(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022129592
(43)【公開日】2022-09-06
(54)【発明の名称】情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20220830BHJP
G06Q 30/02 20120101ALI20220830BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/02 470
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021028311
(22)【出願日】2021-02-25
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.THUNDERBOLT
(71)【出願人】
【識別番号】515114289
【氏名又は名称】株式会社ラフール
(74)【代理人】
【識別番号】110002789
【氏名又は名称】弁理士法人IPX
(72)【発明者】
【氏名】結城 啓太
(72)【発明者】
【氏名】三浦 康司
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
5L049CC11
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザのストレス状態に基づく金銭的傾向を把握可能とする情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理システムにおいて、情報処理装置は、取得ステップA104aと、算出ステップA106と、視覚情報生成ステップA109とを実行する。取得ステップでは、ユーザの会計情報と、ユーザのストレス状態に関するアンケートの回答情報とを取得する。算出ステップでは、会計情報と、回答情報とに基づき、ユーザのストレス状態に応じた金銭的傾向を算出する。視覚情報生成ステップでは、金銭的傾向を示す視覚情報を生成する。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理装置であって、
取得ステップと、算出ステップと、視覚情報生成ステップとを実行するように構成され、
前記取得ステップでは、ユーザの会計情報と、前記ユーザのストレス状態に関するアンケートの回答情報とを取得し、
前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記回答情報とに基づき、前記ユーザのストレス状態に応じた金銭的傾向を算出し、
前記視覚情報生成ステップでは、前記金銭的傾向を示す視覚情報を生成する、
もの。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
分析ステップをさらに実行するように構成され、
前記分析ステップでは、前記回答情報に基づき、前記ユーザの前記ストレス状態を分析し、
前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記ストレス状態とに基づき、前記ストレス状態に応じた前記金銭的傾向を算出する、
もの。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置において、
前記分析ステップでは、前記ユーザの前記回答情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザの回答情報との比較に基づいて、前記ユーザの前記ストレス状態を分析する、
もの。
【請求項4】
請求項2又は請求項3に記載の情報処理装置において、
前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記ストレス状態とに基づき、前記ユーザの低ストレス状態又は高ストレス状態における前記金銭的傾向を算出する、
もの。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1つに記載の情報処理装置において、
評価ステップをさらに実行するように構成され、
前記評価ステップでは、前記金銭的傾向と、予め定められた評価指標に基づき、前記ユーザを評価し、
前記視覚情報生成ステップでは、前記ユーザの評価結果を含む視覚情報を生成する、
もの。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置において、
重み付けステップをさらに実行するように構成され、
前記アンケートは、前記ユーザの金銭的傾向に関する質問を含み、
前記重み付けステップでは、前記回答情報における前記金銭的傾向に関する項目と、前記算出ステップで算出された前記金銭的傾向における特定の前記項目が一致する場合、一致した前記項目を重み付けし、
前記評価ステップでは、前記重み付けした前記項目に基づき、前記ユーザを評価する、
もの。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理装置において、
調整ステップをさらに実行するように構成され、
