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特開2022-129995休止設定管理装置、休止設定管理方法および休止設定管理プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022129995
(43)【公開日】2022-09-06
(54)【発明の名称】休止設定管理装置、休止設定管理方法および休止設定管理プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/06 20120101AFI20220830BHJP
【FI】
G06Q30/06 350
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021028914
(22)【出願日】2021-02-25
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】大神 康義
(72)【発明者】
【氏名】山▲崎▼ 尚
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB68
(57)【要約】      (修正有)
【課題】煩雑な処理を行うことなく貸出商品の休止を反映する休止設定管理装置を提供する。
【解決手段】休止設定管理装置100は、出庫データを基に商品マスタを参照して貸出商品に紐付く休止設定区分を特定し、休止設定区分が第一区分であった場合は場所マスタを参照して出庫日付から所定の日付までの期間において貸出商品を休止する時間を所定の時間粒度で決定し、休止データを作成する作成部と、出庫データ及び商品マスタを参照して所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ第一区分又は第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、休止データを参照して貸出商品、所定の得意先及び所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を抽出した時間での休止の状態を反映して表示する表示制御部と、画面における稼働と休止の設定を基に休止データを更新する更新部とを備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備える休止設定管理装置であって、
貸出商品の稼働場所ごとに、貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理する場所マスタと、
貸出商品を、前記場所マスタの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理する商品マスタと、
にアクセス可能であり、
前記制御部は、
1)得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データを基に、前記商品マスタを参照して、当該貸出商品に紐付く休止設定区分を特定し、2)当該特定した休止設定区分が前記第一区分であった場合は、前記場所マスタを参照して、当該出庫日付から前記所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を前記所定の時間粒度で決定し、3)当該決定した時間を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する作成手段と、
1)前記出庫データおよび前記商品マスタを参照して、所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ前記第一区分または前記第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、2)前記休止データを参照して、当該特定した貸出商品、前記所定の得意先、および前記所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、3)当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映して表示する表示制御手段と、
前記画面における稼働と休止の設定を基に、前記休止データを更新する更新手段と、
を備えること、
を特徴とする休止設定管理装置。
【請求項2】
前記制御部は、
貸出商品の稼働場所ごとに、前記出庫データと、得意先、貸出商品、使用場所、および入庫日付を紐付けて格納した入庫データと、を基に、売上明細書データを生成する売上計上手段をさらに備えること、
を特徴とする請求項1に記載の休止設定管理装置。
【請求項3】
前記売上計上手段は、
前記更新手段が更新した前記休止データを基に、前記貸出商品の稼働日数から休止日数を減算した日数と、前記貸出商品の単価と、を乗算した金額を含む前記売上明細書データを生成すること、
を特徴とする請求項2に記載の休止設定管理装置。
【請求項4】
前記売上計上手段は、
前記出庫データと、前記入庫データと、を基に、前記出庫日付から前記入庫日付を減算した前記貸出商品の稼働日数と、前記貸出商品の補償料と、を乗算した金額を含む前記売上明細書データを生成すること、
を特徴とする請求項2または3に記載の休止設定管理装置。
【請求項5】
前記売上計上手段は、
前記出庫データと、前記入庫データと、に基づいて、前記入庫日付が前記休止に該当する場合、前記入庫日付に対応する前記休止を休止日数から減算すること、
を特徴とする請求項2~4のいずれか一つに記載の休止設定管理装置。
【請求項6】
前記売上計上手段は、
前記商品マスタを参照して、前記貸出商品が前記第三区分である場合、前記貸出商品の休止日数を反映させることなく、前記出庫日付から前記入庫日付を減算した前記貸出商品の稼働日数と、前記貸出商品の単価と、を乗算した金額を含む前記売上明細書データを生成すること、
を特徴とする請求項2~5のいずれか一つに記載の休止設定管理装置。
【請求項7】
前記場所マスタは、
前記貸出商品の休止に関する設定に関し、全日と半日とを区別して設定可能であり、
前記売上計上手段は、
前記休止の全日と半日とを区別して前記売上明細書データを生成する、
ことを特徴とする請求項2~6のいずれか一つに記載の休止設定管理装置。
【請求項8】
前記売上計上手段は、
