IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 美津濃株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図1
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図2
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図3
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図4
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図5
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図6
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図7
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図8
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図9
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図10
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図11
  • 特開-ショルダーベルトおよびバッグ 図12
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2022131475
(43)【公開日】2022-09-07
(54)【発明の名称】ショルダーベルトおよびバッグ
(51)【国際特許分類】
   A45C 13/30 20060101AFI20220831BHJP
【FI】
A45C13/30 M
【審査請求】有
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021030436
(22)【出願日】2021-02-26
(71)【出願人】
【識別番号】000005935
【氏名又は名称】美津濃株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】加茂 新
(72)【発明者】
【氏名】山田 雄貴
(72)【発明者】
【氏名】阿部 純一郎
【テーマコード(参考)】
3B045
【Fターム(参考)】
3B045AA04
3B045AA05
3B045AA34
3B045GA02
3B045GB02
3B045GD02
(57)【要約】      (修正有)
【課題】バッグの前後の逆転を防ぐことができる、ショルダーベルトおよびバッグを提供する。
【解決手段】ショルダーベルト100は、第1面1Aおよび第1面とは反対側を向いた第2面とを有する肩掛け部1と、肩掛け部1の長手方向の一端に接続されており、長手方向に沿って延びる第1回転軸21を有する第1回転部2と、肩掛け部1の長手方向の他端に接続されており、長手方向に沿って延びる第2回転軸31を有する第2回転部3と、第1回転部2を介して肩掛け部1の長手方向の一端に接続されており、バッグに取り付けられる第1取付部4と、第2回転部3を介して肩掛け部1の長手方向の他端に接続されており、バッグに取り付けられる第2取付部とを備える。第1回転部2は、肩掛け部1が第1回転軸21周りに回転するように設けられている。第2回転部3は、肩掛け部1が第2回転軸31周りに回転するように設けられている
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長手方向および前記長手方向と交差する短手方向とを有し、バッグに取り付けられるショルダーベルトであって、
第1面および前記第1面とは反対側を向いた第2面とを有する肩掛け部と、
前記肩掛け部の前記長手方向の一端に接続されており、前記長手方向に沿って延びる第1回転軸を有する第1回転部と、
前記肩掛け部の前記長手方向の他端に接続されており、前記長手方向に沿って延びる第2回転軸を有する第2回転部と、
前記第1回転部を介して前記肩掛け部の前記長手方向の一端に接続されており、前記バッグに取り付けられる第1取付部と、
前記第2回転部を介して前記肩掛け部の前記長手方向の他端に接続されており、前記バッグに取り付けられる第2取付部とを備え、
前記第1回転部は、前記肩掛け部が前記第1回転軸周りに回転するように設けられており、
前記第2回転部は、前記肩掛け部が前記第2回転軸周りに回転するように設けられており、
前記肩掛け部の前記一端と前記他端とが重なるように前記肩掛け部を折り返したときに現れる前記肩掛け部の折り返し線が、前記第1回転軸と直交する方向に対して傾斜する、ショルダーベルト。
【請求項2】