前記調整ステップでは、前記ユーザとは異なる他のユーザの回答情報との比較に基づいて、前記項目の重みを調整する、
もの。
【請求項8】
請求項6又は請求項7に記載の情報処理装置において、
前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記ストレス状態とに基づき、前記ユーザの低ストレス状態又は高ストレス状態における前記金銭的傾向を算出し、
前記重み付けステップでは、前記低ストレス状態における前記金銭的傾向又は前記高ストレス状態における前記金銭的傾向に基づいて、前記金銭的傾向における特定の前記項目を重み付けする、
もの。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理装置において、
前記重み付けステップでは、前記ユーザとは異なる他のユーザの前記低ストレス状態又は前記高ストレス状態における前記金銭的傾向との比較に基づいて、前記金銭的傾向における特定の前記項目を重み付けする、
もの。
【請求項10】
請求項1~請求項9の何れか1つに記載の情報処理装置において、
予測ステップをさらに実行するように構成され、
前記予測ステップでは、前記会計情報と、前記金銭的傾向とに基づいて、予め定められた将来の期間における前記会計情報又はストレス状態を予測する、
もの。
【請求項11】
請求項10に記載の情報処理装置において、
前記予測ステップでは、前記会計情報と、前記金銭的傾向とに基づいて、予め定められた将来の期間における前記金銭的傾向を予測する、
もの。
【請求項12】
請求項1~請求項11の何れか1つに記載の情報処理装置において、
送信ステップをさらに実行するように構成され、
前記送信ステップでは、前記アンケートを前記ユーザに送信する、
もの。
【請求項13】
請求項1~請求項12の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記金銭的傾向は、前記ユーザの消費傾向である、
もの。
【請求項14】
請求項1~請求項13の何れか1つに記載の情報処理装置において、
前記会計情報は、前記ユーザの口座情報と、購買履歴との少なくとも一つを含む、
もの。
【請求項15】
プログラムであって、
コンピュータに、請求項1~請求項14の何れか1つに記載の情報処理装置の各ステップを実行させる、
もの。
【請求項16】
情報処理方法であって、
取得ステップと、算出ステップと、視覚情報生成ステップとを備え、
前記取得ステップでは、ユーザの会計情報と、前記ユーザのストレス状態に関するアンケートの回答情報を取得し、
前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記回答情報とに基づき、前記ユーザのストレス状態に応じた金銭的傾向を算出し、
前記視覚情報生成ステップでは、前記金銭的傾向を示す視覚情報を生成する、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
収入と支出から、現状のお金の使い方を把握して家計や生活習慣を見直したい場合、家計簿をつけて管理するのが一般的である。特許文献1には、家計簿を作成可能な入出金情報管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、個人の消費行動は、ストレスに影響されると考えられている。しかし、ストレスと実際の消費行動には個人差があり、経験則や肌感覚で判断されることが多いため、個人レベルで家計の見直し等に役立てることは難しい。
【0005】
本発明では上記事情を鑑み、ユーザのストレス状態に基づく金銭的傾向を把握可能とする技術を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、取得ステップと、算出ステップと、視覚情報生成ステップとを実行するように構成される。取得ステップでは、ユーザの会計情報と、ユーザのストレス状態に関するアンケートの回答情報とを取得する。算出ステップでは、会計情報と、回答情報とに基づき、ユーザのストレス状態に応じた金銭的傾向を算出する。視覚情報生成ステップでは、金銭的傾向を示す視覚情報を生成する。
【0007】
これにより、ユーザのストレス状態に基づく金銭的傾向を把握可能とする技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本実施形態に係る情報処理システム1の構成概要を示す図である。
【
図2】情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。
【
図3】情報処理装置3(制御部33)の機能を示す機能ブロック図である。
【
図4】情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
【
図5】ユーザ端末2に表示される画面であって、アンケート5の一例である。
【
図6】低ストレス状態51a及び高ストレス状態51bの一例を示す図である。
【
図7】会計情報50b及びストレス状態51の月次データの一例を示す図である。
【
図8】低ストレス状態51a及び高ストレス状態51bそれぞれの時期における金銭的傾向60の一例を示す図である。