前記場所マスタおよび前記得意先の休日を管理する得意先休日マスタを参照して、前記貸出商品の稼働日数から前記得意先の休日の休日日数をさらに減算して前記売上明細書データを生成する、
ことを特徴とする請求項2~7のいずれか一つに記載の休止設定管理装置。
【請求項9】
制御部を備える休止設定管理装置で実行される休止設定管理方法であって、
貸出商品の稼働場所ごとに、貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理する場所マスタと、
貸出商品を、前記場所マスタの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理する商品マスタと、
にアクセス可能であり、
前記制御部で実行される、
1)得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データを基に、前記商品マスタを参照して、当該貸出商品に紐付く休止設定区分を特定し、2)当該特定した休止設定区分が前記第一区分であった場合は、前記場所マスタを参照して、当該出庫日付から前記所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を前記所定の時間粒度で決定し、3)当該決定した時間を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する作成ステップと、
1)前記出庫データおよび前記商品マスタを参照して、所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ前記第一区分または前記第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、2)前記休止データを参照して、当該特定した貸出商品、前記所定の得意先、および前記所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、3)当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映して表示する表示制御ステップと、
前記画面における稼働と休止の設定を基に、前記休止データを更新する更新ステップと、
を含むこと、
を特徴とする休止設定管理方法。
【請求項10】
制御部を備える休止設定管理装置で実行される休止設定管理プログラムであって、
貸出商品の稼働場所ごとに、貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理する場所マスタと、
貸出商品を、前記場所マスタの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理する商品マスタと、
にアクセス可能であり、
前記制御部で実行されるための、
1)得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データを基に、前記商品マスタを参照して、当該貸出商品に紐付く休止設定区分を特定し、2)当該特定した休止設定区分が前記第一区分であった場合は、前記場所マスタを参照して、当該出庫日付から前記所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を前記所定の時間粒度で決定し、3)当該決定した時間を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する作成ステップと、
1)前記出庫データおよび前記商品マスタを参照して、所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ前記第一区分または前記第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、2)前記休止データを参照して、当該特定した貸出商品、前記所定の得意先、および前記所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、3)当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映して表示する表示制御ステップと、
前記画面における稼働と休止の設定を基に、前記休止データを更新する更新ステップと、
を含むこと、
を特徴とする休止設定管理プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、休止設定管理装置、休止設定管理方法および休止設定管理プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、請求相手の締日と請求者の締日とが異なっていても、請求者が売上額を正確に把握する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2019-121117号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、建設機材レンタル業では、休止という業務がある。また、レンタル機材は、1日のレンタル単価が高額である。さらに、建築機材レンタル業は、レンタル機材が現場で稼働していない休日(休止している休日)に関して請求日数を減額することがある。このため、建築機材レンタル業は、レンタル機材の満額の請求日数を算出した後に、現場カレンダーより差引する日数を計算し、請求書に反映している。
【0005】
しかしながら、建築機材レンタル業は、その作業を手作業で行っており、非常に手間もかかるうえ、休止漏れが生じたり、休止しないレンタル機材等の貸出商品を誤って休止したりすることがあった。