前記肩掛け部の前記一端と前記他端とが重なるように前記肩掛け部を折り返したときに、前記第1回転軸と前記第2回転軸とが重なるように設けられている、請求項1に記載のショルダーベルト。
【請求項3】
前記第1回転軸と直交する方向に対する前記折り返し線の傾斜角は、5度以上40度以下である、請求項1または2に記載のショルダーベルト。
【請求項4】
前記肩掛け部は、
本体部と、
前記本体部と前記第1回転部との間を接続しており、前記肩掛け部の前記長手方向の前記一端を構成している第1接続部と、
前記本体部と前記第2回転部との間を接続しており、前記肩掛け部の前記長手方向の前記他端を構成している第2接続部とを含み、
前記第1接続部および前記第2接続部の引張強さは、前記本体部の引張強さよりも高い、請求項1~3のいずれか1項に記載のショルダーベルト。
【請求項5】
前記肩掛け部は、弾性体からなる芯材と、前記芯材を収容する包材とを含み、
前記包材は、前記第1面を有する第1部材と、前記第2面を有する第2部材とを有し、
前記第1部材の前記短手方向の一端は、前記第2部材の前記短手方向の一端と接続されており、
前記第1部材の前記短手方向の他端は、前記第2部材の前記短手方向の他端と接続されており、
前記第1部材の前記短手方向の前記一端と前記第2部材の前記短手方向の前記一端との接続部分は、前記包材の外部に露出しており、
前記第1部材の前記短手方向の前記他端と前記第2部材の前記短手方向の前記他端との接続部分は、前記包材の内部に収容されており、
前記第1面または前記第2面を平面視したときに、前記第1部材の前記短手方向の前記一端と前記第2部材の前記短手方向の前記一端との接続部分は、凹状に湾曲している、請求項1~4のいずれか1項に記載のショルダーベルト。
【請求項6】
前記肩掛け部は、弾性体からなる芯材と、前記芯材を収容する包材とを含み、
前記包材は、前記第1面を有する第1部材と、前記第2面を有する第2部材とを有し、
前記第1部材の前記短手方向の一端は、前記第2部材の前記短手方向の一端と接続されており、
前記第1部材の前記短手方向の他端は、前記第2部材の前記短手方向の他端と接続されており、
前記第1部材の前記短手方向の前記一端と前記第2部材の前記短手方向の前記一端との接続部分、および前記第1部材の前記短手方向の前記他端と前記第2部材の前記短手方向の前記他端との接続部分は、前記包材の外部に露出しており、
前記第1面または前記第2面を平面視したときに、前記第1部材の前記短手方向の前記一端と前記第2部材の前記短手方向の前記一端との接続部分は、凹状に湾曲している、請求項1~4のいずれか1項に記載のショルダーベルト。
【請求項7】
前記肩掛け部は、前記包材の外部に露出している前記接続部分を挟む込む外縁部をさらに含む、請求項5または6に記載のショルダーベルト。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載のショルダーベルトと、
前記ショルダーベルトの前記第1取付部に取り付けられている第3取付部、および前記ショルダーベルトの前記第2取付部に取り付けられている第4取付部を含む本体収納部とを備える、バッグ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショルダーベルトおよびバッグに関する。
【背景技術】
【0002】
ショルダーベルトを用いて荷物を担ぐ場合、ショルダーベルトのかけ方に応じて、荷物の重心位置は、ショルダーベルトを掛けている肩に対して体の内側または外側に配置される。
【0003】
直線状のショルダーベルトでは、荷物の重心位置がショルダーベルトを掛けている肩に対して体の外側に配置されると、ショルダーベルトが肩との接触点を中心に回転することにより、ショルダーベルトと肩との接触面積が小さくなる。
【0004】
特開2015-144766号公報(特許文献1)には、一対の肩ベルトのそれぞれの一端に連結された連結ベルトを、肩当てパッドの上面に重ね合わせた鞄用肩掛けベルトが開示されている。
【0005】
特許文献1に記載のショルダーベルトは、荷物の重心位置が肩に対して体の外側に配置されたときに、ショルダーベルトと肩との接触面積が直線状のショルダーベルトと比べて大きくなるように、設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2015-144766号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載のショルダーベルトは、ゴルフのキャディバッグのようにバッグの前後が体に対して特定されるバッグには、不適である。
【0008】
特許文献1に記載のショルダーベルトを左右の一方の肩から他方の肩に単に掛け替えると、バッグの前後が反転してしまう。バッグの前後の逆転を防ぐには、バッグに対してショルダーベルトを付け替える必要がある。しかし、掛け替えの都度にショルダーベルトを付け替える作業は、ユーザーにとって非常に手間である。
【0009】