【
図9】ユーザ端末2に表示される画面であって、ユーザに金銭的傾向60を提示する視覚情報6の一例を示す図である。
【
図10】ユーザ端末2に表示される画面であって、ユーザに評価結果61を提示する視覚情報6の一例を示す図である。
【
図11】ユーザ端末2に表示される画面であって、ユーザに評価結果61を提示する視覚情報6の一例を示す図である。
【
図12】会計情報50b及びストレス状態51の予測データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
【0011】
また、本実施形態において「部」とは、例えば、広義の回路によって実施されるハードウェア資源と、これらのハードウェア資源によって具体的に実現されうるソフトウェアの情報処理とを合わせたものも含みうる。また、本実施形態においては様々な情報を取り扱うが、これら情報は、例えば電圧・電流を表す信号値の物理的な値、0又は1で構成される2進数のビット集合体としての信号値の高低、又は量子的な重ね合わせ(いわゆる量子ビット)によって表され、広義の回路上で通信・演算が実行されうる。
【0012】
また、広義の回路とは、回路(Circuit)、回路類(Circuitry)、プロセッサ(Processor)、及びメモリ(Memory)等を少なくとも適当に組み合わせることによって実現される回路である。すなわち、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等を含むものである。
【0013】
1.ハードウェア構成
第1節では、本実施形態のハードウェア構成について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成概要を示す図である。
【0014】
1-1.情報処理システム1
情報処理システム1は、ユーザ端末2と、情報処理装置3と、外部サーバ4とを備え、これらが電気通信回線を通じて通信可能に構成されている。これらの構成要素についてさらに説明する。
【0015】
1.2 ユーザ端末2
ユーザ端末2は、ユーザが操作するものであり、スマートフォン、タブレット端末、コンピュータ、その他電気通信回線を通じて情報処理装置3にアクセス可能なものであれば、その形態は問わない。
【0016】
ユーザ端末2は、表示部と、入力部と、通信部と、記憶部と、制御部とを有し、これらの構成要素がユーザ端末2の内部において通信バスを介して電気的に接続されている。
【0017】
表示部は、例えば、ユーザ端末2の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。表示部は、ユーザが操作可能なグラフィカルユーザインターフェース(Graphical User Interface:GUI)の画面を表示する。このような表示部は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイおよびプラズマディスプレイ等の表示デバイスを、ユーザ端末2の種類に応じて使い分けて実施されることが好ましい。ここでは、表示部は、ユーザ端末2の筐体に含まれるものとして説明する。
【0018】
入力部は、ユーザ端末2の筐体に含まれるものであってもよいし、外付けされるものであってもよい。例えば、入力部は、表示部と一体となってタッチパネルとして実施されてもよい。タッチパネルであれば、ユーザは、タップ操作、スワイプ操作等を入力することができる。もちろん、タッチパネルに代えて、スイッチボタン、マウス、QWERTYキーボード等を採用してもよい。すなわち、入力部が、ユーザによってなされた操作入力を受け付ける。当該入力が、命令信号として、通信バスを介して制御部に転送され、制御部が、必要に応じて、所定の制御や演算を実行し得る。
【0019】
通信部、記憶部及び制御部の具体的な説明については、次に説明する情報処理装置3における通信部31、記憶部32及び制御部33の記載を参照されたい。
【0020】
1.3 情報処理装置3
図2は、情報処理装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置3は、通信部31と、記憶部32と、制御部33とを有し、これらの構成要素が情報処理装置3の内部において通信バス30を介して電気的に接続されている。各構成要素についてさらに説明する。
【0021】
(通信部31)
通信部31は、USB、IEEE1394、Thunderbolt、有線LANネットワーク通信等といった有線型の通信手段が好ましいものの、無線LANネットワーク通信、LTE/3G等のモバイル通信、Bluetooth(登録商標)通信等を必要に応じて含めてもよい。すなわち、これら複数の通信手段の集合として実施することがより好ましい。情報処理装置3は、通信部31を介して、ユーザ端末2および外部サーバ4とネットワークを介して、種々の情報を通信する。
【0022】
(記憶部32)