さらに、上述した特許文献1では、レンタル機材の休止について何ら考慮されていなかった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、煩雑な処理を行うことなく、貸出商品の休止を反映することができる休止設定管理装置、休止設定管理方法および休止設定管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る休止設定管理装置は、制御部を備える休止設定管理装置であって、貸出商品の稼働場所ごとに、貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理する場所マスタと、貸出商品を、前記場所マスタの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理する商品マスタと、にアクセス可能であり、前記制御部は、1)得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データを基に、前記商品マスタを参照して、当該貸出商品に紐付く休止設定区分を特定し、2)当該特定した休止設定区分が前記第一区分であった場合は、前記場所マスタを参照して、当該出庫日付から前記所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を前記所定の時間粒度で決定し、3)当該決定した時間を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する作成手段と、1)前記出庫データおよび前記商品マスタを参照して、所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ前記第一区分または前記第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、2)前記休止データを参照して、当該特定した貸出商品、前記所定の得意先、および前記所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、3)当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映して表示する表示制御手段と、前記画面における稼働と休止の設定を基に、前記休止データを更新する更新手段と、を備えること、を特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る休止設定管理方法は、制御部を備える休止設定管理装置で実行される休止設定管理方法であって、貸出商品の稼働場所ごとに、貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理する場所マスタと、貸出商品を、前記場所マスタの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理する商品マスタと、にアクセス可能であり、前記制御部で実行される、1)得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データを基に、前記商品マスタを参照して、当該貸出商品に紐付く休止設定区分を特定し、2)当該特定した休止設定区分が前記第一区分であった場合は、前記場所マスタを参照して、当該出庫日付から前記所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を前記所定の時間粒度で決定し、3)当該決定した時間を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する作成ステップと、1)前記出庫データおよび前記商品マスタを参照して、所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ前記第一区分または前記第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、2)前記休止データを参照して、当該特定した貸出商品、前記所定の得意先、および前記所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、3)当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映して表示する表示制御ステップと、前記画面における稼働と休止の設定を基に、前記休止データを更新する更新ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る休止設定管理プログラムは、制御部を備える休止設定管理装置で実行される休止設定管理プログラムであって、貸出商品の稼働場所ごとに、貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理する場所マスタと、貸出商品を、前記場所マスタの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理する商品マスタと、にアクセス可能であり、前記制御部で実行されるための、1)得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データを基に、前記商品マスタを参照して、当該貸出商品に紐付く休止設定区分を特定し、2)当該特定した休止設定区分が前記第一区分であった場合は、前記場所マスタを参照して、当該出庫日付から前記所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を前記所定の時間粒度で決定し、3)当該決定した時間を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する作成ステップと、1)前記出庫データおよび前記商品マスタを参照して、所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ前記第一区分または前記第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、2)前記休止データを参照して、当該特定した貸出商品、前記所定の得意先、および前記所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、3)当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映して表示する表示制御ステップと、前記画面における稼働と休止の設定を基に、前記休止データを更新する更新ステップと、を含むこと、を特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、煩雑な処理を行うことなく、レンタル商品の休止を反映することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1図1は、休止設定管理装置の構成の一例を示すブロック図での概要を示す模式図である。
図2図2は、場所マスタ106aにおける場所マスタテーブルの一例を示す図である。
図3図3は、商品マスタ106bにおける商品マスタテーブルの一例を示す図である。