本発明の主たる目的は、荷物の重心位置がショルダーベルトを掛けている肩に対して体の外側に配置される場合にも肩との接触面積が大きく、ユーザーの体に対して前後が特定されるバッグに適用された場合にも、バッグに対してショルダーベルトを付け替えることなくバッグの前後の逆転を防ぐことができる、ショルダーベルト、および該ショルダーベルトを備えるバッグを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係るショルダーベルトは、長手方向および長手方向と交差する短手方向とを有し、バッグに取り付けられるショルダーベルトである。ショルダーベルトは、第1面および第1面とは反対側を向いた第2面とを有する肩掛け部と、肩掛け部の長手方向の一端に接続されており、長手方向に沿って延びる第1回転軸を有する第1回転部と、肩掛け部の長手方向の他端に接続されており、長手方向に沿って延びる第2回転軸を有する第2回転部と、第1回転部を介して肩掛け部の長手方向の一端に接続されており、バッグに取り付けられる第1取付部と、第2回転部を介して肩掛け部の長手方向の他端に接続されており、バッグに取り付けられる第2取付部とを備える。第1回転部は、肩掛け部が第1回転軸周りに回転するように設けられている。第2回転部は、肩掛け部が第2回転軸周りに回転するように設けられている。肩掛け部の一端と他端とが重なるように肩掛け部を折り返したときに現れる肩掛け部の折り返し線が、第1回転軸と直交する方向に対して傾斜する。
【0011】
上記ショルダーベルトは、肩掛け部の一端と他端とが重なるように肩掛け部を折り返したときに、第1回転軸と第2回転軸とが重なるように設けられていてもよい。
【0012】
好ましくは、上記ショルダーベルトでは、第1回転軸と直交する方向に対する折り返し線の傾斜角は、5度以上40度以下である。
【0013】
上記ショルダーベルトの肩掛け部は、本体部と、本体部と第1回転部との間を接続しており、肩掛け部の長手方向の一端を構成している第1接続部と、本体部と第2回転部との間を接続しており、肩掛け部の長手方向の他端を構成している第2接続部とを含む。肩掛け部の長手方向の一端と第1回転部との間を接続している第1接続部と、肩掛け部の長手方向の他端と第2回転部との間を接続している第2接続部とをさらに備えていてもよい。第1接続部および第2接続部の引張強さは、パッド部の引張強さよりも高い。
【0014】
上記ショルダーベルトでは、肩掛け部は、弾性体からなる芯材と、芯材を収容する包材とを含む。包材は、第1面を有する第1部材と、第2面を有する第2部材とを有している。第1部材の短手方向の一端は、第2部材の短手方向の一端と接続されている。第1部材の短手方向の他端は、第2部材の短手方向の他端と接続されている。第1部材の短手方向の一端と第2部材の短手方向の一端との接続部分は、包材の外部に露出している。第1部材の短手方向の他端と第2部材の短手方向の他端との接続部分は、包材の内部に収容されている。第1面または第2面を平面視したときに、第1部材の短手方向の一端と第2部材の短手方向の一端との接続部分は、凹状に湾曲している。
【0015】
上記ショルダーベルトでは、肩掛け部は、弾性体からなる芯材と、芯材を収容する包材とを含む。包材は、第1面を有する第1部材と、第2面を有する第2部材とを有している。第1部材の短手方向の一端は、第2部材の短手方向の一端と接続されている。第1部材の短手方向の他端は、第2部材の短手方向の他端と接続されている。第1部材の短手方向の一端と第2部材の短手方向の一端との接続部分、および第1部材の短手方向の他端と第2部材の短手方向の他端との接続部分は、包材の外部に露出している。第1面または第2面を平面視したときに、第1部材の短手方向の一端と第2部材の短手方向の一端との接続部分は、凹状に湾曲している。
【0016】
上記ショルダーベルトにおいて、肩掛け部は、包材の外部に露出している上記接続部分を挟む込む外縁部をさらに含む。
【0017】
本発明に係るバッグは、上記ショルダーベルトと、ショルダーベルトの第1取付部に取り付けられている第3取付部、およびショルダーベルトの第2取付部に取り付けられている第4取付部を含む本体収納部とを備える。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、荷物の重心位置がショルダーベルトを掛けている肩に対して体の外側に配置される場合にも肩との接触面積が大きく、ユーザーの体に対して前後が特定されるバッグに適用された場合にも、バッグに対してショルダーベルトを付け替えることなくバッグの前後の逆転を防ぐことができる、ショルダーベルトおよびバッグを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】一実施の形態に係るショルダーベルトを第1面側から視た図である。
図2】一実施の形態に係るショルダーベルトを第2面側から視た図である。
図3図1中の矢印III-IIIから視た断面図である。
図4図1図3に示されるショルダーベルトの肩掛け部の一端と他端とが重なるように肩掛け部を折り返した状態を示す図である。