記憶部32は、前述の記載により定義される様々な情報を記憶する。これは、例えば、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶するソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)等のストレージデバイスとして、あるいは、プログラムの演算に係る一時的に必要な情報(引数、配列等)を記憶するランダムアクセスメモリ(Random Access Memory:RAM)等のメモリとして実施されうる。また、これらの組合せであってもよい。つまり、上述のストレージデバイスやメモリ等のハードウェア資源が記憶部32として機能する。
【0023】
特に、記憶部32は、アンケート5、回答情報50a、会計情報50b、ユーザのストレス状態51、金銭的傾向60、評価結果61等を記憶する。記憶部32は、これ以外にも、制御部33によって実行される情報処理装置3に係る種々のプログラム等を記憶している。
【0024】
(制御部33)
制御部33は、情報処理装置3に関連する全体動作の処理・制御を行う。制御部33は、例えば不図示の中央処理装置(Central Processing Unit:CPU)である。制御部33は、記憶部32に記憶された所定のプログラムを読み出すことによって、情報処理装置3に係る種々の機能を実現する。例えば、CPUは、制御部33として、記憶部32に記憶された情報にアクセスし、読み出した情報に基づき、後述する種々の機能を実行する。すなわち、ソフトウェア(記憶部32に記憶されている)による情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部(
図3参照)として実行されうる。これらについては、次節においてさらに詳述する。なお、制御部33は単一であることに限定されず、機能ごとに複数の制御部33を有するように実施してもよい。またそれらの組合せであってもよい。
【0025】
1.4 外部サーバ4
外部サーバ4は、外部装置の一例であり、不図示の通信部と、記憶部と、制御部とを備え、ネットワークを介して情報処理装置3と通信可能に構成されている。情報処理装置3と、外部サーバ4とは、必要に応じて様々な情報のやりとりをするように実施してもよい。
【0026】
2.機能構成
第2節では、本実施形態の機能構成について説明する。
図3は、情報処理装置3(制御部33)の機能を示す機能ブロック図である。前述の通り、情報処理装置3に係る種々の機能は、記憶部32に記憶されているソフトウェアによる情報処理がハードウェア(制御部33)によって具体的に実現されることで、制御部33に含まれる各機能部として実行されうる。
【0027】
具体的には、情報処理装置3(制御部33)は、取得部331と、分析部332と、算出部333と、重み付け部334と、評価部335と、視覚情報生成部336と、送信部337と、調整部338と、予測部339とを備える。
【0028】
(取得部331)
取得部331は、取得ステップを実行可能に構成される。具体的には、取得部331は、通信部31又は記憶部32を介して情報を取得し、これを作業メモリに読出可能に構成される。特に、取得部331は、ユーザ端末2及び外部サーバ4からネットワーク及び通信部31を介して種々の情報を取得するように構成される。本実施形態では、取得部331が取得した種々の情報は、記憶部32に記憶されるものとして説明する。
【0029】
(分析部332)
分析部332は、分析ステップを実行可能に構成される。具体的には、分析部332は、回答情報50aに基づき、ユーザのストレス状態51を分析する。詳細については、後述する。
【0030】
(算出部333)
算出部333は、算出ステップを実行可能に構成される。具体的には、算出部333は、会計情報50bと、回答情報50aとに基づき、ユーザのストレス状態51に応じた金銭的傾向60を算出する。詳細については、後述する。
【0031】
(重み付け部334)
重み付け部334は、重み付けステップを実行可能に構成される。具体的には、重み付け部334は、回答情報50aにおける金銭的傾向60と、算出部333で算出された金銭的傾向60における特定の項目が一致する場合、一致した項目を重み付けする。詳細については、後述する。
【0032】
(評価部335)
評価部335は、評価ステップを実行可能に構成される。具体的には、評価部335は、金銭的傾向60と、予め定められた評価指標に基づき、ユーザを評価する。詳細については、後述する。
具体的には、
【0033】
(視覚情報生成部336)
視覚情報生成部336は、視覚情報生成ステップを実行可能に構成される。具体的には、視覚情報生成部336は、画面、画像、アイコン、メッセージ等を生成し、ユーザ端末2の表示部に視覚情報6を表示させる。あるいは、視覚情報生成部336は、画面、画像、アイコン、メッセージ等をユーザ端末2に表示させるためのレンダリング情報だけを生成してもよい。例えば、視覚情報生成部336は、記憶部32に記憶された種々の情報又はこれらを含む画面等を、ユーザ端末2で視認可能な態様で表示させる。視覚情報生成部336は、金銭的傾向60や評価結果61を含む視覚情報6等を表示させることができる。
【0034】
(送信部337)
送信部337は、送信ステップを実行可能に構成される。具体的には、送信部337は、ネットワーク及び通信部31を介しユーザが使用するユーザ端末2に種々の情報を送信するように構成される。詳細については、後述する。