図4図4は、休止設定管理装置100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図5図5は、出庫データテーブルの一例を示す図である。
図6図6は、休止データテーブルの一例を示す図である。
図7図7は、表示条件画面の一例を示す図である。
図8図8は、休止入力の表示結果イメージの一例を示す図である。
図9図9は、休止入力での変更後の画面の一例を示す図である。
図10図10は、更新部102cによって更新された貸出商品の休止データの一例を示す図である。
図11図11は、更新部102cによって更新された別の貸出商品の休止データの一例を示す図である。
図12図12は、レンタル入庫テーブルの一例を示す図である。
図13図13は、売上明細書データテーブルの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下に、本発明に係る休止設定管理装置、休止設定管理方法および休止設定管理プログラムの実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
【0013】
[1.構成]
本実施形態に係る休止設定管理装置の構成の一例について、図1等を参照して説明する。図1は、休止設定管理装置の構成の一例を示すブロック図での概要を示す模式図である。
【0014】
図1に示す休止設定管理装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、休止設定管理装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0015】
休止設定管理装置100は、制御部102と、通信インターフェース部104と、記憶部106と、入出力インターフェース部108と、を備えている。休止設定管理装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0016】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、休止設定管理装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と、通信回線と、を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、休止設定管理装置100と、サーバ200と、を相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。なお、記憶部106に格納されるデータは、例えばサーバ200に格納されてもよい。
【0017】
入出力インターフェース部108には、入力装置112と、出力装置114と、が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
【0018】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブルおよびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、場所マスタ106aと、商品マスタ106bと、を記憶している。
【0019】
場所マスタ106aは、貸出商品の稼働場所ごとに、貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理する。
【0020】
図2は、場所マスタ106aにおける場所マスタテーブルの一例を示す図である。図2に示す場所マスタテーブルT1には、貸出商品の貸出商品の稼働場所としての得意先コード、現場コードおよび現場名に、貸出商品の稼働と休止に関する設定として休止設定フラグを、所定の時間粒度として休止作成終了日で、所定の日付と紐付けて管理されている。具体的には、場所マスタテーブルT1には、貸出商品の貸出商品の稼働場所としての得意先コード「TOK001」、現場コード「GEN0001」および現場名「現場名0001」に、休止設定フラグ(例えば月 0:稼働,土 :1休止)と、休止作成終了日(2021/01/31)とを貸出商品の稼働と休止に関する設定を、所定の時間粒度で、所定の日付と紐付けて管理している。
【0021】
商品マスタ106bは、貸出商品を、場所マスタ106aの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理する。
【0022】
図3は、商品マスタ106bにおける商品マスタテーブルの一例を示す図である。図3に示す商品マスタテーブルT2には、貸出商品としての商品コードおよび商品名を、場所マスタ106aの設定に従うことを意味する第一区分、手動での休止の設定を許可することを意味する第二区分、および休止の設定を禁止することを意味する第三区分で構成される所定の複数の休止設定区分から選ばれた1つの休止設定区分と紐付けて管理している。具体的には、商品マスタテーブルT2には、貸出商品としての商品コード「RENTAL01」および商品名「レンタル商品01」を、休止設定区分「0」、休止設定区分名「場所マスタ106aの自動休止に準拠」と紐付けて管理している。
【0023】
ここで、休止設定区分の種類について説明する。
「0」は、場所マスタの自動休止に準拠する(第一区分に相当)。
「1」は、手動休止商品である(第二区分に相当)。
「2」は、休止禁止商品である(第三区分に相当)。
【0024】
図1に戻り、休止設定管理装置100の構成の説明を続ける。
制御部102は、休止設定管理装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、作成部102aと、表示制御部102bと、更新部102cと、売上計上部102dと、を備える。
【0025】
作成部102aは、1)得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データを基に、商品マスタ106bを参照して、当該貸出商品に紐付く休止設定区分を特定する。続いて、作成部102aは、2)当該特定した休止設定区分が第一区分であった場合は、場所マスタ106bを参照して、当該出庫日付から所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を所定の時間粒度で決定する。最後に、作成部102aは、3)当該決定した時間を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する。なお、作成部102aが作成する休止データの詳細は、後述する。