図5図1図4に示されるショルダーベルトを肩に掛けた状態を示す図である。
図6図1図4に示されるショルダーベルトの第1変形例を示す模式図である。
図7図1図4に示されるショルダーベルトの第2変形例を示す模式図である。
図8】一実施の形態に係るショルダーベルトを備えるバッグの図である。
図9】実施例に係るショルダーベルトを肩に掛けた状態を示す模式図である。
図10図9に示される状態において測定された、肩にかかる荷重の分布を示す図である。
図11】比較例に係るショルダーベルトを肩に掛けた状態を示す模式図である。
図12図11に示される状態において測定された、肩にかかる荷重の分布を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付しその説明は繰返さない。
【0021】
本実施の形態に係るショルダーベルト100は、長手方向および長手方向と交差する短手方向とを有し、バッグに取り付けられる。
【0022】
図1および図2に示されるように、ショルダーベルト100は、肩掛け部1と、第1回転部2と、第2回転部3と、第1取付部4と、第2取付部5とを主に備える。
【0023】
肩掛け部1は、ショルダーベルト100において装着者の肩に掛けられる部分である。肩掛け部1は、パッド部6、第1接続部7、および第2接続部8を含む。肩掛け部1のパッド部6は、第1面1Aと、第1面1Aとは反対側を向いた第2面1Bとを有している。第1面1Aおよび第2面1Bの各々は、弾性変形するように設けられている。第1面1Aおよび第2面1Bの各々は、装着者の肩と面接触するように設けられている。
【0024】
第1接続部7は、肩掛け部1の長手方向の一端を構成している。第2接続部8は、肩掛け部1の長手方向の他端を構成している。第1接続部7および第2接続部8の各々の引張強さは、パッド部6の引張強さよりも高い。パッド部6、第1接続部7および第2接続部8の各々の引張強さは、JIS規格(JIS L 1096:2010、またはJIS K 6557-2:2016)に規定された引張強さの測定方法に基づいて測定される。
【0025】
第1接続部7は、パッド部6の長手方向の一端を含む領域を挟み込むように設けられている。第2接続部8は、パッド部6の長手方向の他端を含む領域を挟み込むように設けられている。第1接続部7および第2接続部8の各々の外形状は、例えば略六角形状である。なお、第1接続部7および第2接続部8の各々の外形状は、任意の形状であればよく、略三角形状、略四角形状、略五角形状、または略円形状などであってもよい。
【0026】
第1接続部7および第2接続部8の各々は、パッド部6の長手方向の一端または他端に接続されている。第1接続部7および第2接続部8の各々は、例えば紐状部材71,81により、パッド部6の長手方向の一端または他端に縫着されている。紐状部材71,81は、第1接続部7および第2接続部8の外縁に沿うように配置されている部分と、第1接続部7および第2接続部8の中央部を横切って外縁間に渡るように配置されている部分とを有している。紐状部材71,81の長さは、第1接続部7および第2接続部8の各々の短手方向の幅よりも長い。なお、第1接続部7および第2接続部8の各々は、例えば接着部材により、パッド部6の長手方向の一端または他端に接着されていてもよい。
【0027】
第1回転部2は、肩掛け部1の第1接続部7と第1取付部4との間を接続している。第1回転部2は、上記長手方向に沿って延びる第1回転軸21を有している。第2回転部3は、肩掛け部1の第2接続部8と第2取付部5との間を接続している。第2回転部3は、上記長手方向に沿って延びる第2回転軸31を有している。図1では、第1回転軸21に沿って延びる中心軸線をL2、第2回転軸31に沿って延びる中心軸線をL2’で示している。図1に示されるように、第1面1Aを平面視したときに、第2回転軸31の中心軸線L2’は、第1回転軸21の中心軸線L2と同一直線上に配置されず、中心軸線L2に対して傾斜している。
【0028】
第1回転部2は、肩掛け部1が第1回転軸21周りに回転するように設けられている。第2回転部3は、肩掛け部1が第2回転軸31周りに回転するように設けられている。第1回転部2および第2回転部3は、第1取付部4および第2取付部5に対して肩掛け部1の第1面1Aと第2面1Bとが反転するように設けられている。具体的には、第1回転部2および第2回転部3は、第1取付部4および第2取付部5の相対的な位置関係(前後関係)を反転させることなく、肩掛け部1の第1面1Aがユーザーの肩に接触するように配置された状態と、肩掛け部1の第2面1Bがユーザーの肩に接触するように配置された状態とを切り替えるように設けられている。
【0029】
