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  • 特開-クラッチ構造 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022128433
(43)【公開日】2022-09-01
(54)【発明の名称】クラッチ構造
(51)【国際特許分類】
   F16D 13/52 20060101AFI20220825BHJP
【FI】
F16D13/52 D
【審査請求】有
【請求項の数】12
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022024343
(22)【出願日】2022-02-19
(31)【優先権主張番号】110106140
(32)【優先日】2021-02-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】596009559
【氏名又は名称】姚 立和
(74)【代理人】
【識別番号】100143720
【弁理士】
【氏名又は名称】米田 耕一郎
(72)【発明者】
【氏名】姚 立和
(72)【発明者】
【氏名】連 哲文
(72)【発明者】
【氏名】謝 培升
(72)【発明者】
【氏名】田 騏禎
【テーマコード(参考)】
3J056
【Fターム(参考)】
3J056AA60
3J056BB26
3J056BE06
3J056BE07
3J056CC37
(57)【要約】
【課題】本発明は、連結且つ接続時に勢いが急に弱まる状態を効果的に低減することができると同時に、伝達時の結合力を迅速に確立できることで、伝達が滞ることで使用上の操作性に影響が及ぶのを防ぐことのできるクラッチ構造を提供する。
【解決手段】モーターによって制動ユニットの回転ディスクを直接駆動させるとともに、前記制動ユニットが押動ユニットを直接作動させることで、材積を小さくすることができる。さらに、押動ユニットのバネ座によってプッシュ台を動かしてクラッチユニットを圧迫する際、前記プッシュ台と前記クラッチユニットは同時に回転するとともに、前記プッシュ台と前記バネ座の間には玉ユニットが設けられる。このように、圧迫される過程においてもスムーズに回転する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
固定ハウジングと、制動ユニットと、入力軸と、押動ユニットと、クラッチユニットと、出力ハウジングとからなるクラッチ構造であって、
前記固定ハウジングの外縁には、モーターが設けられ、前記モーターは、前記固定ハウジングの内部を貫通するウォームを備え、
前記制動ユニットは、前記固定ハウジングの内部に設けられ、前記制動ユニットは、回転ディスクと、プッシュディスクを備え、前記回転ディスクの周縁は、上述のウォームと噛み合うウォームギアを備え、さらに、前記回転ディスクと前記プッシュディスクの間には、少なくとも2つの等距離のプーリー玉が設けられ、
前記入力軸は、前記制動ユニットにおける前記回転ディスクの中心に枢設され、
前記押動ユニットは、前記入力軸に設けられ、前記押動ユニットは、プッシュ台と、バネ座と、皿型プレートを備え、そのうち、前記プッシュ台と前記入力軸は、平行にスライドするとともに、同時に回転することで連結され、さらに、前記バネ座は、前記プッシュ台に枢設されるとともに、前記皿型プレートは、前記バネ座と前記プッシュディスクの間で支えられ、
前記クラッチユニットは、前記入力軸における前記押動ユニットと隣り合う一側に設けられ、前記クラッチユニットは、交差し且つ間隔を置いて設置された複数の第1ライニングと、第2ライニングを備えるとともに、そのうち、前記第1ライニングは平行にスライドするとともに、同時に回転することで前記入力軸に連結され、前記第2ライニングと前記入力軸は、相対して枢動する状態を呈し、
前記出力ハウジングは、前記固定ハウジング内における前記クラッチユニットと隣接する一側に枢設され、前記出力ハウジングは、前記第2ライニングと平行にスライドするとともに、同時に回転することで連結されることを特徴とする、クラッチ構造。
【請求項2】
前記固定ハウジングの外縁は、内外連通する貫通孔を備えることで、前記モーターのウォームが貫通されるとともに、前記固定ハウジングにおける前記貫通孔に対応する部分には、保護カバーが螺設されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【請求項3】
前記制動ユニットの前記回転ディスクと前記固定ハウジングの間には、玉ユニットが相互に挟設されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【請求項4】
前記制動ユニットにおける前記回転ディスクと前記プッシュディスクの相対する表面には、等距離に設置された少なくとも2つのプーリー玉溝がそれぞれ形成されることで、プーリー玉がそれぞれ挟設されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【請求項5】
前記入力軸における前記制動ユニットの前記回転ディスクに対応する一端には、軸連結部が形成されることで、軸受によって前記回転ディスクの軸心が穿設されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【請求項6】