【0026】
表示制御部102bは、1)出庫データおよび商品マスタ106bを参照して、所定の得意先と所定の使用場所に紐付き且つ第一区分または第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品を特定し、2)休止データを参照して、当該特定した貸出商品、前記所定の得意先、および所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、3)当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映して表示する。
【0027】
更新部102cは、特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面における稼働と休止の設定を基に、休止データを更新する。
【0028】
売上計上部102dは、更新部102cが更新した休止データを基に、貸出商品の稼働日数から休止日数を減算した日数と、貸出商品の単価と、を乗算した金額を含む売上明細書データを生成する。また、売上計上部102dは、出庫データと、入庫データと、を基に、出庫日付から入庫日付を減算した貸出商品の稼働日数と、貸出商品の補償料と、を乗算した金額を含む売上明細書データを生成する。さらに、売上計上部102dは、出庫データと、入庫データと、に基づいて、入庫日付が休止に該当する場合、入庫日付に対応する休止を休止日数から減算する。さらにまた、売上計上部102dは、商品マスタ106bを参照して、貸出商品が第三区分である場合、貸出商品の休止日数を反映させることなく、出庫日付から入庫日付を減算した前貸出商品の稼働日数と、貸出商品の単価と、を乗算した金額を含む売上明細書データを生成する。
【0029】
[2.休止設定管理装置100が実行する処理]
次に、休止設定管理装置100が実行する処理について説明する。図4は、休止設定管理装置100が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【0030】
図4に示すように、まず、休止設定管理装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、商品マスタを設定し(ステップS101)、現場マスタを設定する(ステップS102)。具体的には、休止設定管理装置100は、図3に示した商品マスタテーブルT2および図2に示した場所マスタテーブルT1を設定する。
【0031】
続いて、休止設定管理装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、レンタル出庫入力を行う(ステップS103)。具体的には、作成部102aは、得意先、貸出商品、使用場所、および出庫日付を紐付けて格納した出庫データおよび休止データを生成する。
【0032】
図5は、出庫データテーブルの一例を示す図である。図5に示す出庫データテーブルT3には、出庫番号に、得意先コード、現場コード、現場名、レンタル出庫日、明細行、商品コード、商品名および数量を紐付けて保持する。具体的には、出庫データテーブルT3には、出庫番号としての「SYK0000000001」に、得意先コードを「TOK001」、現場コードを「GEN0001」、現場名を「現場名00001」、レンタル出庫日を「200/12/01」、明細行を「1」、商品コードを「RENTAl01」、商品名を「レンタル商品01」および数量を「1」を紐付けて保持する。
【0033】
図6は、休止データテーブルの一例を示す図である。図6に示す休止データテーブルT4には、所定の時間粒度で貸出商品を休止する時間を、得意先、使用場所、および貸出商品と紐付けて保持されている。具体的には、休止データテーブルT4には、得意先コードに、現場コード、商品コードおよびレンタル休止日を紐付けて保持されている。例えば、休止データテーブルT4には、特非先コードとしての「TOK001」に、現場コードを「GEN0001」、商品コードを「RENTAL01」、レンタル休日日を「2020/12/05」を紐付けて保持されている。この場合、作成部102aは、出庫データテーブルT3の休止設定区分(0:場所マスタ106aの自動休止に準拠)となっているものだけが、場所マスタ106aに設定している曜日で休止作成終了分まで作成する。より具体的には、作成部102aは、出庫データを基に、商品マスタ106bを参照して、この貸出商品に紐付く休止設定区分を特定する。続いて、作成部102aは、特定した休止設定区分が第一区分であった場合は(休止設定区分(0:場所マスタ106aの自動休止に準拠)の場合)、場所マスタ106aを参照して、出庫日付から所定の日付までの期間において当該貸出商品を休止する時間を所定の時間粒度で決定する(例えば2020/12/01~2020/12/31)。その後、作成部102aは、当該決定した時間例えば2020/12/01~2020/12/31)を、当該得意先、当該使用場所、および当該貸出商品と紐付けて格納した休止データを作成する。
【0034】
その後、休止設定管理装置100は、オペレータによる入力装置112の操作に応じて、対象現場のレンタル休止入力を行う(ステップS104)。この場合、まず、休止設定管理装置100は、表示制御部102bが出力装置114に休止入力の表示条件画面および休止入力の表示結果を出力し、かつ、更新部102cが入力装置112の操作に応じて休止データを更新する。
【0035】
図7は、表示条件画面の一例を示す図である。図7に示す表示条件画面P1には、事業者コード、得意先コード、現場コードおよび表示期間が紐付けられている。具体的には、表示条件画面P1には、事業者コード「ZIG001」に、得意先コード「TOK001」、現場コード「GEN0001」および表示期間「2020/12/01」~「2020/12/31」を紐付けて表示されている。
【0036】
図8は、休止入力の表示結果イメージの一例を示す図である。図8に示すように、表示制御部102bは、出庫データおよび商品マスタ106bを参照して、所定の得意先(得意先コード)と所定の使用場所(現場コード)に紐付き且つ第一区分または第二区分の休止設定区分に紐付く貸出商品(レンタル商品)を特定し、休止データを参照して、当該特定した貸出商品、所定の得意先、および所定の使用場所に紐付き且つ所定の期間に属する時間を抽出し、当該特定した貸出商品の稼働と休止を設定させる画面を、当該抽出した時間での休止の状態を反映した表示結果を表示する。