具体的には、ショルダーベルト100が左肩に掛けられており、第1取付部4がユーザーよりも前側に、第2取付部5がユーザーの後側に配置され、かつ接続部分13がユーザーの左肩先点側に、接続部分14がユーザーの左頚側点側に配置された状態を、第1状態とよぶ。ショルダーベルト100が右肩に掛けられており、第1取付部4がユーザーよりも前側に、第2取付部5がユーザーの後側に配置され、かつ接続部分13がユーザーの右肩先点側に、接続部分14がユーザーの右頚側点側に配置された状態を、第2状態とよぶ。ショルダーベルト100によれば、ショルダーベルト100を左右の一方の肩から他方の肩に掛け替える際に、肩掛け部1を第1回転軸21および第2回転軸31周りに回転することのみによって、第1状態と第2状態との切り替えが実現される。
【0030】
第1取付部4は、第1回転部2に接続されている。第1取付部4は、第1回転部2を介して肩掛け部1の第1接続部7に接続されている。第2取付部5は、第2回転部3に接続されている。第2取付部5は、第2回転部3を介して肩掛け部1の第2接続部8に接続されている。第2取付部5は、例えば上記長手方向の長さを調整可能なベルト部材9を介して第2回転部3に接続されている。この場合、第2取付部5は、ベルト部材9および第2回転部3を介して肩掛け部1の第2接続部8に接続されている。ショルダーベルト100の第1取付部4および第2取付部5の各々は、バッグに取り付けられる。
【0031】
図3に示されるように、肩掛け部1のパッド部6は、弾性体からなる芯材10と、芯材10を収容する包材とを含んでいる。包材は、第1部材11および第2部材12を主に含む。
【0032】
第1部材11は、第1面1Aを有する。第2部材12は、第2面1Bを有する。第1部材11および第2部材12の各々は、上記短手方向の一端11A,12Aおよび他端11B,12Bを有している。第1部材11および第2部材12の各々の上記短手方向の一端11A,12Aは、芯材10に対して上記短手方向の一方の側に配置されている。第1部材11および第2部材12の各々の上記短手方向の他端11B,12Bは、芯材10に対して上記短手方向の一方の側に配置されている。
【0033】
第1部材11の上記短手方向の一端11Aは、第2部材12の上記短手方向の一端12Aと接続されている。第1部材11の上記短手方向の他端11Bは、第2部材12の上記短手方向の他端12Bと接続されている。第1部材11の一端11Aと第2部材12の一端12Aとの接続部分13は、包材の外部に露出している。第1部材11の他端11Bと第2部材12の他端12Bとの接続部分14は、包材の内部に収容されている。
【0034】
肩掛け部1のパッド部6は、例えば第1部材11の一端11Aと第2部材12の一端12Aとを挟む込む外縁部15をさらに含む。第1部材11の一端11A、第2部材12の一端12A、および外縁部15は、例えば紐状部材16によって縫着されている。第1部材11の他端11Bと第2部材12の他端12Bとは、例えば紐状部材16により縫着されている。
【0035】
図1および図2に示されるように、第1面1Aまたは第2面1Bを平面視したときに、接続部分13は、凹状に湾曲している。第1面1Aまたは第2面1Bを平面視したときに、接続部分14は、凸状に湾曲している。接続部分13の長さは、接続部分14の長さよりも短い。
【0036】
なお、第1部材11の他端11Bと第2部材12の他端12Bとの接続部分14は、第1部材11の一端11Aと第2部材12の一端12Aとの接続部分13と同様に、包材の外部に露出していてもよい。この場合、パッド部6は、第1部材11の他端11Bと第2部材12の他端12Bとを挟む込む外縁部15をさらに含んでいてもよい。
【0037】
図4は、肩掛け部1の長手方向の一端を構成する第1接続部7と肩掛け部1の長手方向の他端を構成する第2接続部8とが重なるように、肩掛け部1を折り返した状態を示している。図4に示されるように、肩掛け部1の一端と他端とが重なるように肩掛け部1を折り返したときに現れる肩掛け部1の折り返し線L1は、第1回転軸21と直交する方向に対して傾斜する。第1回転軸21と直交する方向に対する折り返し線L1の傾斜角θは、5度以上40度以下である。傾斜角θは、ユーザーの肩傾斜角度に応じて設定され得る。ショルダーベルト100の傾斜角θとユーザーの肩傾斜角度との関係については、後述する。また、図4に示される状態において、第2回転軸31と直交する方向に対する折り返し線L1の傾斜角も、5度以上40度以下である。図4に示される状態において、第2回転軸31と直交する方向に対する折り返し線L1の傾斜角は、例えば第1回転軸21と直交する方向に対する折り返し線L1の傾斜角θと等しい。
【0038】
図4では、第1回転軸21に沿って延びる中心軸線をL2、軸線L2と折り返し線L1と交わる点Aを通り軸線L2に直交する線をL3、中心軸線L2と第1接続部7との交点Bと中心軸線L2と第2接続部8との交点B’とを最短距離で結ぶ直線をL4で示している。傾斜角θは、折り返し線L1と線L3とが成す角度として測定され得る。
【0039】
図4に示されるように、肩掛け部1の一端と他端とが重なるように肩掛け部1を折り返したときに、第1回転軸21は第2回転軸31と重なる。図4に示される状態において、第1回転軸21の中心軸線L2は、例えば第2回転軸31の中心軸線L2’(図1参照)と同一直線上に重なる。中心軸線L2と第1接続部7との交点Bは、中心軸線L2’と第2接続部8との交点B’と重なる。折り返し線L1と線L4との交点Cは、折り返し線L1と中心軸線L2との交点Aに対して接続部分13側に配置される。
