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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022012989
(43)【公開日】2022-01-18
(54)【発明の名称】収納容器と収納具
(51)【国際特許分類】
   B65D 21/032 20060101AFI20220111BHJP
   B65D 85/18 20060101ALI20220111BHJP
【FI】
B65D21/032
B65D85/18 Z
【審査請求】有
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2020115203
(22)【出願日】2020-07-02
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2021-10-27
(71)【出願人】
【識別番号】520242643
【氏名又は名称】高橋 静江
(74)【代理人】
【識別番号】100128071
【弁理士】
【氏名又は名称】志村 正樹
(72)【発明者】
【氏名】高橋 静江
【テーマコード(参考)】
3E006
3E068
【Fターム(参考)】
3E006AA02
3E006BA01
3E006CA01
3E006CA10
3E006DA04
3E006DB03
3E068AA13
3E068AA22
3E068BB02
3E068CC02
3E068CC09
3E068CE03
3E068DE01
3E068EE06
3E068EE15
3E068EE25
(57)【要約】
【課題】収納品の収納性と使用性を両立させた収納容器を提供する。
【解決手段】収納容器10は、下部材20と、上部開口22aが設けられた上部材22と、第一側部材24と、側開口26aが設けられた第二側部材26と、第一側部材24と対向する第三側部材28と、第二側部材26と対向する第四側部材30とを備える本体部材12と、側開口26aをふさぐように、第二側部材26の近くで上部材22から差し込めるとともに、第四側部材30と対向するように、第四側部材30の近くで上部材22から差し込める差込部材である仕切板14を備えている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部材と、上部開口が設けられた上部材と、第一側部材と、側部開口が設けられた第二側部材と、前記第一側部材と対向する第三側部材と、前記第二側部材と対向する第四側部材とを備える本体部材と、
前記側部開口をふさぐように、前記第二側部材の近くで前記上部材から差し込めるとともに、前記第四側部材と対向するように、前記第四側部材の近くで前記上部材から差し込める差込部材と、
を有する収納容器。
【請求項2】
請求項1において、
前記差込部材が、前記第二側部材の近くで、前記上部開口とは異なる差込開口から差し込める収納容器。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記上部開口をふさぐように前記本体部材に着脱できる蓋部材をさらに有する収納容器。
【請求項4】
請求項3において、
前記上部開口の周囲で前記上部材に接触する弾性リングが、前記蓋部材の下面に設けられている収納容器。
【請求項5】
請求項3または4において、
前記側面開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記下部材、前記第一側部材、前記第三側部材、および前記蓋部材のそれぞれの内側と接触する弾性リングが、前記差込部材の周囲に設けられている収納容器。
【請求項6】
請求項1から5のいずれかにおいて、
前記側部開口から引き出せるとともに、前記側面開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記本体部材の内部に収容される引出部材をさらに有する収納容器。
【請求項7】
請求項1から5のいずれかにおいて、
前記本体部材の内部で、前記第一側部材と前記第三側部材に渡って設けられた棒状部材をさらに有する収納容器。
【請求項8】
上下方向に同じ高さで積層された請求項3から5のいずれかの収納容器から構成される複数組の積層体と、
前記複数組の積層体の最上の前記収納容器に渡って設置された天部材と、
を有する収納具。
【請求項9】
請求項8において、
前記複数組の積層体の最上の前記収納容器の蓋部材の上面に、前記天部材の周囲の少なくとも一部を覆うように突出部が設けられている収納具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、日用品、小物、衣類、および書籍などを収納する収納容器と、積層されたこの収納容器を備える収納具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