前記入力軸における前記押動ユニット及び前記クラッチユニットに対応する外縁には、軸方向に延在する複数の外側スプラインギアが形成され、前記押動ユニットの前記プッシュ台における軸心の内縁は、対応する複数の内側スプラインギアを備えるとともに、前記クラッチユニットにおける前記第1ライニングの軸心には、対応する複数の前記内側スプラインギアが形成されることを特徴とする、請求項1または請求項5に記載のクラッチ構造。
【請求項7】
前記クラッチユニットにおける前記第2ライニングの外縁には、複数の前記外側スプラインギアが形成され、前記出力ハウジングの内縁には、対応する複数の前記内側スプラインギアが形成されることを特徴とする、請求項6に記載のクラッチ構造。
【請求項8】
前記バネ座と前記プッシュ台の間には、前記玉ユニットが挟設されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【請求項9】
前記押動ユニットの前記プッシュ台には、内縁がバネ座の外径より小さい制限リングカバーが螺設されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【請求項10】
前記押動ユニットの前記皿型プレートは、ナットによって内縁が前記バネ座に螺設されるとともに、前記皿型プレートの外縁は、相対する前記プッシュディスクに固定されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【請求項11】
前記押動ユニットの前記プッシュディスクにおける前記皿型プレートに対応する一側は、圧縮バネの一端を別に支えるとともに、前記固定ハウジング内には、止め輪が設けられることで、前記圧縮バネの他端が支えられることを特徴とする、請求項1または請求項10に記載のクラッチ構造。
【請求項12】
前記出力ハウジングは、両側の前記玉ユニットによって前記固定ハウジングに枢設されるとともに、前記ロックリングカバーによって前記固定ハウジング内に制限されることを特徴とする、請求項1に記載のクラッチ構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラッチ構造の技術分野に関し、特に、構造を簡易化し効果的に材積を縮小することで狭い空間に取り付けやすくできるとともに、連結且つ接続時に勢いが急に弱まる状態を効果的に低減し、伝達時の結合力を迅速に確立できることで、伝達が滞って使用上の操作性に影響が及ぶのを防ぐことのできるクラッチ構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の摩擦クラッチの制動部品には様々な設計形態がある。電磁式、油圧式等が一般的であるが、そのうちの電磁式の場合、クラッチ内に電磁弁、電子部品、及び、電線を設ける必要があるため、構造が複雑なだけではなく、幅や材積が大きくなるとともに、結合力が主に電磁力によるため、クラッチプレートユニットに作用する力が限られてしまい、クラッチプレートユニットの結合力は弱くなる。油圧式の場合、クラッチ内に油圧通路を設ける必要があるため、例えば、回転軸内に油圧通路等を形成すると、構造が極めて精密且つ複雑になると同時に、油圧には圧縮比及び質的変化の問題もあるため、圧力が不安定な状態になるとともに、漏れないようにするため、通常高圧な油圧を使用しないため、クラッチユニットの結合力はニーズを満たすことができていない。同時に、上述の従来のクラッチは、電磁式または油圧式のいずれであっても、製造及び組み立ての難易度が高いため、故障が頻繁に起こり、それにより、コストが高くなるという問題も存在する。
【0003】
上述の問題を解決するため、現在、業界では台湾特許第105129499号のようなクラッチ構造が開発されている。そのクラッチ構造は、主に、外部の駆動ユニットによってドライブプレートとドリブンプレートを駆動させて押動部品を径方向に移動させ、さらに、ライニングユニットを押動して結合させ、従動側の受動部品を動かす。しかしながら、その体積は、外部の駆動ユニットの関係で全体的に幅が大きくなり、狭い空間に取り付ける場合には不利であると同時に、静止した状態の押動部品が、伝動軸に伴って回転するライニングユニットと接触且つ連結すると、勢いが急に弱まる状態に陥りやすく、さらに、伝達且つ接続が滞ってしまうことで、使用する際の操作性や信頼性に影響が及ぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】台湾特許第105129499号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、構造を簡易化することで、効果的に材積を縮小し、それにより、狭い空間に取り付けやすくすることのできるクラッチ構造を提供することを目的とする。
【0006】