【0037】
図8に示す休止入力の表示結果に示すように、表示制御部102bは、「0:場所マスタ106aの自動休止に準拠」している貸出商品は、出庫時に生成された休止状況を加味して表示する。具体的には、表示制御部102bは、商品コード「RENTAL01」、商品名「レンタル商品01」の場合、「12/05」、「12/06」、・・・、「12/26」および「12/27」を休止に表示している。
【0038】
これに対して、表示制御部102bは、「0:手動休止商品」にしている商品は、対象期間が全て稼働の状態で表示する。具体的には、表示制御部102bは、商品コード「RENTAL02」、商品名「レンタル商品02」の場合、「12/01」~「12/31」を全て稼働に表示している。この場合、オペレータは、休止入力の表示結果を見ながら入力装置112を操作する。更新部102cは、オペレータの入力装置112の操作に応じて、実際の貸出商品の稼働状況に合わせて休止の状況を訂正する。
【0039】
図9は、休止入力での変更後の画面の一例を示す図である。図9に示すように、表示制御部102bは、オペレータが休止入力の表示結果を見ながら入力装置112を操作した実際の貸出商品の稼働状況を更新部102cが反映させた変更後の反映画面を表示する。具体的には、表示制御部102bは、商品コード「RENTAL01」、商品名「レンタル商品01」の場合、「12/29」~「12/31」を「稼働」から「休止」に反映して表示する。さらに、表示制御部102bは、商品コード「RENTAL02」、商品名「レンタル商品02」の場合、「12/06」、・・・、「12/27」、「12/29」~「12/31」を「稼働」から「休止」に反映して表示している。
【0040】
続いて、更新部102cは、反映画面における稼働と休止の設定を基に、休止データを更新する(ステップS105)。
【0041】
図10は、更新部102cによって更新された貸出商品の休止データの一例を示す図である。図11は、更新部102cによって更新された別の貸出商品の休止データの一例を示す図である。
【0042】
図10の休止データテーブルT5および図11の休止データテーブルT6に示すように、更新部102cは、反映画面における稼働と休止の設定を基に、貸出商品である「RENTAL01」の休止データを更新するとともに、貸出商品である「RENTAL02」の休止データを更新する。図10および図11において、ハッチング領域が更新部102cによって更新されたレンタル休止日である。
【0043】
その後、休止設定管理装置100は、オペレータの入力装置112の操作に応じて、レンタル入庫入力を行う(ステップS106)。ステップS106の後、休止設定管理装置100は、本処理を終了する。
【0044】
図12は、レンタル入庫テーブルの一例を示す図である。図12に示すように、レンタル入庫テーブルT7には、入庫番号、得意先コード、現場コード、現場名、レンタル入庫日、明細行、商品コード、商品名および数量を紐付けて保持されている。
【0045】
続いて、休止設定管理装置100の売上計上部102dは、オペレータの入力装置112の操作に応じて、請求日が到来した際に、現場ごとの売上明細を「レンタル売上計上処理」にして生成する(ステップS107)。具体的には、売上計上部102dは、対象請求期間内に貸出中のレンタル商品に関して、出庫データ(出庫情報)と入庫データ(入庫情報)と、を基に、売上明細書データの生成を行う。ステップS107の後、休止設定管理装置100は、本処理を終了する。
【0046】
図13は、売上明細書データテーブルの一例を示す図である。図13に示す売上明細書データテーブルT8には、得意先コード、現場コード、商品コード、商品名、数量、レンタル開始日(出庫日付)、レンタル終了日(入庫日付)、日数、単価および金額を紐付けて保持されている。具体的には、得意先コード、現場コード、商品コード、商品名、契約分類、数量、レンタル開始日(出庫日付)、レンタル終了日(入庫日付)、日数、単価および金額を紐付けて保持されている。具体的には、売上明細書データテーブルT8には、得意先コード「TOK001」、現場コード「GEN0001」、商品コード「RENTAL01」、商品名「レンタル商品01」、契約分類「レンタル(貸出)」、数量「1」、レンタル開始日(出庫日付)「2020/12/01」、レンタル終了日(入庫日付)「2020.01/31」、日数「20」、単価「10,000」および金額「2〇〇,000」を紐付けて保持されている。
【0047】
ここで、売上計上部102dによる各項目の金額の計算方法について説明する。以下においては、商品コードがRENTAL01、RENTAL02およびRENTAL03の順番で説明する。
【0048】
[RENTAL01]
図13に示すように、売上計上部102dは、レンタル開始日が出庫日(レンタル開始日=出庫日,2020/12/01)であり、レンタル終了日が対象現場の請求締日(入庫日(実施形態では2020/12/31))とした場合、レンタル料および補償料の金額は、以下の内容によって請求日数を算出して作成する。
1)レンタル料の請求日数
請求日数=稼働日数-休日日数
=12/1~12/31の31日-12/1~12/31の休日日数の11日
=20日
2)補償料の請求日数
請求日数=稼働日数
=12/~12/31
=31
なお、補償料は、休止とみなさない。
【0049】
[RENTAL02]
図13に示すように、売上計上部102dは、レンタル開始日が出庫日(レンタル開始日=出庫日,2020/12/01)であり、レンタル終了日が対象現場の請求締日(入庫日(実施形態では2020/12/29))とした場合、レンタル料および補償料の金額は、以下の内容によって請求日数を算出して作成する。
1)レンタル料の請求日数
請求日数=稼働日数-休日日数
=12/1~12/31の31日-12/1~12/31の休日日数の5日
=24日
ただし、売上計上部102dは、入庫日付が休止に該当する場合、入庫日付に対応する休止を前記休止日数から減算する。具体的には、売上計上部102dは、RENTAL02の休止データ(図11を参照)において、12/30,12/31が休止データであるが、RENTAL02が12/29に入庫(図12を参照)しているため、休止として反映しない。
2)補償料の請求日数
請求日数=稼働日数
=12/~12/29
=29