矩形状の枠体に底板を配置した箱体を縦方向に重ね合わせ、最上段の箱体の上に蓋体を重ね合わせた衣類収納箱が知られている(特許文献1)。この衣類収納箱は、箱体どうしが水密に重ね合わせられるような構造を備えている。このため、この衣類収納箱は、洪水等により水が内部に侵入するのを抑えられる。しかしながら、例えば最下段の箱体に収納した衣類を取り出すときには、最下段の箱体とそれ以外の箱体を分離しなければならない。したがって、この衣類収納箱の最下段の箱体に収納した衣類を取り出すのは手間がかかる。収納品の収納性と使用性を両立させた収納容器の出現が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-123514号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願は、このような事情に鑑みてなされたものであり、収納品の収納性と使用性を両立させた収納容器と収納具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の収納容器は、下部材と、上部開口が設けられた上部材と、第一側部材と、側部開口が設けられた第二側部材と、第一側部材と対向する第三側部材と、第二側部材と対向する第四側部材とを備える本体部材と、側部開口をふさぐように、第二側部材の近くで上部材から差し込めるとともに、第四側部材と対向するように、第四側部材の近くで上部材から差し込める差込部材を有する。
【0006】
本願の収納具は、上下方向に同じ高さで積層された本願の収納容器から構成される複数組の積層体と、複数組のそれぞれの組の最上の収納容器に渡って設置された天部材を有する。
【発明の効果】
【0007】
本願の収納容器と収納具によれば、収納品の収納性と使用性が両立できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第一実施形態の収納容器の分解斜視図。
図2】第一実施形態の本体部材の上面図。
図3】第一実施形態の本体部材に、ある態様で引出部材を装着したときの上面図。
図4】第一実施形態の本体部材に、他の態様で引出部材を装着したときの上面図。
図5】第二実施形態の本体部材の上面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本願の収納容器と収納具について、図面を参照しながら各実施形態に基づいて説明する。なお、図面は、収納容器、収納容器を構成する部材、収納容器の周辺部材、収納具、収納具を構成する部材、および収納具の周辺部材を模式的に表したものであり、これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致しない。本願では便宜上、特に断らない限り、図1に示す収納容器の本体部材の向きを基準に、前後、左右、上下、および内外などの方向を規定する。また、同一部材には同一符号を付与することがあり、重複説明は適宜省略する。
【0010】
(第一実施形態)
図1は、本願の第一実施形態の収納容器10を分解して示している。収納容器10は、本体部材12と、差込部材である仕切板14と、引出部材16と、蓋部材18を備えている。収納容器10を構成する部材の相互位置関係を理解しやすくするため、引出部材16を着色して図示している。図2は、本体部材12を上から示している。本体部材12は、例えば木製または樹脂製である。本体部材12は、下部材20と、上部材22と、第一側部材24と、第二側部材26と、第三側部材28と、第四側部材30を備えている。下部材20と上部材22の間に、第一側部材24、第二側部材26、第三側部材28、および第四側部材30が配置されている。
【0011】
上部材22には上部開口22aが設けられている。また、第一実施形態では、第二側部材26の近くに、上部開口22aとは異なる差込開口22bが設けられている。なお、“第二側部材の近く”とは、第四側部材との距離と比べて、第二側部材との距離が近い場所を意味する。差込開口22bの機能については後述する。第二側部材26には側面開口26aが設けられている。第三側部材28は第一側部材24と対向している。“ある面が他の面と対向する”とは、ある面と他の面が向かい合っているだけでなく、ある面が他の面と向かい合っておらず、かつ隣接していない状態も含む。第四側部材30は第二側部材26と対向している。
【0012】
仕切板14は、側部開口26aをふさぐように、第二側部材26の近くで、すなわち第一実施形態では上部材22の前端付近で、上部材22から差し込める。より具体的には、仕切板14は差込開口22bから差し込める。さらに具体的には、本体部材12の前方の端であって、第一側部材24および第三側部材28の内側面に前方溝34,34が設けられており、差込開口22bと前方溝34,34に沿って、仕切板14が上から本体部材12に差し込まれる。
【0013】
また、仕切板14は、第四側部材30と対向するように、第四側部材30の近くで上部材22から差し込める。なお、“第四側部材の近く”とは、第二側部材との距離と比べて、第四側部材との距離が近い場所を意味する。より具体的には、上部材22の第四側部材30に近い端で、すなわち第一実施形態では上部材22の後端付近で、仕切板14が本体部材12に差し込める。
【0014】
さらに具体的には、本体部材12の後方の端であって、第一側部材24および第三側部材28の内側面に後方溝36,36が設けられており、後方溝36,36に沿って、仕切板14が上部材22から本体部材12に差し込まれる。第一実施形態では、仕切板14が前方溝34と後方溝36のどちらかに装着された状態で、収納容器10が使用される。なお、前方溝34と後方溝36の両方に仕切板14が装着されていない状態でも、収納容器10が使用できる。