【0035】
(調整部338)
調整部338は、調整ステップを実行可能に構成される。具体的には、調整部338は、重み付け部334によって重み付けの対象となった項目に対する重みを調整するように構成される。詳細については、後述する。
【0036】
(予測部339)
予測部339は、予測ステップを実行可能に構成される。具体的には、予測部339は、記憶部32に記憶されたデータに基づき、予め定められた将来の期間における会計情報50b、ストレス状態51、金銭的傾向60等を予測するように構成される。詳細については、後述する。
【0037】
3.情報処理の詳細
第3節では、アクティビティ図を参照しながら、前述した情報処理装置3の情報処理について説明する。
【0038】
本節で参照する各図は、以下の通りである。
図4は、情報処理装置3による情報処理の一例を示すアクティビティ図である。
図5は、ユーザ端末2に表示される画面であって、アンケート5の一例である。
図6は、低ストレス状態51a及び高ストレス状態51bの一例を示す図である。
図7は、会計情報50b及びストレス状態51の月次データの一例を示す図である。
図8は、低ストレス状態51a及び高ストレス状態51bそれぞれの時期における金銭的傾向60の一例を示す図である。
図9は、ユーザ端末2に表示される画面であって、ユーザに金銭的傾向60を提示する視覚情報6の一例を示す図である。
図10及び
図11は、ユーザ端末2に表示される画面であって、ユーザに評価結果61を提示する視覚情報6の一例を示す図である。
【0039】
まず、送信部337は、ユーザのストレス状態に関するアンケート5を、アンケート情報として、通信部31およびネットワークを介してユーザ端末2に送信する(A101)。送信部337は、特定のユーザ(以下、当人と呼ぶ)のみならず、同一の組織に属する他のユーザに対しても、アンケート情報を送信することが好ましい。ユーザ端末2は、情報処理装置3から送信されたアンケート情報を受信し、ユーザ端末2の記憶部に記憶されるとともに、ユーザ端末2の表示部に表示される(A102)。
【0040】
ユーザは、ユーザ端末2を用いて、アンケート5に対する回答を入力する(A103)。ユーザが回答を終了すると、アンケート5に対する回答内容は、回答情報50aとして、ユーザ端末2からネットワークを介して情報処理装置3に送信される。その後、情報処理装置3における取得部331は、ネットワークおよび通信部31を介してアンケート5の回答情報50aを取得する。(A104a)。回答情報50aは、情報処理装置3における記憶部32に一時的に記憶される。取得部331が複数のユーザの回答情報50a取得した場合、記憶部32は、同一の属性(例えば、性別、年齢、地域、職業、組織、部署、役職等)ごとに分類して記憶することが好ましい。
【0041】
アンケート5及び回答情報50aの例は、
図5に示される。同図の例によれば、アンケート5は、ユーザの体調、生活習慣等に関する質問を含み、好ましくは、ユーザのストレス状態51に関する質問を含む。アンケート5に含まれる質問は、仕事、人間関係、健康問題、恋愛問題等、多岐にわたるものであることが好ましいが、それぞれの質問は、分野ごとに関連付けて記憶されることが好ましい。さらに好ましくは、アンケート5は、最近のユーザの金銭的傾向60に関する質問を含む。
【0042】
なお、回答情報50aの取得は、上述した態様に限られない。取得部331は、外部のAPI(Application Programming Interface)を用いて回答情報50aを取得したり、ユーザのアカウントを預かって回答情報50aを取得してもよく、取得部331は、メールを介して回答情報50aを取得してもよい。
【0043】
また、取得部331は、外部サーバ4から、ネットワークおよび通信部31を介してユーザの会計情報50bを取得する(A104b)。回答情報50aと、会計情報50bとが取得されるタイミングは限定されず、特に、会計情報50bの取得は、回答情報50aの取得後でなくてよいが、回答情報50a及び会計情報50bの取得は、それぞれ一定期間ごと、継続的に行われることが好ましい。具体的には、取得部331は、少なくとも一ヶ月毎に回答情報50a及び会計情報50bを取得することが好ましい。具体的には例えば、30,29,28,27,26,25,24,23,22,21,20,19,18,17,16,15,14,13,12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2,1日毎であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。より好ましくは、取得部331は、数時間毎に回答情報50a及び会計情報50bを取得することが好ましい。具体的には例えば、24,23,22,21,20,19,18,17,16,15,14,13,12,11,10,9,8,7,6,5,4,3,2,1時間毎であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