本発明は、さらに、連結且つ接続した際に勢いが急に弱まるのを効果的に低減できると同時に、伝達時の結合力を迅速に確立できることで、伝達が滞ることによって使用上の操作性に影響が及ぶのを防ぐことのできるクラッチ構造を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、さらに、機械によって直接押動することでトルクを大きくし、それにより、確実性と信頼性を向上させることのできるクラッチ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、クラッチ構造であって、モーターによって制動ユニットの回転ディスクを直接駆動させるとともに、前記制動ユニットが押動ユニットを直接作動させることで、材積を小さくすることができる。さらに、前記押動ユニットのバネ座によってプッシュ台を動かしてクラッチユニットを圧迫すると、前記プッシュ台と前記クラッチユニットは同時に回転するとともに、前記プッシュ台と前記バネ座の間には玉ユニットが設けられることで、圧迫される過程においてもスムーズに回転する。それにより、連結且つ接続時に勢いが急に弱まる状態を効果的に低減することができると同時に、伝達時の結合力を迅速に確立できることで、伝達が滞ることで使用上の操作性に影響が及ぶのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の斜視外観図である。
図2】本発明の斜視分解図である。
図3】本発明を別の角度から見た斜視分解図である。
図4】本発明を組み立てた場合の側面断面図である。
図5】本発明を実際に使用する場合の動作図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
回転駆動力を従動側に伝達させるためのクラッチ構造であって、図1及び図2に示す通り、前記クラッチ構造は、固定ハウジング10と、入力軸15と、制動ユニット200と、押動ユニット300と、クラッチユニット40と、従動側となる出力ハウジング50からなる。回転動力によって動く前記入力軸15は、制動ユニット200によって前記固定ハウジング10内に枢設されるとともに、前記入力軸15には、押動ユニット300と、クラッチユニット40と、出力ハウジング50が順に設けられる。入力軸15に嵌合された押動ユニット300によってクラッチユニット40を選択的に作動させることでクラッチ動作が行われ、それにより、前記入力軸15は、回転駆動力を前記出力ハウジング50に選択的に伝達することができる。
【0011】
また、前記クラッチ構造の詳細な構成は、図2図3、及び、図4に示す通りである。そのうち、前記固定ハウジング10の外縁は、内外連通する貫通孔101を備えることで、出力軸にはウォーム13が連結されたモーター12が螺設され、それにより、ウォーム13は、内部制動ユニット200と接合することができるとともに、固定ハウジング10における貫通孔101に対応する部分には、保護カバー11が螺設される。上述の入力軸15における固定ハウジング10の開き口に対応する一端の外縁には、軸方向に延在する複数の外側スプラインギア16が形成されるとともに、前記入力軸15の他端には、軸連結部17が形成されることにより、軸受18によって前記固定ハウジング10内の制動ユニット200の軸心が穿設される。
【0012】
さらに、上述の制動ユニット200は、上述の入力軸15の軸受18に嵌合される回転ディスク20と、プッシュディスク25を備え、前記回転ディスク20と固定ハウジング10の間に玉ユニット22が相互に挟設されることで、前記回転ディスク20が固定ハウジング10内において入力軸15及び固定ハウジング10に相対して安定して同じ位置で動く。さらに、前記回転ディスク20の周縁は、上述のモーター12のウォーム13と噛合することのできるウォームギア21を備えることで、モーター12は、前記回転ディスク20を選択的に駆動させて時計回りまたは反時計回りに回転させることができる。また、前記回転ディスク20におけるプッシュディスク25に対応する一側の表面には、等距離に設置された少なくとも2つのプーリー玉溝23が形成されるとともに、前記プッシュディスク25の表面にも、相対する少なくとも2つのプーリー玉溝26が形成される。各前記相対するプーリー玉溝23とプーリー玉溝26によってプーリー玉24がそれぞれ挟設されることにより、前記回転ディスク20が回転する時に、前記プッシュディスク25を選択的に作動させて離れさせたり引き戻したりすることができる。
【0013】
さらに、上述の押動ユニット300は、入力軸15に設けられ、前記押動ユニット300は、プッシュ台30と、バネ座33と、皿型プレート35とからなる。そのうち、前記プッシュ台30における軸心の内縁は、入力軸15の外側スプラインギア16に対応する複数の内側スプラインギア31を備えることで、前記プッシュ台30は、クラッチユニット40を選択的に当接させることができるとともに、前記入力軸15に伴って回転する。前記バネ座33は、プッシュ台30の軸部に座設されるとともに、前記バネ座33とプッシュ台30の間には、玉ユニット32が挟設されることで、プッシュ台30の動きがスムーズに保たれ、さらに、前記プッシュ台30には、内縁がバネ座33の外径より小さい制限リングカバー34が螺設されることで、前記バネ座33は、プッシュ台30から離脱しないように制限される。さらに、上述の皿型プレート35は、ナット36によって内縁が前記バネ座33に螺設されるとともに、皿型プレート35の外縁は、相対するプッシュディスク25に固定されることで、制動ユニット200のプッシュディスク25が前記押動ユニット300を圧迫して動かすと、前記皿型プレート35によって元に戻ろうとする力が生成される。さらに、前記押動ユニット300のプッシュディスク25における皿型プレート35に対応する一側は、圧縮バネ38の一端を別に支えるとともに、固定ハウジング10内には、止め輪39が設けられることで、上述の圧縮バネ38の他端が支えられ、それにより、相対するプッシュディスク25は元に戻ろうとする力を余分に生成することができるとともに、組み立てる際のギャップをなくすことができることで、プッシュディスク25の移動がさらにスムーズになる。