【0015】
引出部材16は、側部開口26aから引き出せる。すなわち、側面開口26aを利用して、本体部材12に引出部材16を入れたり、本体部材12から引出部材16を出したりする。引出部材16の前面16aには把持部16bが形成されている。把持部16bは、貫通していない穴と、この穴の上部に形成された陥没部(不図示)を備えている。この把持部16bを利用して、引出部材16を出し入れする。また、引出部材16は、側面開口26aをふさぐように仕切板14が本体部材12に差し込まれたときに、本体部材12の内部に収容される。すなわち、仕切板14の後方に引出部材16が存在する。図3は、このときの本体部材12と引出部材16の位置関係を上から示している。
【0016】
また、仕切板14が後方溝36,36に装着された状態で本体部材12に引出部材16を入れると、仕切板14で引出部材16が止まって、第二側部材26と引出部材16の前面16aが平坦になる。図4は、このときの本体部材12と引出部材16の位置関係を上から示している。つまり、収納容器10内の収納品を頻繁に出し入れするような収納容器10の使用態様では、後方溝36,36に仕切板14を装着して、引出部材16を出し入れすればよい。
【0017】
一方、収納容器10の内部の収納品を長期間保管するような収納容器10の使用態様では、引出部材16を本体部材12の後方いっぱいまで入れて、前方溝34,34に仕切板14を装着して、引出部材16を本体部材12の内部に封鎖すればよい。このとき、引出部材16が本体部材12の内部で動かないように、引出部材16の大きさと、前方溝34および後方溝36の位置を設定することが好ましい。
【0018】
このように、本願の収納容器によれば、収納品の収納性と使用性が両立できる。収納品としては、日用品、小物、衣類、および書籍などが挙げられる。また、収納容器10では、後方溝36,36に装着されていた仕切板14を取り外して、引出部材16を本体部材12の後方に押し込み、取り外した仕切板14を前方溝34,34に装着すれば、収納品を移し替えなくても、移動または引っ越しが容易にできる。前方溝34,34に装着された仕切板14によって引出部材16が固定されるので、引出部材16の本体部材12からの飛び出しと、引出部材16の本体部材12の内部での移動が抑えられる。本体部材12の底面にキャスターを設けて、収納容器10を移動しやすくしてもよい。
【0019】
蓋部材18は、板形状を備え、上部開口22aをふさぐように本体部材12に、より具体的には上部材22に着脱できる。第一実施形態では、蓋部材18が本体部材12に装着された状態がほぼ直方体形状となる。また、第一実施形態では、蓋部材18の下面18cと本体部材12の上部材22が対応するように、蓋部材18の下面18cと本体部材12の上部材22に段部が形成されている。より具体的には、蓋部材18の下面18cの周縁部が上に窪んでおり、上部材22の周縁部が上に突出している。そして、これらの段差を利用して、蓋部材18が本体部材12に装着されている。このため、蓋部材18が本体部材12から動くのを抑制できる。
【0020】
また、蓋部材18の上面18aの周縁部が上に突出しており、下部材20の下面の周縁部が上に窪んでいる。このため、これらの段差を利用して、蓋部材18の上に、下部材20が、すなわち本体部材12が装着できる。すなわち、本体部材12と蓋部材18は、上下方向に交互に積層できる。そして、これらの積層された複数の収納容器10は、蓋部材18の上面18aと本体部材12の下面の段差によって安定する。なお、収納容器10は、蓋部材18を外して、上下方向に積層して使用できる。この場合も、本体部材12の上面と、これに積層する他の本体部材12の下面の段差によって、これらの積層された複数の収納容器10が安定する。
【0021】
また、本体部材12の第一側部材24、第二側部材26、第三側部材28、および第四側部材30と、蓋部材18の上面18aまたは側面18bに、スナップ錠などの留め具を設け、本体部材12に蓋部材18を固定できるようにしてもよい。さらに、蓋部材18の下面18cには、上部開口22aの周囲で上部材22に接触する弾性リングが設けられていてもよい。このような弾性リングを設けることで、蓋部材18が本体部材12に水密に装着できる。このため、収納容器10の設置場所が大雨などで浸水しても、収納品の水害を抑制できる。
【0022】
また、側面開口26aをふさぐように仕切板14を差し込んだときに、すなわち前方溝34,34に仕切板14を装着したときに、下部材20、第一側部材24、第三側部材28、および蓋部材18のそれぞれの内側と接触する弾性リングが、仕切板14の周囲に設けられていてもよい。このような仕切板14によって、収納容器10の内部の収納品の水害を、より一層抑えられる。また、本体部材12の前後を短く、左右を長くすれば、収納容器10は本棚として使用できる。
【0023】
また、上下方向に同じ高さで積層された収納容器10から構成される複数組の積層体を、間隔を設けて横方向に並べ、積層体に天部材である天板を載せれば、この天板はテーブルトップとして使用できる。また、この天板にテレビを載せれば、収納容器10はテレビボードの構成品として機能する。このように、収納容器10は、ユニット家具としても使用できる。