なお、補償料は、休止とみなさない。
【0050】
[RENTAL03]
図13に示すように、売上計上部102dは、レンタル開始日が出庫日(レンタル開始日=出庫日,2020/12/01)であり、レンタル終了日が対象現場の請求締日(入庫日(実施形態では2020/12/31))とした場合、RENTAL03が休止禁止商品に該当するため(図3を参照)、レンタル料および補償料の金額は、以下の内容によって請求日数を算出して作成する。
1)レンタル料の請求日数
請求日数=稼働日数
=12/1~12/31
=31日
2)補償料の請求日数
請求日数=稼働日数
=12/~12/31
=31
【0051】
以上説明した実施形態によれば、更新部102cが表示制御部102bによって表示された貸出商品の稼働と休止を設定させる画面における稼働と休止の設定を基に、休止データを更新するため、煩雑な処理を行うことなく、貸出商品の休止を反映することができる。
【0052】
また、実施形態によれば、売上計上部102dが貸出商品の稼働場所ごとに、出庫データと、得意先、貸出商品、使用場所、および入庫日付を紐付けて格納した入庫データと、を基に、売上明細書データを生成するため、煩雑な処理を行うことなく、貸出商品の休止を反映した貸出商品の請求を行うことができる。
【0053】
また、実施形態によれば、売上計上部102dが更新部102cによって更新された休止データを基に、貸出商品の稼働日数から休止日数を減算した日数と、貸出商品の単価と、を乗算した金額を含む売上明細書データを生成するため、煩雑な処理を行うことなく、貸出商品の休止を反映した貸出商品の請求を行うことができる。
【0054】
また、実施形態によれば、売上計上部102dが出庫データと、入庫データと、を基に、出庫日付から入庫日付を減算した貸出商品の稼働日数と、貸出商品の補償料と、を乗算した金額を含む売上明細書データを生成するため、貸出商品の補償料を含めて売上明細書データを生成することができる。
【0055】
また、実施形態によれば、売上計上部102dが出庫データと、入庫データと、に基づいて、入庫日付が休止に該当する場合、入庫日付に対応する休止を休止日数から減算するため、貸出商品の入庫日を含めて請求することができる。
【0056】
また、実施形態によれば、売上計上部102dが商品マスタ106bを参照して、貸出商品が第三区分である場合、貸出商品の休止日数を反映させることなく、出庫日付から入庫日付を減算した貸出商品の稼働日数と、貸出商品の単価と、を乗算した金額を含む売上明細書データを生成するため、常に駆動している貸出商品が誤って請求されないことを防止することができる。
【0057】
なお、実施形態では、場所マスタ106bが貸出商品の休止に関する設定に関し、全日と半日とを区別して設定可能とし、売上計上部102dが休止の全日と半日とを区別して売上明細書データを生成してもよい。この場合、売上計上部102dは、休止が半日の場合、単価に対して、0.5を乗じるようにして請求すればよい。
【0058】
また、実施形態では、売上計上部102dが場所マスタ106bおよび得意先の休日を管理する得意先休日マスタ(例えば得意先コードの営業カレンダー)を参照して、貸出商品の稼働日数から得意先の休日の休日日数をさらに減算して売上明細書データを生成してもよい。これにより、得意先の営業カレンダーの休止日を反映した明細書データを生成することができる。
【0059】
[3.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8および9に貢献することが可能となる。
【0060】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13および15に貢献することが可能となる。
【0061】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0062】
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0063】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0064】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0065】
また、休止設定管理装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0066】
例えば、休止設定管理装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。なお、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて休止設定管理装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0067】
また、このコンピュータプログラムは、休止設定管理装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
【0068】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0069】
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0070】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0071】
また、休止設定管理装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、休止設定管理装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0072】
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0073】
本発明は、建設機材等を貸出するレンタル業界において有用である。
【符号の説明】
【0074】
100 休止設定管理装置
102 制御部
102a 作成部
102b 表示制御部
102c 更新部
102d 売上計上部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 場所マスタ
106b 商品マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13