【0014】
前記クラッチユニット40は、複数の第1ライニング41及び複数の第2ライニング43によって交差し且つ間隔を置いて設置され、そのうち、前記複数の第1ライニング41の軸心の内縁は、入力軸15の外側スプラインギア16に相対する内側スプラインギア42を備えるとともに、前記複数の第1ライニング41と出力ハウジング50は、自由に回転する状態を呈する。また、前記複数の第2ライニング43の軸心の内縁と入力軸15は、自由に回転する状態を呈するとともに、前記複数の第2ライニング43の外縁には、複数の外側スプラインギア44が形成されることで、前記出力ハウジング50と相互に噛み合う。
【0015】
上述の出力ハウジング50は、両側の玉ユニット52と玉ユニット53によって固定ハウジング10に枢設されるとともに、ロックリングカバー55によって前記固定ハウジング10内に制限される。また、前記出力ハウジング50の内縁には、第2ライニング43の外側スプラインギア44に対応する複数の内側スプラインギア51が形成されることで、前記出力ハウジング50は、クラッチユニット40の第2ライニング43によって動かされ前記固定ハウジング10に相対して回転する。
【0016】
これにより、材積が小さいとともに、勢いが急に弱まる状態に陥りにくいクラッチ構造が構成される。
【0017】
本発明を実際に使用する場合、図4に示す通り、通常の使用では、モーター12は、ウォーム13によって制動ユニット200の回転ディスク20が未作動時の位置に戻るようにすることで、プーリー玉24が回転ディスク20とプッシュディスク25のプーリー玉溝23とプーリー玉溝26内に深く入り込み、それにより、プッシュディスク25は、押動ユニット300の皿型プレート35と圧縮バネ38によって同時に押し戻されることで、クラッチユニット40は、押動ユニット300のプッシュ台30による圧迫の影響を受けない。従って、クラッチユニット40における隣接する第1ライニング41と第2ライニング43は相対摩擦しないため、回転駆動力は、入力軸15及びクラッチユニット40によって出力ハウジング50に伝達されることはないため、前記出力ハウジング50が連動して動くこともない。
【0018】
反対に、図5に示す通り、モーター12は、ウォーム13によって制動ユニット200の回転ディスク20を伝達連結される位置まで回転させ、前記制動ユニット200の回転ディスク20は、プッシュディスク25に相対して回転する。プーリー玉24によってプッシュディスク25を作動させ押動ユニット300の一側に向かって押動させ、さらに、皿型プレート35と圧縮バネ38を圧縮して変形させクラッチユニット40を強く押し付けるとともに、さらに循環する元に戻ろうとする力を生成する。前記クラッチユニット40が押動ユニット300におけるバネ座33とプッシュ台30に圧迫されると、前記クラッチユニット40における隣接する第1ライニング41と第2ライニング43は、相対して接觸且つ連結され、相互間の摩擦力によって連動することで、回転駆動力が入力軸15及びクラッチユニット40によって出力ハウジング50に伝達され、それにより、前記出力ハウジング50も連動する。
【0019】
上述の構造及び動作の説明から分かる通り、本発明は、モーター12を利用して制動ユニット200の回転ディスク20を直接駆動させることができるとともに、制動ユニット200が押動ユニット300を直接作動させることができるクラッチ構造の設計により、構造を効果的に簡易化できるとともに、材積を縮小できることで、狭い空間に取り付けやすく且つ適用しやすい。さらに、前記押動ユニット300のバネ座33によってプッシュ台30が動かされてクラッチユニット40を圧迫すると、プッシュ台30とクラッチユニット40は、同時に回転するとともに、プッシュ台30とバネ座33の間には、玉ユニット32が設けられることで、圧迫される過程においてもスムーズに回転する。それにより、連結且つ接続時の勢いが急に弱まる状態を効果的に低減できると同時に、伝達時の結合力を迅速に確立できることにより、伝達が滞ることで使用上の操作性に影響が及ぶのを防ぐ。さらに、本発明のクラッチ構造は、機械によって直接押動することでトルクを大きくし、それにより、確実性と信頼性を向上させることができる。
【符号の説明】
【0020】
10 固定ハウジング
101 貫通孔
11 保護カバー
12 モーター
13 ウォーム
15 入力軸
16 外側スプラインギア
17 軸連結部
18 軸受
200 制動ユニット
20 回転ディスク
21 ウォームギア
22 玉ユニット
23 プーリー玉溝
24 プーリー玉
25 プッシュディスク
26 プーリー玉溝
300 押動ユニット
30 プッシュ台
31 内側スプラインギア
32 玉ユニット
33 バネ座
34 制限リングカバー
35 皿型プレート
36 ナット
38 圧縮バネ
39 止め輪
40 クラッチユニット
41 第1ライニング
42 内側スプラインギア
43 第2ライニング
44 外側スプラインギア
50 出力ハウジング
51 内側スプラインギア
52 玉ユニット
53 玉ユニット
55 ロックリングカバー
図1
図2
図3
図4
図5