【0024】
すなわち、本願の収納具は、上下方向に同じ高さで積層された収納容器10から構成される複数組の積層体と、複数組の積層体の最上の収納容器に渡って設置された天部材を備えている。このとき、複数組の積層体の最上の収納容器10の蓋部材18の上面に、天部材の周囲の少なくとも一部を覆うように突出部が設けられていてもよい。この突出部によって、天部材が動きにくくなり、複数組の積層体から天部材が落下するのを抑制できる。
【0025】
(第二実施形態)
図5は、本願の第二実施形態の収納容器40の本体部材42を上から示している。本体部材42の形状と、引出部材16を使用しない点を除けば、収納容器40は収納容器10と同様である。本体部材42の第一側部材24および第三側部材28の内側面には、上部が開口しているU字形状の受部材44,44がそれぞれ設けられている。そして、受部材44,44には、棒状部材46が装着されている。すなわち、棒状部材46は、本体部材42の内部で、第一側部材24と第三側部材28に渡って設けられている。
【0026】
例えば、棒状部材46がハンガーを吊せるような形状および構造を備えていれば、収納容器40は洋服ダンスとして使用できる。本体部材42では、収納容器40が洋服ダンスとして使いやすいように、前後方向が短く、左右方向と上下方向が長い。収納容器40から洋服を頻繁に出し入れする場合は、後方溝36,36に仕切板14を装着する。収納容器40に洋服を長期間保管する場合は、前方溝34,34に仕切板14を装着する。前方溝34に仕切板14を装着した状態で、収納容器40の移動または引っ越しができる。
【符号の説明】
【0027】
10 収納容器 12 本体部材
14 仕切板 16 引出部材
16a 前面 16b 把持部
18 蓋部材 18a 上面
18b 側面 18c 下面
20 下部材 22 上部材
22a 上部開口 22b 差込開口
24 第一側部材 26 第二側部材
26a 側面開口 28 第三側部材
30 第四側部材 34 前方溝
36 後方溝 40 収納容器
42 本体部材 44 受部材
46 棒状部材
図1
図2
図3
図4
図5
【手続補正書】
【提出日】2020-12-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部材と、第一側部材と、側部開口が設けられた第二側部材と、前記第一側部材と対向する第三側部材と、前記第二側部材と対向する第四側部材と、上部開口と前記第二側部材の近くに前記上部開口とは異なる差込開口が設けられた上部材とを備える本体部材と、
前記側部開口をふさぐように、前記差込開口から差し込めるとともに、前記第四側部材と対向するように、前記第四側部材の近くで前記上部材から差し込める差込部材と、
を有する収納容器。
【請求項2】
請求項において、
前記上部開口をふさぐように前記本体部材に着脱できる蓋部材をさらに有する収納容器。
【請求項3】
請求項において、
前記上部開口の周囲で前記上部材に接触する弾性リングが、前記蓋部材の下面に設けられている収納容器。
【請求項4】
請求項またはにおいて、
前記側面開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記下部材、前記第一側部材、前記第三側部材、および前記蓋部材のそれぞれの内側と接触する弾性リングが、前記差込部材の周囲に設けられている収納容器。
【請求項5】
下部材と、上部開口が設けられた上部材と、第一側部材と、側部開口が設けられた第二側部材と、前記第一側部材と対向する第三側部材と、前記第二側部材と対向する第四側部材とを備える本体部材と、
前記側部開口をふさぐように、前記第二側部材の近くで前記上部材から差し込めるとともに、前記第四側部材と対向するように、前記第四側部材の近くで前記上部材から差し込める差込部材と、
前記側部開口から引き出せるとともに、前記側面開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記本体部材の内部に収容される引出部材と、
を有する収納容器。
【請求項6】
請求項1からのいずれかにおいて、
前記本体部材の内部で、前記第一側部材と前記第三側部材に渡って設けられた棒状部材をさらに有する収納容器。
【請求項7】
上下方向に同じ高さで積層された請求項からのいずれかの収納容器から構成される複数組の積層体と、
前記複数組の積層体の最上の前記収納容器に渡って設置された天部材と、
を有する収納具。
【請求項8】
請求項において、
前記複数組の積層体の最上の前記収納容器の蓋部材の上面に、前記天部材の周囲の少なくとも一部を覆うように突出部が設けられている収納具。
【手続補正書】
【提出日】2021-04-03
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
下部材と、上部開口が設けられた上部材と、第一側部材と、側部開口が設けられた第二側部材と、前記第一側部材と対向する第三側部材と、前記第二側部材と対向する第四側部材とを備える本体部材と、