【0044】
なお、回答情報50a及び会計情報50bの取得は、任意のタイミングで不定期的に実行されてもよい。任意のタイミングとは、例えば、ユーザ端末2から送信された回答情報50a及び会計情報50bのステータス、内容等に変更が生じた場合、取得部331は、変更が生じたタイミングで変更情報(変更後の回答情報50a及び会計情報50b)を取得してもよい。
【0045】
なお、取得部331は、回答情報50a及び会計情報50bのステータス、内容等に変更が生じた場合、ユーザ端末2から通知情報を取得してもよい。なお、外部サーバ4から通知を受け付けた後、変更情報を取得してもよい。
【0046】
ここで、取得部331は、会計情報50bを取得する際、いわゆるアカウントアグリゲーション等を使って会計情報50bを取得することができる。また、取得部331は、外部のAPI(Application Programming Interface)を用いて会計情報50bを取得したり、ユーザのアカウントを預かって会計情報50bを取得してもよく、取得部331は、ユーザのメール情報から購入履歴を含む会計情報50bを取得してもよい。
【0047】
会計情報50bとは、ユーザの支出入情報であり、ユーザの口座情報と、購買履歴との少なくとも一つを含み、区分又は品目別に分類されていることが好ましい。
【0048】
購買履歴とは、ユーザの商品又はサービスの購入に係る明細情報、決済情報等である。明細情報とは、例えば、カードごとの利用日、利用先、利用金額等の情報を含む。決済情報とは、例えば、決済種別、決済日、利用先、利用金額等の情報を含む。口座情報とは、例えば、円普通預金口座、外貨普通預金口座、及びこれらの口座への入出金明細等を含み、証券口座における入出金明細を含んでもよい。
【0049】
会計情報50bは、収入及び支出の項目別に分類されていることが好ましい。項目別とは、例えば、食費、水道光熱費、医療費、教育費、交通費、娯楽費、通信費、医療費、交際費、給与所得、配当所得、譲渡所得等、支出入の内訳である。また、会計情報50bがユーザの支出情報であって、会計情報50bが項目別に分類されていない場合、取得部331は、会計情報50bを解析することにより会計情報50bの内訳を分類し、項目別の会計情報50bを取得してもよい。
【0050】
分析部332は、回答情報50aに基づき、ユーザのストレス状態51を分析する(A105)。具体的には、分析部332は、予め記憶部32に記憶された参照情報と、回答情報50aに基づき、ユーザのストレス状態51をスコアリングする。このとき、分析部332は、ユーザの回答情報50aと、ユーザとは異なる他のユーザの回答情報50aとの比較に基づいて、ユーザのストレス状態51を分析してもよい。また、分析部332は、同一の属性に属する複数のユーザ群ごとに、ストレス状態51をスコアリングしてもよい。数値化されたユーザのストレス状態51に係る情報は、記憶部32に記憶される。
【0051】
参照情報とは、例えば、アンケート5に対するユーザの回答内容に、ストレスの強弱、種類等を対応付けたデータベースである。このとき、分析部332は、他のユーザの回答情報50aとの比較に基づいて、ストレス状態51を相対的にスコアリングしてもよい。
【0052】
ストレス状態51の例は、
図6に示される。分析部332は、ユーザのストレス状態を、一定期間ごとに数値化する。また、分析部332は、数値化したストレス状態51に基づき、各期間のストレス状態51を低ストレス状態51aと、高ストレス状態51bとを含むように分類することが好ましい。このような態様により、ユーザのストレスレベルに応じた金銭的傾向60の算出が可能となる。
【0053】
算出部333は、会計情報50bと、回答情報50aとに基づき、ユーザのストレス状態51に応じた金銭的傾向60を算出する(A106)。より具体的には、算出部333は、会計情報50bと、分析部332によってスコアリングされたストレス状態51とに基づき、ストレス状態51に応じた金銭的傾向60を算出する。算出された金銭的傾向60は、記憶部32に記憶される。
【0054】
例えば、
図8及び
図9に示されるように、ユーザの低ストレス状態51a又は高ストレス状態51bにおける金銭的傾向60が算出される。同図の例によれば、低ストレス状態51aの期間と比較して、ユーザが高ストレス状態51bでは、支出が増加することが示される。特に、高ストレス状態51bでは、食費と、交際費が増加する一方、衣服費と美容費が減少する傾向にあることが示される。このような態様によれば、ユーザのストレス状態51が、どの支出項目に対してどの程度影響しているのかを把握することができる。
【0055】
続いて、回答情報50aにおける金銭的傾向60に関する項目と、算出部333で算出された金銭的傾向60における特定の項目が一致する場合、重み付け部334は、一致した項目を重み付けしてもよい(A107)。例えば、アンケート5において「最近やけ食いしてしまったことがある?」との質問に、ユーザが「ある」と回答した場合であって、算出部333によって高ストレス状態51bにおいて食費が増加する旨の傾向が算出された場合、他の項目より重い重み付けして、より強い傾向を示すものとして記憶可能である。このように、信憑性が高いと考えられる項目に対して重み付けすることで、より正確な金銭的傾向60を把握することができる。
