに対し、自己の参加したプロジェクトの活動の結果、購入可能なノベルティ製品を容易に把握させることができる。
<広告画面>
図14は、本発明の一実施の形態における広告画面1400の概念を示す図である。
【0121】
図14に示されるように、広告画面1400は、広告表示領域1410を含む。広告画面1400は、ユーザ端末100に表示される。
【0122】
広告表示領域1410は、広告画面生成部170がS1504で抽出した広告用情報1500(後述、図15)の内容を表示させる。
【0123】
例えば、広告表示領域1410は、「お客様にはアロマオイル〇〇〇〇がお薦めです」、「価格は3000円です」等を表示させる。なお、広告表示領域1410の表示のさせ方については特に限定されない。
【0124】
このようにして、管理サーバ120は、ユーザが実行したプロジェクトの活動実績に基づいた広告を容易にリコメンドできる。また、管理サーバ120は、活動実績に応じた広告をユーザにリコメンドすることにより、ユーザに対しリサイクル活動への積極的な参加を促進できる。
<広告画面生成処理>
図15は、本発明の一実施の形態における広告画面生成処理の概要を示す図である。
【0125】
まず、S1501にて、管理サーバ120の広告画面生成部170は、S1307で要求された広告画面1400の生成リクエストを受け付ける。次に、S1502にて、広告画面生成部170は、広告画面1400の生成を要求するユーザのユーザ情報200を取得する。
【0126】
次に、S1503にて、広告画面生成部170は、S1502で取得したユーザ情報200のうち活動データ210を参照し対応する分析結果1000を分析結果記憶部133から取得する。具体的には、広告画面生成部170は、活動データ210に含まれる実行プロジェクトを参照し、対応するプロジェクトに紐付いている分析結果1000を分析結果記憶部133から取得する。
【0127】
次に、S1504にて、広告画面生成部170は、S1503で取得した分析結果1000の内容に対応する広告用情報1500を広告用情報データベース135から抽出する。例えば、取得した分析結果1000の内容が、「エリア:北海道」、「日時:8月」、「進捗状況:90%」である場合、広告画面生成部170は、「夕張メロン」を広告情報1500に含み広告用情報データベース135から抽出する。
【0128】
次に、S1505にて、広告画面生成部170は、S1502で取得したユーザ情報200と、S1504で抽出した広告用情報1500とに基づいて広告画面1400を生成する。
【0129】
次に、S1506にて、広告画面生成部170は、S1505で生成した広告画面1400を広告画面記憶部136に記憶する。
【0130】
次に、S1507にて、広告画面生成部170は、広告画面1400の提供を広告画面提供部171に要求する。
<広告画面提供処理>
図16は、本発明の一実施の形態における広告画面提供処理の構成例の概要を示す図である。
【0131】
まず、S1601にて、管理サーバ120の広告画面提供部171は、S1507で要求された広告画面1400の提供リクエストを受け付ける。
【0132】
次に、S1602にて、広告画面提供部171は、提供したい広告画面1400を広告画面記憶部136から抽出する。
【0133】
次に、S1603にて、広告画面提供部171は、広告画面1400を提供したいユーザに対応するユーザ情報200をユーザ情報記憶部130から抽出する。
【0134】
次に、S1604にて、広告画面提供部171は、S1602で抽出した広告画面1400をユーザ端末100に提供する。
【0135】
次に、S1605にて、ユーザ端末100は、S1604で管理サーバ120から提供された広告画面1400を、端末のディスプレイに表示させる。
【0136】
このように、ユーザ端末100に広告画面1400を提供することにより、管理サーバ120は、ユーザに対し、ユーザが実行したプロジェクトの活動実績に基づいた広告を容易にリコメンドできる。
<作業の流れの概要>
図17および図18は、本発明の一実施の形態における作業の流れを示す概念図である。
【0137】
図17で示すように、まず、ユーザ端末100が、ユーザである甲からユーザ情報200と活動データ210との入力を受け付け、管理サーバ120に送信する。一方、回収者端末110が、回収者である丙から回収者情報300とプロジェクトデータ310との入力を受け付け、管理サーバ120に送信する。
【0138】
この際、丙のプロジェクトデータ310に含まれるプロジェクト(例えば、プロジェクトP0001とする)に甲が参加することで、プロジェクトP0001が発足される。なお、甲はプロジェクトP0001に対応する現場101(現場αとする)を有する。
【0139】