【0040】
なお、図4では、第1面1Aが外側に、第2面1Bが内側に折り返されている。肩掛け部1の長手方向の一端を構成する第1接続部7と肩掛け部1の長手方向の他端を構成する第2接続部8とが重なるとともに、第1面1Aが内側に、第2面1Bが外側に折り返されたときに現れる肩掛け部1の折り返し線が第1回転軸21と直交する方向に対して成す傾斜角は、傾斜角θと等しくなる。
【0041】
次に、図5を参照して、ショルダーベルト100の傾斜角θとユーザーの肩傾斜角度との関係について説明する。ユーザーの肩傾斜角度は、左頚側点を通る水平線と、左頚側点と左肩先点とを結んだ直線とが成す角度とする。標準的な日本人の肩傾斜角度は、20度前後とされている。いわゆるいかり肩の日本人の肩傾斜角度は、10度前後とされている。いわゆるなで肩の日本人の肩傾斜角度は、35度前後とされている。(「日本人の人体寸法データブック2004-2006」一般社団法人人間生活工学研究センター編、参照)
図5は、傾斜角θが20度であるショルダーベルト100が、肩傾斜角度が20度であるユーザーの左肩に掛けられた状態を示す図である。図5に示されるように、第1取付部4がユーザーよりも前側に、第2取付部5がユーザーの後側に配置され、接続部分13がユーザーの肩先点側に、接続部分14がユーザーの頚側点側に配置される。
【0042】
図5にはさらに、肩傾斜角度が20度であるユーザーの左頚側点と左肩先点とを結んだ直線をL6、肩傾斜角度が10度であるユーザーの左頚側点と左肩先点とを結んだ直線をL7、肩傾斜角度が35度であるユーザーの左頚側点と左肩先点とを結んだ直線をL8で示している。
【0043】
図5に示されるように、傾斜角θが20度であるショルダーベルト100の肩掛け部1は、肩傾斜角度が20度であるユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得る。本発明者らは、ショルダーベルト100が取り付けられたバッグ200の重心位置がショルダーベルト100~102を掛けている肩に対して体の外側に配置された場合にも、肩掛け部1はユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し、それによってユーザーの肩にかかるバッグの荷重は、頚側点と肩先点との間に分散されることを確認した。詳細は後述する。
【0044】
また、傾斜角θが20度であるショルダーベルト100の肩掛け部1は、肩傾斜角度が15度~24度であるユーザーの頚側点と肩先点との間にも、広く接触し得る。傾斜角θが20度であるショルダーベルト100は、肩傾斜角度が15度~24度であるユーザーに好適であり、20度であるユーザーに最適である。
【0045】
一方で、傾斜角θが20度であるショルダーベルト100の肩掛け部1が、図5にて直線L7に示される肩傾斜角度が10度であるユーザーの肩に掛けられた場合、肩先点側には頚側点側よりも大きな荷重がかかりやすい。
【0046】
図6に示されるショルダーベルト101は、傾斜角θが10度に設けられている点で、ショルダーベルト100とは異なる。ショルダーベルト101のその他の構成は、ショルダーベルト100と同等である。傾斜角θが10度であるショルダーベルト101の肩掛け部1は、肩傾斜角度が5度~14度であるユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得る。そのため、傾斜角θが10度であるショルダーベルト101の肩掛け部1によって、肩傾斜角度が5度~14度であるユーザーの肩にかかるバッグの荷重は、頚側点と肩先点との間に分散され得る。ショルダーベルト101は、肩傾斜角度が5度~14度であるユーザーに好適であり、肩傾斜角度が10度であるユーザーに最適である。
【0047】
また、傾斜角θが20度であるショルダーベルト100の肩掛け部1が直線L8に示される肩傾斜角度が35度であるユーザーの肩に掛けられた場合、頚側点側には肩先点側よりも大きな荷重がかかりやすい。
【0048】
図7に示されるショルダーベルト102は、傾斜角θが35度に設けられている点で、ショルダーベルト100とは異なる。ショルダーベルト102のその他の構成は、ショルダーベルト100と同等である。傾斜角θが35度であるショルダーベルト102の肩掛け部1は、肩傾斜角度が31度~39度であるユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得る。そのため、傾斜角θが35度であるショルダーベルト102の肩掛け部1によって、肩傾斜角度が31度~39度であるユーザーの肩にかかるバッグの荷重は、頚側点と肩先点との間に分散され得る。ショルダーベルト102は、肩傾斜角度が35度であるユーザーに好適である。
【0049】