前記側部開口をふさぐように、前記第二側部材の近くで前記上部材から差し込めるとともに、前記第四側部材と対向するように、前記第四側部材の近くで前記上部材から差し込める差込部材と、
前記側部開口から引き出せるとともに、前記側面開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記本体部材の内部に収容される引出部材と、
を有する収納容器。
【請求項2】
請求項1において、
前記差込部材が、前記第二側部材の近くで、前記上部開口とは異なる差込開口から差し込める収納容器。
【請求項3】
請求項1または2において、
前記上部開口をふさぐように前記本体部材に着脱できる蓋部材をさらに有する収納容器。
【請求項4】
請求項において、
前記上部開口の周囲で前記上部材に接触する弾性リングが、前記蓋部材の下面に設けられている収納容器。
【請求項5】
請求項またはにおいて、
前記側面開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記下部材、前記第一側部材、前記第三側部材、および前記蓋部材のそれぞれの内側と接触する弾性リングが、前記差込部材の周囲に設けられている収納容器。
【手続補正書】
【提出日】2021-07-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0011】
上部材22には上部開口22aが設けられている。また、第一実施形態では、第二側部材26の近くに、上部開口22aとは異なる差込開口22bが設けられている。なお、“第二側部材の近く”とは、第四側部材との距離と比べて、第二側部材との距離が近い場所を意味する。差込開口22bの機能については後述する。第二側部材26には側開口26aが設けられている。第三側部材28は第一側部材24と対向している。“ある面が他の面と対向する”とは、ある面と他の面が向かい合っているだけでなく、ある面が他の面と向かい合っておらず、かつ隣接していない状態も含む。第四側部材30は第二側部材26と対向している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0015】
引出部材16は、側部開口26aから引き出せる。すなわち、側開口26aを利用して、本体部材12に引出部材16を入れたり、本体部材12から引出部材16を出したりする。引出部材16の前面16aには把持部16bが形成されている。把持部16bは、貫通していない穴と、この穴の上部に形成された陥没部(不図示)を備えている。この把持部16bを利用して、引出部材16を出し入れする。また、引出部材16は、側開口26aをふさぐように仕切板14が本体部材12に差し込まれたときに、本体部材12の内部に収容される。すなわち、仕切板14の後方に引出部材16が存在する。図3は、このときの本体部材12と引出部材16の位置関係を上から示している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0022】
また、側開口26aをふさぐように仕切板14を差し込んだときに、すなわち前方溝34,34に仕切板14を装着したときに、下部材20、第一側部材24、第三側部材28、および蓋部材18のそれぞれの内側と接触する弾性リングが、仕切板14の周囲に設けられていてもよい。このような仕切板14によって、収納容器10の内部の収納品の水害を、より一層抑えられる。また、本体部材12の前後を短く、左右を長くすれば、収納容器10は本棚として使用できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0027】
10 収納容器 12 本体部材
14 仕切板 16 引出部材
16a 前面 16b 把持部
18 蓋部材 18a 上面
18b 側面 18c 下面
20 下部材 22 上部材
22a 上部開口 22b 差込開口
24 第一側部材 26 第二側部材
26a 側開口 28 第三側部材
30 第四側部材 34 前方溝
36 後方溝 40 収納容器
42 本体部材 44 受部材
46 棒状部材
【手続補正5】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項1】
下部材と、上部開口が設けられた上部材と、第一側部材と、側部開口が設けられた第二側部材と、前記第一側部材と対向する第三側部材と、前記第二側部材と対向する第四側部材とを備える本体部材と、
前記側部開口をふさぐように、前記第二側部材の近くで前記上部材から差し込めるとともに、前記第四側部材と対向するように、前記第四側部材の近くで前記上部材から差し込める差込部材と、
前記側部開口から引き出せるとともに、前記側開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記本体部材の内部に収容される引出部材と、
を有する収納容器。
【手続補正6】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正の内容】
【請求項5】
請求項3または4において、
前記側開口をふさぐように前記差込部材を前記本体部材に差し込んだときに、前記下部材、前記第一側部材、前記第三側部材、および前記蓋部材のそれぞれの内側と接触する弾性リングが、前記差込部材の周囲に設けられている収納容器。