例えば、プロジェクトP0001の内容は、「現場αでユーザ甲が行うボランティア活動による有機物ゴミの引き取り作業」であるとする。また、ユーザ甲は、ユーザ端末100に「予想回収量:500kg」と入力して、管理サーバ120に送信したとする。
【0140】
その後、回収者丙は、移動式熱処理装置1700によって、プロジェクトP0001の参加ユーザ甲の現場αへ移動する。そして、丙は、移動式熱処理装置1700により現場αのゴミの回収作業を行う。例えば、丙は500kgのゴミのうち、350kgを回収したとする。
【0141】
なお、移動式熱処理装置1700は、トラック等の自動車に熱処理装置1710を積載したものである。熱処理装置1710は、有機物ゴミを熱分解により焼却処理を行う。この際、熱処理装置1710は、化石燃料を使用せずに有機物を処理できる。そして、熱処理装置1710は、熱処理に伴いセラミック灰を生成する。すなわち、回収量は、プロジェクトで回収者が実際に回収したゴミの容量を示すと同時に、上記生成されるセラミック灰の容量を示すこととしても良い。
【0142】
次に、図18で示すように、ユーザ乙のユーザ端末100が、乙からユーザ情報200と活動データ210との入力を受け付け、管理サーバ120に送信する。一方、丙は、現場αでの回収量を更新し、当該回収量の情報をプロジェクトデータ310に含めて管理サーバ120に送信する。例えば、現場αで、丙が350kgを回収したとすると、丙は、「回収量:350kg」としてプロジェクトデータ310を管理サーバ120に送信する。なお、この場合、プロジェクトデータ310に含まれる進捗状況は「70%」となる。
【0143】
また、プロジェクトP0001に乙が参加したとすると、丙は乙が有する現場βに移動する。そして、丙は、移動式熱処理装置1700により現場βのゴミの回収作業を行う。以降、丙は、上記と同様の工程を繰り返す。
【0144】
このようにして、管理サーバ120は、プロジェクトに参加するユーザ及び回収者から回収作業と並行する情報を随時受け付けることにより、リアルタイムなプロジェクトの情報を全てのユーザに提供できる。すなわち、プロジェクトに参加していないユーザが、プロジェクトの進捗状況をリアルタイムに把握でき、エリア、日時、等の条件が希望に近いプロジェクトに容易に参加できる。
<本実施の形態の効果>
以上説明した本発明の実施の形態によれば、管理サーバ120は、移動式熱処理装置1700が有機物ゴミの回収処理を行い生成するセラミック灰を利用して、ノベルティを製造し、その販売を通じて循環型社会の進展に貢献できる。
【0145】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、ユーザ端末は、スマートフォン以外にも、ノート型PCや、タブレット端末等の様々な形態のユーザ端末を全て含むものである。
【0146】
また、上記した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施の形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施の形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施の形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換しても良い。
【0147】
また、上記の各構成、機能、処理部は、それらの一部又は全部を、ハードウェア(例えば、集積回路)で実現してもよい。また、上記の各構成、機能、処理部は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行するネットワーク経由もしくはディスク等記憶媒体によるインストール型のソフトウェア、また、ASPなどのネットワーク型アプリケーションで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(SolidStateDrive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
【符号の説明】
【0148】
100…ユーザ端末
101…回収現場
110…回収者端末
120…管理サーバ
130…ユーザ情報記憶部
131…回収者情報記憶部
132…プロジェクト画面記憶部
133…分析結果記憶部
134…ノベルティ販売画面記憶部
135…広告用情報データベース
136…広告画面記憶部
140…プロジェクト画面生成部
141…プロジェクト画面提供部
150…回収物分析部
160…ノベルティ販売画面生成部
161…ノベルティ販売画面提供部
170…広告画面生成部
171…広告画面提供部
700…プロジェクト画面
1100…ノベルティ販売画面
1400…広告画面
1700…移動式熱処理装置

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18