なお、図示しないが、傾斜角θが5度である点でのみショルダーベルト100とは異なるショルダーベルトは、肩傾斜角度が5度~9度であるユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得るため、肩傾斜角度が5度~9度であるユーザーに好適である。また、図示しないが、傾斜角θが40度である点でのみショルダーベルト100とは異なるショルダーベルトは、肩傾斜角度が35度~40度であるユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得るため、肩傾斜角度が35度~40度であるユーザーに好適である。また、図示しないが、傾斜角θが30度である点でのみショルダーベルト100とは異なるショルダーベルトは、肩傾斜角度が25度~34度であるユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得るため、肩傾斜角度が25度~34度であるユーザーに好適である。
【0050】
図8に示されるように、バッグ200は、ショルダーベルト100と、本体収納部201とを備える。本体収納部201は、ショルダーベルト100の第1取付部4が取り付けられる第3取付部202と、ショルダーベルト100の第2取付部5が取り付けられる第4取付部203とを含む。第3取付部202および第4取付部203は、肩掛け部1の長手方向の中心と本体収納部201の重心とを通る線分Cに対して対称ではない位置に配置されている。バッグ200は、前後方向が特定されたバッグである。バッグ200は、例えばゴルフのキャディバッグである。第3取付部202は、例えばバッグ200のうちゴルフクラブが出し入れされる開口部の近傍に配置されている。第4取付部203は、例えばバッグ200の長手方向の中央部に配置されている。なお、バッグ200は、ボストンバッグまたは野球用バッグ(バットケース)であってもよい。
【0051】
ショルダーベルト100を左右の一方の肩から他方の肩に掛け替える際に、ユーザーがショルダーベルト100の肩掛け部1の第1面1Aと第2面1Bとを反転しなければ、バッグ200の前後が逆転する。一方で、ショルダーベルト100を左右の一方の肩から他方の肩に掛け替える際に、ユーザーがショルダーベルト100の肩掛け部1の第1面1Aと第2面1Bとを反転すれば、バッグ200の前後が維持される。
【0052】
<荷重分布の評価>
図9図12は、実施例に係るバッグ200のショルダーベルト100と、比較例に係るバッグのショルダーベルト300の各々について、同一条件下で測定された、同一の装着者の肩にかかる荷重分布を説明するための図である。
【0053】
実施例に係るバッグ200は、重心位置がショルダーベルト100を掛けている肩に対して体の外側に配置されるキャディバッグとした。比較例に係るバッグは、直線状のショルダーベルトを備え、本体収納部がバッグ200の本体収納部201と同等であるキャディバッグとした。
【0054】
装着者は、図9および図11に示されるように上記肩傾斜角度が20度であった。荷重分布は、装着者の肩に固定された柔軟圧電センサを用いて測定した。図10および図12において、紙面に向かって右側が頚側点側であり、左側が肩先点側である。図10および図12において、領域の色の濃淡が荷重の大小を示している。
【0055】
図11に示されるように、比較例に係るショルダーベルト300では、肩掛け部のうち肩先点側に位置する部分が肩から浮き上がっていた。図12に示されるように、比較例に係るショルダーベルトでは、荷重が頚側点の近傍部分に集中しており、かつ荷重が加えられている領域には比較的大きな荷重が加えられていた。
【0056】
これに対し、図9に示されるように、実施例に係るショルダーベルト100では、肩掛け部1のうち肩先点側に位置する接続部分13も、接続部分14と同様に、肩に接触していた。図10に示されるように、実施例に係るショルダーベルトでは、荷重が頚側点の近傍部分および肩先点の近傍部分に広く分散しており、荷重が加えられている複数の領域に加えられていた最大荷重は、比較例に係るショルダーベルトにて測定された最大荷重よりも小さかった。
【0057】
このように、本実施の形態に係るショルダーベルト100は、重心位置がショルダーベルト100を掛けている肩に対して体の外側に配置されるバッグ200に適用された場合にも、比較例に係るショルダーベルト300と比べて、ショルダーベルト100と肩との接触面積が大きく、ユーザーの肩にかかる負荷を軽減できることが確認された。
【0058】
<ショルダーベルト100~102およびバッグ200の効果>