【0056】
また、重み付け部334は、低ストレス状態51aにおける金銭的傾向60又は高ストレス状態51bにおける金銭的傾向60に基づいて、金銭的傾向60における特定の項目を重み付けしてもよい。例えば、低ストレス状態51aにおいて、継続して共通の金銭的傾向60がみられる場合であって、高ストレス状態51bへと変化した際、かかる金銭的傾向60から相違する金銭的傾向60が見られた場合、かかる項目を重み付けして、ユーザに提示可能としてもよい。
【0057】
また、重み付け部334は、ユーザとは異なる他のユーザの低ストレス状態51a又は高ストレス状態51bにおける金銭的傾向60との比較に基づいて、金銭的傾向60における特定の項目を重み付けしてもよい。これにより、他のユーザのストレス状態51を考慮した上で、重み付けすることが可能となる。
【0058】
さらに、調整部338は、ユーザとは異なる他のユーザの回答情報50aとの比較に基づいて、項目の重みを調整してもよい。なお、上述したような重み付けステップまた調整ステップは実行されず、A107はスキップされてもよい。
【0059】
続いて、評価部335は、金銭的傾向60と、予め定められた評価指標に基づき、ユーザを評価する(A108)。なお、金銭的傾向60の特定の項目が重み付けされている場合、評価部335は、重み付け部334が重み付けした項目に基づき、ユーザを評価する。具体的には、評価部335は、金銭的傾向60と、予め定められた評価指標に基づき、ユーザの金銭的傾向60に対するストレス状態51の影響度を算出することで、ユーザをスコアリングする。例えば、
図10及び
図11で示されるように、各項目の影響度が数値化されて示されてもよいし、他のユーザと比較して、ユーザの属するレベルが決定されてもよい。
【0060】
その後、視覚情報生成部336は、金銭的傾向60を示す視覚情報6を生成し、又はユーザの評価結果61を含む視覚情報6を生成し、ユーザに提示する(A109)。これにより、ユーザは、評価結果61を確認し、自身の消費行動と、ストレスとの相関性を把握することができ、家計や生活習慣の見直し等に役立てることが可能となる(A110)。
【0061】
4.その他
本実施形態に係る情報処理システム1に関して、以下のような態様を採用してもよい。
【0062】
(1)本実施形態の態様は、プログラムであってもよい。プログラムは、コンピュータに、情報処理装置3の各ステップを実行させる。
(2)本実施形態の態様は、情報処理装置3が実行する情報処理方法であってもよい。情報処理方法は、取得ステップと、算出ステップと、視覚情報生成ステップとを備える。取得ステップでは、ユーザの会計情報50bと、ユーザのストレス状態に関するアンケート5の回答情報50aを取得する。算出ステップでは、会計情報50bと、回答情報50aとに基づき、ユーザのストレス状態51に応じた金銭的傾向60を算出する。視覚情報生成ステップでは、金銭的傾向60を示す視覚情報6を生成する。
(3)外部サーバ4に代えて、複数の外部装置が用いられてもよい。すなわち、ブロックチェーン技術等を用いて、商品在庫情報を分散して複数の外部装置に記憶させてもよい。
(4)参照情報及び評価指標は、ルックアップテーブル等のデータベースに限定されず、複数の情報を数学的に関係づけた数理モデルでもよいし、さらに好ましくは、複数の情報の相関性を予め機械学習させた学習済みモデルであってもよい。
(5)上述した実施形態では、個人の金銭的傾向60を算出する例を示したが、複数のユーザの回答情報50aと、会計情報50bとに基づき、特定の集団における金銭的傾向60を算出してもよい。複数のユーザが特定の組織に属する場合、かかる組織における、ストレス状態51に応じた金銭的傾向60を算出可能である。また、特定の集団において、予め定められた条件に基づき、複数のユーザを分類した上で、分類別の金銭的傾向60を算出してもよい。例えば、複数のユーザがそれぞれ特定の会社の従業員である場合、部署ごとに従業員の金銭的傾向60を算出するように構成されてもよい。
(6)予測部339は、一定期間の会計情報50bが記憶され、金銭的傾向60が複数回にわたり算出された場合、会計情報50bと、金銭的傾向60とに基づいて、予め定められた将来の期間における会計情報50bまたはストレス状態51を予測してもよい。
図12は、会計情報50b及びストレス状態51の予測データの一例を示す図である。
図12に示されるように、予測部339は、取得した会計情報50bと、算出した金銭的傾向60とに基づいて、将来の予測を算出してもよい。かかる予測データが算出されると、視覚情報生成部336は、会計情報50bまたはストレス状態51の予測を示す視覚情報6を生成する。
(7)さらに、予測部339は、記憶部32に記憶された会計情報50b及び金銭的傾向60の蓄積データに基づき、会計情報50bと、金銭的傾向60とに基づいて、予め定められた将来の期間における金銭的傾向60を予測してもよい。かかる予測データが算出されると、視覚情報生成部336は、金銭的傾向60の予測を示す視覚情報6を生成する。現状の状態が維持された場合の将来を予測することができ、家計や生活習慣の見直し等により一層役立てることが可能となる。
【0063】
さらに、次に記載の各態様で提供されてもよい。
前記情報処理装置において、分析ステップをさらに実行するように構成され、前記分析ステップでは、前記回答情報に基づき、前記ユーザの前記ストレス状態を分析し、前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記ストレス状態とに基づき、前記ストレス状態に応じた前記金銭的傾向を算出する、もの。
前記情報処理装置において、前記分析ステップでは、前記ユーザの前記回答情報と、前記ユーザとは異なる他のユーザの回答情報との比較に基づいて、前記ユーザの前記ストレス状態を分析する、もの。
前記情報処理装置において、前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記ストレス状態とに基づき、前記ユーザの低ストレス状態又は高ストレス状態における前記金銭的傾向を算出する、もの。
前記情報処理装置において、評価ステップをさらに実行するように構成され、前記評価ステップでは、前記金銭的傾向と、予め定められた評価指標に基づき、前記ユーザを評価し、前記視覚情報生成ステップでは、前記ユーザの評価結果を含む視覚情報を生成する、もの。
前記情報処理装置において、重み付けステップをさらに実行するように構成され、前記アンケートは、前記ユーザの金銭的傾向に関する質問を含み、前記重み付けステップでは、前記回答情報における前記金銭的傾向に関する項目と、前記算出ステップで算出された前記金銭的傾向における特定の前記項目が一致する場合、一致した前記項目を重み付けし、前記評価ステップでは、前記重み付けした前記項目に基づき、前記ユーザを評価する、もの。
前記情報処理装置において、調整ステップをさらに実行するように構成され、前記調整ステップでは、前記ユーザとは異なる他のユーザの回答情報との比較に基づいて、前記項目の重みを調整する、もの。
前記情報処理装置において、前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記ストレス状態とに基づき、前記ユーザの低ストレス状態又は高ストレス状態における前記金銭的傾向を算出し、前記重み付けステップでは、前記低ストレス状態における前記金銭的傾向又は前記高ストレス状態における前記金銭的傾向に基づいて、前記金銭的傾向における特定の前記項目を重み付けする、もの。
前記情報処理装置において、前記重み付けステップでは、前記ユーザとは異なる他のユーザの前記低ストレス状態又は前記高ストレス状態における前記金銭的傾向との比較に基づいて、前記金銭的傾向における特定の前記項目を重み付けする、もの。
前記情報処理装置において、予測ステップをさらに実行するように構成され、前記予測ステップでは、前記会計情報と、前記金銭的傾向とに基づいて、予め定められた将来の期間における前記会計情報又はストレス状態を予測する、もの。
前記情報処理装置において、前記予測ステップでは、前記会計情報と、前記金銭的傾向とに基づいて、予め定められた将来の期間における前記金銭的傾向を予測する、もの。
前記情報処理装置において、送信ステップをさらに実行するように構成され、前記送信ステップでは、前記アンケートを前記ユーザに送信する、もの。
前記情報処理装置において、前記金銭的傾向は、前記ユーザの消費傾向である、もの。
前記情報処理装置において、前記会計情報は、前記ユーザの口座情報と、購買履歴との少なくとも一つを含む、もの。
プログラムであって、コンピュータに、前記情報処理装置の各ステップを実行させる、もの。
情報処理方法であって、取得ステップと、算出ステップと、視覚情報生成ステップとを備え、前記取得ステップでは、ユーザの会計情報と、前記ユーザのストレス状態に関するアンケートの回答情報を取得し、前記算出ステップでは、前記会計情報と、前記回答情報とに基づき、前記ユーザのストレス状態に応じた金銭的傾向を算出し、前記視覚情報生成ステップでは、前記金銭的傾向を示す視覚情報を生成する、方法。
もちろん、この限りではない。
【0064】
最後に、本発明に係る種々の実施形態を説明したが、これらは、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。当該新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。当該実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0065】
1 :情報処理システム
2 :ユーザ端末
3 :情報処理装置
30 :通信バス
31 :通信部
32 :記憶部
33 :制御部
331 :取得部
332 :分析部
333 :算出部
334 :重み付け部
335 :評価部
336 :視覚情報生成部
337 :送信部
4 :外部サーバ
5 :アンケート
50a :回答情報
50b :会計情報
51 :ストレス状態
51a :低ストレス状態
51b :高ストレス状態
6 :視覚情報
60 :金銭的傾向
61 :評価結果