ショルダーベルト100~102は、肩掛け部1の一端と他端とが重なるように肩掛け部1を折り返したときに現れる肩掛け部1の折り返し線L1が、第1回転軸21と直交する方向に対して傾斜角θを成すように設けられている。この傾斜角θは、想定されるユーザーの肩傾斜角度(特定の値または数値範囲)に応じて設定される。このようなショルダーベルト100~102の肩掛け部1は、想定されるユーザーの肩に掛けられたときにユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得る。特に、上述した実施例と比較例との評価結果に示されるように、バッグ200の重心位置がショルダーベルト100~102を掛けている肩に対して体の外側に配置される場合にも、肩掛け部1は、ユーザーの頚側点と肩先点との間に広く接触し得る。そのため、バッグ200の重心位置がショルダーベルト100~102を掛けている肩に対して体の外側に配置される場合にも、ユーザーの肩にかかるバッグ200の荷重が頚側点と肩先点との間に分散され得るため、ユーザーの肩にかかる負荷が軽減される。
【0059】
さらに、ショルダーベルト100~102は第1回転部2および第2回転部3を備え、第1回転部2および第2回転部3が、肩掛け部1の第1面1Aおよび第2面1Bが第1取付部4および第2取付部5に対して反転するように設けられている。そのため、上述のように、ショルダーベルト100~102を左右の一方の肩から他方の肩に掛け替える際に、肩掛け部1を第1回転軸21および第2回転軸31周りに回転することのみによって、第1状態と第2状態との切り替えが実現される。そのため、ショルダーベルト100~102によれば、バッグ200に対してショルダーベルト100~102を付け替えることなく、バッグ200の前後の逆転を防ぐことができる。
【0060】
好ましくは、ショルダーベルト100~102の各傾斜角θは、5度以上40度以下の範囲内で設定される。傾斜角θが5度よりも小さいまたは40度よりも大きいショルダーベルトには、最適なユーザーが想定され難い。なお、仮に肩傾斜角度が5度よりも小さいユーザーが想定される場合、傾斜角θが5度に設定されたショルダーベルト100~102は当該ユーザーにも好適である。また、仮に肩傾斜角度が40度よりも大きいユーザーが想定される場合、傾斜角θが40度に設定されたショルダーベルト100~102は当該ユーザーにも好適である。
【0061】
ショルダーベルト100~102の肩掛け部1は、パッド部6、第1接続部7および第2接続部8を含む。第1接続部7および第2接続部8の引張強さは、パッド部6の引張強さよりも高い。そのため、ショルダーベルト100~102では、肩掛け部1がパッド部6のみからなるショルダーベルトと比べて、大きな荷重がかけられた場合にも破けにくい。
【0062】
ショルダーベルト100~102では、肩掛け部1のパッド部6は、弾性体からなる芯材10と、芯材10を収容する包材とを含む。包材は、第1面1Aを有する第1部材11と、第2面1Bを有する第2部材12とを有している。第1部材11の短手方向の一端11Aは、第2部材12の短手方向の一端12Aと接続されている。第1部材11の短手方向の他端11Bは、第2部材12の短手方向の他端12Bと接続されている。第1部材11の短手方向の一端と第2部材12の短手方向の一端12Aとの接続部分13は、包材の外部に露出している。第1部材11の短手方向の他端11Bと第2部材12の短手方向の他端12Bとの接続部分14は、包材の内部に収容されている。
【0063】
第1面1Aまたは第2面を平面視したときに、接続部分13が凹状に湾曲している。これにより、図5に示されるように接続部分13が肩先点側に配置されると、第1面1Aまたは第2面1Bが頚側点と肩先点との間に広く接触し得る。
【0064】
バッグ200は、ショルダーベルト100~102のいずれかと、本体収納部201とを備える。ショルダーベルト100~102を左右の一方の肩から他方の肩に掛け替える際に、ユーザーがショルダーベルト100の肩掛け部1の第1面1Aと第2面1Bとを反転することのみにより、バッグ200の前後が維持され得る。
【0065】
このように、ショルダーベルト100~102は、重心位置がショルダーベルト100~102を掛けている肩に対して体の外側に配置され、かつユーザーの体に対して前後が特定されるバッグ200に適用された場合にも、肩と広く接触でき、またバッグ200に対してショルダーベルト100~102を付け替えることなくバッグ200の前後の逆転を防ぐことができる。
【0066】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることを意図される。
【符号の説明】
【0067】
1 肩掛け部、1A 第1面、1B 第2面、2 第1回転部、3 第2回転部、4 第1取付部、5 第2取付部、6 パッド部、7 第1接続部、8 第2接続部、9 ベルト部材、10 芯材、11 第1部材、12 第2部材、11A,12A 一端、11B,12B 他端、13,14 接続部分、15 外縁部、16,71,81 紐状部材、21 第1回転軸、31 第2回転軸、100,101,102,300 ショルダーベルト、200 バッグ、201 本体収納部、202 第3取付部、203 第4取付部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12